カテゴリー: F1スペインGP

  • マクラーレン MCL33:新型ノーズを含めた“Bスペック”の全貌

    マクラーレン MCL33:新型ノーズを含めた“Bスペック”の全貌

    マクラーレンは、F1スペインGPで2018年F1マシン『MCL33』に奇抜なノーズを含めた“Bスペック”とも言える大幅なアップグレードを落ち込んだ。

    マクラーレンは、プレシーズンテストでトラブルが多発。開幕戦までに空力パッケージの開発を終えることができず、過去4戦ではノーズステーの“ギザギザ”を含め、事実上昨年マシンのリファイン版とも言える空力パッケージを走らせてきた。

    そして、ヨーロッパシーズンの初戦となるF1スペインGPで、マクラーレンは“ほぼ新車”と言えるほどのアップデートをMCL33に施してきた。

    最も目を引くのは奇抜な形状が施された新型ノーズ。先端には3つの穴が設けられ、真ん中の穴はノーズ下、左右2つの穴はノーズ脇に伸びたほぼウイングともいえるフェアリングへの気流を流す効果を狙っていると思われる。ノーズサイドにも溝状にフェアリングが施され、湾曲したカメラマウントを含め、ノーズ上面とノーズサイドの整流が意図されている。

    この新型ノーズは4月14日にクラッシュテストに合格しており、本来であれば中国GPで投入可能な状況にはあったが、コース上と風洞との相関における数値が一致しなかったため、修正のために投入が延期にとなった。

    フロントウイングもメルセデスやレッドブルを思い起こさせる複雑な形状のフラップへと変貌を遂げている。これらはレッドブルでエイドリアン・ニューウェイと仕事をしてきた空力責任者をピーター・プロドロモウの仕事だ。

    フロントだけでなく、後方に向かってもかなりの変更が施されている。バージボードは前方から見ても美しい曲線を描くデザインとなり、これまでとは異なり、サイドにバージボードから生えるカタリのフラップが搭載されている。バージボードの先端にはノーズ内に空気を導くための入り口が設けられるなど細かな部分まで改善が図られている。

    リアも非常に複雑な形状となっとおり、ギアボックスウイングは大型化。ブレーキ周りのフラップは何枚装着されているか確認できないほどの数となっている。

    マクラーレンは、今回のアップグレードで0.5秒の短縮を目指しているが、他チームもF1スペインGPには大小様々なアップデートを持ち込んでおり、フェルナンド・アロンソ曰く、“魔法の弾丸”はないと上位勢とのギャップについては慎重だ。

    ただし、マクラーレンは今回のアップグレードはシーズン中の開発の始まりに過ぎないとしており、全レースでアップデートを投入していくと述べている。

    マクラーレンは、開幕4戦でフェルナンド・アロンソが連続入賞、ダブル入賞も3戦で果たしており、現在、コンストラクターズ選手権でルノーに1ポイント差の4位につけている。

    マクラーレンのドライバーを務めるストフェル・バンドーンは「今週末を重要な週末だとは見なしていない」とコメント。

    「多くのパーツをもたらした1週間にすぎない。今後のレースでも僕たちは多くの新しい開発をするし、シーズンを通して継続的に開発を進めていく。これが良い方向性のスタートとなって、ここから開発を継続できることを願っている」

    まだ、今シーズンここまで予選ではQ3進出を果たしておらず、空力パッケージのドラッグの大きさが指摘されてきた。フラップ類が増加した今回の空力パッケージでそれがどこまで改善されているか、特に予選は注目を集めることになりそうだ。

    F1スペインGPのフリー走行1回目は、このあと18:00(現地時間11:00)から行われる。

    マクラーレン MCL33 新型ノーズ(2018年 F1スペインGP)マクラーレン MCL33 バージボード(2018年 F1スペインGP)マクラーレン MCL33 サスペンション周り(2018年 F1スペインGP)マクラーレン MCL33 リア周り(2018年 F1スペインGP)関連:2018年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ブレンドン・ハートレー 「ホンダのF1エンジンのアップグレードに期待」

