カテゴリー: スーパーフォーミュラ

  • スーパーフォーミュラ第1戦 太田格之進が優勝 雨で波乱のもてぎ開幕戦

    スーパーフォーミュラ第1戦 太田格之進が優勝 雨で波乱のもてぎ開幕戦

    2026年スーパーフォーミュラ第1戦の決勝がモビリティリゾートもてぎで行われ、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が優勝を飾った。

    決勝は14時45分、雨の影響によりセーフティカー先導でスタート。しかし、コンディション不良により3周で赤旗中断となった。15時55分にレースは再びセーフティカー先導で再開され、競技は75分レースへと変更された。

    その後、20周目にセーフティカーがピットへ戻り、実質的なレースがスタート。混乱の中、ザック・オサリバン、笹原右京、小林可夢偉らがスピンや接触でリタイアを喫し、再びセーフティカーが導入された。

    レース再開後の一瞬の隙を突き、太田格之進は岩佐歩夢をオーバーテイク。直後にJujuがスピンを喫してセーフティカーが導入され、そのままレースは終了した。

    レース距離が75%に満たなかったため、ポイントはハーフポイントが適用された。

    2位には岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、3位には佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が続いた。

    2026年スーパーフォーミュラ第1戦 もてぎ 決勝結果

    1位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    3位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    4位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    5位 小出峻(ThreeBond Racing)
    6位 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    7位 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)
    8位 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    9位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    10位 ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)
    11位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    12位 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    13位 山下健太(KCMG)
    14位 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)
    15位 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    16位 チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)
    17位 野中誠太(KCMG)
    18位 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)
    19位 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    20位 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)
    21位 Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)
    リタイア ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)
    リタイア 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)
    リタイア 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)

  • 岩佐歩夢 スーパーフォーミュラ開幕戦でPP獲得 連覇へ好発進

    岩佐歩夢 スーパーフォーミュラ開幕戦でPP獲得 連覇へ好発進

    2026年スーパーフォーミュラ第1戦の予選がモビリティリゾートもてぎで行われ、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)がポールポジションを獲得した。連覇を狙うシーズン初戦で、いきなり主導権を握る結果となった。

    1分29秒847というタイムは、この日のセッションで唯一の1分29秒台。2番手の太田格之進に約0.1秒差をつける内容で、決勝に向けても優位な位置を確保した。

    岩佐歩夢の速さは単なるトップタイムにとどまらない。開幕戦という不確定要素の多い状況で、明確な差をつけてトップに立ったことは、今季の基準を示す走りだった。特にQ2の一発で1分29秒台に突入した点は、ライバル勢に対する強いインパクトとなる。

    予選は2番手の太田格之進、3番手の佐藤蓮、4番手の福住仁嶺までが0.2秒以内にひしめく接戦だった。その中で岩佐歩夢のみがコンマ1秒以上の差をつけたことは、内容面でも一歩抜け出していたことを示している。

    一方で、5番手にはスーパーフォーミュラ・ライツ王者のルーキー野村勇斗が入り、上位争いに食い込んだ。実績あるドライバーが並ぶ中でのこの位置は、今後に向けた大きな存在感となる。

    今回の予選はQ2の一発勝負というフォーマットの中で、いかに確実にタイムをまとめるかが問われた。その中で岩佐歩夢はミスなくパフォーマンスを引き出し、決定的なラップを仕上げた。

    もてぎはオーバーテイクが容易ではなく、ポールポジションの価値は極めて高い。スタートを決めればレースを主導する展開も見えてくる一方、背後には太田格之進や佐藤蓮が控えており、スタート直後の攻防が勝敗を左右する可能性がある。

