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  • F1アメリカGP 決勝 ハイライト動画:角田裕毅が7位入賞

    F1アメリカGP 決勝 ハイライト動画:角田裕毅が7位入賞

    2025年F1 アメリカGP 決勝のハイライト動画。10月19日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリの決勝レースが行われた。

    レースはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、スタートからフィニッシュまで首位を守る圧倒的な勝利を収め、ドライバーズランキングの差を大きく縮めた。

    4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンはオースティンで完全に手のつけられない走りを見せ、スプリントと日曜の決勝の両方で全周をリードした。週末の開幕時点でランキング首位のオスカー・ピアストリに63ポイント差をつけられていたが、このマージンは40ポイントにまで縮まった。ピアストリはこの日、5位にとどまった。

    この勝利により、フェルスタッペンはアメリカで通算7回のグランプリ優勝を達成した史上初のドライバーとなった。オースティンではこれが4度目の勝利となる。

    ランド・ノリスはシャルル・ルクレールとのレース全体にわたるバトルを展開し、スタートで前に出られたものの、53周目に2位の座を奪い返した。ルイス・ハミルトンは4位でフィニッシュし、フェラーリ移籍後初の表彰台を逃した。

    レッドブル・レーシングの角田裕毅も力強いレースを見せ、ポイント圏内でフィニッシュ。スプリントと決勝の両方で連続入賞を果たし、チームの好成績に貢献した。

    動画の公開は終了しました
  • 角田裕毅 F1アメリカGP決勝「ショートランの改善が課題」

    角田裕毅 F1アメリカGP決勝「ショートランの改善が課題」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1アメリカGP決勝で再びポイントを獲得し、スプリントとあわせて2戦連続入賞を果たした。オースティンの高温コンディションの中でも、序盤から鋭い走りを見せ、堅実なレース運びでチームに貴重なポイントをもたらした。

    決勝ではスタート直後から積極的に前を攻め、1周目だけで複数台をオーバーテイク。2スティント目ではタイヤマネジメントに苦しむ場面もあったが、全体としては安定したペースを維持し、週末を通して強さを発揮した。

    角田裕毅は、ここ数戦で課題としているショートランを改善する必要があると強調した。

    「今日はスタートが良くて、1周目もまたうまくいきました。最初の数周でいいペースがあって、たくさんのマシンを抜くことができました。スプリントも決勝も楽しめたし、自信を持って走れました」

    「この週末は2レースともポイントを取れたので、全体としてはポジティブな週末でした。今日のペースも悪くなかったけど、特に2スティント目ではもう少しうまくできたかもしれません」

    「次の数戦もポイントを取り続けたいですし、とくにショートランの改善に集中しないといけません。そこが最近の課題なので、メキシコに向けてそこをしっかり仕上げたいと思います」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースも、「角田は今日6つポジションを上げ、昨日のスプリントに続いてポイントを獲得した。非常に力強い週末だった」とコメント。チーム全体としても、マックス・フェルスタッペンのダブルウィンと角田の安定したパフォーマンスにより、「ここ最近で最も強力な週末」と位置づけている。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 アメリカGP

    Q:素晴らしいスタートでしたね。1周目でトップ10入りし、さらに3つポジションを上げてしっかりポイントを獲得しました。今日のレース全体をどう感じていますか?

    良いスタートでした。序盤は自信を持って攻めることができて、ペースもすごく良かったです。数台をオーバーテイクできましたし、全体的なペースも悪くなかったと思います。

    ただ、第2スティントでは少しマネジメントしすぎたかもしれません。もう少し上手くできたはずです。それでも、この週末の両レースでポイントを取れたのはポジティブで、こういう結果を安定して出すことが大事だと思っています。

    Q:オリバー・ベアマンとのバトルの場面について、どう見ていますか?

    彼の視点からも確認する必要がありますが、結果的に残念な形になってしまいました。お互いに激しく、でも良い戦いをしていたので、最後の結果だけが不運でした。僕の見方では、自分が何か大きなミスをしたとは思っていません。

    Q:スプリントと決勝での連続した追い上げは見事でした。来季のシートを狙う上で、こうしたパフォーマンスはどれくらい重要ですか?

