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  • オスカー・ピアストリ F1アメリカGP決勝「すべて出し切ったが速さがなかった」

    オスカー・ピアストリ F1アメリカGP決勝「すべて出し切ったが速さがなかった」

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、F1アメリカGPの週末でペースが伸び悩んだ理由を探っている。ドライバーズ選手権首位として臨んだオースティンだったが、マックス・フェルスタッペンが圧倒的な走りを見せたことで、そのリードは大きく削られた。

    フェルスタッペンはこの4戦すべてでマクラーレン勢を上回る結果を残し、ピアストリとの差は104点からわずか40点にまで縮まった。

    ピアストリは決勝で5位に終わり、スプリントでも1周目にランド・ノリスと接触してリタイアするなど、苦しい週末となった。

    「今日は“できることはすべてやった”という感じだった」とピアストリは振り返る。

    「スタートで1つ順位を上げたけど、ペース的にそれ以上を望むのは難しかった。今週末なぜペースが足りなかったのかを理解する必要があるけれど、すべてが悪かったわけじゃない。与えられた状況で最善を尽くしたし、それが自分にできるすべてだ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 アメリカグランプリ

    タイトル争いへの影響

    フェルスタッペンが優勝し、ノリスも2位でフィニッシュしたことで、選手権上位3人の差はさらに接近。ノリスとの差は14点まで縮まり、タイトル争いは激化している。

    「もちろんマックスもランドも差を詰めてきているけど、今年はどの時点でも“安全圏”なんてなかった」とピアストリは語る。

    「確かに一時的に少し余裕があったときもあったけど、リラックスできるような状況ではなかった。自分の考え方は変わっていないし、これからも変えるつもりはない。毎週末ベストを尽くすだけだし、その結果が自然と出てくるはずだ」

    メキシコへ続くタイトル3強の戦い

    F1は次戦メキシコGPへと舞台を移す。フェルスタッペン、ノリス、そしてピアストリの3人によるチャンピオンシップ争いは、いよいよシーズン終盤に向けて佳境を迎える。

  • オスカー・ピアストリ F1アメリカGP予選「リズムに乗れず苦しいセッション」

    オスカー・ピアストリ F1アメリカGP予選「リズムに乗れず苦しいセッション」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、アメリカGP予選で6番手に終わり、チャンピオンシップ首位として迎えた週末で思うような結果を得られなかった。

    前日のスプリント予選では3番手につけ、フェルスタッペンやノリスに肉薄したものの、スプリント決勝の1周目で多重クラッシュに巻き込まれてリタイア。マシンは大きく損傷し、チームは予選に向けて再組み立てを余儀なくされた。

    Q1では両マクラーレンが苦戦し、辛うじてQ2に進出。ピアストリはQ3で使用済みタイヤのセットを使って最初のアタックに臨んだが、フェルスタッペンの暫定ポールに1秒近く遅れた。最終アタックで改善は見せたものの、最終的には6番手にとどまった。

    「特に大きなミスをしたわけではないけど、セッション全体を通してリズムをつかめなかった。ずっと苦戦していたんだ。これから原因を確認するけど、かなり大変な戦いだった」とピアストリは語った。

    別の取材では、マシンへの自信の欠如が複数のコーナーでタイムロスにつながったと説明している。

    「このサーキットは、マシンと一体になれていないとタイムを失いやすいコーナーが多い。あの感触のままでは6番手という結果にも驚かない」とピアストリはコメントした。

    決勝に向けた前向きな姿勢

    スプリントでのクラッシュにより、高燃料状態での走行データを得られなかったマクラーレンとは対照的に、フェルスタッペンらライバル勢はスプリントを走り切ってセットアップを進化させていた。それでもピアストリは、決勝での巻き返しに意欲を見せている。

    「理想のペースを得られなかったのは残念だけど、明日はチャンスがたくさんある。レースペースが良ければいい結果を出せると思うし、ここはオーバーテイクもできるサーキットだからね。週末はまだ終わっていない」と語った。

    マクラーレンF1チーム代表のアンドレア・ステラも、ピアストリの苦戦について「強風や路面温度の変化の中でマシンへの信頼感を失っていたことが影響した」と説明している。

