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  • エステバン・オコン 2027年ハースF1残留に金銭面の壁「高額なドライバー」

    エステバン・オコン 2027年ハースF1残留に金銭面の壁「高額なドライバー」

    エステバン・オコンの2027年F1シーズンに向けたハース残留をめぐり、ドライバーとしての評価だけでなく、チームの財政事情が重要な要素になっているとの見方が浮上している。

    オコンはF1スペインGPを前に、ハースと2027年について「今まさに話している」と交渉開始を明らかにしたばかりだ。

    しかし、ブラジル人F1ジャーナリストのジュリアン・セラソーリは、ハースがコストキャップ上限まで支出できていない状況にあり、オコンの高額な報酬が残留に向けて不利な材料になる可能性があると指摘している。

    ハースの2027年シートを左右する財政事情
    オコンは2025年にアルピーヌからハースへ加入。2027年のシートをめぐっては、ラファエル・カマラやレオナルド・フォルナローリら若手ドライバーの名前も候補として取り沙汰されている。

    セラソーリはUOL EsporteのYouTubeチャンネルで、ハースの状況について次のように説明している。

    「ハースのシートは、まさにベアマンがいることで少し複雑になっている」

    「ベアマンはフェラーリとのつながりを持つドライバーで、そのシートを確保している。そして、フェラーリと関係するドライバーを2人同時に起用した前例はない」

    さらに、2027年のドライバー選択を読みづらくしている大きな理由として、ハースの財政状況を挙げた。

    「現時点で彼らの状況を読むのは非常に難しい。なぜなら、大きな予算上の問題を抱えているチームだからだ」

    「キャデラックでさえ、すでにコストキャップの範囲内で運営できている。つまり、マシン開発に使える最大額であるコストキャップまで支出しても、それを賄えるだけの収入があるということだ」

    「オコンは高額なドライバー」
    一方、ハースについては事情が異なるという。

    「ハースは依然としてコストキャップを下回る規模で運営している唯一のチームで、小松礼雄にはこの状況を変えるよう大きなプレッシャーがかかっている」

    ここでドライバー選択も財政面での解決策のひとつになり得るとセラソーリは指摘する。

    「だから、ドライバーも可能な解決策の組み合わせに巻き込まれることになる。そしてオコンについて言えば、彼は高額なドライバーだ。それがフランス人ドライバーにとって不利に働くポイントのひとつになっている」

    実際、2026年のオコンの推定年俸は約700万ドルで、チームメイトのオリバー・ベアマンの約100万ドルに対して7倍に達する。ベアマンはF1フル参戦初年度の2025年から約100万ドルと推定されており、ハースにとって両者の人件費には大きな開きがある。

    この差は、2027年のドライバー選択にも影響する可能性がある。仮にラファエル・カマラがベアマンと同程度のルーキー水準の契約で加入するなら、オコンから若手への交代だけで年間数百万ドル規模の人件費差が生じ得る。

    ただし、F1ではドライバーの報酬はチームのコストキャップ対象外となっている。そのため、オコンの年俸を削減した分をそのままマシン開発費に振り向けられるわけではない。それでも、コストキャップ上限まで支出できるだけの収入を確保できていないとされるハースにとって、チーム全体の支出を考えればドライバーの人件費も無視できない要素となる。

    カマラら若手にはスポンサーという武器
    ハースにはフェラーリとの技術的な関係があり、オリバー・ベアマンもフェラーリの育成プログラム出身だ。そのため、もうひとつのシートを誰に与えるかについては、ドライバー自身の実力だけでなく、フェラーリとの関係やチームにもたらす経済的メリットも絡んでくる。

    「ただ、フェラーリがそのシートを確保するために、さらに何を提供できるのかという話にもなる。もちろんドライバーの実力も重要だ。しかし、F1がチームスポーツであることは分かっているし、そのチームの中でオリー・ベアマンの隣に座るドライバーの存在には合理性が必要になる」

    「財政的にも意味のある選択でなければならない。当然、ラファにはビジネスパートナーやスポンサーがいて、それが助けになる。ただ、別の形でシートに資金をもたらせるドライバーもいる」

    ここで言及された「ラファ」は、フェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属するラファエル・カマラを指す。若手の場合、オコンより低い年俸で起用できる可能性に加え、スポンサーなどの支援をチームにもたらすことができれば、財政面でさらに魅力的な選択肢となる。

    一方で、すでにベアマンというフェラーリ系ドライバーがいることは、カマラを起用する場合の複雑な要素となる。セラソーリが指摘するように、ハースにはフェラーリとのつながりを持つドライバーを2人同時に起用した前例がなく、速さ、給与、スポンサー、フェラーリとの関係まで含めた総合的な判断が必要になる。

    ハースF1チーム

    オコンは「ドライバーが問題ではない」と主張
    今回の財政面からの指摘は、オコン自身がF1スペインGPを前に語った内容とも対照的だ。

    オコンは2027年について「もちろん、ここ数週間は将来について話し合っている。僕は2025年から小松さんとこのプロジェクトに加わることを決めた。当然、最初に話をするべきなのはこのチームだし、今まさにその話し合いをしている」と説明している。

    また、ハースがTPC(旧型車テスト)で他のドライバーを走らせていることについても、自身のシートへの直接的な脅威とは捉えていない。

    「チームは望むのであれば、どんなドライバーでもテストすることができる。僕たちにはTPCプログラムがあり、それはチームにとって非常に重要だ。ある意味では収入源にもなっている」

