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  • キャデラックF1が周冠宇を匂わす“意味深投稿” 1月5日に発表予告

    キャデラックF1が周冠宇を匂わす“意味深投稿” 1月5日に発表予告

    キャデラックF1チームは、2026年のF1参戦を前に、1月5日に発表が行われることを示唆する投稿を行った。

    SNSに投稿された画像には、「Reflections of the future(未来の反映)」という言葉とともに、猫の目をクローズアップした写真が添えられている。目の左下にはキャデラックのロゴの横に「24」の数字が見え、画像下部には白文字で「1月5日」の日付が記されている。

    2026年にF1の11番目のチームとして参戦する予定のキャデラックF1は、ドライバーラインアップとして、元レッドブルのセルジオ・ペレスと元メルセデスのバルテリ・ボッタスを起用することが決まっている。また、元インディカー・ドライバーのコルトン・ハータがリザーブドライバーを務め、同時にF2へ参戦する予定だ。

    この意味深な投稿がファンの間で話題を呼んだのは自然な流れだ。ティザーのタイミングと「24」という数字から、一部のファンは、キャデラックF1が周冠宇を何らかの形で起用するのではないかと推測している。中国人ドライバーの周冠宇は、2025年にフェラーリF1チームのリザーブドライバーを務めており、マラネロのチームは同日朝、26歳の同選手との契約終了を発表したばかりだった。なお、周冠宇はレースナンバー「24」を使用している。

    「周がサードドライバーになるのでは?」とコメントするファンもいれば、「スイートコーンの目だ」と書き込む声もあった。これは、周冠宇が飼っている猫の名前が“Sweetcorn(スイートコーン)”であることにちなむものだ。

    ファンは、こうした推測が正しいかどうかを、1月5日の発表まで待つことになる。

    キャデラック F1 周冠宇

    この発表は、チームのリバリー公開に先立って行われる。キャデラックF1のリバリーは、2月8日に行われるスーパーボウルのテレビCM内で初披露される予定だ。

    「スーパーボウルは、アメリカ文化の中でも、スポーツ、エンターテインメント、そしてストーリーテリングが一体となる数少ない瞬間のひとつだ」と、キャデラックF1のダン・トウリスは語った。

    「我々がどんな存在なのかを示す舞台として、キャデラックF1チームを紹介できる機会になる。我々はアメリカのルーツを誇りに思っているし、大胆で革新的、そして我々らしさを明確に打ち出した形で登場したいと思っている。」

  • バルテリ・ボッタス、キャデラックF1参戦を控えた新年メッセージが話題

    バルテリ・ボッタス、キャデラックF1参戦を控えた新年メッセージが話題

    バルテリ・ボッタスは、キャデラックF1での復帰を目前に控え、ユーモアたっぷりの新年メッセージをソーシャルメディアに投稿した。想像力を刺激するその内容は、彼らしい軽快さと遊び心に満ちている。

    フィンランド出身のボッタスは、オーストラリア人サイクリストのティファニー・クロムウェルとの関係を通じて、同国の文化を積極的に受け入れてきたことで知られる。

    今回の投稿では、彼の“心の故郷”のリストに新たにアメリカ合衆国が加わったことを示すかのように、キャデラック加入を前向きに祝福する内容が添えられていた。

    36歳のボッタスは、セルジオ・ペレスとともに、ゼネラルモーターズ支援の新プロジェクトに参加する。新興チームの初年度にして、F1グリッドでも屈指の経験値を誇るラインアップが完成した形だ。

    F1デビューは2013年のウィリアムズ。これまでに246戦に出走し、2017年から2021年にかけてはメルセデスで10勝を挙げた。その後アルファロメオ・ザウバーへ移籍したが、チームがアウディへと移行する過程でシートを失い、2025年は実戦から離れるシーズンとなった。

    それでも活動は止まらない。メルセデスのテスト兼リザーブドライバーとして復帰する一方、年間16,639kmを自転車で走破。これは、24戦で構成されたF1カレンダー全体の走行距離を上回る数字だ。

