カテゴリー: スーパーフォーミュラ

  • スーパーフォーミュラ 鈴鹿サーキットでA2RLがデモランを完了

    スーパーフォーミュラ 鈴鹿サーキットでA2RLがデモランを完了

    Abu Dhabi Autonomous Racing League(A2RL)は、スーパーフォーミュラの最終ラウンドで鈴鹿サーキットで2回のデモンストレーション走行を行い、2シーズン目のローンチに向けて新たな重要な一歩を踏み出した。

    A2RLのベースカーであるダラーラSF23のホームであることから、この新興選手権が来年4月のアブダビのヤス・マリーナ・サーキットでの対決に向けて鈴鹿サーキットを訪問するのはふさわしいことだった。

    鈴鹿サーキットでは2回のデモ走行が行われ、土曜日の朝には2台のAIマシンが直接対決を行い、元F1レーサーでA2RL開発ドライバーのダニール・クビアトがAIマシンの1台「ヤラ」と対決する「AI vs. 人間」コンテストが開催された。

    残念ながら、「ヤラ」はフォーメーションラップでリアタイヤを空転させてしまい、バリアにクラッシュしてしまったため、レースは早々に終了した。A2RLに割り当てられたトラックタイムが非常に限られていたため、もう1台のAIマシン「ノヴァ」をコースに送り出してクビアトと対戦する機会はなかった。

    しかし、A2RLの鈴鹿サーキット遠征が無駄だったというわけではない。

    デモ走行に先立ち、A2RLチームは鈴鹿サーキットで20日間ほどを費やし、TIIレーシングチームから提供された2台のAIマシンと、クビアトが運転する「人間」のマシンを使ったテスト走行を行っていた。AIにサーキットのレイアウトを教えるのは簡単な作業ではなく、特に、提供された鈴鹿サーキットのGPSデータは期待していたよりも精度が低かった。

    アブダビはほぼ平坦で、舗装されたランオフエリアが広く、低速コーナーが多いのに対し、鈴鹿は高速で流れるようなカーブがある昔ながらのトラックであり、AIマシンが習得するにははるかに難しい。その理由の一つは、レーシングライン上のグリップレベルを正確に推定するのが難しいこと、そしてAIマシンが縁石を適切に使用するのが難しいことだ。

    そのため、土曜日の非公開バトルで2台のAIマシンが記録したベストラップは、2分34秒台にとどまり、その少し前に同様の(ただし同一ではない)マシンで予選を走った人間ドライバーのタイムを1分近くも下回った。

    鈴鹿サーキットへの遠征のために2台のマシンを提供したTIIチームのテクニカルディレクター、ジョバンニ・パウ博士は、鈴鹿サーキットでのデモ走行ではAIマシンの性能を理論上の80%に設定したと説明した。その理由の一部は、事故による進行妨害のリスクを軽減したいという思いと、クビアトの安全を考慮したためである。

    「90~95%までは上げられるが、コース上での人間の存在を考慮すると、それはできない」とパウは言う。「安全を最優先しなければならない」

    A2RLが発表した声明によると、クビアトと正面衝突しようとしていた矢先にヘアピンを抜けた「ヤラ」のスピンは、おそらく「バルブの故障やコース上のデブリ」によるリアタイヤの空気圧の低下が原因だった。

    「これに、スタート前の長いグリッド待機時間による予想以上のタイヤの冷えが重なり、NISSINブレーキヘアピンでマシンがスピンし、停止した」と付け加えた。

    待ち望まれていた鈴鹿サーキットでのデモがこのような形で終わってしまったのは残念だが、パウルが「まだ発展途上であり、立ち上がって歩き方を学んでいる段階」と表現する技術には、まだ乗り越えなければならないハードルがあることを思い起こさせる出来事でもあった。

