カテゴリー: F1スペインGP

  • ジョージ・ラッセル F1スペインGP初日「ロングランが課題」

    ジョージ・ラッセル F1スペインGP初日「ロングランが課題」

    ジョージ・ラッセルはF1スペインGP金曜プラクティスを2番手で終え、メルセデスにとってまずまずの一日となったことに安堵を示しながらも、決勝に向けたロングランペースについては依然として課題があると認めた。

    前戦モナコGPで苦戦を強いられたメルセデス勢は、バルセロナ=カタルーニャ・サーキットでのFP1ではソフトタイヤを使用せず、ラッセルは11番手、チームメイトのキミ・アントネッリは18番手と控えめなポジションにとどまった。

    しかし、FP2では状況が一変。ラッセルは一時トップタイムを記録し、最終的にはマクラーレンのオスカー・ピアストリに抜かれたものの、2番手をキープ。アントネッリも6番手に順位を上げた。

    ラッセルは一日の走行を振り返り、「予選シミュレーションではまずまずだったので、ここ最近の難しいレースを経てクルマの本来の位置に戻ってこれた気がする。ただし、ロングランペースはあまり良くなくて、それが最近の課題でもある。改善しようと取り組んでいるが、まだ十分ではない」とコメント。

    「データを見直して、ライバルと比較しながら分析する必要がある。正直、ロングランペースには少し不安がある」と認めた。

    土曜の予選に向けてロングランの改善が重要か問われると、27歳のラッセルは前向きな姿勢を見せた。

    「いい感触を持っているし、このサーキットを走るのが楽しい。今日は走っていて気持ちよかった。暑かったけどね。明日以降どうなるか、楽しみにしているよ」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 スペイングランプリ

    一方、アントネッリにとっては完全に順調な日とはならなかった。イタリア人ルーキーはW16の跳ね(バウンシング)に悩まされ、ターン9のバンプで一瞬ヒヤリとする場面もあった。

    「フロアの状態をチェックする必要があるけど、特に高速域でかなりバウンシングがあった。いつもより強く感じたので、何かがフロアに影響を及ぼしていないか確認しないといけない」と語った。

    「シングルラップの段階から高速コーナーでのバウンシングに苦しんでいた。でもFP2ではマシンのフィーリングがかなり良くなって、自信を持って走れるようになった。特にシングルラップではリズムが掴めたと思う」

    「ロングランでは、ジョージとは少し違うアプローチをとっていて、序盤は自分の方がかなり速かったけど終盤には逆に遅れてしまった。そのバランスを今夜しっかり確認して、日曜日に向けた最適なセッティングを見つけたい」

    ラッセルとの差を詰め、マクラーレンに挑むことができるかと問われたアントネッリは自信をにじませた。

    「それが目標だ。チームと一緒に正しい方向に進んでいるし、自分自身がどこを改善すべきかも見えてきた。明日がまた新しい1日だから、ベストを尽くして臨みたい」

  • リアム・ローソン F1スペインGP初日「フロントウイング対応で明確な違い」

    リアム・ローソン F1スペインGP初日「フロントウイング対応で明確な違い」

    リアム・ローソンは、F1スペインGP初日の走行後、レーシングブルズが「バランスの追求」に取り組んでいると語った。今週末から導入された新たなフレキシブルウイング規制の影響も指摘している。

    FIA(国際自動車連盟)は、バルセロナでの高速走行時にフロントウイングがどれほどしなるかを抑制するための新規制を導入。各チームにはこれに対応するための準備期間が数か月与えられていた。

    金曜のプラクティス後、多くのドライバーはこの新レギュレーションに対する影響について控えめなコメントに留めたが、ローソンは「明確な変化を感じる」と語っている。

    「確かに違いはある。はっきり分かる」とローソン。

    「チームごとに違うとは思うけど、僕らのクルマは今のところいい状態にある。ただ、他のチームもどんどん良くなっていくだろうからね」

    リアム・ローソン スペイングランプリ F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    レーシングブルズは前戦モナコGPでダブルポイントを獲得しており、好調を維持したままスペインGPに臨んでいる。バルセロナでのFP2ではローソンが10番手、チームメイトのアイザック・ハジャーがその1つ上の9番手に入った。

