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  • アストンマーティンF1スポンサーJCB 水素エンジン車で世界最速653km/h

    アストンマーティンF1スポンサーJCB 水素エンジン車で世界最速653km/h

    アストンマーティンF1チームのスポンサーを務める英国の建設機械大手JCBが、水素を燃料とする車両の世界最高速度記録を樹立した。米ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツで「Hydromax(ハイドロマックス)」が平均406.320mph(約653km/h)を記録した。

    ステアリングを握ったのは、1997年にThrustSSCで世界初の音速突破を達成したアンディ・グリーン。JCBは建設機械で培ったエンジニアリング技術を水素内燃エンジンに応用し、従来の水素車による最高速度記録を大幅に更新した。

    JCBが水素で406.320mphの世界記録
    記録挑戦は米国ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツで行われた。全長32フィート(約9.8メートル)のHydromaxは、FIAが定める方式に従って2回の計測走行を実施した。

    1回目は400.623mph(約645km/h)、2回目は412.135mph(約663km/h)を記録。その平均となる406.320mph(約653km/h)が公式記録となった。

    Hydromaxを駆動するのは、量産技術をベースとした4.8リッターの水素内燃エンジン2基。合計出力は約1,600bhpに達する。

    JCBといえばショベルやホイールローダーなどの建設機械で世界的に知られるメーカーだが、今回のプロジェクトでは「重いものを動かす」ために培ってきた技術を、純粋な最高速度の追求へと転用した。

    世界最速の男アンディ・グリーンがドライブ
    Hydromaxのドライバーを務めたアンディ・グリーンは、ランドスピードレコードの世界では特別な存在だ。

    グリーンは1997年、ThrustSSCを駆って763.035mph(約1,228km/h)を記録。地上を走る車両として史上初めて音速を突破し、現在も世界絶対速度記録の保持者である。

    今回、そのグリーンが水素エンジン車による新たな歴史を作った。

    「マシンは素晴らしかった。安定していて、強く、そして速かった」

    グリーンは走行後にそう振り返った。

    「Dieselmaxから20年後、水素で世界記録を樹立できたことを光栄に思います」

    JCBは2006年にも、ディーゼルエンジンを搭載した「Dieselmax」で速度記録に挑戦している。今回のHydromaxは、その精神を水素という次世代燃料へ受け継いだプロジェクトでもある。

    実際にはさらに速く走れた
    驚くべきことに、406.320mphという数字はHydromaxの性能を完全に使い切った結果ではなかったという。

    グリーンによれば、車両には設定された速度上限があり、計測区間では意図的にアクセルを戻さなければならなかった。

    「実際、マシンがあまりにも良かったので、設定していた最高速度に達してしまい、計測マイルを走っている途中でアクセルを戻して減速しなければならなかったんです」

    つまり、技術的には今回の公式記録をさらに上回る速度に到達できる余力があったことになる。

    従来の水素エンジン車記録を2倍以上に更新
    今回の記録が持つ意味は、単に400mphの壁を突破したことだけではない。

    従来、水素を燃料とする内燃エンジン車の最高速度記録は185.5mph(約299km/h)だった。Hydromaxの406.320mphは、それを2倍以上に引き上げたことになる。

    さらに、水素燃料電池車による303mph(約488km/h)の記録も上回った。これによりHydromaxは、動力方式を問わず水素をエネルギー源とする車両として世界最速となった。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    JCBが水素内燃エンジンにこだわる理由
    今回の挑戦は、単なる最高速度記録のためのプロジェクトではない。

    JCBは建設機械の脱炭素化に向け、水素内燃エンジンの開発を進めている。大型建設機械では長時間稼働や短時間での燃料補給、高い出力などが求められるため、バッテリーだけでは用途によって実用上の制約が生じる。

    そこでJCBが有力な選択肢として開発しているのが、従来の内燃エンジン技術を生かしながら水素を燃焼させる方式だ。

    JCB会長のアンソニー・バンフォード卿は、今回の記録について次のように語った。

    「これは水素が機能すること、そして最高レベルで今日すでに機能することを示している。しかも排出ガスはゼロだ」

    Hydromaxは、極端な最高速度という環境で水素内燃エンジンの性能を示すことで、JCBが進める水素技術そのものを世界にアピールする役割も担っている。

    アストンマーティンF1を支えるJCB
    JCBはモータースポーツとも深い関係を持ち、現在はアストンマーティンF1チームのスポンサーを務めている。

    F1では2026年から持続可能燃料の使用が義務化されるなど、モータースポーツを通じた次世代エネルギー技術の開発が重要なテーマとなっている。JCBが選んだアプローチは水素内燃エンジンであり、今回の世界記録はその技術的な可能性を極端な形で実証するものとなった。

