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  • F1オランダGP ピレリ初日総括「戦略は1ストップも2ストップも開かれている」

    F1オランダGP ピレリ初日総括「戦略は1ストップも2ストップも開かれている」

    ピレリにとって特別な週末が幕を開けた。オランダGPは、同社にとってフォーミュラ1世界選手権における通算500回目のグランプリ参戦となる記念の舞台であり、他のどのタイヤサプライヤーも成し遂げていない記録だ。記念イベントの一環として、全ドライバーのマシンと全てのドライタイヤには特別なロゴが掲出されている。このロゴは、2月18日にロンドンで行われたF1創設75周年記念イベントで披露されたものである。

    初日のザントフォールトでは、複数のマシンがコースアウトしバリアにクラッシュする場面もあり、両セッションとも赤旗中断が発生した。ラップタイムに注目すると、ランド・ノリスが明確な速さを示し、FP1を1分10秒278、FP2を1分09秒890で最速。2回目のセッションでは、ノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリ(1分09秒979)がそろって1分10秒の壁を突破したが、その間に割って入ったのはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソで、1分09秒977を記録した。

    初日のトラック上の状況
    2回目のセッションでは雨の可能性があったものの、ウェットタイヤが使用されることはなかった。今大会で使用可能なハードタイヤ2セットのうち1セットを実際に投入したのは、延べ9人。FP1では角田裕毅が使用し、FP2ではシャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、ジョージ・ラッセル、リアム・ローソン、アイザック・ハジャー、アレクサンダー・アルボン、カルロス・サインツが走行に使用した。レーシングブルズのフランス人ドライバー(ハジャー)はC2タイヤで1周も走行できず、走り始めてすぐにテクニカルトラブルでマシンを停めざるを得なかった。同様の事象はFP1のメルセデスのイタリア人ドライバー(アントネッリ)にも起き、序盤にグラベルへ飛び出した。

    2回目のセッションでは、アントネッリはソフトタイヤ(C4)に専念し、2セットを投入。この結果、残りの週末を通してハード2セット、ミディアム2セットを保持する唯一のドライバーとなった。他の10人は、ミディアム2セットとハード1セットという組み合わせを選んでおり、もちろん予選で使用されるソフトは別に残している。

    F1 オランダGP タイヤ

    シモーネ・ベラ(ピレリ チーフエンジニア)
    「非常に興味深い一日になった。2回のフリー走行は複数回の中断で制約を受けつつも、各チームは利用可能な時間を最大限に活用しようと努めていた。今日の最大の収穫は、3種類すべてのコンパウンドがレースにおいて役割を果たせそうだということだ。ハードは最も耐久性が高く摩耗も少なかったが、今日のような気温条件ではウォームアップやパフォーマンス面でやや不利になる可能性がある。ミディアムはパフォーマンスとデグラデーションのバランスが最も良好で、ソフトもいくつかのマシンではロングランで競争力を示した。C4は、C3からのステップとして我々が予想していた以上に大きなパフォーマンス向上をもたらし、しかも先に触れたようにロングランでも大きな問題はなかった」

    「トラックは、風で飛ばされた砂が走行ライン上から除去されるにつれて、セッションを通じて大きく改善された。セッション間の改善はそれほど顕著ではなかったが、その間に走ったサポートレースは1カテゴリーのみだったことも影響している。タイヤ使用に関しては、残り週末をミディアム2セットとハード1セットで臨むか、C3を重視するかでチームの戦略がほぼ半々に分かれた点が興味深い。これにより、3回目のフリー走行は特に注目されるだろう。戦略面では、これまで以上に1ストップと2ストップの選択肢が拮抗しており、ソフトが有効なオプションとなった今、その傾向は一層強まっている」

  • ランド・ノリス F1オランダGP初日「ライバルが少し近づいてきている」

    ランド・ノリス F1オランダGP初日「ライバルが少し近づいてきている」

    ランド・ノリスは金曜の2回のプラクティスでトップタイムを記録したものの、ザントフォールトではマクラーレンのライバルたちの脅威を強く警戒している。

    ノリスはFP2で1分09秒890をマークしたが、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソがマクラーレン勢の間に割って入り、タイム差は1/10秒未満だった。さらに、ジョージ・ラッセルだけが0.5秒以内に迫ったが、ノリスは他にも対抗馬が潜んでいると考えている。

    「今日は良い1日だった」とノリスはF1公式チャンネルに語った。「クルマのフィーリングは良かったし、FP1からFP2にかけていい改善ができたと思う」

    「でも同時に、他のチームが僕たちが望むよりも少し追いついてきているように感じた。アストンとフェルナンドもFP1とFP2の両方で速かったし、最近もずっと速かった。だからいいスタートだけど、現時点では彼らが僕たちの望むより少し近い位置にいるのは確かだ」

