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  • ウィリアムズF1の真実が判明 FW48「重量超過説」は誤りだった

    ウィリアムズF1の真実が判明 FW48「重量超過説」は誤りだった

    ウィリアムズF1の2026年型マシンFW48について、ネット上で広がっていた「大幅な重量超過説」は事実ではないことが、チームの公式資料によって明らかになった。

    ウィリアムズは2026年F1マシンの完成遅れとFIAクラッシュテスト不合格により、バルセロナ・シェイクダウンへの参加を見送った。

    この影響で、FW48は最低重量768kgを20〜30kgも上回っているのではないか、という憶測がオンライン上で急速に拡散していた。

    仮に重量が790〜800kgに達していれば、メルセデス製パワーユニットを搭載するFW48にとって、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.のパフォーマンスに壊滅的な影響を与える可能性があった。しかし、ウィリアムズがマシンのリバリー発表後にメディア向けに配布したプレスパックによって、その見方は否定された。

    その資料の中で、ウィリアムズは2026年型マシンの重量を772.4kgと記載しており、最低重量規定を上回っているのはわずか4.4kgにとどまっている。

    なお、フェラーリは770kg、メルセデスは772kgと申告しており、ウィリアムズとの差はわずか0.4kgに過ぎない。一方で、チーム代表のジェームス・ボウルズはメディア対応の中で、次のように慎重な姿勢も示している。

    「重量に関して言えば、今後、正しい仕様のレースカーが2台完成するまでは、コメントするのは難しい」

    F1には最低重量規定があり、予選後や決勝後の計量で下回っていた場合は即失格となる。しかし、上限重量の規定は存在しない。

    そのため、最低重量を超えていること自体に技術的なペナルティは科されないものの、余分な重量を抱えたチームは、より軽量なマシンを走らせるライバルに対して、純粋なパフォーマンス面で不利を被ることになる。

    ウィリアムズ・レーシング

    なおウィリアムズは、FW48についてすでに非公開でのシェイクダウン走行を実施していることも明らかにしている。完成の遅れやクラッシュテスト不合格によってバルセロナ・シェイクダウンへの参加は見送られたものの、マシン自体は走行可能な状態にあり、基本的なシステムチェックや初期確認はすでに進められているという。

    重量面でも極端な問題は見られず、FW48は最低重量規定にほぼ到達した状態で開発が進行中だ。ウィリアムズとしては、今後の本格テストとレース仕様の完成に向けて、細部の最適化を重ねていく段階に入っている。

  • ウィリアムズF1、FW48が遅れを経て初走行 シルバーストンでシェイクダウン

    ウィリアムズF1、FW48が遅れを経て初走行 シルバーストンでシェイクダウン

    ウィリアムズF1は、製作遅延によりプレシーズンテスト初週を欠場していた2026年F1マシン「FW48」を、シルバーストンでのプロモーション用フィルミングデーで初めて走行させた。FW48は水曜日にコースデビューを果たし、ようやく実走段階に入った。

    ウィリアムズは、先週バルセロナで行われたシェイクダウンテストに唯一参加できなかったチームだった。2026年型マシンの準備が間に合わず、FW48は初週の走行機会を逃していた。

    失われた時間を補うため、チームは実走前に大規模なバーチャル・トラックテストを実施。そのうえで迎えたシルバーストンでのフィルミングデーでは、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.の両名がステアリングを握り、FW48の初期評価を行った。

    この走行では、バルセロナで使用予定だったファン投票による暫定テスト用リバリーも披露された。ウィリアムズは今週火曜日に、より落ち着いたレース用リバリーを正式に公開している。

    またウィリアムズは、2月10日にバーレーンで2回目のプロモーション用フィルミングデーを実施することも明らかにした。この日は、同地で今季2回目の合同テストが始まる前日となる。

    なお、プロモーション用フィルミングデーでは走行距離が200kmに制限され、使用できるタイヤもレース用とは異なる指定コンパウンドに限られる。

    ウィリアムズ・レーシング F1 シェイクダウン

    「今日は我々にとって重要な節目の日であり、新車が初めてコースを走る姿を見るのは常に誇らしい瞬間だ」とジェームス・ボウルズは語った。

    「この状況下でチームは強い結束を見せ、シルバーストンで予定していたプロモーション用フィルミングデーに間に合うマシンを完成させた」

    「来週のバーレーンに向けてパッケージへの理解を深めることができ、カルロスとアレックスからは前向きなフィードバックが寄せられた。同時に、次までに解決すべき小さな課題も見つかった」