    開幕戦でこの位置を確保した岩佐歩夢にとって、このポールポジションは単なる結果ではなく、連覇へ向けた流れを引き寄せる重要な一手となった。

    スーパーフォーミュラ 2026年

    スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 予選結果

    1. 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)1:29.847
    2. 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1:29.946
    3. 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)1:30.067
    4. 福住仁嶺(NTT docomo business ROOKIE)1:30.077
    5. 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)1:30.101
    6. イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)1:30.124
    7. 小出峻(ThreeBond Racing)1:30.188
    8. サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)1:30.198
    9. 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)1:30.205
    10. ロマン・スタネック(Buzz MK RACING)1:31.263
    11. 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    12. 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    13. 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    14. ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)
    15. ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)
    16. 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    17. 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    18. 山下健太(KCMG)
    19. 野中誠太(KCMG)
    20. チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)
    21. Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)
    22. 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)
    23. 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)
    24. 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)

  • スーパーフォーミュラ F1併催は「夢ではない」水面下で協議継続

    スーパーフォーミュラ F1併催は「夢ではない」水面下で協議継続

    スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)の近藤真彦会長が、F1との併催構想について言及し、実現の可能性を示唆した。

    モビリティリゾートもてぎで行われた開幕戦の定例会見での発言で、直前に開催されたF1日本GPの盛況を受けたものとなる。

    F1人気の広がりを実感
    3日間で31万5000人を動員したF1日本GPについて、近藤真彦会長は、日本にはフォーミュラレースを好むファンが数多くいることを強く感じたと語った。

    そのうえで、F1だけでなくスーパーフォーミュラにも足を運んでもらえるような大会づくりを目指す考えを示した。

    併催は「夢ではない」段階
    注目されるF1との併催については、従来の構想が現在も継続していることを明かした。

    近藤真彦会長は、併催は決して夢物語ではないとしたうえで、F1側とのやり取りについても、少しずつではあるが進めている段階にあると説明。現時点では詳細を語れる状況にはないとしながらも、話自体が存在していることは否定しなかった。

    観戦価値の向上が鍵に
    また、F1ファンの取り込みに向けた施策として、観戦体験の強化にも言及した。

    F1観戦にはレースそのものに加え、イベントとしての魅力やステータス性があるとし、スーパーフォーミュラでもVIPシートなどを含めたホスピタリティの充実を検討しているという。

    段階的に現実味を帯びる構想
    具体的な進展については明かされなかったものの、今回の発言からは、併催構想が現在も水面下で模索されていることがうかがえる。

    F1人気の高まりという追い風の中で、スーパーフォーミュラ側の取り組みがどこまで進むかが、今後の焦点となりそうだ。

  • カッレ・ロバンペラ SF離脱に憶測噴出 勝田貴元「噂は間違っている」

    カッレ・ロバンペラ SF離脱に憶測噴出 勝田貴元「噂は間違っている」

    カッレ・ロバンペラのスーパーフォーミュラ参戦中断をめぐり、親しい友人である勝田貴元が一部で広がった憶測を強く否定した。ロバンペラは今週、悪化した持病を理由に、F1を目指す新たな挑戦から一歩退くと発表していた。

    今回の決断については、パフォーマンス面やフォーミュラカー特有の厳しいフィジカル負荷が原因ではないかとの見方も出ていたが、勝田貴元はそうした見方を真っ向から否定した。

    長年トヨタ陣営で時間をともにしてきた友人として、ロバンペラの苦しさと悔しさを誰より近くで見てきた立場から、その思いを率直に発信している。

    勝田貴元が「体が合わないわけではない」と反論
    勝田貴元は自身のSNSで、今回の離脱理由についてさまざまな推測が飛び交っている現状に言及した。

    「この手の話は色々と憶測が出ますが、フォーミュラに身体が合わないとか、筋力が足りないとかそんな理由ではありません」と勝田貴元は書き込んだ。

    「カッレ本人のリリースからも出ていますが、昔から抱えていた持病が、非常に運悪くこのタイミングで悪化してしまった現状で何が最優先事項なのかという事です」と説明した。

    最も悔しいのはロバンペラ本人
    勝田貴元は、今回の事態で最もつらい思いをしているのはロバンペラ本人だと強調した。

    「本人が1番悔しいだろうし、この挑戦を1番近くで見ている自分も同じ想いです」と勝田貴元はロバンペラの挑戦を近くで支えてきたからこその複雑な思いをにじませた。

    “軽い気持ちではなかった” 新たな挑戦への本気度
    勝田貴元は、ロバンペラがサーキットレースへの転向を決して軽い気持ちで受け止めていたわけではないとも訴えた。

