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  • オリバー・ベアマン レッドブルF1移籍説に反応「光栄だが噂にすぎない」

    オリバー・ベアマン レッドブルF1移籍説に反応「光栄だが噂にすぎない」

    オリバー・ベアマンは、レッドブル・レーシングが自身の動向を注視しているとの報道について「光栄だ」と認める一方、現時点ではあくまで噂にすぎないと強調した。

    ハースでF1参戦2年目を迎えている21歳のベアマンは、エステバン・オコンを相手に印象的なパフォーマンスを披露している。フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身で将来的なフェラーリ昇格が期待される一方、2027年以降の去就についてはまだ明確な説明を受けていないという。

    レッドブルがベアマンを将来の候補として注視か
    イギリスGPの週末、Sky Sports F1の実況を務めるデビッド・クロフトは、ローラン・メキース率いるレッドブル・レーシングがベアマンの動向を「注視している」と伝えた。

    マックス・フェルスタッペンが将来的にレッドブルを離れる決断を下した場合に備え、チームが後任候補のひとりとしてベアマンを評価しているという内容だった。

    続くベルギーGPを前に、この予想外の移籍報道について質問されたベアマンは、レッドブルほどの成功を収めてきたチームと名前が結び付けられることは素直にうれしいと語った。

    「レッドブルのように信じられないほど成功しているチームと、たとえ噂であっても何らかの形で結び付けられると聞くのは、とても光栄なことだ」

    「でも、僕が言ったように、それはあくまで噂にすぎない。今はハースで自分がやっていることに完全に集中している」

    ベアマンはレッドブル側から具体的な接触があったとは明かしておらず、現段階では報道以上の進展がないことを強調した。

    フェラーリ昇格への道はルクレールとハミルトンが阻む
    ベアマンが近い将来にF1シートを失う可能性は低いとみられているが、その所属先については不透明な部分が残されている。

    ベアマンはフェラーリ・ドライバー・アカデミーを経てF1に昇格しており、現在もフェラーリとの関係を維持している。ハースでは経験豊富なオコンを相手に互角以上の走りを見せており、今後のキャリアで上位チームへ昇格する可能性が高いドライバーのひとりと評価されている。

    しかし、フェラーリではシャルル・ルクレールが長期契約を結び、ルイス・ハミルトンも今季に入って調子を取り戻している。現状ではベアマンが近い時期にレギュラーシートへ昇格するための空席は存在しない。

    ベアマンは2024年のサウジアラビアGPで、虫垂炎の手術を受けたカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューを果たした。その際にポイントを獲得する印象的な走りを見せたことで、将来のフェラーリ正ドライバー候補として期待されてきた。

    自身の将来がフェラーリにあると考えているかと質問されたベアマンは、その希望を隠さなかった。

    「そうなることを願っている」

    「ただ、それを決める権限がすべて僕にあるわけではない。フェラーリはFIA F3の頃から僕を信頼してくれて、2024年にはフェラーリのマシンにも乗せてくれた。僕が今ここにいられるのは、本当にフェラーリのおかげだ」

    「でも、今はハースでやっていることを楽しんでいる。今のうちに速く走ることができれば、それだけ将来の自分の状況を楽にすることができる」

    2027年の契約について「何も知らされていない」
    フェラーリから今後のキャリアについて何らかの説明を受けているかと問われると、ベアマンは具体的な情報を与えられていないと明かした。

    「いや、何もない。現時点で僕は来年の契約を持っていないから、何も分からないまま待っている状態だ」

    ただし、この発言を受けて2027年に完全なフリーエージェントになるのかと確認されると、ベアマンはすぐに否定した。

    「違う、違う。僕はそういうことを言ったわけではない。違うよ」

    ベアマンには2027年についてハース側が行使できる契約オプションが存在するとみられており、本人が自由に移籍先を選べる立場ではない可能性がある。

    また、フェラーリとの育成契約やハースとの契約条件が複雑に関係していると考えられるため、「来年の契約を持っていない」という発言だけで、他チームへの移籍が自由に認められるとは限らない。