    すごく重要だと思いますし、こういう走りを続けていくことが必要です。コンストラクターズ選手権でも僕たちはまだ諦めていませんし、もちろんマックス(フェルスタッペン)のドライバーズ選手権も同じです。

    自分としては特にショートランをもっと改善する必要があります。毎回1周目であれほど攻めるのは難しいので、より上位からスタートしてトップチームと戦うことを目指していきたいです。

  • F1アメリカGP 2034年までCOTA開催契約延長を発表

    F1アメリカGP 2034年までCOTA開催契約延長を発表

    F1は、アメリカ・テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されるアメリカGPについて、2034年シーズンまでの開催契約を新たに締結したことを発表した。

    これにより、アメリカGPは今後10年間にわたりF1カレンダーに残ることが確定し、アメリカ国内での人気拡大を背景に長期的な開催体制が保証されることとなった。

    2012年にF1カレンダーへ加わって以来、アメリカGPは世界屈指の観客動員数を誇るイベントへと成長しており、近年では毎年43万人以上のファンがCOTAを訪れている。5.5kmのコースは、スタート直後の急坂を駆け上がるターン1や、ターン3〜6の高速コーナー群など、ドライバーの技量が問われるレイアウトで知られる。ルイス・ハミルトンがこの地で5勝を挙げ最多勝を誇るほか、2024年にはフェラーリのシャルル・ルクレールが初勝利を挙げ、チームはカルロス・サインツとのワンツーフィニッシュを達成した。

    F1のアメリカ市場における成長は著しく、現在ではファン数が5,200万人に達し、前年比11%増を記録。SNS上のフォロワーも550万人を超えた。2025年のF1グローバルファン調査によると、アメリカの新規ファンの47%がF1を見始めて5年以内であり、その半数以上が18〜24歳、さらに女性ファンの割合も増加しているという。こうしたデータは、F1がより若く多様な層を惹きつけていることを示している。

    また、アメリカGPは地域経済にも大きな恩恵をもたらしており、開催初期10年間でオースティンおよびテキサス州にもたらした経済効果は70億ドルに達する。2023年大会だけでも、直接・間接支出の合計は10億ドルを超え、州税収は3,800万ドルを記録した。

    今週末の大会では、初開催となる「F1グリッド・ギグス」が導入され、テキサス出身のシンガーソングライター、ドレイク・ミリガンが決勝前のグリッド上でライブパフォーマンスを披露し、ファンを盛り上げる予定だ。前日のスプリントではマックス・フェルスタッペンが優勝し、ジョージ・ラッセルが2位、カルロス・サインツが3位に入っている。現地時間14時にスタートする決勝では、タイトル争いがさらに激化する見込みだ。

    アメリカグランプリF1アメリカGPは2034年までCOTAで開催が継続される

    F1のステファノ・ドメニカリCEOは次のように語った。
    「2012年以来、アメリカGPは年々その規模と人気を拡大し続けている。オースティン市およびトラヴィス郡の協力に感謝したい。COTAでのイベントは毎年、ファン、ドライバー、チームにとって真のハイライトであり、数十万人の情熱的な観客が迫力あるレースと活気あふれる街の雰囲気を楽しみに訪れている。

    F1がアメリカでさらに成長・発展する中、ボビー・エプスタイン氏とその優秀なチーム、そしてテキサス州のグレッグ・アボット知事の支援によって、この長期契約を締結できたことを誇りに思う。両者の揺るぎない献身と投資が、今日のF1アメリカ市場の強固な基盤を築いたのだ」

    COTA会長のボビー・エプスタイン氏も次のようにコメントした。
    「F1がテキサスに居場所を見つけたことを嬉しく思う。ファン、チーム、そしてF1コミュニティ全体がこのイベントを支え続けてくれたことに感謝している。

    また、温かく迎えてくれたテキサス中部の人々にも心から感謝したい。この契約により、COTAはワトキンス・グレンを超え、アメリカで最も長くF1を開催するサーキットとなる。偉大なサポートと素晴らしい開催都市のおかげで、アメリカGPは世界最大級の週末スポーツイベントのひとつへと成長し、比類なき経済効果をもたらすようになった」

  • F1アメリカGP 決勝 展開:角田裕毅 13番手から力強い追い上げで7位入賞

    F1アメリカGP 決勝 展開:角田裕毅 13番手から力強い追い上げで7位入賞

    2025年F1第19戦アメリカGP決勝は、灼熱のオースティンでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が圧倒的な走りを見せ、今季5勝目を挙げた。

    2位はランド・ノリス(マクラーレン)、3位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)。フェルスタッペンはスタートから最後まで主導権を握り、シーズン後半のタイトル争いを再び熱くした。

    猛暑と高い路面温度に悩まされたレースは、各チームのタイヤ戦略が鍵となり、序盤の接触劇や終盤のオーバーテイク合戦など見どころ満載の展開に。ここでは天候・戦略・オーバーテイクなど、レースを決定づけた主要局面を振り返る。