    TPCを「収入源」と表現した点は、今回伝えられたハースの財政事情を考えるうえでも興味深い。チームが旧型車テストを収益機会として活用していることを、現役ドライバーであるオコン自身も認めていることになる。

    一方、オコンはチームが現在直面している競争力の問題について「ドライバーが問題ではない」と強調している。

    「チームの中ではドライバーが問題ではないことは明らかだ。僕たちは全員で同じ方向に向かって、マシンからもっと引き出そうとしている。僕もオリーも、パフォーマンスを発揮できるマシンがあれば、それを結果につなげている」

    オコンが競技面ではドライバー変更の必要性を否定する一方、セラソーリの情報では、2027年の選択には純粋なパフォーマンスとは別に金銭面が絡んでいることになる。

    オコンはハースとの残留交渉をすでに開始しているが、推定年俸約700万ドルという現在の待遇が交渉材料のひとつになる可能性がある。実績と経験ではオコンが優位に立つ一方、若手には低い起用コストやスポンサーによる資金面のメリットがある。「高額なドライバー」という評価が、オコンの2027年F1シートをめぐる思わぬ障壁となる可能性がある。

  • エステバン・オコン ハースF1と2027年の将来を協議「今まさに話している」

    エステバン・オコン ハースF1と2027年の将来を協議「今まさに話している」

    エステバン・オコンは、2027年のF1シートを巡ってハースF1チームとの話し合いを開始したことを明らかにした。一方で、チームが他のドライバーをテストしていることについては問題視せず、「ドライバーが問題ではない」と強調している。

    ハースF1では2027年のドライバーラインアップを巡る動きが注目されているが、オコンは自身の将来よりも、まずVF-26で続いている2台間のパフォーマンスのばらつきを解消することが最優先だと説明。

    初開催となるマドリンクで行われるF1スペインGPでも、その問題への対応が重要になると語った。

    2027年についてハースF1と交渉開始
    オコンは、2027年の去就についてハースF1との話し合いがすでに始まっていることを認めた。

    「もちろん、ここ数週間は将来について話し合っている。僕は2025年から小松さんとこのプロジェクトに加わることを決めた。当然、最初に話をするべきなのはこのチームだし、今まさにその話し合いをしている」

    一方、ハースF1がTPC(旧型車テスト)プログラムを通じて他のドライバーを走らせていることについて、オコンは自身のシートに対する直接的な脅威とは捉えていない。

    「でも、チームは望むのであれば、どんなドライバーでもテストすることができる。僕たちにはTPCプログラムがあり、それはチームにとって非常に重要だ。ある意味では収入源にもなっている」

    そして、現在ハースが抱えている問題はドライバーラインアップではないとの考えを明確にした。

    「ただ、チームの中ではドライバーが問題ではないことは明らかだ。僕たちは全員で同じ方向に向かって、マシンからもっと引き出そうとしている。僕もオリーも、パフォーマンスを発揮できるマシンがあれば、それを結果につなげている」

    そのため、現段階では2027年のシートを巡る憶測に意識を向けるつもりはないという。

    「今の僕が考えているのは、自分たちにできることから最大限を引き出すこと、マシンの問題を解決すること、この新しいサーキットを学ぶこと、そして、いい結果を出すことだけだ」

    ハースVF-26のアップデートには好感触
    ハースF1は前戦イタリアGPでVF-26にアップデートを投入した。オコンは、モンツァが新パーツを評価するには理想的なコースではなかったとしながらも、最初の感触はポジティブだったと振り返った。

    「ポジティブだったと思う。アップデートを投入できたことは、明らかにチーム全体にとってプラスだった。もちろん、モンツァはそれをテストするにはベストなサーキットではなかったけど、あそこで投入できたことはとてもよかった」

    しかし、アップデートとは別に、ハースにはシーズン序盤から続いている課題があるという。それが2台のマシン間でパフォーマンスを安定させられていないことだ。

    「僕たちはまだ2台のマシン間の一貫性について取り組んでいる。それが今、僕たちを苦しめている部分だ。今週末に解決しなければならないことだと思う。でも、アップデート自体は非常にポジティブだったし、ここでどれだけのゲインをもたらしてくれるのか楽しみにしている」

    「シーズン開幕から抱えている問題」
    オコンによれば、同じ仕様のマシンでありながら、2台が同じようなパフォーマンスを発揮できない状況は今季を通して発生している。

    「これは今シーズンの最初から僕たちが直面していることだ。僕も小松さんもオリーも、そのことは十分に理解している。マシンを健全な状態、つまり本来のパフォーマンスを発揮できる状態に持っていくことができれば、僕たちドライバーもそれぞれのガレージでパフォーマンスを発揮できる」

    イタリアGPではベアマンのVF-26が期待どおりに機能した一方、オコン側では同じ状態を再現できなかったという。

    「先週はオリーのマシンが僕たちの期待していたものを出していた。一方で僕の側ではそうではなかったけど、状況はかなり違っていた」

    「例えばブダペストでは、その問題を抱えていたのはオリーの方だった」

    こうした問題によって、通常のセットアップ作業ではなく、失われたパフォーマンスを取り戻すところから週末を始めなければならないケースが生じている。

    「僕たちはそうしたことを把握しているし、現時点ではそれを解決することが最優先だ。こうした問題を抱えず、普通に週末をスタートして、単純にマシンのセットアップに取り組めるようにしたい」