    「マシンが走行している際のレーシングライン上のグリップを正確に予測することは、現在でも最も難しい研究課題のひとつです」と彼は付け加えた。

    A2RLが直面しているもう一つの問題は、AIソフトウェアが、人間のドライバーがタイヤを温めるために行うような蛇行走行をまだ実行できないことである。

    「我々は、素早い加速とブレーキ操作でタイヤとブレーキを温めることができる。そして、蛇行走行を再現できるシステムの開発に取り組んでいる」とパウは語った。

    A2RLが使用するSF23は、ホンダエンジンは500bhpと、ホンダやトヨタが製造する100~150bhpの競合ユニットよりも出力が劣るものの、本物と同じブレンボ製カーボンファイバーブレーキとヨコハマタイヤを使用している。

    パウは、A2RLがプロジェクト開始からわずか2年で大きな進歩を遂げたことを強調。マシンが初めてアブダビで走ったときは、3分半でサーキットを1周していた。それが今では1分54秒で周回できるようになった。4月にシリーズがヤス・マリーナで再開されるときには、さらに進歩しているだろう。

  • 坪井翔 悲願のスーパーフォーミュラ王者「日本最速の称号が欲しかった」

    坪井翔 悲願のスーパーフォーミュラ王者「日本最速の称号が欲しかった」

    坪井翔が、2024年のスーパーフォーミュラのタイトルを獲得。『日本最速』の称号が欲しかったと語った

    開幕ノーポイントからの挽回を誓い、チームと共に試行錯誤を続け、シーズンをとおしてスピードと勝負強さを磨き続けて手繰り寄せた「日本最速」の栄光。9戦3勝、2位2回、3位2回で参戦6年目にして見事初のドライバーズタイトルを獲得した。

    「タイトルを獲得できて本当に嬉しいです。このタイトルを獲りたくて仕方なくて、ずっとやってきて、ようやく獲れたので最高の気持ちです」と坪井翔は語った。

    「今年はチーム移籍という大きな環境の変化があったので、送り出してくれたセルモに対しても、迎え入れてくれたトムスに対しても……トムスに関しては去年のチャンピオンチームでもありますし、僕が今年(タイトルを)獲らないとどちらのチームに対しても微妙な思いをさせてしまうと思うので、結果で恩返しするしかできることはないと強く思っていました」

    「今年はいつも以上に気合が入った1年だったので、その年にしっかりチャンピオンを獲れたのは本当に良かったなと思います」

    「スーパーフォーミュラは同じクルマ、同じタイヤを使ってレースをして、ひとりでクルマを操って走るという意味で『日本最速』を決めるカテゴリーだと思っています。だからこそ、やっぱりその称号が欲しかったですし、それを獲るためにずっとやってきたところもあるので……SUPER GTではチャンピオンを獲りましたけど、スーパーフォーミュラでは獲れていないということでもどかしい気持ちがあって、それがついにやっと叶えられたので本当に幸せです」

    スーパーフォーミュラ 坪井翔

  • 山本尚貴 「最高のスーパーフォーミュラ人生でした!やり切った!」

    山本尚貴 「最高のスーパーフォーミュラ人生でした!やり切った!」

    山本尚貴は、11月10日(日)に鈴鹿サーキットで開催された最終戦をもって、15年間のスーパーフォーミュラでのキャリアに終止符を打った。

    国内最高峰のフォーミュラカーレースであるスーパーフォーミュラでホンダのドライバーとして15年間を戦った山本尚貴は、2013年大逆転で制した初タイトルを獲得すると、2018年には最終戦最終周0.654秒差で2度目のタイトル、2020年には史上最多3回チャンピオンを獲得した。

    2019年にはスーパーフォーミュラとSUPER GTの現役チャンピオンとして鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GPのフリー走行1回目にトロロッソ・ホンダから出走した。

    最終戦で山本尚貴は、6位でフィニッシュ。2024年のドライバーズランキングで41ポイントを獲得してランキング8位で終えた。

    「最高の15年、最高のフォーミュラドライバー人生でした!」と山本尚貴はInstagramに投稿。

    「関係者の皆さん、ファンの皆さんに心から感謝しています!!!」

    「チャンピオンの坪井選手、連勝の太田選手おめでとう!そして諦めずに最後まで戦った牧野選手も…」

    「一緒に戦ってくれたライバルの皆さんにも感謝してます」

    「皆さん、本当にありがとうございました!!!!!」

    「やり切った!!」

    スーパーフォーミュラ 山本尚貴

  • スーパーフォーミュラ 2024年 最終ポイントランキング

    スーパーフォーミュラ 2024年 最終ポイントランキング

    2024年のスーパーフォーミュラの全大会が終了。坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が自身初となるチャンピオンを獲得した。