    ブレンドン・ハートレー 「ホンダのF1エンジンのアップグレードに期待」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、F1スペインGPの木曜記者会見に出席。ホンダのF1パワーユニットのパフォーマンス、レッドブル・レーシングへの供給の噂、そして、昨年の自分と同じようにF1と並行してFIA世界耐久選手権に参戦するフェルナンド・アロンソについてなど、様々な質問が寄せられた。

    昨年、ポルシェからWECに参戦しつつ、F1アメリカGPでトロロッソからF1デビューを果たしたブレンドン・ハートレー。今年は新生トロロッソ・ホンダからF1フル参戦を果たし、前戦アゼルバイジャンGPではF1初ポイントを獲得している。

    まず、F1初ポイントについて質問されたブレンドン・ハートレーは「そうだね、ちょっと安心しているかもしれない。すでに何度か機会はあったけど、それを生かすことができていなかったからね」とコメント。

    「バーレーンで僕たちにはとても競争力のあるクルマがあったし、最も明白なチャンスだった。なので、ようやく初ポイントを獲得できてうれしく思っている。最終ラップではマーカス(エリクソン/ザウバー)からちょっとプレッシャーをかけられた。クリーンに走行して、初ポイントを獲得できてうれしいよ」

    バーレーンでは競争力をみせたトロロッソ・ホンダだったが、次ぐロングストレートを有する中国とアゼルバイジャンではトップスピード不足が露呈。

    ここまでのホンダのF1パワーユニットのパフォーマンスについて質問されたブレンドン・ハートレーは「そうだね、その件については中国とバクーの後で多くの質問を受けた。僕たちはペースが足りなかったし、ホンダに多くの疑問が向けられていた」とコメント。

    「でも、実際にバーレーンもパワー感度に関しては似たようなものだし、僕たちはそこで非常に競争力があった。ホンダはとても懸命に作業をしているし、シーズン中にアップレードが投入されることはわかっている」

    レッドブル・レーシングは、ルノーのF1パワーユニットを継続するか、もしくはホンダと新たにワークス契約を結ぶかを検討している。

    その件について質問されたブレンドン・ハートレーは「僕は将来、違ったチームに競争することについてコメントできる立場ではない」とコメント。

    「僕に言えることは、トロロッソの全員がエンジンメーカーから単独で供給を受けているのはポジティブにしか感じていないということだ。このパートナーシップからポジティブなものが生まれていると思うし、シーズンを通してより多くのパフォーマンスが発揮されると思っている」

    昨年、WECとF1を両立しなければならなかったブレンドン・ハートレーだが、今年はF1に専念してる。今後のトロロッソ・ホンダと自身のパフォーマンスについて質問されたハートレーは「全ての準備を終えてシーズンをスタートできたので好調だと感じている」とコメント。

    「さっきも言ったようにトロロッソ・ホンダがポイントをもたせる本当に競争力があったバーレーンの後はかなり落ち込んでいたけどね。Q3進出間近だったけど、ペナルティを科せられて、ポイントを獲得できなかった。過去2戦は実際にチームとしてかなりチャレンジングだった。バーレーンのようなペースはどこにもなかったからね。でも、そうだね、去年よりもずっと快適に感じている。でも、まだ全てをまとめてパーフェクトな週末を過ごせていはない」

    また、昨年の自分と同じように、今年マクラーレンでのF1と並行してトヨタからWECに参戦するフェルナンド・アロンソについても質問が飛んだ。世界3大レースでの“3冠”を目指してル・マン24時間レースの制覇を目指すアロンソはデビュー戦となったスパ6時間レースで優勝している。

