カテゴリー: スーパーフォーミュラ

  • スーパーフォーミュラ:牧野任祐が優勝 ニック・デ・フリースは13位

    スーパーフォーミュラ:牧野任祐が優勝 ニック・デ・フリースは13位

    スーパーフォーミュラ 第5戦の決勝レースが8月25日(日)にモビリティリゾートもてぎにて行なわ、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が優勝した。

    今回がスーパーフォーミュラ初レースとなったニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は18番グリッドからスタートして13位でフィニッシュ。レッドブルF1育成の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は7位、女子大生ドライバーのJuju(TGM Grand Prix)は18位だった。

    スーパーフォーミュラ 第5戦 決勝 結果

    1.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    2.山下健太(KONDO RACING)
    3.野尻智紀(TEAM MUGEN)
    4.山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)
    5.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    6.大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    7.岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
    8.小高一斗(KONDO RACING)
    9.福住仁嶺(Kids com Team KCMG)
    10.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    11.国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
    12.小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
    13.ニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
    14.大嶋和也(docomo business ROOKIE)
    15.大津弘樹(TGM Grand Prix)
    16.笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)
    17.木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)
    18.Juju(TGM Grand Prix)
    19.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    20.三宅淳詞(ThreeBond Racing)
    21.阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)

  • スーパーフォーミュラ 第5戦:ニック・デ・フリースは予選18番手

    スーパーフォーミュラ 第5戦:ニック・デ・フリースは予選18番手

    スーパーフォーミュラ 第5戦の予選が8月24日(土)にモビリティリゾートもてぎで行なわれ、山下健太(KONDO RACING) がポールポジションを獲得した。

    元F1ドライバーで、第5戦から第7戦でITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車で参戦するニック・デ・フリースは、初めてのマシンでの予選でQ1で敗退して18番手。岩佐歩夢(TEAM MUGEN) は12番手、Juju(TGM Grand Prix) は20番手だった。

    スーパーフォーミュラ 第5戦 もてぎ 予選

    1.山下健太(KONDO RACING) – 1分31秒995
    2.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) – 1分32秒074
    3.大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) – 1分32秒091
    4.野尻智紀(TEAM MUGEN) – 1分32秒151
    5.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) – 1分32秒173
    6.山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING) – 1分32秒238
    7.小高一斗(KONDO RACING) – 1分32秒248
    8.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) – 1分32秒278
    9.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) – 1分32秒307
    10.福住仁嶺(Kids com Team KCMG) – 1分32秒379
    11.阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) – 1分32秒416
    12.国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – 1分32秒517
    13.岩佐歩夢(TEAM MUGEN) – 1分32秒914
    14.木村偉織(San-Ei Gen with B-Max) – 1分33秒064
    15.大嶋和也(docomo business ROOKIE) – 1分32秒960
    16.笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S) – 1分33秒252
    17.小林可夢偉(Kids com Team KCMG) – 1分33秒025
    18.ニック・デ・フリーズ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – 1分33秒804
    19.大津弘樹(TGM Grand Prix) – 1分33秒262
    20.Juju(TGM Grand Prix) – 1分34秒284
    21.三宅淳詞(ThreeBond Racing) – 2分03秒954

    スーパーフォーミュラ ポールポジション

  • 角田裕毅 スーパーフォーミュラ参戦のデ・フリースにエール「優勝してほしい」

    角田裕毅 スーパーフォーミュラ参戦のデ・フリースにエール「優勝してほしい」

    角田裕毅が、F1でチームメイトだったニック・デ・フリースにエールを送った。

    昨年、ニック・デ・フリースは、アルファタウリからF1でフル参戦デビューを果たして角田裕毅とタッグを組んだが、成績不振を理由に解雇。その後、フォーミュラEやトヨタとのWEC世界選手権で活動し、今週末はチーム・インパルからスーパーフォーミュラに初参戦する。

    ニック・デ・フリースの走りを見るのは楽しみかと質問された角田裕毅は「そうですね、彼は良い仕事をすると思います」とコメント。

    「でも、プラクティスセッションが少ないと聞いています。実際、スーパーフォーミュラのドライバーのほとんどは、すべてのトラックで多くの経験を積んでいます。そういう意味では、彼にとっては簡単ではないでしょう」