    近年は、ブロンドに染めたマレットヘアやヌードカレンダーなど、自由奔放でおどけたキャラクターでも注目を集めている。今回の新年メッセージも、その延長線上にある“ボッタスらしさ”全開の一幕だったと言える。

  • キャデラックF1が語る“桁違い”の初リバリー発表 スーパーボウル開催の狙い

    キャデラックF1が語る“桁違い”の初リバリー発表 スーパーボウル開催の狙い

    キャデラックF1チームは、2026年のF1初参戦に向け、来年2月に行われるスーパーボウルの場でチーム初のリバリーを披露することを明らかにした。この試みは、F1史上でも屈指の高額なリバリー発表になると見られている。

    アメリカの新規参戦チームであるキャデラックF1は、2026年にグリッドが11チームへ拡大される中でF1に加わる。

    これは2016年以来となる体制だ。多くのチームが従来型のローンチイベントを予定する中、キャデラックは異例の一手として、世界で最も視聴者数の多いスポーツイベントのひとつであるスーパーボウルへの参加を選択した。

    2月8日に開催されるスーパーボウルでの露出に伴い、30秒のテレビCM枠はおよそ800万ドル(約12億円)に達するとされており、今回のリバリー発表はF1史上でも屈指のコストを伴うものとなる。それでもチーム代表のグレアム・ロードンは、その価値を強調する。

    「我々がF1参戦を支持する理由として掲げてきたのは、新しいファンをF1に引き込むことを、本物の形で実現したいという点だった」とロードンは語った。

    「これはその具体例だ。F1にとっても非常に良いことで、チームにとっても素晴らしい。文化、より広いスポーツ、F1、そして我々が持つアメリカ的なヘリテージ、そういったすべてをつなぐものだ」

    「それは同時に、このチームがどう物事に取り組んでいくかを定義するものでもある。もしこの取り組みで新しいファンがチームを応援してくれるようになり、さらにF1そのものに興味を持ってくれるなら、それ以上のことはない」

    「すでにF1のファンである人たちはもちろんだが、これを見て『これはかなりクールだ』と思ってくれる人が増えることを期待している」

    キャデラック F1

    キャデラックF1参戦までの道のりと“参加型”のビジョン
    キャデラックのF1プロジェクトは、元ドライバーのマイケル・アンドレッティがアメリカの新チーム立ち上げを目指したことから始まった。当初は他チームやF1側からの反発もあったが、ゼネラルモーターズが主導権を握り、2026年参戦に向けた投資を本格化させたことで状況は一変した。

    デビューを目前に控えた今、ロードンはファンを巻き込むことの重要性を改めて強調する。

    「リバリーを発表する瞬間は誇らしいものだし、できるだけ多くの人に届ける絶好の機会だ」と語る。

    「クルマを見てもらい、チームに興味を持ってもらいたい。我々は、ただ活動を眺めてもらうだけではなく、新しいチームを作り上げていくこの旅に、一緒に参加してほしいと常々言ってきた」

    「新規参戦は本当にめったに起こらない。我々はこれをとてもクールな旅だと思っているし、そこに加わってくれる人が多ければ多いほど良い。スーパーボウルという取り組みが、その大きな一歩になることを期待している」

    世界最大級のスポーツイベントを舞台にしたキャデラックF1の初リバリー披露は、単なる発表の枠を超え、F1の新たなファン層を切り拓く象徴的な瞬間となりそうだ。

  • キャデラックF1参戦はBARと同じ挑戦とポロック「場合によっては5年かかる」

    キャデラックF1参戦はBARと同じ挑戦とポロック「場合によっては5年かかる」

    2026年にF1へ参戦するキャデラックF1チームについて、元BAR創設者のクレイグ・ポロックは「ゼロからチームを作るという点で、当時のBARと同じ厳しい道のりになる」と語った。一方で、参入のタイミング自体は「これ以上ないほど良い」と強調している。