    「まだ戦いは始まったばかりだ。これは第一歩に過ぎず、前にはまだ多くの仕事が控えている」

    2026年F1シーズンの開幕戦は、3月8日にオーストラリア・メルボルンで開催される予定となっている。

  • ウィリアムズF1、FW48は何を隠している?サスペンションに残る謎

    ウィリアムズF1、FW48は何を隠している?サスペンションに残る謎

    2026年リバリー発表に際し、ウィリアムズが公開したFW48のレンダーには、サスペンションに関する小さな“謎”が残されている。描写は非常にシンプルで、いくつかの要素が意図的に省かれており、プロジェクトの詳細をめぐる憶測を呼んでいる。一方で、テクニカルシートにはフロントがプルロッドであることが記されており、ジェームス・ボウルズは「独自性のある解決策」を示唆している。ただし、アストンマーティンで見られたような極端な方向性には踏み込まないという。

    ウィリアムズが本日公開したFW48のレンダーには、2026年シーズンに向けたリバリーとともに、いくつか不可解な点が含まれている。レンダーである以上、実車の最終形状を正確に反映しないのは珍しいことではない。もっとも、今年に関しては、レーシングブルズやハースが公開したレンダーが、バルセロナで実際に走行したマシンとかなり近い内容だった。

    しかし、グローブのチームが公開したFW48の画像は、やや様相が異なる。

    ウィリアムズが配信した画像では、フロントおよびリア双方でサスペンションシステムの一部が描かれていない。プッシュロッドもプルロッドも確認できず、とりわけアッパーウィッシュボーンの位置関係は、グローブのエンジニアが最終的にどのような選択をしたのかをほとんど示していない。

    こうした情報の隠し方自体は珍しくない。各チームは実走行まで技術的ディテールを伏せることが多い。ただ、今回のケースでは、いくつか興味深い手がかりが浮かび上がっている。特にフロントサスペンションの選択だ。

    FW48のテクニカルシートには、フロントがプルロッドであることが明記されている。これはアルピーヌやキャデラックと同様の構成で、多くのチームとは異なる選択となる。一方、リアはプッシュロッドが採用されている。

    リアにプッシュロッドを用いること自体は驚きではない。空力的な理由から、ディフューザーの作動を最適化するため、多くのチームがこの方向に集約している。また、2026年レギュレーション下でもディフューザーは比較的大きなサイズが許されている。加えて、ウィリアムズはリアサスペンションとギアボックスを含むリアエンド一式をメルセデスから供給されている点も理由のひとつだ。

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    より興味深いのはフロントだ。ここはグローブのチームが完全に独自開発を行う唯一のエリアであり、まさに謎が集中している部分でもある。レンダーは意図的に手がかりを排しているが、テクニカルシートの記述と、リバリー発表の場で語られたボウルズのコメントがヒントとなる。

    限られたメディアの取材の中で、ウィリアムズのチーム代表は、FW48にも“好奇心をそそる独自性”が備わっていることを示唆した。ただし、他チーム、とりわけアストンマーティンで見られたような極端な解釈には踏み込まないという。

    「本当に印象的だ。エイドリアンはとにかく創造的な設計者で、正直、そこにあるべきではないと思う場所にアームを配置している……でも、彼はそれをやってのけた」と、ボウルズはアストンマーティンの技術的選択について問われた際に語った。

    AMR26では、アッパーウィッシュボーンの前側アームがシャシーの最上部に取り付けられており、後側の要素は空力的理由から大きく傾けられているだけでなく、極端に後方に配置されている。

    アストンマーティンでは、エイドリアン・ニューウェイ率いる技術部門がプッシュロッドを選択している。これはフロントウイングのコンセプトと密接に連動する解決策だ。一方で、FW48について語る際、ボウルズが強調したのはサスペンション形式そのものではなく、アッパーウィッシュボーンの“位置”だった。

    「エイドリアンについて言えば、先ほども触れたが、我々のアッパーアームにも少し違いがある。それは見れば分かる。ただ、エイドリアンが行った方向性は……本当に印象的で、とても創造的で、非常に極端だ。正直、あのマシンを担当する設計者にはなりたくないね!」

    ボウルズの関心を引いたのはアストンマーティンだけではなかった。ウィリアムズ自身はバルセロナのシェイクダウンに参加しなかったものの、スペインでの動向を注意深く観察しており、レッドブル、メルセデス、フェラーリの3チームを特に印象的だった存在として挙げている。