    オープニングラップ:フェルスタッペンがリード、ルクレールが好発進

    気温34度、路面温度45度という過酷なコンディションの中でスタートが切られた。

    ポールポジションのマックス・フェルスタッペンがリードを守り、シャルル・ルクレールがターン1で見事な立ち上がりを決め、ランド・ノリスを抜いて2番手に浮上。

    フェルスタッペンは早くも1周目で1秒以上のギャップを築き、クリーンエアの恩恵を受ける展開に。

    後方では、13番手スタートの角田裕毅(レッドブル)が絶好のスタートを決め、オープニングラップで10位圏内に浮上した。

    7周目:サインツとアントネッリが接触、VSC発動

    序盤に最初の波乱。カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)がターン15でアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に仕掛けるも接触。サインツはそのままスピンアウトしリタイア、アントネッリは最後尾まで後退した。

    この接触によりバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入され、各車はタイヤ温度の管理に苦しんだ。このアクシデントはレース後に審議対象となった。

    中盤戦:ルクレールvsノリス、激しい2位争い

    VSC解除後、注目を集めたのは2位争い。ルクレールはソフトタイヤで粘るも、ノリスのマクラーレンが中盤以降に急接近。何度もサイド・バイ・サイドの攻防を繰り広げ、ターン12〜19では手に汗握るバトルを展開した。

    フェルスタッペンはその背後で冷静にペースをコントロールし、最大で7秒のリードを築く。

    一方、ピアストリ(マクラーレン)はペースが上がらず、フェラーリ勢やメルセデス勢に追われる形で5位走行。

    角田裕毅はこの時点で7位前後につけ、オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)とのバトルを制してポイント圏を確実に狙える位置へ。

    ピットウィンドウ:一斉交換、フェルスタッペンが主導権維持

    25周目前後、各チームがタイヤ交換に動く。ルクレールはソフトを履き続けた分、早めのピットインを選択しミディアムへ。ノリスはやや引っ張ってからソフトに交換。フェルスタッペンは冷静に32周目でピットイン、2.6秒の安定した作業でトップを維持した。

    この段階でトップ3の順位は変わらず、フェルスタッペン、ルクレール、ノリスの順。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) アメリカグランプリ

    終盤:ノリスがルクレールを攻略、フェルスタッペンが独走へ

    51周目、ついにノリスがターン12でルクレールを抜き、2位に浮上。ルクレールはソフト→ミディアムの一貫戦略で善戦したが、マクラーレンのペースには及ばず。

    フェルスタッペンはその間も淡々とラップを刻み、終盤はタイヤを温存しながら8秒差を保ってチェッカーを受けた。

    ラッセル(メルセデス)は6位、ヒュルケンベルグ(ザウバー)は8位と堅実な走りを見せた。

    角田裕毅、13番手から7位入賞

    角田裕毅はスタート直後から果敢なオーバーテイクを重ね、レース中盤ではベアマンを抑え込みながらも安定したペースを維持。終盤はヒュルケンベルグとの差をコントロールし、7位でフィニッシュ。

    レッドブル・レーシングはフェルスタッペンと角田のダブル入賞で、チームとして理想的な結果を得た。

    ポイント圏外:ローソンが惜しくも11位、ストロールが12位

    レーシングブルズ勢は、リアム・ローソンが11位、アイザック・ハジャーが16位。ローソンは最後まで入賞圏を狙ったが、あと一歩届かず。

    アストンマーティンのランス・ストロールは12位、フェルナンド・アロンソは10位で1ポイントを獲得。

    メルセデスのアントネッリは13位まで挽回、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は14位、エステバン・オコン(ハースF1チーム)は15位で完走した。

    アルピーヌ勢はフランコ・コラピントが17位、ピエール・ガスリーが18位と厳しい一戦となり、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)は19位でチェッカーを受けた。

    唯一のリタイアはカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)だった。

    ■ 2025年F1 アメリカGP 決勝 結果

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    2.ランド・ノリス(マクラーレン)
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    7.角田裕毅(レッドブル)
    8.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    9.オリバー・ベアマン(ハース)
    10.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    11.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    12.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    13.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    15.エステバン・オコン(ハース)
    16.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    17.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    18.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    19.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    DNF.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)

    トップ3ドライバー コメント

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「信じられない週末だった。レースは簡単じゃなかったけど、ランドとのペースはすごく接近していた。第1スティントで少し差を広げられたのが勝因だったと思う。最後までタイヤをケアしながら走りきった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)
    「時間はかかったけど、すごくいいバトルだった。シャルルは本当にいい走りをしていたし、楽しかった。2位が精一杯だったけど、今日できることはすべてやった」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「スタート時にトップ10で唯一ソフトを履いていたから少し心配だった。リスクのある選択だったけど、序盤で空気のきれいなところを走るためにトライした。すごく楽しいレースだったし、久々の表彰台を楽しめた」

