カテゴリー: 佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、プラクティス初日は10番手 (インディカー第2戦)

    佐藤琢磨、プラクティス初日は10番手 (インディカー第2戦)

    佐藤琢磨は、インディカー第2戦アラバマのプラクティス初日に32周を走行し、120.032mphで10番手タイムを記録した。

    佐藤琢磨
    「今日は簡単一日ではありませんでした。(3月中旬の)僕たちはインディカー・オープンテストの後、バランスにそれほど満足していなかったので、クルマに取り組んできました。クルマはそれなりにスピードはありませうが、バランス面はまだまだでした」

    「今日はいくつかのことを試して、良いデータを得ることができましたが、状況をまとめるために懸命に作業しなければなりません。それにコンディションもそれを難しくしました。トラックには濡れている部分があったので、最適なレースラインでそれらに頭を巡らせなければなりませんでしたし、ちょっと矛盾していました。でも、それは全員にとって同じことです。コンディションが暖かなってグリップが少なくなったので、それに適応しなければなりませんし、明日はもっと良いバランスを見つけられることを願っています」

  • 佐藤琢磨 「手ごたえを感じた開幕戦でした」

    佐藤琢磨 「手ごたえを感じた開幕戦でした」

    佐藤琢磨が、8位で終えた2013年インディカー開幕戦セントピーターズバーグを振り返った。

    IZODインディカー・シリーズの開幕戦セントピーターズバーグにおいて、佐藤琢磨は予選でフロントロウを獲得し、決勝でも上位争いを演じた。

    最終的な成績は残念な8位に終わったが、それでもシーズン序盤にポイントを手に入れられたのは素晴らしいことだ。

    また、インディカー・シリーズに参戦して4シーズン目を迎えた佐藤琢磨は、今季よりAJフォイト・レーシングのダラーラ・ホンダを駆ることになったが、彼らとともにレースを戦うのも今回が初めてだった。シーズン前のテストで抜群の成績を残した佐藤琢磨とチームは良好な関係を築きつつある。

    「開幕戦に挑むときはいつでもワクワクするものですが、新しいチームと新たな挑戦をスタートする今年は、特にエキサイティングな気分を味わっていました」と佐藤琢磨は振り返る。

    「開幕前に行ったテストはたったの3日間でしたが、準備は整っており、僕たちは勢いにのっていました。チームの誰もがやる気満々で、マシンへの改良も行いました」

    「セブリングのテストでは強い手応えを感じました。僕たちはトップタイムをマークしましたが、それ自体はさほど重要ではありません。大切なのは、これが僕たちにとって最初のテストで、メカニックたちのチームワークを考えても素晴らしいことでした。とにかく皆が笑顔を浮かべていました」

    「その後、僕たちはコースのタイプがまったく異なるバーバー・モータースポーツ・パークでテストを行ないました。ハイスピードで、流れるようなレイアウトのこのコースでは、パフォーマンスを向上させる手がかりをいくつか見つけ出しました。チームは素晴らしい働き振りで、誰もがハードワークをこなしてくれました。僕たちはセントピーターズバーグに向かう前から好調だったのです」

    金曜日と土曜日に行われたプラクティスでチームはマシンのさらなる改良に成功し、3回目のセッションで佐藤琢磨はファステストラップをマークした。

    「最初のセッションは思い通りにいきませんでした。あまり満足のできないシャシー・バランスでしたが、問題点を突き詰めるのはそれほど難しくなく、それらはすぐに解決されました」

    「今回、ファイアストーンは仕様を変更したコンパウンドと構造を持ち込んできました。それらとのマッチングは素早く終えられたので、僕たちは力強い走りを見せることができました」

    「これらの結果から、僕たちはとても自信を持っていたし、落ち着いていられました。それでも、予選を迎えるときはいつも未知の部分が残されているものです。なぜなら、オプションのレッドタイアがどんなパフォーマンスを発揮するかは、実際に走らせてみるまでわからないからです。したがってチームは、プラクティスで得られたデータをもとに、推測で予選用セッティングを決めることになります」