    「レッドブルには本当に感心した。特にパワーユニットだ。ゼロからエンジンを作り、あれほどの信頼性で持ち込んできたのは見事だ。称賛に値する」とボウルズは語る。

    「次にフェラーリだ。純粋なペースはまだ分からないが、その安定性は本当に印象的だ。最初から一貫している」

    「そして、メルセデスはいつものようにだ。私は長くあのチームで働いてきたが、彼らはレギュレーション変更の解釈が非常にうまく、堅実で信頼性の高いパッケージを持ち込んでくる。テスト開始からわずか1日でレースシミュレーションをこなすというのは、本当に印象的だ」

  • アレクサンダー・アルボン ウィリアムズF1史上最多出走へ「チームを信じてる」

    アレクサンダー・アルボン ウィリアムズF1史上最多出走へ「チームを信じてる」

    アレクサンダー・アルボンは、2026年シーズンにウィリアムズF1史上最多出走ドライバーとなる。

    長年にわたるチーム再建の過程を最前線で支え、2025年にはカルロス・サインツJr.とともにコンストラクターズ選手権5位を獲得。ウィリアムズが新時代へ踏み出す節目の年を、経験豊富な中心人物として迎える。

    2026年F1レギュレーションという大きな転換点を前に、アルボンは自身の立ち位置とチームへの思いを率直に語った。なぜウィリアムズに残り続けたのか。なぜ今もこのプロジェクトを信じているのか。歴史に名を刻む瞬間を前に、その胸中を明かしている。

    今季、あなたはウィリアムズでの出走回数がチーム史上最多のドライバーになります。チームにおけるレガシーを確立することになりますが、グリッドの中でもより経験豊富なドライバーの一人としてこの新時代に入ること、そしてウィリアムズの歴史に名を刻む存在になることについて、どのように感じていますか。

    正直なところ、自分がウィリアムズで最も長く走っているドライバーだと考えるのは不思議な感覚だ。たぶん、今のF1がいかに多くのレースをこなす時代になったか、という部分もあると思うけれど、それでもなお、これは自分がどれだけこのチームを信じてきたかを示していると思う。最初の段階からこの旅路の一部であり続けてきたし、今でもそのプロジェクトを信じている。だからこそ、僕はここにいるんだ。

    今話してくれたように、ここ数シーズンでチームの再建においてあなたは重要な役割を果たしてきました。その舞台裏での取り組みが、この2026年マシンとして結実しているのを見ることについて、どれほどの満足感がありますか。

    振り返ってみると、2025年はこれまでで一番強いシーズンだったと思っているし、毎年少しずつ、確実に前進してきたことを見るのは本当に素晴らしいことだ。今年は大きなチャレンジになるのは間違いない。新しいパワーユニットと、新しいマシン、その両方を同時に扱うというのは、すべてのチームにとって大きな負荷になる。最終的にどこに位置するのかは興味深いし、去年ほど拮抗した状況にはならないと思っているけれど、それと同時に、チームとしてどれだけ進歩できたのかを見るのが楽しみだ。

    ウィリアムズが進んでいる方向性について、どれほどの自信がありますか。プロジェクトへの信念について言及していましたが、進歩が生まれていると感じられる理由は何ですか。

    僕が持っている信念は、主にグローブのファクトリーで実際に見ているものから来ている。ジェームスが工場で進めている変革、チームのカルチャー、そしてその変化の方向性、そのすべてが正しい方向に向かっていると感じている。それこそが、将来的にチャンピオンシップを勝ち取るチームになるために必要な姿だと思っている。まだ成長段階にあるし、これから先も何年もの時間が必要だけれど、道筋としては間違っていない。

    アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ・レーシング

    あなたとカルロスは、チームメイトとして2年目を迎えます。関係性はどのように発展してきましたか。また、新レギュレーションの下で、2人がどのように協力してチームを前進させていくと考えていますか。

    カルロスと僕にとっては、今年が2年目になる。その分、お互いに対する理解や経験も増えている。コミュニケーションの面でも、カルロスはチームが成長するために必要な分野をしっかり理解しているし、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、チームとしてどこに集中すべきかという点で、ますます考えが一致してきていると思う。正直に言うと、今のチームの立ち位置はかなり珍しい。ウィリアムズで最も多くのレースを走るドライバーと、F1全体で見ても多くの経験を積んできたドライバーが揃っている。その組み合わせがあるからこそ、マシンとチームの開発に本当に集中することができる。それが今年にとって非常に重要になると思っている。

    昨シーズン、あなたとカルロスはコンストラクターズ選手権5位を獲得しました。長年の再建を経ての非常に強い結果でしたが、あの達成はあなたにとってどんな意味を持っていましたか。そして、チームが前進し続けるために、何が重要だと考えていますか。