    建設現場で巨大な重量物を動かしてきたJCBが、今度は約653km/hという速度領域に挑んだ。Dieselmaxから20年を経て実現したHydromaxの世界記録は、同社にとって水素内燃エンジン開発を象徴する新たなマイルストーンとなった。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイに着想を得た限定ウイスキーを発売

    アストンマーティンF1 ニューウェイに着想を得た限定ウイスキーを発売

    アストンマーティンF1チームは、スコッチウイスキーブランドのグレンフィディックとコラボレーションし、エイドリアン・ニューウェイの設計哲学から着想を得た2種類の限定シングルモルトウイスキーを発売した。

    2026年シーズン前半はコース上で苦戦を強いられているアストンマーティンだが、コース外では積極的な商業展開を続けている。F1がサマーブレイクに入るなか、グレンフィディックとのパートナーシップから16年物と19年物の限定ボトルが登場した。

    ニューウェイの「見えない部分へのこだわり」をウイスキーで表現
    「Glenfiddich & Aston Martin Formula One Team Limited Edition」と名付けられた今回の商品は、アストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーを務めるエイドリアン・ニューウェイのデザインとエンジニアリングへのアプローチからインスピレーションを得ている。

    ラインナップは16年物と19年物の2種類。ボトルとパッケージにはアストンマーティンをイメージしたデザインが施され、英国での販売価格は16年物が73.25ポンド、19年物が139ポンドとなっている。

    グレンフィディックは今回のウイスキーに、ファーストフィルのバーボン樽、ポートワイン樽、オロロソ・シェリー樽、ワイン樽などを使用し、最後にフィノ・シェリー樽による仕上げを加えた。

    グレンフィディックのモルトマスター、ブライアン・キンズマンは、ニューウェイの仕事とウイスキー造りには共通する哲学があると説明した。

    「エイドリアンの仕事で最も魅力的だと感じるのは、決定的なパフォーマンスを生み出すものが、必ずしもすぐ目に見えるものではないという点だ。それはウイスキー造りにも通じるものがある」

    「シングルモルトの個性は、樽の選択、バランス、熟成、タイミングといった、長い時間をかけて積み重ねられる無数の正確な判断によって形作られる。それぞれは単独では小さな違いかもしれないが、それらが組み合わさることで大きな変化をもたらす」

    16年物は熟した果実とトフィーの甘み
    16年物の「Glenfiddich & Aston Martin Formula One Team 16-Year-Old Limited-Edition Release No.2」は、煮込んだ果実の豊かな香りに華やかなフローラルノートが重なり、マジパンや磨かれたレザーを思わせるニュアンスを持つ。少量の水を加えることで、新鮮な熟した果実の香りがさらに際立つという。

    味わいはまろやかでシルキー。クリーミーでバターのようなトフィーの甘さと、キャラメリゼしたサトウキビの風味が特徴で、ドライなオークのタンニンがバランスを取る。フィニッシュにはオーク由来の甘さが長く残る。アルコール度数は43%。

    19年物はバニラとジンジャーに柑橘系のアクセント
    19年物の「Glenfiddich & Aston Martin Formula One Team 19-Year-Old Limited-Edition Release No.2」は、鮮やかなバニラ、結晶化したジンジャー、昔ながらのキャンディを思わせる香りが特徴だ。砂糖漬けのオレンジとレモンの皮に、温かみのあるオークスパイスが加わる。

    口に含むと柑橘系の爽快感とシャーベットを思わせる刺激があり、ワックスのようになめらかで豊かな口当たりを持つ。焼きリンゴとシナモンのニュアンスも感じられ、甘く濃厚な余韻が長く続く。こちらもアルコール度数は43%となる。

    アストンマーティンとグレンフィディックは、ニューウェイがF1マシン開発で重視する細部の積み重ねと、長期間にわたる熟成や樽選びによって完成するウイスキー造りを重ね合わせた。コース上の技術だけでなく、その設計思想そのものを商品に落とし込んだユニークな限定コラボレーションとなっている。

  • アストンマーティンF1 35年支えたタイヤ技術者ミック・ファーン氏を追悼

    アストンマーティンF1 35年支えたタイヤ技術者ミック・ファーン氏を追悼

    アストンマーティンF1は、長年チームを支えたタイヤテクニシャンのミック・ファーン氏が逝去したことを発表し、その功績を称える追悼メッセージを公開した。

    「ビスケット(Biscuit)」の愛称で親しまれたファーン氏は35年にわたってF1パドックで活動し、多くのドライバーやチームスタッフから深い敬意を集めた存在だった。

    35年間F1を支えた「ビスケット」
    アストンマーティンF1は7月30日、長年チームに貢献したタイヤテクニシャンのミック・ファーン氏が30日に安らかに息を引き取ったことを明らかにした。

    ファーン氏は「ビスケット」の愛称で親しまれ、35年間にわたってF1パドックで活動。現在のアストンマーティンには2015年に復帰し、その前身チーム時代も含めて長年シルバーストンを拠点とするチームを支えてきた。