    「親友としてコメントします」と勝田貴元は語った。

    「本人はもちろんレースを甘く見ていたわけでもなんでもありませんし、大きなリスペクトを持ってレースの世界に挑戦しようと決断していました。しかも多くの事を犠牲にしてまで」

    そのうえで、ロバンペラの実力に疑いの余地はないとも強調している。

    「カッレのF2テストでのパフォーマンスやシミュレーターのパフォーマンス知ったらびっくりしますよ」と勝田貴元は述べた。

    そして最後に「だからこそ、いま飛び交っている憶測や噂が本当に嫌なんだ」と、その率直な思いを明かした。

    “きっと戻ってくる” 友人としての願い
    ふたりの絆はモータースポーツの現場だけにとどまらない。長年にわたってトヨタの仲間として活動し、モナコでは近くに住む間柄でもあるという。

    そうした深い関係にある勝田貴元は、ロバンペラの復帰を信じている。

    「カッレならしっかりと回復して強くなって戻ってきてくれると思います。」と勝田貴元は書き込んだ。

    「今はとにかく最大限まで回復して欲しい!がんばれカッレ!」

  • カッレ・ロバンペラ 苦渋のスーパーフォーミュラ離脱「健康上安全に走れない」

    カッレ・ロバンペラ 苦渋のスーパーフォーミュラ離脱「健康上安全に走れない」

    カッレ・ロバンペラは、2026年のスーパーフォーミュラ参戦を休止することが決まった。トヨタは医療機関の評価を受けた結果、「継続は適切ではない」とする判断に至ったと発表した。

    WRC2度の世界王者であるロバンペラは、今季からトヨタの支援のもとシングルシーターへ転向し、日本のトップフォーミュラに挑戦していた。しかし、身体が負荷に対応しきれない状態が続いており、安全面を最優先に考慮した決断となった。

    ロバンペラは自身の声明で、長期間にわたって抱えていた健康問題が今季に入り悪化したことを明かし、「現時点で安全に走り続けることはできない」と説明。まずは回復に専念する意向を示した。

    「みんなに伝えなければならない難しいニュースがある。今後のレース、そして今季のスーパーフォーミュラへの参戦から身を引くことにした」

    「ここしばらく医療的な問題を抱えながら取り組んできたが、今年に入ってそれが悪化した。現時点では安全に続けることができない。今はまずそれを治すことが最優先だ」

    「今年のフィードバックと進歩から、このプロジェクトには大きなポテンシャルがあることは分かっている。サーキットレースでの僕の挑戦が終わったわけではない」

    「僕の走りを楽しみにしてくれていた人たちには本当に申し訳ない。またできるだけ早くみんなに会えることを楽しみにしている」

    「モリゾウ、TGR、そしてパートナーの皆に感謝している。これからもより強くなって戻るために努力を続ける。理解と変わらぬ応援に感謝している」

    カッレ・ロバンペラ スーパーフォーミュラ

    また、トヨタ自動車の豊田章男会長(モリゾウ)も声明を発表し、今回の判断が苦渋の決断であったことを明かした。

    「今回、カッレ・ロバンペラのレース欠場についてご報告いたします。本人の強い希望もあり、フォーミュラカーへのチャレンジを続けてまいりました。実際に走り出せば、そのスピードには確かなものがあり、乗るたびにタイムを縮めていく姿を、私は見てきました」

    「一方で、その速さに身体が追いつかない状況が続いていたのも事実です。今回、医療機関の診断を受け、これ以上の参戦はカッレ本人にとって良い選択ではないと判断しました」