  • 角田裕毅 F1アメリカGP決勝7位「こういう走りを続けていくことが必要」

    角田裕毅 F1アメリカGP決勝7位「こういう走りを続けていくことが必要」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、アメリカGP決勝で再び力強い走りを披露し、7位入賞を果たした。

    オープニングラップでトップ10入りを果たし、その後も堅実にポジションを上げてポイント圏内を確保。スプリントと決勝の両方で得点を重ねる週末となった。スタートでの果敢な攻めと、全体を通して安定したペースが光ったが、角田本人は依然として課題も感じているようだ。

    Q:素晴らしいスタートでしたね。1周目でトップ10入りし、さらに3つポジションを上げてしっかりポイントを獲得しました。今日のレース全体をどう感じていますか?

    良いスタートでした。序盤は自信を持って攻めることができて、ペースもすごく良かったです。数台をオーバーテイクできましたし、全体的なペースも悪くなかったと思います。

    ただ、第2スティントでは少しマネジメントしすぎたかもしれません。もう少し上手くできたはずです。それでも、この週末の両レースでポイントを取れたのはポジティブで、こういう結果を安定して出すことが大事だと思っています。

    Q:オリバー・ベアマンとのバトルの場面について、どう見ていますか?

    彼の視点からも確認する必要がありますが、結果的に残念な形になってしまいました。お互いに激しく、でも良い戦いをしていたので、最後の結果だけが不運でした。僕の見方では、自分が何か大きなミスをしたとは思っていません。

    Q:スプリントと決勝での連続した追い上げは見事でした。来季のシートを狙う上で、こうしたパフォーマンスはどれくらい重要ですか?

    すごく重要だと思いますし、こういう走りを続けていくことが必要です。コンストラクターズ選手権でも僕たちはまだ諦めていませんし、もちろんマックス(フェルスタッペン)のドライバーズ選手権も同じです。

    自分としては特にショートランをもっと改善する必要があります。毎回1周目であれほど攻めるのは難しいので、より上位からスタートしてトップチームと戦うことを目指していきたいです。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 アメリカグランプリ

    ■角田裕毅 F1アメリカGP レース展開

    スタートからトップ10へ浮上
    オープニングラップで角田は抜群の反応を見せ、ターン1の混乱をうまく避けながら3台をオーバーテイク。13番手から10番手に順位を上げた。序盤は中団勢の乱戦の中で冷静にタイヤを労りつつ、アロンソ、ベアマン、ヒュルケンベルグらの後方でギャップを一定に保った。

    中盤:堅実なペースでポイント圏内を固める
    7周目、カルロス・サインツJr.とアンドレア・キミ・アントネッリの接触によりVSCが発動。この間にタイヤ温度を保ち、リスタート直後の混戦をうまく処理して再びポジションアップ。レース中盤ではハースF1チームのオリバー・ベアマンとの激しい攻防が展開。ベアマンがターン15で無理な突っ込みを見せスピンした際にも冷静に回避し、7位を守った。

    終盤:レッドブル勢ダブル入賞を確実に
    ピット戦略はワンストップ。中盤にソフトタイヤへ交換し、後半スティントではヒュルケンベルグ(ザウバー)とのギャップをマネジメント。背後から迫るベアマンを寄せ付けず、ペースを安定させて7位をキープ。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが優勝するなか、角田裕毅もダブル入賞に貢献し、レッドブルにとって理想的な結果をもたらした。

    レース後の評価
    角田裕毅の走りは「安定感」と「判断力」が光った。序盤の混乱を避け、中盤のバトルでも冷静さを失わず、ピット後はペースコントロールで完璧にまとめ上げた。
    ファン投票「ドライバー・オブ・ザ・デイ」でも6%の支持を獲得し、堅実な仕事ぶりが高く評価された。

    角田裕毅 F1アメリカGP決勝 最終結果
    スタート順位:13番手
    フィニッシュ順位:7位
    獲得ポイント:6ポイント
    チーム:レッドブル・レーシング

  • 2025年F1ポイントランキング (第19戦 アメリカGP 終了時点)

    2025年F1ポイントランキング (第19戦 アメリカGP 終了時点)

    2025年F1アメリカGPでは、スプリントと決勝の2レースでポイントが与えられた結果、ドライバーズランキングとコンストラクターズランキングの両方に大きな変動が生じた。