    ジャック・ヴィルヌーヴのマネージャーを務め、1999年にBAR(British American Racing)を立ち上げたポロックは、カナダ紙ラ・プレス・カナディエンヌに対し、キャデラックが直面する課題は自身の経験と重なると説明した。

    「キャデラックは、私が当時やらなければならなかったことをやっている。ゼロから始め、チームを構築する。私たちのプロジェクトと同じで、極めて難しい」

    BARは1999年の初年度に無得点という苦しいシーズンを送り、その後に段階的な改善を重ねた。ポロックは今回も期待値の管理が重要だと指摘する。

    「チームとは、400人や500人、600人を集めれば完成するものではない。組織を作るには時間がかかる。3年、場合によっては5年かかる」

    ただし、キャデラックは過去の教訓を生かしているとも評価し、元マルシャ代表のグレアム・ローソン起用を例に挙げた。

    「彼らは我々が当初犯したようなミスはしないだろう」

    BARが初年度から勝てると過度に自信を持っていた点を、ポロックは笑顔で振り返った。

    また、BAR時代と異なり、キャデラックは2026年の大幅な技術規則刷新という“リセット”の年に参戦する。

    「11番目のチームが入るには、間違いなく最高のタイミングだ。2026年の新規則では、全員がゼロからのスタートになる」

    ドライバー人選についても、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスという経験豊富な布陣を支持しつつ、冷静な見方を示した。

    「経験があるのは賢明だ。別のチームで得た知見を持ち込み、エンジニアが必要な修正を行う助けになる。非常に優れたドライバーだが、実際のところ、どちらも他チームでは常に“2番手”だった」

    さらに、アストンマーティンがエイドリアン・ニューウェイ
    を迎え入れた点についても言及。ウィリアムズ時代に短期間共に仕事をした経験から「極めて有能」と評価しつつ、チーム代表という新たな役割には慎重な姿勢を示した。

    「F1に奇跡はない。彼一人ではなく、周囲のチーム全体が重要だ。全員が一体となって働く必要がある。もし役割が分散するなら……それは私なら選ばない」

  • キャデラックF1、シャルル・ルクレールの元レースエンジニアを昇格起用

    キャデラックF1、シャルル・ルクレールの元レースエンジニアを昇格起用

    キャデラックF1は、シャルル・ルクレールの元レースエンジニアであるザビエル・マルコス・パドロスを、新チームにおける重要ポストへ昇格させた。耐久レース部門での短期間の活動を経て、2026年F1デビューに向けた体制強化を進める。

    マルコス・パドロスは2024年途中にフェラーリを離脱。キャデラックではデビューシーズンに向け、チーフ・レースエンジニアに就任する。フェラーリ在籍時にはルクレールとタッグを組み、グランプリ5勝に貢献した実績を持つ。

    キャリア初期はスペインのHRTで経験を積み、その後ウィリアムズへ移籍。ベテランのフェリペ・マッサを支えるパフォーマンスエンジニアを務めた。

    2024年マイアミGP後、ルクレール担当はブライアン・ボッツィに交代。マルコス・パドロスはフェラーリ内で別職務を担ったのち、今年1月にキャデラックへ加入し、WECおよびIMSAに跨るV-Series.Rプログラムのテクニカルディレクターに就任していた。

    先月イモラで実施されたTPC(旧型車テスト)では、黒塗りのフェラーリSF-23を用いた走行が行われ、セルジオ・ペレスがステアリングを握った。マルコス・パドロスもこの初回TPCに立ち会ったとみられている。

    ペレスのレースエンジニアは、アストンマーティンから移籍したカルロ・パセッティが務める。1年のブランクを経てF1復帰となる今季を支える体制だ。

    チームメイトのバルテリ・ボッタスは、メルセデスのリザーブとして2025年を過ごした後、キャデラックでジョン・ハワード(元アルピーヌ)と組む。

    また、開発・シミュレーター要員として元インディカー勝者のサイモン・パジェノーが加入。さらに、若手世代のインディカー勝者コルトン・ハータもリザーブドライバーに名を連ね、将来のF1参戦に必要なスーパーライセンスポイント獲得のため、F2参戦も兼任する予定だ。