    レッドブル・レーシングが実際にベアマンを将来の候補として検討しているかは不明だが、上位チームとの関連が報じられること自体、ハースでのパフォーマンスが高く評価されている証しでもある。ベアマンは移籍の噂に深入りせず、まずは現在の走りによって将来の選択肢を広げることに集中している。

  • オリバー・ベアマン セナ初優勝F1マシンをドライブ「一生忘れられない体験」

    オリバー・ベアマン セナ初優勝F1マシンをドライブ「一生忘れられない体験」

    ハースF1のオリバー・ベアマンが、アイルトン・セナが1985年に初優勝を飾ったロータス97Tをシルバーストンでドライブした。Sky Sports F1の解説者で元F1ドライバーのカルン・チャンドックとともに歴史的な名車のステアリングを握り、特別な時間を過ごした。

    今回走行したロータス97Tは、セナが1985年ポルトガルGPでF1初優勝を挙げた実車であり、F1史に残る名車のひとつとして知られている。当時のセナは前年のトールマンでのデビューシーズンを経てロータスへ移籍し、その卓越した才能を世界に示した。

    セナの名車を走らせたベアマン
    現役F1ドライバーのなかでもセナへの敬意を公言しているベアマンにとって、今回の体験は特別な意味を持つものだった。

    ベアマンは次のように語った。

    「この素晴らしいマシンをドライブできたことは、本当に特別な体験であり、大きな名誉だった」

    「数周だけとはいえ、このクルマを任せてくれたクラシック・ロータスに心から感謝している。(そしてボーナスもあったね……)この経験は一生忘れられない思い出になる」

    セナが実際に操ったマシンのコックピットに収まり、シルバーストンを走る機会は、F1ドライバーであっても滅多に得られない貴重な経験となった。

    チャンドックも感激「最も特別な日」
    ともに走行したカルン・チャンドックも、自身のSNSで興奮を隠さなかった。

    「サーキットで過ごした日の中でも、間違いなく最も特別な一日だった」

    「アイルトンと同じシャシー、同じシートに座ったというだけで圧倒される気持ちになったし、あの驚異的なターボエンジンが目覚める前から感動していた」

    「なんというクルマだろう。なんという一日だっただろう」

    現在はテレビ解説者として活動するチャンドックだが、元F1ドライバーとしても、この体験は格別だったようだ。

    オリバー・ベアマン アイルトン・セナ

    F1史に残るロータス97T
    黒と金のジョン・プレイヤー・スペシャルのカラーリングをまとったロータス97Tは、F1史上でも最も象徴的なマシンのひとつとして高い人気を誇る。

    1985年シーズン、セナはこのマシンでポールポジションを7回獲得し、ポルトガルGPとベルギーGPで優勝。特に豪雨のエストリルで挙げた初優勝は、F1史に残る名レースとして語り継がれている。

    今回の走行イベントはクラシック・ロータス、Sky Sports F1、そしてシルバーストンの協力によって実現したもので、ベアマンとチャンドックはセナの伝説を追体験する貴重な機会を得た。

    F1の歴史を彩った名車が今なお現役さながらの姿で走る光景は、多くのファンにとっても特別な瞬間となった。

  • オリバー・ベアマン F1モナコGP予選19番手「本当に不運な一日だった」

    オリバー・ベアマン F1モナコGP予選19番手「本当に不運な一日だった」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は2026年F1モナコGP予選で19番手に終わった。FP3での大クラッシュからチームがマシンを修復し、予選に間に合わせたものの、Q1終盤の赤旗によって好機を失う結果となった。

    ハースは週末を通じてパフォーマンス向上を果たしており、ベアマン自身もQ2進出圏内のペースを示していた。しかし、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)のクラッシュによる赤旗でセッションは中断。

    しかし、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)のクラッシュによる赤旗でセッションは中断。再開後はタイヤを十分に準備する時間がなく、最後のアタックでグリップを得られなかった。