    チームはSNSを通じて次のような声明を発表した。

    「チーム全員、そしてF1コミュニティ全体が、本日安らかに旅立った私たちの仲間、ミック・ファーン、愛称『ビスケット』のご家族とご友人に心よりお悔やみを申し上げます」

    「ビスケットは真の功労者であり、周囲のすべての人に忠誠心と惜しみない支えを示してくれました。彼は誰もが温かく迎え入れ、転戦を続ける私たちの世界をまるで家族のように感じさせてくれました」

    「35年間パドックで過ごした彼は、ともに働いたすべての人から尊敬されていました。共に過ごした時間に心から感謝しており、その温かさとユーモアを私たちはいつまでも忘れません」

    ハンガリーGPではすでにチームが敬意
    ファーン氏は先週末のハンガリーGPには帯同しておらず、アストンマーティンは週末を通じて「彼はサーキットの外で自身の闘いを続けている」と伝え、敬意を表していた。

    その後、30日に逝去が発表され、多くのF1関係者から追悼の言葉が寄せられている。

    かつて2017年から2018年に同チームで戦い、現在はハースF1に所属するエステバン・オコンは自身のSNSで次のようにコメントした。

    「本当に素晴らしい人だった。一緒に過ごした時間や、笑い合った思い出を決して忘れない」

    「ご家族とご友人に心からお悔やみを申し上げます。安らかに眠ってください、伝説のビスケット」

    また、元フォース・インディアのストラテジストで、現在はSky Sports F1の解説者を務めるバーニー・コリンズも追悼のメッセージを投稿した。

    「安らかに眠ってください、ビスケット。向こうでもおいしい紅茶を飲んでいることを願っています。あなたがいなくなり、パドックは少し寂しくなってしまいました」

    アストンマーティンF1にとってファーン氏は単なるスタッフではなく、長年にわたりチーム文化を支え続けた存在だった。ドライバーやエンジニア、ライバルチームの関係者からも慕われたその人柄は、多くの追悼の言葉が示すように、F1パドック全体に大きな足跡を残した。

  • アストンマーティンF1 AMR26Bに早くも試練 ストロールのリアサスが破損

    アストンマーティンF1 AMR26Bに早くも試練 ストロールのリアサスが破損

    ラランス・ストロールが、2026年F1ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)でマシントラブルに見舞われた。アストンマーティンが大規模アップグレードを施した「AMR26B」の実戦デビューは、開始早々に暗雲が立ち込める展開となった。

    ストロールはセッション序盤、ターン3進入で突然マシンのコントロールを失ってスピン。そのままコース脇にマシンを止めたことで赤旗が提示された。

    リアサスペンション破損で赤旗
    リプレイ映像では、ストロールはターン2を立ち上がった直後にマシン後部の挙動が乱れ、ターン3進入で突如スピン。ドライバーのミスというよりも、車両側の異常が原因とみられる動きだった。

    ストロール自身も無線で「リアサスペンションの故障だ」と伝えており、F1 TVのテクニカル解説でも、今回AMR26Bで刷新されたリアサスペンションが原因である可能性が指摘された。

    また、一部では左リアタイヤの装着不良の可能性も取り沙汰されているが、現時点で原因は明らかになっていない。


    スペア不足への懸念も浮上
    F1 TVのテクニカルアナリスト、サム・コリンズは「もしアップデートパーツの破損であれば、アストンマーティンにとって大きな問題になるかもしれない。今週末はスペアパーツが十分ではないことをチーム自身が認めている」と懸念を示した。

    アストンマーティンは今大会でノーズ、フロア、リアサスペンションなど16項目に及ぶ大規模アップグレードを投入。AMR26Bとして初めて実戦投入されたが、その重要パーツとみられるリアサスペンションにトラブルが発生した可能性がある。

    幸いにもストロールはバリアへの接触を避けたため、マシンは回収後に大きな外傷は確認されず、追加の修復作業は最小限で済む見込みだ。セッションは約6分間の中断を経て再開された。

    今回のトラブルが部品そのものの不具合なのか、それとも組み付けや個別の問題なのかは、アストンマーティンの調査結果が待たれる。今回のアップグレードの信頼性を占う上でも、週末を通じて注目が集まりそうだ。

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    ・アストンマーティンF1 AMR26Bに予備シャシーなし 「クラッシュしたら旧仕様」

  • アストンマーティンF1 ストロールがベルギーGP苦戦を予測「今季最悪のコース」

    アストンマーティンF1 ストロールがベルギーGP苦戦を予測「今季最悪のコース」

    アストンマーティンF1のランス・ストロールは、2026年F1ベルギーGPの舞台スパ・フランコルシャンが、チームにとって「今年最も厳しいサーキット」になるとの見方を示した。