    予選が始まると、このセッティングが良好だったことが明らかになる。最初に行われたグループごとの予選で佐藤琢磨はウィル・パワーに続く2番手。12台が臨む第2ラウンドでも佐藤琢磨はパワーに続く2番手で、ポールポジションを決めるファイアーストン・ファスト6でも琢磨を破ったのはパワーひとりだけだった。

    「本当にうまくいきました。チームのことを誇りに思うと同時に、とても頼もしく感じました。彼らは最高の準備をしてくれたのです。ポールを狙っていて、それが手に入らなければガッカリするのは当然ですが、これがこのチームでの初戦だったから、本当に素晴らしい働き振りだったと思います」

    「僕たちのマシンはレースでも安定して速いと予想されました。もちろん、楽観視しすぎるのは問題ですが、“いい仕事ができる”という自信はレース前のウォームアップに臨んでも変わりありませんでした。今回、僕たちはオプションタイアをウォームアップで試しませんでした。今年のセントピーターズバーグはレースの周回数が10ラップ増えたため、3ストップ作戦となることがほぼ確実と思われていました。つまり、決勝中に4セットのタイアを使うことになります。また、レッドタイアは決勝でも好パフォーマンスを発揮すると予想されましたが、予選以降に使えるレッドタイアは2セットまでと制限されているので、ウォームアップではこれらを使わずに温存することにしたのです」

    トップ10グリッドのドライバーはそのほとんどが新品のレッドタイアを装着してスタートに臨んだが、佐藤琢磨は予選で使用した中古のレッドタイアを履いてグリッドについた。

    「これでうまくいくと考えていましたが、実際は逆でした。スタートではプッシュ・トゥ・パスなどを使って全力を振り絞ったものの、ウィルを攻略できませんでした。その代わり、たくさんのシボレー勢に追いつかれました。僕はバランスが完璧とは言いがたいマシンで、なんとかそれを防がなければいけませんでした。やがてウィルには引き離され、背後には多くのドライバーが迫っていました。僕は、彼らの履くニュータイアに大きなデグラレーションが起きることを期待しましたが、それは実際には起きませんでした」

    「チーム・ペンスキーはレッドタイアを見事に使いこなしていました。ウィルは前方に逃げ、直後にはエリオ・カストロネヴェスがつけています。しばらくするとペンスキーの1-2となり、僕は3番手に後退しました。その後、この日最初のコーションとなります。そのリスタートでは、今度もプッシュ・トゥ・パスを使いましたが、どうにもできませんでした」

    「エリオとウィルはサイド・バイ・サイドになってターン1とターン2をクリアしていきます。2台はいまにも絡んでしまいそうなくらいの接近戦を繰り広げていました。僕はふたりの直後につけていましたが、エリオが首位に立ったとき、ウィルのコーナーからの立ち上がりが遅れた影響で、僕はフロントウィングを彼のマシンと接触させてしまいました」

    この段階では、ウィングにダメージが及んでいたかどうかは、はっきりとしていなかった。

    「とりあえずドライブはできましたが、ペースはよくありません。僕はタイアかフロントウィングのどちらかがよくないのだろうと思っていました。ただし、スポッターにも状況は把握できなかったので、そのまま走り続けましたが、やがてジェイムス・ヒンチクリフらに追い越されてしまいます。本当に苦しい状況でした」

    「2回目のピットストップではタイアを交換し、ウィング調整を行いましたがバランスは相変わらずよくありません。3回目のストップではタイアとウィングを交換しました。これでバランスはずっとよくなりました」

    ここから佐藤琢磨は猛反撃を開始。最終周にはジャスティン・ウィルソンをパスして8位でチェッカードフラッグを受けた。しかも、5位のスコット・ディクソン、6位のシモーナ・デ・シルヴェストロ、7位のEJヴィソらとの差はコンマ5秒を切っていた。

