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  • オリバー・ベアマン F1スペインGP決勝はピットレーンスタート PU交換で裁定

    オリバー・ベアマン F1スペインGP決勝はピットレーンスタート PU交換で裁定

    オリバー・ベアマンは、2026年F1スペインGP決勝をピットレーンからスタートすることになった。ハースF1チームがパルクフェルメ下でFIA技術代表の承認を得ずに複数のパワーユニット(PU)エレメントを交換したことを受け、スチュワードが裁定を下した。

    FIAは9月13日、ドキュメント63としてベアマンのマシンに関する決定を発表。エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(PU-CE)、MGU-Kがそれぞれ今季4基目に交換されたことに加え、予選Q3のチェッカーフラッグから2時間後に87号車がカバーされていなかったことも確認された。

    ベアマンはピットレーンから決勝スタート
    FIA技術代表からの報告を受けて審議を行ったスチュワードは、ハースF1チームが決勝前のパルクフェルメ期間中に、技術代表の承認を得ないままベアマンのPUエレメントを交換したと認定した。

    交換されたのは、4基目となるエナジーストア、4基目のコントロールエレクトロニクス、4基目のMGU-Kの3項目。FIAは、これらすべての交換がパルクフェルメ下で技術代表の承認を受けずに行われたとしている。

    さらに、ベアマンの87号車については、Q3のチェッカーフラッグから2時間が経過した時点でマシンにカバーが掛けられていなかったことも違反として挙げられた。

    スチュワードは、FIA F1レギュレーションのB8.2.2(B8.2.3との関連)、B3.4.3a、B3.5.3、B3.5.4への違反と判断。ベアマンに対し、F1スペインGP決勝をピットレーンからスタートするよう命じた。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    PU交換によるグリッド降格は実質的に吸収
    今回のPUエレメント交換は、本来であればグリッド降格ペナルティの対象となる。しかし、パルクフェルメ規定違反によってすでにピットレーンスタートが科されるため、スチュワードは追加のグリッド降格を科しても意味がないと説明した。

    FIAの裁定文には「パワーユニットエレメントの交換は通常であればグリッド降格ペナルティを必要とするが、別の違反によってすでにピットレーンスタートが決まっているため、グリッド降格を科すことは冗長となる」と記されている。

    ベアマンは土曜日のFP3終盤にターン10でコントロールを失ってバリアにクラッシュ。マシンが大きなダメージを受けたため、ハースは予選までに修復することができず、ベアマンはQ1でタイムを記録していなかった。

    その後の修復作業に伴ってPUコンポーネントも交換されたが、その手続きがパルクフェルメ規定に抵触する形となった。

    これにより、ベアマンは初開催となるマドリンクでのF1スペインGP決勝をピットレーンから追い上げることになる。

  • オリバー・ベアマン F1スペインGPで40Gクラッシュ「マシンは速かっただけに痛い」

    オリバー・ベアマン F1スペインGPで40Gクラッシュ「マシンは速かっただけに痛い」

    オリバー・ベアマンは、2026年F1スペインGPのフリー走行3回目(FP3)で約40Gのクラッシュを喫し、マシンの損傷によって予選への出走を断念した。本人にけがはなかったものの、アップデートを投入したハースF1のマシンに強い手応えを感じていただけに「かなりつらい」と悔しさをあらわにした。

    ベアマンはFP3終盤、ターン10で突然リアのコントロールを失ってバリアに激突。大きな衝撃を受けたが、自力でマシンを降りた。

    その後、ハースF1は予選に向けて修復を試みたものの、損傷が激しく、作業を時間内に終えることができなかった。

    ターン10で突然リアを失い40Gの衝撃
    ベアマンはクラッシュについて、古くなったタイヤと突風が重なったことが原因だったと説明した。

    「残念です。今ここに立っているのは本当に悔しいですね。マシンは速かったです」

    「昨日は厳しい一日でしたけど、一晩でいくつか変更を加えて、FP3ではマシンのフィーリングが本当に良くなっていました。でも残念ながら、最後のラップのターン10でやられてしまいました。タイヤが少し古くなっていたことと、自分にとって良くない方向から突風が吹いたことが重なりました」

    データを確認したベアマンも、リアが突然動いたことを強調している。

    「予想していないところでリアを失いました。データも確認しましたけど、マシンのリアが突然動いて、そこに突風が来ていました」

    「残念です。マシンを失わないこと以外に何ができたのかは分かりません。何か明確に間違ったことをしたとは思っていなくて、運が悪かった部分もあります。ただ、走れなかったことが本当に残念です」