    個人的には、コンストラクターズ選手権5位という結果は素晴らしかったけれど、それ以上に重要だったのは、チーム全体がその手応えを感じられたことだと思う。チャンピオンシップは1レースで決まるものではなく、全レースを通しての積み重ねで決まる。苦しい時も、うまくいっている時も、常に結果を出し続けなければならない。そういう意味で、あの年はチーム全体として非常に完成度の高いシーズンだった。過去には、ピーキーで安定性に欠けるチームだった時期もあったけれど、5位という結果は、「今、僕たちはここにいる」という実感をチーム全体にもたらしてくれたし、これから先に向けて築いていくための正しい土台があることを示してくれた。

    2026年レギュレーションは、近年のF1でも最大級のリセットになります。この新しいマシンへの適応という課題に、どのように向き合っていますか。また、シーズン序盤で特に重点を置く必要があると感じている部分はどこですか。

    今年の準備はすでに始まっていて、正直に言うと、去年の中盤からシミュレーターでかなり集中的に取り組んできた。どんなドライビングスタイルが求められるのかを探っている。ドライバーには非常に高い適応力と、オープンマインドでいることが求められる。これまでに学んできたことをすべて忘れるわけではないけれど、同時に、まったく違う世界になる可能性を受け入れる精神状態でいなければならない。それが面白いところでもあるし、この冬の間は、最善の状態でシーズンに入るために、多くの議論やミーティングが行われている。

    この新しい章を見据えて、あなた自身、そしてチームにとって、成功と言える2026年シーズンとはどのようなものだと考えていますか。

    成功の定義は「前進」だと思っている。2025年に良い基準を築くことができたし、ミッドフィールドのトップチームとしての立ち位置を確立できた。今年は、どこからスタートするかがすべてではなく、適応力とレジリエンスが重要になる。必然的にキャッチアップの戦いになるだろうし、ライバルたちにできるだけ早く追いついていく必要がある。シーズンの終わりに、スタート時よりも前に進めていれば、それは来年に向けて良い状態にあると言えると思う。

    2026年のチームキットを見ると、バークレイズ、クロード、BNYなど、多くの新しいパートナーが加わっています。こうした世界的に名の知れた企業からのサポートを得ることについて、どのように感じていますか。

    僕の意見としては、これはチームに対する信念の表れだと思う。僕自身やカルロスだけでなく、外部の人たちもこの旅路を信じているということだ。こうしたパートナーの力を活用することで、さらに前進することができるし、より早く成長し、将来に向けた基盤をより強固なものにしていけると思っている。

  • ウィリアムズF1が認めた“燃料で充電” 2026年F1は回生だけでは足りない

    ウィリアムズF1が認めた“燃料で充電” 2026年F1は回生だけでは足りない

    ウィリアムズのエンジニアリング部門テクニカルディレクターであるマット・ハーマンと、トラックサイド・エンジニアリング責任者のアンゲロス・ツィアパラスは、2026年F1レギュレーションのもとでは、1周をカバーするのに必要な電気エネルギーを確保するため、各チームがあらゆる手段を使うことになると認めた。制動時の回生だけでは十分ではないという。

    この問題は現在、非常に注目を集めており、今後のF1における大きな論点になりつつある。

    新しいパワーユニットでは電動モーターの出力が、昨年までの120kWから350kWへと、ほぼ3倍にまで引き上げられた。一方で、バッテリー容量は2025年までに使用されていたものと比べて、わずかに増えた程度にとどまっている。

    こうした前提条件から、1周分を賄うのに十分な電気エネルギーが確保できないことは明白だ。そのため、空気抵抗を低減する目的でアクティブエアロが導入された。しかし、それでも十分とは言えず、各チームはストレートの途中で出力の半分しか使えなくなるような事態を避けるため、興味深い代替ソリューションの開発を進めている。

    FW48のリバリー発表の場で、ハーマンはモータースポーツ・ドットコムの報道内容を裏付ける形で、このテーマについて踏み込んだ発言を行った。2026年には、バッテリーを充電する目的で、コーナー中でも内燃エンジンが高回転で回される場面が見られる可能性があるという。

    「基本的に、新しいF1ではエネルギー回生が非常に大きな課題になる。マシンにはアクティブエアロがあるが、特定のサーキットでは、いかにエネルギー回収を最大化するかを確実にしなければならない」

    「重要な周回の一部では、エネルギーを回収するために、本来必要とされるよりも低いギアを使うドライバーがいても驚くべきではない。現状では1速を使うこと自体が珍しいが、今年は特定の状況ではそれも排除できない」

    「このレギュレーションでは、パワーユニットを最大限に活用する方法を理解することが極めて重要だ。さまざまな選択肢やシステムが存在するため、ドライバーは必ずしも自然とは言えない操作を求められ、自身のドライビングスタイルを適応させる必要がある」

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    ──つまり、エネルギー回収はブレーキング時だけではないということか?