    「最後のストップでは15番手までポジションを落としましたが、残り25周になってから僕は反撃に出て、ライバルたちを追い越していきました」と佐藤琢磨。「最後はジャスティンでした。いつも同じように、今回も楽しいバトルがたくさんあり、最終的にはコース上で順位を上げることができたので、最後は少しだけほっとすることができました。最後の周は本当にチャレンジングでしたよ!」

    次のレースは、緑の丘に優雅な曲線を描くアラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークで4月7日に開催される。ただし、その前にテキサス・モーター・スピードウェイでオーバルのテストを行なう予定だ。

    「開幕戦はとてもエキサイティングで、そして多くの収穫がありました。フロントロウからスタートしたのですから、8位という結果では完璧とはいえませんが、今日はいいパフォーマンスを見せられたと思うし、チームがこなしてくれたハードワークには心からお礼を言いたいですね。ピットストップを含めていくつかの課題も残したレースでしたが、今シーズンの手ごたえを感じた開幕戦でした」

    「バーバーに行くのが待ちきれませんね! いくつか改良しなければいけないところが残っていますが、本当に第2戦が楽しみで仕方ありません」

  • 佐藤琢磨、インディカー開幕戦を8位で完走

    佐藤琢磨、インディカー開幕戦を8位で完走

    佐藤琢磨は、2013年 インディカー 開幕戦 セントピーターズバーグの決勝レースを8位で完走した。

    予選で2番グリッドを獲得し、フロントローからスタートした佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、その順位を保って序盤を走っていた。

    しかし、32周目のリスタートで他車と接触してフロントウイングを破損したため、ペースダウンを余儀なくされた。

    ピットに入ってウイング交換を行うこともチームは検討したが、そうすればポジションを大きく落とすため、傷んだマシンのまま走り続けることを選択し、佐藤琢磨はアンダーステアと格闘しながらレースを戦い続けた。

    レース中盤からの佐藤琢磨は、ピットストップでのポジションダウンが重なって、一時は16番手まで順位を下げた。それでもあきらめることなく攻めの走りを続けた佐藤琢磨は、フルコースコーションを利用してフロントウイングを新しいものに交換すると、今度は一転してオーバーテイクを重ね、順位をばん回。最終ラップにジャスティン・ウィルソン(Dale Coyne Racing)をパスした佐藤琢磨は、シーズン初戦で8位完走を果たした。

    佐藤琢磨 (8位)
    「スタートから厳しい戦いになりました。2回目のリスタートで前を走るマシンと接触し、フロントウイングが壊れてしまったので、ダメージを負ったマシンでレースの大半を戦うこととなりました。フロントウイングを交換する前、私たちの順位は15番手まで落ちていました。ウイングを換えてからはペースを上げることができ、何人かライバルをパスすることもできました。レースでは多くの課題が見つかりましたが、ゴールまで戦い抜くことができました。チームのクルーたちのがんばりに感謝したいと思います」

  • 佐藤琢磨、予選2番手でフロントロー獲得 (インディカー開幕戦)

    佐藤琢磨、予選2番手でフロントロー獲得 (インディカー開幕戦)

    佐藤琢磨は、2013年 インディカー 開幕戦 セントピーターズバーグの予選で2番手となり、決勝レースをフロントローからスタートすることになった。

    今年からA.J. Foyt Racingで走る佐藤琢磨は、開幕前の2度のテストで、エンジニア、そしてクルーたちとのコミュニケーションや信頼関係を深め、セント・ピーターズバーグでの走行1日目に5番手となるラップタイムを記録。

    順調な滑り出しをみせた佐藤琢磨とチームは、走行2日目にはさらにスピードアップを達成、プラクティス3でトップタイムを記録し予選に臨んだ。

    予選では第1、第2ラウンドともに2番手タイムをマークし、順調にファイナルへと駒を進めた。そして、10分間という短い時間で、6人のドライバーたちによって競われるファイナルステージでは、佐藤琢磨は残り時間が5分に近づいたところでコースインすると、1分01秒5776というすばらしいラップタイムをマーク。この結果、佐藤はトップと0.3706秒差の2番手となり、明決勝レースでフロントローからのスタートとなった。

