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  • グッチがアロンソ獲得を熱望? アストンマーティンF1が報道否定

    グッチがアロンソ獲得を熱望? アストンマーティンF1が報道否定

    フェルナンド・アロンソが2027年にアルピーヌへ復帰するとの報道がパドックを賑わせている。フラビオ・ブリアトーレと、2027年からアルピーヌのタイトルパートナーとなるグッチが獲得を後押ししているとの見方も伝えられた。

    しかし、スペイン紙『MARCA』によると、アストンマーティンはこうした報道を「噂と憶測」と位置付けて否定。アロンソ自身も今夏に将来を決断するとしており、現時点ではアストンマーティン残留を含め、あらゆる選択肢が残されている。

    アロンソに浮上したアルピーヌ復帰説
    今回の報道の発端となったのは、イタリアのMotorsport ItaliaやPlanetF1などが報じた「フェルナンド・アロンソのアルピーヌ復帰説」だった。

    報道によると、アルピーヌの実力者でありアロンソのマネージャーも務めるフラビオ・ブリアトーレが、2027年からチームのタイトルパートナーとなるグッチとともに、アロンソの獲得を強く望んでいるという。

    アロンソは2003年に当時のルノーで初優勝を挙げ、2005年と2006年にはワールドチャンピオンを獲得。2021年から2022年にもアルピーヌで戦っており、実現すれば4度目のエンストン復帰となる。

    また、2027年からアルピーヌはメルセデス製パワーユニットを搭載する予定で、近年苦戦してきたパワーユニット面の不安も解消される見込みだ。モナコGPではピエール・ガスリーが3位表彰台を獲得するなど、チームの競争力向上も評価されている。

    アストンマーティンは「噂と憶測」と否定
    一方で、MARCAはアストンマーティン関係者の見解として、この移籍説を「噂と憶測」と伝えている。

    同紙によると、アストンマーティンとアロンソの関係は極めて良好であり、スペイン人ドライバーは現在のプロジェクトに強くコミットしているという。

    さらに、アロンソは将来的にチームアンバサダーを務める可能性も取り沙汰されており、単なるドライバー以上の存在として評価されていると報じられている。

    そのため、現段階ではアルピーヌ移籍に向けた具体的な動きが存在するとの見方を、アストンマーティンは支持していないようだ。

    「夏に決める」と語るアロンソ
    アロンソ自身はバルセロナ・カタルーニャGPの週末を通じて、自身の将来について明確な答えを避けている。

    「夏に決める」

    これはアロンソが繰り返しているメッセージであり、F1続行か引退か、あるいは他チームへの移籍かについては、まだ最終決断を下していない。

    先にはホンダとの本格的なワークス体制が始まるアストンマーティンでの挑戦も控えている。アロンソは以前から、競争力を失ったと感じた時点で引退すると語っており、今後の判断は各チームの2027年プロジェクトの見通しにも左右されそうだ。

    移籍話より注目される2027年の選択
    アルピーヌ復帰説は話題性のあるストーリーではあるものの、現時点で確定的な情報は存在しない。

    むしろ注目されるのは、アロンソが2027年のレギュレーション変更を見据え、どのプロジェクトが最も競争力を持つと判断するかだ。

    アストンマーティンはホンダとのワークス体制に加え、エイドリアン・ニューウェイが設計を主導する新世代マシンの投入を予定している。一方のアルピーヌもメルセデス製パワーユニットとグッチによる大型支援を背景に、新たな時代への準備を進めている。

    アロンソの決断が明らかになるのは、本人の言葉どおり今夏になりそうだ。

  • F1バルセロナGP予選Q1 ハミルトン首位通過 母国アロンソは最下位敗退

    F1バルセロナGP予選Q1 ハミルトン首位通過 母国アロンソは最下位敗退

    F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPの予選Q1が行われ、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が1分15秒625を記録してトップ通過を果たした。一方、地元スペインのファンから大きな声援を受けたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は22番手に沈み、最下位で予選を終えた。

    気温30度超、路面温度50度を超える厳しい暑さのなかで行われたQ1では、ソフトタイヤの性能低下が大きな課題となり、多くのドライバーが終盤の1アタックに勝負を懸けた。

    ハミルトンが最速 フェラーリ好発進
    セッション終盤にタイムアタックが本格化すると、シャルル・ルクレールが一時トップタイムを記録。続いてアンドレア・キミ・アントネッリ、ジョージ・ラッセルらが上位へ浮上した。

    そのなかでハミルトンが1分15秒625をマークし首位に立つと、その後も誰も更新できずトップ通過を決めた。

    2番手にはラッセル、3番手にはルクレールが続き、フェラーリとメルセデスがQ1から速さを見せた。

    またニコ・ヒュルケンベルグが5番手、アービッド・リンドブラッドが9番手、アイザック・ハジャーが10番手に入り、中団勢も存在感を示した。

    サインツJr.辛くも突破 アストン勢は全滅
    Q1終盤の生き残り争いではカルロス・サインツJr.が16番手で辛うじてQ2進出を決定。17番手のエステバン・オコンとの差はわずか0.192秒だった。

    一方でアストンマーティンは苦しいセッションとなり、ランス・ストロールが21番手、アロンソが22番手で揃って敗退。ホームレースのアロンソにとっては厳しい予選となった。

    キャデラック勢も苦戦し、セルジオ・ペレスが19番手、バルテリ・ボッタスが20番手でQ1敗退を喫した。

    Q1敗退
    17位 エステバン・オコン(ハース)

    18位 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)