    「でも同時に、彼の才能と速さは知っています。ええ、彼には優勝や表彰台に上ってほしいと思っています」

    「レベルに関してですが、スーパーフォーミュラは、正直なところ、僕はそのグループで走ったことはない。でも、実は16歳の頃、今思えば、シングルシーターの世界に足を踏み入れたばかりとき、日本のプロのドライバーたちを見ていて、プロのドライバーの一人と走っていました。その頃の多くのことを学びました」

    角田裕毅フォーミュラE東京大会でニック・デ・フリースと再会した角田裕毅。

    「彼らはとても速く、レベルも非常に高いと思います。知識、フィードバック、すべてにおいて、彼らはとても賢明です。ですから、ええ、つまり、非常に競争の激しいレースシリーズのひとつであることは確かです」

    何年か先にスーパーフォーミュラで走っている姿を想像できるかと質問された角田裕毅は「そうですね。いずれは走ってみたいマシンです」と語った。

    「いろいろな話を聞きましたが、コーナーリングスピードはF1とある意味で似ているそうです。特にリアム(・ローソン)から聞いた話ですが、コーナーリングスピードはF1と非常に似ていて、Gフォースを強く感じるとのことでした。それに車体がとても軽い。走るのは楽しそうですね」

  • 岩佐歩夢が企画 F1マシンも展示するモータースポーツイベントが大阪で開催

    岩佐歩夢が企画 F1マシンも展示するモータースポーツイベントが大阪で開催

    岩佐歩夢がプロデュースする「Honda Racing Fan Meeting in Osaka」を9月7日(土)にららぽーと門真(大阪府門真市)にて開催することをホンダ・レーシング(HRC)が発表した。

    今回のイベントは、日本最高峰のフォーミュラカーレース、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)にTEAM MUGENから参戦中の岩佐歩夢がプロデュース。ゲストを交えたトークショー、サイン会、F1参戦マシンをはじめとする車両展示、体験型コンテンツなどを通して、モータースポーツの魅力を伝えていく。

    岩佐歩夢は2019年に鈴鹿サーキットレーシングスクール(現ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿)を首席で卒業。フランスF4でチャンピオンを獲得後、欧州のレースシリーズを中心に着実にステップアップし、2023年にはF1の直下となるFIA F2選手権でシリーズ4位という好成績を収めた。自身のレースキャリアにおいて初めて母国でレースに参戦する今シーズンは、F1へのステップアップを視野に入れながら、SFでのチャンピオンを目指すとともに、自身の世界での様々な経験を通じ、モータースポーツの魅力を日本の皆様に伝えるべく活動を行っている。

    コンテンツ詳細を含む情報は、8月下旬の公開を予定されている。

    岩佐歩夢は「私の地元でもある大阪で、ファンの皆さんにお会いできることをとても楽しみにしています」とコメント。

    「HRCの活動、モータースポーツを通して、お子様から大人まで、たくさんの方々に楽しんでいただけるコンテンツを企画しています。ららぽーと門真でお待ちしています」

    岩佐歩夢

    ■開催概要(予定)
    岩佐歩夢プロデュース 「Honda Racing Fan Meeting in Osaka」
    日時:2024年9月7日(土) 10:00~18:00
    場所:ららぽーと門真(大阪府門真市松生町1-11)
    ※各コンテンツのタイムスケジュールは別途発表します。

    ■岩佐歩夢プロフィール
    生年月日:2001年9月22日生まれ
    出身地:大阪府出身

    レーシングキャリア概要:(カッコ内は所属チーム)
    2019年
    鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を首席で卒業

    2020年
    フランス・F4選手権 シリーズチャンピオン(FFSA Academy)

    2021年
    FIA F3選手権 シリーズ12位(Hitech Grand Prix)
    F3・アジア選手権 シリーズ8位 ルーキー・チャンピオン(Hitech Grand Prix)

    2022年
    FIA F2選手権 シリーズ5位 優勝2回 表彰台6回(DAMS)

