カテゴリー: F1スペインGP

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1にジョージ・ラッセルとの接触を謝罪

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1にジョージ・ラッセルとの接触を謝罪

    レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、スペインGP後のデブリーフィングの場でマックス・フェルスタッペンがジョージ・ラッセルとの接触について謝罪したことを明かした。

    フェルスタッペンは、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われたレースの終盤に起きた奇妙な接触事故により、10秒のタイムペナルティに加えてペナルティポイント3点を科された。この接触は、彼が故意にメルセデスのラッセルに衝突したように見えた場面だった。

    レース終盤、フェルスタッペンは3番手を走行していたが、セーフティカー導入を受けてピットインし、レッドブルに残っていた唯一の新品タイヤであるハードタイヤに交換。しかしリスタート後、シャルル・ルクレールにあっさり抜かれてしまった。

    その後、ターン1でラッセルがオーバーテイクを試みるもフェルスタッペンはポジションを守り続けた。しかし無線でジャンピエロ・ランビアーゼからポジションを譲るよう指示されると、一度は抗議したものの、結局それに従うように見せかけた直後、ラッセルとの接触が発生した。

    フェルスタッペンは月曜日、SNS上で「起こるべきではなかった」と投稿したが、正式な謝罪声明は出していない。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

    しかしホーナーによれば、フェルスタッペンはレース直後のデブリーフィングで、自らの非を認めたという。

    ホーナーは自身のInstagramにこう投稿している。

    「スペインで3連戦が締めくくられた。バルセロナを後にする今、我々はもっと多くを得られなかったことにフラストレーションを感じている。チームとしては3ストップ戦略で攻めたが、これはより良い戦略だった。セーフティカーさえなければ、ランド(・ノリス)にあそこまで迫ることもできなかっただろう」

    「セーフティカーは、我々の戦略にとって最悪のタイミングで出た。古いタイヤで走り続けるか、新品のハードタイヤに賭けるかの二択だった。後からなら何とでも言えるが、その時点で得られていた情報を基にベストな決断を下したつもりだ。結果的には悔しいものになった。マックスにとってはイージーな表彰台と良いチャンピオンシップポイントになるはずだったからだ」

    「マックスはデブリーフィングで、ラッセルとの接触について謝罪した」

    「セーフティカーは角田裕毅のレースにも影響を与えた。あのままならポイント圏内、少なくともそのすぐ近くにいたはずだ。レース展開を見れば明らかだ」

    「だが、それがレースだ。一瞬で流れは変わる。だからこそ我々はこのスポーツに魅了され、夢中になるのだ。厳しい週末だったが、ここから数週間の間にクルマのセットアップ改善に取り組み、モントリオールで巻き返すつもりだ」

  • 角田裕毅 レッドブルF1マルコ顧問が擁護「コンマ2~3秒遅いスペック」

    角田裕毅 レッドブルF1マルコ顧問が擁護「コンマ2~3秒遅いスペック」

    レッドブルF1のアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2025年シーズン中盤以降の角田裕毅の苦戦について、「イモラでのクラッシュにより最新仕様のパーツが使えず、コンマ2~3秒遅いスペックのマシンで戦っていた」と明かした。

    結果だけを見れば不調に映るレースも続いているが、マルコはその背景に「機材面でのハンデ」があったと指摘し、「彼への信頼は揺らいでいない」と強調している。

    角田裕毅がレッドブルに昇格した当初、彼はその速さの片鱗をいくつか見せていた。

    日本GP予選ではレッドブルの戦略ミスによってQ3進出とポイント争いのチャンスを逃したが、マシンにほとんど慣れていない中で示したスピードは確かなものだった。

    次戦のバーレーンでは9位に入ってポイントを獲得。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが6位にとどまった中での結果だった。

    さらにジェッダでは再びQ3進出を果たしたものの、オープニングラップの接触によりポイント加算はならなかった。

    それでも、開幕数戦における角田裕毅のパフォーマンスは、本人にとってもチームにとっても希望の持てるものだった。

    とはいえ、近週は角田裕毅にとって困難な時間が続いている。ただし、ヘルムート・マルコは「その背景には正当な事情がある」と説明している。

    角田裕毅 レッドブル F1
    マルコ「角田裕毅はまだ我々の信頼を得ている」
    フェルスタッペンがRB21に対して不満を抱いていることはよく知られており、特に2025年シーズン序盤にはその傾向が顕著だった。

    レッドブルはマクラーレンとの差を縮めるべく、すぐさまアップデートを導入し始めた。

    その成果は徐々に現れ、イモラではフェルスタッペンがピアストリやノリスを上回る純粋なパフォーマンスを見せた。

    マクラーレンの優位は依然として明白だが、レッドブルはプレッシャーをかけられるほどの位置まで戻ってきている。

    だが、角田裕毅にとってイモラでのクラッシュは大きな代償を伴うものだった。

    決勝ではピットレーンスタートから10位まで挽回したが、この接触で彼が装着していた最新アップグレードは破損してしまった。

    マルコは、ロジスティクス上の問題で角田裕毅がRB21の最新スペックを使えていないと明かす。

    「もう1つ見逃せないのは、我々のマシンが金曜時点では大抵ひどい状態だということだ」とマルコは伊メディア『motorsport.it』に語った。

    「それを予選までに修正するが、かなり大きなセットアップ変更が必要になる。マックスはすぐに適応できるが、角田裕毅は自信をつけるのに数周を要する。だが予選の段階では、すでに時間がない」