    19位 セルジオ・ペレス(キャデラックF1)

    20位 バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)

    21位 ランス・ストロール(アストンマーティン)

    22位 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

    Q1の注目ポイント
    ■ ラッセルがトップ通過しメルセデス優勢を維持

    ■ ハミルトンが一時首位タイムを記録して存在感

    ■ アントネッリはFP3の交通渋滞による不満を引きずらずQ2進出

    ■ リンドブラッドとボルトレトが再びトップ10圏内の速さを披露

    ■ アストンマーティン勢がまさかのダブルQ1敗退

    ■ 地元スペイン勢はサインツJr.のみ突破、アロンソは最下位で姿を消した

  • アロンソがハンドルから手を離す動画 アストンマーティン・ホンダF1振動問題

    アロンソがハンドルから手を離す動画 アストンマーティン・ホンダF1振動問題

    アストンマーティン・ホンダF1のフェルナンド・アロンソが、2026年F1中国GPで走行中にステアリングから手を離す様子を捉えた動画がSNSで拡散し、大きな注目を集めている。極端な振動によってマシンの操作が困難になったとみられ、レース中の異例のシーンとして波紋を広げている。

    実際、アストンマーティンのAMR26は深刻な振動問題を抱えており、フェルナンド・アロンソは手足の感覚を失うほどの振動に苦しみ、32周目にリタイア。

    チームメイトのランス・ストロールもバッテリートラブルでレースを終え、アストンマーティン・ホンダF1は中国GPで2台とも完走できない結果に終わった。

    レース序盤、フェルナンド・アロンソは好スタートを決めて1周目に11番手まで浮上した。しかしその後はペースが上がらず順位を落とし、最終的にはキャデラック勢にも抜かれて最後尾まで後退する苦しい展開となった。

    フェルナンド・アロンソはレース後、現在のF1のパワーユニット特性にも言及した。

    「4台がスタートできなかった。これはおそらく最悪のショーだと思う」

    「スタートは楽しい。オーストラリアでもそうだった。最初の1周はバッテリーが満タンで皆同じ条件だからクルマはよく加速する。でもその後は“バッテリー世界選手権”になる。そして僕たちはそこでは他より強くない」


    振動でハンドルから手を離すほどの状況
    今回のレースで大きな話題となったのが、フェルナンド・アロンソの振動トラブルだ。車内の振動があまりにも激しく、ドライバーがステアリングから手を離す様子が映った動画がSNSで拡散された。

    フェルナンド・アロンソはレース中盤から身体の感覚を失い始めていたという。

    「今日は振動レベルがかなり高かった」

    「20周目くらいから手と足の感覚を感じるのがかなり難しくなっていた。すでに1周遅れで最後尾だったし、走り続ける意味はあまりなかった」

    振動を抑えるためにエンジン回転数を下げるなどの対策も試したが、レースでは高回転を使わなければエネルギー回収やオーバーテイクが難しく、状況はさらに厳しくなったという。

    また、現時点でアストンマーティンのAMR26は33周以上の連続走行を達成できていない。今回の中国GPでもフェルナンド・アロンソが33周を走ったのが最長であり、その直後にリタイアを余儀なくされた。

    こうした振動問題については、開幕戦後から懸念が指摘されていた。エイドリアン・ニューウェイは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールがアストンマーティンのマシンを運転することで、恒久的な神経損傷の危険にさらされる可能性があると公に警告していた。

    ただしホンダ側は、その懸念を裏付ける数値データは確認されていないとしていた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダも信頼性不足を認める
    ホンダ・レーシング(HRC)のF1プロジェクトでチーフエンジニアを務める折原慎太郎は、中国GPの結果について次のように説明した。

    「本日の中国GP決勝において、2台がリタイアという結果に終わったことは、決して満足できるものではありません。
    一方で、前戦メルボルンと比較して走行距離を伸ばすことができた点については、前向きに捉えています。スプリントを含む週末を通じて信頼性の改善は見られたものの、結果としてフルレースディスタンスを完走するには、まだ十分な信頼性が確保できているとは言えませんでした」

    折原はまた、振動問題が依然としてドライバーの快適性に影響していると認めた。

    「振動については改善の傾向が見られるものの、ドライバーの快適性という観点では依然として課題が残っており、この点は次戦日本グランプリに向けた重要な改善ポイントになります」

    ストロールのリタイアについても原因調査が進められている。

    「ストロール選手のリタイアについては、9周目に何が起きたのかを特定するため、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームおよびHRC Sakuraと連携し、根本原因の調査を進めています」

    アストンマーティンとホンダにとって、鈴鹿で開催される日本GPは大きな試金石となる。振動問題と信頼性を解決できなければ、2026年シーズン序盤の苦戦はさらに深刻なものになりかねない。

  • アロンソ フェルスタッペンのF1王座争いを支持「最終戦までもつれれば有利」

    アロンソ フェルスタッペンのF1王座争いを支持「最終戦までもつれれば有利」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、今季のF1ドライバーズタイトル争いが最終戦アブダビGPまでもつれた場合、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が有利だと考えている。

    レッドブルがイタリアGPで新型フロアを投入して以降、フェルスタッペンは圧倒的な復調を遂げ、マクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスを猛追。現時点ではタイトル争いの行方が最終戦ヤス・マリーナ・サーキットで決まる可能性が高まっている。

    2021年以来となる最終戦決着が期待される今シーズン。あの年、フェルスタッペンはルイス・ハミルトンとの激戦を制し、最終ラップで初のタイトルを獲得している。アロンソはその経験こそがフェルスタッペンの強みになると語った。

