カテゴリー: 佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、SAFE is Fastのオンライン・ドライバー・インストラクターに

    佐藤琢磨、SAFE is Fastのオンライン・ドライバー・インストラクターに

    佐藤琢磨は、SAFEisFASTにオンライン・ドライバー・インストラクターとして登場する。

    SAFEisFASTは、米国およびヨーロッパの有名ドライバーが数多く参加しているRoad Racing Driver Club (ロード・レーシング・ドライバー・クラブ)が「モータースポーツの安全と振興」を目的に運営している人気ウェブサイト。

    佐藤琢磨は、オンライン・ドライバー・インストラクターとして7月25日(木)まで質問を受け付ける。

    質問への答えは、7月26日(金)から2週間掲載される。

  • 佐藤琢磨、スーパーフォーミュラの最終3戦へのスポット参戦が決定

    佐藤琢磨、スーパーフォーミュラの最終3戦へのスポット参戦が決定

    佐藤琢磨は、スーパーフォーミュラの最終3戦へスポット参戦することを発表した。

    今年、フォーミュラ・ニッポンから改名し、新たなスタートを切ったスーパーフォーミュラ。

    佐藤琢磨は、昨年からスポット参戦しており、今年のスーパーフォーミュラ開幕戦を15位で完走していた。

    今回、新たにスポット参戦する3戦が決定。所属チームはこれまでと同じチーム無限となる。

    佐藤琢磨がスポット参戦するレースは以下。

    第6戦 スポーツランドSUGO (9月28日〜29日)
    第7戦 鈴鹿サーキット(11月9日〜10日)
    富士スプリントカップ(11月22日〜24日)

  • 佐藤琢磨 「ミッドオハイオには新鮮な気持ちで臨みたい」

    佐藤琢磨 「ミッドオハイオには新鮮な気持ちで臨みたい」

    佐藤琢磨が、ダブルヘッダーで開催されたトロントのレース週末を振り返った。

    佐藤琢磨は、レース1はメカニカル・トラブルにより、そしてレース2はレース終盤のアクシデントに巻き込まれる形で、いずれもリタイアに終わった。

    カナダの市街地コースでは、目を見張るようなスピードをこれまでに何度も見せつけてきた佐藤琢磨だが、残念ながらそれに見合った成績を収めたことはまだない。

    佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングにとっては今回も同様で、ダラーラ・ホンダを流れに乗せることはできなかった。

    「とても難しい週末でしたし、ひどく落胆しました」と佐藤琢磨。

    「トロントのコースは好きですし、街全体も気に入っています。トロントはエネルギーに溢れているほか、コースには長い歴史があるだけあってファンも熱心。本当に素晴らしいところですよ。ただし、コースはいささかトリッキーです。それもバンプが多いだけではなく、舗装が様々に変化していき、すべてのコーナーが2種類もしくは3種類の舗装で覆われているのです。今年は何ヵ所かのアペックスにコンクリートのパッチが新たに設けられましたが、これがものすごく滑ります。前輪がこのパッチに乗ればアンダーステアになり、後輪もこのパッチに乗ると4輪ともアウトに流れます。続いて前輪がグリップのいいアスファルトに乗ると今度はオーバーステアになるという具合です」

    「これまでこのコースでは、運が悪かったり、はたまた細かなトラブルが発生したりと、何かしらが起きました。けれども、僕たちのチームは市街地でも高いパフォーマンスを示してきたので、今回は大きな期待を抱いてレースウィークを迎えました」

    ところがプラクティスが始まると、早くも雲行きが怪しくなってくる。

    「それほどひどくはありませんでしたが、よくもありませんでした。今回はダブルヘッダーだったこともあり、予選を迎えるまでには90分間のセッションが1度実施されるだけでした。このため、走り出しの段階からベースライン・セットアップの仕上がりがいいことが求められます。けれども、残念ながら僕たちの持ち込んだパッケージは良好とはいえなかったので、方針を大胆に見直し、いくつかの変更を行うこととなりました」

    「ダブルヘッダーレースでは、マシンが良ければそのまま安定した成績を残せますが、そうでなかった場合には悪夢のような週末となります。けれども、僕たちは徐々に状況を改善していきました」