    この結果について、ローソンは週末の滑り出しとして「前向きな内容だった」と述べている。

    「いいスタートになったと思う。これを土台にして積み上げていける」

    「土曜、特に午後が本番だ。マシンの改善に引き続き取り組んでいくよ。みんなが追いかけているからね」

    「新しいフロントウイングの影響もあって、FP1の時点では全体的にバランスが少しずつずれていたと思う。僕らも少しずつ調整を進めているところだ」

  • 2025年F1スペインGP アップデートまとめ:各チームの狙いと技術的変更点

    2025年F1スペインGP アップデートまとめ:各チームの狙いと技術的変更点

    2025年F1シーズンの第9戦スペインGPに向けて、各チームが最新のアップグレードパッケージを投入した。カタロニア・サーキットは空力性能が試される技術的に難しいコースとして知られ、例年多くのチームがここで重要な技術更新を行う。今回はフロントウイングの剛性規定の強化もあり、その対応を含むアップデートが多く見られた。以下に各チームの主な変更点を解説する。

    アルピーヌF1チーム
    スペイングランプリ F1 アルピーヌF1チーム
    アルピーヌはフロア構造に重点を置いた2点のアップデートを導入。

    ■ フロアフェンス:局所的な空力性能を高めるため再設計され、アンダーフロア全体への気流の供給が改善された。

    ■ フロアボディ:微細な形状変更を施し、フェンスと連動してフローフィールドの質を向上。

    アストンマーティン
    スペイングランプリ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム
    アストンマーティンはフロントウイング先端の形状を見直し、技術指令TD018Hへの適合も図った。

    ■ フロントウイング:翼端とエレメント間のディテールを変更し、外側の空力負荷を向上。構造的な理由による断面変更も含む。

    スクーデリア・フェラーリ
    スペイングランプリ F1 スクーデリア・フェラーリ
    フェラーリは技術規則の改定に合わせてフロントウイングとリアウイングを更新。

    ■ フロントウイング:規則3.15.4および3.15.5の更新に対応した新仕様で、翼の負荷分布と端部のロール形状を最適化。

    ■ リアウイング:2024年からの高ダウンフォース仕様に改良を加え、効率的なダウンフォース向上を実現。

    ハースF1チーム
    スペイングランプリ F1 ハースF1チーム
    フロントウイングの構造変更は、新たな剛性基準への対応を目的としている。

    ■ フロントウイング:2025年4月に更新された規則に適合するため、フラップのたわみ要件に合わせて構造を一新。

    メルセデス
    スペイングランプリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
    メルセデスは床周りとリアウイングにわたる包括的な改良を実施。

    ■ フロアエッジ:バネ付きの追加ベーンにより前方床下の空気流量を増加、局所ダウンフォースを向上。

    ■ フロアフェンス:渦流分布を見直し、より良い初期流れを確保。

    ■ リアウイング:バルセロナ向けにカンバー角を増加、効率勾配に沿ったドラッグとダウンフォース獲得を目指す。

    レーシングブルズ
    スペイングランプリ F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム
    フロント部に大規模な空力改良を投入し、風洞での結果に対応。