    チームは開幕から苦戦が続いており、次戦ハンガリーGPで投入予定の大規模アップデートに期待を寄せているが、それまでのスパでは厳しい戦いを覚悟している。

    ストロール「スパは今年最も厳しいサーキット」
    ランス・ストロールは、スパ・フランコルシャンがAMR26の弱点を最も露呈させるコースになると認めた。

    アストンマーティンは2026年シーズンを通じて競争力不足に苦しみ、予選では次に遅いキャデラックに対しても約1秒遅れる場面が続いている。

    この傾向はオーストリアGPとイギリスGPでも確認されており、2026年カレンダーで最長ラップを誇るスパでは、その差がさらに広がる可能性がある。

    ストロールはCrash.netを含むメディアに対し、次のように語った。

    「スパは僕たちにとって本当に厳しいレースになるし、おそらく今年最も厳しいサーキットになると思う」

    「本当に苦しい週末になるはずだ。でもブダペストではパフォーマンスが大きく向上してくれることを期待している」

    大型アップデート投入までは忍耐の時間
    ストロールが期待を寄せるのは、ハンガリーGPで投入予定となっているアストンマーティン今季初の大型アップデートだ。

    チームはシーズン前半を通じて小規模な改良を積み重ねるのではなく、一度に大きな性能向上を狙う開発方針を選択。その結果、前半戦は苦しい状況を受け入れながら戦うことになった。

    ストロールは、この方針を支持しつつも、アップデート投入までは辛抱が必要だと語る。

    「アップデートが来るまで辛抱するしかない。それが大きなパフォーマンス向上につながることを願っている」

    一方で、この状況はストロールだけでなくチームメイトのフェルナンド・アロンソにとってもフラストレーションの溜まるものとなっている。両ドライバーは、前半戦の各レースでポイント争いに加わるには何らかの波乱が必要という状況で戦い続けてきた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイが明かしたAMR26の課題
    アストンマーティン代表であり、伝説的F1デザイナーでもあるエイドリアン・ニューウェイは、現在の苦戦をチームの開発体制を見直す機会と捉えている。

    「この苦しい時期を、仕事の進め方を見直す機会として捉えている」

    ニューウェイは、AMR26が抱える課題の一つとして重量超過を挙げ、その背景を説明した。

    「シャシーはかなり重量超過の状態だ。その一因はホンダのパワーユニットとの統合や、これまで対処してきた振動問題にある。しかし軽量化についても、我々自身が本来やるべき仕事を十分にできなかった」

    さらに、設計期間の短さが重量増につながったと明かした。

    「急いでマシンを設計すると、最初に犠牲になるのが重量だ。細部まで十分に最適化する時間がなくなるからだ」

    ハンガリーGPで導入予定の大型アップデートは、こうした重量や空力面の課題を改善することが期待されており、アストンマーティンにとって後半戦の巻き返しを占う重要な一戦となる。

  • アストンマーティンF1がニューウェイを信頼 MP4-20をモンスターに変えた開発秘話

    アストンマーティンF1がニューウェイを信頼 MP4-20をモンスターに変えた開発秘話

    2026年シーズンのアストンマーティンF1は、ここまでわずか1ポイントと苦戦が続いている。それでもチーム内部では悲観論よりも、エイドリアン・ニューウェイが主導する開発計画への信頼が揺らぐことはない。

    その理由を語ったのが、チーム広報で元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサだ。かつてマクラーレンでニューウェイと仕事をした経験を持つ彼は、2005年の名車「MP4-20」が最速マシンへと進化した舞台裏を明かし、アストンマーティンも必ず復活できると確信している理由を説明した。

    「アップデートなし」でも揺るがなかったチーム
    アストンマーティンはAMR26の根本的な改善を優先するため、小規模なアップデートを繰り返すのではなく、大型パッケージをハンガリーGPまで温存してきた。

    その結果、シーズン前半は最後尾付近で苦戦を強いられたが、デ・ラ・ロサによれば、チーム内では当初からその計画が共有されていたという。

    「雰囲気が変わったとは思わない。シーズン開幕からずっと同じだ」

    「僕たちは目標から大きく離れていることを理解していた。そしてチーム全体で計画を立て、その計画に向かって取り組んできた」

    「アップデートを投入しない期間は苦しかった。でもチームの雰囲気は変わらなかった」

    「僕たちは団結し、良い仕事を続けてきた。そして何を、いつ行うのかを全員が理解していた。それが非常に重要だった」

    「簡単な状況ではなかった。こういう時こそ組織は崩れやすい。でも僕たちはまとまり続け、必ず立て直せるという自信を持ち続けてきた」

    ニューウェイは20年前と何も変わっていない
    デ・ラ・ロサは2000年代前半、マクラーレンでテストドライバーを務め、ニューウェイとともにMP4-17D、幻に終わったMP4-18、MP4-19、そしてMP4-20の開発に携わった。