  • フェラーリ製エンジン搭載のキャデラックは2026年F1シーズンで信頼性を優先

    フェラーリ製エンジン搭載のキャデラックは2026年F1シーズンで信頼性を優先

    フェラーリ製パワーユニットを搭載するキャデラックは、慎重だが狙いを定めたアプローチで2026年にフォーミュラ1デビューを迎える準備を進めている。

    2025年にグリッドへ参加しなかったことで、米国チームは新世代のマシンにあらゆるエネルギーを集中でき、信頼性と構造面の開発を優先してきた。

    グレアム・ロードンは、テストと段階的なコンポーネント投入を軸に、安定したスタートを計画していると説明する。

    2026年F1:キャデラックは新規則サイクルに向けてデビューを準備する
    来年は、キャデラックがフォーミュラ1へ正式参入する年となる。さらに同チームは、とりわけフロントアクスルにプッシュロッド方式を選んだ。

    コース上での直接的な経験がないチームにとって、あらゆるテストセッションは不可欠な試金石になる。

    キャデラックという新たな米国勢のチーム代表であるグレアム・ロードンは、同チームの注意が主として信頼性と、資源の段階的な運用に向けられていると説明した。

    フロント側にプルロッド方式を採用する可能性もあるキャデラックの構成。

    目標は、初戦に間に合わせることだけではない。プロジェクトの成長が滞りなく進み、初期の誤りがあったとしても迅速に修正できることを保証することだ。

    2025年開発と2026年開発に資源を分けた他チームとは対照的に、米国チームは新技術規則へ全面的に注力できた。戦略上の優位性ではあるが理論上のものであり、それでも大きなプレッシャーも伴う。

    未経験であり、コース上の具体的な情報が欠ける状況は、あらゆる意思決定を繊細かつ、潜在的に高コストなものにする。

    ロードンは、選ばれたアプローチが、開発初期段階で極端なリスクを取るよりもプロジェクトの安定性を優先するものだと説明し、インフラ面の課題を織り込んだ段階的な道筋を計画している。工場や生産設備は、まだ建設中でもある。

    そしてまさにそのために、社内プロセスが完全に稼働するまでには時間が必要だ。

    その結果、チームは初期の生産能力を限界まで押し上げない判断を下し、デビューを損ないかねない誤りを避けることにした。

    ロードンの考えは明確だ。技術パッケージの納品を優先し、安全マージンを確保したまま前進すること。フォーミュラ1では、あらゆる選択が妥協とコストを伴うと理解しているからだ。

    キャデラック F1 フェラーリ フォーミュラ1エンジン

    未知へのアプローチ:誤りを避けるためのテストとフィードバック
    不確実性を減らすため、キャデラックは2026年に予定されているテストセッションへ大きく依存する。

    FIAは新規参入チームに対し追加の風洞時間を用意しており、経験豊富なチームとのギャップを埋めることを目的とした措置だ。

    この利点により、エンジニアはプロジェクトの技術的方向性を前もって評価し、問題点があれば迅速に介入できる。

    特に、初期パッケージが急峻な開発曲線の出発点に過ぎないことを踏まえるとなおさらだ。

    技術チームには、シーズンが本格化し次第、段階的に導入できるより攻めたコンポーネントが含まれている。

    これら要素の運用は、信頼性を損なわずに確信とデータを積み上げるうえで重要であり、チームがマシンをサーキットの要求へ適応させていくことを可能にする。

    キーワードは「段階的な前進」だ。新しい部品はすべて、テストされ、分析され、管理された形で実装される。

    さらに、開発の方向性を定めるうえでドライバーのフィードバックが決定的になる。

    セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスは、マシンの担い手であるだけでなく、コース上の“エンジニア”として、マシンの挙動とパフォーマンスを検証するための示唆を提供し、それは極めて重要なものになる。