    クラッシュ時の衝撃は約40Gに達した。それでもベアマンにけがはなく、チーム代表の小松礼雄も安堵した。

    小松礼雄「40Gの大きなクラッシュだったが無事でよかった」
    チームメイトのエステバン・オコンも、まずベアマンの無事を喜んだ。

    「まず、オリーが無事だったことがうれしい。40Gのクラッシュだったからね。決して小さなものではなかったし、けがをしていてもおかしくなかった。でも、彼は大丈夫だった」

    小松礼雄も、今回のミスだけでベアマンへの評価が変わることはないと強調した。

    「FP3ではマシンに非常に満足していました。ドライバーたちも満足していて、パフォーマンスも出ていましたし、競争力があるように見えていました」

    「FP3の最後にオリーがクラッシュしてしまったのは残念です。ただ、彼は素晴らしいドライバーですし、素晴らしい人間です。我々が今もコンストラクターズ選手権7位にいるのは、いくつかのレースで彼が本当に結果を出してくれたからです。またそういうレースが来ることに疑いはありません」

    「残念ながら今回は競争力のあるマシンを持っている週末に起きてしまいました。でも、こういうことはあります。それがレースです。損傷が非常に大きく、予選までにマシンを準備することはできませんでした」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    アップデートで改善「マシンが強かっただけに痛い」
    ハースF1にとって特に惜しまれるのは、スペインGPでアップデートパッケージが機能し、VF-26の競争力が上向いていたことだ。

    オコンは予選で13番手を獲得。日本GP以来となる好位置につけ、アップデートによってマシンの挙動が改善していることを確認した。

    「新しいパッケージは今週末かなり良くなっている。パーツ間の一貫性という問題を解決できたし、マシンは健全な状態で、本来のパフォーマンスを発揮していた。そこから最大限を引き出せたと思う」

    ベアマン自身も、クラッシュ前のFP3では同じ感触を得ていた。

    「こういうミスをするべきではありませんでした。マシンが強かっただけに、かなりつらいです。でも、明日はチャンスがあると思っています」

    「気持ちを切り替えて、ポジティブな部分を見なければなりません。マシンは速かったですし、明日はできる限り最高の結果を出すために全力を尽くします」

    決勝では同じアップデート仕様で出走へ
    FP3で受けたダメージは予選までに修復できないほど大きかったが、ベアマンは決勝にはアップデート仕様のマシンで出走できると説明している。

    「ダメージはありました。予選までに直すには時間が短すぎましたけど、決勝ではクラッシュする前と同じ仕様のマシンでスタートします」

    予選でタイムを記録できなかったベアマンにとって、F1スペインGP決勝は後方からの追い上げとなる。それでも、FP3までに確認されたVF-26の速さは希望材料だ。アップデートによって改善したマシンの競争力を生かし、失った予選のチャンスを決勝でどこまで取り戻せるかが焦点となる。

  • オリバー・ベアマン ハースF1の大型アップデートを絶賛「昼と夜ほど違う」

    オリバー・ベアマン ハースF1の大型アップデートを絶賛「昼と夜ほど違う」

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンは、F1イタリアGPで投入された今季最大規模のアップデートについて、従来のVF-26とは「昼と夜ほど違う」と手応えを語った。

    ハースはモンツァに新しいシャシーとボディワークを含む大規模なアップデートを持ち込み、中団争いへの復帰を目指している。金曜日のフリー走行ではベアマンがFP2で8番手につけ、新パッケージは早くも一定の成果を示した。

    ハースが今季最大規模のアップデートをモンツァに投入
    ハースはシーズン序盤以降、中団グループの中で徐々に後退しており、今回のF1イタリアGPを巻き返しの重要な機会と位置づけている。

    ベアマンは5月のカナダGPを最後にポイントを獲得しておらず、チームメイトのエステバン・オコンも6月初旬のモナコGPを最後に入賞から遠ざかっている。

    チームとして6戦連続ノーポイントとなったことで、ハースはコンストラクターズランキング7位に後退。レーシングブルズとアルピーヌには大きく離され、後方のアウディにも5ポイント差まで迫られている。

    その状況を打開するため、ハースはモンツァで今季最大となるアップデートを投入。新しいシャシーとボディワークが用意され、ベアマンのマシンにはフェラーリのアップデート版パワーユニットも搭載された。

    金曜日の走行を終えたベアマンは、新パッケージから明確な改善を感じ取ったという。

    「いい一日だった。本当にポジティブだったよ。おそらく3月か4月以来、一番いい金曜日だったと思う。だから本当にうれしいし、チームにとって大きな後押しになる」

    FP2を8番手で終えたベアマンは、順位だけでなくVF-26そのもののフィーリングが大きく変わったと強調した。

    「もちろん、コース上でいい位置に入れて、いいトウも使えた。それを予選でも確実に得られるわけではない。でも、マシンの感触は昼と夜ほど違う。それくらい大きなステップを踏むことができた」