    その経験から、現在のニューウェイも当時と全く変わっていないという。

    「彼は本当に優秀だ。それがエイドリアンなんだ」

    「工場でもそうだし、チーム全員やランス(ストロール)、フェルナンド(アロンソ)と話す時も、何も飾らず率直に話す」

    「だからこそ優れたリーダーなんだ。今のような状況で最も重要なのは、全員が計画を理解していることだからだ」

    「世間は彼のインタビューを見て驚くかもしれない。でも僕たちは驚いていない。チーム全員が同じ情報を共有していたからだ」

    「だからランスもフェルナンドも落ち着いて仕事を続けられている」

    MP4-20を変えた「6度」の発見
    デ・ラ・ロサは、ニューウェイの能力を象徴するエピソードとして、2005年開幕戦オーストラリアGPでの出来事を紹介した。

    当時、金曜フリー走行でMP4-20を走らせていたデ・ラ・ロサに対し、ニューウェイは最も難しいコーナーを尋ねた。

    「彼は『一番ひどいコーナーはどこだ?』と聞いてきた。僕は『ターン1だ。これ以上速く走れない』と答えた」

    「すると彼は『なぜ速く走れない?』と聞いた。僕は『もっと攻めるとアンダーステアが強くなるからだ』と説明した」

    さらにニューウェイは、ステアリングをもっと切れないのかと質問した。

    「僕は『もちろん切れる。でもある角度を超えると急にステアリングが軽くなり、フロントグリップがなくなる』と答えた」

    ニューウェイは、そのステアリング角を実際に再現するよう求めたという。

    「僕がその角度を見せると、彼はメモを取りながらこう言った」

    「『6度以上のステアリング角については風洞データがない。クルマは6度までしか設計されていない。だから君の話は完全に理にかなっている。その領域は未開拓だから改善しよう』」

    マクラーレン MP4-20

    数戦後には最速マシンへ
    ニューウェイは、その問題を解決するため数戦後にフロントウイングを改良した。

    その結果、MP4-20は2005年シーズン最速クラスのマシンへと生まれ変わった。

    「数戦後、彼はフロントウイングを改良した。それがMP4-20の物語だ」

    「僕たちは2005年最速のマシンになった」

    「チャンピオンを獲れなかったのは主に信頼性の問題だった。でも速さは間違いなく一番だった。本当にモンスターだった」

    データだけでは速くならない
    デ・ラ・ロサは、ニューウェイ最大の強みはデータだけに頼らないことだと説明する。

    「彼はドライバーと話し、質問し、フィードバックを書き留め、必ず解決策を持って帰ってくる」

    「彼はデータだけではなく、人間の感覚も信頼している」

    「当たり前に聞こえるかもしれない。でも今のF1はデータ主導の世界だ。ドライバーの話を聞くエンジニアは多いが、エイドリアンほど細部まで掘り下げる人はいない」

    「結局、ドライバーが『なぜこれ以上速く走れないのか』という理由は、センサーやデータだけでは分からないこともある。それを理解できるのが彼なんだ」

    「彼なら必ず立て直せる」
    ハンガリーGPではAMR26の大型アップデートに加え、ADUO制度によるホンダ製パワーユニットの性能向上も投入される見込みとなっている。

    デ・ラ・ロサは、現在の苦境は過去にも経験してきたものであり、ニューウェイなら再び状況を変えられると確信している。

    「彼は何が悪いのか、どの部分に問題があるのか、そしてその理由を正確に見極められる」

    「その能力があるからこそ、チーム全体が『必ず立て直せる』と信じられるんだ」

    「2003年にマクラーレンで一緒に仕事をしていた時も同じだった。エイドリアンと話をすると、『僕たちは正しい方向へ進んでいる』と誰もが確信できた」

    「彼は何をすべきかを理解し、それを実現できる人なんだ。だから僕たちは前へ進み続けるだけだ。特別な秘密なんてないよ」

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    ・アストンマーティン・ホンダF1に“特効薬”なし バトンが大型アップデートに警鐘

  • アストンマーティンF1に深刻な問題 ストロール「空力的に完全に壊れている」

    アストンマーティンF1に深刻な問題 ストロール「空力的に完全に壊れている」

    ランス・ストロールは、F1イギリスGPで相次いでトラックリミット違反のペナルティを受けた背景について、マシンの不安定な挙動が大きく影響していたと明かした。アストンマーティンが苦戦を続けるなか、現在のAMR26について「空力的に完全に壊れている」と厳しい表現で現状を語っている。