    「バルセロナでは、イモラでのクラッシュの影響で角田裕毅のRB21には同じ技術仕様が搭載されていなかったことも指摘すべきだ」

    このクラッシュは、3連戦の幕開けというタイミングで起きた点でも、極めて不運だった。

    マルコによれば、24歳の角田裕毅は古い仕様のパーツを使わざるを得ない状況で、重要なパフォーマンスを失っていたという。

    「マシンだけで見れば、角田裕毅はコンマ2~3秒分の不利を被っていた」とマルコは述べている。

    それでも楽観できる理由はある
    もちろん、こうした事情があっても、過去数戦のリザルトが変わるわけではない。

    角田裕毅はオーストラリアや中国では大きなポイントを逃す不運に見舞われ、現在のチャンピオンシップの順位でも望んでいた位置には届いていない。

    スペインGPでは、ザウバーとニコ・ヒュルケンベルグのように、適切な条件が揃えばミッドフィールドのチームでも上位勢にプレッシャーをかけられることが示された。

    とはいえ、角田裕毅のここ数戦の結果は、彼の実力や将来性を正しく反映しているとは言い切れない。

    2022年後半以降、経験豊富なチームメイトだったピエール・ガスリーに匹敵するパフォーマンスを見せて以降、角田裕毅は一貫して高いレベルの走りを披露してきた。

    角田裕毅は安定して強い走りができるドライバーとしての地位を確立しつつある。

    もちろん、レッドブル昇格後の最近のパフォーマンスは改善の余地があるが、それでも厳しい状況下でも彼は速さの兆しを見せている。

    もしカナダGPでRB21の新しいフロア仕様を受け取ることができれば、角田裕毅にも再び挽回のチャンスが巡ってくるだろう。

  • 2025年F1スペインGP:各チーム代表が語る勝因・敗因と今後への手応え

    2025年F1スペインGP:各チーム代表が語る勝因・敗因と今後への手応え

    各チーム首脳陣は、2025年F1スペインGPでのレース結果を受けて、戦略面での判断や車両開発の手応え、課題への取り組みについてそれぞれ言及した。

    マクラーレンのアンドレア・ステラは冷静なレース運びとマシン性能を称賛し、チームの総合力を強調。フェラーリのフレデリック・バスールは3戦連続の表彰台に手応えを示しつつも、マクラーレンとの差を埋める努力を続けると語った。

    メルセデスのトト・ヴォルフは暑さによるタイヤ管理の課題を指摘し、信頼性の向上を誓った。ザウバーのジョナサン・ウィートリーはヒュルケンベルグの快走を讃え、アップグレードの効果に確信を見せた。

    中団では、レーシングブルズのローラン・メキースが3戦連続Q3・入賞の勢いに満足感を示し、アルピーヌのフラビオ・ブリアトーレは現状の厳しさを認めながらも立て直しへの決意を表明。アストンマーティンのアンディ・コーウェルはアロンソの粘り強い走りを称え、レッドブルのクリスチャン・ホーナーはフェルスタッペンの戦略判断と接触の影響に悔しさを滲ませた。ハースの小松礼雄とウィリアムズのジェームス・ボウルズはともに、パフォーマンスと運営体制の再検証を急ぐ必要があると述べ、次戦カナダへの巻き返しを誓った。

    マクラーレン(アンドレア・ステラ)
    「このヨーロッパでの3連戦を、バルセロナでの力強いパフォーマンスとMCL39の競争力のさらなる裏付けとともに終えることができた。週末を通して、両ドライバーとチームは非常に高いレベルのパフォーマンスを引き出し、3回目の1-2フィニッシュという結果を得られた。戦略もピットストップも非常にうまく機能し、本来なら緊張感が高くなるレース展開を、非常にスムーズに運ぶことができた。これから一度ウォーキングに戻ってリフレッシュし、2週間後のカナダに向けた準備に入る」

    フェラーリ(フレデリック・バスール)
    「表彰台でレースを終えるのは常に良いことだし、モナコに続いてこの結果が得られたことで、我々が勢いをつけつつあるという証明にもなった。これで3戦連続で良いレースができており、コンストラクターズランキングでも再び2位に浮上することができたのはポジティブな進展だ。今日のレースはかなりタフで、我々も多くのチームと同じようにミディアムとソフトの性能差を正確に把握するのに苦労したが、最終的にはソフトの方がペースと安定性に優れていた。それが終盤のシャルルの逆転につながったし、セーフティカーも我々に有利に働いた。ルイスは終盤にバランスの問題を報告していたが、それでもポイントを持ち帰ってくれた。マイアミ以降、一貫して進歩を続けており、イモラの予選以外では好調を維持している。マクラーレンはまだ我々の先にいるが、一歩ずつギャップを縮めている。これからも改善を続けて、戦い続けていきたい」

    メルセデス(トト・ヴォルフ)
    「我々にとっては全体的に難しい週末だった。暑いコンディション下ではタイヤマネジメントが大きな課題になる傾向があり、今回もそれに悩まされた。ジョージの4位という結果は、レース前に想定していた以上の成果ではあったが、我々が本来目指すポジションではない。キミはパワーユニットのトラブルでリタイアすることになり、ポイントの可能性を失ってしまった。今回の週末で収集したすべてのデータを分析して、マシンのポテンシャルを引き出すために必要な領域に集中していく。タイヤのオーバーヒート対策は最優先事項であり、まだシーズンは長い。我々は前進を続け、マシンの改善に全力を尽くすつもりだ」

    ザウバー(ジョナサン・ウィートリー)
    「今日はチーム、そしてファクトリーで働くすべてのスタッフにとって素晴らしいパフォーマンスだった。アップグレードの投入を前にして、我々はソフト/ミディアム-ソフトという戦略を選択し、それを的確に遂行することができた。両ドライバーとも良いスタートを切り、レース中もクルマのペースは強く、戦略面でも非常に良い判断ができた。ピットクルーも素晴らしい働きをしてくれて、特に2.1秒のピットストップは見事だった。ニコは序盤にベアマンをカバーする形でアンダーカットを実行し、セーフティカー下でソフトに履き替えてハミルトンを抜くという流れに持ち込めた。P5という結果は、2022年イモラ以来の最高順位だ。ガブリエルについては、13周目にピットインしてミディアムで1ストップを狙ったが、セーフティカーで流れが崩れてしまった。それでも最後までしっかりとペースを保って走ってくれた。3連戦を最高の形で締めくくり、貴重なポイントを得られたことは、すべての努力の証だ」

