カテゴリー: 佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、インディ500 優勝スピーチ 「叫び声がテレビで流れるとは…」

    佐藤琢磨、インディ500 優勝スピーチ 「叫び声がテレビで流れるとは…」

    佐藤琢磨が、インディ500の表彰式に出席。ウィナーとしてスピーチを行った。

    インディ500の決勝の翌日は、伝統に則ってウイナーの撮影会が行た。インディアナポリスの上空は快晴。清々しく、心地よい天候の下での撮影会となった。インディアナポリス・モーター・スピードウェイのメインストレート上、レンガが3列並べられたスタートフィニッシュラインに沿って、優勝マシンが並べられ、その横には全高150cmほどもあるボルグワーナートロフィーが置かれた。

    ウィナーの佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)はレーシングスーツ姿で登場。3時間にも及んだ撮影会で、笑顔を絶やすことはなかった。

    そして、夕方からはインディアナポリスのダウンタウンで、ビクトリーセレブレーションと呼ばれる表彰式が行われ、33人の出場ドライバー全員が、タキシードやスーツに身を包み出席した。

    シリーズや優勝チームのクルー、関係者、さらには出席するためにチケットを購入したファンまで、総勢約2000人を前に、表彰式は華やかに執り行われた。

    クルーたちとともに、最後に登壇した佐藤琢磨に対しては、スタンディングオベーションが。佐藤琢磨は感謝のスピーチをし、245万8129ドルの賞金(日本円で約2億7000万円)を受け取りました。

    「優勝のゴールを横切ったあと、何度も大声で叫びました。まさかそれがテレビで流されてしまうとは知りませんでしたが、あれこそが私の感じたそのままだったのです」と佐藤琢磨は述べた。

    「私は10歳のときに鈴鹿でF1日本グランプリを見て、レースの虜になりました。インディ500のような大きなレースで優勝することは、そのころからの夢でした」

    「それを叶えることができたのは、アンドレッティ・オートスポーツというチームや、ホンダ、HPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)のおかげです。彼らの力がなければ、この勝利は実現しませんでした」

    関連:【動画】 第101回 インディ500 決勝ハイライト … 佐藤琢磨が優勝!

  • 【GAORA】 佐藤琢磨 インディ500初優勝記念特番を緊急生放送

    【GAORA】 佐藤琢磨 インディ500初優勝記念特番を緊急生放送

    世界3大レースのひとつ「インディ500」を日本人として初優勝という歴史的偉業を成し遂げた佐藤琢磨。GAORA SPORTSではこの初優勝を記念した緊急特番を6月3日(土)深夜3:30から生放送する。

    インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催される「インディ500」はF1モナコGP、ル・マン24時間レースと並び「世界3大レース」と呼ばれるビッグイベント。

    今年で101回目を迎える伝統のレースで、佐藤琢磨選手は予選4番手で決勝レースに臨んだ。

    スタート後終始好位置をキープした佐藤琢磨は、残り5周でトップに立つと後続の猛追を抑えそのままフィニッシュ。日本人初となるインディ500制覇という歴史的快挙を達成した。

    インディカー・シリーズを長きにわたり放送し続けているGAORA SPORTSは、この快挙を記念した特別番組を、当初の予定を変更し放送することを急きょ決定。歓喜の瞬間をGAORA SPORTSのスタジオで迎えた村田晴郎、松田秀士に加え、2008年のインディカー・シリーズでルーキ・オブ・ザ・イヤーを獲得した武藤英紀が出演。

    番組では決勝レースをダイジェストで振り返るほか、松田秀士、武藤英紀が現役レーシングドライバー目線から戦略などを解説する。

    さらに現地5月29日(月)に行われた表彰式「バンケット・セレモニー」での琢磨選手スピーチの模様をお届けするほか、佐藤琢磨の生出演も現在調整している。

    <放送概要>
    佐藤琢磨インディ500初優勝記念~あの歴史的快挙と感動を再び~
    6月3日(土) 深夜3:30 ~ 深夜4:30
    6月5日(月) 午後6:00 ~ よる7:00(再放送)
    6月7日(水) ひる0:00 ~ ひる0:55(再放送)