    チームは今季ここまで小規模アップデートを重ねるのではなく、ハンガリーGPで投入予定の大規模な「Bスペック」マシンに開発資源を集中。

    その導入を前に、ストロールのコメントは現在のマシンが抱える深刻な課題を浮き彫りにした。

    ストロールが3度のペナルティを受けた理由
    ストロールはシルバーストンで19位完走となったが、レース中にトラックリミット違反を繰り返し、9周の間に3回の5秒ペナルティを科された。

    F1ではトラックリミット違反が3回まで認められ、それ以降は違反のたびに5秒加算される。ストロールは33周目から42周目までの間に3回追加で違反し、52周のレースで合計6回の違反を記録した。

    ストロールはレース後、その原因について次のように説明した。

    「たぶん妥当だったと思う」

    「レースではひどいアンダーステアが出ていたし、マシンは本当に壊れていた。だからコース内に収め続けること自体が難しかった」

    「毎周、毎コーナーで挙動が違った。本当に難しいレースだった。今年ずっとこんな感じだ」

    さらに「レース中に物理的な故障があったという意味か」と問われると、ストロールは次のように否定した。

    「いや、そうじゃない。空力的に完全に壊れているという意味だ」

    オンボード映像では、コプスやマゴッツ〜ベケッツといった高速区間で大きくステアリングを切り込む場面が確認されており、不安定なマシン挙動に苦しんでいた様子がうかがえた。

    それでも限界まで攻め続けたことについては、次のように語っている。

    「もちろんだ」

    「レースをしている以上、常に全力を尽くそうとしている」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ハンガリーGP投入のBスペックに望み
    アストンマーティンは2026年シーズン序盤から苦戦が続いており、チーム代表エイドリアン・ニューウェイのもとで開発方針を見直した。

    他チームのように細かなアップデートを積み重ねるのではなく、ハンガリーGPで投入する大規模アップデートに開発を集中させる戦略を採用している。

    ニューウェイは先週、この新仕様AMR26がハンガリーGPでデビューし、「大きな前進」が期待できるとの見通しを示した。

    改良の中心となるのは軽量化で、シャシーとギアボックス構造を見直して重量を削減するほか、リアサスペンション、ノーズ、各種空力パーツにも変更が加えられる予定だ。

    さらに夏休み明け最初のオランダGPでは、ホンダ製パワーユニットにもアップデートが投入される計画となっている。

    今回のストロールの発言からは、現在のAMR26が単なるセッティングの問題ではなく、ドライバー自身が「空力的に完全に壊れている」と表現するほど深刻な状態にあることが伝わってくる。ハンガリーGPのBスペック、そしてオランダGPでのホンダPUアップデートが、アストンマーティン復調への大きな試金石となりそうだ。

  • アストンマーティン・ホンダF1 クリスチャン・ホーナー招聘を再打診 英紙報道

    アストンマーティン・ホンダF1 クリスチャン・ホーナー招聘を再打診 英紙報道

    アストンマーティン・ホンダF1が、元レッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーの招聘に再び動いていると報じられた。

    巨額の投資を続けながら2026年シーズンは開幕8戦でわずか1ポイントにとどまっており、現体制へのプレッシャーが高まる中で、チームオーナーのローレンス・ストロールが再びホーナー獲得を目指しているという。

    アストンマーティンがホーナー招聘に再挑戦か
    英紙『Daily Mail』によると、ローレンス・ストロールは以前からホーナーの招聘を熱望しており、一度は契約成立に近づいたものの、最終段階で交渉が決裂したとされる。

    しかし、今季のアストンマーティンは期待を大きく下回る成績が続いており、チームは再びホーナーに接触したという。

    アストンマーティンは新ファクトリーや最新風洞などへの大型投資を続けてきたが、2026年シーズンはここまで8戦を終えて獲得ポイントはわずか1点。苦戦が続く現状を受け、経営陣の刷新を模索している可能性がある。

    ホーナーには複数の選択肢
    ホーナーは1年前にレッドブル・レーシング代表を退任。報道では約8000万ポンド(約160億円)の退職金を受け取ったとされ、すぐにF1へ復帰する必要はない状況にある。

    それでも本人は以前、「F1にはまだやり残した仕事がある」と語っており、将来的な復帰には前向きな姿勢を示している。

    アストンマーティン入りが実現すれば、現在チームで活動するエイドリアン・ニューウェイとの再タッグが実現することになる。

    フェラーリやアルピーヌ BYDとの構想も浮上
    ホーナーを巡っては、アストンマーティン以外にも複数の選択肢が報じられている。

    『Daily Mail』によれば、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは水面下でフェラーリ入りを後押ししているという。ただし、現時点では具体的な進展はないとされる。

    また、アルピーヌについては投資会社オトロ・キャピタルによる株式売却の可能性を背景に、ホーナーが投資家グループとともに関与する案も取り沙汰されている。モナコGPではアルピーヌのフラビオ・ブリアトーレも、ホーナーとの協業に前向きな姿勢を示していた。