    昨年のル・マン24時間レースのウィナーであり、WECチャンピオンでもあるブレンドン・ハートレーは「フェルナンドはかなりうまくまとめたと思う」とコメント。

    「フェルナンドが言及しているように、耐久レースではトラフィックにかなりバラツキがある。去年の僕はちょっと反対だった。僕はミシュランタイヤ、4輪駆動などLMP1ハイブリッドで走ることをかなり快適に感じていたので、F1に入り込むことにかなりの混乱を感じていた」

    「今年F1でそのようなチャンスがあったら、間違いなく同時にル・マンとWECに挑戦していただろう。もちろん、僕はフェルナンドとはキャリアにおいて異なるステージにいる。僕がF1で完璧なグランプリ週末を過ごすためには多くの集中と賢明な努力が必要だからね」

    「両方とも同じように複雑だけど、まったく異なるものだと思う。ドライビングスタイルが少し異なるのは間違いない。フェルナンドの意見に合意できるものとしては、WECでは全てのラップで同じように限界に達しているように感じることだ。でも、彼が言ったよういろいろな変数があるし、それはF1にはないものだ。異なるものだし、多くの類似点もある」

    関連:2018年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • F1スペインGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

    F1スペインGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

    2018年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPのフリー走行1回目が11日(金)にバルセロナのカタロニア・サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムをマーク。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが10番手タイムを記録した。

    フライアウェイの開幕4戦を終え、ヨーロッパラウンドの緒戦となるスペインGP。舞台は冬季テストの舞台となったカタロニア・サーキット。あらゆるコース特性が揃っており、マシンの総合力が問われるサーキットとなっている。

    今年は路面が全面的に再舗装されており、ピレリは昨年よりも1段階柔らかいミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)という3種類のコンパウンドを選択。ピレリは今年コンパウンドを1段階柔らかくしており、事実上2ステップ柔らかいタイヤで争われることになる。

    金曜日のバルセロナは快晴。現地時間11時。快晴気温19.4℃、路面温度31.1℃のドライコンディションでセッションをスタート。

    また、フリー走行1回目では2011年のラリー事故でF1を離れ、今年ウィリアムズのテズト兼ドライバーに就任したロバート・クビサが8年ぶりにグランプリ週末での走行。セルゲイ・シロトキンに代わってカーナンバー40が装着されたマシンを走らせた。

    プレシーズンテストでの最速タイムは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が記録した1分17秒182。今回のグランプリでは使用されないハイパーソフトで記録したタイムだったが、2ヵ月が経過し、どこまでマシンが進化しているかが興味深い週末となる。

    例年通り、F1スペインGPは各チームが大小さまざまなアップデートを投入。マクラーレンの奇抜なノーズ、フェラーリのヘイローに装着したバックミラー、レッドブルのバージボード周りなど見た目的にも大幅な変更を施しているチームもいる。

    開始から15分が経過した時点で最初にタイムを記録したのはエステバン・オコン(フォース・インディア)。1分22秒592をセット。風の強いコンディションのなか、リアのコントロールを失ってコースオフするクルマが多く見られた。

    30分を経過して全員がタイムを記録した時点でトップに立ったのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。ソフトタイヤで1分18秒703を記録した。

    開始45分時点でダニエル・リカルド(レッドブル)がターン4の立ち上がりでコントロールを失いウォールにクラッシュ。バーチャルセーフティカーが導入された。リカルドは左フロントのサスペンションを壊して、11周で走行を終えることになった。

    残り30分が経過した時点ではランス・ストロール(ウィリアムズ)がターン5でウォールにクラッシュ。このセッション2度目のバーチャルセーフティカーが導入された。直前にはロバート・クビサも派手にスピンを喫している。

    フリー走行1回目のトップタイムはメルセデスのバルテリ・ボッタスがソフトタイヤで記録した1分18秒148。2番手は0.849秒差でチームメイトのルイス・ハミルトン。ハミルトンもソフトタイヤでのタイムであり、メルセデスは大幅なアップグレードは持ち込んでいないものの、前戦から大きくパフォーマンスを改善させているようだ。

    3番手タイムは0.950秒差でスーパーソフトでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が記録。4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。