    2026年F1:フェラーリも、イタリア製パワーユニットについて米国勢の慎重さに同意する
    経験豊富なドライバーの存在は、2026年マシンのメカニカルおよび空力面の動きにとどまらず、イタリア製の新パワーユニットに関するさまざまな要求を、作業グループがよりよく理解する助けにもなる。

    あまり語られないテーマだが、トップカテゴリーのルーキーチームにとっては非常に重要になる。その点でも慎重さが必要だ。

    これは、跳ね馬のプロジェクトについて我々が持つ情報を踏まえた指摘でもある。

    ご存じのとおり、ヴィア・アベトーネ・インフェリオーレ4には新エンジンへの大きな自信がある一方で、フェラーリは信頼性の取り組みについて慎重に進めることを選び、同じ姿勢をキャデラックにも勧めている。

    この慎重さは、実データが欠けていることに由来する。しばしば、そのデータはコース上のものと完全には一致しない。したがって、警戒すべき兆候があるわけではない。

    それでもロードンは、チームのパフォーマンスを高めるため、利用可能なあらゆる瞬間を最大限に活用したいと考えている。

    必要なのは、未知に直面するという考えを織り込みつつ、不意を突かれないための、調整された道筋で取り組むことだ。

    最大限の正確さ。これこそが、素早く競争力を高めることを目指す新チームの土台を固めるために必要になる。

  • キャデラックF1、ボッタスとペレスの担当レースエンジニアを決定

    キャデラックF1、ボッタスとペレスの担当レースエンジニアを決定

    2026年F1シーズンに初参戦するキャデラックF1は、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの担当レースエンジニアを正式に決定した。PlanetF1.comの取材により、ペレスにはカルロ・パセッティ、ボッタスにはジョン・ハワードが就くことが明らかになった。

    2025年シーズンをレースから離れて過ごした両ドライバーにとって、2026年はF1キャリアの再出発となる重要な一年となる。チーム初年度に向け、キャデラックF1はドライバーラインアップに続き、トラックサイドの中核を担うエンジニア陣の布陣も固めた形だ。

    ペレス陣営:カルロ・パセッティが担当
    ペレスのレースエンジニアを務めるのは、元アストンマーティンのパフォーマンスエンジニアであるカルロ・パセッティだ。パセッティはアストンマーティンでの経験を経てキャデラックF1に加入し、2026年のデビューシーズンでペレスの「無線の声」を担う。

    ペレスはこれまでにザウバー、マクラーレン、フォース・インディア/レーシング・ポイント、そしてレッドブルでF1を戦い、通算11勝を挙げたメキシコ史上最も成功したF1ドライバーである。キャデラックF1は、その豊富な経験を最大限に引き出す体制を整えた形だ。

    ボッタス陣営:アルピーヌ出身のジョン・ハワード
    一方、ボッタスのレースエンジニアを務めるのは、元アルピーヌのジョン・ハワードである。ハワードは2010年にルノーとして参戦していたエンストンのチームに加わり、約15年間にわたって在籍。2022年後半にはシニア・パフォーマンスエンジニアに昇格し、その後はピエール・ガスリーのレースエンジニアを務めていた。

    ハワードは、カレル・ロースがアルピーヌのトラックサイド・エンジニアリング責任者に就任した後、レースエンジニアへ昇格。その後4月にアルピーヌを離れ、8月にキャデラックF1と合流している。

    キャデラック F1 バルテリ・ボッタス

    キャデラックF1の準備は着々と進行
    キャデラックF1は2026年からフェラーリのカスタマーエンジンを使用して参戦する予定で、すでに実走テストも開始している。ペレスは11月にイモラでブラックリバリーの2023年型フェラーリをドライブし、キャデラックとして初の実走テストを担当した。関係者によれば、この際の最速ラップは1分16秒台で、SNS上で流れた1分17秒2よりも速かったという。