    「チームのみんなを本当に誇りに思う。このアップデートが前進になることを期待していたし、そうなる必要もあった。もちろん、それを疑っていたわけではないけど、チーム全員がしっかり仕事をやり遂げたことを本当に誇りに思うよ」

    ベアマン「マシンがより予測しやすくなった」
    ベアマンが特に評価したのは、VF-26の挙動が予測しやすくなった点だった。

    高速のモンツァでは、前戦オランダGPが行われたザントフォールトよりもダウンフォースを削った仕様で走行している。それにもかかわらず、高速コーナーでマシンの安定性が向上しているという。

    ベアマンは「マシンがより予測しやすくなった」と説明。これまでドライバーを苦しませてきた挙動が改善され、限界付近でも自信を持ってVF-26をドライブできるようになったことを示唆した。

    ハースにとっては、単にモンツァのロードラッグ仕様が機能しているだけでなく、大型アップデートによってマシンの基本的な特性そのものが改善されているのであれば大きな収穫となる。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    オコンは18番手もハース「本来の速さを出せていない」
    一方、エステバン・オコンはFP2で18番手にとどまった。オコンのマシンにはベアマンとは異なり、フェラーリのアップデート版パワーユニットは搭載されていない。

    ただし、ハースの車両エンジニアリング責任者であるホーギー・ニッドは、両者の順位差がそのままマシンのパフォーマンス差を示しているわけではないと説明した。

    「今日はエステバンがベストラップを出すための最適な環境を用意できなかったと思う」

    「多くのマシンがトラフィックに苦しんでいた。FP1では他車に引っかかる場面があって少しまとまりを欠いていたし、FP2ではマシンの右リアにちょっとした問題が発生した」

    「そのため最初のランを走ることができず、セッションを通じて本来の形でペースを上げていくことができなかった。でも、そこは改善していく」

    ベアマンの8番手という結果にはトウの恩恵も含まれており、予選で同じ条件を再現できる保証はない。それでも、本人が「昼と夜ほど違う」と表現するほどVF-26のフィーリングが改善したことは、6戦連続ノーポイントと苦戦するハースにとって明るい材料だ。

    モンツァで投入した今季最大規模のアップデートが予選、そして決勝でも競争力につながるのか。中団争いへの復帰を目指すハースにとって、土曜日はその真価を測る重要な一日となる。

  • オリバー・ベアマン ハミルトン復調に複雑「僕のF1での将来には理想的ではない」

    オリバー・ベアマン ハミルトン復調に複雑「僕のF1での将来には理想的ではない」

    オリバー・ベアマンは、ルイス・ハミルトンが2026年のF1で復調を遂げたことについて、将来的なフェラーリ昇格を目指す自身にとっては「理想的ではない」と認めた。一方で、21歳という年齢を考えれば焦る必要はなく、現在所属するハースで経験を積むことにも大きな価値があると考えている。

    フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)出身のベアマンは、現在ハースでF1に参戦している。

    将来的なフェラーリのレギュラードライバー候補として以前から名前が挙がっているが、ハミルトンの復活によって、そのタイミングは遠のく可能性がある。

    ハミルトン復活を喜ぶ一方で「僕の将来には理想的ではない」
    ハミルトンは2025年、フェラーリ加入初年度に苦しいシーズンを過ごした。その状況から、ベアマンが早い段階で後任候補になるのではないかとの見方も強まっていた。

    しかし、2026年にF1のテクニカルレギュレーションが大きく変更されると、ハミルトンは競争力を取り戻した。バルセロナではフェラーリ加入後初となるグランプリ優勝を達成し、現在はアンドレア・キミ・アントネッリに次ぐドライバーズランキング2位につけている。

    ベアマンはF1公式ポッドキャスト『Beyond the Grid』で、ハミルトンの復活について次のように語った。

    「F1ファンとして、それに僕はルイスのファンでもあるから、彼が今のようなレベルで走っているのを見るのはすごくクールだ」

    「バルセロナで彼が表彰台の一番上に立つ姿を見られたのは、イギリスのF1にとってもかなり特別な瞬間だった。表彰台にはイギリス人が3人いて、僕たちがこれまで見てきたなかで最高のドライバーが1位だった。本当に特別なことだと思う」

    ただし、その活躍が自身のフェラーリ昇格という観点では歓迎すべき材料ばかりではないことも理解している。

    「もちろん、僕の将来という意味では理想的ではない。でも、僕はまだ若い。まだ21歳だし、それほど急いでいるわけじゃない」

    「当面ハースに残ることも、僕にとって悪いことではないと思っている。このチームで学べることはたくさんあるし、まだ達成できることもたくさんある」

    ベアマンにとって、ハースでの時間は単なるフェラーリ昇格までの待機期間ではない。F1ドライバーとして成長し、自身の価値を高める重要な過程でもある。

    2024年にフェラーリからF1デビュー
    ベアマンとフェラーリの関係は、育成ドライバーという枠だけにとどまらない。

    2024年F1サウジアラビアGPでは、虫垂炎によって欠場したカルロス・サインツJr.の代役として急きょフェラーリのマシンをドライブ。これがベアマンにとってF1デビューとなった。