    ベアマン「Q2進出は十分可能だった」
    「今朝は本当に残念だった。トラフィックを避けるために少しラインを外れて左側のダストを拾ってしまい、そこでマシンを失った。自分自身も含めて誰も予想していなかったことで、本当に不運だった」

    「でも、メカニックたちはマシンを元に戻すために懸命に作業してくれたし、クルマのフィーリングもとても良かった」

    「本来なら今もコース上にいるべきだったと思う。Q2進出は十分狙えるラップだったし、トップ10も見えていた。でもそのタイミングで赤旗が出てしまった」

    「赤旗後は2分から2分半ほど並ぶことになってしまい、アタックラップではまったくグリップがなかった」

    「コースのあちこちで滑っていたし、通過するためには限界まで攻める必要があると分かっていたので、本当に全力を尽くした。でもグリップが足りなかった」

    「週末を通してソフトタイヤでは準備ラップを行ってきたけれど、今回はその時間がなく、いきなりプッシュしなければならなかった。本当に不運だった」

    「正直なところ、本当に不運な一日だった」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) F1 モナコGP

    小松礼雄「Q3進出も狙えたはずだった」
    ハースF1チームの小松礼雄代表も、予選結果はチームの実力を反映していないと悔しさをにじませた。

    「非常に落胆していますし、受け入れるのが難しい結果です。Q1の運営自体は問題ありませんでしたし、特にオリバー・ベアマンはクルマのフィーリングにも満足していました」

    「FP2から予選にかけて路面グリップが向上する中で、我々もクルマを改善できていました。今回のスピードがあれば、少なくとも1台をQ3へ送り込むチャンスは確実にあったと思います」

    「赤旗前のベアマンは、最終的にQ3へ進出したリアム・ローソンよりコンマ35秒速いタイムを出していました。完全に取りこぼした結果です」

    「モナコでは予選がすべてなので、この結果は本当に厳しいです。ただ、FP3で大きなクラッシュを喫したあとにマシンを修復したチーム全員の努力は評価しなければなりません」

    予選19番手という結果に終わったベアマンだが、ハース陣営は週末を通じて中団上位を争えるだけのペースを示していた。モナコ特有の赤旗がなければ、Q2進出どころかQ3争いに加わっていた可能性も十分にあっただけに、チームにとっては悔いの残る土曜日となった。

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • オリバー・ベアマン「いつかはフェラーリF1」 ルクレール契約延長後も夢は不変

    オリバー・ベアマン「いつかはフェラーリF1」 ルクレール契約延長後も夢は不変

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、シャルル・ルクレールがフェラーリとの複数年契約延長を発表したことを受け、自身も将来的にフェラーリF1で走ることが目標だと認めた。一方で、現在はハースでの成長に集中していると強調している。

    モナコGPを前に、フェラーリはルクレールとの契約延長を発表した。2016年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーへ加入し、2019年からフェラーリのレギュラードライバーを務めるルクレールは、今後も数シーズンにわたってチームに残留することになる。

    ベアマンもまた2022年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーへ加入したドライバーだ。2024年のF1サウジアラビアGPでは体調不良のカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューを果たし、7位入賞を記録した。その後、2025年からハースF1チームでフル参戦を開始し、2026年シーズンも好調なスタートを切っている。

    ルクレール残留を歓迎 「彼は赤が似合う」
    モナコGPの木曜日メディアデーで、将来的なフェラーリ昇格の可能性について質問されたベアマンは、まずルクレールの契約延長を祝福した。

    「まず第一に、シャルルが契約を更新したのは本当に素晴らしいことだ」とオリバー・ベアマンはコメント。

    「彼は長い間フェラーリにいて、多くの成功を収めてきた。そして、まださらに成功を求めている」

    「みんなもそうだと思うけど、僕にはシャルルは赤いマシンに乗っている姿しか想像できない。契約更新を見ることができて本当にうれしいし、しかも母国レースの前だから彼にとっても特別なことだろう」