    ■ フロントウイング:中央セクションを下げた新設計で、下流の流れを調整。剛性向上にも対応。

    ■ エンドプレート:翼端周辺のロスを抑えるために接続部を最適化。

    ■ ノーズ:先端を下げ、下側を持ち上げることでフロントウイング中央の負荷を増加させ、流れの改善を狙う。

    レッドブル・レーシング
    スペイングランプリ F1 レッドブル・レーシング
    技術規則に沿ったフロントウイングの形状変更を実施。

    ■ フロントウイング:主に第1・第2エレメントの断面変更で剛性を強化。その後のフラップと翼端はその変更に追随する形。

    ザウバーF1チーム
    スペイングランプリ F1 ザウバーF1チーム
    空力全体のバランス改善に向けた3点の更新を導入。

    ■ フロアボディ:フェンスやエッジ、ディフューザーを含む広範な変更で、下部全体の流れを最適化。

    ■ エンジンカバー:新しいフロア構造との相互作用に適応するため側面形状を修正。

    ■ フロントウイング:メインプレーンとエンドプレートの接続部を微調整し、下流の気流改善を促す。

    ウィリアムズ・レーシング
    スペイングランプリ F1 ウィリアムズ・レーシング
    新たな冷却コンセプトと空力規制対応のためのアップデートを導入。

    ■ フロントウイング:新剛性規則に対応しつつ、リアフラップとエンドプレートも再設計。空力パターンを調整。

    ■ リアコーナー:ブレーキダクト出口の形状を変更し、冷却性能をバルセロナの制動特性に適合。

    ■ クーリングルーバー:大型ルーバーを多数配置できる新しい冷却パネルをオプションで導入。冷却効果は高いがダウンフォースを犠牲にする。

    まとめ
    今回のスペインGPに向けては、2025年の新たな技術規則(特にフロントウイングの剛性制限)に適応するための更新が多数見られた。加えて、フロア構造やウイング類の局所的な空力性能向上、さらにはバルセロナ特有のブレーキや冷却負荷への対策も目立っている。中盤戦に差し掛かる今、アップデートの効果が明確に現れる重要な1戦となりそうだ。

  • ビクター・マルタンス F1スペインGPでF1初走行「夢がかなった瞬間」

    ビクター・マルタンス F1スペインGPでF1初走行「夢がかなった瞬間」

    FIA F2参戦中のビクター・マルタンスが、2025年F1第9戦スペインGPの金曜フリー走行1回目(FP1)でウィリアムズ・レーシングのマシンを初めて公式セッションでドライブ。19番手という結果以上に、安定した走行と冷静な対応で評価を高める一日となった。

    アルボンの代役として起用されたマルタンスは、限られた走行時間の中でチームのプログラムを着実にこなし、FW47でのデビュー走行をノーミスで終えた。子どもの頃に憧れていたF1ドライバーたちと同じサーキットを走るという夢の時間を、彼は笑顔で振り返った。

    「今週末、アレックスのマシンをドライブできたのは本当に素晴らしい経験だったし、チャンスをくれたチームにはとても感謝しているよ」とマルタンスは振り返る。

    「クルマはとにかくパワーもGフォースもすごくて、でも正直すごく乗りやすかった。チームとして達成したいことが多かったから集中力が必要だったけど、すごく生産的なFP1になったと思う。子どもの頃に見ていたF1ドライバーたちと一緒に走れたことも特別だったし、走っている間ずっと楽しかった」

    マルタンスは目立ったミスなく1時間の走行をまとめ、ウィリアムズのプログラムを消化。堅実な走りで関係者からも高評価を受けた。

    ビクター・マルタンス ウィリアムズ・レーシング F1 スペイングランプリ

    苦戦続くウィリアムズ勢、地元のサインツにも逆風
    マルタンスのデビューの陰で、FP1ではカルロス・サインツが同じく15番手タイムと振るわず、FP2でも14番手にとどまった。母国GPでの連続入賞記録が懸かる中、本人も厳しい状況を認めている。

    「今日は厳しい一日だったけど、それはある程度想定していた。ここのコーナーの特性は、僕らのクルマにとっては相性がよくない。FP1の序盤からすでにマシンの難しさを感じていた。いくつかセットアップ変更を試して、それはいい方向に進んだとは思うけど、上位に食い込むにはまだタイムが足りない」

    「明日に向けてもう一歩前進できるよう取り組んでいくよ。まだまだ理解しなければいけないことが多いけど、週末を通じてプッシュし続ける」と意気込みを語った。

    また、FP2から走行を開始したアルボンもこう述べている。

    「今週末はまだ1セッションしか走っていないから、少し取り戻す必要がある。去年よりは確実にマシンの出来はいいけれど、このサーキットはこれまでうちにとって得意な場所ではなかったし、路面温度も事態を難しくしている。今夜しっかり見直して、明日の予選に向けてどう調整できるか考えていくつもりだ」

  • マックス・フェルスタッペン F1スペインGP初日「過去の金曜より前向き」

    マックス・フェルスタッペン F1スペインGP初日「過去の金曜より前向き」

    マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGP初日の走行について、これまでの金曜日と比べてレッドブルのパフォーマンスに全体的に前向きな感触を得られたとしつつ、マシンには「もっと良いフィーリング」を求めていると語った。

    イモラで今季2勝目を挙げたときのようなパフォーマンスを再現できることを期待して週末に臨んだフェルスタッペンは、バルセロナでのフリー走行2回を通じてタイムシート上位を維持。FP1では2番手、FP2では3番手となった。

    マシンを降りた後、金曜日を振り返ってフェルスタッペンは次のように語った。

    「ここに来るのはいつだって気持ちがいい。走っていて楽しいサーキットだ。タイヤにとってはかなり暑いコンディションだけど、今日はまあまあの金曜日だった――もっとひどい金曜日もあったからね」