    「彼は4度のワールドチャンピオンだ。それは偶然ではない。スポーツ史における最高のドライバーのひとりだ」とアロンソは語った。

    「彼はマシンから最大限を引き出すことができる。マシンが支配的なときはチャンピオンを獲り、シーズン中に記録を塗り替える。そしてマシンがそれほど速くないときでも、予選で好ラップを刻み、レースでも好結果を残すんだ」

    「彼はいま非常に高いレベルにある。今年はマクラーレンの方が上のマシンだが、もし最終戦まで接戦になれば、そのとき彼は“追うべき男”になるだろう」

    「マクラーレンの2人はクルマの優位性で戦っているけど、マックスは2021年にも、メルセデスより劣るマシンでタイトルを勝ち取った。アブダビでもう一度、あのようなことが起こっても不思議じゃない」

    経験値で勝るフェルスタッペンをアロンソが高く評価
    アロンソは、純粋なマシンパフォーマンスではマクラーレンが優位としつつも、タイトル争いの「勝ち方」を知るフェルスタッペンの強さを強調した。特に、プレッシャーが極限に達する最終戦での集中力と決断力は、若いピアストリやノリスにはまだ未知の領域だ。

    また、レッドブルが導入した新フロアがここ数戦で確実に戦闘力を高めており、アロンソ自身が言及した「マクラーレンの優位」は次第に縮まりつつある。フェルスタッペンがその勢いを維持できれば、2021年以来のドラマチックな最終戦決着が再び訪れる可能性は高い。

  • アロンソ チームオーダー無視のストロールに激怒 / F1ハンガリーGP決勝

    アロンソ チームオーダー無視のストロールに激怒 / F1ハンガリーGP決勝

    フェルナンド・アロンソは、2024年F1ハンガリーGPを11位でフィニッシュ。終盤にチームオーダーに従わなかったアストンマーティンのチームメイト、ランス・ストロールに怒りを露わにした。

    レース終盤、アロンソはストロールの前にいたが、角田裕毅にチャレンジするために、タイヤが残っているストロールを追い越すように指示された。レースエンジニアから、追い越しに失敗した場合はストロールにポジションを明け渡すよう約束されていた。

    ストロールは角田裕毅との差を縮めることができず、アストンマーティンはチェッカーフラッグが振られる前にドライバー交換を再度要請した。しかし、ストロールはそれを拒否し、結局アロンソよりも先にゴールして10位で1ポイントを獲得した。

    7番グリッドからスタートしたがポイント圏外に終わったアロンソは、エンジニアに向かって『知りたくないね、マイフレンド。僕たちは誰に対してもレースで負けたんだ』とチーム無線で怒りを隠さなかった。

    これは、ランス・ストロールがアストンマーティンと新たな長期契約を結び、当面はチームに所属し続けることが決まった数週間後のことだった。ストロールの億万長者の父ローレンスがシルバーストンを拠点とするチームを所有していることを考えると、この発表はそれほど驚くべきことではなかった。

    フェルナンド・アロンソ 2024年F1 ハンガリーGP アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    レース後のアストンマーティンのプレスリリースでアロンソはその件には触れず、自身のレースについて淡々と振り返った。

    ソフトタイヤでのスタートを選択したアロンソは、7周目にミディアムタイヤに交換。45周目にハードタイヤに交換する2ストップ戦略を採用。ストロールはアロンソよりも両スティントでほぼ7周後にピットストップを実施した。

    「残念ながら今日はポイント獲得を逃し、レースを最適化することができなかった」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「かなり早い段階でピットインし、そこから先はタイヤを管理しながらの長いレースとなった

    「新しいパッケージで初めての長距離走行だったので、来週のベルギーに向けて、新しいアップデートを分析し、さらに学ぶ必要がある」

    ランス・ストロールは「僕たちにとって難しいレースだった」とコメント。

    「戦略を最適化できなかったし、競争力も十分ではなかったと思う。タイヤの劣化にも苦労した。次のラウンドに向けてチームとしてやるべきことがたくさんある。スパは全く違うコースなので、我々の車にもっと合っていることを期待している」

    「我々にとって難しいレースだった。戦略を最適化できず、十分な競争力を発揮できなかった。タイヤデグラデーションにも苦しんだ」

    「次のラウンドに向けて、チームとしてやるべきことがたくさんある。スパはまったく異なるトラックなので、僕たちのマシンにもっと適していることを願っている」

  • アストンマーティン F1王者アロンソの要望で誕生「ヴァリアント」を発表

    アストンマーティン F1王者アロンソの要望で誕生「ヴァリアント」を発表

    アストンマーティンは、公道仕様でありながらトラック走行を強く意識したスペシャル・エディション、ヴァリアント(Valiant)を発表。アストンマーティンのビスポーク・サービスであるQ by Aston Martinが生み出す類いまれなモデルの系譜に新たに加わる、極めて高い希少性、存在感、能力を誇るヴァリアントは、最高出力745PSの5.2リッターV12ツインターボエンジンに6速マニュアル・トランスミッションを組み合わせ、純粋なドライバーズカーにかけるアストンマーティンの献身を体現している。全世界わずか38台のみの限定生産で、グローバルの販売割り当ては既に決定している。