    「モリゾウとして悩みましたが、『走らせる責任』と『守る責任』の両方を考えたとき、今年のスーパーフォーミュラの参戦を休止させる決断をいたしました」

    「関係者の皆さま、そして応援してくださっている皆さまには、ご期待に沿えない結果となり、大変申し訳なく思っております」

    「ただ、彼の挑戦がここで終わるわけではありません。クルマを愛し、速くなりたいという気持ちは、これからも変わらないはずです。」

    「モリゾウはこれからも、一人のドライバーとして、そして一人の仲間として、彼に寄り添い、支え続けていきます。引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします」

    ロバンペラは今季、フォーミュラ・リージョナル・オセアニアなどで準備を進めており、シングルシーター転向は大きな注目を集めていた。しかし今回の判断により、その挑戦は一時中断となる。

    一方で本人とトヨタ双方が強調している通り、このプロジェクトが完全に終わったわけではない。回復後の復帰と、再びサーキットに戻る可能性は残されている。

  • カッレ・ロバンペラ スーパーフォーミュラ参戦休止へ トヨタ会長が声明

    カッレ・ロバンペラ スーパーフォーミュラ参戦休止へ トヨタ会長が声明

    カッレ・ロバンペラのスーパーフォーミュラ参戦休止が決定した。トヨタ自動車株式会社 代表取締役会長の豊田章男(モリゾウ)が声明を発表し、本人の体調面を考慮した判断であることを明かした。

    ロバンペラはフォーミュラカーへの挑戦を続けていたが、身体的な負担が課題となっていたという。医療機関の診断を踏まえ、今後の参戦継続は適切ではないと判断された。

    「走らせる責任」と「守る責任」の間での決断
    豊田章男(モリゾウ)は今回の決断について、次のように説明している。

    「今回、カッレ・ロバンペラのレース欠場についてご報告いたします。」

    「本人の強い希望もあり、フォーミュラカーへのチャレンジを続けてまいりました。実際に走り出せば、そのスピードには確かなものがあり、乗るたびにタイムを縮めていく姿を、私は見てきました。」

    「一方で、その速さに身体が追いつかない状況が続いていたのも事実です。今回、医療機関の診断を受け、これ以上の参戦はカッレ本人にとって良い選択ではないと判断しました。」

    「モリゾウとして悩みましたが、『走らせる責任』と『守る責任』の両方を考えたとき、今年のスーパーフォーミュラの参戦を休止させる決断をいたしました。」

    挑戦は継続 支援継続を強調
    また、今回の決断について関係者やファンへの謝罪とともに、今後もロバンペラを支えていく姿勢を強調した。

    「関係者の皆さま、そして応援してくださっている皆さまには、ご期待に沿えない結果となり、大変申し訳なく思っております。」

    「ただ、彼の挑戦がここで終わるわけではありません。クルマを愛し、速くなりたいという気持ちは、これからも変わらないはずです。」

    「モリゾウはこれからも、一人のドライバーとして、そして一人の仲間として、彼に寄り添い、支え続けていきます。」

    ロバンペラのスーパーフォーミュラ挑戦は一時休止となるが、今後の復帰や別カテゴリーでの活動に注目が集まる。

  • カッレ・ロバンペラ スーパーフォーミュラで苦戦 F1挑戦ルート「再考」示唆

    カッレ・ロバンペラ スーパーフォーミュラで苦戦 F1挑戦ルート「再考」示唆

    世界ラリー選手権(WRC)2度の王者カッレ・ロバンペラが、トヨタの支援を受けて本格参戦するシングルシーター挑戦で厳しい現実に直面している。鈴鹿で行われたスーパーフォーミュラ合同テストでは、ウエット、ドライ両セッションでタイムシート最後尾に沈んだ。