    佐藤琢磨 (2番手)
    「ほんの小さな差でポールポジションを逃したことはドライバーとしてはもちろん悔しいですが、今回はA.J. Foyt Racingに移籍して初めてのレースで、予選2番手という好結果を得られて、とてもハッピーです。今週末、そして冬のオフシーズンの間にチーム全体がすばらしい仕事をしてくれました。今日の予選はコースコンディションが変化し続け、マシンのバランスをそれに合わせるのが非常に難しかったですが、私たちの施したセッティング調整は正しく、3段階の予選すべてでトップ争いをすることができていました。3回のプラクティスと予選を走って、ソフトとハード、2種類あるタイヤの両方で私たちのマシンはバランスがよく、Hondaエンジンも高い性能を発揮してくれていることが確認されています。明日のレースはフロントローからスタートできますし、自身のキャリアベスト更新となる優勝を目指して全力で戦いたいと思います」

  • 佐藤琢磨、プラクティス初日は5番手 (インディカー開幕戦)

    佐藤琢磨、プラクティス初日は5番手 (インディカー開幕戦)

    佐藤琢磨は、2013年 インディカー 開幕戦 セントピーターズバーグの初日に29周を走行し、1分01秒7703(104.9mph)で5番手タイムを記録。ホンダ勢では最速タイムだった。

    佐藤琢磨
    「非常に生産的な一日でした。最初のセッションでは、クルマは望んでいたバランスから少し外れていましたが、昼休みに僕たちはうまく改善させることができ、午後にはクルマの感覚はずっと良くなりました」

    「いくつかのことをテストし、情報を得ることができたので、明日はさらに前進できることを期待しています」

  • 佐藤琢磨、インディカー開幕直前インタビュー

    佐藤琢磨、インディカー開幕直前インタビュー

    佐藤琢磨が、2013年インディカー開幕戦を控えてインタビューに答え、プレシーズンテストの仕上がりや開幕戦の目標を語った。

    開幕を目前に控え、バーバー・モータースポーツパークで行われた2日間のテストについて、自己評価を聞かせてください。
    確実に前進ができたテストでした。なかなか難しく、思い通りにいかなかった部分もありました。

    僕たちは1台体制ですから、やはり、全部のテスト項目の確認作業も自分でやらなければならず、やりたいと考えていたメニューに対し、その半分ぐらいしか今回のテストでは終わらせることができませんでした。テストになると、複数台いるチームの強みが顕著に現れます。それを感じましたね。

    マシンの仕上がり具合はどうですか?
    ロードコース用の基本的なマシン作りに関して、自分たちにはまだまだ課題があります。そう感じた2日間でした。ただ、開幕戦のセント・ピーターズバーグは、ここバーバー・モータースポーツパークとは全くタイプの異なるストリートコースなので、僕たちはセブリング(インターナショナル・レースウェイ)で行ったストリート用のテストでいい感触を得ていますから、それを武器にいいレースを戦いたいと思います。第2戦でここアラバマに戻って来るときには、気温も上がっているでしょうし、今度はレッドタイヤもあります。状況は今回とはまた変わっていると思います。

    テスト1日目から2日目に向けて、マシンセッティングを大きく変更したそうですが、目指す進歩は達成できましたか?
    テスト1日目から2日目に向けては、考えていたほどにセッティングを大きく変更できませんでした。1日目である程度の方向性が見えて、その考えに従ってマシンを作ってみたのですが、スピードアップできる余地があまりなく、バランスも思うようにまとまってきませんでした。そんな状況に対応して足回りのセッティング変更を重ね、重量配分など基本的なところの変更をいくつかやりましたが、あまり結果につながらず、少し苦労しました。そういう意味で、テスト2日目も結構厳しい一日でした。朝の気温が低く、路面も悪かったテスト1日目に比べれば、走行距離はかせぐことができましたが、テストプログラムから自分たちが考えていた通りの結果が出ず、確認作業が増えていました。