    「すべてがそうというわけではない。我々は、周回のあらゆる場面で、可能な限り電気エネルギーの回収を促進しようとする」

    ──コーナー中でも高回転のエンジン音が聞こえるようになるのか?

    「実質的にはそうなる。間違いなく」

    そう述べたハーマンは、続いてトラックサイド・エンジニアリング責任者であるツィアパラスに話を引き継いだ。

    「市販のハイブリッドカーを想像してほしい。仮に、内燃機関と電動モーターの出力が同等だとしよう。電気エネルギーを回収するために、必ずしもブレーキペダルを踏む必要はない。電動モーターは、どの瞬間でも負のトルクを生み出すことができる。つまり、燃料を使って電気エネルギーを生成することが可能だ。これは決してまったく新しい考え方ではない」

    「我々は、これまでの3倍の出力を持つ電動モータージェネレーターにエネルギーを供給しなければならない。そのため、内燃エンジンを使った充電は、非常に魅力的な戦略になる。いや、極めて強力な手段になる」

    ──では、シーズン序盤で最高のパフォーマンスを引き出すための鍵は何になるのか?

    「決定的な要素は、各サブシステムの性能次第だと思う。パワーユニットとシャシーの統合が非常に高度であれば、最適化の面で大きく先行できる。一方で、どこかに問題が生じれば、マシンマネジメント全体を見直さなければならないリスクも出てくる」

  • ウィリアムズF1、2026年マシン『FW48』のリバリー披露「新時代への意思表示」

    ウィリアムズF1、2026年マシン『FW48』のリバリー披露「新時代への意思表示」

    ウィリアムズF1チームは、2026年F1シーズンを戦う新型マシンFW48のレーシングリバリーを正式に披露した。2026年から導入される新レギュレーション時代に向け、鮮やかなグロスブルーを基調とし、ブラックとホワイトを組み合わせた大胆なデザインとなっている。

    このリバリーは、ドライバーのアレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.、そしてチーム代表のジェームス・ボウルズが、グローブの本拠地で働く約1,200人のスタッフの前で発表した。

    シーズンに向け、数万時間に及ぶ準備を重ねてきたチーム全体へのお披露目となった。

    FW48のカラーリングは、アトラシアンとのタイトルパートナーシップを象徴する鮮烈なブルーで覆われ、ウィリアムズらしさを強く打ち出している。シャシーサイドからリアへと流れるブラックのラインは、赤と白のキーレーンで縁取られ、ナイジェル・マンセルのFW14Bやデイモン・ヒルのFW18といった、チャンピオンシップ獲得マシンを想起させる伝統的な要素を取り入れた。特にFW18は今年で30周年を迎える。

    今回のリバリーで最も印象的な進化は、サイドポッド、フロントウイング、リアウイングにホワイトを大胆に配した点にある。これによりデザインに動きと躍動感が加わり、同時にパートナー各社の存在感もより強調されている。

    ウィリアムズ・レーシング

    新しい外観の公開は、グローバルパートナーとしてバークレイズが加わることが発表された直後に行われた。さらに直近2週間で、Anthropic、BNY、ウィルキンソン・ソード、ヌビーンといった企業も新たに名を連ね、ウィリアムズが再びトップを目指す決意への信頼が示されている。

    FW48のリバリーは、2026年F1マシンの新しい車体形状を前提にデザインされた。新レギュレーションによりマシンは短く、かつ細くなり、フロントおよびリアウイングを含む空力デバイスにも大きな変更が加えられている。より接近戦を生み出すことを目的とした規則のもと、グローブのチームはFW48でパフォーマンスの限界に挑む姿勢を明確にしている。

    2026年、アトラシアン・ウィリアムズF1チームは、過去9年間で最も成功したシーズンの勢いを土台に戦う。前年はコンストラクターズランキング5位、137ポイントを獲得し、バクーとカタールで表彰台に立ったほか、オースティンではチーム初のスプリント表彰台も記録した。

    ウィリアムズF1チーム

    「2026年は、アトラシアン・ウィリアムズF1チームがトップへ戻る道の次の一歩だ」とボウルズは語った。

    「このスポーツにとって新しい時代に入る中で、我々はシーズンの始まりをとても楽しみにしている。素晴らしいドライバーラインアップ、新しいパートナー、成長し続けるファンベースがそろっている。昨年味わった成功を土台に前進したいが、挑戦が簡単でないことも理解している。開幕戦で何が起こるかは誰にも分からないが、ファンがこの新しいリバリーとともに我々を応援してくれることを願っている」