    そして、6番手タイムは新型ノーズを含めた大幅アップデートを投入したマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。ストフェル・バンドーンも9番手タイムを記録しており、アップデートは効果を発揮しているようだ。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが10番手タイム、ブレンドン・ハートレーが18番手タイムでセッションを終えた。

    F1スペインGP フリー走行2回目は、このあと22時(現地時間15時)から行われる。

    2018年 第5戦 F1スペインGP フリー走行1回目

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム GAP 周回
    1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分18秒148   32
    2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分18秒997 0.849 32
    3 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分19秒098 0.950 24
    4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分19秒189 1.039 26
    5 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分19秒499 1.351 19
    6 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 1分19秒858 1.710 26
    7 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1分19秒871 1.723 11
    8 8 ロマン・グロージャン ハース 1分19秒906 1.758 24
    9 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1分20秒083 1.935 28
    10 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1分20秒508 2.360 29
    11 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分20秒637 2.489 28
    12 16 シャルル・ルクレール ザウバー 1分20秒665 2.517 23
    13 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分20秒924 2.776 36
    14 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分20秒984 2.836 18
    15 55 カルロス・サインツ ルノー 1分21秒053 2.905 28
    16 31 エステバン・オコン フォース・インディア 1分21秒144 2.996 27
    17 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分21秒159 3.011 26
    18 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 1分21秒373 3.225 28
    19 40 ロバート・クビサ ウィリアムズ 1分21秒510 3.362 24
    20 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分21秒756 4.608 15
  • セバスチャン・ベッテル、フェラーリの“ヘイローミラー”の効果を軽視

    セバスチャン・ベッテル、フェラーリの“ヘイローミラー”の効果を軽視

    セバスチャン・ベッテルは、今週末のF1スペインGPにフェラーリが投入した革新的な“ヘイローミラー”の効果をそこまで重要には考えていないようだ。

    コンストラクターズ選手権を首位でヨーロッパラウンドの開幕戦を迎え、今年メルセデスを上回る“最速マシン”と目されるフェラーリは、ヘイローにバックミラーとウイングを装着した新たな空力パッケージをバルセロナに持ち込んでいる。

    「僕たちはいくつか新しいものを持ち込んでいるし、いくつかは少し隠れているけど、他はかなり目立っているよね」とセバスチャン・ベッテルはヘイローに装着されたウイングとミラーに言及。

    ヘイローミラーについては「クルマのパフォーマンスには影響しないと思う」とコメント。

    「見た目は良くなっていると思う。ヘイローはそれほどでもないけどね。でも、ミラーのポジションはいい感じだ。視界が良くなることの方が重要だ」

    「クルマがどんな風に見えるかは重要ではない。速ければそれでいい」

    関連:フェラーリ、ヘイロー搭載型バックミラーを投入

  • フェラーリ、ヘイロー搭載型バックミラーを投入

    フェラーリ、ヘイロー搭載型バックミラーを投入

    フェラーリは、F1スペインGPにコックピット保護デバイスのヘイロー(Halo)にバックミラーを搭載した新しい空力パッケージを持ち込んだ。

    FIA(国際自動車連盟)は、2018年のF1世界選手権からドライバーの頭部を保護するためのデバイスであるヘイローの装着を義務化。だが、シーズン序盤には現在のリアウイングのレギュレーションによって後方を見ることが困難になっていることがドライバーから報告されていた。

    この件について問い合わせを受けた後、FIAのシングルシーター技術責任者を務めるニコラス・トンバジスは、FIAの立場を明白にし、F1チームがヘイローにミラーを装着することを許可していた。

    フェラーリは、SF71Hはバックミラーの空力をプッシュしており、SF71Hには気流がストラクチャーの内部を通過できる処理が施された“空洞ミラー”を導入。新しいアップグレードはそれをさらに進化させ、ヘイローへの設置とともに上部にフェアリングを施した新たなバックミラーを投入。