    ヴァリアントは、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソの「軽量で過激さを増した、レーシングカーの要素を取り入れたValourが欲しい」という個人的な依頼をきっかけに生まれた。この依頼と、アロンソの23年に及ぶF1のキャリアと限界走行への情熱に触発され、Q by Aston Martinのエキスパートたちの入念な設計と製作による厳格に台数を限定してヴァリアントが誕生した。究極のビスポーク・パーソナライゼーションを目指すQ by Aston Martinは、きめ細かいキュレーションのヴァリアントやValourなどのスペシャル・エディションを手掛けるほか、Victorのように完全に1台のみのワンオフモデルのスポーツカーの製作にも対応している。

    ヴァリアントは、究極のハイパーカーであるヴァルキリー(Valkyrie)、ブランドで最もフォーカスされたスポーツカーであるヴァンテージ(Vantag)eとその“スピードのブラザー”と称されたVantage GT3レーシングカー、そしてもちろん近日発売予定のミッドエンジン・スーパーカーであるヴァルハラ(Valhalla)といった、公道とサーキットの両方で真のドライビング・インテンシティを提供し続けてきたアストンマーティンの系譜を色濃く受け継いでいる。ヴァーラー(Valour)とヴァリアントはいずれもブランドの象徴的な伝統からインスピレーションを得てデザインされている一方で、アストンマーティンの現代的なパフォーマンスの未来に確固たる姿勢で取り組み、クラスをリードするパワーやドライビング・ダイナミクス、最先端テクノロジーを提供して真のドライビング愛好家を間違いなく魅了する。

    アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ・1チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソは、「ヴァーラーは、アストンマーティンの110周年を華々しく祝うものであると同時に私を奮い立たせ、サーキットを重視しながらもオンロードでもスリリングなドライビングが楽しめるようなレーシングカーにインスパイアされたより過激なバージョンを作りたいと思わせてくれた。ヴァリアントは、限界走行に対する私の情熱から生まれたもので、デザインと技術仕様の両方の観点でQ by Aston Martinチームと密接に協力しながら、楽しむようにして協同した。傑作が誕生したと確信している」と語った。

    野性味あるV12エンジンには過ぎ去りし時代の荒々しいスタイルと猛烈なパフォーマンスを残し、華麗なデザインには最先端の現代的なエンジニアリングと軽量素材を取り入れている。この2つが融合したヴァリアントは、パフォーマンスと反応の限界を押し広げ、アストンマーティンの至極のドライバーズカーをさらに進化させ、激化させ、革新した。レーストラックでは本領を発揮し、公道ではスリリングな走行を実現するために誕生した。

    新しいヴァリアントについて、アストンマーティンのグローバルチーフブランド&コマーシャルオフィサーであるマルコ・マティアッチは「ヴァリアントは現代の最高傑作です。レースの伝統にインスピレーションを得て、Q by Aston MartinがF1®に刺激を受けた最新技術、異色な素材、徹底的な軽量化を駆使して生み出した。他では得られない、強烈で感動的なドライビングの実現に焦点を絞りました。パフォーマンス、トラック走行重視のダイナミクス、ハイパーカーの激烈さを究極まで融合したヴァリアントは、真のドライバーのために希少で並外れた車両を製作することに対するアストンマーティンの確固たる献身を体現しています」と述べた。

    アストンマーティンの獰猛なフロントエンジン・モデルの特別限定エディションにおける新たな最高峰として、ヴァリアントは完全公道仕様を留めつつ、サーキットで最高のパフォーマンスを発揮することを狙い開発された。異彩を放つその仕様には、純粋さを求めるドライバーは歓喜し、最も要求の厳しいドライバーも思わず感嘆の声を上げるだろう。ヴァリアントはアストンマーティンの最高出力745PS、最大トルク753Nmの驚異的な5.2リッターV12ツインターボエンジンと6速マニュアル・トランスミッションを誇り、フェード知らずの強力な制動力を発揮する、フロント410mm x 38mm、リア360mm x 32mmのカーボンセラミック・ブレーキも標準装備する。

    ヴァリアントには、本格的なサーキット走行を想定して軽量化やシャシー調整など数々のユニークな技術がちりばめられている。3Dプリンター製作のリアサブフレームを採用することで、剛性を下げることなく3kgの重量削減、同時にマグネシウム製トルクチューブによって車両中央部の質量を8.6kg削減している。フロント275/35、リア325/30のタイヤを装着する21インチの軽量マグネシウムホイールで、ステアリング・レスポンスとホイール・コントロールが向上し、バネ下重量も14kg削減する。さらに、モータースポーツ仕様のリチウムイオン・バッテリーによって11.5kgの削減も実現している。

    ヴァリアントの特徴の中でも最も影響力が高いのは、マルチマティック社製アダプティブ・スプール・バルブ(ASV)ダンパーを装着したこと。それぞれのダンパーを32の個別のダンパー・カーブのいずれかに6ミリ秒以内に同時に調整するASVシステムは、アストンマーティンのエンジニアが乗り心地とハンドリング特性をほぼ無限に調整できる最新のサスペンション技術で、これまでモータースポーツの最上位レベルでしか見ることが叶わなかった、モータースポーツ級のダンピング制御およびオペレーション制御の幅が可能になる。マルチマティック社製ASVダンパーは、最上級クラスのダイナミックで、極めて限られたモデルでの装備例しかなく、アフターマーケットでは入手できない。

    新しいサスペンションのセットアップの幅広さと、強化したエアロダイナミクスによるダウンフォースを活かすため、ヴァリアントのプリセットのドライビングモード(Sport、Sport+、Track)はそれぞれが再キャリブレーション済みで、ドライバーは車両性能を最大限引き出すことができる。マシンとの一体感、一貫性、信頼感を主な特徴としてマシンと密接な絆を築くことで、ヴァリアントの豊富なパフォーマンスをコントロールしながら、その高い能力を余すところなく探っていくことができる。