    それでもテスト終了間際、2日目の午後のプラクティスで5番手、2日間の総合で7番手にランクされるラップタイムが出せました。2日間のトップと比較すると0.6秒という差がありましたが、なにかいい発見があったのですか?
    テストの終盤の走行では、2日間かけて勉強してきたことを一つにまとめ、ニュータイヤで予選シミュレーションに近いアタックを行いました。全力でのアタックになっていましたから、それでもトップにコンマ6秒の差をつけられたということは重く受け止めています。ポジションは5番手まで上がれましたが、順位はあまり参考にできないかもしれません。タイム差が結構大きいので、これが開幕前に行うことができる最後のテストだと考えると少し不安もあります。しかし、チームはこれからデータを解析しますから、次にバーバー・モータースポーツパークに戻ってくるときに、どれだけマシンへの理解度を高められているか、それがカギになると思います。

    バーバー・モータースポーツパークは、オフシーズンの間に路面を改修し、コンディションが昨年とは大きく違っていました。そこで気になるのがタイヤの耐久性ですが、2日間のテストでどう感じましたか?
    路面だけでなく、タイヤも新しくなっています。構造もコンパウンドも昨年までとは違っています。ラップタイムの大きなゲインが、それらのタイヤ側の違いによって達成されたのか、タイヤの変更が影響をしていないのかを理解できていません。路面を削ったことでサーキット自体が速くなっていますが、走行を重ねるとラップタイムのダウンはかなり大きい。走っているとタイムがどんどん落ちていきます。バランスも、そのマシンが持っているバランス次第ではありますが、アンダーステアやオーバーステアというハンドリング傾向が、走行を重ねていくとさらに大きくなっていきます。そこにインディカーの2種類あるタイヤが影響してきます。昨年もバーバー・モータースポーツパークでのレースでは、ハードなプライマリータイヤとソフトなオプショナルタイヤの間に大きな差がありましたよね? 黒いサイドウォールを持つハードタイヤの耐久性があまりよくありませんでした。その状況は今年も変わっていないと思います。

    タイヤの耐久性からくるラップタイムの落ち込みの大きさは、今年のレースでのピットタイミングなどの作戦にまで影響しそうですか?
    そうですね。レースのある4月には気温もグッと上がりますから、その分、タイヤのゴムに対する負荷も大きくなります。路面が速くなった分、走り始めのラップタイムは上がりますが、摩耗の進み具合も大きくなると思いますから、トレッド表面がオーバーヒートをし出したら、あっという間にラップタイムは落ちるでしょう。そういう意味で、僕たちはタイヤに優しいマシン作りをしなければいけません。しかしそれをやると、速いラップタイムが出せなかったりします。セブリングで行ったテストでは『自分たちのセッティングがタイヤに優しいのかな』という印象を持ちました。最終的にいいタイムも出せました。今回のバーバーでのテストにおいては、自分たちはロングランをやることができませんでしたが、周回を重ねたタイヤでのラップタイムの落ち込みは大きかったです。最後にそこそこのタイムが出せたことはよかったと思うのですが、実際のラップタイムの差以上に自分たちに与えられた課題は大きいと感じています。

    2013年シーズン用の新Hondaエンジンはどういう印象ですか?
    昨年と比べ、エンジン全体を着実にレベルアップしてきていますね。ドライバビリティも上がっているので感触はすごくいいです。プッシュ・トゥ・パスを使ってハイブーストになったときのパフォーマンスもいいですから、セント・ピーターズバーグの開幕戦でライバルたちとレースをするのが楽しみです。今年さらに重要な要素になる耐久性に関しても、今回のテストでも自分たちのエンジンには一切問題は出ていませんし、ほかのHondaチームでも問題が出たという話は聞いていません。昨年一シーズンを戦って、このオフの間にも懸命の開発を続けたことにより、耐久性を大きく向上させてくれたと感じています。また、燃費を突き詰め、パワーもさらに引き出すという最も根本的な部分においても、昨年より大きくパフォーマンスが上がっていると感じています。