    2位には野尻智紀(TEAM MUGEN)、3位には牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)という結果となった。チームタイトルはDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが獲得した。

    レッドブルF1の育成ドライバーで、今季からスーパーフォーミュラに参戦した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は5位でシーズンを終了。

    女性ドライバーであることで注目を集めたJuju(TGM Grand Prix)、それぞれスポットでの参戦となった元F1ドライバーのニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、F2チャンピオンのテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)はノーポイントでシーズンを終えた。

    スーパーフォーミュラ 2024年 ランキング

    1.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) – (117.5)
    2.野尻智紀(TEAM MUGEN) – (87)
    3.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) – (86)
    4.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) – (75)
    5.岩佐歩夢(TEAM MUGEN) – (63.5)
    6.福住仁嶺(Kids com Team KCMG) – (62)
    7.山下健太(KONDO RACING) – (48.5)
    8.山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING) – (41)
    9.大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) – (27)
    10.小林可夢偉(Kids com Team KCMG) – (22.5)
    11.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) – (22)
    12.阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) – (20)
    13.国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – (7)
    14.小高一斗(KONDO RACING) – (4.5)
    15.松下信治(TGM Grand Prix) – (3)
    16.木村偉織(San-Ei Gen with B-Max) – (3)
    17.平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – (2)
    ― 三宅淳詞(ThreeBond Racing) – (0)
    ― 大嶋和也(docomo business ROOKIE) – (0)
    ― 笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S) – (0)
    ― Juju(TGM Grand Prix) – (0)
    ― 大津弘樹(TGM Grand Prix) – (0)
    ― テオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – (0)
    ― ベン・バーニコート(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – (0)
    ― ニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) – (0)

  • 坪井翔 2024年 スーパーフォーミュラのチャンピオンを獲得

    坪井翔 2024年 スーパーフォーミュラのチャンピオンを獲得

    坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が、2024年スーパーフォーミュラのチャンピオンを獲得した。

    11月10日(日)に鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ 2024年最終戦の決勝レースが行われた。優勝は前日のレースに続いて太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が飾った。

    タイトルを争う牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と19.5ポイント差で1ポイントでも獲得すればチャンピオン獲得という状況だった坪井翔は2位でフィニッシュ。牧野任祐は9位だった。

    今大会でスーパーフォーミュラを引退する山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)は6位、レッドブルF1育成の岩佐歩夢は(TEAM MUGEN)は7位で最終戦を終えた。

    トヨタは、ハースF1チームと提携してドライバー育成の道筋を整えており、坪井翔がその候補に名乗りを上げた。

    坪井翔 スーパーフォーミュラ

    2024年 スーパーフォーミュラ 最終戦 結果

    1.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    2.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    3.福住仁嶺(Kids com Team KCMG)
    4.野尻智紀(TEAM MUGEN)
    5.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    6.山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)
    7.岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
    8.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    9.山下健太(KONDO RACING)
    10.小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
    11.木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)
    12.国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
    13.阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    14.笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)
    15.大嶋和也(docomo business ROOKIE)
    16.大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    17.平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
    18.三宅淳詞(ThreeBond Racing)
    19.小高一斗(KONDO RACING)
    20.Juju(TGM Grand Prix)
    21.大津弘樹(TGM Grand Prix)

  • スーパーフォーミュラ:野尻智紀がポール チャンピオン争いは決勝で決着

    スーパーフォーミュラ:野尻智紀がポール チャンピオン争いは決勝で決着

    スーパーフォーミュラ 第9戦の予選が11月10日(日)に鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得。2番手には太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が入り、タイトル候補の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が3番手となったことで、2024年のチャンピオン争いは決勝へと持ち越された。

    鈴鹿サーキットでの前日の第8戦を終えて、タイトル争いで一騎打ちとなった牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)との差を18.5ポイントとしていた坪井翔。