    準備時間がほとんどない状況での参戦だったが、ベアマンはその機会を生かし、将来のフェラーリ候補として存在感を高めた。その後ハースでフル参戦を開始し、フェラーリとの関係を維持しながらF1で経験を積んでいる。

    現状では、2027年もハースで戦う可能性が高いとみられている。ハミルトンが2026年に復調していることを考えれば、フェラーリが短期的にドライバーラインアップを変更する必要性も薄れている。

    それでもベアマン自身の最終目標は変わっていない。

    オリバー・ベアマンとルイス・ハミルトン

    「目標はいつかフェラーリのドライバーになること」
    ベアマンは、いつの日かフェラーリのレギュラードライバーになることが自身の目標だと明言する。

    「僕の目標は、いつかフェラーリのドライバーになること。それは変わらない」

    ただし、フェラーリのシートが空くまで無期限に待ち続けるつもりもない。

    「もちろん、シートが空くのを3年、4年、5年と座って待ち続けたいわけではない。何の保証もないからね。それでは自分の一番いい時期を無駄にしてしまう可能性がある」

    その発言からは、フェラーリへの強い思いと同時に、F1ドライバーとして自らのキャリアを最優先する姿勢もうかがえる。

    「僕の究極の目標は、少し利己的かもしれないけど、それでいいと思っている。それが僕がここにいる理由だから。僕はワールドチャンピオンシップを争いたい」

    「だから、それがどこであっても、そのチャンスを得られるなら僕はつかむ」

    フェラーリだけを待つつもりはないベアマン
    ベアマンの発言で重要なのは、フェラーリ昇格への意欲を改めて示しながらも、それを唯一のキャリアパスとは考えていない点だ。

    ハミルトンが2025年の苦戦から立ち直り、2026年に優勝争いへ戻ったことで、ベアマンが近い将来フェラーリへ昇格するための空席は見えにくくなった。だが、21歳のベアマンにはまだ時間があり、ハースで経験を重ねること自体が将来の選択肢を広げることにつながる。

    フェラーリの赤いレーシングスーツを着てF1世界選手権を戦うことは今も最大の目標だ。しかし、数年間にわたってただその機会を待つのではなく、タイトルを争えるチャンスが別の場所に現れれば、それを選ぶ覚悟もある。

    ハミルトンの復活によってフェラーリへの最短ルートは狭まったかもしれない。それでもベアマンにとって最終的に重要なのは「フェラーリに乗ること」だけではなく、「F1ワールドチャンピオンを争うこと」である。

  • オリバー・ベアマン F1離れた新ビジネス モナコで自転車ショップ&カフェ開業

    オリバー・ベアマン F1離れた新ビジネス モナコで自転車ショップ&カフェ開業

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンが、モナコ近郊で友人たちと自転車ショップ兼カフェをオープンしたことを明かした。F1ドライバーとしてのトレーニングをきっかけに深めてきたサイクリングへの情熱を、21歳にして新たなビジネスへと発展させている。

    2026年のF1シーズンに向けたトレーニングにも自転車を積極的に取り入れてきたベアマン。今回の店は単なる投資ではなく、自ら運営にも関わる「パッションプロジェクト」だという。

    サイクリストが多く集まるモナコ周辺の山岳エリアという立地を生かし、自転車だけでなくコーヒーや自家製ケーキを楽しめる拠点を目指している。

    モナコの山に自転車ショップをオープン
    オリバー・ベアマンはF1公式ポッドキャスト『Beyond The Grid』に出演し、友人たちと始めた新たな事業について語った。

    「何人かの友人と一緒に自転車ショップをやっているんだ。モナコの上のほうにショップをオープンした。サイクリングがすごく盛んなエリアなんだ。本当にクールだし、今のところすごくうまくいっていて、みんな喜んでいるよ」

    モナコ周辺は海岸線から山岳地帯まで変化に富んだ道路が広がり、多くのプロスポーツ選手がトレーニングに利用する環境でもある。モナコに住むベアマン自身も、日常的に周辺の山道へ自転車で走りに出ている。

    その仲間には、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.や、ツール・ド・フランス5勝を誇るタデイ・ポガチャルもいるという。

    「ビジネスというより情熱から始めたプロジェクト」
    ベアマンにとって今回のショップは、F1とは別の収入源を作ることだけが目的ではない。仲間たちと共通するサイクリングへの情熱が出発点になっている。

    「僕たち全員にとって、どちらかというと情熱から始めたプロジェクトなんだ。みんな本当にサイクリングが好きだし、ショップをどう運営するかについて自分たちの意見を反映できるのもいいところだね」