    スプリント後の暫定順位では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が281ポイントで3位につけていたが、決勝を制して306ポイントに到達。マクラーレン勢との差を一気に詰めた。

    フェルスタッペンがアメリカGPで大量加点 マクラーレン勢との差を一気に縮める

    首位のオスカー・ピアストリは336→346ポイント、2位ランド・ノリスも314→332ポイントと、いずれもポイントを積み重ねたが、フェルスタッペンの加点幅(+25)が際立つ結果となった。

    メルセデス勢ではジョージ・ラッセルが244→252ポイントと堅実に加算。フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが177→192ポイント、ルイス・ハミルトンも130→142ポイントへ上昇した。

    中団では、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが73→73ポイントで変動なし、カルロス・サインツJr.は38→38ポイントと据え置き。一方、角田裕毅(レッドブル)は22→28ポイントへと6点を加算し、チームのダブル入賞に貢献した。

    下位勢では、ハースF1チームのオリバー・ベアマンが16→20ポイントへ、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)も18→18ポイントのまま維持となった。

    コンストラクターズ争いも接近戦に

    マクラーレンは650→678ポイントと依然首位を堅持。だが、フェルスタッペンの勝利によりレッドブルが300→331ポイントと一気に31点を上積みし、3位フェラーリ(307→334ポイント)との差はわずか3点に迫った。メルセデスは333→341ポイントと微増、ランキング2位を維持している。

    中団グループでは、ウィリアムズが111ポイントに到達し5番手をキープ。レーシングブルズは72ポイントで変わらず6位、アストンマーティン(68→69ポイント)、ザウバー(55→59ポイント)、ハース(46→48ポイント)がそれぞれ小幅に加点した。

    ■ 2025年F1ドライバーズポイント

    1.オスカー・ピアストリ (マクラーレン) – (346)
    2.ランド・ノリス (マクラーレン) – (332)
    3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) – (306)
    4.ジョージ・ラッセル (メルセデス) – (252)
    5.シャルル・ルクレール (フェラーリ) – (192)
    6.ルイス・ハミルトン (フェラ-リ) – (142)
    7.アンドレア・キミ・アントネッリ (メルセデス) – (89)
    8.アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ) – (73)
    9.ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー) – (41)
    10.アイザック・ハジャー (レーシングブルズ) – (39)
    11.カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ) – (38)
    12.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン) – (37)
    13.ランス・ストロール (アストンマーティン) – (32)
    14.リアム・ローソン (レーシングブルズ) – (30)
    15.エステバン・オコン (ハース) – (28)
    16.角田裕毅 (レッドブル) – (28)
    17.ピエール・ガスリー (アルピーヌ) – (20)
    18.オリバー・ベアマン (ハース) – (20)
    19.ガブリエル・ボルトレト (ザウバー) – (18)
    20.フランコ・コラピント (アルピーヌ) – (-)
    21.ジャック・ドゥーハン (アルピーヌ) – (-)

    ■ 2025年 F1コンストラクターズポイント

    1.マクラーレン – (678)
    2.メルセデス – (341)
    3.フェラーリ – (334)
    4.レッドブル – (331)
    5.ウィリアムズ – (111)
    6.レーシングブルズ – (72)
    7.アストンマーティン – (69)
    8.ザウバー – (59)
    9.ハース – (48)
    10.アルピーヌ – (20)

    アメリカグランプリ

    アメリカGP後のポイント推移まとめ

    ■ ドライバーズポイント主要変動(スプリント→決勝)
    ・オスカー・ピアストリ:336→346(+10)
    ・ランド・ノリス:314→332(+18)
    ・マックス・フェルスタッペン:281→306(+25)
    ・ジョージ・ラッセル:244→252(+8)
    ・シャルル・ルクレール:177→192(+15)
    ・ルイス・ハミルトン:130→142(+12)
    ・角田裕毅:22→28(+6)

    ■ コンストラクターズポイント主要変動
    ・マクラーレン:650→678(+28)
    ・レッドブル:300→331(+31)
    ・フェラーリ:307→334(+27)
    ・メルセデス:333→341(+8)

    次戦メキシコGPへ

    ドライバーズタイトル争いは、依然としてマクラーレン勢が上位を独占するものの、フェルスタッペンがその差を40点未満にまで縮め、再びチャンピオンシップの行方を揺るがせる展開となった。次戦メキシコでは、高地特有のコンディションが勢力図を左右することになりそうだ。