    レーシングブルズ(ローラン・メキース)
    「バルセロナでも非常に強い週末となった。現地のチームにもファクトリーの仲間たちにも心から感謝したい。3連戦の締めくくりとして、3戦連続のQ3進出とポイント獲得は素晴らしい成果だ。去年のスペインでは競争力を欠いていたが、今年はトップ・ミッドフィールドで戦えるところまで来られた。セーフティカーによって少し状況は変わったが、非常に価値のあるポイントを得られた。アイザックの週末は本当に素晴らしく、予選でのQ3、そして今日の走りと、すべてが見事だった。リアムは昨日の予選が少し響いてトラフィックに苦しんだが、良いオーバーテイクをいくつも決めて、彼本来の速さを見せてくれた。この3連戦を始めたときにはコンストラクターズ8位だったが、今は6位に浮上している。ただ、これはまだ序章に過ぎない。これからも大きなチームとの戦いを続けていくために、謙虚に、そして貪欲に前進し続けていく」

    2025年のF1世界選手権 スペイングランプリ

    アルピーヌ(フラビオ・ブリアトーレ)
    「ポジティブな点として、困難な週末ではあったがバルセロナをポイント付きで終えることができた。現状では我々のクルマがあるべき位置には達しておらず、それはこの3連戦でも明確に示された。ピエールは堅実なレースをしてくれたし、セーフティカーのタイミングでフリーストップを選択できたのも良い判断だった。結果的にフレッシュなタイヤでポジションを守ることができた。フランコにとっては後方スタートからの厳しい展開だったし、期待していたほど順位を上げることはできなかった。チームとしてこの状況から抜け出すために、改めて団結し、踏ん張る必要がある」

    アストンマーティン(アンディ・コーウェル)
    「フェルナンドが母国の観衆の前で素晴らしいバトルを繰り広げ、ポイントを獲得できたことをうれしく思っている。序盤はトップ10争いの中で接触もあり、ソフトタイヤでできるだけスティントを引き延ばしたかったが、想定よりもタイヤが早く厳しくなってしまった。そこからは徐々に順位を取り戻し、セーフティカーで一気に集団が再接近したことでスプリントのような展開になった。そこからのフェルナンドの3台抜きは見事だったし、マックスの10秒以内でゴールしたことで9位を確保できた。今回の3連戦で得られた学びをしっかりと分析し、チーム全員がランスの早期回復を願っている」

    レッドブル(クリスチャン・ホーナー)
    「レース展開の流れから、早い段階で3ストップ戦略を選択した。我々にとってはその方が優位に立てると見ていたが、最終的にはマクラーレン勢とのペース差とタイヤ戦略の差により、厳しい展開になった。マックスは最初のピットストップを早めに行い、アンダーカットを狙ったが、そこから使用済みのソフトとミディアムをすべて使い切っていた。セーフティカーが出たタイミングは我々にとって最悪で、タイヤ選択肢もハードしかなかった。古いタイヤでリスタートを迎えるか、新品のハードでリスクを取るかの選択を迫られた中で、後者を選んだ。結果的にはうまくいかなかったが、当時の状況ではベストな判断だった。ジョージとの接触についてはスチュワードの判断を受け入れるが、チーム内で改めて精査する必要がある。今日はマックスにとって本来は表彰台が狙える展開だっただけに残念だ。角田裕毅についても、セーフティカーが出なければポイント争いに絡めた可能性があった。彼の今週末の結果には本人も満足していないだろうが、来週チームとともにセットアップ面での改善に取り組み、カナダでの巻き返しを目指す」

    ウィリアムズ(ジェームス・ボウルズ)
    「我々のレースは、1周目の接触で両マシンがフロントウイングを損傷した時点で実質的に終わっていた。可能な限り早くピットに入れて対応はしたが、それ以降のペースが十分ではなかった。他にもマシンにダメージがあった可能性があるため、そこを精査する必要がある。カルロスはポイント圏が見えるところまで粘ってくれたが、序盤のロスが大きすぎた。今週末は元々厳しい展開になると予想していたが、他のコースでは改善が見られている一方で、バルセロナのようなサーキットでは十分な進歩ができていない。2026年に向けて、この点を深く理解して対処する必要がある。アレックスもカルロスと同様、最初の接触で大きく崩れてしまい、最後はリタイアに追い込まれた。全員がベストを尽くしたが、今日は厳しい日だった」

    ハース(小松礼雄)
    「今日は良い日とは言えなかった。クルマのパフォーマンスも十分ではなかったし、オペレーションの面でもうまく噛み合わなかった部分がある。これは今日だけの問題ではなく、金曜の段階から続いていた。チームとしてどのように作業を最適化し、ドライバーやマシンからもっとパフォーマンスを引き出せるのか、しっかりと調査していく必要がある。今日のレースをきちんと振り返り、モントリオールではより良い結果を目指したい」

  • ルイス・ハミルトン F1スペインGP後の涙目インタビューに“引退”の2文字

    ルイス・ハミルトン F1スペインGP後の涙目インタビューに“引退”の2文字

    ルイス・ハミルトンのフェラーリでの挑戦が、思わぬ苦境に直面している。ドイツ紙『Bild』は、「F1の世界で、ルイス・ハミルトンがスペインGP後のように打ちひしがれた姿を見せたことはこれまでなかった」と伝えた。

    バルセロナで行われたF1第9戦スペインGP。ハミルトンはレース後、涙をぬぐってから世界中の記者団の前に立ったが、言葉を選ぶのに苦労している様子だった。

    「バルセロナは、人生で出場した中で最悪のレースだった」と漏らした彼は、その後の質問にも「何を言えばいいんだ?」と短い返答を繰り返し、やがて沈黙に包まれた。

    金曜日のフリー走行中には無線で「このクルマは何かおかしい」と訴えていたが、予選である程度の手応えを掴んだことで、希望を持って決勝に臨んだ。しかし日曜日のレース後には「説明しても意味はない。君のせいじゃない。俺には何て言えばいいのかわからない」と言葉を詰まらせた。