    事実、佐藤琢磨は最初の予選セッションでグループ内の3番手につけたうえ、ポイントリーダーであるエリオ・カストロネベスを凌ぎ、第2セグメントに進出した。だが、ここで佐藤琢磨はアクシデントを起こしてしまう。このため、11番手のタイムを記録していたにもかかわらず、赤旗の原因を作ったことを理由にベストタイムがふたつ削除され、予選は12位とされた。ただし、あるドライバーにエンジン交換に伴う10グリッドダウン・ペナルティが科せられた結果、佐藤琢磨は11番グリッドからスタートすることになる。

    「プラクティスでのクルマはあまり速くなかったので、セットアップを変更して予選に挑みました。ターン1のブレーキングポイントはものすごくバンピーです。クルマはプラクティスでもターン1でボトミングしていましたが、オルタネートのレッドタイヤでは大幅にスピードが向上することもあり、予選ではこれが一段とひどくなってしまったのです。アタックラップでは完全に底を打ち付けて、ボートに乗っているようになってしまいました。それによって僕はフロントのグリップを完全に失い、そのままバリアに接触してしまいましたが、少なくともセッティングの方向性が間違っていないことは確認できました」

    レース2ではレース1と異なる予選フォーマットが採用された。ドライバーがふたつのグループに分割されるのはレース1と同じだが、1回だけのセッションで最終的なスターティンググリッドが決まる。

    佐藤琢磨は自分のグループで8番手となったが、またも順位がひとつ繰り上げになり、14番グリッドから出走することになった。

    「いろいろな変更を行った結果、クルマは少しよくなりました。ただし、誰もが速くなっていたので、相対的にはやや遅くなっていました。基本的なスピードがまだ不足していたため、レース1に向けてさらに改良を図る必要がありました」

    レース1で予定されていたスタンディングスタートは、ジョセフ・ニューガーデンがエンジンをストールさせたことで実施が延期された。当初10番手を走っていた琢磨は、その後、大きく順位を落としてしまう。ピットストップが始まると佐藤琢磨は4番手までポジションを上げたが、間もなく、琢磨をリタイアに追い込むトラブルが発生する。

    「スタンディングスタートを本当に楽しみにしていたので、延期になったのは残念でした。決勝では、徐々にリズムを掴んでいきましたが、エグゾーストパイプが壊れたことで苦しむようになります。排ガスが、車体のカーボン製カバーを焼き焦がしてしまったのです。それによってギアボックスをコントロールするエアラインを焼き切ってしまい、ギアが2速にスタックしてしまったため、僕にはどうすることもできず、リタイアに追い込まれました」

    「まずはレースで完走して少しでも多くのポイント獲得したかったのですが、それはかないませんでした」

    レース2に向けたウォームアップ・セッションで佐藤琢磨は8番手をマーク。そして待望のスタンディング・スタートを迎えることになる。

    「レース2までに大幅なセットアップ変更を行いました。すべてのデータを見直し、異なる方向性に進むことにしました。これでクルマのパフォーマンスは向上し、スピードも上がって安定性も高まりました」

    「今度はスタンディングスタートを楽しむことができました。いつもとは異なるスタートで楽しかったですね。いくつかポジションをあげることにも成功しました」

    佐藤琢磨はスタートで実に4つも順位を上げて10番手になると、さらにシモーナ・デ・シルヴェストロやアレックス・タグリアーニをパスした。

    最初のピットストップが終わったとき、佐藤琢磨は7番手まで駒を進めていた。いっぽう、2回目のピットストップではダリオ・フランキッティの先行を許したほか、ジャスティン・ウィルソンやチャーリー・キンボールにも攻略され、10番手へと後退する。

    最後のリスタートでは9番手に浮上したが、最終ラップの1周前にターン1出口で起きたアクシデントを避けきれず、佐藤琢磨のマシンは大きなダメージを負ってしまう。

    「レース終盤までコーションは出なかったので、比較的平穏なレースだったといえます。このときは混乱もありました。通常、ラスト10周のリスタートに関しては、タイヤカスなど、コースを清掃する時間がないので、ダブルファイルではなく、1列に並んでリスタートを切ることになっています。ところが、このときはレースも残り数周だったというのに、オフィシャルは2列に整列してからリスタートすることを決めます。これが混乱を招くことになったのです」

    「スタート・フィニッシュ・ラインにやってきたときには6台ほどが横並びになり、あらゆるところをマシンが走っている状態になりました。でも、ターン1はとてもタイトなので、カオスになるのは目に見えていました。僕は慎重にコーナーに進入し、すべてコントロールできていると思いましたが、ウィル・パワーとライアン・ハンター-レイの接触が引き金となって、玉突きのような事故が起こりました。そして僕の行く手は完全にふさがれ、フルブレーキングで回避を試みましたが、残念ながら抜け出すことはできませんでした」