    ランド・ノリス マクラーレン F1 オランダGP

    前戦のハンガリーGPで今季最も強い週末を過ごしたアストンマーティンについて、ノリスは今回も好調を維持すると予想しているが、他にも警戒すべきチームがあると指摘した。

    「アストンはFP2ではそんなに離れていないことが多い。彼らは結構安定してFP2で良い走りをしているんだ。確実に良くなってきているし、ブダペストでもかなり速かったから、驚きではない。現時点では彼らが一番速そうに見える」

    「でもマックス(フェルスタッペン)も確実にそんなに離れていない。彼はより硬いタイヤを履いていて、あまり有利じゃなかった」

    「それにアストン、レッドブル……フェラーリは今日は少し苦しんでいたように見えたけど、彼らはいつもだいたいそうで、土曜日には持ち直してくる。だから僕たちは自分たちに集中して、明日どうなるかを見ていくだけだ」

  • ルイス・ハミルトン F1オランダGP初日「フェラーリの予測不能な挙動でスピン」

    ルイス・ハミルトン F1オランダGP初日「フェラーリの予測不能な挙動でスピン」

    ルイス・ハミルトンは、F1オランダGP初日のフリー走行で2度スピンを喫した後、自身のフェラーリの乗り心地に言及した。

    この日はフェラーリにとって総じて厳しい1日となり、ハミルトンはFP2でトップのランド・ノリスから0.8秒以上遅れて6番手にとどまった。チームメイトのシャルル・ルクレールも状況は改善されず、最終的に8番手に終わった。

    ハミルトンは金曜の走行中に2度スピンを喫した。7度のワールドチャンピオンは、バンクの付いた左コーナーへの進入でフェラーリのコントロールを失いかけたが、幸いにもバリアを避けることができた。また、FP2でもターン9でワイドに飛び出してスピンを喫した。

    練習走行中のスピンについて説明したハミルトンは「最初のスピンは、ただプッシュしすぎただけだと思う」と語った。

    「結局のところ、乗り心地が理想的なレベルにないんだ。クルマがかなり予測しづらい。2度目のスピン? グラスに触れてスナップした。それで終わりだよ。プッシュしていたのはポジティブなことだと思うけど、もうスピンは避けたいね」

    ハミルトンは一晩で改善できる自信を持っているものの、マクラーレン勢に挑むには時間が足りないのではないかと疑っている。

    「スピンする前はコンマ1秒速かったと思う。そのあと最終コーナーでさらにコンマ15秒稼げた。でもまだ改善の余地はある。セットアップでやるべきことがあるし、ペース的には現状の位置にいる。0.8秒をどこから見つけるのか、正直分からない。でも試してみるよ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1 オランダGP

    一方、ルクレールはフェラーリにとって「シーズン最悪の金曜日」と厳しい言葉で振り返った。

    「本当に、本当に、本当に、本当に厳しい金曜日だった。おそらく今季で最悪の金曜日だと思う。バカンス明けだからこそ、これはチームにとっての目覚ましだ」

    「これまでも厳しい金曜日はあったけど、今回は特にそうだ。あとは僕たち次第で状況をひっくり返すしかない。確かに楽な1日ではなかった。FP1は極めて難しかったけど、FP2は少しマシになった。それでも僕たちが望むレベルからはまだ程遠い」

  • ランス・ストロール F1オランダGP初日にクラッシュ「ちょっとしたロックアップ」

    ランス・ストロール F1オランダGP初日にクラッシュ「ちょっとしたロックアップ」

    ランス・ストロールは、F1オランダGPフリー走行2回目(FP2)での大クラッシュについて「ちょっとしたロックアップ」が原因だったと説明した。ストロールはザントフォールトのバンクのついた左コーナー(ターン3)で激しくクラッシュし、有望だったアストンマーティンの1日を終わらせることになった。

    幸いにもストロールは無傷で済み、ケガはなかった。このコーナーはバンクがある独特のレイアウトであり、2年前にはダニエル・リカルドがアルファタウリで走行中に手首を骨折した場所でもある。

    セッション後にF1TVのインタビューに応じたストロールは、FP2での状況を説明した。

    「ちょっとしたロックアップで、そこからはもうパッセンジャーのような状態だった。ただそういうものだ」

    ストロールは今年のスペインGPを、手の痛みにより欠場している。これは2023年2月に自転車事故で両手首を骨折したことに起因しており、その影響でプレシーズンテストを欠場し、開幕戦の参戦すら危ぶまれた経緯がある。今回のザントフォールトでのクラッシュでは、彼は両手をハンドルに残したまま衝撃を受けたため、そのインパクトを直接感じることになった。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 オランダGP

    アストンマーティンの競争力に自信
    ストロールのクラッシュがあったものの、アストンマーティンは再び強力な予選結果を狙える状況にある。チームメイトのフェルナンド・アロンソはFP2でランド・ノリスのタイムからコンマ1秒未満の差で2番手につけた。近週のレースでもアストンマーティンのパッケージは力を増しており、アロンソは前戦ハンガリーGPで5位を獲得している。