    分析:データ不足と信頼感の欠如が影響

    ピアストリは週末を通じて高いポテンシャルを示していたが、スプリントでのクラッシュが予選への準備に大きく響いた。再組み立てられたマシンで走行リズムを取り戻す前に、強風と高温という不安定なコンディションが重なり、マシンとの一体感を失ったことがタイムロスの主因となった。

    マクラーレンは中高速コーナーでの安定性に優れる一方、風向きの変化による前後バランスの乱れに敏感な傾向があり、特にピアストリはこの点でノリスより影響を受けやすい。決勝ではデータ不足を補う柔軟な戦略が鍵となるだろう。

  • ピアストリのフェラーリF1移籍説は「レッドブルの策略の可能性」とモントーヤ

    ピアストリのフェラーリF1移籍説は「レッドブルの策略の可能性」とモントーヤ

    元マクラーレンF1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、オスカー・ピアストリのフェラーリ移籍の噂について「マクラーレンを動揺させるためのレッドブルの仕掛け」かもしれないと語った。

    最近、マクラーレンがピアストリよりもチームメイトのランド・ノリスに有利な判断を下しているという見方が広がり、現チャンピオンシップ首位のピアストリがフェラーリへ移籍する可能性があるという憶測が浮上した。

    モントーヤは、こうした噂の背後には意図的な“かく乱工作”があるかもしれないと指摘する。

    「これは誰かがマクラーレンをかき乱すために話を作り上げている可能性もある。結局のところ、注目を集めてマクラーレンに問題を引き起こすのにうってつけの方法だ」とモントーヤは語った。

    「それはちょうどトト(ヴォルフ)がマックス(フェルスタッペン)に対してやったことのようなものだ。実際にマックスを獲得できるチャンスがあったかどうかは分からないが、ヘッドラインを飾ることにはなった。ピアストリとフェラーリの話も、例えばレッドブルから出たものかもしれない。『マクラーレンを不安にさせよう』と考えた誰かが、こうしたリークを仕掛けてもおかしくない」とモントーヤは続けた。

    さらに彼は、この“噂作戦”はピアストリ自身にも有利に働く可能性があると述べている。

    「もしオスカーが本当に優れたドライバーだと思うなら、他チームが彼を欲しがっていることを示すいい機会になる。つまり、オスカーの立場からすれば『自分を本当に必要とするならリスペクトしてほしい』というメッセージをマクラーレンに伝える手段にもなる」とモントーヤは締めくくった。

    GPBlog

  • アレックス・パロウ、ピアストリ加入に怒り「F1昇格の希望を奪われた」

    アレックス・パロウ、ピアストリ加入に怒り「F1昇格の希望を奪われた」

    マクラーレンの新人オスカー・ピアストリの加入が、アレックス・パロウとチームとの関係崩壊の決定的要因になった──そう証言された内容を『Sky Deutschland』が報じている。

    ロンドンの高等法院では現在、インディカー王者パロウがマクラーレンとの契約を破棄してチップ・ガナッシ・レーシング残留を決めたことに関する、2,070万ドル(約31億円)規模の損害賠償訴訟が進行中だ。マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンも証言台に立った。

    パロウは宣誓供述書の中でこう述べた。

    「唯一魅力的な選択肢はF1への道だった。僕の野望は世界最高峰のシングルシーターシリーズに参戦することだった」

    そして2022年後半、マクラーレンがピアストリのF1昇格を発表した瞬間の心境を明かした。

    「その知らせを聞いたとき、僕はひどく動揺し、心配で、怒りを感じた。マクラーレンが別の新人を契約したからだ」

    報道によると、パロウはその後、ブラウンから「F1への希望はまだある」と説得されたという。さらにブラウンは「ピアストリの成績は君のものと比較される」と語り、ピアストリ起用は「アンドレアス・ザイドルの決定で、自分の判断ではない」とも述べたとされる。

    「その時点で、すべてが変わったと悟った」とパロウは語り、マクラーレンとの関係を断ちガナッシ残留を選んだ理由を説明した。

    さらに法廷では、マクラーレンのスタッフが「訴訟を避けるため内部メッセージを削除した」とされるWhatsAppのスクリーンショットも提示されたが、ブラウンはその指摘を「完全に否定」したという。

    高等法院での審理は引き続き行われている。

    マクラーレンの内部事情と影響分析
    今回の証言で注目されるのは、パロウがF1昇格を目指してマクラーレンとの契約に踏み切ったにもかかわらず、同チームがピアストリを起用したことで心理的な決定打となった点だ。ブラウンが「比較対象になる」と述べたことで、パロウは自身がF1計画から外れたと感じたとみられる。