    また、ボッタスはアブダビGP後にキャデラックでのシートフィッティングを実施。2025年シーズンをレースから離れて過ごした両ドライバーにとって、2026年は再起を期す重要な一年となる。

    スーパーボウルで2026年リバリー発表へ
    キャデラックF1は今月初め、2026年用リバリーを2月8日のスーパーボウル中に放映される広告で公開すると発表した。世界最大級のスポーツイベントを舞台にした発表は、新チームとしての存在感を一気に高める狙いがある。

    デビューイヤーに向け、ドライバー、エンジニア、マシン開発、そしてブランディングまで、キャデラックF1の準備は最終段階へと入っている。

  • キャデラックF1、初走行に向けた「最初の大きなマイルストーン」を達成

    キャデラックF1、初走行に向けた「最初の大きなマイルストーン」を達成

    キャデラックF1は、2026年F1参戦に向けた準備の中で、極めて重要な「最初の大きなマイルストーン」をすでにクリアしている。1月に予定されている初走行は、チームにとって本格的な実戦準備の出発点となる。

    12月初旬、キャデラックはFIAが義務づけるホモロゲーションテストに合格した。対象となったのは「マシン後部全体とモノコック(サバイバルセルそのもの)」であり、チーム代表のグレアム・ロードンが英The Raceに明かしている。

    FIA技術規則では、フロントおよびリアの衝突構造、サバイバルセル、エンジン分離計算など、17ページにわたる規定の中で20以上の項目についてホモロゲーションおよび試験要件が定められている。

    キャデラックが通過した試験には、少なくとも52Gの力が加えられるフロント衝突テストが含まれる。また、ギアボックスケースとリア衝突構造については、地面に固定した状態で、重量875kgの固体を秒速11メートル以上で衝突させる動的リア衝突テストに耐える必要がある。

    ロードンは、この成果について次のように語っている。

    「12月初旬の段階でこれらのテストを通過できたことは、キャデラックF1チームのデザイングループが本当に誇りに思っていいことだと思う」

    「新しいレギュレーションではマシン重量が大幅に軽くなる。その分、テストは相対的にますます厳しくなる。つまり、より軽い全体重量を目標にしながら、同じ、あるいはそれ以上に厳しい条件を満たさなければならない」

    「どのチームにとっても大きな節目だが、我々の場合は、こうしたコンポーネントを設計してきた長年のチーム経験がない中で達成した点が、より大きい」

    このホモロゲーション合格により、キャデラックは1月のシェイクダウン、そして月末にスペインで行われる非公開の合同テストに向けて、マシン準備を進めることが可能になった。

    仮にこれらのテストに失敗していれば、大規模な再設計が必要となり、車両全体の開発プログラムに深刻な負荷がかかっていた可能性がある。冷却レイアウトや総重量といった特定の要素が犠牲になる恐れもあった。

    しかもキャデラックが2026年F1参戦の正式承認を得たのは、今年初めのことだ。ホモロゲーションテストの再実施でさらに時間を失う余裕は、チームには一切なかった。

    それでも、最初に走るキャデラックF1マシンは、1月末のバルセロナ非公開テストに持ち込まれる2026年型マシンの中でも、完成度という点では未成熟な部類に入る見通しだ。

    ロードンは「スケジュール通り」だとしつつも、2026年型マシンは「非常に複雑」で、シーズン開幕戦オーストラリアGPに向けて、設計・製造・外注を含めて約8万5,000点の部品が必要になると説明する。

    「そのうち、たった1点でも遅れれば、テストやレースに出られなくなる可能性がある」

    そのためキャデラックは、「何よりもデリバリーを優先する」方針を取っている。1月に走行を開始し、チームとして現場での経験を積み始める必要性が極めて高いためだ。これまでの実走経験は、フェラーリから2023年型マシンを借りて行ったイモラでの2日間テストのみだった。