    2023年
    FIA F2選手権 シリーズ4位 優勝3回 表彰台6回(DAMS)

    2024年
    全日本スーパーフォーミュラ選手権 4位(TEAM MUGEN)※第4戦終了時点
    F1日本グランプリ プラクティス1(FP1)出走

  • ニック・デ・フリース スーパーフォーミュラにTEAM IMPULから参戦決定

    ニック・デ・フリース スーパーフォーミュラにTEAM IMPULから参戦決定

    元F1ドライバーのニック・デ・フリースが、TEAM IMPULからスーパーフォーミュラに参戦することが発表された。

    ITOCHU ENEX TEAM IMPULは、8月24日(土)~8月25日(日)モビリティリゾートもてぎ第5戦および10月12日(土)~13日(日)富士スピードウェイで開催される第6、7戦の19号車ドライバーに元F1ドライバーで、F2、FE等で数々のタイトルを獲得し、TGR WECチームで活躍中の実力は、ニック・デ・フリースを起用することを発表した。

    なお、シーズンを締めくくる11月9日(土)~10日(日)鈴鹿サーキット第8、9戦は、第4戦で実質デビュー戦とは思えない走りで見事ポイントを獲得した平良響を起用する。

    ITOCHU ENEX TEAM IMPULは、19号車のドライバーとしてF2チャンピオンのテオ・プルシェールを起用してシーズンをスタートしたが、プルシェールがインディカーに参戦するためにチームを離脱。以降、代役を立てて戦っている。

  • スーパーフォーミュラ 2025年は韓国追加 F1日本GPのサポート開催はなし

    スーパーフォーミュラ 2025年は韓国追加 F1日本GPのサポート開催はなし

    スーパーフォーミュラが2025年のカレンダーを発表。6月6日から8日にかけて韓国の未特定の場所で第4戦を開催する予定で、20年以上ぶりとなる海外レースの開催地はソウル郊外のインジェ・スピーディアムになる可能性が高い。

    日本の最高峰シングルシーター選手権は、2013年からインジェ・スピーディウムと3年契約を結んでいたが、予定されていたレースの最初のレースが予定日のわずか1か月前に中止された。

    2004年のセパン国際サーキットへの遠征は、スーパーフォーミュラ (およびその前身であるフォーミュラ・ニッポン) が日本国外でイベントを成功裏に開催した唯一の例だ。

    韓国への訪問は、鈴鹿サーキットで始まり、終わる2025年スーパーフォーミュラの8戦スケジュールのハイライトとなるだろう。

    しかし、鈴鹿サーキットの幹部がF1日本GPのサポートレースを開催することに熱心であるにもかかわらず、三重会場でのスーパーフォーミュラレースはどちらも独立したイベントとして開催される予定だ。

    シーズン開幕戦は3月7日〜9日に開催され、続いて4月と5月にそれぞれ茂木とオートポリスでレースが開催される。

    スーパーフォーミュラは、6月の韓国大会の後、8月8日〜10日の菅生大会を挟んで、7月と10月に富士スピードウェイに2回出場する予定だ。

    今シーズンは11月21〜23日の鈴鹿での最終戦で終了となり、比較的遅いシーズンの終わりを迎えることになる。

    スーパーフォミュラ 2025年カランダー

    第1戦 鈴鹿 3月7日〜9日
    第2戦 茂木 4月18日〜20日
    第3戦 オートポリス 5月16日〜17日
    第4戦 韓国* 6月6日〜8日
    第5戦 富士 7月18日〜20日
    第6戦 SUGO 8月8日〜10日
    第7戦 富士 10月10日〜12日
    第8戦 鈴鹿 11月21日〜23日

  • Juju(野田樹潤) 「モータースポーツだけは絶対誰にも負けたくなかった理由」

    Juju(野田樹潤) 「モータースポーツだけは絶対誰にも負けたくなかった理由」

    Juju(野田樹潤)は、今年で50周年を迎える騒音計やトルク計など、物理計測を得意とするBtoBの計測機器メーカーの株式会社小野測器と5月にスポンサー契約を締結。今回、スポンサー契約締結を記念し、Jujuと父であり元F1ドライバーの野田英樹、同社の大越祐史社長、幡章子執行役員とともに座談会を行った。