    佐藤琢磨は9番手を走行していながら、完走への望みが絶たれることになった。

    「セッティングを見直したおかげで、間違いなくトップ10でフィニッシュできそうな状況でした。これだったら予選でもずっといい成績が残せたことでしょう。できれば、この勢いを残る市街地コースでのレースでも発揮したいものです」

    「これからミルウォーキーに行って新作映画“ターボ”を観た後、日本とモナコで休暇を過ごします。ここまでたくさん旅してきましたが、ミッドオハイオには新鮮な気持ちで臨みたいと思います!」

  • 佐藤琢磨、クラッシュに巻き込まれリタイア (インディカー第13戦)

    佐藤琢磨、クラッシュに巻き込まれリタイア (インディカー第13戦)

    佐藤琢磨は、トロントでダブルヘッダーで開催されたインディカー第13戦を20位で終えた。

    佐藤琢磨は、14番グリッドからのスタンディングスタートで10番手までポジションを上げ、レースの大半で7番手を走行していた。

    第13戦ではライバル勢と互角に戦えるハイペースで走り続けることができており、終盤の戦いでさらに上位へと食い込んでいく勢いを見せていた。

    しかし、ゴール目前の84周目に切られたリスタートで、佐藤琢磨の目の前で数台のマシンが接触し、アウト側にポジションを取っていた彼は行き場を失い、壁にヒットしてリタイアを喫した。

    マシンがなかなか仕上がらない苦しい状況をくぐり抜け、第2レースではトップ10フィニッシュができる寸前のところだったが、残念ながらトロントでのダブルヘッダーはどちらもリタイアという結果となった。

    佐藤琢磨 (20位)
    「今日の私たちはスタートからトップ10を走り続けていました。チームとしてすばらしい仕事をしたからこそのパフォーマンスでしたが、それに見合わないリタイアという残念な結果となりました。スタンディングスタートは楽しく、ポジションを上げることもできました。今日のレースはフルコースコーションが終盤戦になるまで出されませんでしたが、私たちのマシンは昨日に比べると断然速く、トップ10フィニッシュは間違いないというポジションを走ることができていました。クルーがんばり、エンジニアが力を発揮してくれたからこそ、スピードを獲得できたのです。それでも、まだトップ争いを行っていたグループとの間にはスピード差がありました。私たちは今後もハードワークを続けなければなりません。最後のリスタートは激しいポジション争いになりました。私はアウトサイドにポジションを取ってクリーンにターン1へと進入しました。多くのマシンが前方とイン側にいました。だれかが私にヒットしてきて、さらに行き場を失い、リタイアへと追い込まれました。とても不運だったと思います」

  • 佐藤琢磨、5レースの執行猶予ペナルティ

    佐藤琢磨、5レースの執行猶予ペナルティ

    佐藤琢磨は、インディカー第11戦ポコノでのクラッシュに対し、5レースの執行猶予ペナルティを科せられた。

    佐藤琢磨は、ポコノのレース中、ピットレーンで減速しきれずライアン・ハンター・レイに追突。両者リタイアとなった。

    インディカーは、佐藤琢磨のこのクラッシュに対してペナルティを科すことを決定。

    レギュレーションの9.3.1.1「ドライバーは、他ドライバーにして過度、もしくは不注意、不必要にアグレッシブ、スポーツマンシップに欠ける行為をしてはならない」というルールに抵触するとして、佐藤琢磨に5レースの執行猶予ペナルティを科した。

    これにより、佐藤琢磨は、9月のボルチモアまでの間に状況が改善されていないと判断された場合、インディカーの自由裁量により、ペナルティが科せられる。

  • 佐藤琢磨、エキゾーストトラブルでリタイア (インディカー 第12戦)

    佐藤琢磨、エキゾーストトラブルでリタイア (インディカー 第12戦)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーで開催されるトロントでのシリーズ第12戦をエキゾーストのトラブルでリタイアで終えた。

    佐藤琢磨は、11番グリッドからハードタイヤでスタートし、スタートでいくつかポジションを落としたが、徐々にペースを上げていく戦いをみせた。

    しかし、スタートから6周を走った時点で、佐藤琢磨のマシンは白煙を上げ始めていた。

    周回を重ねていくと佐藤琢磨のマシンはストレートでスピードが伸びなくなり、ギアチェンジも難しくなった。原因はエキゾーストパイプの破損で、佐藤琢磨は残念ながら32周を終えた時点でピットでマシンを降りた。