    「パフォーマンス面で最初から不足を抱えて、それを追いかけなければならなくなると難しくなる」

    エステバン・オコン(ハースF1チーム)

    3戦連続Q2も「望んでいる結果ではない」
    それでもオコンは、直近のレースでハースF1が行ってきた仕事については一定の手応えを感じている。

    「この状況だからといって、ここ数戦でチームがやってきたいい仕事が否定されるわけではない。僕たちは3戦連続でQ2に進んでいる。もちろんQ3ではないけど、僕自身はマシンから引き出せる最大限のものを引き出したと感じている」

    「何も残していなかったと思う」

    ただし、ハースF1が目指しているのはQ2進出ではなく、コンスタントにポイントを争える位置だ。

    「もちろん、これは僕たちが望んでいる結果ではない。ポイントを争うためには、明らかにもっとパフォーマンスが必要だ」

    「それでも『これが自分たちにあったマシンだった。そのマシンから最大限を引き出せたかもしれない』と言えることには満足できる」

    「そこから、ここを改善しなければいけない、あそこに取り組まなければいけないと考えることができる。それが僕たちがやっていることだ。最近は僕たちの側でとてもいい仕事ができていると思う。だから、それを続けなければならない」

    F1初開催マドリンク「リスクを取るほど報われる」
    今週末のスペインGPは、マドリードに新設されたマドリンクで初めて開催される。オコンにとっても、全ドライバーがほぼ同じ条件からスタートする新しい挑戦となる。

    「素晴らしいと思う。マドリードに来られたことも素晴らしいし、新しいサーキットを経験できることも素晴らしい。F1でまったく新しいコース、新しい場所に来るのは久しぶりだ」

    市街地要素を持つマドリンクでは、壁との距離を詰めながら限界を探ることが重要になると予想している。

    「もちろん、完全にクレイジーなサーキットだ。リスクとリターンが大きいし、速く走ろうとすれば壁に近づかなければならない。よりリスクを取ったドライバーが報われることになると思う」

    さらに、過去のデータが存在しないことが、中団チームにとってチャンスにつながる可能性があると期待する。

    「フェルナンドが言っていたように、分からないことがたくさんある。それはとてもいいことだと思う。中団のマシンにチャンスを与えてくれることを期待している」

    「戦略にも未知の部分があるし、レース中に赤旗が出るかもしれない。それ以外にも何が起こるか分からない。そういう状況を僕たちが生かせればと思っている」

    2027年のシートを巡ってハースF1との交渉が始まったオコンだが、本人が最優先に掲げるのはVF-26の問題解決だ。2台が本来の性能を安定して発揮できる状態を作り出し、ポイント争いへ戻ることが、自身の将来を切り開くうえでも重要な課題となる。

  • ハースF1 2027年シート候補は5人 小松礼雄がエステバン・オコン含む争いを明言

    ハースF1 2027年シート候補は5人 小松礼雄がエステバン・オコン含む争いを明言

    エステバン・オコンのハースF1での将来が不透明さを増している。チーム代表の小松礼雄は、2027年のひとつのレースシートを巡ってオコンを含む5人のドライバーが候補になっていることを明らかにした。

    候補はオコンのほか、リザーブドライバーの平川亮とジャック・ドゥーハン、若手のレオナルド・フォルナローリとラファエル・カマラ。ハースはTPC(旧型車テスト)を利用して複数の候補を実際に走らせており、実走データを比較しながら2027年のラインナップを検討している。

    小松礼雄が明言「5人が2027年のひとつのシートを争っている」
    2027年のドライバー選定について、これまでハースは具体的な候補者を明言してこなかった。しかし、F1イタリアGPが開催されるモンツァで、小松礼雄は現在の状況を明確に説明した。

    「その通りです。報じられているように、リザーブドライバーを含む5人のドライバーが2027年のひとつのシートを争っています」

    さらに小松礼雄は、その5人を具体的に挙げた。

    「5人は、リザーブドライバーの平川亮とジャック・ドゥーハン、レオナルド・フォルナローリ、ラファエル・カマラ、そしてエステバンです」

    これにより、オコンが単に契約更新を待つ立場ではなく、4人のライバルと2027年のシートを争う候補のひとりであることが明確になった。

    もう一方のシートについては、オリバー・ベアマンがチームの将来を担う存在として位置づけられており、今回の選考は事実上、そのパートナーを決める争いとなる。

    選考基準は「主にパフォーマンス」
    オコンにとって大きなポイントとなるのが、ハースが選考で何を重視するかだ。F1で豊富な経験を持つオコンに対し、フォルナローリやカマラといった若手も候補に入っているが、小松礼雄は経験や知名度ではなく、速さを中心に評価すると説明した。

    「決定を下す際に用いる基準について言えば、主にパフォーマンスです」

    ハースは候補者を比較するため、すでにTPCを活用したテストプログラムを進めている。

    平川亮、フォルナローリ、カマラはハースのF1マシンをドライブする機会を与えられており、ドゥーハンも9月にヘレスでテストを行う予定となっている。

    こうした走行は単なる若手育成ではなく、2027年のレースシートを見据えた評価という意味合いを強めている。

    小松礼雄(ハースF1チーム)

