カテゴリー: 佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、プラクティス4日目で225.044mphを記録

    佐藤琢磨、プラクティス4日目で225.044mphを記録

    佐藤琢磨は、インディア500のプラクティス4日目にスリップストリームを活用して225.044mph(約360.1km/h)を記録、26番手となった。

    昨日のセッションでは、これよりもわずかに速いスピードをマークしていたが、いまは忍耐強く作業に取り組むべきときで、今週はAJフォイト・レーシングが走らせる3台が収集したデータから様々なことを学ぶことになる。

    明日のプラクティスが予選前に行われる最後の走行となります。プラクティスは明日も日本時間の午前1〜7時に行われます。

    佐藤琢磨
    「我慢が必要な時期ですが、最終的には少しほっとしています。3台のマシンは異なったセッティングを試しているので、それぞれが自分の目指すべき方向に進んだ今日はいい1日だったといえます。今後は、いままで集めたデータをまとめ、ひとつの方向性を作り上げなければいけません。今日は手応えを掴むことができました。コース上を走る時間は短く、長い時間をガレージで過ごしましたが、多くのことを学んだ1日でした」

  • 佐藤琢磨、インディ500初日は223.826mphで20番手

    佐藤琢磨、インディ500初日は223.826mphで20番手

    佐藤琢磨は、インディ500のプラクティス初日に223.826mphで20番手だった。

    17日(火)、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで“オープニング・デイ”プラクティスが実施され、佐藤琢磨、ジャック・ホークスワース、アレックス・タグリアーニの3人はAJフォイト・レーシングのマシーンを駆り、今後行われるオントラックならびにオフトラックの作業への取り組みを開始した。

    3名のなかでもっとも好記録をマークしたのはNo.14 ABCサプライ・ホンダに乗る佐藤琢磨で、223.826mph(約358.1km/h)で20番手となった。

    チームは明日の2回目プラクティスに参加し、来週開催される第100回インディ500に備えることになる。

    佐藤琢磨
    「短い1日でしたが、少なくとも僕たちはきちんとしたシェイクダウンを行い、基本的な作業をいくつか実施することができました。とても正しい道筋を進んでいると思います。今日の走行は、僕自身がリズムを掴むことを主体としたものでした」

  • 佐藤琢磨 「最近レースで最も多くの苦痛が伴う1戦だった」 / インディカー

    佐藤琢磨 「最近レースで最も多くの苦痛が伴う1戦だった」 / インディカー

    佐藤琢磨が、2016 インディカー 第5戦インディアナポリスのレース週末を振り返った。

    伝説的なインディアナポリス・モーター・スピードウェイで繰り広げられる“マンス・オブ・メイ”は今年もインディ・グランプリで幕を開けたが、No.14 AJフォイト・レーシング・ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨は20番グリッドからスタートして、18位でフィニッシュするという不本意な結果に終わった。

    「最近行われたレースのなかでは、もっとも多くの苦痛が伴う1戦でした」と佐藤琢磨。「とにかく難しい戦いで、十分なグリップも得られなければ満足のいくスピードも得られず、ひどく苦しみました」

    それでも、少なくともリードラップでレースを終えることで、佐藤琢磨はコンスタントなスタートを切ったシーズンを継続できたといえる。いっぽうのAJフォイト・レーシングにとっては、十分な競争力が期待できない戦いだったにもかかわらず、少しでも多くのポイントを獲得しようとして懸命に努力する一戦となった。

    この週末は満足のいく部分がいくつかあったものの、木曜日に行われた2回のプラクティスを19番手と21番手で終えるという控えめなスタートを切っていた。

    「最近、開催されたロードレースではいずれも苦しい思いをしました。いいときと悪いときがあるものの、満足なグリップが得られたことはありません。マシーンをうまくまとめあげることができるのかどうかはまるでわからない状態です。前戦のバーバーでは、最高の結果が得られたとはいえませんが、フリープラクティスではとても速かったほか、レースペースも良好でした」

    「昨年のインディでは、ホンダ勢のなかで最速の1台になるなど、いい経験をすることができました。しかし、今回の初日はそれと同様のパフォーマンスを発揮できなかったので、2日目に向けては多くを変更しなければいけませんでした」