    さらに、中国の自動車メーカーBYDと新たなF1チーム設立について予備的な協議を行ったとの報道もあり、もし実現すれば12番目のF1チーム誕生につながる可能性がある。ただし、この構想では実際のF1復帰まで数年を要するとみられている。

    アストンマーティンはコメント避ける
    GPblogがアストンマーティンに一連の報道について確認したところ、チーム広報担当者は「当社の方針に従い、噂や憶測についてはコメントしない」と回答した。

    現時点でホーナーの復帰先は決まっていないが、アストンマーティンをはじめ、フェラーリやアルピーヌ、新規参入プロジェクトなど、F1パドックでは今なおホーナーの去就が大きな注目を集めている。

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    ・アストンマーティン・ホンダF1 アンディ・コーウェルが今季限りで退団報道

  • アストンマーティン・ホンダF1 アンディ・コーウェルが今季限りで退団報道

    アストンマーティン・ホンダF1 アンディ・コーウェルが今季限りで退団報道

    アストンマーティン・ホンダF1で最高戦略責任者(CSO)を務めるアンディ・コーウェルが、2026年シーズン限りでチームを離れる見通しだとBBCが報じた。

    2026年からホンダとのワークス体制をスタートさせたアストンマーティンは、新レギュレーションへの対応に苦戦。開幕8戦を終えてコンストラクターズランキング最下位に低迷しており、ハンガリーGPで投入予定の大規模アップグレードが巻き返しの鍵を握る。

    BBCがコーウェル退団の可能性を報道
    BBCのアンドリュー・ベンソンによると、アンディ・コーウェルは2026年シーズン終了後にアストンマーティンを退団する見通しだという。

    コーウェルは2024年にメルセデスからグループCEOとして加入し、2025年にはチーム代表に就任。しかし、その任期は1年で終了し、2026年からは最高戦略責任者(CSO)としてホンダとのパワーユニットプロジェクトを中心に担当してきた。

    一方、2026年からはエイドリアン・ニューウェイがマネージング・テクニカル・パートナーに加えてチーム代表も兼任。両者の間で主導権争いがあったとの報道もあり、コーウェルの配置転換はその影響だったとの見方も伝えられていた。

    ホンダとの連携で重要な役割
    コーウェルは2026年からスタートしたアストンマーティンとホンダのワークス体制を支える重要人物でもあった。

    CEO兼チーム代表を退いた後は最高戦略責任者として、アストンマーティンとホンダの開発連携を担当。一部では両社のコミュニケーション不足が開発の遅れにつながったとの指摘もあったが、コーウェルは両者の橋渡し役としてプロジェクトを支えてきた。

    ホンダ・レーシング(HRC)の角田哲史LPLは以前、コーウェルについて次のように評価している。

    「アンディ・コーウェルはF1界でも屈指のエンジニアであり、このパワーユニットの複雑さや難しさを深く理解しています」

    「彼はシルバーストーンのAMRテクノロジーキャンパスで活動するだけでなく、HRC Sakuraの施設にも頻繁に足を運んでいます」

    「彼の役割によって両拠点の地理的な距離が縮まり、シャシー開発とパワーユニット開発をあたかもひとつのチームで進めているかのような体制を実現しています」

    仮にコーウェルが退団すれば、この連携体制にも少なからず影響が及ぶ可能性がある。

    苦戦が続く2026年シーズン
    2026年のアストンマーティンは、新レギュレーション初年度で大きく出遅れた。

    ホンダ製パワーユニットは性能と信頼性の両面で苦戦し、さらにマシンの重量超過も重なって競争力を欠いている。開幕8戦終了時点で獲得ポイントはわずか1点にとどまり、コンストラクターズランキング最下位に沈んでいる。

    チームは7月のハンガリーGPで今季初となる大型アップグレードを投入する予定で、小規模な改良を積み重ねるのではなく、一度に大規模パッケージを導入する開発方針を選択した。

    ニューウェイ「重量削減と空力が中心」
    エイドリアン・ニューウェイは、ハンガリーGPで2台とも同じアップグレードを投入する計画であることを明らかにしている。

    「アップグレードはハンガリーで2台とも投入する予定だ」

    「フロントサスペンションは変更しない。リアサスペンションは小幅な改良を施す。新しいノーズを導入し、空力面は大幅に見直した。基本構造は似ているが、大規模な空力パッケージと大幅な軽量化を組み合わせた内容だ。目標は最低重量に限りなく近づけることだ」

    また、ライバル勢がシーズン序盤から継続的にアップグレードを投入する中、自分たちは大型パッケージ完成まで待つ判断を下したことについて、「苦しい決断だった」と認めている。

    コーウェル退団の報道が事実であれば、ハンガリーGPで投入される大型アップグレードの成否だけでなく、ホンダとの協力体制やチーム運営の今後にも注目が集まることになりそうだ。