    さらにSF71Hにはフロントウイング、リアウイングの変更を含め、ボディワークに多数の新たな空力処理が施された。ノーズに途中には開口部は大きくなり、ノーズから続くモノコック構造はコックピット周辺まで延長。その先端にはノーズからの気流を逃がすための開口部が設置されている。

    フェラーリ SF71H 2018年 スペインGPフェラーリ SF71H ヘイロー バックミラー
    関連:2018年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン、衝撃的なデザインのフロントノーズを披露

    マクラーレン、衝撃的なデザインのフロントノーズを披露

    マクラーレンは、F1スペインGPに衝撃的なデザインのフロントノーズを持ち込んでいる。

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、冬季テストでのトラブルにとって新車の開発に遅れが生じたことを認めており、F1スペインGPで投入される新しい空力パッケージこそが“MCL33の真の姿”だと発言していた。

    マクラーレンは10日(木)にカタロニア・サーキットのパドックでのピットストップ練習で新型ノーズを披露。先端に突起は残るものの、開口部からノーズ全体にわたってフェアリングが施された複雑なデザインが衝撃的だ。

    マクラーレンは、このノーズと同様に他のアップグレードを金曜日に走らせて、残りの週末で新しいパッケージを使用するかを決定。さらにレース後に行われるインシーズンテストではさらに多くの実験を予定している。

    マクラーレンのドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、アップグレードについて「クルマの外側から見てはっきりと違いがわかるものがかなりたくさんある。今回のレースには全員がクルマにアップデートを持ち込むので、驚きではない」とコメント。

    「僕たちはそれがクルマにどのようなものをもたすか見てみなければならない。でも、いくつかパーツをもたらす良い機会であることは間違いない。僕たちはここだけでなく今後数戦でもいくつかパーツを投入する。

    「明日はどれが最適な構成かを見極めて、パーツについて学ばなければならないので忙しい一日になるだろう」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「ほとんどのチームと同じように、我々は金曜日にテストする新しいパーツをクルマに持ち込み、残りの週末とレースでそのどれを進めていくかを決定する計画を立てている」とコメント。

    「物流的な理由でバルセロナはそれらを実装する最も論理的なタイミングではあるが、我々が最終レースまで常にそうしているように、シーズンの長期計画の一部だ」

    「我々はグランプリ毎に段階的に進んでいるし、我々のパッケージがと直面している課題に取り組んでいけることを期待している」

    マクラーレン MCL33 新型ノーズ
    関連:2018年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • フェルナンド・アロンソ 「WECでの勝利はF1での勝利欲に影響しない」

    フェルナンド・アロンソ 「WECでの勝利はF1での勝利欲に影響しない」

    マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、先週末WECのデビュー戦となったスパ6時間レースでの優勝、そして、今後ル・マン24時間レースで優勝できたとしても、F1でもう一度表彰台の頂点に立ちたいという自身の要求にはまったく影響することはないと主張する。

    今年フェルナンド・アロンソは、マクラーレンとトヨタのマシンを乗り換えながら多忙なスケジュールをこなしている。

    フェルナンド・アロンソは、トヨタでのWECデビュー戦となったスパ6時間レースで優勝。アロンソにとってフェラーリ時代の2013年のF1スペインGP以来となる4年11か月23日ぶりの勝利となった。

    フェルナンド・アロンソは、世界3大レースでの“3冠”をキャリアの目標に掲げており、今年の大きな目標は6月16日(土)・17日(日)に開催されるル・マン24時間レースとなる。

    だが、そのような活動は、フェルナンド・アロンソンのF1での将来について多くの推測を呼んでいる。アロンソはマクラーレンと2018年の1年契約しか結んでおらず、F1で結果を出せていないことからF1引退も囁かれ始めている。