    F1ドライバーにとってサイクリングは、心肺機能や持久力を鍛えながら身体への衝撃を比較的抑えられるトレーニングのひとつだ。ベアマンも2026年シーズンに向けたフィジカル作りの中で自転車に乗る機会を増やし、それが今回の事業につながった。

    ショップにはカフェも併設され、山岳ルートを走るサイクリストが途中で立ち寄れる場所になっている。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    自家製バナナブレッドとケーキにもこだわり
    自転車だけではなく、カフェで提供するメニューにもベアマンたち自身のこだわりが反映されている。

    「僕たちオリジナルのバナナブレッドがあるし、ケーキも自分たちのものなんだ。だからいいよね。楽しいよ」

    特にサイクリストにとって重要なコーヒーには力を入れている。ただし、ベアマン本人は意外にもコーヒー好きではないという。

    「一番大事なのはそこだね。僕たちはおいしいコーヒーに力を入れている。でも僕自身はコーヒーがそんなに好きじゃないんだ」

    「ただ、コーヒーがものすごく重要だということは分かっているし、サイクリストはコーヒーにすごくこだわるんだ。それは僕が学んだことのひとつだね!」

    一方、自信を持って勧められるのがスイーツだ。

    「僕が好きなのはケーキだね。うちにはおいしいケーキがある。それは誇りに思っているよ」

    2026年F1では18ポイントでランキング13位
    新たなビジネスをスタートさせた一方、ベアマンの2026年F1シーズンは浮き沈みのある展開となっている。

    開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPで合計17ポイントを獲得して好スタートを切り、カナダGPでも1ポイントを追加した。しかし、日本GP、モナコGP、スペインGPではリタイアを喫し、直近4戦ではトップ10圏外でのフィニッシュが続いている。

    ここまで18ポイントを獲得し、ドライバーズランキングでは13位につけている。

    F1という極めて競争の激しい世界で戦いながら、自身のトレーニングから生まれたサイクリングへの情熱を仲間たちとの事業へ発展させたベアマン。モナコの山道を走るサイクリストにとって、21歳のF1ドライバーが携わるショップ兼カフェは新たな立ち寄りスポットとなりそうだ。

  • オリバー・ベアマン アストンマーティンF1移籍を否定「フェラーリが夢のチーム」

    オリバー・ベアマン アストンマーティンF1移籍を否定「フェラーリが夢のチーム」

    オリバー・ベアマンは、2027年にフェルナンド・アロンソがアストンマーティンF1を離れた場合の後任候補として自身の名前が取り沙汰されていることについて、「フェラーリが夢のチーム」と語り、移籍の可能性を否定した。

    フェラーリ育成ドライバーとしてハースF1から参戦する21歳のベアマンは、これまで支えてきたフェラーリへの忠誠心を強調。「いつかフェラーリのF1ドライバーになること」が自身の目標であり、現時点では他チームへの移籍は考えていないと明言している。

    アロンソ後任候補の噂を否定
    イギリスでは、フェルナンド・アロンソが2027年限りで現役を退く場合、アストンマーティンF1がオリバー・ベアマンの獲得を検討する可能性が報じられている。

    21歳のベアマンは今季ハースF1で好スタートを切ったものの、ここ6戦はノーポイントが続いている。一方で、フェラーリにはシャルル・ルクレールが長期契約を結び、2026年に復調したルイス・ハミルトンも残留の意思を示しているため、近い将来にフェラーリのレースシートを獲得するのは容易ではない状況だ。

    それでも、ポッドキャスト『Beyond The Grid』で将来について問われたベアマンは、アストンマーティン移籍の可能性を即座に否定した。

    「僕はフェラーリが与えてくれたすべてに強くコミットしている。彼らは僕がF3に加入したときから支えてくれたし、今ここにいるのもフェラーリのおかげなんだ」

    「フェラーリが僕の夢のチーム」
    ベアマンは、自身の最終目標は今も変わらずフェラーリでF1を戦うことだと改めて強調した。

    「だから僕はフェラーリに本当に大きな恩義を感じている」

    「僕にとってフェラーリは夢のチームだ。僕がフェラーリの一員だからというだけではなく、おそらく世界で最も象徴的なブランドだからね」

    「だから目標は、いつかフェラーリのF1ドライバーになることだ。それが今の僕の考えだし、その先のことは今後どう展開していくかを見ていくことになる」

    オリバー・ベアマン アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    将来的なアストンマーティン入りは否定せず
    もっとも、ベアマンはアストンマーティンF1の将来性そのものを否定したわけではない。