  • F1アメリカGP 決勝:マックス・フェルスタッペンが圧勝 角田裕毅が7位入賞

    F1アメリカGP 決勝:マックス・フェルスタッペンが圧勝 角田裕毅が7位入賞

    2025年F1第19戦アメリカGP決勝がオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が圧倒的な走りで今季5勝目を挙げた。2位はランド・ノリス(マクラーレン)、3位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。

    フェルスタッペンはスタートから主導権を握り、ソフトタイヤでの一貫したペースを保って終盤までリードを維持。終盤は摩耗したタイヤを丁寧にマネジメントしながら7.9秒差でチェッカーを受けた。これで彼はCOTAで通算4勝目を達成した。

    ノリス、粘りの2位。ルクレールとの白熱バトル

    ノリスは序盤ルクレールの後方でタイヤを温存し、レース終盤の51周目にターン12で決定的なオーバーテイクを成功。18ポイントを獲得し、チームメイトのオスカー・ピアストリ(5位)との差を縮めた。

    ルクレールは唯一トップ10でソフトタイヤを選択し、序盤は優位に立ったものの、後半はデグラデーションに苦しみながらも3位表彰台を守り切った。

    フェラーリ、ルクレールが6度目の表彰台

    フェラーリ勢は浮き沈みのある週末を乗り越え、ルクレールがスパ以来の表彰台を獲得。ルイス・ハミルトンは4位となり、フェラーリ移籍後初の表彰台にはあと一歩届かなかったが、パフォーマンス面では確実に前進を見せた。

    ピアストリ、流れを変えられず。選手権リードが縮小

    一方のピアストリは5位に終わり、フェルスタッペンとの差はわずか40ポイントにまで縮まった。サマーブレイク前の勢いを失い、ここ4戦では優勝1回、表彰台1回と苦しい展開が続いている。

    マクラーレンの課題とレッドブルの反撃

    ここ数戦でマクラーレンのタイヤマネジメントとロングラン性能の優位性は薄れ、フェルスタッペンがその隙を突く形で差を詰めている。ジョージ・ラッセル(メルセデス)は6位でフィニッシュ。レース序盤は上位勢に迫ったものの、後半はペースが伸びず順位を守る形となった。

    角田裕毅、7位入賞でポイント追加

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は13番手スタートから見事な追い上げを見せ7位フィニッシュ。中盤にはオリバー・ベアマン(ハースF1チーム/9位)とのバトルを制し、確実にポイントを積み上げた。終盤の混乱の中でも冷静にタイヤをマネジメントし、チームのダブル入賞に貢献した。

    8位はニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)。序盤から安定したペースを維持し、ハース勢との接戦を制して久々のポイント獲得を果たした。10位はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)で、最後まで入賞圏を堅持した。

    11位以下のドライバーたち

    ポイント圏外では、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が11位でフィニッシュし、あと一歩で今季初ポイントを逃した。ランス・ストロール(アストンマーティン)は12位と堅実に走り切り、序盤の混乱を避けてポジションを上げた。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は13位でフィニッシュし、サインツとの接触からの巻き返しを果たした。

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は14位で終え、2回のピットストップ戦略で健闘を見せた。エステバン・オコン(ハースF1チーム)は15位。後半はトラフィックに苦しみながらも完走を果たした。

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は16位で、終盤まで粘り強く走り抜いた。フランコ・コラピント(アルピーヌ)は17位、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は18位とチームメイト同士で順位を入れ替える場面もあったが、ダブル完走でデータ収集を重ねた。ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)は19位に終わり、レースを通じて苦しい展開となった。カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は7周目の接触で唯一のリタイアとなった。

    アメリカグランプリ

    トップ3ドライバー コメント

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「信じられない週末だった。レースは簡単じゃなかったけど、ランドとのペースはすごく接近していた。第1スティントで少し差を広げられたのが勝因だったと思う。最後までタイヤをケアしながら走りきった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)
    「時間はかかったけど、すごくいいバトルだった。シャルルは本当にいい走りをしていたし、楽しかった。2位が精一杯だったけど、今日できることはすべてやった」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「スタート時にトップ10で唯一ソフトを履いていたから少し心配だった。リスクのある選択だったけど、序盤で空気のきれいなところを走るためにトライした。すごく楽しいレースだったし、久々の表彰台を楽しめた」

    2025年F1 アメリカGP 決勝 順位・結果

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    2.ランド・ノリス(マクラーレン)
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    7.角田裕毅(レッドブル)
    8.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    9.オリバー・ベアマン(ハース)
    10.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    11.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    12.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    13.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    15.エステバン・オコン(ハース)
    16.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    17.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    18.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    19.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    DNF.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)