    しかし、フェルナンド・アロンソは、他のシリーズでレースに参戦することはF1で再び勝ちたいという欲求に影響を与えることはないと語る。

    F1スペインGPの木曜記者会見に主席したフェルナンド・アロンソは「関係はない。2つの選手権のリザルトは影響しない」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「僕は同時に2つの選手権を戦っている。マクラーレンの進歩や将来的な方向性には満足している。ここにいることに満足しているし、耐久レースに挑戦できていることにも満足している」

    今週、母国グランプリであるF1スペインGPに臨むフェルナンド・アロンソだが「先週の勝利によって僕に何かしらの変化が起きることはない」とコメント。

    「どちらも2つの異なるシリーズだし、2つの異なる世界だ。僕は何も変わらない。勝利に近いマシンさえあれば、いつだってそれを追求していく」

    F1で最も完成されたドライバーとして評価されているフェルナンド・アロンソだが、F1での通算32勝という記録は2013年から変わっていない。さらに2015年にマクラーレンに復帰してからは5位より上位でフィニッシュしたことがない。

    しかし、フェルナンド・アロンソは、再びマクラーレンを先頭に返り咲かせるという目標にモチベーションを高めていると主張する。

    「僕は競争的な人間だし、レースが大好きで、勝つのが大好きだ。ずっとモチベーションを保っている」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「ここでは(フェラーリで)2013年に勝っている。タイヤのデグラデーションが酷かったし、余計なストップを強いられた上に最速ではないマシンでレースに勝った。ポールポジションのニコ(ロズベルグ)とは0.6秒差をつけられていた。あの時はチームの判断が素晴らしかった」

    「2014年は難しいシーズンだったし、過去3年の苦労はご存じの通りだ。プロジェクト全体が難しいものだったけど、僕らは翌年に望みをつなごうと頑張っていた。ここでも同じだ。結果に関して言えば、スタートとしては悪くなかったはずだ。多くのポイントを獲得することができた」

    「過去5年間、ここではいいレースをしてきた。5年前に勝った時よりもいいレースだった。たとえ勝てなかったとしてもね」

    「バクーのレースも、あれほどのレースはもうできないだろうと思うほどだった。結果は7位でしかなかったけどね。外からはわかりにくいと思うけど、100%のパフォーマンスを発揮できたときはとても誇らしく思うし、モチベーションも高まる」

    マクラーレンは、F1スペインGPに“Bスペック”レベルの大幅アップグレードを投入。木曜日のピットストップ練習時に披露された複雑な設計のフロントノーズはパドックに衝撃を与えている。

    関連:2018年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ:2018年 F1スペインGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:2018年 F1スペインGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、そして、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPにむけての意気込みを語った。

    ウインターテストの開催地でもあり、F1関係者にとっては馴染み深いカタロニア・サーキットで、ヨーロッパラウンドの幕が開く。テストで走り込んだ場所とはいえ、レースでは何が起こるか分からない。コンディションの変化も相まって、サプライズが起きる可能性もあるレースとなる。

    ピエール・ガスリー
    「バルセロナはF1に昇格する前からテストで頻繁に利用してきたので、今までに地球数周分は走っています。また、ユーロカップフォーミュラでチャンピオンを獲得し、2015年のテストで初めてF1マシンに乗ったサーキットでもあるので、いい思い出がある場所です。そして、ウインターテストでいい走りができていたので、今週末の決勝ではポイント獲得も可能だと思います。カタルニアでいい走りができればどのサーキットでもできると言われますが、カタルニア固有の特徴も多くあります。決勝でのオーバーテイクは難しいと思うので、予選が重要です。F1の予選は、1回のセッションでわずか2周ほどしかアタックすることができず、簡単ではありません。しかも、トラフィックなどで前を阻まれるとアタックのチャンスは1周のみになることもあり、そこで決めるしかありません。ただ、それが面白いところでもあると思っています。フランスから家族や友達が応援に来てくれる予定です。それによるプレッシャーは特に感じませんし走行後にはリラックスした時間を過ごせるでしょう。このような形で仲間からのサポートを得られるのが、ヨーロッパラウンドのいいところです」