    「マシンにはちょっと満足できた。まだ理想の状態ではないけど、前向きな感触はあった」

    マックス・フェルスタッペン スペインGP F1スペインGP金曜プラクティスを終え「マシンに少し満足できた」と語るフェルスタッペン

    イモラで得た感触に到達しているかどうか問われると、フェルスタッペンはこう答えた。

    「いや、まだだね……まあサーキットによって感触は違うけど、それでもマシンに対してもっといいフィーリングが欲しい。ただ、完全にダメだった金曜日もこれまでにあったから、今日はその中間といったところだと思う」

    さらに、今週末から導入されたフロントウイングの荷重テストに関するテクニカルディレクティブの影響については、「勢力図に大きな変化は見られなかった」としたうえで、次のように述べた。

    「スタンディングを見ても、そんなに変わってないよね。自分としても、そんなに大きな変化があるとは最初から思ってなかった」

  • ハミルトン アダミとの不仲説は「くだらない憶測」フェラーリF1無線騒動

    ハミルトン アダミとの不仲説は「くだらない憶測」フェラーリF1無線騒動

    ルイス・ハミルトンは、フェラーリのレースエンジニアであるリカルド・アダミとの間に不和があるという「くだらない憶測」を一蹴し、両者の関係は「素晴らしい」と明言した。

    F1のワールドフィードでは、モナコGP週末におけるハミルトンとアダミの無線交信の緊張感あるやり取りが放送されていた。7度のワールドチャンピオンであるハミルトンは、コース上のギャップに関する情報が十分に提供されていないと感じていた。

    さらに、レース終盤に「君は僕に怒ってるのか?」と問いかけた際、その質問に対する返答が放送では確認できなかった。このやり取りを受けて、年初からコンビを組んできた2人の関係がうまくいっていないのではないかと指摘する声が多く上がっていた。

    しかしハミルトンは、そうした見方は単なる「憶測」に過ぎないと強調し、アダミとの関係には何の問題もないと語った。今週末のF1スペインGPを前に、ハミルトンは次のように述べた。

    「僕たちの関係は素晴らしい。何の問題もない。お互いのことをより深く理解しながら、日々学び続けている」

    「僕たちは互いの仕事の進め方に適応し合っている最中なんだ。彼はこれまで多くのドライバーと仕事をしてきたけれど、僕たちの間には何の問題もない」

    放送で聞かれた意見の食い違いについては「エンジニアとドライバーの間ではごく普通のこと」だと説明し、それ以上の憶測は「ただの雑音」だと一蹴した。

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    アダミはこれまで、フェラーリでセバスチャン・ベッテルやカルロス・サインツ、トロ・ロッソ時代にはベッテル、ヴィタントニオ・リウッツィ、セバスチャン・ブエミ、ダニエル・リカルドとも仕事をしてきた経験を持つ。

    「憶測はたくさんあるけど、大半はくだらない話だ」とハミルトンは付け加えた。

    「結局のところ、僕たちの関係は本当にいい。彼は素晴らしい人物で、一緒に仕事ができてとても楽しい。彼は本当に一生懸命やっているし、僕も同じだ」

    「毎週末がうまくいくとは限らない。意見が食い違うこともあるけれど、それは人間関係ならどこでもあること。僕たちはそれを乗り越えていく」

    「僕たちは同じ目標を持っている。一緒にチャンピオンを獲りたいと思っているし、チームを前進させたいという想いも同じだ」

    「外野の声はただの雑音でしかないし、僕たちはまったく気にしていない。言いたい人は言っていればいい。でもそれが僕たちの仕事に影響を与えることはない」

    またハミルトンは、特にモナコGPでの無線交信についても過度に捉えるべきではないと述べた。

    「レース中に無線の問題があって、求めていた情報が全部入ってこなかった。ただ、レース後にちゃんと話し合いはしたよ」

  • 平川亮 F1スペインGP「バーレーンより自信を持って走れた」

    平川亮 F1スペインGP「バーレーンより自信を持って走れた」

    平川亮が2025年F1スペインGPの金曜プラクティスで今季2回目となるFP1出走を果たし、ハースF1チームでVF-25をドライブした。バルセロナ=カタルーニャ・サーキットで行われたこのセッションでは、エステバン・オコンに代わっての出走となった。