    金曜日のフリープラクティスで佐藤琢磨は5番手に浮上し、関係者を勇気づけた。

    「ようやく正しい方向性が見つかったような気がしました。しかし、コースコンディションが大きく変わった影響を、僕たちは誰よりも敏感に受けてしまったようです。僕たちのセッティングは極めてピーキーなうえにスイートスポットが狭く、バランスとグリップ・レベルは大幅に悪化しました」

    佐藤琢磨は予選グループで9番手につけたものの、第2セグメントへの進出はならず、20番グリッドからスタートすることになる。

    「予選は最悪でした。今回は僕とジャック・ホークスワースのほか、アレックス・タグリアーニがチームに加わりました。そこで3台に異なったセッティングを施したところ、大きなダウンフォースをつけたジャックのマシーンがとてもよく走りました。僕たちはプラクティスで十分なメカニカル・グリップがあると判断し、ダウンフォースを削ることにしたのですが、温度が少し上昇しただけでグリップは急激に低下し始めたのです」

    土曜日午前中のウォームアップは急に冷え込み、これがまたマシーンのセットアップに大きな影響を及ぼした。

    「たったの華氏50度(摂氏10度)しかなく、まるで冬に逆戻りしたような感じでした。タイアのデグラデーションが大きかったのでダウンフォースを増やす必要があった為、僕らはデグラデーションの問題を抱えるだけでなく、ストレート・スピードも伸び悩むことになりました。あれは本当に厳難しい状況で、ウォームアップから決勝に向けては何も改善を施せませんでした」

    決勝が始まると、佐藤琢磨は3つ順位を落として21番手となった。そこで早めのピットストップを行ったところ、不運にもピットロード出口のブレンド・ラインを踏んでしまったためにピットでペナルティを科せられ、リードラップから脱落することになる。

    「最初のスティントには硬めのブラックタイアで臨みました。けれども、そのスピードにはまるで納得できなかったので、早めにピットストップを行ってレッドタイアに履き替えることにします。ピットロード出口での違反は僕のミスによるものですが、温度があまりに低かったためにタイアが全くグリップせず、ターン1に向けて進路をとることができず、ラインに触れてしまいました。同じペナルティを受けたドライバーがほかにも何人かいました。おかげでラップダウンとなったので、僕はフルコーションになるのを期待することにしました」

    実際にフルコーションが出たのはレースが半ばを過ぎたあたりのこと。トップグループはピットオープン後、直ちにピットへ飛び込む必要があったので、先にピットストップを終えていた佐藤琢磨はリードラップに返り咲くことに成功。その後、改めて燃料補給を行うと、集団の最後方にあたる20番手でレースに復帰した。

    「あれはうまくいきました。イチからやり直し!という感じです。リスタートでは大いに楽しみました。いくつか順位を上げ、2台を同時にオーバーテイクしました。けれども、引き続きトップスピードは伸び悩んでいたので、徐々に順位を落としていくことになりました」

    佐藤琢磨はジョセフ・ニューガーデン、マット・ブラバム、ウィル・パワー、マックス・チルトンの攻略に成功して一時は16番手に浮上。しかし、最後のピットストップを行うまでにこれら全員に抜き返されることになる。これで19番手に後退した佐藤琢磨は、最終ラップにホークスワースをオーバーテイクし、18番手となった。

    「グリップを向上させるため、僕たちはタイアの正しい空気圧を探し求めていました。最後の第4スティントになって、ようやく多少満足のいく設定が見つかりました。おかげでレース終盤に向けて順位を上げることができましたが、18位が期待どおりの成績であるはずがありません。目指すようなグリップがどうして得られなかったのか、徹底的に調査する必要があります。とにかく厳しいレースでした」

    「今シーズンになって僕たちが手にした勢いを再現できなかったのは本当に残念なことです。いまのところ今年はいい展開ですが、直近の2戦はあまりいい戦いではありませんでした」

    しかし、その苦しさをいつまでも味わっている時間はない。この1日半後にはインディ500のプラクティスが始まり、全長2.5マイルのIMSにフルスロットルのエンジンが奏でるサウンドが響き渡ることだろう。

    「同じ場所ですが、まったく異なるレースの始まりです。アレックス、ジャック、僕の3人が力をあわせてインディ500に挑むのはこれが昨年に続いて2回目ですが、これがチームの戦い方に継続性を与えていることは間違いなく、できればこれがいいパフォーマンスを引き出す一助となることを願っています。とても楽しみです!」