    2回テストをやって、トータル3日間の走行を終えましたが、A.J. Foyt Racingというチームと一緒に仕事をすることにはずいぶんと慣れましたか?
    それはもう全く問題ない状態になっています。メカニックたちはすごくよくしてくれていますし、シーズンを一緒に戦うことをとても楽しみにしてくれています。こちらとしても毎回走るのが楽しいし、気持ちがいいんです。エンジニアのドン・ハリデイともいい関係を築けてきています。今回のテストでは、走行2日目の午後になにをやってもうまくいかないときがありました。そこではチームの皆にフラストレーションがたまっていたと思うのですが、自分たちは正しく対処ができたと思います。あのような状況では、いかに冷静に、正しい軌道に戻せるかが大事だと思います。僕たちは一度基本に戻って確認をし、その結果、ニュータイヤに替えて走ったときにいいラップタイムが出せました。昨年も見えていたA.J. Foyt Racingの安定感が今年も存在している。そう感じることができました。マシンからさらなるスピードをいかにして引き出すかが一つの課題ですが、エンジニアとはとてもいい感じで仕事ができていますし、ラリー・フォイトはすごく細かくチームを見てくれているので、シーズンが進む中で、さらにA.J. Foyt Racingはよくなっていくと期待しています。

    走行2日目の終盤、1セットのタイヤを長く使い続けて、最終的にマシンのセッティングを向上させられたというのは、ベテランエンジニアの力が出たところだったのですか?
    はい、そうだと思います。もちろん、酷使をするとタイヤがどう変化するのかを見たかったという事情もありました。もっと早くコンディションのいいタイヤを投入したいと感じていましたが、1つの比較テストを完了させるためにも同じタイヤで走り続ける必要もありました。ただ、あのときはラップタイムが悪く、マシンのバランスも悪く、ドライバーの自分としても機嫌が悪くなってくる……と、とても難しい状況でした。

    あのときの我慢が、結果的に最後に出る速いラップタイムにつながったということですね?
    そうです。マシンやタイヤに対する理解度をかなり深めることができたと思います。

    ピットストップなど、シーズン開幕に向けたチームの準備はどうですか?
    今回の2日間のテスト中にもピットストップの練習を繰り返しました。しかし、計画していただけの量の練習ができませんでした。燃料を入れるパートの練習を今回はやっていて、前回のセブリングでのテストではタイヤ交換の練習をかなり行いました。それでもまだ練習が少ないと思いますが、豊富な経験を持つチームですし、僕自身もインディカーは4年目ですから、お互いに余裕を持ち、確実な状態で開幕戦を迎えることができると思います。

    開幕戦の予選、決勝の目標を教えてください。
    昨年のセント・ピーターズバーグでの開幕戦は、予選をマシンに不具合を持ったままの状態で迎えたため、あまりいい戦い方ができませんでした。しかし、決勝ではいい走りができました。だから、サーキットに対する僕自身の持つ好感度というのは高いです。そして、今年のレースに対する期待度も高いです。A.J. Foyt Racingは、昨年のセント・ピーターズバーグで力強いレースを戦っていましたから、お互いに1シーズンを経てさらに進化をしているところを見せたいですね。ほかの出場チームのレベルアップも大きく、今シーズンの勢力図がどうなっていくのかもまだ分かっていませんが、自分たちとしては予選でも決勝でもベストのリザルトを手に入れたいと考えています。

  • 佐藤琢磨 Q&A:2013年インディカー開幕戦にむけて

    佐藤琢磨 Q&A:2013年インディカー開幕戦にむけて

    佐藤琢磨が、2013年のインディカー開幕戦にむけての意気込みを語った。

    IZOD インディカー・シリーズの開幕戦はセントピーターズバーグで開催されます。
    シーズンの開幕戦としてホンダ・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグが行われるのは素晴らしいことです。明るい太陽、暖かい気候、そして素晴らしい雰囲気はパーフェクトと言えます。