    平川亮とフォルナローリはベアマンと0.1秒以内
    候補者の比較が簡単ではないことを示す材料もある。小松礼雄によれば、ヘレスで行われたテストでは平川亮、フォルナローリ、ベアマンのタイム差が極めて小さかったという。

    「すでにヘレスでテストを行っていて、平川亮、レオナルド、オリーの3人は0.1秒以内に収まっていました」

    ハースはその後も評価を継続し、ポルティマオでもTPCプログラムを実施。異なる経験を持つドライバーたちを比較するためのデータを蓄積している。

    F1で長年戦ってきたオコンにはレース経験という明確な強みがある。一方で、若手候補が旧型車で十分な速さを示せば、その経験だけでシートを守れる状況ではなくなっている。

    ハースは若手起用にも前向き
    小松礼雄は、十分なパフォーマンスを示した若手であればF1に昇格させることにも前向きな姿勢を示している。

    「以前は若手ドライバーにF1で多くのチャンスが与えられない時期もありましたが、昨年から状況は大きく変わりました」

    近年のF1では若手ドライバーを積極的に起用する動きが広がっており、小松礼雄もその流れを肯定的に捉えている。

    「若手にチャンスを与えることは、いつだって良いことです」

    この発言は、フォルナローリやカマラが単なる将来候補ではなく、2027年から実際にレースシートを獲得する可能性があることを示すものでもある。

    オコンにとって2026年後半戦が重要な評価期間に
    オコンにとって状況は明快になった。ハースでのF1経験やチームへの理解はアドバンテージとなるものの、それだけで2027年の残留が保証されるわけではない。

    平川亮とドゥーハンという経験を持つリザーブ勢に加え、フォルナローリとカマラという若手が同じシートを狙っている。さらにハースはTPCを通じて候補者の実走データを集め、パフォーマンスを直接比較している。

    小松礼雄が「主にパフォーマンス」で決めると明言した以上、オコンにとって2026年後半戦の結果は重要な判断材料となる。2027年のハースF1のシート争いは、現役ドライバーのオコン対4人の挑戦者という構図がはっきりした。

    Source: Nextgen-Auto.com

  • エステバン・オコン F1デビュー10周年「今の僕はまったく違うドライバー」

    エステバン・オコン F1デビュー10周年「今の僕はまったく違うドライバー」

    エステバン・オコンは、2026年F1第11戦ベルギーGPでF1デビューから10周年という節目を迎える。2016年のスパ・フランコルシャンでマノーからデビューを果たしたフランス人ドライバーは、この10年間でハンガリーGP優勝や複数回の表彰台を経験し、自身が大きく成長したと振り返った。

    一方で今季のハースは中団争いで苦戦が続いているが、ベルギーGPでは新パーツを投入する予定だ。オコンはチームの開発力を信頼しており、ここから巻き返しを図れると前向きな姿勢を示している。

    F1デビューから10年 「時間が経つのは本当に早い」
    オコンは2016年ベルギーGPでマノーからF1デビュー。当時はフェルナンド・アロンソやジェンソン・バトン、キミ・ライコネンら、テレビで見ていたスターたちと同じグリッドに立つことが特別な経験だったと振り返る。

    「10年も経ったなんて信じられない。本当に時間が経つのは早い」

    「自分が10年間F1にいるとはあまり感じない。2~3年くらいしか経っていないような感覚なんだ。だから今週末も楽しみにしている」

    「もちろん当時とは全然違った。デビュー戦だったし、学ぶことが本当に多かった。テレビで見ていたフェルナンド(アロンソ)やジェンソン(バトン)、キミ(ライコネン)たちと一緒にレースをしていたんだから、とても特別な経験だった」

    「結果的に10年後もこうしてF1にいるということは、自分はいい仕事ができたということなんだろう」

    マノー、フォース・インディア、アルピーヌ、そして現在のハースと渡り歩いてきたオコンは、2021年ハンガリーGPで初優勝を飾ったほか、サクヒールGP、モナコGP、サンパウロGPでも表彰台を獲得している。

    エステバン・オコン

    「今の僕はまったく違うドライバー」
    10年間で最も大きく変わった点について問われると、オコンはドライバーとしての成熟を挙げながらも、勝利への情熱は変わっていないと語った。

    「もちろん当時とはまったく違うドライバーになった。でもモチベーションは今も同じだ」

    「与えられたマシンで可能な限り最高の結果を引き出したい。その気持ちは今でも変わらないし、ステアリングを握っている限り最大限のモチベーションを持ち続けている」

    経験を重ねても初心を失わず、常にマシンの性能を限界まで引き出そうとする姿勢こそが、この10年間で得た最大の財産だという考えを示した。

    苦戦するハースにも反撃への自信
    今季序盤はオリバー・ベアマンが開幕戦オーストラリアGPと日本GPでポイントを獲得するなど好スタートを切ったハースだったが、その後はレーシングブルズやアルピーヌに後れを取り、第6戦モナコGP以降は決勝トップ10入りから遠ざかっている。