  • 佐藤琢磨、見せ場なく18位 / インディカー第5戦

    佐藤琢磨、見せ場なく18位 / インディカー第5戦

    佐藤琢磨は、2016 インディカー 第5戦インディアナポリスの決勝レースを15位で終えた。

    佐藤琢磨(18位)
    「厳しく、長い一日でした。我々にはライバルたちと競い合うだけのスピードが備わっていませんでした。たくさんの不運もありました。今日の自分たちがどうして速さを発揮できなかったのか、データなどをもう一度よく見返さなくてはなりません」

    「プラクティス3で一時的にスピードがある状態を手に入れましたが、予選ではそれが失われ、再び取り戻すことはできませんでした。本当に苦しい戦いになりました。それでも、クルーたちは今回もすばらしいピット作業をしてくれました」

  • 佐藤琢磨、予選は不本意な22位に沈み込む / インディカー 第5戦

    佐藤琢磨、予選は不本意な22位に沈み込む / インディカー 第5戦

    佐藤琢磨は、第5戦インディアナポリスの予選を22位で終えた。

    第3回目を迎えたアンジーズ・リスト・グランプリ・オブ・インディアナポリスのイベント2日目、佐藤琢磨は最後のプラクティスで5番手のタイムをマークしたが、そのスピードを公式予選の結果に結びつけることができず、決勝レースを22番グリッドから挑むことになった。

    決勝レースは日本時間の午前4時45分にスタートが切られる。

    佐藤琢磨
    「難しい公式予選でした。昨日から今朝のプラクティスにかけて大きな進歩を果たすことができたので、マシーンのバランスをいい状態に整えることができたと考えていましたが、予選が始まるまでにバランスは驚くほど大きく変わっていたようです。僕たちは大いに苦戦し、本来のスピードを発揮できませんでした。今晩のうちに手がかりを見つけ出し、明日の決勝レースを力強く戦いたいと思います」

  • 佐藤琢磨、インディ・ロードコースのプラクティス初日を22番手で終える

    佐藤琢磨、インディ・ロードコースのプラクティス初日を22番手で終える

    佐藤琢磨は、第5戦インディアナポリスのプラクティス初日を22番手で終えた。

    今年、これまでに開催されたロードコースもしくは市街地コースでのイベントとは異なり、プラクティス初日にAJフォイト・レーシングのドライバーはリザルトのトップに名前を連ねることができなかった。ただし、明日の予選での上位グリッド獲得を目指している。

    AJフォイト・レーシングはレギュラーの佐藤琢磨とジャック・ホークスワースにアレックス・タグリアーニを加えた3台体制でこのイベントに臨むが、このうち佐藤琢磨はAJフォイト・レーシングのなかでもっとも多い50ラップを消化し、1分10秒6312をマークして22番手となった。

    明日は午前中にもう1度プラクティスを行い、午後には公式予選が実施される。

    佐藤琢磨
    「少し難しい展開でしたが、興味深い1日でした。今日はたくさんのテスト・アイテムを試しました。テストする内容を3台で分担し、ポジティブな結果も得られました。タイアがいい性能を発揮してくれるのは最初の数周だけなので、今日はクイックアップを試せませんでしたが、最終的にいい方向性を見つけ出すことができました。今日は1日ドライだったことにも助けられました。明日はリザルトの上位に駆け上がることを期待しています!」

  • 佐藤琢磨 「今回もたくさんのことを学んだ」 / インディカー

    佐藤琢磨 「今回もたくさんのことを学んだ」 / インディカー

    佐藤琢磨が、インディカー 第4戦 アラバマのレース週末を振り返った。

    ベライゾン・インディカー・シリーズのバーバー・モータースポーツ・パーク戦は、佐藤琢磨があとになって振り返りたくなるようなレースではなかったかもしれない。だが、好調にシーズンをスタートさせた佐藤琢磨にとって、スタート直後に順位を落としたレースでその被害を最小限に抑えた意味は小さくない。

    しかも、今回はシーズン2度目の「コーションのないレース」となり、AJフォイト・レーシングがNo.14 ダラーラ・ホンダのポジションを上げる方法はストラテジー以外にない状況だった。そして13位でフィニッシュした佐藤琢磨が得たポイントは、ランキングでトップ10に留まるのに十分なもの。ちなみに、佐藤琢磨はいまポイントランキングの9番手につけている。