    アストンマーティン・ビークルパフォーマンス担当取締役のサイモン・ニュートンは「ヴァリアントでは、公道走行も楽しめる使い勝手の良さを残しながら、トラック機能を大幅に引き上げることに重点を置いています。V12の最高出力を745PSに高める、マルチマティック社製ASVダンパーでシャシーのセットアップの完成度をあげる、ボディ形状の変更によりダウンフォースを強化する、軽量素材やプロセスの使用で重量削減を図るなど、主な領域すべてで調整を行いパフォーマンス向上と今まで以上の感動が体験いただけます。とりわけ、あらゆる動きの中心にドライバーを据えています。最大限の満足感が得られるようコントロールウェイトを磨きあげ、マニュアル・トランスミッションのシフト動作を極め、ハンドリングの制限を引き上げてもなお操作性は高く満足感が得られます。このすべてが、他では得られない素晴らしい体験の創造につながります」と述べた。

    アグレッシブで過激、曖昧さのないヴァリアントのドラマチックなボディワークには、強い意思表示が感じられます。軽量カーボンファイバーを全体に使用した、心に訴えかけるシルエットにはまさにヘビー級パンチの威力がある。幅広の筋肉質なボディに刻まれたシャープなラインは、ダウンフォースを発生させて安定性を確保し、スピード低下させる空気抵抗を最小限に抑える。ヴァリアントの完璧な造形は、その隅々に至るまで、美的であると同時に空力性能も実現している。

    ヴァリアントの深いフロントスプリッターは、最大限の効率で空を裂きながらノーズを路面に低く張り付かせる。一方、特徴的な多層構造のエンドプレーンはフロントホイール周辺の空気の流れを導き、整える。スプリッターの真上には車幅全体に広がるカーボン製グリルが、エンジン冷却空気の流れを増やすと同時にフロントアクスル前方の重量を削減し、重量を中心部に集中させることでハンドリングを向上させている。

    ヴァリアントで最も特徴的な機能パーツは、大きく丸みを帯びたサイドフェンダーと21インチのマグネシウムホイールに装着されたカーボンファイバー製エアロディスク。幅の広いサイドシルとリアホイールの前の上向きに反ったボーテックスジェネレーターは、フロントスプリッターのエンドプレーンと連携し、側面の空気の流れを整えて、乱気流、空気抵抗、浮き上がりを低減する。

    伝説的なル・マン・レースカー、1980年登場の RHAM/1「Muncher」に装着されていたホイールカバーにインスピレーションを得て、軽量鍛造マグネシウムホイールに直接装着したエアロディスクは、ホイールの回転から生じる乱気流と空気抵抗を抑える。これに加え、戦略的に配置された6つの吸気口が冷却用の空気をカーボンセラミック・ブレーキに送り込み、カーボンセラミック・ディスクによって生じる高温の空気を排出するホイール外周開口部と共に、トラック走行時に最適なブレーキ性能を維持する。

    ヴァリアントのリアデザインも、シャープなヴァリアントカムテールと大胆に上向きに反ったデッキリッド、その上には大きな固定ウイングと、同様に機能的でドラマチック。フロントスプリッターによって発生したダウンフォースとのバランスを取る形状と、パフォーマンス能力に対する疑念を一切抱かせないスタイルで、ヴァリアントの数多くの特徴的なデザインのひとつとなっている。固定一体型クラムシェルのリアはヒンジ開閉のリアスクリーンパネルを備え、レース用ヘルメットやレースウェアの収納にふさわしい積載スペースを提供する。

    エアロダイナミクスパッケージの最後のパーツは機能的なリアディフューザー。空気抵抗と浮き上がりを効果的に削減するために数値流体力学(CFD)を用いて設計したリアディフューザーはカーボンファイバー製で、リア部分の重量削減にも一役買っている。また、最大の視覚効果を狙うと同時に745PSのV12エンジンの驚異的なエキゾーストサウンドを生み出すために調整されたヴァリアントの華麗なクアッド・エグジットのチタン製エキゾーストシステムを美しく囲む役割も果たしている。

    エクステリア同様、ヴァリアントのインテリアも、レースで培った機能性とアストンマーティンの定評ある完璧な装飾デザインと熟練した素材の扱いを鮮やかに組み合わせている。2シートのコックピットには、ドラマと決意が詰まっている。剥き出しのサテン仕上げのカーボンファイバーの広範囲にわたる使用はヴァリアントが軽量素材を重用する証であり、シートパディングの戦略的な配置と精巧に仕立てられた軽量素材の内装が、的を絞った快適性、ラグジュアリー、手触りを生み出している。

    ドライバーとマシンが通じ合う箇所には、細心の注意を払っている。これは新しいステアリングホイールから始まる。車両の随所に見られる純粋さと絆を反映するデザインのヴァリアント独自のステアリングホイールは完璧な円形で、直感的な操作と集中力維持のため、細めのリムとスポークにはスイッチ類が一切ない。

    マニュアル・ギアボックスの機械的な面にスポットライトを当てるため、トランスミッション・トンネルは内部が一部見える構造で、6速トランスアクスルに後方に向かうギア連結を見ることができる。ギアシフトの重みと感触を完璧にすることに重点を置いて開発された新しいビスポークの球形ギアノブとHパターンのギアシフトが、シフト動作の効率と正確性を最大限に高める。