    ロバンペラはセッション合計81周を走行したが、最終走行ではトップから2秒以上遅れる結果となった。

    長年マネジメントを務めるティモ・ヨウキは、その難しさを率直に認めている。

    「本当に難しい。これほどパワフルでまったく新しいクルマで、このレベルから学び始めるのは簡単ではない」とヨウキは語った。

    「しかもテスト初日はすぐに雨になった。もちろんウエットの経験は積めたが、スタートとしては厳しかった」と説明した。

    それでもヨウキは、今季の目標を現実的に設定すべきだと強調する。

    「もしシーズン終盤にトップ5に入れれば、それがひとつの目標になるかもしれない」

    ロバンペラは2027年のフォーミュラ2参戦を視野に入れているが、ヨウキは将来について含みを持たせた。

    「結果が出始めなければ――今年でなくても、来年には――どうするべきか考えなければならない」

    “速さ”の質がまったく異なる世界
    元F1ドライバーのミカ・サロは、フォーミュラ・リージョナルからスーパーフォーミュラへの飛躍の大きさを指摘する。

    「スーパーフォーミュラははるかに速く、まったく異なる運転感覚だ」とサロは語った。

    「鈴鹿は世界でも最も難しいサーキットのひとつだ。そこでリズムを失えば、次の4〜5コーナーも連鎖的に崩れてしまう」

    それでもサロは前向きな評価を示している。

    「カッレは常に進歩している。それがあるべき姿だ。彼はゼロから始めたが、他のドライバーは子どもの頃からサーキットレースを続けてきた」

    元コ・ドライバーのヨンネ・ハルットゥネンも視点を広げる。

    「これは優れたランナーを優れたスキーヤーに変えるようなものだ」とハルットゥネンは述べた。

    「今年の結果だけでカッレを厳しく評価するつもりはない。最も重要なのは、レースごとに進歩が見えることだ」

    スーパーフォーミュラの2026年シーズンは、4月にモビリティリゾートもてぎで開幕する。

  • ジャック・ドゥーハン、スーパーフォーミュラ参戦消滅 持参金とテスト不振影響

    ジャック・ドゥーハン、スーパーフォーミュラ参戦消滅 持参金とテスト不振影響

    ジャック・ドゥーハンの2026年スーパーフォーミュラ参戦計画は、最終段階で白紙となった。昨年12月に鈴鹿で行われたルーキーテストに参加していたものの、今季のスーパーフォーミュラ・グリッドに名を連ねることはなくなった。

    アルピーヌF1チームからの離脱が1月中旬に正式発表されていたドゥーハンは、ルーク・ブラウニングと並んで今季のKONDO RACINGから参戦する有力候補と見られていた。

    だがKONDO RACINGは金曜日、2026年シーズンの2台目のシートを笹原右京が務めると発表し、すでに発表済みのブラウニングとともにラインアップを確定させた。

    ドゥーハンは昨年12月のポストシーズン・ルーキーテストでKONDO RACINGから走行しており、トヨタとの包括的なパッケージ契約の一環として、ハースF1のリザーブ業務も含まれる可能性が取り沙汰されていた。グリッドに残された最後の空席を射止める立場にあったが、交渉は合意に至らなかった。

    その背景のひとつとして、ドゥーハン側がシート獲得にあたって持ち込み予算を求められていたことが挙げられている。さらに、23歳のドゥーハンはルーキーテスト中にデグナー2で3度のクラッシュを喫し、走行距離を十分に稼げなかった。最終的なタイムシートでは、ウィリアムズF1のリザーブドライバーであるブラウニングから大きく後れを取っており、評価面でも不利に働いた。

    この結果、ドゥーハンは冬の終盤というタイミングもあり、今後の進路が不透明な状況に置かれている。トップレベルでの他の参戦機会は、現時点では限られているとみられる。

    スーパーフォーミュラ 笹原右京

    一方で笹原右京は、思いがけずスーパーフォーミュラ復帰のチャンスを手にした。2度のレースウイナーである29歳の笹原は、2024年シーズン終了後にTOM’Sを離脱して以来、グリッドから遠ざかっていたが、昨年の鈴鹿テストでKONDO RACINGから走行していた。もっとも当時は、ザック・オサリバンが優先され、レースシート獲得には至っていなかった。

    今季はそのオサリバンがチーム・インパルへ移籍したことで、空いたKONDO RACINGの#4を笹原が担当することになり、ブラウニングは#3をドライブする。今回の発表により、2026年スーパーフォーミュラは全23台のエントリーが出そろい、今月初めにThreeBond Racingから小出峻が発表されたことで、グリッドは完全に確定した。