    そして自身の将来については率直にこう語った。

    「もちろん、いつかフェラーリに行くことは僕の目標だ」

    「でも今はハースでの仕事に集中しているし、とても楽しんでいる」

    さらに、ルクレールの契約延長発表前にフェラーリから何らかの連絡があったのか問われると、その可能性を否定した。

    「いや、それは僕には関係のないことだ。彼自身の契約の話だし、シャルルが更新したことを本当にうれしく思っている」

    「母国で発表するのも素晴らしいことだと思う」

    「僕の側は何も変わらない。ハースでの活動を続けながら、この旅をとても楽しんでいるし、本当に多くのことを学んでいる。疑問も不安もない。ただ学び続けて改善していくだけだ」

    カナダGPで見えた課題と収穫
    ベアマンは2026年F1カナダGPで10位入賞を果たしたものの、チームのアップグレード導入後のマシン理解には苦労したことを明かした。

    「カナダは厳しかった」

    「僕たちはアップグレードによって良い前進を期待して週末に入った」

    「最終的には期待していた改善は見られたけど、その代わりにマシンの特性が少し扱いづらくなった」

    「理解するために多くの周回が必要だったし、それがカナダでの状況だった」

    「それでも最後には良い結果を出せたので、その点については満足している」

    その後のインターバルでデータ解析を進めたことで、モナコではより良い状態で臨めると考えている。

    「この1週間でしっかり理解を深めることができた。どんな状況でマシンが機能するのか、どの作動ウインドウに入れるべきなのかを把握できたと思う」

    「今週末はもっとパフォーマンスを発揮できるマシンになることを期待している」

    モナコはハースに有利な可能性
    ベアマンは、ハースの弱点であるストレートスピード不足がモナコでは大きな問題にならないと見ている。

    「そうなることを期待している」

    「僕たちの最大の問題はストレートスピードだった。このサーキットではそれがそれほど不利にならないはずだ」

    「だから、いつもより競争力を発揮できると思う」

    ただし、モナコ特有の予選重視の週末になることも理解している。

    「このレースが難しいことは分かっている」

    「すべては予選次第だ。レースそのものがメインイベントではないと言ってもいい」

    「だから土曜日に良い結果を出せるよう最大限集中するし、僕も全力を尽くす」

    フェラーリ昇格という長期的な目標を隠さなかったベアマンだが、現時点ではハースで経験を積みながら成長することを最優先に据えている。ルクレールの契約延長によってフェラーリのシートがさらに遠のいたようにも見えるが、21歳のイギリス人ドライバーは焦る様子を見せていない。今は結果を積み重ね、自らの価値を証明することに集中している。

    【関連】
    ・2026年F1モナコGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)
    ・F1-Gate.comの速報通知をiPhoneで受け取る方法

  • オリバー・ベアマン F1首位アントネッリに刺激「僕にもできるはずだ」

    オリバー・ベアマン F1首位アントネッリに刺激「僕にもできるはずだ」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、2024年のFIA F2でチームメイトだったアンドレア・キミ・アントネッリの成功が、自身の自信にもつながっていると語った。

    2026年シーズンのF1でアントネッリはメルセデスのエースとして活躍し、ジョージ・ラッセルを抑えてランキング首位を快走している。一方のベアマンはハースF1チームで経験を積む立場にあるが、かつて同じカテゴリーで競い合った仲間たちの活躍を目の当たりにし、自らの将来にも大きな希望を見出している。

    F2で苦楽を共にしたアントネッリとの思い出
    2024年、オリバー・ベアマンは急病で欠場したカルロス・サインツJr.の代役としてサウジアラビアGPでフェラーリF1からデビューし、いきなり入賞を果たした。その後もハースF1チームから数戦に出場し、F1での経験を積んだ。

    しかし当時の主戦場はFIA F2であり、同じプレマでアンドレア・キミ・アントネッリとチームメイトを務めていた。

    そのシーズン、アントネッリはランキング6位、ベアマンは12位に終わったものの、両者とも翌年のF1昇格を果たした。さらにF2王者のガブリエル・ボルトレトやランキング2位のアイザック・ハジャーもF1へとステップアップし、2024年世代は一気にグランプリの舞台へ進出した。