    FP1ではオリバー・ベアマンと同様のプログラムを担当し、ホワイト・ハードタイヤでベースライン走行を行った後、レッド・ソフトタイヤでアタック。平川亮は1分15秒298を記録して17番手につけた。

    ベアマンは1分14秒597で7番手に入った。最後はハードタイヤでの高燃料ロングランに移行し、60分のセッションを締めくくった。

    午後のFP2ではオコンが走行に復帰し、ミディアムとソフトタイヤを使用して1分14秒005のベストで18番手。ベアマンはミディアムで走行を開始し、ソフトで1分14秒126を記録して19番手となった。オコンは再びミディアムに履き替えて周回を重ね、ベアマンはソフトでロングランを実施した。

    金曜日全体でチームは合計99周を走行。内訳はベアマンが46周、オコンが30周、平川亮が23周だった。

    平川亮 ハースF1チーム スペイングランプリ

    平川亮
    「今日もチームにこうして走る機会をいただけて、本当に感謝しています。今日はとにかく暑くて、タイヤのオーバーヒートがすごく起きやすくて、その管理に苦労しました。ブレーキングでの苦戦が大きくて、全体的に見てもまだまだ改善の余地がある内容でしたが、FP2の前にそういった部分についてしっかり話し合って、いくつか変更もしてもらいました。バーレーンのときと比べると、クルマに対する自信はかなり高まりましたし、大きく前進できたと思います。今後もFP1の機会があるので、しっかり準備を続けていきたいです」

    オリバー・ベアマン
    「今日は全体的にタフな1日だった。午後のセッションでは高速コーナーでクルマのバランスに苦しんでいて、その中でちょっとしたミスもあって、いくらか時間を失ってしまったのが残念。夜のうちにクルマの挙動をもっと予測しやすい方向に持っていければいいと思っている。FP1では悪くないペースを見せられていたから、ちゃんとウィンドウを見つけられれば戦えると思う」

    エステバン・オコン
    「簡単ではなかった。いろんな部分で理解が必要だと思う。バランスだったり、いくつかのコーナーでの不安定さだったり、全体的なグリップの問題もある。もっと最適化できるはず。今日はソフトタイヤで本当にちゃんとしたラップが1回しかなかったけど、明日にはもっと走れるはずだし、そこで修正していきたい。新しいテクニカル・ディレクティブの影響については、僕たちにとっては特に大きな変化はなかったと思う。普段と同じような感覚だった」

    小松礼雄 (チーム代表)
    「今日はちょっといろいろ混ざった内容の金曜日でしたね。FP1ではオリバーの走行がまずまずで、悪くないパフォーマンスを見せてくれました。平川は今回が2回目のFP1で、ブレーキには苦しんでいたんですけど、それ以外のところではしっかりとした仕事をしてくれたと思います。フィードバックも的確でしたし、仕事に対する姿勢や取り組み方もとても良かったです。ターン10でコースオフした件については、ドライバーのミスと見られるかもしれませんが、実際にはブレーキの性能が想定通りだったので、見た目ほど悪い内容ではなかったと思います。総じて、平川のパフォーマンスやチームとの関わり方には満足しています。FP2に関しては、少し期待外れでしたね。FP1に比べてクルマのパフォーマンスが落ちてしまっていました。オリバーもコースオフしてしまったので、今夜しっかりと作業して改善していく必要がありますが、FP1の内容を見ればまだクルマを良くする余地はありますし、明日に向けて両ドライバーをもっと上に持っていけるように準備していきます」

  • 角田裕毅 F1スペインGP初日「なぜ遅いのか分からない」

    角田裕毅 F1スペインGP初日「なぜ遅いのか分からない」

    角田裕毅は、2025年F1スペインGP初日のフリー走行を13番手で終了。「なぜ遅いのか分からない」と語った。

    角田裕毅にとって厳しい一日となった。レッドブル・レーシングで7戦目となるかなかで、セッションをそれぞれ9番手と13番手で終えたものの、なぜこれほどペースが足りなかったのか、自分でもはっきりしないと明かしている。

    「(今日は)難しかったです」と角田裕毅は語った。「正直、他のグランプリの金曜日と比べるとスムーズに感じていて、FP1からFP2にかけては自分自身でも進歩できたと思ってます。でも、なんで遅いのか全く分からないんです」

    「FP2のラップ自体も悪くなかったですし、もちろん完璧というわけじゃないですけど、想像していたほどのギャップではないはずなんです。バランスに関しても大きな問題があるわけではないので、何が制限になっているのか明確に説明するのが難しい状況です。改善できる部分を探す必要がありますが、今は苦しんでます」