    「今日は全体を通して競争力を発揮できたと思うし、フェルナンドもFP2でそうだった。僕たちはいいポジションにいる。明日何ができるか見てみよう」

    さらにストロールは、アストンマーティンがマクラーレン勢の後ろ、グリッド前方を狙えると自信を示した。

    「そう思う。そんな感じに見えるし、そういう流れだ。あとは様子を見よう」

  • F1オランダGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    F1オランダGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1オランダGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。8月29日(金)にザントフォールト・サーキットで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリのプラクティスが行われた。

    フリー走行2回目は、マクラーレン勢が再び速さを示した。ランド・ノリスがトップタイムを記録し、僅差でフェルナンド・アロンソ、オスカー・ピアストリが続いた。

    ジョージ・ラッセルも4番手に入り、メルセデスの存在感をアピール。母国GPのマックス・フェルスタッペンは5番手と上位に留まり、混戦の先頭集団を形成した。その後方にはルイス・ハミルトンと角田裕毅が続き、フェラーリとレッドブルが中団寄りながらもトップ争いに食い下がる位置を確保。シャルル・ルクレールは8番手、アルピーヌ昇格のフランコ・コラピントが9番手に食い込み、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが10番手で初日のトップ10を締めた。先頭グループは1分10秒台に10人が並ぶ接戦となった。

    1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    FP1:1分10秒278、1番手/FP2:1分09秒890、1番手
    「またクルマに戻れてよかった。F1カーのポテンシャルをすぐに感じられるトラックだ。コンディションは少しトリッキーだったけど、週末のスタートとしては良かった。競争は僕らの望みよりも接近しているから、一晩でパフォーマンスを見つけられるように取り組む」

    2番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    FP1:1分10秒841、4番手/FP2:1分09秒977、2番手
    「今日は2回のセッションのどちらでも悪くないペースを示せた。週末の残りは天候が読みにくいけれど、この調子を維持して、上位チームとも戦えるといいね。明日どうなるか見てみよう」

    3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    FP1:1分10秒570、2番手/FP2:1分09秒979、3番手
    「いい初日だった。クルマに戻れてよかったし、全体的にうまく進んだ。少し天候に振り回されたけど、日中にいくつか改善ができて、ペースも少し見つかった。明日に向けていい位置にいると思う」

    4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    FP1:1分11秒386、7番手/FP2:1分10秒274、4番手
    「数週間ぶりのレース復帰は気分がいい。今日はポジティブで、走っていていい感触があった。風が強くてガストも多く、みんな手こずっていたね。シングルラップでは理想ほど先頭に近づけなかったから改善が必要だけど、ロングランのレースペースは良さそうだ。明日はさらに接近戦になるはず」

    5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    FP1:1分11秒218、6番手/FP2:1分10秒478、5番手
    「今日は良くはなかったし、これまで苦労しているのと同じ点でまだ手こずっている。クルマで多くを試したが、問題は変わらないように感じた。大きな好転は期待していない。サーキットのレイアウトは今抱えている問題に合わず、とくにミドルセクターの長いコーナーが厳しい。トップで戦うのは難しいだろうが、明日どうなるかだ」

    角田裕毅 F1 オランダGP

    6番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    FP1:1分11秒960、15番手/FP2:1分10秒738、6番手
    「コースに戻れて気分はいい。FP1では理想のウインドウに入っていなかったが、セッション間で前進できた。シングルラップのバランスにはまだやることがあるが、ロングランはより一貫していた。ここは予選が決定的だから、今日の学びをFP3につなげて、今夜もしっかり積み上げる」

    7番手:角田裕毅(レッドブル)
    FP1:1分11秒126、16番手/FP2:1分10秒795、7番手
    「FP1はかなり良い形でスタートできたと思いました。終盤に少しパフォーマンスが落ちましたが、最大限を引き出そうとすると起こり得ることだと理解しています。FP2に向けて数点変更を加えたところ、ショートランは良くなりましたが、ロングランは少し離れている印象でした。2つのバランスの中間を見つける必要があります。休み明けにスムーズなセッションを過ごせたのは自信につながりますし、週末に向けて重要だと思います」

    8番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    FP1:1分11秒951、14番手/FP2:1分10秒834、8番手
    「難しい金曜日だった。FP2はFP1より少し良くなったが、目指す位置からはまだ遠い。状況を明日に向けて変えるため、できることはすべてやる。今日はマクラーレンとアストンマーティンがとても強かった。主なロスは2つのコーナーで出ているので、そこに対する解決策を探す」

    9番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    FP1:1分12秒276、18番手/FP2:1分10秒957、9番手
    「悪くない一日で、クルマは良い方向に進んだ。ワンラップでは感触が良く、高燃料でもそこそこ一貫していた。新しいことを試し続けていて改善につながっている。赤旗やトラフィックで少し走りが妨げられたけれど、今夜しっかり詰めて、予選ではバランスのいいクルマで臨みたい。低燃料・ソフトでの一貫性と予測性をもう少し高める必要がある」