    メルセデスの激しい戦いを見て感じたこと
    ベアマンはポッドキャスト『Drive To Wynn』で、カナダGPで繰り広げられたアントネッリとラッセルのバトルについて語った。

    「2人とも本当に高いレベルで戦っている」

    「カナダで彼らが戦う姿を見るのは本当に楽しかった。お互いを限界までプッシュしながらも、常にリスペクトを保っていた。チームメイト同士ではそれがとても重要なんだ」

    「とても見応えのある戦いだったし、キミがトップ争いをしているのも嬉しい。彼のことはよく知っている。F2でチームメイトだったからね」

    ベアマンは、若手同士がF2からF1へと駆け上がり、トップカテゴリーでも結果を残している姿に特別な思いを抱いているという。

    ハジャーやアントネッリの活躍が自信につながる
    ベアマンは、レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンと肩を並べるアイザック・ハジャーにも言及し、自身のモチベーションになっていると明かした。

    「僕自身はいまトップ争いをしているわけではないし、トップ4チームのマシンにも乗っていない」

    「でも、彼らがチームメイトやトップ争いのライバルたちと互角に戦っている姿を見ると、自分にも自信が湧いてくる」

    「僕はF2やF3で彼らと戦ってきた。そして今、彼らはF1で最高のドライバーたちと戦っている。それを見ると、自分にもいつか同じことができるはずだと思える」

    「若いドライバーたちが成功しているのを見るのは本当に励みになる。僕もその若手のひとりだし、できるだけ早くあの位置で戦いたいと思っている」

    2024年世代がF1の勢力図を変え始めている
    アントネッリ、ハジャー、ボルトレト、そしてベアマン。F2を戦った若手たちはわずか2年足らずでF1の中心へと近づきつつある。

    アントネッリはすでにタイトル争いの主役となり、ハジャーもレッドブル・レーシングで存在感を発揮している。ベアマンはまだトップチームのシートを手にしていないが、同世代の成功は自身の可能性を信じる大きな材料になっている。

    F1の世代交代は確実に進んでおり、ベアマンもまた、その流れの中で次に飛躍する若手のひとりとして注目されている。

  • オリバー・ベアマン 2027年F1“大移籍市場”を予測「多くの契約が変わる」

    オリバー・ベアマン 2027年F1“大移籍市場”を予測「多くの契約が変わる」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、2026年F1シーズン終了後に大規模なドライバー移籍市場が動き出すとの見方を示した。2026年F1レギュレーションによって勢力図が大きく変化したことで、多くのドライバーやチームが2027年に向けた判断を見極めているという。

    2026年はパワーユニットと空力レギュレーションの大刷新によって各チームの競争力が大きく変化しており、シーズン序盤を終えた段階でも、依然として勢力図は流動的な状況にある。

    ベアマンは、その不確実性こそが今後の契約交渉に大きな影響を与えると考えている。

    2027年F1シーズンへ向けて“大移籍市場”を予想
    ベアマンは、多くのドライバー契約が2026年末で満了を迎えることを踏まえ、各陣営が現在の競争力を注視していると説明した。

    「今年の終わりは重要だと思う。なぜなら、多くのドライバーが契約満了を迎えるからだ」とベアマンはPress Associationに語った。

    「みんな2026年の勢力図がどうなるかを見たがっていたし、それが2027年をどうするかの判断材料になる」

    「かなり大きな移籍市場になると思うし、多くの移籍が起きると思う」

    2026年F1マシンの競争力はまだ完全には固まっておらず、今後のアップデートによって勢力図が変化する可能性も残されている。そうした状況の中で、ドライバーたちは将来有望なチームを慎重に見極めている。

    フェラーリ昇格への焦りは否定
    フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身のベアマンは、以前から将来的なフェラーリ昇格候補として名前が挙がっている。しかし本人は、そのタイミングについて焦りはないと強調した。