    ブレンドン・ハートレー
    「バルセロナは全てのF1ドライバーにとって最も馴染みがあるサーキットなので、ライバルを出し抜くのは簡単ではありません。ただ、それもここでのチャレンジのひとつです。このサーキットは、テストはもちろん、多くのチームのシミュレーターでも使われているのですが、それはここが全ての要素を備えているからだと思います。走っていて楽しいですが、特に長い右コーナーは首に負担がかかり、身体的にもタフなサーキットです。オーバーテイクは簡単ではないので、予選がとても重要です。タイヤの性能を引き出せていなかった去年と比べると、今年の予選でのパフォーマンスには満足しています。マシンとタイヤに対する理解が日に日に増しているので、自信を持って予選に臨めます。燃料が減りタイヤが温まってマシンの性能を出し切ることができる予選は、週末の中でも楽しい時間です。F1マシンが真価を発揮する瞬間と言えるでしょう。トラクションが必要な最終セクターのためにリアタイヤを温存する必要があり、タイヤマネジメントがとても重要です。高速コーナーが続くコース序盤でリアタイヤを消耗しやすく、それが予選でのポイントになるでしょう」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「第5戦が行われるカタルニアサーキットは、2月にオフシーズンテストを行ったトラックで、その際は低温や雨、想定外の雪に見舞われました。一方で、今週末は比較的温かく、当時とは大きくコンディションが異なりますが、ウインターテストのデータとここ4戦で得たデータを活かし、セットアップを進めます。トラックレイアウトは高速コーナー、低速コーナー、それに比較的長いストレートの組み合わせで、バラエティーに富んでいます。先日のバクーではストレートでのスピード不足に苦戦しましたが、その後の分析によりエネルギーマネジメントの運用が大きく影響したことが分かっており、その経験をここスペインで活かすことができると考えています。オーバーテイクが難しいサーキットですので、予選でのパフォーマンスが重要となります。ベストな結果を得られるよう、チームと準備を進めます」

    関連:2018年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン:2018年 F1スペインGP プレビュー

    マクラーレン:2018年 F1スペインGP プレビュー

    マクラーレンのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーン、そして、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、2018年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPにむけての意気込みを語った。

    開幕4戦を終えて、マクラーレンは36ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権4位、全戦でポイントを獲得しているフェルナンド・アロンソがドライバーズ選手権で6位につけている。F1スペインGPでは“Bスペック”レベルの大幅なアップグレード投入を予定している。

    フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)
    「ヨーロッパ、スペイン、それに自宅に戻るれるのは素晴らしいことだ! 母国のファンの前でレースをする感覚に勝るものはない。出身国でレースができることは本当に幸運なことだ。全てのドライバーがその機会を得られるわけではない。毎年、スペインのファンからのサポートはますます大きくなっている。スペインGPは夏休みまでの忙しい数カ月間のスタートだ。マクラーレンにとっても、他のレースへの参戦がある僕にとってね。そのチャレンジのための準備は十分にできているし、今後数戦が僕たちにどのようなものをもたらしてくれるか本当ン興奮している。僕たちがいくつかの開発を進めているのはわかっているけど、一晩でグリッドの先頭に押し出してくれる魔法の弾丸などないこともわかっている。ファクトリーでは多くの作業が実施されているし、まだやらなければならない仕事はたくさんある。バルセロナは新しいものを評価し、自分たちがどの位置にいるかを確認し、シーズンを通して僕たちが進めるべきクルマの開発の方向性を判断するチャンスだ。いつものように、特にバクーでバトルを戦い抜いた後なので、母国のファンの前で今週末再びトラックでハードにプッシュするのを楽しみにしている」