    10番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    FP1:1分11秒875、13番手/FP2:1分11秒080、10番手
    「典型的な金曜日という感じで、特別なことはなかった。全体的にまずまず満足している。雨の気配もあって条件は少しトリッキーだったので、両セッションともクリーンに走り切ることが重要で、それはできた。今回もフィールドは非常に僅差。細部がすべてだ。今は微調整とデータ解析で、明日に向けて最後のゲインを探す」

  • F1オランダGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    F1オランダGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1オランダGP初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。8月29日(金)にザントフォールト・サーキットで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリのプラクティスが行われた。

    11番手以下の差は僅かで、オリバー・ベアマン(ハース)が11番手につけ、若手として存在感を見せた。アンドレア・キミ・アントネッリは12番手、ガブリエル・ボルトレトが13番手に入り、メルセデスとザウバーのルーキーが健闘。

    レーシングブルズのリアム・ローソンは14番手、エステバン・オコンは15番手で続いた。一方、ウィリアムズ勢はカルロス・サインツJr.が16番手、アレクサンダー・アルボンが17番手と後方に沈み、苦しい立ち上がり。アストンマーティンはランス・ストロールがクラッシュの影響で18番手に留まり、アルピーヌのピエール・ガスリーはリズムを掴めず19番手。レーシングブルズのアイザック・ハジャーはPUトラブルでタイムを残せず、最下位の20番手に終わった。

    11番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    FP1:1分12秒564、19番手/FP2:1分11秒113、11番手
    「長いブレイク明けでみんなにとって少し難しかったし、ここは昔ながらで容赦ないサーキットだから簡単じゃない。FP1ではクリーンに走って、バランス面で何が足りないかを見極め、FP2に向けてダウンフォースレベルを変更した。それが良さそうで、FP2では自信がかなり上がった。雨を予想して早めにソフトを使ったから、他より少し早いタイミングでベストを出したけれど、立ち位置は悪くない」

    12番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    FP1:1分14秒275、20番手/FP2:1分11秒185、12番手
    「FP1の走行が短く終わってしまい残念だった。タイヤに温度を入れようとプッシュしてロックアップし、ターン9でスタックしてしまった。学習と走行時間を多く失ったのは理想的ではない。FP2は良くなって、ソフトでのシングルラップに集中して知識と自信を積み上げられた。まだいくつかミスはあったので修正が必要だ。何を見るべきかは分かっているし、やるべきことにしっかり取り組む。明日のFP3と予選に備える」

    13番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    FP1:1分11秒509、9番手/FP2:1分11秒320、13番手
    「ポジティブでスムーズな一日だった。サマーブレイク明けでもすぐに良いフィーリングが戻ったし、周回を通してバランスに満足していた。2セッションの間に励みになるステップが踏めたし、明日はもう少し磨き上げて、予選にベストな状態で臨めるようにする」

    14番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    FP1:1分11秒753、11番手/FP2:1分11秒339、14番手
    「ザントフォールトは本当に難しいコースで、それが表れていたと思う。それでもフィーリングは良く、クルマの状態も悪くない。天気は読めないけれど、今日は走行時間を最大限に使おうとした。チーム全体で一晩しっかり準備してすべてをまとめる。いつも通り非常に接戦だから、小さな差がすべてだ」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    FP1:1分12秒144、17番手/FP2:1分11秒361、15番手
    「まずまずの一日で、とくにFP2でステップを踏めた。僕のセッションはかなり途切れ途切れで、かなり使い込んだタイヤでタイム計測をしたから完璧ではなかったけれど、クルマのパフォーマンスという点では良い改善ができたと思う。今日は雨が来るはずだったのに来なかったのは驚きだが、今後はより安定しそうなのでドライに集中する」

    オランダグランプリ

    16番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    FP1:1分11秒458、8番手/FP2:1分11秒682、16番手
    「FP2は少し寸断された。プッシュラップをまとめようとするたびにイエローや赤旗が出たからね。それでもペースは有望で、セッション間でいいステップが踏めたので満足している。明日はトップ10に入れる可能性があるから、週末を通して集中を切らさないことが大切だ」

    17番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    FP1:1分11秒171、5番手/FP2:1分11秒756、17番手
    「ここは風にやられやすいけど、幸いダメージはフロントウイングだけのようで、クルマ自体は大丈夫そうだ。FP1はいい立ち上がりで、FP2に向けていくつか変更を入れたが、周回数が足りず有効性を確認できなかった。明日に向けては雨でも構わないし、仮に降らなくても悪いクルマではない。今夜やれることに集中して、明日のQ3を目指す」