    スーパーフォーミュラは、予選でポールポジションに3ポイント、2番手に2ポイント、3番手に1ポイントが与えられ、ここで2ポイント差をつければ坪井翔のチャンピオンが確定する状況。

    牧野任祐が10番手に終わった予選で、2番手以上になれば、タイトル確定だった坪井翔だが、太田格之進が終了間際で2番手タイムをたたき出して坪井を3番手に押し下げたことで、タイトル争いは決勝に持ち越されることになった。

    坪井翔(102.5ポイント)と牧野任祐(83ポイント)との差は19.5ポイント。優勝者に20ポイントが与えられるレースで、坪井が1ポイントでも獲得すればタイトルが確定する。

    2024年 スーパーフォーミュラ 第9戦 予選

    1.野尻智紀(TEAM MUGEN) – 1分36秒542
    2.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) – 1分36秒797
    3.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) – 1分36秒844
    4.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) – 1分36秒882
    5.福住仁嶺(Kids com Team KCMG) – 1分37秒032
    6.阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) – 1分37秒079
    7.笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S) – 1分37秒084
    8.山下健太(KONDO RACING) – 1分37秒189
    9.山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING) – 1分37秒239
    10.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) – 1分37秒245
    11.岩佐歩夢(TEAM MUGEN) – 1分37秒326
    12.大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) – 1分37秒629

    13.大津弘樹(TGM Grand Prix)
    14.国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
    15.木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)
    16.小高一斗(KONDO RACING)
    17.小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
    18.大嶋和也(docomo business ROOKIE)
    19.平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
    20.三宅淳詞(ThreeBond Racing)
    21.Juju(TGM Grand Prix)

  • 岩佐歩夢 スーパーフォーミュラのチャンピオン獲得の希望潰える

    岩佐歩夢 スーパーフォーミュラのチャンピオン獲得の希望潰える

    岩佐歩夢は、2024年のスーパーフォーミュラのタイトルを獲得することはできなかった。

    岩佐歩夢はスタートができず出遅れポジションダウンしてしまい追い上げる展開に。20周を消化するタイミングでセーフティカーが入りピットイン。その後はオーバーテイクをみせて9位でフィニッシュした。

    「SUPER FORMULA第8戦、鈴鹿の土曜日が終わりました。予選はポールポジションを獲れずに悔しい結果でしたけども、Q1からQ2の改善はうまくいきましたし、2番手という好位置に付けられたことは、チームとしてすごくポジティブな結果だったと思います」と岩佐歩夢はコメント。

    「決勝に関しては、スタートで残念な結果になってしまいましたけども、もうとにかく明日の第9戦は切り替えて、予選から全力プッシュでポールトゥウィンをあきらめずに狙っていきます。応援よろしく願います」

    チームメイトの野尻智紀もタイトル獲得の可能性はなくなった。好スタートで3台をオーバーテイクし2周目に11番手までポジションアップ。その後、3周目、6周目と次々にオーバーテイクを成功させ9番手までポジションアップ。10周を消化してピットウィンドウオープンと同時にピットインし、5位でフィニッシュした。

    「お疲れ様でした。第8戦が終わりました」と 野尻智紀はコメント。

    「残念ながら予選は下位に沈んでしまい、決勝に追い上げという形になったんですが、かなり車の調子も良く、5番手まで順位を上げられました。ただ残念ながら、チャンピオンシップの権利はなくなってしまい、本当に応援してくださってる皆さんに申し訳ないなという気持ちと、自分自身の不甲斐なさに感情が支配されているという感じです」

    「ですが明日の第9戦、これだけ自分たちのペースもポテンシャルも高いんで、勝って終われるように頑張ります。泣いても笑っても最後の1戦なんで、しっかり頑張りたいと思います。また、明日も応援してください。よろしくお願いします」

    チーム無限の田中洋克監督は「第8戦が終わった時点で野尻選手と岩佐選手のドライバーチャンピオンの権利がなくなりました。チームとしてふたりのドライバーに申し訳なく思っています」

    「野尻選手の予選、車は良い状態でしたが赤旗の影響と赤旗後の再アタックで、他車との絡みで思うような走りができず、想定外となるQ1敗退でした。決勝でも速さがあり、5位までポジションを上げ本当に頑張ってくれました。やはり予選の結果が悔やまれます」