    「常にトレードオフに直面する」とロードンは語る。

    「我々がやったのは、デリバリーを最優先にするという、理にかなった判断だと思っている。まだファクトリーや製造設備を建設している段階で、それらが完全に稼働するまでには何年もかかる」

    「既存チームは、内部製造プロセスをどこまで限界まで追い込めるかを知っているが、新規参入の我々が同じことをやるのは賢明ではない」

    「ある程度の余裕を持たせる必要があるし、F1ではどんな決断にも必ず妥協とコストが伴う」

    一方で、キャデラックはそうした遅れを取り戻すためのプログラムも並行して進めているという。

    「ありがたいことに、2026年シーズンはテスト機会が非常に多い。その機会を活かせば、シーズンが始まってからでも新しいパーツを投入できる可能性がある」

    この発言から、キャデラックは2月のバーレーン2回のテストに向けて複数のアップデートを投入し、シーズンを通してマシンを急速に進化させていく見通しであることがうかがえる。もっとも、最優先事項はパフォーマンスではなく、まず確実に走行距離を稼ぐことだ。

    そのためロードンは、1月のテストを「異例に早いスタート」や「大きな物流上の負担」とは捉えておらず、むしろ「役に立つ機会」だと考えている。

    「すべての焦点は2026年に向けられている。テストできる機会があるというのは、非常に価値が高い」

    「義務ではないテストだから、役に立たないと判断すれば行かないチームもあるだろう」

    「我々は立場が違う。テストに行けるという事実そのものが素晴らしい」

    さらに、旧型車でのテストすら、キャデラックにとっては極めて困難だったことも明かしている。

    「旧型車でテストをするのは、本当に信じられないほど大変だった。他のチームは過去のマシンを持っているから簡単だが、我々にはそれがない」

    「だからこそ、1月にテストできるというだけで助けになる」

    ロードンは、新規参入チームならではの課題として、風洞やCFDと実走データの相関がまったく取れていない点を挙げる。

    「このプロジェクトでは、毎日が学びだ。常に何かを学んでいる」

    「既存チームは2025年型マシンを走らせていて、風洞と実走の相関を理解している。その状態で2026年モデルを同じ風洞に入れれば、どこまで正確か、どんな条件で問題が出るかの見当がつく」

    「我々にはそれが一切ない。風洞やCFDで扱ってきたものは、まだ一度もサーキットを走っていない」

    「だからこそ、できるだけ早く実走からのフィードバックを得ることが重要なんだ」

    キャデラックにとって、1月の初走行は単なるテスト以上の意味を持つ。F1チームとしての“学習”を本格的に始めるための、決定的な第一歩となる。

  • キャデラックF1、スーパーボウル広告で2026年参戦演出「強烈な印象を残す」

    キャデラックF1、スーパーボウル広告で2026年参戦演出「強烈な印象を残す」

    キャデラックF1は、2026年のF1参戦に向け、その初となるマシンのリバリーをスーパーボウル期間中に放映されるテレビCMで初公開する。11番目のチームとしての参戦が発表されてから約10日後、その具体的な手法が明らかになった。

    この手法は極めて強力である一方、非常に高額でもある。マーケティング予算はコストキャップの対象外とはいえ、スーパーボウルという舞台を選んだこと自体が注目を集めてきた。

    今回明らかになったところによると、F1リバリーはキャデラック全体のブランド広告の一部として登場する。放映は2月8日のスーパーボウル当日で、F1チーム単独のCMではなく、ブランド戦略全体の中に組み込まれる形だ。

    スーパーボウルの広告枠は、スポーツおよびエンターテインメントの世界でも最も高額なもののひとつとして知られる。30秒枠でも700万〜800万ドルに達し、キャデラックが使用すると見られる60秒から2分規模のシネマティックな広告では、制作費と放映費を合わせて1200万〜2000万ドルを超える例も珍しくない。