    18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    FP1:1分10秒779、3番手/FP2:1分11秒975、18番手
    「ザントフォールトに戻れて最高だ。F1の中でもお気に入りのコースの一つで、この週末を楽しみにしている。今日は2台ともまずまず競争力があったと思うけれど、まだ序盤で他勢力と比べた位置は断言できない。残念ながらFP2のターン3でロックアップして壁に当たり、セッションを終えることになった。今夜やることはたくさんあるし、明日どこまで戻せるかだね」

    19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    FP1:1分11秒613、10番手/FP2:1分12秒122、19番手
    「ザントフォールトでまたクルマに乗れてうれしい。今日は赤旗などでストップ&スタートが多かったけれど、クルマの挙動はそこそこ把握できた。FP2のソフトでの走りは、トラフィックでタイムは代表的ではないが、学びには満足している。いつものようにバランスを微調整する必要はあるが、良いベースはある。現状の順位は読みづらいけれど、クルマから最大を引き出すことに集中する」

    20番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    FP1:1分11秒772、12番手/FP2:タイムなし、20番手
    「FP1でPUのセンサーに問題があって、FP2の前にバッテリーとPUを両方交換した。少し遅れて走り出したけれど、バッテリーの挙動にチームが満足できず、指示でクルマを止めた。明日までにすべて解決しているといい。今日はもっと走りたかったが、FP3があるので予選に向けて十分準備できるはずだ」

  • F1オランダGP:ザントフォールトは“フェルスタッペン引退前”に終了を決断

    F1オランダGP:ザントフォールトは“フェルスタッペン引退前”に終了を決断

    オランダGPの主催者は、2026年以降のF1撤退は人気イベントであるザントフォールト側の決定であることを認めた。

    F1のステファノ・ドメニカリCEOの公式声明の考えを反映し、サーキットのボスであるロバート・ファン・オーバーダイクは、放送局NOSに対し、「いくつかの選択肢がテーブルの上にあった」ことを認めた。

    「他のサーキットとローテーションすることも可能だったし、毎年継続する可能性もあった」

    「我々は多くの検討を重ねた結果、この結論に至った。最終的には我々の選択だ」

    「F1関係者は驚くかもしれないが、我々を尊重し理解してくれるだろう。彼らは我々がどのようにして仕事をしているかを知っている」

    実際、オランダグランプリは地方自治体や連邦政府から財政支援を受けていないため、民間主催者がレースごとに全額の財政リスクを負っている。

    そして、もしマックス・フェルスタッペンが2026年以降に引退を決意した場合、グランドスタンドを満員にすることはもはや容易ではないかもしれない。

    「3日間連続でチケット完売は、我々が利益を上げるために不可だ」とファン・オーバーダイクは認めた。

    「それは紙一重だ」

    「1回だけ落ち込むのはそれほど悪いことではないが、来場者が減ることは構造的に許容できない。マックスは現在4つの世界タイトルを保持しており、ザントフォールトでも3回優勝している。だから、ピーク時に開催するのが我々にはふさわしいのだ」

    「関心が薄れてから撤退するつもりはない。マックスの動向に完全に依存するつもりもない」

    「もちろん、別の展開もあり得る」とファン・オーバーダイクは続けた。

    「2026年には、マックスが別のチームで走っているかもしれない。それなら、それは非常に特別な最終版となるだろう」

    F1の次の動きについてはわからないが、カタールやサウジアラビアのような国営レースがその穴を埋めるのではないかと想像している。

    「もちろん、そうなることは目に見えている。F1の世界は変わった」とオランダ人は語った。

    オランダグランプリ

    ファン・オーバーダイクはまた、2026年が最終レースの日付であると公に認めることは、土壇場で政府の支援を取り付けるための策略ではないと否定した。

    「いいえ、クラウドファンディングやその他の提案を求めているわけではない。我々は間違いなく週得ようする」と彼は述べた。

    2026年がレッドブルのドライバーにとって、現時点では最後のホームグランプリになるというニュースを受け、フェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルムーレンは「マックスのおかげでもあるが、F1がザントフォールトに道を見出したことを誇りに思う」と語った。

    「ザントフォールトは、カレンダー上の他の多くのレースとは異なる財務モデルを採用していることは周知の事実だ」

    「彼らはなんとかしてやりくりしなければならず、政府の支援を受けずにこのレースに参入した」

    「他の多くの国々では、F1レースが経済にとって有益であると考えられており、そのため政府の支援を受けている。しかし、我々はオランダで今後2回の素晴らしいレースを楽しみにしている」

  • F1オランダGP:契約を1年延長して2026年で開催終了を決定

    F1オランダGP:契約を1年延長して2026年で開催終了を決定

    F1とオランダGPのプロモーターは、ザントフォールト・サーキットが2026年シーズンまでF1カレンダーに残る1年間の契約延長を発表した。熟考と協議を重ねた結果、プロモーターは2026年以降はカレンダーに残らないことを決定した。

    オランダでのレースから長い間遠ざかっていたが、ここ数年のオランダグランプリでは素晴らしいレースが繰り広げられている。

    オランダのファンや海外からの訪問者が一堂に会し、サーキットの象徴的なバンクドコーナーを舞台に繰り広げられるF1、F2、F3、F1アカデミーなどのエキサイティングなレースを観戦するというファンエクスペリエンスで知られるようになった。