    角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング スペイングランプリ

    そして土曜の予選に向けて、今夜取り組むべき作業についても言及した。

    「何か見つかればいいんですけど、そうじゃないとかなり厳しいです。大きなミスをしてその結果ならまだ納得できるんですけど、そういうわけでもなくて、他のマシンと比べてもだいぶ後れを取っている状況です」

    「多分、いつもより長い夜になると思います。何とか解決策を見つけようと全力を尽くしますけど、今のところはっきりしていません」

  • F1スペインGP FP2:ピアストリ最速 角田裕毅はフェルスタッペンから0.6秒差

    F1スペインGP FP2:ピアストリ最速 角田裕毅はフェルスタッペンから0.6秒差

    2025年F1スペインGP金曜フリー走行2回目でオスカー・ピアストリがトップタイムを記録し、この日を最速で締めくくった。マクラーレンのドライバーでありチャンピオンシップ首位のピアストリは、メルセデスのジョージ・ラッセルとレッドブルF1のマックス・フェルスタッペンにコンマ3秒近い差をつけて首位に立った。角田裕毅は13番手だった。

    このセッションに先立って行われたFP1では、もう一台のパパイヤカラー、ランド・ノリスがコンマ3秒差で最速タイムをマーク。午後5時、気温・湿度ともに高いバルセロナで始まったFP2では、FP1でハースのマシンを平川亮に託したエステバン・オコンが最初にコースインしたドライバーの一人となった。

    アルピーヌのフランコ・コラピントも序盤に走行を再開。彼はFP1で油圧系トラブルに見舞われて早期にセッションを終えていたが、チームはその問題を修復した。

    セッション開始直後から全20台が次々とピットを出て中団での位置取り合戦が展開され、ほとんどのマシンがミディアム(C2)タイヤを装着していた。

    序盤はノリスが好タイムを記録するも、ハースのオリバー・ベアマンがターン3でスピンしてグラベルに飛び出す場面があった。彼は幸いにも走行を続けられたが、その後長時間ガレージで作業を受け、周回数が限られることとなった。

    スペイングランプリ 2025年のF1世界選手権ベアマンはスピンによりグラベルに飛び出し、その後ピット内で長時間を過ごした

    一方、レーシングブルズのアイザック・ハジャーはトラフィックに不満を爆発させ、「ジョークみたいだ」と無線で叫んだ。これを受けてスチュワードは、コラピントによる進路妨害の可能性について審議したが、調査不要との判断を下した。

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソもトラフィックに苛立ち、フェラーリのルイス・ハミルトンが自身のアタックラップを妨害したとして、「今日のヒーローが前にいるよ」と皮肉を口にした。

    セッション開始から3分の1が経過した時点でラッセルが1分13秒046のタイムで最速を記録。チームメイトのキミ・アントネッリとともにメルセデスが1-2体制を築いた。前戦モナコで苦戦したチームにとって、巻き返しを期す週末の出だしとしては上々だ。

    やがてセッションが中盤に差しかかると、各車はソフトタイヤに履き替えて予選シミュレーションに入った。ノリスはラッセルのタイムにわずか0.03秒届かず、フェルスタッペンとはなんと全く同じ1分13秒070をマークしたが、計測タイミングの差で4番手扱いとなった。

    その後、ピアストリが1分12秒760という全体ベストを叩き出し、2番手ラッセルにコンマ3秒近い差をつけてトップに立った。フェルスタッペンも僅差で3番手につけた一方、フェラーリ勢はやや苦戦しており、シャルル・ルクレールはアタックラップ中にスライド。ルイス・ハミルトンはトップから約0.8秒遅れの11番手にとどまった。

    セッション終盤は各車ロングランに移行。ピアストリのタイムは最後まで破られず、ラッセルとフェルスタッペンが続いた。フェルスタッペンは終盤、ルクレールのスリップストリームを利用した直後にルクレールが加速して距離を取ると、無線で皮肉混じりの笑い声を上げた。

    4番手はノリス。フェルスタッペンと同タイムながら、計測タイミングの関係で後塵を拝した。ルクレールが5番手でフェラーリ勢最上位、アントネッリが6番手、地元の英雄アロンソが7番手に続いた。