    それでも、マシンへの不満を口にすることは避けた。チームメイトのシャルル・ルクレールが前2戦で2度の表彰台を獲得していることもあり、ハミルトンは「たぶん悪いのは自分だ」と自省気味に語った。フェラーリが今後原因を明らかにしてくれるのでは、との記者の問いには、「いや、きっと何もないと思う」とも答えている。

    この状況に、かつてのチームメイトであり、2016年にハミルトンを破ってワールドチャンピオンとなった後にF1引退を表明したニコ・ロズベルグは、Skyの解説として現地で次のように分析した。

    「今のルイスの姿は、昨年からの流れの延長にある。ジョージ・ラッセルが基本的に優勢だったし、それは今のフェラーリでも同じだ。ハミルトンはいつも最後の一歩、決定的な速さが足りない」

    そしてロズベルグは、率直にこう断じた。「どれほど成功したドライバーであっても、いずれ速さを失う時は来る。年齢の問題だ。ルイスは今40歳。その瞬間は、必ずやって来る」

    「たとえコンマ1秒しか遅くなっていなくても、それは決定的な差になる。今の彼が戦っているのは、次世代のトップドライバーたちなんだからね」

    F1最多タイの7度のタイトルを誇る男が、今、人生の終盤戦に突入している。誰よりも勝利を知るハミルトンが見せた涙は、単なる一戦の落胆ではなく、引退を意識し始めた心の内を映すものなのかもしれない。

  • 角田裕毅 「リアウイングの判断は我々のミス」とレッドブルF1技術者

    角田裕毅 「リアウイングの判断は我々のミス」とレッドブルF1技術者

    角田裕毅にとって、2025年F1スペインGPは厳しい週末となり、レッドブルのF1マシンで再びポイント圏外に終わった。

    予選では最下位に沈み、角田裕毅本人も困惑した様子を見せていた。レッドブルレーシングのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンがより遅いコンディションでラップを終えたにもかかわらず、角田裕毅は0.6秒遅れを取る結果となった。

    さらに決勝では、レッドブルF1は角田裕毅をピットレーンからスタートさせる判断を下したが、序盤で大きく順位を上げることはできず。終盤にセーフティカーが導入されたものの、最終的に13位でレースを終えた。

    レース前にレッドブルF1のテクニカルディレクターであるピエール・ワシェは、予選後のメディア取材で、角田裕毅のマシンに関して「我々のミスだった」と認めた。

    ピエール・ワシェによると、角田裕毅のマシンにはパルクフェルメ下でリアウイングの仕様変更が行われ、これがピットレーンスタートの理由となったという。

    「これまでとはまったく異なることを試した。予選で大きなリアウイングを使ってパフォーマンスを出せるかどうか見たかった。我々のミスだった」とピエール・ワシェは述べた。

    また、今後については次のように語った。「角田裕毅には新しいアンダーフロアを投入する予定だ。イモラでのクラッシュによるダメージの影響で、現状ではなかなか結果が出せていない。モントリオールで準備が整うことを願っている」

    角田裕毅 レッドブル F1 スペイングランプリ

    角田裕毅にとっては、レッドブルF1でのシーズン序盤が苦しい展開となっている。チームは開幕2戦でリアム・ローソンを降ろし、角田裕毅を起用したが、現時点ではローソン時代と大きく変わらないパフォーマンスにとどまっており、コンストラクターズ争いへの影響は限定的だ。

    現在のコンストラクターズランキングでは、マクラーレンF1が362ポイントでトップ。スクーデリア・フェラーリが165ポイント、メルセデスF1が159ポイントで続き、レッドブルF1は144ポイントで4位となっている。

    スペインGPの予選後には、マックス・フェルスタッペンも角田裕毅について言及し、「ローソンが最初の2戦で苦労したように、今は角田がRB21の運転の難しさを実感しているのだと思う」と語っている。

    角田裕毅の予選での平均タイム差は約0.7秒とされており、これは昨シーズンのセルジオ・ペレスとほぼ同じだ。ただし、ペレスはこの時点で100ポイント以上多く獲得していた。

  • ジョージ・ラッセルの発言にティクタムが反撃「マックスに例えられるのは光栄」

    ジョージ・ラッセルの発言にティクタムが反撃「マックスに例えられるのは光栄」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2025年F1スペインGPでマックス・フェルスタッペンとの接触があった後、ある「英国人フォーミュラEドライバー」のメンタリティに疑問を呈した。多くの人々は、この発言がダン・ティクタムを指していると推測している。

    この接触はレース終盤の64周目、ターン5で発生した。フェルスタッペンはジョージ・ラッセルにポジションを譲るよう指示されていたが、その過程でレッドブルのマシンがラッセルのサイドポッドに接触した。レース後、ラッセルはこの動きについて「非常に意図的に感じた」と述べ、フェルスタッペンは後に反省の意を示す声明を発表している。

    記者団に「他のドライバーなら同じことをしたか?」と尋ねられたラッセルは、モータースポーツ・ウィークを含むメディアに次のように語った。

    「F1の中にはいないね。たぶんフォーミュラEにはいるかも。イギリス人のドライバーで、フォーミュラEに一人ね」

    この発言を受けてSNS上では議論が巻き起こり、名前こそ出されなかったものの、多くの人がその対象を25歳のダン・ティクタムだと推測した。

    ティクタムは過去、MSAフォーミュラ(現イギリスF4選手権)で起きた事件によって悪評を得ており、そのレース中に数台を追い抜いた後、過去に衝突した相手に意図的に接触したことで、2年間の出場停止(1年は執行猶予付き)処分を受け、後に謝罪している。