    「岩佐選手も予選で速さがあり、ポールは獲れなかったものの、2位という結果で優勝を狙えるポジションでしたが、決勝スタートでエンジン制御の問題によりスタートすることができませんでした。これは岩佐選手自身の操作の問題ではなく、違う問題でレースを落とすことになり、本当に残念で申し訳なく思っています」

    「野尻選手、岩佐選手ともドライバーチャンピオンの権利はなくなりましたが、車は良い状態にあります。明日の最終戦、思いっきり悔いのないレースをしますので応援をお願いします」

  • スーパーフォーミュラ:太田格之進が第8戦でポール・トゥ・ウィン

    スーパーフォーミュラ:太田格之進が第8戦でポール・トゥ・ウィン

    スーパーフォーミュラ 第8戦の決勝レースが鈴鹿サーキットで行なわれ、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポール・トゥ・ウィンを飾った。

    レースは2度のセーフティカー、6台のリタイアという波乱の展開となったが、ポールポジションからスタートした太田格之進が今季初優勝、通算2勝目を挙げた。

    第8戦の結果により、スーパーフォーミュラのタイトル争いは2位でフィニッシュした坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)と3位でフィニッシュした牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)との一騎打ちとなり、5位でフィニッシュした野尻智紀(TEAM MUGEN)と9位でフィニッシュした岩佐歩夢(TEAM MUGEN)のタイトル獲得の可能性はなくなった。

    スーパーフォーミュラ 第8戦 鈴鹿 決勝

    1.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    2.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    3.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    4.阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    5.野尻智紀(TEAM MUGEN)
    6.福住仁嶺(Kids com Team KCMG)
    7.山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)
    8.山下健太(KONDO RACING)
    9.岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
    10.大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    11.木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)
    12.Juju(TGM Grand Prix)
    13.小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
    14.国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
    15.笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)
    DNF.大嶋和也(docomo business ROOKIE)
    DNF.平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
    DNF.小高一斗(KONDO RACING)
    DNF.大津弘樹(TGM Grand Prix)
    DNF.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    DNF.三宅淳詞(ThreeBond Racing)

  • FIA、スーパーフォーミュラのF1スーパーライセンスポイント配分を増加

    FIA、スーパーフォーミュラのF1スーパーライセンスポイント配分を増加

    FIA(国際自動車連盟)は、2025年のスーパーフォーミュラのスーパーライセンスポイント配分を増やし、フォーミュラEや世界耐久選手権のハイパーカークラスとほぼ同等のポイントに引き上げた。

    これまで、スーパーフォーミュラのチャンピオンは25ポイントを受け取っており、これはアルピーヌによるフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップと同等のポイントで、2位と3位のドライバーにはそれぞれ15ポイントと20ポイントが与えられていた。

    しかし、FIAの国際スポーツコードの最新版によると、2025年にはスーパーフォーミュラの配点が引き上げられ、優勝者に30ポイント、2位に25ポイント、3位に20ポイントが与えられることになった。

    これはフォーミュラEとFIAフォーミュラ3の両方に一致するが、フォーミュラ2とインディカーではさらに多くのポイントが与えられており、WECのトップディビジョンとほぼ同等のポイントが与えられることとなる。WECではチャンピオンに30ポイント、2位に24ポイントが与えられる。

    選手権のトップ10フィニッシュの配点の合計は、現在30-25-20-15-12-9-7-5-3-2となっており、これはFIA F3の配点と完全に一致している。

    オートスポーツ誌に提供された声明の中で、FIAのスポークスマンは、この変更の理由として、ここ数シーズンのスーパーフォーミュラの「進化」を挙げている。

    「FIAスーパーライセンスポイントの割り当ては、シングルシーターカーのピラミッドが時とともに変化し、発展するにつれて定期的に見直される」と声明には書かれている。

    「直近のスーパーライセンス ワーキンググループの会議では、2025年からの実施に向けて、日本のスーパーフォーミュラに割り当てられるポイントの更新が承認された」

    「このアップデートは、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権以外のシングルシーターレースの中で最も速いレースのひとつとして、シリーズの進化を反映したものだ。ワーキンググループは、スーパーフォーミュラで活躍したドライバーがF1やその他のFIA世界選手権カテゴリーに参戦した例が最近いくつかあることを指摘している」