    アルピーヌのピエール・ガスリーはFP1に続き2回目もトップ10入りで8番手。レーシングブルズのハジャーとリアム・ローソンが9番手と10番手に入った。

    6度のスペインGPウィナーであるハミルトンは11番手。以下、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、レッドブルF1の角田裕毅(フェルスタッペンから0.613秒遅れ)、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.とアレックス・アルボンが12~15番手に並んだ。

    その後方にはアストンマーティンのランス・ストロール(16番手)、キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレト(17番手)、オコン(18番手)、ベアマン(19番手)、コラピント(20番手)が続いた。

    金曜の走行を終え、各チームとドライバーは収集したデータを分析し、土曜午前11時30分(現地時間)の最終プラクティス、そして午後の予選に備える。

    2025年F1 スペインGP フリー走行2回目 順位・ラップタイム

    1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分12秒760
    2.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分13秒046
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分13秒070
    4.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分13秒070
    5.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分13秒260
    6.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分13秒298
    7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分13秒301
    8.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分13秒385
    9.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分13秒400
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分13秒494
    11.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分13秒533
    12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分13秒592
    13.角田裕毅(レッドブル) – 1分13秒683
    14.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分13秒721
    15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分13秒839
    16.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分13秒839
    17.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分13秒959
    18.エステバン・オコン(ハース) – 1分14秒005
    19.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分14秒126
    20.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分14秒303

  • 角田裕毅は13番手 … F1スペインGP フリー走行2回目:結果・タイムシート

    角田裕毅は13番手 … F1スペインGP フリー走行2回目:結果・タイムシート

    2025年F1 スペインGP フリー走行2回目の結果・タイムシート。5月30日(金)にバルセロナ=カタロニア・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリのフリープラクティス2が行われた。

    トップタイムを記録したのはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は9番手だった。

    マクラーレンが引き続き好調 ピアストリが最速タイム
    バルセロナで行われたフリー走行2回目では、マクラーレンのオスカー・ピアストリが1分12秒760でトップに立ち、前戦モナコGPからの勢いをそのままに強さを見せつけた。チームメイトのランド・ノリスも4番手につけており、マクラーレン勢が2台そろって好位置につけている。

    メルセデスが上位争いに復帰か
    ジョージ・ラッセルが2番手、ルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリが6番手に入り、メルセデスが確実に進歩を見せた。特にラッセルはピアストリに0.286秒差まで迫っており、予選や決勝に向けての手応えを掴んだ形だ。

    レッドブルは一長一短 角田裕毅は13番手
    マックス・フェルスタッペンは3番手につけたが、角田裕毅は13番手と中団に沈んだ。セッション中盤まではまずまずのパフォーマンスを見せていたが、ソフトタイヤでの一発の速さでは上位勢に一歩及ばなかった。レースペースや予選に向けた改善が求められる。

    フェラーリとアストンマーティンには不安要素
    シャルル・ルクレールは5番手を確保したものの、ルイス・ハミルトンは11番手にとどまり、フェラーリは不安定なパフォーマンスを露呈。アストンマーティンではフェルナンド・アロンソが7番手と健闘したが、無線ではパワーユニットに関する問題を訴える場面もあり、信頼性面での懸念が残る。

    新技術指令が影響か 各チームの空力調整が鍵
    今週末から導入されたフロントウイングの柔軟性に関する新たな技術指令により、各チームの空力バランスに変化が見られている。とくにマクラーレンとメルセデスは、厳格化されたテスト環境下でも高い競争力を維持しており、今後の戦局に大きな影響を与える可能性がある。

    2025年F1 スペインGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分12秒760   28
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分13秒046 0.286 32
    3 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分13秒070 0.310 30
    4 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分13秒070 0.310 31
    5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分13秒260 0.500 32
    6 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分13秒298 0.538 31
    7 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分13秒301 0.541 28
    8 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分13秒385 0.625 30
    9 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分13秒400 0.640 29
    10 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分13秒494 0.734 29
    11 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分13秒533 0.773 29
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分13秒592 0.832 29
    13 22 角田裕毅 レッドブル 1分13秒683 0.923 30
    14 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分13秒721 0.961 34
    15 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分13秒839 1.079 32
    16 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分13秒839 1.079 17
    17 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分13秒959 1.199 26
    18 31 エステバン・オコン ハース 1分14秒005 1.245 29
    19 87 オリバー・ベアマン ハース 1分14秒126 1.366 20
    20 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分14秒303 1.543 31