    それでもオコンは、ベルギーGPから導入されるアップグレードが改善への第一歩になることを期待している。

    「チームとしてここ数戦は厳しい戦いが続いている」

    「もちろん今はパフォーマンスを追い求めているところだ。今週末には少し新しいパーツも投入される予定だし、もっと速さを見つけなければならない」

    シルバーストンではマシンの性能を最大限引き出せた一方で、それでも中団勢には届かなかったと分析する。

    「シルバーストンではマシンの力を最大限引き出せたと思う。それはポジティブだった。でも十分ではなかった」

    「スタートではかなり後方から11番手まで順位を上げられたけれど、その後は他の中団チームのペースについていけなかった」

    「そこが改善しなければならない部分だ。チーム全員がそこに集中しているし、今週末、あるいは今後さらに新しいパーツが投入されれば改善できることを期待している」

    「僕はチームを信頼している。この順位に留まり続けることはないし、必ず改善できると思っている。チーム内部では今、本当にいい仕事ができている。隠すような問題は何もない」

    F1デビューから10周年を迎えたオコンは、過去を懐かしむだけではなく、今も変わらぬ向上心を武器に新たな挑戦を続けている。苦戦するハースにとっても、ベルギーGPで投入されるアップグレードは後半戦浮上への重要な試金石となりそうだ。

  • エステバン・オコン アストンマーティンF1リザーブ就任説 2028年昇格構想

    エステバン・オコン アストンマーティンF1リザーブ就任説 2028年昇格構想

    エステバン・オコンが、2027年にアストンマーティンのリザーブドライバーに就任し、2028年のレギュラー昇格を視野に入れたプランの候補となっていると報じられた。フェルナンド・アロンソの去就次第では正ドライバー昇格の可能性もあり、チームは複数のシナリオを検討しているという。

    『RacingNews365』によると、オコンは2026年限りでハースを離れる可能性が取り沙汰される中、アストンマーティンが有力な移籍先候補として浮上している。

    アロンソ残留でも加入の可能性
    報道によると、アストンマーティンはアロンソが2027年も残留した場合でも、オコンをリザーブドライバーとして迎える案を検討しているという。

    そのプランでは、2027年はリザーブドライバーとしてチームに加わり、2028年にレギュラー昇格の可能性を盛り込んだ契約が想定されているとされる。

    一方で、アロンソが今季限りでチームを離れた場合には、オコンがレギュラーシートの有力候補になるという。2026年レギュレーション下での実戦経験に加え、チームメイトのランス・ストロールと親しい関係にあることも評価材料とみられている。

    ハースとの契約判断は7月末が期限
    同メディアによると、ハースが保有するオコンとの契約オプションは7月末に期限を迎える。そのため、夏休み前最後の一戦となるハンガリーGP前後が去就を左右する重要なタイミングになる可能性が高い。

    ここ数週間、パドックではハースとオコンが2026年限りで袂を分かつとの見方が広がっているものの、オーストリアGPではオコン陣営とチーム首脳による協議が続いている様子も見られたという。

    なお、『RacingNews365』は、オコンにはアストンマーティン以外にも、2027年のリザーブ起用と2028年のレギュラー昇格の可能性を組み合わせたプランを提示するチームが存在すると報じている。一方で、アストンマーティンの構想はアロンソの去就とも密接に関係しており、今後数週間の動向が注目される。

  • エステバン・オコン ハースF1に要求「僕のマシンを健全な状態にしてほしい」

    エステバン・オコン ハースF1に要求「僕のマシンを健全な状態にしてほしい」

    エステバン・オコンは、オーストリアGPで再び苦戦を強いられたことを受け、ハースに対して自身のマシンが抱える問題の早急な解決を求めた。ここ数戦続くリアのダウンフォース不足は依然として改善されておらず、「まずは僕のマシンを健全な状態に戻すことが必要だ」と訴えている。

    チームは週末を通して複数の空力パーツを交換したものの根本的な改善には至らず、現在はフロア周辺に原因があるとみられている。

    好スタートもペース維持できず
    オコンはレッドブル・リンクで15番グリッドから好スタートを決め、一時は11番手まで順位を上げた。しかしレース終盤はペースを維持できず、最終的には16位でチェッカーを受けた。

    レース後、Crash.netに対してオコンはスタートには満足していたと振り返った。

    「スタートは最高だった。蹴り出しも信じられないくらいうまくいった」

    「チームと一緒にかなり努力して改善してきた部分だし、1周目と2周目の判断も良かった。どんどん順位を上げることができた」

    「最初の9周くらいまでは戦えていたと思う」

    しかし、その後は戦略面でも不運が重なったという。

    「またセーフティカーのタイミングを外してしまった。今回もセーフティカーが出る前にピットへ入って、その5周後にセーフティカーが出た」

    「デジャヴのような感じだけど、これは運の問題だ」

    リアの問題でタイヤを壊してしまう
    オコンによれば、本当の問題はリアのダウンフォース不足にある。

    「残念ながら今回も大きく苦しんだ。正直、レース終盤はマシンをコース上にとどめておくのも難しかった」

    「チームはリアの荷重不足を解決しようとできることはすべてやってくれた。でも問題はまだ残っている」

    その影響はリアタイヤの摩耗に直結しているという。

    「フロントウイングは最も寝かせた状態で走っているのに、リアタイヤを完全に壊してしまう。最後は周囲より3.5秒速かったどころか、3.5秒も遅かった」

    「毎回ピットに入るまでは9周くらい楽しく走れる。でもその後は滑り続けてタイヤを壊し、みんなより1回多くピットストップしなければならなくなる」

    「モナコでも同じだったし、バルセロナ・カタルーニャGPでも同じだった。そして今回もまだ問題は続いている」

    エステバン・オコン(ハースF1チーム)