    また、現在F1カレンダー全体で使用されている技術の先駆けとなり、持続可能なスポーツイベントのリーダーとしての地位も確立している。

    2021年のオランダグランプリの復活は、地元の英雄マックス・フェルスタッペンの支配的な時期と重なり、フェルスタッペンは同レースで3回の優勝を果たし、現在まで同イベントが開催された4年間のすべてで世界チャンピオンの栄冠を手にしている。

    2025年のイベントは8月29日から31日にかけて開催される。2026年の最終イベントの日程は、オランダグランプリで初めてスプリントレースが開催される予定であり、来年に発表される予定である。2025年のレースのチケット販売はすでに開始されており、2026年の最終イベントのチケット情報は追って発表される。

    オランダGP F1 オランダグランプリオランダグランプリは、オランダのファンや海外からの訪問者にも人気があり、ファンエクスペリエンスで知られるようになった。

    F1のステファノ・ドメニカリ代表兼最高経営責任者(CEO)は「オランダGPチームが近年成し遂げてきた仕事には、非常に感謝している。彼らはイベントの見せ方やエンターテイメントの面でヨーロッパGPのレベルを引き上げ、F2、F3、そしてF1アカデミーシリーズの開催を通じて若い才能の育成を支援し、また、2030年までにネットゼロを目指すという我々の取り組みにインスピレーションを与える持続可能なソリューションの開拓も先導してきた」と語った。

    「レースを延長するための解決策を見出すために、代替案や年次イベント開催など、多くの選択肢を含めて、すべての関係者が積極的に協力した。そして、2026年に素晴らしい歴史に幕を閉じるというプロモーターの決定を尊重する。オランダグランプリのチームの皆さん、そしてF1の素晴らしいパートナーであるザントフォールト市に感謝する」

    オランダGPのディレクターであるロバート・ファン・オーバーダイクは「オランダグランプリは、レースをオランダに戻したいという野望を共有したSportVibes、TIG Sports、サーキット・ザントフォールトのユニークなコラボレーションの成果です。 これまでに達成したことは間違いなく大成功です。 観客、ドライバー、チームからの評価は前例のないものであり、私たちはそれを非常に誇りに思っている」と語った。

    「今日の発表は記念すべき時代の終わりを告げるものだが、2025年と2026年のオランダGP、そして2026年のスプリントレースには、ファンにとって楽しみな要素がまだまだたくさんあると確信している。」

    「私たちは民間企業であり、イベントを継続することによってもたらされる機会と、その他のリスクや責任とのバランスを取らねばならない。私たちは、2025年と2026年にさらに2回の素晴らしいオランダGPを開催し、有終の美を飾ることを決定した」

    「私たちのイベントが熱狂的なファンや住民、そしてF1コミュニティから愛され、支持されている今こそ、このステップを踏み出すべきだと考えた。ステファノ・ドメニカリ氏とF1チームの皆さんの努力に感謝したい。その努力により、複数回の契約延長が実現し、オランダGPはこれほどまでに成功を収めることができた」

  • F1パワーランキング:2024年F1オランダGP版 角田裕毅は圏外

    F1パワーランキング:2024年F1オランダGP版 角田裕毅は圏外

    Formula1.comが2024年F1第15戦オランダGP版のパワーランキングを発表。角田裕毅(RB)はランク外で総合でも9位を順位を下げた。

    2024年F1オランダGPでは、マクラーレンがタイトル争いでレッドブルにプレッシャーをかけ続ける中、ランド・ノリスが大勝利を収め、マックス・フェルスタッペンのホームでの連勝記録を終わらせた。しかし、トップランナーの他に、ザントフォールトで審査員を感心させたのは誰か? 続きを読んで確かめてみよう…

    F1パワーランキングは、Formula1.comの5人の審査員がグランプリ終了後に各ドライバーを評価し、週末を通してのパフォーマンスに応じて10点満点で採点。専門家のスコアを平均してレーススコアを作成し、そのスコアは総合パワーランキングのリーダーボードでシーズンを通して集計される。

    1.ランド・ノリス(マクラーレン)
    ランド・ノリスはシーズン前半、特にレーススタート時の特定の状況に関して極度に自己批判的だったため、F1の夏休みに「リセット」を試みながら入った。ザントフォールトでは再びスタートに問題が生じたが、ポールシッターはフェルスタッペンの後ろに下がって見事に獲得した予選アドバンテージを失ったが、すぐに状況を挽回して追い上げ、リードを取り戻し、地元のヒーローを置き去りにした。まさに声明のようなパフォーマンスだった。