  • ルーク・ブラウニング、ウィリアムズF1リザーブ就任&スーパーフォーミュラ参戦

    ルーク・ブラウニング、ウィリアムズF1リザーブ就任&スーパーフォーミュラ参戦

    ウィリアムズF1チームは、ルーク・ブラウニングが2026年シーズンのF1リザーブドライバーに就任することを発表した。同時に、チームは2026年シーズンに向けたウィリアムズF1チーム・ドライバー・アカデミーの全ラインアップを明らかにしている。

    ブラウニングは2025年のFIA F2選手権で好成績を残し、ハイテックGPから参戦した初のフル参戦シーズンでランキング4位を獲得した。

    9回の表彰台と1勝を挙げ、とくにイタリアではポールポジションからフィーチャーレースを制する圧巻のパフォーマンスを見せた。

    リザーブドライバーとして、ブラウニングはレース週末の待機業務に加え、データ分析やシミュレーター作業を通じてマシン開発を支援する役割を担う。F1が新たなレギュレーション時代に入る中、チームを再びグリッド前方へ押し戻すための重要な存在となる。

    ブラウニングは2023年からウィリアムズの一員であり、これまでに複数回のFP1走行やTPC(Testing of Previous Cars/旧型車テスト)に参加してきた。TPCではFW45をドライブし、最新F1マシンの特性理解を深めている。

    2026年にはリザーブ就任と並行し、日本のトップフォーミュラカテゴリーであるスーパーフォーミュラに、KONDO Racing Teamから参戦する。スーパーフォーミュラはF1に次ぐ速さを誇るシリーズとされており、ブラウニングにとって新たな挑戦となる。

    この昇格は、ウィリアムズF1ドライバー・アカデミーの一員として歩んできたキャリアの延長線上にある。2023年にアカデミー入りしたブラウニングは、同年にマカオGPを制覇し、2024年にはF3選手権でランキング3位を獲得。その後F2へ昇格した。ウィリアムズ加入前には、2020年のF4イギリス選手権、2022年のGB3選手権でチャンピオンに輝いている。

    ウィリアムズ・レーシング

    2026年 ウィリアムズF1ドライバー・アカデミー ラインアップ
    ルーク・ブラウニングに加え、2026年シーズンのアカデミー所属ドライバーは以下のとおり。

    アレッサンドロ・ジウスティ(フランス)は、MPモータースポーツからFIA F3選手権2年目に挑み、タイトル獲得を目指す。デビューシーズンでは13回のポイントフィニッシュと2度の表彰台を記録した。

    ジャド・ジャケ(フランス)は、ARTグランプリからF1アカデミーに参戦し、アトラシアン・ウィリアムズF1チームの代表ドライバーを務める。国際カート経験わずか1年でシングルシーターに転向し、フランスF4で好成績を収め、ディジョン=プレノワでは女性トロフィーを獲得した。

    中村紀庵ベルタ(日本/スロバキア)は新加入ドライバーで、2026年はフォーミュラ・リージョナル中東およびヨーロッパ選手権に参戦する。イタリアF4王者であり、2022年にはCIK-FIA OKヨーロッパ王者に輝いている。

    オレクサンドル・ボンダレフ(ウクライナ)は、プレマ・レーシングからイタリアF4に2年目として参戦する。2025年にはイモラで優勝、ミサノで表彰台を獲得しており、2026年はタイトル獲得を目標に掲げている。

    ディーン・ホーヘンドールン(オランダ)は、2025年にFIAカーティング・ヨーロッパ・ジュニア王者、WSKスーパーマスターシリーズOKJ王者の2冠を達成し、OKクラスへ昇格する。