    エイドリアン・ニューウェイを迎え、ホンダとのワークス体制を築くアストンマーティンについては、高く評価している。

    「アストンマーティンは今は難しい時期にある。でも、いつか信じられないほど強いチームになると確信している」

    「ただ、現時点で僕がアストンマーティンのことを考えているというわけではない」

  • オリバー・ベアマン フェラーリF1に固執せず「王座を争えるならどこへでも行く」

    オリバー・ベアマン フェラーリF1に固執せず「王座を争えるならどこへでも行く」

    オリバー・ベアマンは、レース優勝やF1世界選手権を争えるチャンスがあるなら、フェラーリの育成プログラムを離れる可能性もあることを示唆した。

    現在21歳のベアマンは、厳しいシーズンを送るハースで存在感を示しており、チームは契約継続を望んでいるとみられている。一方で、エステバン・オコンの後任候補としてF2王者レオナルド・フォルナローリやフェラーリ育成のラファエル・カマラの名前も取り沙汰されている。

    また、フェルナンド・アロンソの将来が不透明なことから、アストンマーティン移籍の可能性も噂されている。

    しかし、アロンソのマネジメントにも関わるフラビオ・ブリアトーレは、現時点で来季以降について決定はないと説明した。

    「フェルナンドはアストンマーティンでレースをしている」

    「以前と比べてアストンマーティンは大きく前進したように見えるし、彼自身もチームに満足している」

    「それ以上に言うことは何もない。彼はアストンマーティンのドライバーであり、シーズン終了時点でもアストンマーティンのドライバーだ」

    ハミルトン復調でフェラーリ昇格はより困難に
    ベアマンは、ルイス・ハミルトンが2026年シーズンに復調したことで、自身のフェラーリ昇格への道が以前より厳しくなったことも認めた。

    「もちろん、自分の将来という意味では理想的な状況ではない」

    「でも、僕はまだ若い。まだ21歳だし、そこまで焦っているわけではない」

    「当面ハースに残ることも、僕にとって悪いことではない」

    一方で、ハースにはさらなる競争力向上を求めている。

    「メキシコや他のレースで味わえたような好調な状態を、もう一度取り戻したい」

    「僕との最初のシーズンだけ良かったチームとして終わりたくない。またパフォーマンスを改善して、多くのポイントを獲得できることを願っている」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    夢はフェラーリ しかし最優先は世界王者
    ベアマンはフェラーリ加入が今でも夢であることを強調した一方、それだけに固執するつもりはないと明言した。

    「フェラーリは夢のチームだ。いつかフェラーリのドライバーになることが僕の目標であることに変わりはない」

    「でも、3年も4年も5年もシートが空くのを待ち続けたいとは思わない。保証なんてないし、自分にとって一番いい時期を無駄にしてしまう可能性もある」

    そして、自身の最大の目標は世界タイトル獲得だと語った。

    「僕の究極の目標は少し自分勝手かもしれない。でも、それでいいと思っている。それが僕がここにいる理由だからだ。僕は世界選手権を争いたい」

    「もしどこかでそのチャンスが得られるなら、その機会をつかむ。フェラーリがその環境を用意できず、別のチームで戦うことになるなら、それも人生だ」

    アストンマーティンとの噂について問われると、ベアマンは将来性を認めながらも、現時点では移籍先として考えているわけではないと語った。

    「いつかアストンマーティンが非常に強いチームになることは間違いないと思う」

    「でも、現時点でそのチームを目指しているわけではない」

    ベアマンはフェラーリへの憧れを隠さない一方で、キャリアの最優先事項は世界タイトル獲得だと強調した。ハースで成長を続けながらも、将来的に優勝やタイトル争いができる環境が他チームにあるなら、その機会を逃さない姿勢を明確に示している。

  • オリバー・ベアマン アストンマーティンF1躍進を警戒「本来なら争う相手ではない」

    オリバー・ベアマン アストンマーティンF1躍進を警戒「本来なら争う相手ではない」

    オリバーベアマンは、F1第11戦ハンガリーGPで大幅アップグレードを投入したアストンマーティンF1が中団争いへ加わったことについて、「本来なら争う相手ではない」と危機感をあらわにした。

    ハースF1は今季序盤こそ好調だったが、近戦ではライバル勢の開発競争についていけず苦戦が続いている。一方のアストンマーティンはハンガリーGPでBスペック仕様のAMR26を投入し、フェルナンド・アロンソが今季初めてQ1突破を果たすなど、大きな前進を示した。

    アストンマーティンの前進に「本当に苦しい」
    予選でアロンソにわずかに及ばなかったベアマンは、アストンマーティンとの争い自体がハースにとって厳しい現実を示していると認めた。