    サーキット走行を念頭に設計したヴァリアントにとって、ドライバーの快適性と安全性は何よりも重要な点だ。このため、ヴァリアントはハーフケージとビスポークのトリムのRecaro社製Podiumシートを標準装備している。スチール製のハーフケージは、4点レースハーネス装着時のアンカーポイントとしても使用できる。レカロ社製Podiumシートは、横方向とショルダー部のサポート力が優れているほか、胴部分のパッシブベンチレーションを装備したパッドは革新的で過酷なドライビングでも快適さはアップする。

    キャビントリムはアルカンターラまたはセミアニリンレザーから選べる。アルカンターラのシートに施したキルティングの「デボス」加工と、最大限のコントロールを実現するための手触りの良いアルカンターラのステアリングホイールにも、ヴァリアントの軽量素材重視の姿勢を見ることができる。ビスポークのドアパネルは彫像のようなデザインで、メッシュのインサートパネルと軽量の布製ドアリリースハンドルでも軽量化が図られている。

    ヴァリアントのアグレッシブな外観について、アストンマーティンのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマンは「ヴァリアントは外向的と言えるでしょう。一目見ただけで、その意図は明確にわかります。公道走行も可能でありながら、サーキットでも最大限に楽しめることを目的とした真のサラブレッドであり、モータースポーツから明確にインスピレーションを得て、ドラマチックで筋肉質の造形と数々の美しく機能的なディテールがその性格を表現しています。具体的には、偉大なル・マン・レースカー「Muncher」にちなんだ、ホイールを覆うエアロディスクと、内燃エンジンを称え、アストンマーティンの堂々たるV12エンジンのエキゾーストサウンドに賛辞を送る、大口径のチタン製エキゾーストパイプ4本組などがあります。」と述べた絵。

    デリバリーは2024年第4半期に始まるが、ヴァリアントの一般公開は2024年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(7月11日~14日)にて、名高いヒルクライムコースのダイナミックなデモンストレーションとともに行われる予定。デモ走行のひとつはヴァリアントの最初のオーナー、F1世界チャンピオンに2度輝いたアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソが行う。

  • アロンソ F1中国GPスプリントでのサインツとの接触でペナルティポイント

    アロンソ F1中国GPスプリントでのサインツとの接触でペナルティポイント

    F1中国GPのスチュワードが、スプリントレースでカルロス・サインツJr.と接触したとしてフェルナンド・アロンソに10秒のタイムペナルティを科した。アロンソはリタイアしたため、この制裁はアロンソのリザルトには影響しない。

    また、この接触で3点のペナルティポイントを科され、累積6点となった。アロンソがインシデントにより3ペナルティポイントを与えられるのは、過去3戦で2度目となる。

    アロンソはオーストラリアGP後、ジョージ・ラッセルの最後から2周目のクラッシュの前に「潜在的に危険な」運転をしたとしてペナルティを受けた。

    このインシデントは、スプリントレースの19周中16周目、アロンソとサインツが3位争いをした際に起きた。バトルはサインツがターン6の立ち上がりでアロンソと並んだときに始まった。

    ターン7とターン8のスイーパーを回ったところで2人は接触したようで、ターン7でアロンソの右前輪がフェラーリのサイドに接触し、サインツがターン8でアストンマーティンの前に出た。アロンソは次の左コーナー、ターン9でフェラーリのイン側に飛び込み、順位を奪い返す。

    この時点で両者は再びわずかに接触。2人とも出口ではらみ、セルジオ・ペレスが2人をパスした。

    ターン11でサインツが2度目にアロンソをオーバーテイクした後、アロンソは2台目のフェラーリ、シャルル・ルクレールにも抜かれた。その後、アロンソはレースエンジニアのクリス・クローニンから右フロントホイールがパンクしていることを警告され、周回終了後にピットインするよう指示された。アロンソはその通りに走ったが、直後にリタイアとなった。

    アロンソは、ターン9でパスしようとしたサインツはもっとスペースを空けるべきだったと考えている。

    「タフなレースで、いくつかのコーナーが並びし、ホイール・トゥ・ホイールのバトルになった。最後には誰かが諦めなければならなかった」とアロンソはSky Sport F1に語った。

    「僕は接触を避けるためにターン8でレーシングラインを放棄したけど、彼はターン9で譲らなかったし、接触を避けることはできなかった」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1

    サインツは、アロンソの行動が好結果を達成するという点で「双方のレースを犠牲にした」と感じたと語った。

    「フェルナンドの後方で、僕はターン7のアウト側ですごくいい動きをしたんだけど、彼はターン9でオール・オア・ナッシングで僕に突っ込んできた。それが僕たち二人をレースで犠牲にした」とサインツはSky Sports F1に語った。

    このインシデントを調査した結果、スチュワードはアロンソがターン9で突進して衝突を引き起こした責任があると判断し、アストンマーティンのドライバーに10秒のタイムペナルティを科した。

    スチュワードは2人のドライバーに話を聞き、「ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、ビデオ、車載映像の証拠を検討し、14号車(アロンソ)がターン9で55号車(サインツ)と衝突を起こしたと判断した」という。また、接触の結果、サインツのフェラーリがダメージを受けたことも指摘された。

    その結果、アロンソはレース終了前にリタイアしたにもかかわらず、スチュワードはレース後に10秒のタイムペナルティを科した。スチュワードは、これは異常な状況であったが、レギュレーション上、これが唯一の処置であったと指摘した。

    「スポーツ規則第54条3項では、スプリントセッションの終了後に10秒のペナルティが課された場合、当該ドライバーの経過時間に10秒が加算されることになっている」とスチュワードは説明した。「それに従い、14号車の経過タイムに10秒を加算した」とスチュワードは説明した。