    一方で現在のティクタムは、そうした過去を乗り越え、フォーミュラEでは東京ラウンドで初の表彰台を獲得するなど、安定したパフォーマンスを見せている。

    過去と決別したティクタム、皮肉交じりに反応
    近年のティクタムは、フィールド上での行動については「クリーンそのもの」と評されている。率直でフィルターのない発言スタイルはメディア対応が無難になりがちな昨今のドライバー界において異色であり、フォーミュラEの中では多くのファンを獲得している。

    また、ティクタムの現時点でのペナルティポイントは2点。一方で、フェルスタッペンは現在11点を抱えており、次の違反でレース出場停止処分に達する危機にある。

    ティクタムは上海でも惜しくも表彰台を逃したが、SNSを通じてラッセルの発言を知ると、Instagramストーリーに皮肉を込めた反応を投稿した。

    「“ツイッタースフィア”を通じて、あるF1ドライバーが、あるフォーミュラEドライバーについて非常に興味深い発言をしたと知った」とティクタム。

    「名前は出されてないけど、そのF1ドライバーはジョージ・ラッセルという名前らしい。どうやら自分のことを指してるのは明らかだね。その発言にちょっと応えておこうと思う」

    「まず一つ、無料の宣伝ありがとう。これはいつでも大歓迎だよ。そして二つ目に、今日のマックスの行動はちょっと怪しかったかもしれないけど、どんな形であれ彼に例えられるのは自分にとってはポジティブだと思ってる」

    「じゃあね」

  • ランス・ストロール F1欠場劇の真相巡り憶測 「機材破壊」「怒号」報道も

    ランス・ストロール F1欠場劇の真相巡り憶測 「機材破壊」「怒号」報道も

    ランス・ストロールがF1スペインGP決勝を目前に控えた日曜に突然レースを欠場したことを受け、パドック内ではさまざまな憶測が飛び交っている。その背景には、単なる手首の痛み以上の事情があったのではないかという疑念がある。

    アストンマーティンはストロールの欠場理由について、2023年の自転車事故に起因する手と手首の痛みが悪化したためだと説明した。しかし、予選後にチームガレージで激高するストロールの姿があったとする報道が出たことで、この公式説明に疑問が投げかけられている。

    シルバーストンを拠点とする同チームは、土曜深夜になってストロールの欠場を発表。声明では、両手首骨折からの2023年の手術に関連した痛みが再発し、マイアミ、イモラ、モナコといった直近6週間のレースで不快感が続いていたと説明した。

    しかし、その発表は、予選Q2でチームメイトのフェルナンド・アロンソに0.5秒差をつけられて敗退したわずか数時間後だったこともあり、タイミングに不自然さがあるとの見方も出ている。

    ESPNの報道によれば、3つのライバルチームの有力関係者がアストンマーティンの説明に懐疑的な見方を示しており、「ガレージ内で混乱があった」とする証言もある。

    その混乱の中で、ストロールが激昂して機材を破壊し、チームスタッフに暴言を吐くなどした結果、手を負傷した可能性もあるという。一方、アストンマーティンの広報担当はESPNに対し「ランスは怒っていた」と認めたものの、それ以上の詳細は語らなかった。

    ランス・ストロール スペイングランプリ F1

    クラック代表、噂を一蹴「これはパドックのゴシップだ」
    アストンマーティンのトラックサイド責任者であるマイク・クラックは、これらの噂に直接反応した。ストロールが怒りの中で手を再負傷した可能性について尋ねられると、笑いながら否定した。

    「私はピットウォールにいた。そんな話は聞いていない。こういうのは典型的なパドックのゴシップだ」と語る。

    さらにクラックは、ドライバーが痛みを隠してレースを続けることは珍しくないと指摘。2023年にストロールが負傷を抱えながら復帰した例を引き合いに出した。

    「われわれは5分おきに『痛いか?』とは聞かない。フィジオ(理学療法士)や本人との会話の中で、多少の問題があることは分かる」

    「彼らは走りたいんだ。外されたくないんだ。だから実際よりも軽く言うことはよくある。彼らにとって運転は生きがいだから」

    「過去数週間、痛みについてちらほら聞くことはあったが、どれほど深刻かは分からなかった。だが今週末になって、限界を超えたのだと思う」

    クラックの説明では、ストロールは痛みを軽視し続けていたが、バルセロナではついに耐えられなくなったということになる。

    しかし、これまでの無線やメディア対応で痛みに関する言及がなかったことや、ガレージ内での激しい怒りの報道などが相まって、関係者の間では疑念が拭い切れないままだ。内部関係者によれば、チーム内でもストロールの状態を欠場発表まで知らなかった者が多かったという。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    母国カナダGP出場も不透明に 控える手術、代役は誰か
    ストロールの欠場により、アストンマーティンはスペインGPをアロンソ1台のみで戦うことになった。予選後の欠場決定だったため、チームはリザーブドライバーの起用もできなかった。

    ストロールには手首の手術が予定されており、6月15日に開催される母国カナダGPへの出場も不透明な状況だ。それでもクラックは「プランAはランスが乗ること」と語り、回復に期待を寄せている。

    万一に備え、アストンマーティンはリザーブのフェリペ・ドルゴヴィッチやストフェル・バンドーン、あるいはメルセデスのバルテリ・ボッタスらを代役候補として検討できる。ただし、ドルゴヴィッチはル・マン参戦を控えており、スケジュールが重なる可能性がある。

    現在もパドックでは、ストロールの怒りの爆発とその後の負傷をめぐる臆測が続いており、真相ははっきりしていない。アストンマーティンはその余波への対応に追われる中で、「欠場の真の理由」が医療的なものか、それとも感情的な問題なのか、関係者の間でも注目が集まっている。カナダ人ドライバーの今後のF1キャリアにも、不透明さが漂っている。

  • F1スペインGP:ホーナーが語るハードタイヤの誤算とフェルスタッペンの失速

    F1スペインGP:ホーナーが語るハードタイヤの誤算とフェルスタッペンの失速

    レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、マックス・フェルスタッペンのスペイングランプリ終盤のピットストップについて、戦略面の狙いと結果的な失敗の背景を詳細に語った。