    2.シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
    シャルル・ルクレールはオランダGPの予選後、フェラーリが苦戦している現状を鑑みて「同じことを繰り返している」と嘆き、フラストレーションを露わにした。しかし、モナコ出身のルクレールはレース当日、グリッド6位から見事な3位へと順位を上げ、スタートでセルジオ・ペレスを抜き、ピットではジョージ・ラッセルとオスカー・ピアストリの両者をアンダーカットし、タイヤが古くなっても終盤ではピアストリを巧みに抑えた。

    3.ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)
    ピエール・ガスリーは、ザントフォールト週末のもうひとりのスターで、アルピーヌをQ3に導き、特に決意に満ちたパフォーマンスで貴重なポイントを獲得した。金曜日の苦戦から立ち直ったフランス人ドライバーは、9番グリッドからスタートし、レース当日はスリリングなバトルを繰り広げてポジションを守った。この結果は、チームのボスとして初めてのレースとなったオリバー・オーケスにとって、歓喜すべきものとなった。

    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    マックス・フェルスタッペンはスタートと同時にノリスを追い越し、地元の観衆を熱狂させたが、前述の通り、トップを走る時間は長くは続かなかった。マクラーレンのパッケージがレッドブルよりも速いことが再び証明されたため、フェルスタッペンは「2位になることを目指し」、ダメージを最小限に抑えることにした。その意味では、3度世界チャンピオンのタイトルを手にしているフェルスタッペンにとっては、仕事は完了したと言える。

    5.カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)
    カルロス・サインツはギアボックスの問題により、唯一のドライプラクティスセッションとなった金曜フリー走行1回目を走ることができず、オランダGP週末の悪夢のようなスタートを切った。ドライバーたちは夏休みを終えてリズムを取り戻す必要があったため、予選でQ2敗退となったのも無理はない。しかし、決勝では、スペイン人は確かな走りを見せ、順位を上げて5位でフィニッシュし、フェラーリのポイント獲得に貢献した。

    6.ニコ・ヒュルケンベルク(ハースF1チーム)
    ザントフォールトでのレースはニコ・ヒュルケンベルグにとって難しいスタートとなった。ブレーキに問題があるとの不満を漏らしながら、プラクティス中に2度もバリアに滑り込んだ。 彼はそれらを乗り越え、ミッドフィールドからのスタート位置を確保し、早めのピットインで新しいタイヤに交換する意欲的な1ストップ戦略でポイント獲得を狙っていた。 しかし、彼のタイヤは最終ラップで摩耗し、トップ10から惜しくも脱落した。

    7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)
    ポイント獲得は逃したものの、パワーランキングの上位半分に入ったドライバーはアレックス・アルボンだ。予選で素晴らしい8位を獲得したアルボンだったが、大幅に改良されたウィリアムズの新しいフロアボディに関するルール違反により、予選から除外され、最後尾まで後退した。そこから彼は奮闘し、一時はポイント獲得圏内を走っていたが、残念ながらそれは叶わなかった。ドライバーとチームは、あり得たかもしれない結果を悔やむこととなった。

    8.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)
    マクラーレン、レッドブル、フェラーリ、メルセデスの後ろで、フェルナンド・アロンソとアストンマーティンはザントフォールトで「ベスト・オブ・ザ・レスト」を争うことになった。予選では、サインツとルイス・ハミルトンがQ2で脱落したことを利用し、7番グリッドを確保したアロンソが健闘した。 レースでは、スタートで出遅れたアロンソはガスリーに追い抜かれ、サインツとハミルトンの追い上げにより、2度のワールドチャンピオンに輝いたアロンソはチェッカーフラッグ時に10位となった。

    9.フェルナンド・アロンソ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    ルイス・ハミルトンは、オランダでの予期せぬQ2敗退後、週末は「終わった」と宣言した。ペレスの妨害行為でスチュワードから3グリッド降格のペナルティを受け、事態はさらに悪化した。しかし、メルセデスのドライバーはレースで猛追し、14位から8位まで順位を上げ、4位からスタートしたチームメイトのジョージ・ラッセルからわずか数秒遅れでフィニッシュした。

    10.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    ノリスがポールポジションと優勝に突き進む一方で、チームメイトのオスカー・ピアストリにとってはより厳しい週末となった。彼は予選でノリスとフェルスタッペンに次ぐ3位に甘んじ、スタートではラッセルが先行したため4位に落ちた。ピアストリは最初のスティントをかなり長く走り切ったことで一時的にリードしたが、最終的にピットインした際に5位に転落し、よりフレッシュなタイヤで1つしかポジションを取り戻せなかった。

    惜しくも圏外
    ジョージ・ラッセルは、2列目スタートから7位でフィニッシュし、最新のパワーランキングリストでわずかにトップ10入りを逃した。レッドブルで改善の兆しを見せ、6位に入ったセルジオ・ペレスと、トップ10内に並んだもののピットレーンのスピード違反ペナルティで圏外となったもう一人のアストンマーティン、ランス・ストロールも惜しかった。