    佐藤琢磨 (24位)
    「エキゾーストのトラブルでリタイアとなりました。排気管が割れ、そこから漏れ出した熱い空気がアンダートレイやギアボックスへとつながるパイプを溶かしてしまったため、ギアを操作することができなくなってしまったのです。今朝走った第2レース用の予選から、マシンのセッティングをさらに変更してスタートに臨みました。まだマシンは万全にはなっていませんでしたが、予選よりもよくなった部分はありました。そこはそのまま残し、悪かった部分をよくできるよう、明日のレースまでにまたセッティングを調整していきたいと思います」

  • 佐藤琢磨、第2レースの予選は15番手 (インディカー第13戦)

    佐藤琢磨、第2レースの予選は15番手 (インディカー第13戦)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーとなるトロントでの2レース目、シリーズ第13戦のための予選を15番手で終えた。

    ダブルヘッダーでは1レース目と2レース目で予選方式が異なる。2レース目のための予選は出場全車を2グループに分け、それぞれが12分間に渡ってアタックを行うグループセッション方式が採用される。

    佐藤琢磨は第2グループで走り、1分00秒0864がベストでグループ内の8番手だった。

    ハードタイヤでマシンのフィーリングを確認してからソフトタイヤでアタックを行う予定だった佐藤琢磨だったが、ハードタイヤで走った時点でマシンに電気系統のトラブルが発生し、今週2回目の予選用に施したマシンセッティングも万全でなかったため、予選結果は15番手で、日曜のレースには8列目イン側グリッドからスタートを切ることになった。

    佐藤琢磨 (15番手)
    「予選アタック中に他車がアクシデントを起こして、赤旗が出されましたが、それがなくても私たちの予選順位は大きく変わらなかったと思います。路面は昨日より少しグリップが高くなっていたようですが、私たちのマシンはトラブルに見舞われていました。予選開始直後にハードタイヤで走り、昨日とのマシンの違いを感じ取るつもりだったのですが、トラブルの出たマシンでは、それが十分にできませんでした。ソフトタイヤへと交換してアタックを行いましたが、マシンのフィーリングを探りながら走るしかなく、とても乗りづらいマシンでもありました。その結果、上位陣とのラップタイムの差も結構大きなものになりました。セッティングをもう一度検討し、今日の第1レースに臨みます。そして、第1レースで得られた情報やデータを基にマシンを向上させ、明日のレースも全力で戦いたいと思います」

  • 佐藤琢磨、トロントの予選は12番手 (インディカー第12戦)

    佐藤琢磨、トロントの予選は12番手 (インディカー第12戦)

    佐藤琢磨は、インディカー第12戦トロントの予選を12番手で終えた。

    佐藤琢磨は、午前中に行われたプラクティスでは20番手のタイムを出すにとどまっていましたが、予選に向けてマシンセッティングを向上させることに成功し、第1ステージを3番手タイムで通過。しかし、続く予選第2ステージ、佐藤琢磨はアタック中のターン1でバンプに足をすくわれ、タイヤバリアに突っ込んでストップ。赤旗を出したためにベスト2ラップを没収され、佐藤の予選順位は12番手となった。

    佐藤琢磨 (12番手)
    「午前中のプラクティスセッションでいくつかの問題が発生していました。私たちのマシンは、トロントのコースにマッチしたセッティングになっていませんでした。プラクティスの間に多くの変更をマシンに施しましたが、すべてを改善するためには時間が不足していました。そこで、予選に向けては大幅なセッティング変更を行いました。予選ではソフトタイヤを使うため、それによるグリップ向上もい大きく期待してのことです。予選の第1ステージ、私たちのマシンは大きく向上し、走らせやすくなっていたので、プラクティスよりもずっとプッシュしてアタックを行うことができました。しかし、第2ステージでは限界のドライビングが必要なターン1でコーナー外側のタイヤバリアにまっすぐ突っ込んでしましました。第1ステージまでは軽く触れる程度だったバンプで、第2ステージでのマシンは底を強く打ってしまったためでした。残念な結果となりましたが、明日のレースの前に予選がもう1つ行われます。そこでさらにマシンを進化させたいと思います」