    「FIAへの余談だが、リタイアしたクルマがいつペナルティを科されるのか、またその結果、特にそのクルマがクラス分けされている場合、どのようなペナルティを科されるのかに関するレギュレーションの文言がやや不明瞭であることに留意し、FIAに対し、この問題をより明確にするために必要な修正を検討するよう勧告する」

  • アストンマーティンF1 「アロンソはメルセデス移籍より残留した方がいい」

    アストンマーティンF1 「アロンソはメルセデス移籍より残留した方がいい」

    アストンマーティンF1のチーム代表を務めるマイク・クラックは、フェルナンド・アロンソの2024年以降の契約延長の見込みが高まっていることに楽観的な見方をしている。

    アロンソはレッドブルやメルセデスへの移籍が噂されている。しかし、鈴鹿ではヘルムート・マルコが42歳のアロンソとマックス・フェルスタッペンとのコンビを否定し、アロンソ自身も苦戦を強いられているメルセデスチームへのステップアップはあまり「魅力的」ではないと語った。

    シーズンが始まる前から、アロンソはアストンマーティンにもう1シーズンとどまるための明確な条件を提示していた。まず、引退生活に戻らないことを決意すること、そしてシルバーストーンを本拠地とするチームがF1のトップチームのひとつとなるべく成長を続けることだ。

    アストンマーティンF1のチーム代表であるマイク・クラックは鈴鹿でスペインDAZNに対し、2024年がどのように進んでいくのか、最初の本格的な評価は来週末に上海で開催される第5戦が終わった後に行われると語った。

    「我々は最初の5レースを、自分たちがどの位置にいるのかを確認するための参考にしている」とマイク・クラックは語った。「そして今のところ、我々は総合的に5番目に速いチームだ」

    「4位に近づくこともあるかもしれない。つまり、通常は7位か10位の間で争うことになる」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    現実的には、アストンマーティンがレッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスに次ぐ5位に終わった2023年と比べると、ステップアップとは言えない。

    「もっと上を目指していかなければならない」とクラックは認める。「間違いなく、もっと達成しなければならない」

    「しかし、彼がノーマンズランドに置かれずに戦うことができれば、それはすでに第一歩だと思う。そして、我々はそこで立ち止まるつもりはない」

    アロンソと2025年の熟考について具体的に言及したクラックは「アロンソのモチベーションを維持し、アストンマーティンでの生活をハッピーにするために、我々はシーズン中、彼に新しいピースを提供し続けていく」と語った。

    また、鈴鹿でアロンソがメルセデスへの移籍は「魅力的ではない」と発言したことにも、クラックは勇気づけられたという。

    「ここ2、3年のチームの進歩を見ると、メルセデスにも可能性はあるが、ここにとどまったほうがいいのかもしれない」とクラックは語った。

    関連:フェルナンド・アロンソ ホンダPU搭載の2026年までアストンマーティンF1残留が決定>

  • アロンソが原因でのクラッシュも「ラッセルに落ち度」と元F1チーム代表

    アロンソが原因でのクラッシュも「ラッセルに落ち度」と元F1チーム代表

    元F1チーム代表のエディ・ジョーダンは、オストラリアGPでのジョージ・ラッセルに対するフェルナンド・アロンソのディフェンスは「見た目には半信半疑だった」としながらも、自身が経験したクラッシュを回避するのはラッセルの責任だったと感じていると語った。

    メルセデスのラッセルはオーストラリアGP終盤、6番手のアストンマーティンのアロンソを追い詰めていたが、ターン6に向かう途中でラッセルはW15のコントロールを失い、壁に衝突してトラック中央で停止し、リタイアとなった。ラッセルは幸いにも無傷だった。

    スチュワードはアロンソのドライビングを“潜在的に危険”だと判断し、20秒加算のドライブスルーペナルティとFIAスーパーライセンスの3ポイントを科した。アロンソのテレメトリーデータによると、アロンソはコーナーの立ち上がりでそれまでのどのラップよりも早くシフトアップしていた。

    フェルナンド・アロンソのスロー走行回避は「後ろのドライバー次第」
    このインシデントは、Formula For Successのポッドキャストで13回のグランプリ優勝経験を持つデビッド・クルサードとジョーダンによって議論され、 クルサードは、アロンソが2003年のニュルブルクリンクで経験したようなグレーゾーンのおふざけを「少しはできるようになった」とし、ラッセルはアロンソの急接近スピードに「引っかかった」と主張。

    しかしジョーダンは、前方の危険に「気を配り」、マシンをコースに留めておくかどうかはラッセル次第だと主張する。

    ジョーダンはアロンソについて「すぐにそれを見た。見た目には半ば不審に思った」と語った。

    「しかし、アロンソが守るべきポジションであることを忘れてはならない。ブラジルで彼が(セルジオ)ペレスに何をしたかを見た。彼はストレートでより速く走れるようにペレスを追かせた。アロンソは非常にクレバーなドライバーだ」

    「実際、グリッド上でフェルナンド・アロンソとのマインドゲームで対抗できる選手は多くない。彼は他の誰よりも優れていると思う」

    「だから、何が起こったのかは彼にしかわからない。だが、私にはクルマがスローダウンしたように見えた。もしそうだとしたら、それを見抜けるかどうかは後ろのドライバー次第だ」

    「後ろのドライバーは常にイニシアチブを取らなければならない。最も安全な選択肢を選ぶために、頭の中ですべてのバランスを取らなければならない。大きな事故だった。恐ろしいことになっていたかもしれない」