    「本当に苦しいよ。それだけ僕たちが今どれだけ苦戦しているかを物語っている」

    「ただ同時に、ここはストレートが最も短いサーキットだから、彼らにとって最も相性のいいコースだったとも思う。だから、この状況がずっと続くとは考えていない」

    「それでも、僕たちがもっとレベルアップしなければならないという現実を突きつけられた」

    キャデラックF1のバルテリ・ボッタスも、ハンガリーのレイアウトがアストンマーティンに有利だったとの見方を示している。

    しかし、その希望も長くは続かない可能性がある。アストンマーティンはハンガリーで実施したフィルミングデーで改良版ホンダ製パワーユニットを初走行させており、この新仕様は夏休み明けのオランダGPで実戦投入される予定となっている。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    「クルマが本来の性能を発揮していない」
    ハンガリーGPでは完走車中最後尾の17位に終わり、トップから2周遅れという厳しい結果に終わったベアマン。苦戦の原因について自身ではなくマシン側にあると説明した。

    「クルマが本来あるべき性能を発揮していないことが分かっているし、自分としてはいい仕事ができたと思っている」

    「できる限りのことはやった。でもスパで感じたクルマとはまったく別物だった。スパと比べても、チームメイトのマシンと比べても、ダウンフォース量に大きな差が出ていることを確認している」

    「だから原因はクルマだ。本当に、本当にひどい週末だった」

    さらにベアマンは、ハースが抱える最大の問題はパフォーマンスの一貫性の欠如だと指摘した。

    「今週末は僕のマシンだったけれど、別の週末にはエステバン(オコン)のクルマが突然10~15ポイント分のダウンフォースを失うこともある」

    「結局は運任せなんだ。運よく当たりのクルマならいい週末になるし、外れを引けば本当に長い週末になる。今回はその長い週末だった」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アストンマーティンとの差はさらに広がる可能性
    今回のハンガリーGPでは、アストンマーティンは空力アップグレードだけで中団グループへ復帰する兆しを見せた。さらに夏休み明けのオランダGPでは、改良版ホンダ製パワーユニットの投入も控えており、ライバル勢にとっては一段と厳しい状況になる可能性がある。

    一方のハースは、コストキャップ上限を下回る予算で運営しているとみられ、開発競争で後れを取っているとの見方もある。ベアマンの「本来なら争う相手ではない」という言葉は、アストンマーティンの急速な前進以上に、ハースが置かれている厳しい現状を象徴する発言と言えそうだ。

  • オリバー・ベアマン 契約条項により2027年末でフェラーリF1育成卒業?

    オリバー・ベアマン 契約条項により2027年末でフェラーリF1育成卒業?

    オリバー・ベアマンは2028年以降のフェラーリ昇格を目指しているが、元ハースF1代表ギュンター・シュタイナーは、2027年までにワークスシートを得られなければフェラーリとの育成契約から解放される可能性が高いとの見方を示した。

    シュタイナーは、ジュニアドライバー契約には一定期間内にワークスチームへ昇格できなかった場合に自由契約となる条項が盛り込まれているのが一般的だと説明。

    レッドブル・レーシングからの関心も報じられるベアマンは、来季のドライバー市場で「フリーエージェント」になる可能性があると語った。

    シュタイナー「ベアマンは来年フリーエージェントになる」
    オリバー・ベアマンは2021年からフェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属。2024年のサウジアラビアGPではカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューを果たし、その後フェラーリのカスタマーチームであるハースから2025年にフル参戦を開始した。

    しかし、フェラーリはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのラインアップを2027年も維持する方針を示しており、ベアマンにとってワークス昇格への道は容易ではない。

    シュタイナーは『Red Flags Podcast』で次のように語った。

    「オリー・ベアマンは来年にはもうフェラーリのジュニアではなくなっていると思う。もしフェラーリのワークスチームにいなければ、彼はフリーエージェントだ」

    「通常、この種の契約には『一定期間内にワークスチームへ昇格できなければ、自由に他チームへ移籍できる』という条項が入っているものだ」

    「フェラーリは彼を引き留めようとするだろうが、それができるかは分からない。一方で、オリーにも現時点では多くの有力シートがあるわけではない」

    「彼を手元に残したいなら、一定期間内にフェラーリのシートを与えると約束する必要がある。そうでなければ、彼が残る理由はないだろう」

    レッドブル・レーシングがベアマンに関心を示しているとも報じられているが、その実現はマックス・フェルスタッペンの去就に左右されるとみられている。

    オリバー・ベアマン(フェラーリF1育成ドライバー)

    オコンの後任候補にはラファエル・カマラを指名
    ベアマンは2026年シーズン序盤、オーストラリアGPで7位、中国GPで5位入賞を果たしたものの、ハースの戦闘力低下もあり、その後は1ポイント獲得にとどまっている。それでもランキングでは13位につけ、チームメイトのエステバン・オコンを大きく上回る成績を残している。

    シュタイナーは、両者がそろって完走・正式リザルトに記録されたセッションでは、ベアマンが20対5でオコンを上回っていることを挙げ、オコンの将来には厳しい見方を示した。