    アルボンも新デザインへの高揚感を隠さない。

    「新しいリバリーを見る瞬間はいつも特別だし、FW48は本当に素晴らしい。大胆でモダンで、ひと目でアトラシアン・ウィリアムズF1チームだと分かる。ファンがサーキットでこのマシンを見るのが待ちきれない」

    サインツJr.は、FW48の外観をチームの意思表示だと表現した。

    「FW48のリバリーは、2026年に向けた僕たちの強いメッセージだ。ウィリアムズの伝統を称えつつ、新しい時代にふさわしいフレッシュでダイナミックな外観になっている。このリバリーでレースを戦い、世界中のファンとその興奮を分かち合えるのが楽しみだ。彼らの支えは、僕たちの旅路にとって何よりも大きな力になる」

  • ウィリアムズF1、バークレイズと公式バンキングパートナー契約を締結

    ウィリアムズF1、バークレイズと公式バンキングパートナー契約を締結

    アトラシアン・ウィリアムズF1チームは、英国を代表する銀行バークレイズと、2026年シーズン以降を対象とした新たなグローバルパートナーシップを締結したと発表した。卓越性、革新性、信頼性という共通の価値観を持つ両者が、F1の新時代を見据えて手を組む形となる。

    ウィリアムズは、通算114勝、コンストラクターズ選手権9回、ドライバーズ選手権7回という実績を誇るF1史上屈指の名門チームだ。

    一方のバークレイズは、325年以上の歴史を持ち、40カ国以上で数千万人の顧客から信頼を得ている世界的銀行である。

    2026年からF1は大幅なレギュレーション変更を迎えるが、バークレイズはその新時代において、ウィリアムズの公式バンキングパートナーに就任する。ウィリアムズは、長期的な視点でグリッド前方への復帰を目指して準備を進めてきたが、顧客支援を通じて持続的成長を重視するバークレイズの姿勢と、その哲学は重なり合うものだという。

    両者が共有する要素として、データドリブンなパフォーマンスと高度な分析力、精密な実行力、テクノロジーへの投資、そして継続的な適応力と革新性が挙げられている。

    今回の提携は、バークレイズにとってF1初参入となるパートナーシップでもある。同社はすでに、プレミアリーグ、バークレイズ・ウィメンズ・スーパーリーグ、ウィンブルドン、WNBAニューヨーク・リバティ、ロードズ(クリケットの聖地)など、幅広いスポーツ支援実績を持つ。

    バークレイズは、ウィリアムズを戦略的パートナーとして選び、チーム変革の支援に加え、F1に情熱を持つ主要市場や意思決定層との接点を広げ、次世代ファンとのつながりを強化する狙いだ。F1ファンの43%が35歳未満、42%が女性というデータも、その背景にある。

    バークレイズのロゴは、ウィリアムズの2026年型マシンFW48に大きく掲出される予定で、同日のうちにレーシングリバリーが公開される。また、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツのヘルメット、チームウェア、ガレージやホスピタリティエリアにも展開される。

    この提携は、両者にとって「再会」とも言える。ウィリアムズ創設者のフランク・ウィリアムズ卿は、かつてバークレイズの顧客であり、同銀行は長年にわたりチームにバンキングサービスを提供してきた歴史がある。

    ウィリアムズ・レーシング

    今回の発表は、近年続くウィリアムズの商業的成長の一環でもある。過去3年間で、タイトルパートナーのアトラシアンをはじめ、コマツ、スーパー・グループ、NMC2、VASTデータ、スティーブンス、エイリア、ブリリオ、キーパー・セキュリティ、ズークス、ニューエラといったグローバルブランドが参画。さらに、クラーケン、ガルフ・オイル・インターナショナル、デュラセルは契約を延長している。

    2026年に向けては、アンソロピック、BNY、ウィルキンソン・ソード、ヌヴィーンといった新たなパートナーも発表されている。

    「我々は、バークレイズを公式バンキングパートナーとしてF1に迎え入れられることを非常にうれしく思っている。F1史上でも最も大きなレギュレーション変更を目前に控え、長期的成功に向けた投資を進める中で、新時代の機会をバークレイズとともにつかんでいきたい」と、チーム代表のジェームス・ボウルズは述べた。

    バークレイズ銀行のスティーブン・デイントン社長は、次のように語っている。

    「アトラシアン・ウィリアムズF1チームとのパートナーシップは、主要市場におけるブランド価値を高めると同時に、投資銀行業務やプライベートバンキング、ウェルスマネジメント分野での顧客エンゲージメントを一層深めるものだ。F1屈指の名門チームと協業することで、比類なきグローバルな可視性を得ることができる」