    「もちろん、僕はフェラーリと契約しているし、彼らは最初から僕を信頼してくれている。だから最終的な目標がフェラーリであるのは自然なことだ」

    一方で、現在はハースF1チームでの成長に集中しているという。

    「今はハースとともに築き上げていくことが目標だし、僕たちが進んでいる方向性にはすごく満足している」

    “期限”よりも成長を優先
    ベアマンは、自身の将来について明確な期限を設けていないことも明かした。

    「タイムリミットなんてないし、問題もない」とベアマンは語った。

    「自分の価値を証明し続けている限り、僕は良い環境にいると思っている」

    フェラーリ側から具体的なキャリアプラン提示を求める必要性についても、冷静な姿勢を崩さなかった。

    「いつまでに何をしなければならない、という期限もない。それにはあまり興味がない」

    「僕は成長を続けたいし、このチームに勝つチャンスを与えたい。そして楽しみ続けたい」

    「もちろん、多くの契約は変わるだろう。でもそれは僕の仕事じゃない。僕はマシンを走らせるだけだ。他の人たちが対応してくれている」

    “どんなチャンスにも準備はできている”
    ベアマンは、自身の成長に対しても強い自信を示している。

    「どんな可能性に対しても準備はできていると感じている。それが重要なんだ」

    「F1に最初に参戦した頃と比べると、安定感はかなり改善されたと思う。1年前と比べても大きな前進だと言える」

    「特に安定性という面ではかなり進歩している」

    また、チームメイトであるエステバン・オコンの将来に関する憶測についても、意図的に距離を置いていると説明した。

    「そういう噂に気を取られても、パフォーマンスは良くならない」

    「2027年にエステバンが隣にいるかどうか、あるいは僕が別の場所へ行くことになるかどうかに関係なく、一番大事なのは自分のベストを尽くすことだ」

    「それが結果的に、自分にとって最善の未来につながると思っている」

  • オリバー・ベアマン F1出場停止危機が後退 罰則点2点が失効

    オリバー・ベアマン F1出場停止危機が後退 罰則点2点が失効

    オリバー・ベアマン(TGRハースF1チーム)は、F1カナダGPスプリントを前にスーパーライセンスのペナルティポイント2点が失効し、出場停止のリスクが後退した。

    ベアマンはカナダGP週末を迎える時点で合計10点を抱えていたが、2025年5月23日にモナコGPのプラクティスで赤旗中にカルロス・サインツをオーバーテイクした件による2点が12か月を経て消滅。これにより現在は8点となった。

    出場停止ライン目前から一歩後退
    FIAのペナルティポイントは、付与された日から12か月後に失効する。ベアマンは一時、12点到達による1戦出場停止まであと2点という状況にあったが、今回の失効により危機はやや緩和された。

    ただし、依然としてグリッド上で最も多い8点を保持しており、レーシングブルズのリアム・ローソンを2点上回っている。

    次に失効するのは、2025年イギリスGPで赤旗中に高速でピットレーン入口に進入しクラッシュした件による4点で、失効日は2026年7月5日。これはイギリスGP決勝当日にあたる。

    残るペナルティポイントの失効予定
    ■ 4点:2026年7月5日失効
    2025年イギリスGPで赤旗中にピットレーン入口へ高速で進入しクラッシュ

    ■ 2点:2026年9月7日失効
    2025年イタリアGPでカルロス・サインツと接触

    ■ 1点:2026年11月8日失効
    2025年サンパウロGPスプリントでリアム・ローソンに対して危険と判断される走行

    ■ 1点:2026年12月7日失効
    2025年アブダビGPで防御時に複数回進路変更

    ベアマンにとってカナダGP以降の数戦は、依然として慎重なレース運びが求められる期間となる。7月5日に4点が失効すれば状況は大きく改善するが、それまでは小さな違反でも出場停止リスクが再び現実味を帯びる。