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  • アストンマーティンF1開発停滞にアロンソ皮肉「他チームには金を生む機械がある」

    アストンマーティンF1開発停滞にアロンソ皮肉「他チームには金を生む機械がある」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1シーズン中盤に入っても継続的なアップグレードを投入し続けるライバル勢に驚きを示し、「他チームの工場地下には“お金を生み出す機械”があるのではないか」と皮肉を交えながら、アストンマーティンの開発方針について複雑な胸中を明かした。

    一方でアロンソは、大規模アップグレードを一括投入するというチームの判断自体は理解を示しており、自身の発言には賛同と不満が入り混じる矛盾した一面ものぞかせた。

    「他チームには“金を生む機械”があるのか」
    2026年のアストンマーティンは開幕から深刻な競争力不足に苦しんでおり、スペインGPでは予選でトップから4秒遅れを喫するなど、現在は事実上グリッド最後尾に沈んでいる。

    チームは細かなアップグレードを随時投入するのではなく、ハンガリーGPまたはオランダGPで予定される大型アップグレードまで現行仕様を維持する方針を選択している。

    マイク・クラックはオーストリアGPで、この決断について次のように説明した。

    「我々が立ち止まっているように見えるかもしれない。しかし実際には、申告されるアップグレード以外にも多くの作業が進んでいる」

    「他チームが前進しているのは事実だ。しかしスペインでも話したように、チームとしてこの方針を選び、それにコミットした以上、最後まで貫かなければならない。毎週のように弱点を嘆くのではなく、現状で最大限を引き出し、より良い時期に備えるべきだ」

    一方、アロンソは大型アップグレードを待つ方針について「正しい決断だ」と認めながらも、冗談交じりにライバル勢への驚きを語った。

    「僕はその判断には同意していなかった。でも、どうやら他チームみたいに無制限にアップグレードを投入するためのお金はないらしい」

    「毎週金曜日にFIAのアップグレード申告を見るたびに驚かされる。もしかすると彼らの工場の地下には“お金を生み出す機械”でも置いてあるのかもしれないね」

    もっとも、アロンソはチームの判断そのものを否定しているわけではないと強調した。

    「コストキャップの制約や、どれだけマシンを変更できるかは外からは分からない。問題を理解するまでに時間も必要だったし、アップグレードは試して失敗してを繰り返せるものではない」

    「最初の3〜4戦は弱点を理解することに費やし、風洞で解決策を試し、他チームのアイデアも研究した。それらを整理して初めてアップグレード計画を立てられる。だから時間が必要なんだ」

    「数戦で0.3〜0.4秒縮めても意味はない」
    アロンソは、開幕当初の混乱が現在の開発計画につながったと説明した。

    「バルセロナでシェイクダウンができず、バーレーンのテストもうまくいかなかった。オーストラリアではレースを完走できるかどうかさえ分からなかった。それが当時の現実だった」

    「だから、この決断は正しかったと思う」

    また、小規模な改良では状況は変わらないとの考えも示した。

    「数戦かけてコンマ3〜4秒改善しても、結局は最後尾で戦うだけだ。僕たちにはもっと大きな変化が必要なんだ」

    「ファクトリーでは全員が全力で取り組んでいる。まだ結果は見えていないが、アストンマーティンを過小評価してはいけない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    夏休みまでに2027年の去就を決断へ
    アロンソは自身の将来についても言及し、F1参戦継続の可否は夏休みまでに判断する考えを明らかにした。

    チームは残留を望んでいるが、本人はまだ最終決断を下していない。

    「たぶん夏休みの8月まで待つことになる。その後はザントフォールト、モンツァと続くから、その頃には来年どうするか決めると思う」

    一方で、レース活動そのものをやめる考えはないという。

    「自分はまだ速いと感じているし、モチベーションもある。この仕事が大好きだから、競争力を失ったとかレースが嫌になったという理由で辞めることはない」

    「F1を続けるかどうかは別の話だ。今のレギュレーションやパワーユニットを本当に楽しめるかどうかなど、多くの要素を考えなければならない」

    また、仮にF1を離れてもアストンマーティンとの関係は続くと強調した。

    「僕はこのチームにコミットしている。たとえレースをしなくなっても、このプロジェクトへの関わりは変わらない」

    さらに将来の選択肢として、世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに参戦するヴァルキリーやダカール・ラリー、ラリー競技、さらに四輪駆動となる次世代Gen4マシンのフォーミュラEなどにも興味を示した。

    アストンマーティンは今後、AMR26Bとホンダ製パワーユニットのアップグレードによる巻き返しを狙っているが、アロンソは現状への不満を隠さない一方で、大型アップデートに望みを託している。また、自身の2027年以降については夏休みまでに結論を出す見通しであり、F1残留か新たなカテゴリーへの挑戦か、その決断にも注目が集まる。

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