    必要なのは『健全なマシン』
    オコンは、現在のハースには2つの課題があると指摘する。

    「良かった点は、持っていた戦力を最大限引き出せたことだと思う。でも本来いるべき位置とはあまりにもかけ離れている」

    「問題は2つある。まずは僕のマシンを健全な状態にすること。そしてマシン全体のパフォーマンスを上げることだ」

    「オリーのマシンが正常だとしても、それでもまだ全体的な速さは足りていない」

    「同じ問題にずっと苦しんでいる。でもシルバーストンでも全力を尽くすし、問題が解決することを願っている」

    フロア交換でも原因は見つからず
    チームは原因究明のため様々な仕様を試してきたが、決定的な改善は得られていない。

    「どうやら原因はフロア周辺らしい。彼(ベアマン)はフロア13を使っていて、僕は14を使った。15も試したけど、それでも差は残った」

    「週末の最初にはリアウイングも変更したけど改善しなかった」

    「フロントウイングも変更したけど効果はなかった」

    「今のところ原因を見つけられていない。でもデータ上でははっきり現れている。本当に信じられない。こんな経験はキャリアで初めてだ」

    シルバーストンではさらに多くの部品を試す予定だという。

    「おそらく多くのパーツを順番に試していくことになると思う。少しでも良いものを見つけたい」

    「まともに機能するフロアが1種類しかないなんてことはあり得ない。そんなことは今まで見たことがない」

    「チームを全面的に信頼しているし、必ず原因を見つけてくれると思っている。ただ、この問題はもうかなり長い間続いている。その間に時間も失い、進歩も理解も失ってしまっている」

    オコンのマシンはモナコGP、バルセロナ・カタルーニャGP、そしてオーストリアGPと3戦連続でリアのダウンフォース不足に苦しんでおり、ハースは依然として原因の特定に至っていない。シルバーストンではさらに多くの部品を試しながら原因究明を進める予定で、オコンが求める「健全なマシン」を取り戻せるかが、今後の巻き返しに向けた重要なポイントとなる。

  • エステバン・オコン F1去就騒動を一蹴「何を言われても気にしない」

    エステバン・オコン F1去就騒動を一蹴「何を言われても気にしない」

    エステバン・オコンは、自身のハースでの将来を巡る憶測について「何を言われても気にしない」と一蹴し、チームへの信頼は揺るいでいないと強調した。

    ここ数戦の苦戦を認めつつも、現在はチームとともにパフォーマンス向上に全力を注いでいると語り、噂に振り回されるつもりはない姿勢を示した。

    将来への憶測を一蹴「チームと小松代表を信頼している」
    オコンのハースでの将来を巡っては、カナダGP前後から様々な憶測が飛び交っている。発端となったのは一部メディア報道の誤解で、小松礼雄代表との不和説にまで発展したが、両者はこれを強く否定していた。

    さらに最近では、ラファエル・カマラや角田裕毅が将来的なハースのシート候補として名前を挙げられるなど、新たな憶測も浮上している。

    しかし、オーストリアGPを前に改めて将来について問われたオコンは、チームとの関係に何ら問題はないと強調した。

    「チームから信頼されているし、小松代表からも信頼を得ている。カナダでもこうした話題については十分に話した」

    「僕たちはチームと一緒に、自分たちでコントロールできる部分を改善することに集中している。だから僕自身は落ち着いているし、やるべきことに集中している」

    そして、噂については率直な言葉で切り捨てた。

    「正直なところ、人が何を言おうと勝手だ。そんなことはあまり気にしていない」

    「僕はチームのみんなのために良い仕事をしたいだけなんだ」

    苦戦が続くハースの巻き返しに期待
    オコンは、ここ数戦はチーム全体にとって厳しい戦いが続いていることも認めた。

    「ここ3~4戦はチーム全体にとって本当に厳しかった。ポイントはいくらか獲得できたけれど、十分ではないし、僕たちが望んでいる結果でもない」

    「本来の力を取り戻さなければならないし、それだけの実力はあると思っている」

    「もちろん、みんな本当に懸命に仕事をしている。でも、その努力が結果として表れるのはこれからだ」

    オコンとチームメイトのオリー・ベアマンは、ヨーロッパラウンド初戦となるオーストリアGPで、ハースが競争力を取り戻し、流れを変えるきっかけをつかむことを期待している。

    ハースは直近数戦で思うような結果を残せていないものの、オコンは将来に対する不安を否定し、チームへの信頼と巻き返しへの自信を改めて示した。現時点でシート喪失を裏付ける事実はなく、まずは苦戦からの立て直しがチームにとって最優先課題となっている。

  • エステバン・オコンが明かすハースF1での重要任務 小松礼雄代表との信頼関係

    エステバン・オコンが明かすハースF1での重要任務 小松礼雄代表との信頼関係

    エステバン・オコンは、将来を巡る憶測が再び浮上するなか、自身がハースF1で果たしている重要な役割について語った。経験を活かしてチームの改善点を見極め、限られたリソースをどこに集中すべきかを示すことが自らの使命だと説明している。