    ウィル・グリーン(イギリス)は、2025年に3勝を挙げた勢いを維持し、OKJクラス2年目でタイトル争いに挑む。

    ルーカス・パラシオ(アメリカ)は、11歳でWSKスーパーマスターシリーズOKNJ王者となり、2026年にOKJクラスへステップアップする。

    ルーク・ブラウニングのコメント
    「今年、アトラシアン・ウィリアムズF1チームのリザーブドライバーに昇格できることを本当にうれしく思っている。アカデミーはF3とF2を通じて僕の成長を支えてくれただけでなく、テストやFP1を通して現代のF1マシンに慣れる機会も与えてくれた。アレクサンダー・アルボンやカルロス・サインツJr.と共に、この新しいF1の時代でチームを前進させていきたい」

    「2026年がスーパーフォーミュラでのルーキーシーズンになることも確認できてうれしい。まったく新しい挑戦になるが、全力で取り組むつもりだ。フルタイムF1シートへの次のステップとして、新しい環境と文化の中で自分の成長を示し、さらにスキルを磨いていきたい」

    ジェームス・ボウルズのコメント
    ウィリアムズF1チーム代表のジェームス・ボウルズは次のように述べた。

    「2026年からルークがリザーブドライバーに就任するのは誇らしい瞬間だ。彼は2023年にアカデミーへ加入して以来、大きな進歩を遂げてきた。シミュレーターやFP1での貢献は、新しいレギュレーション時代を迎える我々にとって非常に価値のあるものだった。スーパーフォーミュラ参戦によって、さらに実戦経験を積み、成長を続けてくれるだろう」

    スヴェン・スミーツのコメント
    スポーティングディレクターのスヴェン・スミーツは、次のように語った。

    「2026年のウィリアムズF1チーム・ドライバー・アカデミーのラインアップを発表できることをうれしく思う。最年少のルーカスから、リザーブドライバーとしての役割を担うルークまで、このプログラムには非常に厚みのある才能がそろっている。ドライバー・アカデミーは、若い才能を支え導くための中核であり、今年それぞれのドライバーがどのような活躍を見せてくれるのかを楽しみにしている」

  • カッレ・ロバンペラの体調は回復傾向 スーパーフォーミュラテスト中断の影響

    カッレ・ロバンペラの体調は回復傾向 スーパーフォーミュラテスト中断の影響

    カッレ・ロバンペラが先週日本で実施されたスーパーフォーミュラのテストを途中で切り上げることを余儀なくされた体調不良について、症状は落ち着きつつあるようだ。2度の世界ラリー王者であるロバンペラは、将来的なF1挑戦に向けた重要な準備の最中に不調に見舞われていた。

    フィンランド紙『Ilta-Sanomat』によれば、ロバンペラのマネージャーであるティモ・ユーヒキは、良性発作性頭位めまい症の症状が現在は大きく改善していると明かしている。

    「症状は明らかに良くなっている」とユーヒキは同紙に語った。

    「私が受け取ったメッセージは完全に明確ではなかったが、症状はもう出ていないと理解している。完全に治ったかどうかまでは分からない」

    ロバンペラは先週水曜日、鈴鹿での昼休み中にめまいに襲われ、医師から週内の運転を禁止されたことを明かしていた。これにより、スーパーフォーミュラのテストは早期終了となった。

    この中断は、これまでシングルシーターの経験がなかったロバンペラにとって、非常に重要な走行機会だっただけに痛手となった。

    「彼は走れなかったことを残念に思っている」とユーヒキは認めている。

    「これまであのようなマシンをドライブする機会がなかったドライバーにとって、本当に重要なテストだったからだ」

    それでもユーヒキは、ロバンペラが1月9日に開幕するニュージーランドでのフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権の開幕戦には出場可能だと楽観視している。なお、次回のスーパーフォーミュラテストは3月に予定されている。

    F1への道を進む若手ドライバーたち
    一方で、元インディカーのスターであるコルトン・ハータもF1への道を本格的に歩み始めた。ハータはアブダビでのF2テストに参加し、2027年のF1デビューの可能性に向けて必要なスーパーライセンス・ポイント獲得を目指している。

    ロバンペラとハータ、それぞれ異なるキャリアを歩んできたドライバーたちが、F1という同じ目標に向けて動き出している状況が浮き彫りになっている。