    ストリート・サーキットなので、テクニカルな低速部分と高速セクションがミックスされていることに加え、非常に広い滑走路でもあるので、トラックはかなり独特です。ファンは熱狂的ですし、全員がシーズン初レースに興奮しています。トラック施設も素晴らしいので、非常に特別なイベントです。

    開幕戦への準備はいかがですか?
    頑張れることを願うだけです! なんてね。 前回のレースからしばらく経っているので開幕戦はかなり体力がいりますが、冬のトレーニングプログラムと2度のプレシーズンテストを経験しているので、準備に役立っています。

    セントピーターズバーグでうまく走るための鍵は?
    スタートやリスタートでのターン1へ進入はかなり慎重にいかなければなりません。非常に広い滑走路から狭いストリート・コースにクルマが集団で加わってコーナーにアプローチするので、接触の可能性が高いです。それに滑走路には広い白線がペイントされているので、アスファルトと比較してかなり滑りやすく、ブレーリングやハンドリングがかなりトリッキーです。なので、うまくコントロールする必要がありますし、他のドライバーにもさらに注意しなければなりません。オーバーテイクのチャンスがあるトラックなので、落ち着きを保ちながらうまく走っていればチャンスはあります。

    新しいチーフエンジニアのドン・ハリデーとの仕事はいかがですか?
    ドンの人間として、そしてクルマを速く、もっと良くしようというアプローチはとても好きです。僕たちは冬季テストでうまく働いてきたので、励みになっています。レース週末に彼と仕事をするのを楽しみしています。

    AJ.フォイトはいかがですか?
    A.J.にはいつも驚かされます。プレシーズン中に彼と過ごした時間は楽しかったですし、笑いが絶えなかったです。でも、これから僕たちはレースをしにいきます。彼はスピードが大好きですし、一番になることがダウ式です。新しいチャレンジにむけて、僕たちにとって非常にエキサイティングな時間になると思うます。A.J.とレースをするのが待ちきれないです。一緒に新しいサプライズを与えられるかもしれないですね!

    セントピーターズバーグはいかがですか?
    素晴らしい人々、素晴らしい食べ物、多くの楽しみがあります。雰囲気も大好きです。

    “With You Japan”キャンペーンについてお話ください。
    進行中ですし、今年もサポートを続けられることを願っています。まだ30万人以上の人々が仮設住宅で生活しています。多くの面で完全に復興するにはまだ非常に長い道のりです。

    2013年のIZODインディカー・シリーズ開幕戦ホンダ・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグは、3月24日(日)に開催される。

  • 佐藤琢磨 「開幕戦では高い戦闘力を発揮できると思います」

    佐藤琢磨 「開幕戦では高い戦闘力を発揮できると思います」

    佐藤琢磨が、2週間後に迫った開幕戦前に行われた最後テストを終え、2013年のインディカー開幕にむけての意気込みを語った。

    今シーズンはチームを移籍してフルシーズンを戦う佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、2日目の走行終了間際、午後のプラクティスセッションで5番手タイムとなる1分07秒7534を記録し、2日間の総合では7番手に食い込んだ。テスト終了が迫る中、予選のようなアタックを敢行し、ミスのないドライビングで自己ベストを大幅に更新した。

    走行初日はベストが1分8秒台で、順位も19番手と芳しくなかったが、2日目にマシンセッティングを一気によくすることに成功し、開幕に向けて勢いを手に入れた。

    「走行初日には多くの周回をこなせず、いいラップタイムが出せませんでした」と佐藤琢磨はコメント。

    「走行2日目もすぐにスピードアップできず、イライラすることもありました。しかし、クルーたちはすばらしい仕事を続けてくれましたし、エンジニアたちと私は我慢強く状況把握に努め、やるべきことを見つけ出しました。その結果、最後に大きくラップタイムを短縮し、午後のセッションの5番手につけることができました」