  • 佐藤琢磨 「判断を誤ってしまった。申し訳ないことをした。」

    佐藤琢磨 「判断を誤ってしまった。申し訳ないことをした。」

    佐藤琢磨が、インディカー第11戦ポコノのレース週末を振り返った。

    1989年以来、久しぶりにポコノで開催されたインディカレースにおいて、佐藤琢磨は、6台で構成されるトップグループの4番手を走行中、この日のファステストラップとなる218.320mph(約349.3km/h)をマークした直後に、それまでトップ争いを演じていたライアン・ハンター-レイとピットレーンで接触した。

    それまで、すべては順調だった。これ以前に行われた2度のテストには参加しなかったものの、佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングは木曜日に実施されたセッションで侮りがたいスピードを発揮すると、土曜日のプラクティスでも力強い走りを示していた。

    「ポコノは素晴らしいコースで、魅力的な会場です」と佐藤琢磨はコメント。

    「コースの形状はトライオーバルと呼ばれるもので、コーナーの性格はすべて大きく異なっています。ハイバンクのターン1は大きく回り込んでおり、230mph(約368km/h)に達するストレートエンドから進入するととてもトリッキーなうえ、コース幅も狭くなっています。軽いキンクのあるターン2はほとんどストレートと見なせますが、それでも誰かに続いて進入するとものすごくトリッキーです。資料によれば、ターン3のバンク角は6度だそうですが、実際に走るととてもフラットで、コーナーのアウト側に滑り落ちそうになります」

    「このコース全体がドライバーとエンジニアにとっては大変なチャレンジとなることはいうまでもありません。通常のオーバルコースでは、どのコーナーも速度域やバンク角がとてもよく似ているため、完璧なセットアップを追求することになります。けれども、このコースではいくつかの部分に分けて考える必要があります。たとえば、ターン1とターン3ではまったく特性が逆で、ターン1では強いアンダーステア傾向ですが、ターン3ではニュートラルからオーバーステア傾向となります」

    「レース前の木曜日にテストができたことはとてもよかったと思います。いくつかのチームは4月に、そしてまたいくつかのチームは火曜日にテストを行なっていました。まったくテストをしなかったのは、僕たちを含め、ごく一部です。走り始めて最初に気づいたのは、僕たちのベーシックなセットアップがこのコースでは有効であるということ。そこで僕たちはこれを基本にセットアップ作業を進めることができ、とても効率的でした」

    土曜日に1回のみ行われたプラクティスでは予選シミュレーションを1度だけ試し、続く公式予選では8番手のタイムをマークした。

    「このときはものすごく満足できました。やるべきことはなにひとつ残っていないように感じられたほどです」

    日曜日の午前中には“予選後プラクティス”という名の、実質的なウォームアップ・セッションが実施されたが、ここで佐藤琢磨は2番手のタイムを記録した。

    「このときはレースシミュレーションに近いことを行いました。僕たちは集団になって走行したので、このタイムを鵜呑みにするわけにはいかないでしょう。僕は強力なトウ(スリップストリーム)に助けられていたからですが、それでもタイムシートの上位に名を連ねるのは悪い気分ではありません。レースコンディションでは、スタビリティを確保するためにもっとウィングを立てる必要があると予想されましたが、基本的なセットアップは良好で、僕は満足していました」

    「それにしても1ラップを走るのにとても忙しいコースです!コーナーの性格が異なることから、僕は1周の間にアンチロールバーやウェイトジャッカーをこれほど激しく使うことは今まで経験したことがありません。たとえば、ターン1ではフロントのアンチロールバーを軟らかく、リアを硬くして、ターン3ではその反対に調整する必要がありました。日曜日の決勝レースでは同じ操作を毎周やらなくてはいけなくなりそうな感じです」

    レースが始まると、ジェイムズ・ヒンチクリフがクラッシュしたために佐藤琢磨は6番手に浮上。続くリスタートではエリオ・カストロネヴェスをパスし、あっという間に5番手に立った。やがて6台で構成されるトップグループは徐々に後続を引き離していく。そして最初のピットストップがグリーンのまま始まったときも、琢磨は引き続き5番手につけていた。

    ウィル・パワーがピットストップを行ったときには、フォイト・チームの絶妙な働きぶりにより、パワーが本来のスピードに到達する前に佐藤琢磨はこれをオーバーテイク。その1周後にはトニー・カナーンを攻略して3番手につける。この結果、前を走るのはマルコ・アンドレッティとハンター-レイのふたりだけとなった。