    「チャンピオンシップ全体で見ても、チームメイト間の差が最も大きいケースだと思う。タイム差を見ても、常にかなり開いている。彼(オコン)にハースでの将来はないと思う。今年が最後になるだろう」

    後任候補としては、フェラーリ育成ドライバーのラファエル・カマラの名前を挙げた。昨年のFIA F3王者であるカマラは、現在FIA F2選手権でランキング3位につけている。

    一方で、角田裕毅については「ホンダとの結び付きが強い」と指摘。ハースがトヨタとのタイトルスポンサー契約を結んでいることから、移籍の可能性は低いとの見方を示した。

    「角田裕毅は難しいだろう。彼は明らかにホンダのドライバーだ。トヨタのチームへ移るのは簡単ではない」

    「私なら、オコンの後任候補はカマラだと思う」

    今回のシュタイナーの発言は、ベアマンやオコンの契約内容を知る立場からの情報ではなく、F1パドックで一般的な契約慣行を踏まえた推測とみられる。ただし、2027年以降のシート争いを占ううえで、フェラーリ育成ドライバーの将来が大きな注目点になっていることは間違いない。

  • 【動画】オリバー・ベアマン セナの伝説ロータス試乗で涙「レース愛を思い出した」

    【動画】オリバー・ベアマン セナの伝説ロータス試乗で涙「レース愛を思い出した」

    ハースF1のオリバー・ベアマンが、アイルトン・セナが1985年に初優勝を飾った伝説のマシン「ロータス97T」をシルバーストンでドライブし、その特別な体験に思わず涙を流した。

    現役F1ドライバーが歴史的なマシンを走らせる企画として実現した今回の試乗では、Sky Sports F1のカルン・チャンドックが案内役を務め、ベアマンはセナが初優勝を挙げた1985年エストリルGPのマシンと対面した。

    「1985年へタイムスリップしたような気分」
    走行前のベアマンは、黒と金の象徴的なカラーリングをまとったロータス97Tを前に感激を隠さなかった。

    「1985年という時代へタイムスリップしたような気分だ。数時間後にこのマシンを運転できるなんて本当に信じられない」

    グッドウッドで同時代のF1マシンを見た経験はあったものの、実際にセナの実車を目の前にしたのは初めてだったという。

    さらに、セナ本人が1985年エストリルGPで残した直筆のセッティングノートも見せられ、「今と同じ専門用語が並んでいる。こんな貴重な資料を見ることができるなんて信じられない」と興味深そうに目を通した。

    コックピットに乗り込むと、当時のオリジナルシートやクイックリリース機構のない小径ステアリング、Hパターンのマニュアルシフトなど、現代のF1とはまったく異なる構造にも驚きを見せた。

    「セナは史上最高のドライバーの一人だ。その彼が初優勝を挙げたマシンを目の前にして、これから自分が運転できるというのは本当に感情が込み上げてくる瞬間だ」

    予定より1周多く走行「もっと走っていたかった」
    走行では、ターボエンジン特有のパワーデリバリーやマニュアルシフトを慎重に確かめながらシルバーストンを周回。予定されていた周回数を忘れてしまうほど夢中になり、1周多く走ったことも明かした。

    「ギアボックスの感覚やマシンのグリップをようやくつかめたところだった。あまりにも楽しくて、もっと走り続けたかった」

    現代のF1とはまったく異なるドライビングフィールについても、「とても軽快で俊敏だった。最後のほうにはかなり自信を持って走れるようになったけれど、当時のドライバーたちはさらに10秒近く速いペースで限界まで攻めていた。本当に信じられない」と歴代ドライバーへの敬意を口にした。

    オリバー・ベアマン アイルトン・セナ

    ヘルメットの中で涙「レースを好きになった理由を思い出した」
    ピットへ戻ったベアマンは感極まり、ヘルメットの中で涙を流した。

    「本当に特別な体験だった」

    そう語ったベアマンは、涙をぬぐいながら今回の経験が自身にとってどれほど大きな意味を持ったかを説明した。

    「こういう日があると、自分がなぜレースを好きになったのかを思い出す」

    「僕はアイルトン・セナが走っていた時代をリアルタイムで見ていたわけではない。でも子どもの頃の僕にとって、セナはF1の王様だった。そのマシンを運転する機会をもらえたことに心から感謝している」

    また、1985年エストリルGPでセナが大雨の中、約1分もの大差を築いて初優勝を飾ったことにも触れ、「ドライコンディションでも十分難しかった。あのレースをウエットで戦ったことを想像すると本当に驚異的だ」と、その偉業の大きさを改めて称えた。

    今回の体験は、単に歴史的マシンをドライブしたというだけでなく、F1というスポーツの歴史と情熱を次世代へ受け継ぐ特別な一日となった。