    オコンとチーム代表の小松礼雄は、先月のカナダGP前に一部メディア報道から広がった不仲説への対応を余儀なくされた。両者はモントリオールで揃ってその噂を否定し、「でたらめだ」と強く反論していた。

    その後のモナコGPでは、オコンは17番手スタートから9位まで順位を上げる安定した走りを披露。混乱の多いレースを巧みに乗り切り、存在感を示した。

    しかし先週末のバルセロナ・カタルーニャGPでは、『Auto Motor und Sport』がフェラーリ育成ドライバーでFIA F2を戦うラファエル・カマラについて、将来的にオコンのシート獲得を狙っていると報じた。

    それでもオコンは、自身の将来に対して揺るぎない自信を見せている。『Motorsport Week』の独占インタビューでは、自身がチームにもたらしている価値について次のように説明した。

    「僕の仕事は、チームがどこを改善すべきかを正確に示し、それをできるだけ早く前進させることだと思っている」

    「F1では部門ごとに役割が分かれていて、優先順位の高いこともあれば、そうでないこともある。でも僕たちが話し合う課題のなかには、非常に重要で、できるだけ早く解決しなければならないものがある」

    「その点で礼雄は大きな助けになっている。問題が見つかったときに、できるだけ早く結論を出して次戦までに改善するために動いてくれる人物なんだ」

    「僕が加入して以来、素早く解決できた問題はたくさんある。ただ、その一方で根本的な課題として残っているものもあり、それらは多くのリソースを必要とするため時間がかかっている」

    「だからこそ僕の役割は、本当に重要な課題が何なのかを示し、それを前進させることなんだ」

    小松礼雄代表の技術的視点を高く評価
    オコンは、小松礼雄が持つ技術者としてのバックグラウンドがチームに大きな利益をもたらしているとも語った。

    近年のF1では、小松礼雄、アラン・パーメイン、ジェームズ・ボウルズ、エイドリアン・ニューウェイのように、技術部門出身者がチーム代表へ昇格するケースが増えている。

    オコンはその利点について次のように説明した。

    「チームに何が必要なのかを理解している人物がいるのは、とても前向きなことだと思う」

    「礼雄は以前チーフエンジニアとしてチームで働いていたから、可能な限りあらゆる議論に関わっている」

    「どこに力を注ぐべきか、その取り組みがチームにどれだけの効果をもたらすかという全体像を理解している。それは非常に価値のあることだ」

    10年以上続く信頼関係
    オコンと小松礼雄の関係は、2014年にオコンがロータス(後のルノー)でF1キャリアをスタートさせた頃まで遡る。当時、小松礼雄はロマン・グロージャンのレースエンジニアを務めていた。

    その後、小松礼雄は2016年のハース創設時にチームへ加入。両者は10年以上にわたって関係を築いてきた。

    オコンは不仲説を改めて否定するとともに、小松礼雄から受けている支援への感謝を口にした。

    「もちろんだ。あの件は礼雄が僕を支えてくれていることを示していたと思う」

    「数年前から、礼雄はいつも最初に連絡をくれる人のひとりだった」

    「僕がチーム加入について話し合っていたときも、礼雄は真っ先に声をかけてくれた。彼は2014年に僕がF1で最初に関わったレースエンジニアでもある」

    「もうかなり前の話だけど、そういうサポートを受けられるのは本当に素晴らしいことだ」

    ハースはF1でも有数の低予算チームながら、2026年シーズンは安定して中団争いを展開している。オコンの発言からは、ドライバーとしての速さだけでなく、開発の方向性を定める“経験豊富な評価役”としての存在価値がチーム内で高く評価されていることがうかがえる。今後も移籍の噂は続くとみられるが、少なくとも現時点ではオコンと小松礼雄の信頼関係は極めて強固なようだ。

  • エステバン・オコンに迫る危機 F1パドックが注目するラファエル・カマラ

    エステバン・オコンに迫る危機 F1パドックが注目するラファエル・カマラ

    ハースF1で苦戦が続くエステバン・オコンの将来に暗雲が立ち込めている。2026年シーズン、チームメイトのオリバー・ベアマンに対して劣勢を強いられる中、パドックでは2027年のシート候補としてF2ランキング上位を争うラファエル・カマラの名前が急速に広がっている。

    フェラーリ育成ドライバーであるカマラは、昨季F3王者に輝いた後、今季はF2でも優勝を重ねて評価を高めており、ハースのドライバーラインアップ再編の中心人物になる可能性が浮上している。

    オコンに高まるプレッシャー ハースが2027年の選択肢を検討
    スイス紙『Blick』によると、オコンは2027年もハースに残留するために厳しい立場に置かれているという。

    アルピーヌから加入したオコンには経験豊富なリーダーとしての役割が期待されていたが、ルーキーのオリバー・ベアマンが安定して上回るパフォーマンスを見せており、期待された成果を残せていない。

    そのためハースは将来に向けた選択肢を検討しており、複数の若手ドライバーが候補に挙がっているとされる。

    F1パドックで急上昇するカマラ評価
    その中でも最も注目を集めているのがラファエル・カマラだ。

    ブラジル人ジャーナリストのジュリアンヌ・セラソリは、自身のYouTubeチャンネルで、ここ数週間でカマラを巡る評価が劇的に変化したと明かした。

    「彼がフェラーリのテストで非常に良い仕事をしたことは知っていたし、若手ドライバーのF1テストでのパフォーマンスがどれだけ重要視されるかも分かっていた」

    「カナダでは私の方から『ラファ・カマラはどうだろう』と周囲に聞いて回っていた。でも今週末は逆だった。多くの人が私のところへ来てラファの話をしていた。今ではみんなが彼について話している」