    このプロジェクトの源流にあたるアンドレッティ家も、準備の進捗を注視している。マリオ・アンドレッティは『Marca』に対し、チームは表向きは新しい存在でありながら、舞台裏では経験豊富な人材を数多く集めていると語った。

    「我々の中には、F1チームの立ち上げを実際に経験してきた人間がたくさんいる。最も難しいのは人材の確保だが、幸運なことに、実力のある人たちが我々に興味を持ってくれた」

    ただし、真価が問われるのは初戦だとも警鐘を鳴らしている。

    「来年、オーストラリアでどう戦えるのか。それが最大の疑問だ。すべての視線が我々に向けられることになる」

    2026年から導入される大幅な新レギュレーションについて、アンドレッティはキャデラックにとって理想的なタイミングだと考えている。

    「新規参入チームにとって、これ以上ないタイミングだ。シャシーもパワーユニットも、全員がゼロからのスタートになる。そしてフェラーリと組むことで、その点では有利になる」

    「我々のチームは若いが、非常に経験豊富だ。莫大な投資を行ってきた。初年度から強い印象を残したいと考えている」

    さらにアンドレッティは、コルトン・ハータがインディカーのトップシートを離れ、来季F2に参戦する決断を下したことを高く評価した。これはキャデラックF1に向けた明確なステップだという。

    「結果を出す必要があるのは間違いない。しかし、彼を全面的に信頼している」

    「インディカーの頂点を離れ、F2に挑戦するという犠牲を払ったこと自体、彼が今もF1に対して強い情熱を持っている証拠だ。彼のシーズンがどうなるのか興味深いが、私は彼の才能を信じている」

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1で始動「誇らしい瞬間。万全に準備したい」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1で始動「誇らしい瞬間。万全に準備したい」

    バルテリ・ボッタスは2025年最終戦アブダビGPでメルセデスに別れを告げた直後、キャデラックF1チームのシートフィッティングに参加し、新天地での活動を本格的に開始した。

    最終戦を終えたその足でシルバーストンのチーム拠点に合流したボッタスは、2026年のF1参入へ向け急ピッチで準備が進むキャデラックの“第一歩”に立ち会い、チームメンバーとの顔合わせとシート合わせを完了した。

    チームは2026年の新車発表を、アメリカ最大のスポーツイベント=スーパーボウル内での広告枠で行うことをすでに発表している。ドライバーラインナップはセルジオ・ペレスとの経験豊富なコンビで、ペレスはすでにキャデラックおよびフェラーリとの非公開テストを実施済みだ。

    バルテリ・ボッタス「新しい章の始まり」
    「キャデラックF1チームのドライバーとしてスタートできて、とてもワクワクしている」

    「これは僕のキャリアにとって誇らしい瞬間だ。新たなチームとともにグリッドへ戻る、新しい章の始まりを意味している」

    「ここから多くのハードワークが待っている。僕の経験を生かしてチームを助けたいし、正式に合流した今だからこそできることがある」

    「新しいチームのすべてが形になり始めているのを見ると、このプロジェクトの勢いを実感する」

    「準備をしっかり整えることが何より大事だ。こうした瞬間が、僕たちを初テストへ向けて前進させる最初のステップになる。開幕が待ちきれないし、再びレースを戦うのが楽しみだ」

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1

    グレアム・ロードン「バルテリのような才能がどれほどこの環境に馴染むかを実感」
    「ついにバルテリを迎え入れ、チームに完全に統合できたことを嬉しく思う。長い間準備を続けてきただけに、こうした瞬間を迎えられるのは素晴らしい」

    「チーム全員が本当に素晴らしい仕事をしている。F1は“世界最高のチームスポーツ”であり、こういったタイミングこそ、我々が持つスキル、才能、専門性が最もよく見えてくる」

    「そして、バルテリのような才能がどれほどこの環境に馴染むかを実感できる」

    キャデラックF1チームは2026年1月26〜30日にバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで開催される非公開プレシーズンテストで、初めてコース上に姿を現す予定だ。