    オランダグランプリ 2024年のF1世界選手権

  • F1オランダGP:ノリスの勝利に貢献したマクラーレンの主要アップグレード

    F1オランダGP:ノリスの勝利に貢献したマクラーレンの主要アップグレード

    F1オランダGPでマクラーレンはマイアミ以来初の大幅な空力アップグレードを投入し、ランド・ノリスはマックス・フェルスタッペンのレッドブルを20秒以上も引き離した。

    しかし、マクラーレンは、アップグレードはシミュレーションとよく相関しているように見えるが、それ自体がレッドブルとの差を広げた要因ではないとすぐに指摘した。

    主なアップグレードは、新しいハイダウンフォース仕様のリアウィングとビームウィングであった。

    「このウィングは、全体的な効率の向上、ダウンフォースの増加、低速時のパフォーマンスの向上、そしてDRSの利得の向上をもたらす」とマクラーレンのチーフデザイナーであるロブ・マーシャルは説明する。

    それに伴う変更、すなわち、より効率的なフロントブレーキダクト、フロアエッジのブラケットの再配置、フロントおよびリアサスペンションアームのシースの再配置は、その効果は軽微なものだった。

    「それらのパーツはリードタイムがほぼ同じだったので、同じイベントでまとめて投入しようと考えただけだ」とマーシャルは付け加えた。「そのうちのいくつかは、わずか数ミリ秒の差を生み出すもので、おそらく1年前であれば、それらを行う価値はないと判断していただろう。しかし、現在では20ミリ秒の差がグリッド上の位置に影響する可能性がある」

    マクラーレンロブ・マーシャルはマクラーレンのエンジニアリング&デザイン担当テクニカルディレクターを務める。

    新しいリアウィングは、昨年から採用されているハイダウンフォースウィングのシリーズに代わるもので、ミディアムダウンフォースのシリーズの原理をより多く取り入れているが、フラップとメインプレーンエリアの面積はより大きい。

    以前のハイダウンフォースウィングのフラップは、後縁が完全に直線的だったが、このフラップは、ローダウンフォースファミリーの特徴である中央のV字型のくぼみを取り入れている。これにより、DRSメカニズムによって遮蔽され(そのため効果は低くなる)、DRSモードではない場合でも、その部分のダウンフォースがわずかに失われる。

    ウィングには、依然として外側のウィングレットセクションが別個に設けられており、外側でダウンフォースを減少させることで、効果的なドラッグ低減を実現している。しかし、これらのウィングレットの下部が下方に流れるような形状は、以前よりもはるかに顕著になり、エンドプレートの先端部分の形状により密接に統合されているように見える。

    メインウイングのメインブレーンの形状変更に合わせて、ビームウイングの形状も変更され、空気の流れが適切に導かれるようになった。

    マクラーレン F1 オランダGPフラップの後縁には、チームのローダウンフォースウィングの特徴であるV字型のくぼみが設けられている。主翼は面積と形状の両方が完全に再設計された。外側の翼端にあるウイングレットは、下部の下方への傾斜が強化され、空力損失の低減に役立っている。

    リアウィングのダウンフォースとドラッグは、メインプレーンの上部と下部の表面の形状と面積、フラップの設計と形状、および速度範囲全体にわたってそれらすべてがどのように相互作用するかによって決まる。

    効率性を高めるために不可避の妥協点のバランスを取ることは、この開発の目標そのものであり、非常に複雑な数学的課題であり、多くの人員とリソースの時間を必要とする。これが長いリードタイムと、メジャーアップグレード間の大きなギャップを説明する。

    「ええ、我々は昔ながらのやり方を続けています」とマーシャルは言う。「ここ6~7戦は、ロールバーとウィングを各トラックで変更するだけで、同じ車でレースを戦ってきた」

    両ドライバーは、マシンは以前とほとんど変わらない感触だったと報告し、ドライバーたちは満足したが、負荷は増大した。ノリスは、特にDRSの性能向上が重要だったと考えている。

    マクラーレン F1 オランダグランプリザントフォールトで使用された新しいハイダウンフォースリアウィングは、例えばシルバーストンで使用されたミディアムダウンフォース・ファミリーから派生したものである。メインプレーン下面のエリアにおけるミディアムとハイダウンフォースの大きなコントラストは、このリアエンドの比較において非常に明白である。

    「今週末のアップグレードがなくても、おそらく勝てたのではないかと思っている」とノリスは語った。

    「アップグレードのおかげで速くなったわけではないが、これまで導入したアップグレードは毎回役に立っている」

    「アップグレードして疑問に思うような部分はない。装着したら、期待通りの働きをしてくれた。時間をかけて、マイアミ以来初めてのアップグレードを行った。もちろん、これまでにも少しずつ改良は重ねてきたが、微調整のようなもので、このパフォーマンスに匹敵するものはない」

    「でも、小さなことが大きな違いを生む。新しいリアウィングが、おそらく今日マックスを追い抜くのに役立った。そういった小さなことが、確実に前進につながる」