    「小野測器が何故Juju選手にスポンサーを決めたのか?」や「Juju選手のオフの過ごし方は?」などなど、普段聞けない話も飛び出し、座談会は大盛り上がり? 今回はその模様をお伝する。

    Jujuの目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。現在はアジア最高峰のフォーミュラレース「全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA)」にフル参戦しながら、欧州では「BOSS GP」シリーズに挑戦を行っている。

    Juju インタビューl写真左から野田英樹さん、Juju選手、小野測器代表取締役社長・大越祐史、幡章子執行役員

    なぜJuju選手は挑戦を諦めないのか?
    大越:私が4年前に社長になったときに、創業者である小野義一郎さんの言葉「誰もやらないから、挑戦する価値がある」を思い出しました。そうだ、原点に返ろう、と。それからあらゆる挑戦を続けていく中で、2024年に70周年を迎えるにあたり、これまでと違うことがやりたい、と感じました。当社は自動車産業に支えられて今があるのですから。

    そんな折、私はあるきっかけでJuju選手のことを知り、自動車産業の花形であるモータースポーツで世界に挑戦している若い人を後押ししたくなった……というのが今回のスポンサーの発端だったのです。「負けても負けても諦めない」というJuju選手の姿勢に感銘を受けましたね。

    そこでまず、お伺いしたいのですが、Juju選手は報道で「ほかは負けてもいいけど、モータースポーツだけは負けたくない」とおっしゃっていたのを聞いたのですが、一体何故でしょうか?

    Juju(野田樹潤)

    Juju:バレリーナだった母の影響でバレエをしたり、空手をしたり、サッカーをしたり……本当にいろんなスポーツをやったし、それ以外のこともたくさん経験させてもらいました。ですが、スポーツの中だとモータースポーツだけは負けると悔しくて。何故か……といわれるとよくわからないところもあるのですが、これだけは言えるのは「レースが大好きで、走っていて楽しい」ということですね。 好きなことだから他の人に負けたくなかったのです。

    世界に飛び出して痛感した、ヨーロッパと日本の違いとは
    大越:Juju選手は今年18歳を迎えていますが、幼少期からヨーロッパのレースに挑戦していると伺いました。日本と海外のモータースポーツの違いはなんでしょう?

    Juju:まずなにより、認知度の違いですね。ヨーロッパでは、モータースポーツはサッカーと並んで人気があると感じました。去年はイタリアに住んでいましたが、同年代の友達に「昨日F1観た? 今日ピザ食べながらF1観ようよ」と言われるくらいでした。

    日本だと、友達に「レースをやっている」と言っても「レースって何?」というところから始まってしまいます。F1でギリギリ「聞いたことある」くらい。イタリアだと、フェラーリのシャルル・ルクレール選手のようなスター選手がいますが、翻って、日本だと……。

    幡: Jujuさんがそうなれるといいですね。ヨーロッパのレースを戦ってみて、その印象は?

    Juju:2023年はZinox F2000(※イタリアのフォーミュラカテゴリー)のデビュー戦で勝つことができました。それは自分の自信になりましたね。ただ、強豪のヨーロッパのチームも必死で挑んできますし、2戦目から私に対してのマークもきつくなりましたね。正直、理不尽なことはたくさんありましたけど、ヨーロッパで学んだことは多かったです。

    大越:そうなのですね。やはり圧倒的に男性が多い世界ですから、女性ならではの苦労をされることもあるのかなと思います。

    幡:私はお父さんと同じ世代ですが、親心もよくわかるし、私の娘がもしこんな苦労をしていたら悔しいだろうな……と思います。当社の女性社員の比率は約3割、昔より女性エンジニアが増えてきました。作業着を現場で着替える場所がなかったり、困った状況を経験することも少なくないと聞いています。どういう風に快適に過ごせるか若い人と話し合う機会を持つようにしています。

    アジア最高峰のレース「SUPER FORMULA」のすさまじい世界
    大越:現在「SUPER FORMULA」に参戦していますが、これまで戦っていたカテゴリーとの違いはありますか?