    「エリオとは何度か抜かしたり抜かされたりになりました」

    「スタートとその直後のリスタートはうまくいき、そこから徐々にポジションをあげていくことができました」

    「しばらくすると、順位を上げるのが少し難しくなりましたが、僕は速いクルマを追い続けました。トップグルーブに混じって走るのは気持ちよく、僕は次のスティントで何が必要になるかを考え、その準備をしていました。最初は十分なグリップ力があると考えていましたが、やがてトップスピードを伸ばす必要を感じてきたので、最初のピットストップでは少しウィングを寝かせることとしました」

    残念なことに、一旦は周回遅れの影響でトニー・カナーンに抜かれて4番手となったが、心配には及ばない。

    「ちょっと行き場を失ってしまったけれど、問題ありません。レースはまだ長く、スピードを取り戻せることもわかっていました。トップを走るマルコの姿はまだ見えていたし、ライアンが彼を追っていて、さらにTK、僕と続いていました。また、次のピットストップではもう少しセットアップを変更する計画も立てていました」

    2回目のピットストップもグリーン中に行われたが、ここからすべてが悪い方向に流れていってしまう。

    「とにかく、攻め続けるしかありませんでした。最初のピットストップでは、ピットレーン進入時に少し減速しすぎたと感じていたので、2度目のピットストップでは進入速度をもう少し速くし、ギリギリの線を狙うつもりでした。また、次のピットストップが間近に迫っていることもわかっていました」

    「しかし、僕は判断を誤ってしまった。僕が気づいたときには、ライアンにものすごいスピードで近づいていました。そこでさらにスピードを落とそうとしたところホイールがロックし、マシンがスライドして彼と接触してしまいました。これは本当に残念でした。ライアンとアンドレッティ・モータースポーツには申し訳ないことをしたと思っていますし、今週末もトップ争いを演じられるマシンを用意してくれたメカニックたちにも謝らなければいけません」

    「一刻も早くコクピットに戻りたいですね。これまでエキサイティングなオーバルレースをいくつか経験して、チャンピオンシップのことを考えるとシーズンはとても重要な時期に差し掛かっていると思います。僕たちの強さについては自信があります。僕たちはトロントのレースを懸命に戦い、最高の結果を手に入れたいと思います」

  • 佐藤琢磨、接触によりリタイア (インディカー第11戦)

    佐藤琢磨、接触によりリタイア (インディカー第11戦)

    佐藤琢磨は、インディカー第11戦ポコノの決勝レースを接触によるリタイアで終えた。

    3列目イン側グリッドからスタートした佐藤琢磨は、スタートからトップグループにつけ、1回目のピットストップを終えた時点で3番手に浮上していた。そのあと、1つポジションを落とした佐藤琢磨だったが、マシンの仕上がりがよく、優勝の期待が高まった。

    しかし、61周を終えて2回目のピットストップへと向かった際に、佐藤琢磨はブレーキングポイントを見誤り、ピットレーンを走行していたライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)に後方から接触。チームはマシンをガレージに運んで修理を試みましたが、長時間の作業が必要となるダメージが発見され、リタイアを決意した。

    優勝は、スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)。この優勝は、ホンダにとって今シーズン4勝目。2位にはチャーリー・キンボール(Chip Ganassi Racing)、3位にはダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)が入り、Chip Ganassi Racingはチームとして初の1-2-3フィニッシュを達成した。

    ホンダは1994年にアメリカのインディカーへ参戦を開始し、95年にニュー・ハンプシャー・インターナショナル・レースウェイで初優勝を記録。そして、今日の勝利はホンダにとってインディカーでの200勝目となりました。

    佐藤琢磨 (22位)
    「スタート直後からバトルを制してポジションを稼ぎ、リスタートでもさらに順位を上げて、いいポジションで戦うことができていました。あの時点で先頭に出るのは厳しかったかもしれませんが、トップはみえていましたし、同じペースを保つことも可能でした。1回目のピットストップのときにコースがグリーンで、あのときはピットロードへ入るところで減速し過ぎたほどでした。そこで、2回目はピット入口までもう少しプッシュしました。前を走っていたマシンをピットストップで抜いて順位を上げようと考えていましたが、ターン3からピット入口へのアプローチがオーバースピードになり、リアタイヤがロックしてマシンが横を向いてしまいました。あれは私のミスでした。勝てる可能性があったレースだけに本当に残念です」