    また、ザイドル(当時チーム代表)の決定とされた人事判断は、マクラーレン内での権限構造の一端を示唆しており、後にザイドルがザウバーCEOへ移籍した経緯とも関連があるとみられる。

    マクラーレンは2025年シーズンに向けて再びF1での栄光を取り戻しているが、その陰には複雑な契約関係と内部調整が続いていたことを、今回の訴訟は浮き彫りにしている。

  • オスカー・ピアストリ、マクラーレン本社でセナの伝説マシンMP4/6をドライブ

    オスカー・ピアストリ、マクラーレン本社でセナの伝説マシンMP4/6をドライブ

    マクラーレンF1は10月12日、ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)で行われた特別イベントにおいて、伝説のマシン「MP4/6」を走らせ、アイルトン・セナの功績を称えた。

    ステアリングを握ったのはオスカー・ピアストリとランド・ノリス。湖畔を駆ける赤と白のマクラーレン・ホンダの姿がSNSで話題を呼び、投稿動画は数時間で40万回以上再生され、2万件を超える“いいね”を集めた。

    マクラーレンは現在、1980年代後半以来の黄金期を迎えており、このタイミングでの“セナ追悼走行”は象徴的なものとなった。10月5日のF1シンガポールGPで2年連続となるコンストラクターズタイトルを確定させた直後で、チームにとって通算10回目の栄冠。短いオフ期間を利用し、本社で祝賀イベントを開催した。

    MP4/6は1991年にセナを3度目の王者へと導いた名車で、ホンダ製V12エンジンを搭載。ピアストリがこのマシンをドライブする姿に、ファンからは「時代がつながった」と感動の声が寄せられた。

    現在ピアストリはドライバーズランキング首位(336ポイント)で、今季7勝・14表彰台。僚友ノリスが2位(314ポイント)につけ、今季はすでに7度の1-2フィニッシュを達成している。1989年にアラン・プロストとセナが記録した年間10回の1-2まで、あと3回に迫っている。

    エクレストンも絶賛「マックス・フェルスタッペンの次に最高のドライバー」
    元F1最高責任者バーニー・エクレストンも、ピアストリの冷静な走りを高く評価している。

    「彼は仕事をきっちりこなす。ミスをすればそれを認め、他人のせいにはしない。そして二度と同じミスをしないようにする。彼はマックス・フェルスタッペンの次に最高のドライバーだ」とSport.deに語った。

    今季マクラーレンMCL60は、残り6戦を残してタイトルを決めるという前例のない速さを見せ、2023年のレッドブルを上回る最速記録でコンストラクターズチャンピオンを確定。
    一方、レッドブルは夏以降マックス・フェルスタッペンが復調し、モンツァとバクーで連勝、シンガポールで2位を獲得するなど4戦連続表彰台を記録している。夏休み明け以降の獲得ポイントは84点で、ジョージ・ラッセル(65点)、ピアストリ(52点)、ノリス(39点)を上回っている。

    マクラーレン黄金期の再現へ
    セナとプロストが築いた“マクラーレン黄金期”の記憶が、再び蘇ろうとしている。ピアストリとノリスのコンビが残り6戦で1-2フィニッシュ記録を更新すれば、チーム史に新たなページを刻むことになる。

    ピアストリがセナのマシンを操る光景は、伝統と未来が交わる象徴的な瞬間となった。

  • マクラーレンF1内バトル激化 ハミルトンがピアストリに助言「もう譲るな」

    マクラーレンF1内バトル激化 ハミルトンがピアストリに助言「もう譲るな」

    7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、マクラーレンで激化するオスカー・ピアストリとランド・ノリスのチーム内バトルについて、経験者ならではの鋭い助言を送った。

    2007年、当時マクラーレンでフェルナンド・アロンソと熾烈なチームメイト対決を繰り広げたハミルトンは、現在の状況を問われると笑みを浮かべながらこう語った。「もうポジションを譲るな」

    ピアストリ「彼がその立場にいたのは知っている」
    この発言は、モンツァでのチームオーダー問題や、シンガポールでの接触騒動を受けてのもの。マクラーレンはモンツァGPでノリスのピットストップ遅れを理由にピアストリへ譲るよう指示したが、シンガポールではノリスが1周目にピアストリを押し出しても、チームはポジション返上を命じなかった。