    Juju:今年はSUPER FORMULAと、ヨーロッパの「BOSS GP(※F1、GP2、F3000が混走可能なヨーロッパのレース)」でGP2をドライブしていますが、SUPER FORMULAは別物です。F1の次に速いと言われていますが、いざ乗ってみたら今まで経験したフォーミュラとは比べ物にならなかったです。

    パワーもすごくあるのですけど、強烈に効くダウンフォースのおかげで、コーナリングスピードが異次元。F3の感覚で走るとマシンの持てるパフォーマンスを引き出せないのです。SUPER FORMULAマシンの限界で走ろうとすると、頭では「そのスピードでは絶対にコーナーに入っていけない」と考えてしまう速度域で進入できてしまいます。最初はそこで苦戦しました。

    野田:ただでさえコーナリング中でマシンの挙動が不安定なのに、そこからさらにアクセルを踏み込まないと車体が安定しないというのは、なかなか頭では理解できないですよね。

    Juju:そうですね。たとえば鈴鹿サーキットで難しいのはS字コーナーなのですが、父から「アクセル踏めばもっと安定する」「根性だ」とアドバイスを受け、「そんなこと言われても……」と思うのですけど、実際にその領域まで持っていくことがなかなか難しかったです。

    大越:サーキットって、TV中継でわからない傾斜がいっぱいあるじゃないですか。以前ある仕事で鈴鹿サーキットを歩いたことがあるのですが、平らな路面なんてないと思いました。SUPER FORMULAでは初めて走るサーキットが多かったと聞きましたが、そこが一番大変なのだろうな、と思いましたね。

    Juju:はい。おっしゃるとおりで、シミュレーターで事前に練習しても「このコーナーの縁石、こんなに高かったのか」「ここは結構下っているな」とか。また、雨が降ると実際にコースを走ってみないと、どこに水が溜まるかわかりません。その上SUPER FORMULAは練習する機会が制限されているので、ルーキーにとっては厳しいです。

    野田:練習ができなくていきなり本番……というのが今一番の悩みですね。私の現役時代は、仮病使って今日はサーキット行くのをやめようかなと思うくらい本当に嫌というほど走ることができました(笑)。

    先ほどJujuが述べたZinox F2000ではいい結果を残すことができましたが、日本に比べたら半端ない距離走って練習し、経験を積んだ上の戦績です。だから上達もしています。また、チームとしてもそれをやるからどんどんフォーミュラマシンを開発していくことができます。今は厳しい状況ですが、与えられた条件の中でベストを尽くすしかないです。

    野田英樹

    幡:毎年、というか毎戦が常に新しい挑戦なんですね……。

    女性という体力的ハンデをものともしない、Jujuならではの理由
    大越:話は変わるのですが、今年の春、大学に進学されましたが、何を学びたくて進学されたのですか?

    Juju:女性としてモータースポーツをやっていて感じるのは、モータースポーツってすごく体力を使うということです。ブレーキ踏力は100kgを優に超えますし、コーナリング中は瞬間的に体重の4倍くらいのGがかかることもあります。男性がやっていても、すごく過酷なスポーツです。

    そのなかで、父からもよく言われるのですが「なんでこの体で走れているの?」ということです。レース終了後、自分の倍くらいある体格の選手よりも自分のほうが疲れてないなって感じることもあって。その理由が知りたくて、日本大学スポーツ科学部に進学しました。

    ひとつ自分の経験の中で思うことは、3歳の頃からレースをやっていますが、その年齢では当然Gに耐えられる体つきではないです。そのなかで、頭で考えた理屈ではなくて「どうしたらその小さい体つきでクルマを乗りこなせるだろうか」と体が覚えてくれたのではないかな。

    それを明確にするためにも、大学に行けばこの研究ができるのではないか。そこがわかればもっとそこを伸ばしていけると思います。自分のパフォーマンスアップにもつながるし、あとは次世代の女性ドライバーに貢献もできるのではないでしょうか?