    レース序盤、フェルスタッペンはランド・ノリスの出遅れを突いてマクラーレン勢の間に割って入り2番手を走行。しかし12周目にはノリスに抜かれ、ポジションを失う。

    レッドブルはこの段階でピットインを決断し、マクラーレンが即座に反応しなかったことでアンダーカットに成功。フェルスタッペンは首位に浮上する。

    その後30周目に2度目のピットストップを行ったことで、マクラーレン勢より1回多い3ストップ戦略をとることが事実上決定づけられた。

    フェルスタッペンは48周目のピットアウト後にノリスのDRS圏内に迫ったものの、ペースを維持することができなかった。

    ホーナーはこの戦略について、次のように説明している。

    「レース展開を見たうえで、私たちは3ストップに切り替えることを早めに決断した。マクラーレンと純粋な力比べをしてもタイヤの面でもスピードの面でも勝ち目がないと分かっていたからだ」

    「たしか12周目に1回目のストップ、そして28~29周目に2回目のストップを行ったと思う。その時点でマクラーレンは2ストップにコミットしていた」

    「彼らは私たちに対してリアクションを取らず、私たちは3ストップに突き進んだ。その時点では、そのほうが速い戦略だったと思う」

    「ただし問題は、我々のタイヤの持ちが十分ではなかったこと、そしてマクラーレンのミドルスティントが特に強力だったことだ」

    「唯一可能性があったのは、最後のスティントでマックスがソフトタイヤでアンダーカットを仕掛けることだったが、マクラーレンはノリスとピアストリの両方でそれに対応してきた」

    スペイングランプリ F1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    レース終盤、フェルスタッペンを襲った戦略的苦境
    11周を残したところで導入されたセーフティカーが、レッドブルの戦略を大きく狂わせた。

    3ストップを選択していたことで、フェルスタッペンに残されたのは新品のハードタイヤしかなく、リスタート後に大きな不利を被ることになった。この結果、彼はジョージ・ラッセルとの接触を招き、10秒ペナルティを科されることになった。

    ホーナーはこのタイヤ選択について、次のように説明する。

    「54周目にセーフティカーが出たのは、戦略的には最悪のタイミングだった」

    「我々は選択を迫られた。すでに8周使ったソフトタイヤでそのまま行くのか、それとも残っている唯一の新品ハードに交換するのか」

    「その時点で、再開後には10周程度のレースが残ると見込んでいた。酷使されたソフトでは再スタートであっという間に抜かれてしまうだろうと考えた」

    「そこで、我々が持っていた唯一の新品ハードを選んだ。それがベストな選択だと判断した」

    「それまでの展開はすべて順調だった。ピットストップも良かったし、戦略も間違っていなかった」

    「しかし、あのタイミングでセーフティカーが出てしまった。周囲が新品タイヤを入れるのは明らかだったし、私たちだけが使い古しのソフトで残るのは避けたかった」

    「残っていたのは、新品のハード。しかもそれがどの程度の性能か、明確なデータはなかった」

    「今思えば…」と語るも、当時は最善判断と主張
    「今振り返ってみれば、彼をピットに入れずにそのまま残すべきだったかもしれない」

    「そうすればマクラーレンの2台には抜かれただろう。でもルクレールにも抜かれたかどうかは分からない。それはすべて仮定の話だ」

    「その時点で手元にある情報をもとに、我々は判断した」

    「3ストップ戦略を選んだ時点で、終盤にセーフティカーが出たらリスクがあることは分かっていた。その通りの展開になった」

    「新品のハードか、8周使ったソフトか。酷使されたソフトで残るのが正解だったのかは今となっては分からない。残れば3位だったか4位だったか…それも分からない」

    「我々にできるのは、持っている情報でベストを尽くすことだけだ」

  • 2025年F1 スペインGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。6月1日(日)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリの決勝レースが行われた。

    マクラーレンが2025年F1スペインGPを完璧に制圧し、オスカー・ピアストリが今季5勝目を挙げた。チームメイトのランド・ノリスも2位に続き、バルセロナでの1-2フィニッシュを達成。3位にはフェラーリのシャルル・ルクレールが、セーフティカー後の鮮やかな逆転で滑り込んだ。

    ジョージ・ラッセルも接触を乗り越え4位に入り、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは劇的な5位でチームに久々の大量ポイントをもたらした。フェラーリのルイス・ハミルトンは苦戦しながら6位に留まり、ルーキーのアイザック・ハジャーが安定した走りで7位に入賞。ガスリー、アロンソもそれぞれ8位・9位でポイント獲得を果たし、マックス・フェルスタッペンは終盤の接触とペナルティにより10位に終わった。上位10台は戦略と混乱の中で明暗が分かれる結果となった。

    1位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日優勝できて本当にうれしい。全体として素晴らしい週末だったし、ペースもとても良かった。必要なときにしっかりとスピードを出せた。今季ここまで素晴らしい流れできているし、今回のような週末をずっと求めていた。必要なときに必要なことを実行できたし、それが何より大事だ。今回も素晴らしいクルマを用意してくれたチームに感謝しているし、僕たちが積み上げてきた仕事を誇りに思っている。スタンドからの応援もすごかったので、ファンのみんなにも感謝したい。チームとしてこの3連戦を最高の形で締めくくることができたと思う」

    2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「良いレースだったし、楽しかった。この3連戦を1-2で終えられて本当にうれしい。オスカーは今日すごく良いレースをしていたし、おめでとうと言いたい。僕は彼のペースに追いつけなかったけど、やれることは全部やった。レースは長くて、終盤は何が起きてもおかしくなかったけど、セーフティカー後の再スタートでもうまく対処できてポジションを守れた。チームにとって大きなポイントを持ち帰れて満足している」

    3位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「昨日は予選を犠牲にして日曜のレースに賭けたけど、まさか表彰台に上がれるとは思っていなかったから本当にうれしい。最初の2スティントはすごく良かったし、最後のミディアムでは少し苦戦したけど、セーフティカーのおかげで再びソフトに履き替えるチャンスが来て、それを最大限活かすことができた。まだやるべきことは多いし、目指しているスピードには届いていない。でも、ここから一度リセットして、もっと強くなって戻ってきたい」