  • オリバー・ベアマン フェラーリF1電撃デビューの“代償”「首が完全に壊れた」

    オリバー・ベアマン フェラーリF1電撃デビューの“代償”「首が完全に壊れた」

    オリバー・ベアマン(ハース)は、2024年F1サウジアラビアGPでの衝撃的なフェラーリF1デビューについて振り返り、「首が完全に壊れた」と当時の過酷な身体的負担を明かした。

    カルロス・サインツJr.が虫垂炎の緊急手術を受けたことで、当時18歳だったベアマンは急遽フェラーリからF1デビューを果たすことになった。準備期間はほとんどなかったが、予選ではQ3進出まで0.036秒差の11番手。そして決勝ではランド・ノリスやルイス・ハミルトンを抑え切り、7位入賞という鮮烈な結果を残した。

    F2とF1の“別次元”の肉体負荷
    しかし、その舞台裏では想像以上の苦闘があった。

    ベアマンはF1公式サイトのインタビューで、F2とF1の差について率直に語っている。

    「FP3での最初のラップは、前日にF2で記録したポールポジションのラップより12秒くらい速かった」

    「最初のランの時点で、もう首は完全に壊れていた。だから正直、レースを楽しみにする余裕なんてなかった。あれは本当に痛かった」

    F1マシン特有の高速コーナリングによる横Gは、F2とは比較にならないレベルだったという。

    隣にいたエステバン・オコンも「F1が首に与える負荷は、実際に経験するまで分からない」と同意しており、ベアマンもそれに強くうなずいた。

    「本当にその通りだ。僕にとってF2は身体的には簡単だった。首なんて問題にもならなかった」

    「でもF1で1レース走っただけで、頭の中は首のことしかなかった。あれは本当にクレイジーなステップだった。でも楽しい一日だったし、楽しい夜でもあった」

    オリバー・ベアマン スクーデリア・フェラーリ

    “フェラーリF1デビュー”でも緊張する余裕はなかった
    ベアマンにとって、このレースは単なるF1デビューではなかった。世界最高峰チームであるフェラーリF1から、いきなり実戦投入された異例のデビュー戦だった。

    だが本人は、「緊張している暇すらなかった」と振り返る。

    「ストレスを感じている余裕なんてなかった。とにかく首に耐えながら走っていたんだ」

    当時、父親もフェラーリのガレージ奥から息子の走りを見守っていたという。

    「父もかなり緊張していたと思う。でもあの日を一緒に共有できたことは、本当に特別だった」

  • オリバー・ベアマン F1ドライバー総意を代弁「V8やV10復活を望んでいる」

    オリバー・ベアマン F1ドライバー総意を代弁「V8やV10復活を望んでいる」

    2026年F1シーズンから導入された新世代パワーユニットは、電動出力の増加と100%持続可能燃料の採用が大きな特徴となっている。一方で、FIA会長モハメド・ビン・スライエムは、次期レギュレーションでV8やV10エンジン復活の可能性に言及しており、パドック内でも議論が続いている。

    そうした中でベアマンは、現行のV6ターボハイブリッド時代がもたらした技術進化を高く評価しつつも、“ドライバーとしての本音”も隠さなかった。

    「F1はパワーユニット開発の最前線をリードするという点で、本当に素晴らしい仕事をしてきた」

    「それらの技術はいずれ市販車にも落とし込まれていくはずだ」

    「たとえば持続可能燃料に関しても、F1はその道を切り開いてきた。今使っている燃料は完全に持続可能なものだし、それは本当に素晴らしいことだ」

    「少し高価ではあるけど、どこかでスタートしなければならない。そういう意味でも彼らは素晴らしい仕事をしてきた」

    “V8やV10に戻りたい”というドライバーたちの一致した思い
    その一方で、ベアマンは“もし持続可能燃料を維持しながら自然吸気型に近いエンジンへ戻れるなら、ドライバーたちは歓迎する”と語った。