    金曜日の走行を終えて後片付けしているとき、チームはこの結果よりもはるかにいい成績を期待していたはず。なにしろ、この日のフリープラクティスで佐藤琢磨がトップタイムを記録しただけでなく、チームメイトのジャック・ホークスワースも2番手に食い込み、チームは1-2ポジションを占めていたのだ。

    「とてもいい1日でした」と佐藤琢磨。「長い間、行われてきたバーバーでのウィンターテストは、やがて2デイのオープンテストとして定着するようになりました。しかし、今年はこれがフェニックスのテストに置き換えられ、バーバーではプライベートテストを1日行なっただけです。例年、オープンテストは開幕前の3月に開催されていましたが、この時期はまだ寒く、かなり速いラップタイムが記録されることも少なくありません。ただし、4月にレースのためにこのサーキットを訪れると、それよりもずっと温かくなっていることが多い。今年、テストでバーバーを訪れたチームのほとんどは、3月末に開催された開幕戦セントピーターズバーグのあとでアラバマにやってきました。このため、新しいエアロパッケージを試すこともできました。これまでと今回のテストの最大の違いは、気温がずっと高かったためにとても信頼のおけるデータが得られた点にあります。僕たちのテストは大成功に終わったと思います。ラップタイム的にも僕たちはコンペティティブで、いくつものアイテムを試し、どのアイデアが有用で、どれがそうでないかを確認できました」

    このため、シーズン最初のロードコース・レースが開催される風光明媚なアラバマに再び戻ってきたチームはポジティブなムードに包まれ、実際のところ金曜日はすべてが予定どおりに進行した。最初のプラクティスで佐藤琢磨は5番手。そしてその後、行われた2度目のセッションではトップに浮上したのである。

    「僕たちは自信がありましたし、金曜日の僕たちは本当にコンペティティブでした。ラップタイムはいずれも僅差でしたが、ホンダ勢が一団となって速さを発揮しました。それにしても、タイムシートの上位に名を連ねるのは本当に気分がいいものです」

    「でも、さらに速いタイムが記録できることもわかっていました。元々コースは僕好みのものでしたが、ようやくこの流れるような素晴らしい高速コーナーの連続を満喫することができました。公式セッション中にAJフォイトが1-2ポジションを占めたのは、おそらくこれが初めてのことだと思います。ところが、土曜日になると状況は一転します。もちろん、それにはちゃんとした理由がありましたが、そのときはとてもショッキングな出来事でした。金曜日はテストのときより気温は高めでしたが、土曜日と日曜日に比べれば涼しい1日でした。土曜日は特に温かく、路面温度も気温も上昇しました。おかげでグリップ・レベルは低下し、コースコンディションは大幅に変わりました。ほんのわずかなことでクルマのバランスが変わってしまうことに、僕らは驚きました。コンディションの変化は誰にとっても同じことですが、僕たちには特に大きな影響があったようです。失ったグリップ・レベルを回復させようとして努力しましたが、すべて失敗に終わりました」

    土曜日のプラクティスは13番手という結果。したがって、トップ12のドライバーが出走できるQ2に進出できる可能性はまだ残されていた。しかし、毎回接戦が繰り返されるインディカー・シリーズの常で、佐藤琢磨は100分の数秒差でQ2進出のチャンスを逃し、16番グリッドに沈み込むこととなった。

    「まだ完全には理解できていない部分が残るセットアップで、これがコンマ1秒程度の影響を与えたのは間違いないと思います。予選のときは気温が高く、柔らかめのソフトタイヤでは1周しかアタックできません。今回はシーズン最初のロードコース・レースで、このパッケージングでタイヤがどんな特性を示すのかは、不明な部分が残っている状態でした。あと100分の3秒速ければQ2に進出できたので、とても残念です」

    「でも、僕たちには純粋にスピードが欠けていました。たった0.025秒差といえばそれまでですが、インディカー・シリーズはそれくらいの激戦なのです。それにしても16番手になるなんて、思ってもみませんでした」

    日曜日のウォームアップではふたつのセットアップを試したが、どちらも結果は芳しくなかった。そこで、いずれとも異なるセットアップで決勝レースに挑むことになった佐藤琢磨は、みずからの幸運を祈りながらグリッドに並んだ。そんな佐藤琢磨の目の前で多重クラッシュは起きた……。

    「グリーンフラッグが振り下ろされる前にカルロス・ムニョスが加速し始めましたが、思った以上に加速していることに気づいた彼は状況を正そうとしてミハイル・アレシンと接触してしまいます。彼はスピンすると、チームメイトのジャックに激突。僕はギリギリのところで難を逃れましたが、ダメージを受けなかったのは幸運以外の何ものでもありませんでした」