    セラソリはさらに、カマラの冷静な姿勢が関係者から高く評価されていると説明した。

    「彼はとても落ち着いていて、実務的な考え方をする。『何が悪かったのか』『どう改善するのか』を常に考えている」

    「この数週間で彼への見方は大きく変わった。周囲から抜きん出た存在として認識され始めている」

    一方で、マネジメント陣はF1昇格の話題に気を取られることなく、まずはF2タイトル獲得に集中させたい考えだという。

    カマラだけではない ハース候補者は多数
    もっとも、2027年のハース候補はカマラだけではない。

    トヨタとの提携強化が進む中で、平川亮の名前も候補として取り沙汰されている。また、元アルピーヌF1ドライバーのジャック・ドゥーハンも商業的価値を含めて候補の一人と見られている。

    さらに新たな候補として浮上しそうなのが、マクラーレン育成のレオナルド・フォルナローリだ。ハースは6月17日から18日にかけてヘレスでTPCテストを実施し、フォルナローリに走行機会を与えることを発表している。

    F3王者、そしてF2王者としての実績を引っ提げるフォルナローリにとって、このテストはF1昇格へ向けた重要なアピールの場となる。

    2027年のハースは若手中心の再編となる可能性
    現時点でハースがどのようなドライバー構成を選択するかは不透明だ。しかし、フェラーリが強く後押しするカマラの評価が急上昇していることは間違いない。

    ベアマンがチームの将来を担う存在として定着しつつある中、オコンのパフォーマンス次第では、ハースが若手中心のラインアップへと大きく舵を切る可能性もある。

    2026年後半戦は、カマラのF2タイトル争いだけでなく、オコンのF1キャリアの行方を占う重要な期間となりそうだ。

    【関連】
    ・マクラーレンF1リザーブのレオナルド・フォルナローリがハースのTPCに参加

  • エステバン・オコン ベアマンとの無線応酬を釈明「問題はまったくない」

    エステバン・オコン ベアマンとの無線応酬を釈明「問題はまったくない」

    エステバン・オコン(ハースF1チーム)は、F1モナコGP初日のフリー走行でチームメイトのオリバー・ベアマンと無線で応酬を繰り広げた件について、「問題はまったくない」と火消しに努めた。

    モナコの市街地コースでは慢性的な交通渋滞が発生するが、FP1ではハースの2台が互いのアタックラップに影響を与える場面があった。

    ベアマンが前方車両に引っ掛かって減速したことで、後ろから迫っていたオコンが連続して妨げられる格好となり、無線では不満をあらわにした。

    「彼は僕のラップを2回も台無しにする必要はないだろう。高速ラップ中だったんだから」

    オコンがアントニー・ノゲスでベアマンを追い抜いた後、ベアマンも無線で反発した。

    「なんて馬鹿なんだ。あれは本当に愚かだった」

    しかし、FP2終了後に取材に応じたオコンは騒動を大きな問題とは捉えていないと説明した。

    「大丈夫だ。オリー(ベアマン)は前のクルマに3回くらい引っ掛かっていた」

    「問題だったのは、僕自身は他のクルマに妨げられていなかったのに、彼にだけ引っ掛かっていたことだった」

    「それが伝えられた後にポジションを入れ替えたし、それで問題は解決した」

    さらに、チーム内で話し合う必要があるのではないかと問われると、オコンは不和を否定した。

    「みんなその件について話しているけど、まったく問題はない」

    「オリーは前のクルマにブロックされていたから、ラップを中断しなければならなかった。結果として僕が彼に妨げられた」

    「その後にポジションを入れ替えた。僕が後ろから来ていることが伝えられると、彼はすぐに先へ行かせてくれた」

    「チーム内でコミュニケーションが必要だっただけで、それはきちんと行われた」

    エステバン・オコン ハースF1チーム

    一方で、オコン自身の初日は苦しい内容となった。ベアマンがトップ10圏内で走行したのに対し、オコンは17番手に終わった。

    それでもオコンは結果を悲観しておらず、重要なのは土曜日だと強調した。

    「今日はFP2に過ぎない。重要なのは明日だ」

    「今日はマシンの状態や限界を把握することが目的だった。僕たちはすでに多くのデータを得ることができたので、それを分析して改善につなげる必要がある」

    「明日の朝には壁際まで攻め込み、もっとプッシュすることになる。そこで自分たちの本当の位置が分かるだろう」

    また、2026年型マシンのモナコでの印象については次のように語った。

    「実際のところ、クルマのサイズのおかげでライン取りの準備がしやすくなっているし、周囲をうまく走り抜けることもできる」

    「ただ、乗り心地は昨年よりかなり良くなっていると思っていたので、現時点ではそうなっていないのは少し驚きだ」

    「むしろ昨年に近い昔ながらの感覚だ。エンジンのためにそこまで準備する必要がない」

    「このコースは短いので、柔軟性も少し増している。それはポジティブな点だ」

    【関連】
    ・ベアマンがオコンを酷評 F1モナコGP FP1で無線応酬「なんて馬鹿なんだ」