    「バークレイズは、プレミアリーグやウィメンズ・スーパーリーグ、ロードズ、ウィンブルドン、NBAブルックリン・ネッツ、WNBAリバティなど、スポーツ界で長年にわたり積極的な支援を行ってきた。エリートレベルでのパフォーマンスと、地域・草の根スポーツへの投資を両立させることこそが、我々のアプローチを定義している」

  • ウィリアムズF1、2026年F1マシン『FW48』のリバリーを公開(速報版)

    ウィリアムズF1、2026年F1マシン『FW48』のリバリーを公開(速報版)

    ウィリアムズF1チームは2月3日、2026年F1シーズンに投入する新車FW48のリバリーを公開した。実車は完成に至っておらず、デジタルレンダーによる発表という異例の形式となったが、2026年仕様のカラーリングとデザインコンセプトが初めて明らかになった。

    FW48は、2026年から導入される大幅なレギュレーション刷新に対応したマシンで、カルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボンがドライブを担当する。

    開発最終段階でクラッシュテストや車体構造の調整に想定以上の時間を要したことから、マシンはバルセロナでのシェイクダウンに間に合わず、今回のローンチでも実車は披露されなかった。

    今回公開されたリバリーは、近年のウィリアムズのアイデンティティを踏襲する内容となっている。

    メインカラーは引き続きブルーで、タイトルスポンサーのアトラシアンが引き続きマシンに大きく掲出されていることが確認できる。また、サイドには新たにバンキングパートナーに就任したバークレイズのロゴがフィーチャーされている。チームが刷新した公式サイトのビジュアルとも方向性を揃えたデザインとなった。

    ウィリアムズ・レーシング

    一方で、公開されたのはあくまで仮想モデルであり、最終仕様のFW48とは細部が異なる可能性がある。

    当初バルセロナで使用される予定だったリバリーは結果的に実戦投入されることはなく、今回の公開が2026年仕様としての正式なお披露目となった。

    FW48の実走行デビューは、2月11日に開幕するバーレーンでの公式プレシーズンテスト初日が予定されている。

    それに先立ち、今週中にシルバーストンでシェイクダウンが行われる見通しだ。

    2026年マシンの中で唯一その姿が明かされていなかったFW48は、今回のリバリー公開によってようやく全チーム出揃った形となる。

    メルセデス製パワーユニットを搭載するウィリアムズが、技術的リセットの年にどの位置につけるのか、その評価は実走データが揃うバーレーン以降に委ねられることになる。

  • カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1の新車『FW48』でシート合わせ

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1の新車『FW48』でシート合わせ

    カルロス・サインツは、ウィリアムズが2026年F1プレシーズンテストへの参加開始をバーレーン第2回テストからとするなか、FW48でのシートフィッティングを行った。

    これは、ウィリアムズのチーム代表であるジェームス・ボウルズが水曜日、チームは来月のバーレーンで行われる第2回テストから走行に加わると認めたことを受けたものだ。

    ウィリアムズは、チームが「FW48プログラムの遅れ」と表現する理由により、今週バルセロナで実施されている合同シェイクダウンテストに参加していない唯一のチームとなっている。

    水曜日にPlanetF1.comおよび一部メディアの取材に応じたボウルズは、バルセロナテストを欠場する判断は「信じられないほどつらかった」と認め、「明らかに我々の計画ではなかった」と述べた。

    そのうえで彼は、今回の遅れについて「2026年の新レギュレーションの下でパフォーマンスの限界を押し広げようとする我々の決意の結果だ」と説明している。

    ボウルズはさらに、来月のバーレーンでの残る2回のテストと、3月8日に行われる開幕戦オーストラリアGPに向けた準備という観点から、「(バルセロナを欠場する)判断は正しかったと確信している」と付け加えた。

    こうした発言を受け、ウィリアムズは木曜日、サインツがファクトリーで2026年型マシンのシートフィッティングを行う様子を写した画像をソーシャルメディアに投稿した。

    その写真には、「Another piece of the puzzle complete(パズルのもう1ピースが完成)」というキャプションが添えられている。

    参考までに、サインツの2026年シーズンに向けたシートフィッティングは、キャデラックの新チームでバルテリ・ボッタスが2025年12月8日、アブダビでの最終戦から24時間後にシートフィッティングを完了してから、ほぼ2カ月後のこととなる。

    またメルセデスは、1月10日にアンドレア・キミ・アントネッリが新型W17でシートフィッティングを行う様子を収めた映像を公開している。

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズ・レーシングカルロス・サインツJr. ウィリアムズ・レーシング 2026年のF1世界選手権