    4位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はスタートと同じ4位でフィニッシュして、たぶんこれが現状でできるベストだったと思う。最後の10周は見どころの多い展開だったけど、1周目の自分のパフォーマンスには悔しさが残る。スタートは良かったのに、そこからポジションを落としてフェラーリ勢に抜かれてしまった。ルクレールは届く位置にいたと思うけど、セーフティカーで状況が変わってしまって、フェルスタッペンとの接触もあったし、彼を追い詰めるには厳しかった。それでも、今週末に見えた進歩には満足している。シーズン序盤からこのあたりの順位で戦ってきたので、再びその水準に戻れたことはポジティブ。リーダー陣とはまだ差があるけど、着実に前進している。次のカナダでもさらに進化していきたい」

    5位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日はすべてがうまく噛み合ったレースだった。スタートから良い位置につけて、クリーンな1周目を走り、すぐにポイント争いに加わることができた。皮肉な話だけど、土曜にうまくいかなかったことでソフトタイヤを温存できて、タイヤ戦略ではアドバンテージがあった。セーフティカーも助けになって、新品タイヤの差がかなり大きかったから、それを活かせたのはラッキーだった。この週末ずっとクルマの調子は良かったし、アップグレードの効果も明らかだった。昨日はうまくまとめられず自分に腹が立っていたけど、その怒りが今日の推進力になった。こうして結果で返せたことがうれしいし、10ポイントを獲得できたのはチームにとっても大きな意味がある」

    2025年のF1世界選手権 スペイングランプリ

    6位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日は期待していたような内容ではなかった。予選はかなり良かったし、レースに向けても感触は良かったけど、走り始めてからはバランスがずっと合っていなかったし、序盤からペースに苦しんだ。原因はまだ分かっていないから、データをしっかり分析して何が起きていたのか調べないといけない。シャルルは素晴らしい走りをしていたし、表彰台は完全にふさわしかった。おめでとうと言いたい」

    7位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日のレースには本当に満足している。とても強いパフォーマンスだったし、ほぼ完璧だったと思う。チーム全体が誇れる内容だ。第1スティントはすごく楽しかったし、最後にニコに抜かれたのはちょっと悔しいけど、戦略は完璧だった。ミディアムタイヤでのペースは特に良くて、ミッドフィールドを抜け出すのに役立ったし、バトルもたくさん楽しめた。ソフトタイヤに履き替えたタイミングも正しかった。マシンにどんどん自信が持てるようになってきているし、限界まで攻めていける感覚がある。チームとしても正しい方向に進んでいるし、この3連戦すべてでポイントを取れたことが何よりうれしい。この勢いを持ってカナダに向かうのが楽しみだ」

    8位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は難しい日曜になったけど、最終的にポイントを獲れたのはポジティブな結果だ。シーズンの出だしは厳しかったし、この3連戦も簡単じゃなかった。モナコの後、何としてもポイントを取って巻き返す必要があった。予選はすごく良かったけど、レースでは日曜になると苦しむ傾向がある。今日は終盤のセーフティカーに救われた部分もあるし、チームが良い判断をしてくれてフリーでピットインできたことが大きかった。最後は最大限の結果を出せたと思うし、これからチーム全体で今日の内容を振り返って、もっと強くなれるように取り組んでいきたい。次のカナダでは弱点を改善したい」

    9位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「ホームレースで走るのはいつも特別だけど、そこで今季初ポイントを獲れたことは本当にうれしい。ファンからの応援も素晴らしかった。昨日の予選の感触は良かったのに、今日はクルマのペースがあまり良くなくて、特にストレートでのオーバーテイクが難しかった。だからターン3ではかなりクリエイティブに攻めないといけなかった。終盤にかけて何とかポジションを上げていけたし、最後には10秒以内でマックスの後ろにつけられた。とにかく今日はポイントが取れたことを前向きに捉えて、カナダでも勢いを維持したい。ランスがいなくて寂しかったけど、早く回復してくれることを願っている」

    10位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「セーフティカーが出たのは不運だったし、ピットに入らざるを得なかったのは残念だった。こういうのはレースの一部だから、うまくいくときもあれば、そうでないときもある。終盤に残っていたのがハードタイヤだけだったから、それに履き替えることにしたけど、周りがソフトタイヤだった中でグリップが全然なくて本当に難しかった。残り6周しかなくて、他のドライバーは全開で攻めていたのに対して、こっちは温まりにくいタイヤで必死だった。もちろん、ソフトを履いたまま走り続けるという選択肢もあったけど、当時の判断としては最善を尽くしたつもりだった。再スタートではトリッキーな状況になってポジションを戻すことになったし、結果的に接触もあってペナルティを受けることになった。レースではできることはすべてやったし、マクラーレン勢には正直ペースで敵わなかった。今日の出来からもポジティブな面は見つけられるし、改善すべきことがあるのも分かっている。3ストップ戦略は正解だったし、特にタイヤのデグラデーションに対しては有効だった」

  • 2025年F1 スペインGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。6月1日(日)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリの決勝レースが行われた。

    11位に終わったリアム・ローソンは、セーフティカーラインのわずかなタイミング差によって入賞を逃す痛恨の展開に。ザウバーのガブリエル・ボルトレトは12位に続き、角田裕毅はピットレーンスタートから懸命に追い上げたが13位に終わった。

    ホームGPのカルロス・サインツJr.もアクシデントにより14位に沈み、アルピーヌのフランコ・コラピントも15位と存在感を示すには至らなかった。後方では、ハースの2台が16位と17位に終わり、メルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリはパワーユニットのトラブルでリタイア。アレクサンダー・アルボンも複数回の接触と損傷により完走を果たせなかった。多くのドライバーにとっては、波乱と試練に満ちたスペインGPとなった。