    「バーバーのオープニングラップでは、ターン1から3まではサイド・バイ・サイドで通過してヘアピンのターン5に進入しなければいけません。なぜなら、そこから先はオーバーテイクがきわめて困難になるからです。僕はターン2でアウト側に回り込むことを狙ったポジションでターン1をクリアしましたが、どうやらタイヤに無理な負担をかけてしまったようです。ターン2の進入でリアグリップが一気に抜けて、思いがけず、あわやという事態に追い込まれました。ニュータイヤなのでまずまずのグリップ力を発揮してくれると期待していたのですが、僕は不安定になった挙動を修正しなければいけませんでした。この結果、コーナーのいちばん外側までラインが膨らんでしまいました。必要なときにノーズをイン側に引き戻すことができず、アウト側に進んでしまったのです」

    これで佐藤琢磨は19番手となった。「僕の後にいたのは、アクシデントにあったスコット・ディクソンだけで、僕たちはなんとかして前の集団に追いつこうとしました。やがて、ペースが上がらないマックス・チルトンが先導する5台ほどのグループに追いつきました。もちろん、“ディキシー”からは猛アタックを受けましたが、なんとかしてそれはしのぎました」

    佐藤琢磨は燃料をセーブしていたが、あとでピットストップの際にジャンプアップを狙うのであれば、隊列を抜け出してクリーンなエアのなかを走る必要があった。佐藤琢磨はこれを実行、No.14のマシーンは14周目という早めのタイミングでピットストップを行った。やがてライバルたちがピットストップを実施すると、佐藤琢磨は14番手に浮上。続く第2スティントではルカ・フィリッピをパスして13番手となった。

    「僕はレッド・タイヤを履いていて、とにかくアタックし続けました。まるで予選アタックのようなラップタイムが必要だったのです。このスティントが終わるとき、僕とディクソンは同じタイミングでピットストップしましたが、これは燃料をセーブするという意味で僕たちが正しい判断を下したことを示していました。なにしろ、彼は“燃費走行の王様”として知られているんですから!」

    続いて佐藤琢磨は硬めのブラック・タイヤを装着。ピットストップが一巡した段階で12番手になる計算だったが、このときディクソンはレッド・タイヤを履いていた。「彼が追い抜くのは時間の問題で、その2周後に僕をオーバーテイクしていきました。僕は燃費データに気をつけながら、できるだけ速く走ろうとしました。スコットはあっという間に視界から消えていましたが、スティントの後半になると著しいタイヤグリップの低下が起きてペースが遅くなり、再び僕の目の前に現れました。最後のピットストップを行う前に、彼に追いつくところまで迫ったのです」

    「ここで僕たちはひとつの決断を迫られました。予選で使ったレッド・タイヤを履くか、新品のブラック・タイヤを履くかを選択しなければいけなかったのです。他のドライバーの様子を見ている限り、レッド・タイヤを履くとスティント中に急激なペース変動が起きそうだったので、僕たちはブラックを選ぶことにしました」

    残り25周となったところでピットを飛び出した佐藤琢磨は、レッド・タイヤを履くマルコ・アンドレッティを追撃することになる。

    「スティント後半になれば彼のペースも落ち込んでくると期待していました。けれども、この頃には日が傾きはじめて気温が下がっていたため、マルコはタイヤ・デグラデーションに悩まされずに済みました。しかも、レース中はイエローが提示されなかったのです。苦しい状況でしたが、隊列の最後尾から13番手まで挽回したのだから、決して悪い展開ではありません」

    バーバーが終われば“マンス・オブ・メイ”はもう目前。そして1ヵ月近くに及ぶ戦いは、伝説的なロードコースで開催されるグランプリ・オブ・インディアナポリスで幕を開ける。しかし、佐藤琢磨はその前に“フィルム・スター”に転じるのだ!