  • 角田裕毅が7位入賞 … F1アメリカGP 決勝 結果・タイムシート

    角田裕毅が7位入賞 … F1アメリカGP 決勝 結果・タイムシート

    2025年F1アメリカGP 決勝の結果・タイムシート。現地時間10月19日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリの決勝レースが行われた。

    優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。13番グリッドからスタートした角田裕毅(レッドブル)は7位入賞を果たした。

    ■ フェルスタッペンがCOTA4勝目&“PP×2+WIN×2”の完全週末
    マックス・フェルスタッペンが盤石のレース運びで優勝。スプリントと決勝の“ダブルPP&ダブルWIN”を達成し、COTA通算4勝目を積み上げた。正式結果は添付タイムシート参照。

    ■ ノリス、終盤にルクレール攻略して2位確保
    中盤以降はソフト勢のデグラを抑えつつDRSを活用。ターン12の決め手でルクレールを攻略し、重要な3点差(3位→2位)をもぎ取った。黒白旗(トラックリミット)に気を配りながらの巧みなタイヤ管理が光った。

    ■ ハミルトン、スローパンクチャー抱えつつP4死守—ピアストリ猛追を0.数秒で振り切る
    終盤に左前のスローパンクチャーが発生するも、ペースを崩し過ぎずチェッカーへ。背後のオスカー・ピアストリが一気に詰めたが、最終ラップの攻防を凌いで4位を確保した。

    ■ 戦略の鍵:ハード回避で“ミディアム→ソフト”の1ストップ主流に
    序盤は2ストップ観測も、路面温度とハードの伸び悩みを踏まえ各隊はハード投入を回避。多くがミディアム起点→ソフトでの1ストップに舵を切った。フェラーリはルクレールをソフトスタートで前半主導権、後半は防戦へと切り替えた。

    ■ 角田裕毅が13番手発進から7位フィニッシュ—中団乱戦を切り裂く
    角田裕毅はスタート直後からポジションを積み重ね、ピット明けの混戦やベアマンのスピンも冷静に対処。終盤はヒュルケンベルグ、アロンソらとの隊列をコントロールし、ポイント上位(7位)でフィニッシュした。

    ■ アルピーヌ隊内バトル:コラピントが“ホールド”指示下でもガスリーを逆転
    終盤、フランコ・コラピントが「隊列維持」の無線が出る中でターン1へ飛び込み。ギリギリのスペースを残しつつガスリーをオーバーテイク。17〜18位という下位ながら、将来を懸けたアグレッシブな姿勢が印象を残した。

    2025年F1アメリカGP 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル     - 0 1
    2 4 ランド・ノリス マクラーレン 7.959 7.959 - 0 1
    3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 15.373 7.414 - 0 1
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 28.536 13.163 ↑ 1 1
    5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 29.678 1.142 ↑ 1 1
    6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 33.456 3.778 ↓ 2 1
    7 22 角田裕毅 レッドブル 52.714 19.258 ↑ 6 1
    8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 57.249 4.535 ↑ 3 1
    9 87 オリバー・ベアマン ハース 64.722 7.473 ↓ 1 1
    10 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 70.001 5.279 - 0 1
    11 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 73.209 3.208 ↑ 1 1
    12 18 ランス・ストロール アストンマーティン 74.778 1.569 ↑ 7 1
    13 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 75.746 0.968 ↓ 6 1
    14 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 80.000 4.254 ↑ 4 2
    15 31 エステバン・オコン ハース 83.043 3.043 ↑ 2 1
    16 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 92.807 9.764 ↑ 4 1
    17 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1L 8.629 ↓ 2 1
    18 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1L 1.259 ↓ 4 1
    19 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1L 2.598 ↓ 3 2
    DNF 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 51L 50L ↓ 11  
  • 2025年F1 アメリカGP:シャルル・ルクレールがDRIVER OF THE DAY

    2025年F1 アメリカGP:シャルル・ルクレールがDRIVER OF THE DAY

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が2025年F1 アメリカGPのDRIVER OF THE DAYに選出された。

    最近はレース勝利争いには絡めていないかもしれないが、この男をF1の表彰台から遠ざけることはできない。オースティンでの素晴らしいスタートによって、シャルル・ルクレールは3番手から2番手へと浮上。

    そしてランド・ノリスの猛攻を受けながらも、フェラーリのこの男は午後の大半をそのポジションで走り続けるという見事なディフェンスを披露した。

    最終的にはマクラーレンの優れたペースの前に屈することになったが、それでもこのモナコ出身ドライバーが見せた最高級のドライビングを、ファンはしっかりと評価した。ルクレールは最終的に3位でフィニッシュし、再び表彰台を手にした。