    F1に参戦したドライバーの例として、昨年のスーパーフォーミュラで宮田莉朋に次ぐ2位となった現役のRBドライバー、リアム・ローソンが挙げられている可能性が高い。

    平川亮とサシャ・フェネストラズは、スーパーフォーミュラの卒業生で、それぞれFIA世界選手権カテゴリーであるWECとフォーミュラEでレースをしている最近の例である。

    FIA F1 国際自動車連盟

    スーパーライセンスポイントの増加を決定づけた要因のひとつはレースの数である。7戦中2戦を除くすべてのレースがダブルヘッダーとなるため、現在の9レースから12レースに増加する。

    シリーズ主催者のJRPは、今後さらにこの数を増やす計画を明らかにしており、中期的には10のレースウィークエンドで20レースを開催することを目標としている。

    現在のスーパーフォーミュラのポイントリーダーである坪井翔は、2021年と2023年のスーパーGTでのタイトル獲得により、スーパーライセンス取得に必要な40ポイントをすでに獲得している。

    今週末の鈴鹿でタイトルを獲得した場合、2021年のGT500タイトルで獲得した20ポイントは今シーズン終了後に失効するため、彼は40ポイントのままとなる。

    他のタイトル候補者では、現在2位につける牧野任祐が27ポイントを獲得しているが、そのうち10ポイントは今シーズン終了後に失効するため、今週末のレースでチャンピオンにならなければスーパーライセンスを取得できないことになる。

    しかし、2025年のシステムでは、5ポイントのボーナスが加算されるため、2位でフィニッシュしても40ポイントの基準を上回ることができる。

    野尻智紀と岩佐歩夢は、ともに40ポイントに達している。野尻はスーパーフォーミュラでの過去の活躍により、2021年と2022年にチャンピオンに輝いた。また、岩佐歩夢は2022年から2023年のフォーミュラ2での活躍によるものである。

  • ホンダ 新開発レース用エンジンを鈴鹿サーキットでテスト

    ホンダ 新開発レース用エンジンを鈴鹿サーキットでテスト

    ホンダのレース開発子会社であるホンダ・レーシング(HRC)では、CIVIC TYPE R用のエンジンをベースに、低コストでありながら300馬力台から600馬力クラスまでの様々な異なるレースカテゴリーへの対応を図ったHRC-K20Cエンジンを開発。11月7日に鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ用のSF19シャシーに搭載し、テスト走行に成功した。

    HRC-K20Cは、各国で好評を博しているCIVIC TYPE Rに搭載されている2.0L VTEC TURBO のK20C型エンジンをベースに、一般道では考えられないサーキットならではの長時間のフルスロットル走行に耐えうる耐久性を確保したレース専用エンジンで、300馬力台のSpec Aから600馬力クラスを狙ったSpec Dまで4つの派生を念頭に開発されている。

    Spec Bは、既に北米のAcura Integra Type S DE5に搭載され、米国のツーリングカーレースであるTC AmericaのTCXクラスに5台が参戦。また2024年6月のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにも参戦した。

    ホンダ ホンダ・レーシング

    シリンダーブロックは、量産品をベースに鋳造方法を工夫して強化しており、量産エンジンを生産している米オハイオ州のアンナエンジン工場にて製造。強化ピストン、コンロッド、オイルジェット、高強度ボルト、オイルバッフル、および前述の強化シリンダー以外ほとんどは量産のK20Cエンジンと同じものだ。

    今回鈴鹿サーキットで走行したのは、600馬力を絞り出すことを可能にした最上位のSpec D。量産エンジン部品を流用しつつ、高出力化に必要な部分には補強を加え、ドライサンプ・ミッドシップマウントに対応したエンジンとなっている。

    異なる馬力クラスの様々なレースカテゴリーに対応可能なHRC-K20Cは、高いポテンシャルと低コストを両立させるレース専用エンジンであり、HRCでは外販の可能性を探っていく。