    「まずロサンジェルスに飛んで、そこでインディ500に挑む僕を追うドキュメンタリーの撮影を行います。撮影部隊は日本からやってきて、続いてホンダ・パフォーマンス・デベロップメント、その翌日にはヒューストンに移動してチームを訪れる予定です」

    「たしかに残念な週末でしたが、No.14を走らせる僕たちはいい仕事をしたと思います。今回もたくさんのことを学んだので、この経験がインディGPコースの戦いで生かされることを期待しています」

  • 佐藤琢磨、13位でフィニッシュ / インディカー 第4戦

    佐藤琢磨、13位でフィニッシュ / インディカー 第4戦

    佐藤琢磨は、インディカー 第4戦 アラバマの決勝レースを13位でフィニッシュした。

    佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、金曜日のプラクティス2回を終えた時点では最速タイムを記録しており、アラバマでのレースでも上位グループで戦うことが期待された。

    しかし、予選日に気温、路面温度ともに大きく上昇したコンディションでマシンのハンドリングが悪化し、予選は16番手。

    新しいセッティングを施したマシンでレースを戦い、ソフトとハード、両タイヤで安定した、競争力の高いラップタイムを刻み続けていたが、スタート直後の混乱で順位を落としたことがとうとう最後まで影響し、スタート時よりも3つ上位の13位でのゴール。

    佐藤琢磨はポイントスタンディングで9番手につけている。

    佐藤琢磨 (13位)
    「予選前からマシンのセッティングが悪くなってしまいましたが、決勝でのマシンは2種類のタイヤ両方で安定したラップタイムを出せるものになっていました。スタート時にすぐ目の前で混戦があり、それをくぐり抜けてポジションを上げることができましたが、ターン2でアウト側のコースの汚れた部分にタイヤが乗り、ラインを外れたことで一度抜いた相手に先行を許してしまいました。今日はそこからポジションを取り戻して行く戦いになりました。クルーたちのピットストップは今回もすばらしかったです。しかし、狙っていただけのポジションアップは果たせませんでした。13位は悔しい結果です。次のグランプリ・オブ・インディアナポリスをまた全力で臨みます」

  • 佐藤琢磨、アラバマの予選は16番手 / インディカー 第4戦

    佐藤琢磨、アラバマの予選は16番手 / インディカー 第4戦

    佐藤琢磨は、インディカー 第4戦 アラバマの予選で16番手だった。

    初日のフリー走行でトップタイムを記録していた佐藤琢磨だったが、コンディションの変化に対応できず、マシンバランスが崩れた状況で予選に挑むことになった。その結果、Q1で脱落。決勝レースを16番グリッドからスタートすることになった。

    佐藤琢磨
    「大成功のうちに終わった昨日は、データを見直し、今朝のセッションではさらに速く走れるようなセッティングを施しましたが、昨日に比べて暑くなったコースコンディションの影響でバランスが崩れてしまいました。セットアップのスウィートスポットはとても狭く、また微妙なようで、今日はバランスが変わり、昨日のようには活躍できなくなりました。したがって、完全には予想がつかない形で予選に挑むことになりました。ここでマシンは以前の状態に少し近づいてきましたが、もう少しスピードが必要です。大変な接戦のため、100分の2秒というほんのわずかな差が大きな違いとなって表れます。残念ですが、午前中にもうひとつウォーミングアップがあるので、そこで正しい方向性を取り戻したいと思います」

  • 佐藤琢磨、初日のトップタイムを記録 / インディカー 第4戦

    佐藤琢磨、初日のトップタイムを記録 / インディカー 第4戦

    佐藤琢磨は、インディカー 第4戦 アラバマの初日のフリー走行でトップタイムを記録した。

    佐藤琢磨は、フリー走行2回目に1分7秒215(123.196mph)を記録。2013年にスコット・ディクソンが記録したバーバー・モータースポーツ・パークのトラックレコードまで0.5秒に迫った。2番手にもチームメイトのジャック・ホークスワースが続いた。

    「本当に細かい詳細、小さな要因に取り組みました」と佐藤琢磨はコメント。

    「ジャックと僕はいくつかの問題とテストアイテムの実験を分担して、一緒に全てを取り戻しました。そして、チームのためにトリムとスピードを示しました」

    「ホンダのパッケージはかなりうまく機能していると思いますし、僕たちはそれに満足しています。もちろん、周りも競争的ですどね。他の全員がかなり接近しています」

    2016 インディカー 第4戦 アラバマ スケジュール (日本時間)

    4月23日(土)
    01:00〜02:15 プラクティス
    05:00〜06:15 プラクティス

    4月24日(日)
    01:00〜02:15 プラクティス
    05:00〜06:15 予選

    4月25日(月)
    00:30〜01:00 ウォームアップ
    04:30〜 決勝(90 Laps)