    ストフェル・バンドーン (マクラーレン)
    「いつもヨーロッパのレースに向かうことには非常に嬉しい親しみを感じる。バルセロナは特にね。僕たち全員が熟知しているトラックだし、多くの時間を過ごしてきた場所だ。実際、プレシーズンテストであの場所にいたことをずっと前のこととは感じられない! ありがたいことに、今回は天候はもう少し当てにできるはずだ。多くのテストをしているし、僕たちはサーキットについて多くのデータを持ってるけど、プレシーズンテストでは天候と僕たちが抱えていた問題によってそれほど代表的な走行はできなかった。でも、バクー以来、僕はファクトリーでシミュレーターでの時間を過ごしてきたし、トラックに情報を移行して、金曜日からできる限りパッケージを理解することが鍵に握るだろう。そのパッケージはいくつか新しいコンポーネントが含まれるし、金曜日はそれについて学び、評価するために懸命に作業していくことになる。評価しなければならないことはたくさんあるし、他チームも同じことを計画しているはずだ。だから、多くのポイントを獲得するためには、いつものようにハードにレースを戦い、信頼性を確保し、戦略うを最適化する必要がある」

    エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)
    「チーム全体がバルセロナに戻ることを楽しみにしている。素晴らしいサーキットだ。カレンダーのなかでも最高水準のサーキットのひとつだ。ヨーロッパでレースを再開するときはいつもシーズンの第2章が幕を開けるような気分になる。また、今回は愛されているブランドセンターが復活されることになるし、パドックには全てのチームのホスピタリティユニットが揃うので、本当に“新学期”のような感覚を覚える。我々にとっては、フェルナンドのホームレースであり、我々が受けるサポートは素晴らしいという言葉では言い表せない。ファンはいつも別次元の熱狂をもたらしてくれる。ほとんどのチームと同じように、我々は金曜日にテストする新しいパーツをクルマに持ち込み、残りの週末とレースでそのどれを進めていくかを決定する計画を立てている。物流的な理由でバルセロナはそれらを実装する最も論理的なタイミングではあるが、我々が最終レースまで常にそうしているように、シーズンの長期計画の一部だ。我々はグランプリ毎に段階的に進んでいるし、我々のパッケージがと直面している課題に取り組んでいけることを期待している。我々全員がフェルナンドのホームの観客の前で両方のクルマがポジティブな週末を送れることを目指している」

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  • マクラーレン:スペインGPで投入のBスペックはノーズデザインを一新?

    マクラーレン:スペインGPで投入のBスペックはノーズデザインを一新?

    マクラーレンがF1スペインGPで投入する“Bスペック”カーではノーズデザインが一新されると Auto Motor und Sport が報じている。

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、冬季テストでのトラブルにとって新車の開発に遅れが生じたことを認めており、F1スペインGPで投入される新しい空力パッケージこそが“MCL33の真の姿”だと発言している。

    Auto Motor und Sport の記者であるマイケル・シュミットは、マクラーレンはF1スペインGPで完全に新しいウイング、バージボード、フロア、サイドポッドを投入するとし、「最も注目すべきは新しいノーズだ」と伝えている。

    「クラッシュテストは4月11日に合格している」

    「噂ではデザインはかなり壮大なものになるようだ。マクラーレンは突起ノーズに別れを告げる可能性が高い。フォース・インディアやメルセデスに似たことをやってくるかもしれない」

    また、マクラーレンの情報源は「冬の間に2つのワーキンググループが存在した」と証言。

    「1つはルノーのエンジンための基本的なテストカーを担い、もう1つは実際の空力コンセプトに取り組んでいた。それは新しいノーズの準備が整うまで延期された」

    「ノーズとフロントウイングは、クルマのさらに後方で何が起こるかを決定づける」

    だが、マクラーレンは“Bスペック”カーにあまり高い期待を抱いていないようだ。

    我々が最終レースまで常にそうしているように、シーズンの長期計画の一部だ」とエリック・ブーリエはコメント。

    また、フェルナンド・アロンソは「僕たちがいくつかの開発を進めているのはわかっているけど、一晩でグリッドの先頭に押し出してくれる魔法の弾丸などないこともわかっている。ファクトリーでは多くの作業が実施されているし、まだやらなければならない仕事はたくさんある」と語っている。