    「だが、ジョージはそこから学ぶだろう。彼、そしてグリッドの大部分は、アロンソとのバトルになったときに強く意識するだろう」

    フェルナンド・アロンソの後ろを走行していてクラッシュしたジョージ・ラッセル

    このレース後のアロンソのペナルティにより、アロンソは最終オーストラリアGPの順位を6位から8位に2つ下げることになり、これがジョーダンの強い反発を招いた。

    レース後のペナルティは、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンが「大嫌いなもの」だったと言及したジョーダンは、レース結果は最終的なものであるべきで、その後に科されたペナルティは次のレースに適用されるべきだと考えていることを明らかにした。

    「しかし、デビッド、ここで私はそれに付け加えようと思う」とジョーダンは続けた、

    「レースを見ていて、アロンソが5位でフィニッシュしたと思ったら、3つも降格させられていた(原文ママ)」

    「バーニーはそれが大嫌いだった。彼はタイムキーパーやスチュワードに『レースの30分後や1時間後に違う順位でリザルトを出さないでくれ』と言っていた。テレビでもフェアじゃないし、誰にとってもフェアじゃない。みんな混乱させるだけだ』とね」

    「私の意見では、もし彼らが何かおかしいと感じたのなら、『次のレースで2グリッドポジションのペナルティを科す』と言うべきだったと思う。だが、彼からレースポジションを奪ってはいけない。なぜそんなことをしなければならないんだ?ナンセンスだ」

    「頼むよ、F1。しっかりしてくれ。レース結果はレース結果だ。そして、もし罰則があるとすれば、それは将来起こるものだ」

    ラッセルのクラッシュにより、ハミルトンがエンジントラブルでレース序盤にリタイアしたことで、メルセデスの両ドライバーがチェッカーフラッグを受けることはなかった。これにより、メルセデスはコンストラクターズチャンピオンシップで4位となり、リーダーのレッドブルとは71ポイント差となった。

  • アロンソ 「19人のドライバーは2024年F1王座を獲れないことを知っている」

    アロンソ 「19人のドライバーは2024年F1王座を獲れないことを知っている」

    フェルナンド・アロンソは、F1ドライバー20人中19人がバーレーンでのプレシーズンテストを経験して、2024年のワールドチャンピオンはマックス・フェルスタッペンのものだとすでに知っていると主張している。

    レッドブル・レーシングとフェルスタッペンは2023年の圧倒的なキャンペーンで競争相手を圧倒し、両ワールドタイトルを獲得した。フェルスタッペンは記録的な19勝を挙げて3年連続のドライバーズチャンピオンを獲得し、レッドブルは22戦中21戦で勝利した。

    バーレーンで行われたプレシーズンテストでもレッドブルとフェルスタッペンは不吉な結果を残しており、2024年も優勝候補であることは間違いなさそうだ。

    フェルスタッペンはテスト初日に1秒以上の差をつけてトップタイムを記録し、残りのテストではフェラーリがトップに立ったものの、フェルスタッペンとレッドブル・RB20の走りは終始素晴らしく見えた。

    アロンソは新型AMR24が昨年のマシンよりも改善されていると考えているが、ライバルチームが冬に進歩を遂げたこともあり、チームが2023年のような快進撃を繰り返すとは言いたがらない。

    しかし、コンストラクターズチャンピオンに君臨するレッドブルはRB20に「驚くほど」大規模な変更を施し、エンジンカバーにはメルセデススタイルのキャノンが、サイドポッドには縦型のインテークが採用された。

    そのため、アロンソはレッドブルのリードドライバーであるマックス・フェルスタッペンが2024年のドライバーズタイトル獲得に王手をかけていると考えており、チームメイトのセルジオ・ペレスの可能性を否定しているようだ。彼は、20人のF1ドライバーのうち19人は、今年タイトルを獲得する現実的なチャンスがないことを知っていると語る。

    「他のドライバーたちが何をしているのか、僕は水晶玉を持っていない」とアロンソは語った。

    「マックスがワールドチャンピオンで、レッドブルがこのスポーツを支配していると思う。また、彼らが今年発表したコンセプトも驚きだ」

    「現時点では、彼らのパフォーマンスを見守るしかない。今パドックにいる19人のドライバーは、自分たちがチャンピオンになることはないと思っているだろう」

    「それはキャリアの99%の確率で起こる。これは残忍なスポーツだ」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ルイス・ハミルトンやメルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンといったF1を代表する人物たちは、チームは新車が勝てるかどうかは最初の1周でわかると言う。

    アストンマーティンは好調なテストを楽しんだが、この質問が投げかけられるはアロンソはAMR24が今季レースで勝てるかどうかを判断するのは不可能だとし、フェルスタッペンとレッドブルの可能性について再び語った。

    「レースで勝てるクルマがあるかどうかを判断するのは難しいと思う」とアロンソは付け加えた。

    「今年のマックスとレッドブルのマシンを見た後では、誰もがレースで勝つチャンスは少なくなっていると思う。でも、これが現実なんだ」

    それでも42歳のアロンソは、今年のプレシーズンテストで過去最高の結果を残したと主張する。しかし、個人的なコンディションにもかかわらず、2015年から2018年までマクラーレンで過ごした波乱の時期を踏まえ、これがレースでの好成績につながる保証はないと彼は考えている。

    「2015年はすごくフィットしていたし、ハッピーでモチベーションも高かった。だから、このスポーツは常に自分が何を感じ、何をするかというものではない」とアロンソは語った。