    ブラジル人記者ジュリアンヌ・セラソーリ(UOL Esporte)からハミルトンのコメントを伝えられたピアストリは苦笑しながら答えた。

    「彼がその立場にいたのはよく知っている。だからその助言はありがたく受け取るよ」。

    冷静な印象のあるピアストリだが、ここ数戦は不満を口にする場面も増えており、タイトル争いのプレッシャーが表面化しているとの見方もある。

    アルバース「何をそんなに泣き言を言ってる?」
    元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは、オランダの『De Telegraaf』に対しピアストリを痛烈に批判した。

    「何をそんなに泣き言を言ってるんだ? レースだろう? まったく、年寄りの愚痴みたいだ」と一蹴。

    さらにシンガポールでの接触を、モンツァでのチームオーダー問題と同列に語る見方を否定した。

    「みんな何でもかんでも比べたがるが、モンツァは全く別だ。誰が前にいるかでピット順が決まる。ノリスはアンダーカットを避けたかったが、ピットミスをしたのはチームであってノリスのせいじゃない」。

    マクラーレンの“二重構造”が再燃の兆し
    2007年の「アロンソvsハミルトン」と同様、現在のマクラーレンもチームオーダーとポイント争いのバランスに揺れている。
    ピアストリはデビュー2年目で冷静沈着な印象を保っているが、ノリスとの関係が微妙な均衡を失えば、マクラーレンは再びチーム分裂の危機を迎えかねない。

    今後の戦いで、ハミルトンの「もう譲るな」という言葉が、ピアストリの心理にどんな影響を及ぼすのか注目される。

    Source: GMM

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1と緊張高まる「フェラーリ移籍を視野」報道

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1と緊張高まる「フェラーリ移籍を視野」報道

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、シンガポールGPでのチームメイト同士の接触をきっかけに、ランド・ノリスとの関係悪化が取り沙汰されている。レース後の無線対応やチーム祝賀会の欠席をめぐり、内部不和の噂が浮上した。

    スイス紙『Blick』は、ピアストリが2026年までマクラーレンと契約しているものの、「2027年にはフェラーリ移籍を視野に入れている」と報じており、王座確定の裏でチーム内に緊張が走っている。

    マクラーレンはF1シンガポールGPで2025年のコンストラクターズタイトルを確定させたが、その裏でピアストリとノリスの確執が注目を集めた。オープニングラップでノリスに外側へ押し出されたピアストリは無線で「チーム的じゃない動きだ」と不満を漏らし、さらにチームがポジションの入れ替えを指示しなかったことで怒りをあらわにした。

    レース後、ザク・ブラウンCEOからの祝福メッセージの際にピアストリが通信を切ったことも、チーム内不和の噂を強めた。しかしチーム代表アンドレア・ステラはその「沈黙」について、「オスカーがピットに戻ったとき、我々はエンジンを切るよう指示した。その5秒後に車全体の電源を落とした。そうするとFOMの通信も同時に停止するんだ」と説明し、誤解を否定した。

    また、ピアストリがマクラーレンの公式表彰台セレモニーに姿を見せなかった理由についても、ステラは「即興のセレブレーションだった。オスカーはメディア対応中で、他の多くのチームメンバーもそこに間に合わなかった」と釈明している。

    それでもステラは、チーム内ライバル関係を慎重に管理する必要があると認めている。「我々のレビューは非常に詳細かつ分析的でなければならない。両ドライバーの視点を考慮し、共通の見解を形成する必要がある。もし誰かがルールが不公平に適用されていると感じ始めたら、それがルール違反やシステム全体の崩壊につながる恐れがある。今まさにこうした議論が極めて重要だ」と述べた。

    一方ノリスは、ピアストリの批判を一蹴している。「大きな隙間の内側にクルマを入れたことで非難されるなら、F1にいるべきじゃない」と語り、強気の姿勢を崩さなかった。

    欧州各国メディアもこの「分裂」に注目している。スペインの『AS』は「チームの祝勝ムードは演出に過ぎなかった」と報じ、マクラーレンが内部統制を強化するため「論争の的である“パパイヤ・ルール”をさらに厳格化する可能性がある」と伝えた。