    「もし持続可能燃料を使いながら、普通のエンジン――V8でもV10でもいいけど――を走らせる方法があるなら、僕たち全員が賛成すると思う」

    「今のF1が常に新しい技術を切り開き、前進し続けていることは本当に素晴らしいと思う」

    「でももちろん、ドライバーとして、そしてクルマ好きとしては、あの素晴らしいサウンドのエンジンや、高性能なエンジンを愛しているのは間違いない」

    V型8気筒

    “V6ハイブリッドしか知らない世代”の率直な憧れ
    興味深いのは、ベアマン自身がV10やV8時代のF1マシンを実際には経験していない世代だという点だ。

    2014年から導入されたV6ターボハイブリッド時代しか知らないベアマンは、それでもなお過去のF1エンジンに強い憧れを抱いている。

    「僕はV6ハイブリッド以外のF1カーを運転したことがない」

    「でも近いうちに乗る予定なんだ。すごく楽しみにしているよ」

    現在のF1では、持続可能性やメーカー参入を重視した技術路線が続いている。しかし、ドライバーたちの間では“もっとシンプルで感情に訴えるエンジン”を求める声が根強く残っていることを、ベアマンの発言は改めて浮き彫りにした。

  • オリバー・ベアマン フェラーリF1入りを目標「長い道のり」と自覚

    オリバー・ベアマン フェラーリF1入りを目標「長い道のり」と自覚

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンは、将来的なフェラーリF1のシート獲得を明確な目標に据えながらも、その道のりが簡単ではないことを冷静に受け止めている。

    現在20歳のベアマンは、フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身としてキャリアを築いてきたが、そのスタートは決して約束されたものではなかった。むしろ、自ら機会をつかみにいく必要があったことを振り返っている。

    自らつかんだフェラーリ入りの原点
    ベアマンは「Up To Speed」ポッドキャストで、フェラーリ加入の経緯について率直に語っている。

    「実際のところ、僕はそのキャンプに行って、契約してもらえるように説得しなければならなかった。彼らは当時、カートのドライバーを探していて、フォーミュラ4のドライバーではなかったんだ」

    「自信満々で臨んだと言いたいところだけど、あのミーティングはとても緊張していた」

    その後、評価は言葉ではなく走りによって下された。

    「でも実際にトラックに出て、自分たちが何ができるかを直接見せた。それは彼らがやっているすごくクールなやり方で、ドライバーを目の前でテストするんだ。サッカーのスカウティングみたいに、何ができるのかをその場で見る」

    この経験が、現在に至るキャリアの土台となった。

    着実なステップと“焦らない姿勢”
    カルロス・サインツの代役としてのF1デビュー、そしてハースF1チームでのレギュラーシート獲得と、ベアマンは着実に評価を高めてきた。

    それでも、最終目標に対する姿勢は一貫している。

    「いつかフェラーリのスーツを着てレースをしたいと思っているけど、それが長い道のりだということも理解している。フェラーリでレースできる能力があることを証明しなければならない」

    トップチーム特有のプレッシャーについても現実的だ。

    「トップチームではプレッシャーは間違いなくもっと大きい。だからハースで働き続けることはとても楽しいし、多くのことを学んでいる」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)がスクーデリア・フェラーリ加入を目標に据える

    フェラーリの信頼が支えるモチベーション
    ベアマンにとってフェラーリは単なる目標ではなく、自身を支えてきた存在でもある。

    「それはもちろん僕の目標だし、特に彼らが僕に与えてくれた信頼を考えればなおさらだ」

    「まずアカデミーに迎え入れてくれて、F3からF1まで多くを投資してくれた。そしてハースのシートに乗せてくれたし、カルロスが体調を崩したときには彼らのマシンを任せてくれた」

    「他にも経験のあるリザーブドライバーがいたのに、18歳の僕にチャンスをくれた。そして幸いにも、それはうまくいった」

    「彼らは最初から僕を信じてくれていたし、大きな信頼を与えてくれた」

    現在フェラーリF1ではルイス・ハミルトンが中心的な役割を担っているが、ベアマンはその先にある未来を見据え、自らの価値を積み上げ続けている段階にある。

    その歩みは決して急激ではないが、一貫している。フェラーリへの道はまだ続いているが、その輪郭は少しずつ現実味を帯び始めている。