    静かなスタートとなったものの、サインツはフェラーリからの大きな移籍を経て迎えた2025年F1シーズンで、ウィリアムズで充実した初年度を過ごした。

    31歳のスペイン人ドライバーであるサインツは、アゼルバイジャンとカタールで3位表彰台を獲得し、アメリカGPのスプリントレースでも同じ結果を残している。

    長年メルセデスのエンジンカスタマーであるウィリアムズは、電動化50%、完全持続可能燃料、アクティブエアロダイナミクスの導入など、大規模なルール変更が行われる2026年F1シーズンを以前から重要なターゲットに据えてきた。

    ボウルズは水曜日、一部メディアに対し、ウィリアムズはバルセロナテストに参加すること自体は可能だったが、シーズン開幕に向けたスペアパーツ不足のリスクを負うことになったと語っている。

    ウィリアムズは過去にも、2024年シーズン第3戦オーストラリアGPで、スペアシャシー不足により1台体制での参戦を余儀なくされたことがあった。このレースは、サインツがフェラーリで迎えた最終年に勝利した一戦でもある。

    ボウルズは次のように説明した。

    「バルセロナについて言えば、テストに参加すること自体はできた。シンプルにそれだけだ」

    「参加はできたが、そうするためには、バーレーン、メルボルン、そしてその先に向けたスペア、コンポーネント、アップデートへの影響を完全にひっくり返す必要があった」

    「寒く湿ったバルセロナで走ること、VTT(バーチャル・テスト・トラック)テストを行うこと、スペアの状況、そして率直に言って、シェイクダウンテストで走っても得点は一切ないという点を評価した結果、この決断を下した」

    「我々が正しく準備を整えた状態でバーレーンに臨み、メルボルンに向かうことが最善だという判断について、私は今でも正しいと思っている」

  • ウィリアムズF1、FW48の真相 ボウルズが語る「重量とクラッシュテストの噂」

    ウィリアムズF1、FW48の真相 ボウルズが語る「重量とクラッシュテストの噂」

    ウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズは、チームの2026年F1新車FW48が必須のクラッシュテストに失敗したとの見方について言及し、同マシンがいつサーキットに姿を現すのかを明かした。

    グローブを拠点とするウィリアムズは、2025年シーズンの大幅な進歩に加え、新レギュレーションを前に最有力のひとつと評されるメルセデス製パワーユニットを継続使用していることから、2026年のダークホース候補として見られていた。

    しかし今週、非公開で行われているバルセロナテストから撤退することが発表されると、複数の噂が一気に広がった。その多くは、3回のクラッシュテストに失敗したという説や、シャシー重量が目標を大きく超過し、20〜30kg重いとされている点に集中していた。

    メディア対応の場でボウルズは、FW48が来月のバーレーンテストで初走行することを認めるとともに、重量問題については実際に走らせて初めて正確に把握できるものだと示唆した。

    「重量について理解できるのは、バーレーンに行ってからだ」とボウルズは述べた。

    「誰ひとりとして、現時点でそれを正確に把握できる人はいない。適切な形でセンサーを付けず、マシンを完全な状態に組み上げなければならないが、今はそれが存在していないからだ」

    「もし重量目標を超えていることが分かれば、その時点から徹底的に削減するプログラムを進める」

    「だが現時点では、メディアで囁かれていることは、あくまで噂話に過ぎない」

    「分かった段階で、私は皆に説明する。その時は今日ではない」

    ボウルズはまた、クラッシュテストの問題について明確な反論は避けつつも、初期段階のテストで失敗があったことを示唆し、その厳格さに言及した。

    「クラッシュテストは、我々が限られた時間の中で達成できる範囲を、完全に限界まで押し広げている要素のひとつだ」とボウルズは説明した。

    ウィリアムズ・レーシング

    開発やその後のテストには多大なコストが伴うが、ボウルズは、バルセロナテストに参加すること自体は可能だったとしつつも、最終的に見送った判断の背景を明かした。FW48をサクヒールへ空輸する前に、独自のシェイクダウンを行う道を選んだという。

    「やろうと思えばできたが、そうするとバーレーン、メルボルン、さらにその先に向けたスペア、コンポーネント、アップデートへの影響をすべてひっくり返すことになっていた」とボウルズは語った。

    「寒く湿ったバルセロナで走ること、VTTテストを行うこと、そしてスペアの状況を比較評価した結果、率直に言ってシェイクダウンテストで走ることに得られるポイントはゼロだった」

    「だからこそ、その決断を下した。そして、正しい判断だったと今でも思っている。重要なのは、バーレーンにきちんと準備して臨み、さらにメルボルンでも万全の体制を整えることだ」