    フランスの『L’Équipe』はピアストリのメディア対応を「氷のように冷たい」と表現し、イタリアの『ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト』も「チーム内の戦いが本格的に火を噴き始めた」と報道。ドイツ『スカイ・ドイチュラント』のラルフ・シューマッハは「オスカーは神経質になっている。今はより敏感だ」と指摘し、メルセデス代表トト・ヴォルフも「そのうちお互いに肘を使うような場面が出てくるだろう」と語った。

    オーストリアの『クライネ・ツァイトゥング』は「マクラーレン、タイトル獲得も内紛勃発──ピアストリはすでにチームに嫌気が差しているのか?」との見出しで報じ、タイトル獲得の裏に潜む不穏な空気を伝えている。

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1内部の緊張高まる中で冷静に対応

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1内部の緊張高まる中で冷静に対応

    オスカー・ピアストリはF1シンガポールGPでチームメイトのランド・ノリスに押し出され、3番手の座を失った。マクラーレンはその後ポジションをそのまま維持する決定を下し、結果的にノリスがピアストリより上位でフィニッシュした。この判断により、チームの祝賀セレモニーにピアストリが不在だったことも重なり、一部ファンの怒りが爆発。中にはザク・ブラウン、ノリス、アンドレア・ステラの写真を燃やすという過激な抗議行動に出た者もいた。

    ピアストリはサウジアラビアGP以来ドライバーズ選手権の首位を維持しているが、今季2度目となるチーム内接触は今回もノリスが引き金を引いた形となった。カナダGPではノリスがピアストリに追突しリタイア。今回のマリーナベイでは1周目のターンで両者が接触したが、ノリスは「フェルスタッペンとの接触を避けるための回避行動だった」と説明している。そのため、マクラーレンは順位を戻さず、最終的にノリスがピアストリの前でチェッカーを受けた。

    ピアストリはチームのコンストラクターズタイトル祝賀セレモニーにも姿を見せず、F1界ではその理由をめぐり憶測が広がった。一方で、SNS上では激怒したファンが動画を投稿。「マクラーレン、これはオスカー・ピアストリに対してお前らがやったことへの報いだ。チームなんて大嫌いだ。必ず報いを受ける」と罵声を浴びせるなど、騒動はヒートアップした。

    それでもピアストリは冷静さを保ち、レース後にはノリスへの非難を控えた。彼は「チームが一方のドライバーを優遇しているとは思わない」とコメントし、次のように語った。

    「もちろん、チーム全体にとって難しい状況はいくつかあった。でも僕たちはその都度話し合ってきた。すべてが完璧ではなかったかもしれないけど、チームとして学びのプロセスの中にある。意図はとても誠実だと思っているし、その点にまったく懸念はない。今季は何度か厳しい場面があったけど、今回もそのひとつだと思う」

    なお、ピアストリは直近ではオランダGP以来勝利から遠ざかっており、タイトル争いを維持するためにも再び勝利を掴む必要がある状況だ。

  • オスカー・ピアストリ ノリスとの接触を巡る質問を拒む「映像を見てから結論」

    オスカー・ピアストリ ノリスとの接触を巡る質問を拒む「映像を見てから結論」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1シンガポールGP決勝後、チームメイトのランド・ノリスとの1周目の接触について記者団から質問を受けたが、これを慎重にかわした。

    オーストラリア人のピアストリは3番グリッドからスタートし、1コーナーでは2番手のマックス・フェルスタッペンにプレッシャーをかけた。しかしその動きがノリスを呼び込み、5番手スタートのノリスは4番手に浮上。高速のターン1〜3区間でふたりはサイド・バイ・サイドとなった。

    ノリスはターン3のイン側をキープしてピアストリを押さえ込み、マシン同士が軽く接触。その際、ノリスのマシンはフェルスタッペンのリヤにも触れていた。

    この一件でピアストリは外側に押し出され、なんとか4番手を維持したが、無線では「押し込まれた」「チーム的にはふさわしくない動きだ」と不満を漏らした。

    その後、ノリスが3位でフィニッシュし、マクラーレンが2年連続のコンストラクターズタイトルを確定させたが、ピアストリはレース後の取材で多くを語らなかった。
    「何が起きたのか正確に理解するために、リプレイをもっと見ないといけない」とモータースポーツウィークなどの取材陣に語った。「ふたりのマシンが接触するのは望ましいことではない。詳細を見てから自分の結論を出す」