    Juju(野田樹潤) と野田秀樹

    大越:しっかりされていますね。親の顔が見てみたい……。あ、そちらにいらっしゃいましたね(笑)。

    幡:素朴な疑問なのですが、これほどお忙しい中で、普段どのようにリフレッシュしているのですか?

    Juju:シーズン中はリフレッシュする時間はあまり取れないのですが、去年ヨーロッパにいたときは、家族みんなでキャンピングカーに乗って移動していたので、家族みんなでご飯を食べることで息抜きができました。日本に帰国しただけでも少しリラックスはできますが、私にとって一番は家に帰って、ネコとか犬と遊んでいる時間ですね。家に帰っている時間もあまり取れないですが……。

    「ドライバーの先輩として」「父として」ときには葛藤することも
    大越:家族……といえば、野田さんにお伺いしたいのですが、「監督」と「親」の使い分けはどのようされているのでしょうか?

    野田:その質問、良くいただきます。モータースポーツに関しては親という意識はないですね。私はこの業界で生きてきたので、「如何に勝つか」という意識が強いです。Jujuといてもドライバーの先輩として、チーム運営をしていたらチーム監督としての考えを伝えます。親の意識がゼロかと言うとそんなことはないですが……。

    例えば、いいラップタイムが出ていたとしても、ドライバーならさらにアクセルを踏んでいこうとします。ですが雨の場合「これ以上踏んでいかんでもいいのでは?」と思うけど、そこをいかないと、さらに上を目指せないから……。と葛藤するときもありますが、ほぼほぼ「行け」という気持ちです。

    幡:本当に……すごい世界ですね。

    Juju(野田樹潤) スーパーフォーミュラ

  • ヘルムート・マルコ 「岩佐歩夢は2025年のRBのF1ドライバー候補の一人」

    ヘルムート・マルコ 「岩佐歩夢は2025年のRBのF1ドライバー候補の一人」

    レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2025年のF1シーズンに向けたRBのドライバーラインナップについてレッドブルにはいくつかの選択肢があるとして岩佐歩夢の名前を挙げた。

    現在、レッドブルの姉妹チームはダニエル・リカルドと角田裕毅を起用しており、昨年のシーズン終了時から変更のないペアで臨んでいる。しかし、昨年5ラウンドで負傷したリカルドの代役を務めて印象的な活躍を見せたリアム・ローソンがサイドラインで待機している。

    リアム・ローソンは来年、フルタイムのRBの座への昇格を争っており、招集されなければ他を探すつもりだとチームに警告している。

    しかし、ヘルムート・マルコは、ローソンがサイドラインにいることに加えて、他の選択肢もあると詳しく述べた。

    「これは贅沢な問題だ」とマルコはautosportに語った。「角田の他に良いレースを終えているホンダのドライバーがもう一人いる。岩佐歩夢だ」

    「今年はスーパーフォーミュラでスタートが2回悪かったためまだレースに勝てていないが、それでもチャンピオンシップで3位だ」

    「角田と岩佐は我々と長期契約を結んでいる日本人ドライバーなので、長期的にそれがどのように続くかを見守る必要がある」

    岩佐歩夢がF1でドライブする資格を得るために何をすべきか尋ねられたマルコは「スーパーフォーミュラで優勝することだ」と答えた。

    「まずは彼がどのようにして優勝するのかを見届けよう。彼の最初のレースは良くなかったが、2回目のレースでは実際に最高のドライバーだった」

    岩佐歩夢 RB・フォーミュらワン・チームアイザック・ハジャー

    しかし、昨年アルファタウリとレッドブルでそれぞれ2回のFP1セッションに参加したアイザック・ハジャーも候補に挙がっている。

    「フォーミュラ2で好調なアイザック・ハジャー、まだミスが多いものの有望なホセ・マリア・マルティがいる」

    「ハジャーに関しては、第1レースでスピンしたこと、また、優勝目前で2度の技術トラブルに見舞われたことを忘れてはならない」

    「彼はまだランキング2位であり、間違いなく最も速く、最も安定したドライバーの一人だ」

  • 岩佐歩夢 第2戦でスーパーフォーミュラ初ポールポジション

    岩佐歩夢 第2戦でスーパーフォーミュラ初ポールポジション

    岩佐歩夢が、スーパーフォーミュラ第2戦で同シリーズに転向後、初となるポールポジションを獲得した。

    5月18日(土)にオートポリスでスーパーフォーミュラ第2戦の予選が行われ、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は1分26秒632をマーク。2番手には牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3番手には山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)が続いた。Juju(TGM Grand Prix)は19番グリッドからレースをスタートする。