    「ただ、まだトップとの間には0.6秒ほどの大きな差があり、それを重く感じています。今回のテストで試そうと計画していた項目のすべてを行うことはできませんでしたが、開幕戦のセント・ピーターズバーグに向け、前回のセブリングで行ったストリートレース用のテストで好感触を得ていますから、高い戦闘力を発揮できると思います」

    「そして、第2戦を戦うために、このアラバマのコースにもう一度戻ってくるまでに、テストで得た貴重なデータを分析し、マシンに対する理解度をより一層高めたいです。そうすれば、期待するパフォーマンスを発揮できると思います」

    2013年のIZODインディカー・シリーズ開幕戦ホンダ・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグは、3月24日(日)に開催される。

  • 佐藤琢磨、バーバー・オープンテストで7番手タイムを記録

    佐藤琢磨、バーバー・オープンテストで7番手タイムを記録

    佐藤琢磨は、バーバー・モータースポーツ・パークで行われたIZODインディカー・シリーズのオープンテストを好調のうちに終えた。

    No.14 ABCサプライ・ホンダに乗る佐藤琢磨は、セッションの最後に122.208mph(約195.5km/h)をマーク。このタイムは2日目の午後の記録としては5番目に相当する。

    2日間にわたって行われたテストの総合結果では、シボレー・エンジン搭載のマシンに乗るトニー・カナーンとライアン・ハンター-レイが佐藤琢磨を上回るタイムを記録したため、佐藤琢磨は7番手となった。

    2013年のIZODインディカー・シリーズ開幕戦ホンダ・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグは、3月24日(日)に開催される。

    佐藤琢磨
    「やらなければならない仕事がまだたくさん残っていますが、今日は順調に進歩できたので、実りある1日だったと思います。ある段階では、いろいろ試したのに期待したような結果が得られないこともあり、そのときは少し苦しみました。けれども、僕たちはとても重要なデータを収集し、それらをまとめあげてパフォーマンスを向上できたので、良かったと思います。この後、ファクトリーに戻ってすべてのデータを分析し、より速くなることを期待しています。全般的にはいい内容のテストで、チームの全員がいい仕事をしてくれたと思います」

    ラリー・フォイト (チーム監督)
    「いいラップタイムを記録し、タイムチャートでトップグループの仲間入りができたのは素晴らしいことです。ただし、今季のインディカー・シリーズはかつてないほどの激戦となっています。琢磨は素晴らしい働きをし、たくさんのデータを集めてくれました。これはセントピーターに向けた準備を進めるうえで大いに役立ってくれるはずです。いまはシーズンが始まるのが待ちきれない思いでいます」

    佐藤琢磨 Takuma Sato

  • 佐藤琢磨、スーパーフォーミュラRd.0で優勝

    佐藤琢磨、スーパーフォーミュラRd.0で優勝

    佐藤琢磨が、鈴鹿モータースポーツファン感謝デーでデモレースとして開催された「スーパーフォーミュラRd.0」で優勝を飾った。

    1996年にスタートしたフォーミュラ・ニッポンの名称を変更、今年から「スーパーフォーミュラ」として新たなスタートを切る。その開幕戦に先立ち、モータースポーツファン感謝デーの会場でデモレース「スーパーフォーミュラRd.0」が行われた。

    ポール・ポジションからスタートした佐藤琢磨は、一気に後続を引き離し、ファステストラップを記録するとともに、ブッチギリでトップチェッカーを受けた。

    今年AJフォイト・レーシングからインディカーに参戦する佐藤琢磨は、鈴鹿サーキットで開催されるスーパーフォーミュラ開幕戦と最終戦へのスポット参戦が予定されている。

    昨年のフォーミュラ・ニッポンのスポット参戦の際は、2008年以降経験していないスタンディングスタートに苦労した佐藤琢磨だったが、今回はスタートもばっちり。4月14日(日)に決勝を迎える開幕戦(鈴鹿2&4レース)での活躍が期待される。

    佐藤琢磨 スーパーフォーミュラ