    また、レース中の無線での強い口調については「レース中は感情が高ぶる」と説明。「その瞬間に何が起きたのか意見を伝えるよう求められているから話しただけだ。あとで話し合うことになると思う」と語った。

    マクラーレンはピアストリとノリスの接触について「間違いなくチーム内で話し合う」としており、ピアストリもそれを認めた。
    インシデントはスチュワードにより即座に「注視」扱いとされたが、審議の結果、処分なしと判断された。その決定をエンジニアのトム・スタラードが無線で伝えると、ピアストリは「そんなの不公平だ」と反論。

    スタラードが「後で確認できるから、今はレースに集中して」となだめると、ピアストリは「他のマシンを避けるためにチームメイトにぶつかるなんて、回避としては最低だ」と吐き捨てた。

    オスカー・ピアストリ F1シンガポールGP

    レース後、スタラードとのやりとりがテレビで誇張されていることについて聞かれると、ピアストリは「僕のコメントは62周のうちのたった2周分くらいだった。放送では遅れて流れたのかもしれない」と述べた。
    「リズムを取り戻したあと、ペース自体は良かったと思う。ただ位置的に仕掛けられなかっただけだ」

    ピアストリはイタリアGPでも、ピット作業の遅れで順位を入れ替えたあと、2位をノリスに返すよう指示されたことに不満を示していた。今回もチームの「公平性」について明確な方針を求めるかと問われると、「まずは今回の映像をしっかり見てからだ」と回答。
    「全体を把握したうえで話し合いになると思う。結論を出すのはそのあとだ」と述べた。

    ノリスが優遇されていると感じるかという質問には、短く「ノー」とだけ答えた。

  • オスカー・ピアストリ F1シンガポールGP予選「メルセデスの速さには驚いた」

    オスカー・ピアストリ F1シンガポールGP予選「メルセデスの速さには驚いた」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1シンガポールGP予選でジョージ・ラッセル(メルセデス)が自分たちを上回ってポールポジションを獲得したことに驚いたと語った。ピアストリは3番手、チームメイトのランド・ノリスは5番手に終わり、「今日は単純に速さが足りなかった」と振り返った。

    マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われたセッション終盤、ラッセルが1分29秒158のタイムで暫定ポールを獲得。

    最終アタックでもさらにタイムを更新し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに0.182秒差をつけてトップを守った。一方のピアストリは、ラッセルから0.4秒近く遅れて3番手だった。

    予選を終えたピアストリは「ほぼ最大限の結果だったと思う」とコメントした。

    「少しは余地があったけど、ポールを狙えるほどではなかった。全体的にはいいセッションだったと思うし、この週末は全体的にすごく安定していて大きなトラブルもなかった。単純に速さが足りなかっただけだから、明日どうなるか見てみたい」

    さらに、メルセデスが前に出たことについて聞かれると「正直、驚いた」と答えた。

    「予選の序盤は僕たちの方が良さそうに見えたけど、他のみんながどんどんタイムを伸ばしていったのに、僕たちはあまり改善できなかった。それが少し意外だった。でも今週末はちょっと不思議な展開だ。タイヤを適切に機能させるのがすごく難しい」

    「昨日から今日にかけてトラックコンディションもいくつか変わったと思うし、全体的に接戦だ。うまくすべてをまとめたドライバーが前に行ける週末になっている。とはいえ、3番手は悪くない結果だと思う」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1シンガポールGP 予選

    一方、チームメイトのランド・ノリスは5番手で予選を終え、前日よりもマシンへの感触は改善したと語りつつも、依然としてライバルに対してスピード不足だったと認めた。

    「今日は昨日よりマシンのフィーリングは良かった」とノリス。「でも、単純に速さが足りなかった。メルセデスははるかに速い。オスカーとの差はせいぜい0.1秒か0.2秒、せいぜい0.3秒くらいだと思う。でもポールに必要な差は0.4秒くらいだった。それが現実だ」

    「このトラックではすべてを完璧にまとめる必要があるけど、僕はそれができなかった。そういう日だった」

    そして、マシンの感触が改善されたことで決勝への自信が増したかと問われると、ノリスは冷静に答えた。

    「そうでもないね。このサーキットは予選順位がほぼそのまま決勝結果になるような場所だ。ただ、まだチャンスはあるから、どうなるか見てみよう」