    以下が投票結果の内訳だ。

    シャルル・ルクレール 35%
    マックス・フェルスタッペン 18.2%
    ランド・ノリス 8.9%
    ルイス・ハミルトン 7.8%
    角田裕毅 6%

  • F1アメリカGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    F1アメリカGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2025年F1 アメリカGP 決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

    土曜日のサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、レッドブル・レーシングとマックス・フェルスタッペンにとって記念すべき一日となった。スプリントで勝利を収め、予選でも約0.3秒もの差をつけてポールポジションを獲得。しかし、数字の上では圧倒的に見えるこの状況も、果たしてそのまま日曜の決勝に直結するのだろうか。

    フェルスタッペン自身は楽観視していない。マクラーレン勢のロングランペースの強さと、高温コンディションが「パパイヤカラー(マクラーレン)」に有利に働く可能性を強調している。

    気温30℃、路面温度48℃が予想される今大会では、ピレリが今年新たに導入した「ハードとミディアムの間に位置するブリッジコンパウンド」が戦略の鍵を握る。

    昨年のレースを振り返る

    昨年のアメリカGPでは、ワンストップ戦略が主流だった。上位15台が「ミディアム→ハード」または「ハード→ミディアム」で完走し、前者が主流。トップ5のうち7台がミディアムスタートを選んでいた。

    ピットストップのタイミングも広く分かれ、シャルル・ルクレールが26周目、カルロス・サインツJr.が21周目、フェルスタッペンが25周目にピットイン。マクラーレン勢のランド・ノリスとオスカー・ピアストリはそれぞれ31周目と32周目まで引っ張った。

    後方からは、ハードスタート勢が追い上げた。ジョージ・ラッセルはハード→ミディアムで6位完走。リアム・ローソン(19番手スタート→9位)、フランコ・コラピント(15番手スタート→10位)も同戦略でポイントを獲得した。

    今年の最速戦略は?

    2025年仕様では、ピレリの“コンパウンドブリッジ”が戦略に本物のジレンマを生んでいる。C1ハードは耐久性抜群だが遅く、ミディアム→ハードの1ストップが理想形。しかし、ミディアム→ソフトで走る場合はタイヤ管理が極めてシビアになる。

    一方、ミディアムとソフトを組み合わせた2ストップ戦略は明らかに速いが、1回多いピットロスを取り戻すだけのペースが得られるかが課題だ。

    ピレリのシモーネ・ベッラ主任エンジニアはこう説明する。
    「明らかにC1とC3〜C4の間には大きな性能差があるが、我々のシミュレーションでは約2秒の差を想定していた。だが実際のFP1では1.4秒程度で、予想よりも良い傾向だった」

    つまり、ミディアム→ハードの1ストップが“現実的な最速案”だ。理想のピットウインドウは20〜26周目。ただし、アンダーカット効果が強く、隊列がばらけた際には早めのピットが連鎖する可能性もある。

    F1 アメリカGP

    上位勢の別解:ソフトスタート戦略

    2ストップ戦略を選ぶなら、ソフトスタートが有効だ。
    ■ ソフト→ミディアム→ミディアム(ピット時期:12〜18周目/32〜38周目)
    ■ ソフト→ミディアム→ソフト(ピット時期:12〜18周目/36〜42周目)

    スタート直後のグリップを最大化できるほか、序盤にセーフティカーが入れば、残りをミディアム2本で走り切る柔軟性もある。

    アメリカグランプリ

    後方勢の選択肢

    昨年有効だった「ハード→ミディアム」の逆張り戦略は、今年は非推奨だ。C2に代わって導入されたC1が序盤では遅すぎ、セーフティカーにも対応しづらい。

    その代わり、後方勢にとって注目なのは「ミディアム→ソフト」。前半を長めに引っ張り、終盤にソフトで勝負する形だ。ピットウインドウは28〜34周目。ただしソフトでのロングランはリスクが高く、温度とグリップの管理が問われる。

    2025年F1 アメリカGP

    天候と決勝の見どころ

    決勝は週末で最も涼しいが、それでも気温は30℃、路面温度は48℃前後。北東からの強い風が吹き抜ける中、デグラデーション(タイヤ摩耗)は避けられない。

    つまり、勝敗を分けるのは純粋な速さではなく「タイヤをいかに持たせるか」。
    フェルスタッペンの4度目のアメリカGP制覇は目前に見えるが、日曜のCOTAは“戦略勝負”の舞台になりそうだ。

    アメリカグランプリ 2025年のF1世界選手権