    2024年 スーパーフォーミュラ 第2戦 予選

    1.岩佐歩夢(TEAM MUGEN) – 1分26秒632
    2.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) – 1分26秒970
    3.山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING) – 1分27秒046
    4.阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) – 1分27秒047
    5.野尻智紀(TEAM MUGEN) – 1分27秒063
    6.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) – 1分27秒079
    7.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) – 1分27秒094
    8.福住仁嶺(Kids com Team KCMG) – 1分27秒333
    9.山下健太(KONDO RACING) – 1分27秒412
    10.小林可夢偉(Kids com Team KCMG) – 1分27秒538
    11.大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) – 1分27秒730
    12.笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S) – 1分27秒857
    13.大嶋和也(docomo business ROOKIE) – 1分27秒927
    14.国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – 1分28秒587
    15.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) – 1分28秒171
    16.松下信治(TGM Grand Prix) – 1分28秒611
    17.ベン・バーニコート(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – 1分28秒461
    18.木村偉織(San-Ei Gen with B-Max) – 1分28秒646
    19.Juju(TGM Grand Prix) – 1分30秒373
    20.小高一斗(KONDO RACING) – 1分29秒070
    21.三宅淳詞(ThreeBond Racing) – 1分29秒078

  • マクラーレン テオ・プルシェールをインディ500以外の6号車に起用

    マクラーレン テオ・プルシェールをインディ500以外の6号車に起用

    アロー・マクラーレンは、テオ・プルシェールが2024年のインディカー・シーズンのインディ500を除く残りのすべてのレースで6号車のステアリングを握ることを発表した。

    プルシェールはシーズンを通して13戦に参戦。当初デビッド・マルカスが出走を予定していたレースのほとんどを埋めることになる。マルカスが2月に負った手の怪我は当初考えられていたよりも治癒に時間がかかり、チームはこの22歳の代役をより恒久的に指名する必要があると判断した。

    プルシェールはシーズン序盤の2レースに招集され、デビュー戦のロングビーチで11位に入るなど十分な活躍を見せた。

    今年、テオ・プルシェールは、ザウバーF1チームのリザーブドライバーを務めているが、インディカーでの仕事に集中するため、スーパーフォーミュラの残りシーズンは欠場する予定だ。

    「NTTインディカー・シリーズはモータースポーツ界で最高のレースのひとつであり、今、僕はそれを経験として語ることができる」とプルシェールは語った。

    「これは特別な機会であり、毎週末のレースでコース上での走行を通じて学び、向上していくことを約束する。僕たちの前にはたくさんのポテンシャルがある」

    アメリカでの任務の一環として、現役F2チャンピオンはキャリア初のオーバルトラックでのレースを任される。

    テオ・プルシェール インディカー

    プルシェールは先週、ゲートウェイ周辺で初めてのオーバルテストを終えたばかりで、最初は緊張して少し怖かったと語った。

    しかし、テストが終わるころには自信を深め、7月13日にアイオワ・スピードウェイで予定されている初めてのオーバル・レースへの興奮を表明した。

    チーム代表のギャビン・ワードは「テオと仕事を続けられることに興奮している」と語った。

    「NTTインディーカー・シリーズでのレースに慣れるにつれて、彼のスキルセットと学習マインドが彼の成長をサポートしてくれると信じている」

    「これからは、6号車チームとともに成長を続け、その学びを結果につなげることが重要だ」

    アロー・マクラーレンは、わずか2週間後に迫ったインディ500のドライバーを発表せず、近い将来その面でのニュースが発表されることを約束した。

    チームの新体制の最初のレースは今週末、土曜日の午後にインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで予定されているソンシオ・グランプリで行われる。