    11位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「僕たちにとってはすごく強いレースだった。多くの時間をトラフィックの中で過ごしたけど、クルマのスピードは良かったし、オーバーテイクも決まっていたからうまくいっていた。ただ、ポジション取りが悪いタイミングになって、セーフティカーラインを半秒差で逃してしまったんだ。前の全員がピットに入る中、自分だけ入れなかったのは本当に悔しい。あれだけ頑張ったレースの末にこうなってしまったのはきついけど、カナダに向けてはポジティブな要素もある。レースペースはとても良かったし、次こそはポイントを取りにいくよ」

    12位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「まずはニコとチームにおめでとうを言いたい。この結果はアップグレードの効果を物語っているし、今日のクルマのポテンシャルを見られてとても励みになった。僕も早く初ポイントを獲得したいという気持ちがさらに強くなった。自分としては、今日は堅実なレースができたと思っている。与えられた条件の中で最善を尽くしたし、チームの戦略もすごく良かった。セーフティカーのタイミングが少し不運だったけど、そういうものだと思う。何より良かったのは、レース中のペースが強かったこと。アップグレードが僕たち2人にとって大きな前進だったのは間違いない。この3連戦でたくさんのことを学べたし、チームの勢いも感じている。今はすぐに気持ちを切り替えて、2週間後のモントリオールに向けて全力で準備するよ」

    13位:角田裕毅(レッドブル)
    「セーフティカーが出るまでは、ポイントを狙えるチャンスがあったと思っています。今回の週末は自分たちが望んでいた内容とは違っていましたが、レース中のペースは悪くなかったです。ピットレーンスタートというのはもちろん理想的な展開ではなかったですけど、違うアプローチを取って順位を挽回しようという狙いがありました。セットアップの変更も試してみましたが、最終的には大きな違いは感じられなかったです。それでも、次のカナダに向けて改善のヒントが見つかった部分もあるので、チーム全体で引き続き努力していきたいと思います。今週末の結果には満足していませんが、一貫した週末を過ごせるように引き続き頑張ります」

    14位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は自分にとってもチームにとっても厳しいレースだった。1周目の接触でフロントウイングを壊してしまって、それでかなりタイムをロスしたし、クルマの後ろについて走るとエンジンがオーバーヒート気味になってしまった。クリーンエアの中で走れたときは多少ペースも良かったけど、全体としてはやっぱり難しい週末だったと思う。ファンの応援はこの上なく力になったし、本当に感謝している。次のカナダではもっと良い走りができるように頑張るよ」

    15位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は正直がっかりするようなレースだった。週末の序盤よりも今日の方がペースは良くなっていたのはポジティブだったけど、このコースはオーバーテイクが本当に難しいし、追い抜くには厳しい展開だった。特に前のクルマの後ろで走るとタイヤがどんどん厳しくなっていって、それがさらに状況を難しくしていた。改めてポジション取りの重要さを痛感したし、燃料が軽い状態でのクルマのポテンシャルをもっと引き出せるようにしないといけない。これからもチームと一緒に努力して、2週間後のモントリオールではもっと多くを学んでいきたい」

    角田裕毅 スペイングランプリ 2025年のF1世界選手権

    16位:エステバン・オコン(ハース)
    「セーフティカーのときに使い古したタイヤで走り続ける選択をしたのは、もしピットに入っていたら最後尾になっていたからなんだ。結果的にそれがうまくいかなかったのは残念だけどね。この3連戦を終えて、ポジティブな点もあれば課題もあった。まずはチーム全体に感謝したい。この3週間、支えてくれてありがとう。来週は一息つけるし、その間にしっかりと分析して、カナダではもっと良いパフォーマンスを見せたい。モナコは良い内容だったし、次のカナダはまた市街地サーキット。僕たちが本来いるべき位置に戻れるように頑張るよ」

    17位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「全体的には悪くなかったけど、残念ながら今日はポイントを争えるところまではいけなかった。週末を通して少しずつ前進できていたし、今日のレースでは金曜や土曜よりもロングランでのクルマのフィーリングが良くなっていたのはポジティブな材料だ。セーフティカーのタイミングで少し損をしてしまったのが痛かった。それに、今週は他チームとの相対的なペース差も大きかったと感じている。でも、この3連戦を通して良い内容もたくさんあったし、そこから多くを学ぶことができた。これからに生かしていきたい」

    DNF:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日のレースは本当に残念だった。暑さでタイヤのマネジメントがとても難しかった。FP1とFP2ではロングランにかなり時間を割いたけど、それでも今日のような状況でタイヤを維持するのは簡単じゃなかった。でも、クルマに乗っている感触は良かったし、特にミディアムタイヤでのペースは良好で、安定したラップを重ねられていたと思う。だからこそ、リタイアという結果は本当に悔しい。3連戦は難しい展開が続いたけど、これからリセットする時間もあるし、モントリオールでの初めてのカナダGPを楽しみにしている。バルセロナとは全く違うサーキットで、タイヤのコンパウンドも正反対の選択になる。ここ3週間で得られた学びをしっかり持ち帰って、次はもっと強くなって戻ってくるつもりだよ」

    DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「スタート直後にかなり大きなダメージを負って、1周目のターン1でもう完全に後手に回ってしまった。前のクルマ同士が避け合っている中で、自分が巻き込まれる形になったんだ。結果的にフロントウイングを交換しないといけなくて、そこからは3ストップ戦略を取らざるを得なかった。何度かインシデントもあって、それでも避けようとはしていたけど、結局ダメージが大きすぎた。最後にはリタイアせざるを得なかった。今回のバルセロナのようなサーキットでは、なぜ僕たちがこんなに苦しむのか、その原因をちゃんと理解する必要がある。僕たちはトップチームになりたいと思っているし、そのためにはこういう難しいサーキットでもクルマを最適化できるようにしないといけない。全体としてはクルマとの一体感は増してきているし、次のカナダGPに向けて気持ちを切り替えていくよ」