    出演:村田晴郎、松田秀士、武藤英紀、佐藤琢磨(予定)

  • 佐藤琢磨、差別的な投稿は「残念なこと」

    佐藤琢磨、差別的な投稿は「残念なこと」

    インディ500で日本人ドライバーとして初優勝を果たした佐藤琢磨が、ニューヨーク市内の観光名所などを訪れ、ファンから祝福を受けた。

    例年、インディ500ウィナーは、エンパイアステートビルを訪れる慣習となっている。86階の展望台で取材に応じた佐藤琢磨は「すごい優勝だったんだと改めて思っています。インディ500は歴史も長いし、北米での知名度はすごい。反響も大きかった」とコメント。

    また、デンパーポストの記者が「日本人の優勝は不愉快」とTwitterで差別的な発言をして解雇された件については「とても残念なことです」とコメント。

    「不適切だという人々の反応は前向きなものです。僕は特に意識せず、このままでいいと思います」

    関連:佐藤琢磨のインディ500優勝に差別的投稿の米記者が解雇

  • 佐藤琢磨のインディ500優勝でスポットスポンサーに大きな広告価値

    佐藤琢磨のインディ500優勝でスポットスポンサーに大きな広告価値

    佐藤琢磨のインディ500の優勝により、スポットスポンサーを務めたルーオフ・ホーム・モーゲージは大きな広告価値を得ることになった。

    住宅金融企業のルーオフ・ホーム・モーゲージは、決勝まで1週間を切った先週23日(火)に佐藤琢磨のアンドレッティ・オートスポーツ 29号車のスポンサーとなることを決定した。

    佐藤琢磨のマシンは、No.26 Ruoff Home Mortgage Hondaとしてサイドッポッドをはじめ、レーシングスーツやキャップなど、RUOFFのロゴが多数掲載され、カラーリングも同社のコーポレートカラーであるグリーンに変更された。

    フェルナンド・アロンソの参戦で例年よりも大きな注目を集めた第101回インディ500の決勝では佐藤琢磨が日本人初の優勝という歴史的快挙を達成。ルーオフ・ホーム・モーゲージのロゴは大きな露出を得ることになった。

    ルーオフ・ホーム・モーゲージは、他のスポンサーよりも安価な支払だったと想定されている。

    自動車評論家のマーク・スマイスは「土壇場での決定から推測すると、佐藤琢磨のクルマのメジャースポンサーとなるためにチームオーナーのマイケル・アンドレッティがルーオフに提示した金額は75万~100万ドル(約8330万円~1億1100万円)くらいだろう」と CBC にコメント。

    インディカーのトップドライバーのスポンサー料はその倍の200万ドル以上だと推定され、ポールポジションを獲得した後、スコット・ディクソンのスポンサーに就任した企業にはそれ以上の額が支払われたとみられている。

    「それにインディ500で勝っている場合は大きな契約だ。彼らが払った額は超お買い得だ」

    トロントのビジネススクール Rotman School of Management の准教授リチャード・パワーズは、数百万ドルのスポンサーはインディ500規模のスポーツにおいてはごく一般的な金額だと説明。

    ライバルのレースリーグであるNASCARは、アメリカでNBA、NLBに次ぐ3位のテレビ視聴数を稼いでいる。

    「そして、インディ500は自動車レースのスーパーボールだ」とリチャード・パワーズはコメント。「インディに優勝した者は永遠に有名人だ」

    関連:佐藤琢磨、インディ500のスポットスポンサーを獲得

  • 佐藤琢磨のインディ500優勝に差別的投稿の米記者が解雇

    佐藤琢磨のインディ500優勝に差別的投稿の米記者が解雇

    佐藤琢磨のインディ500での日本人初優勝という歴史的快挙の裏で、差別的な意見をTwitterに投稿したアメリカ人のスポーツ記者が解雇されるという事件が起こった。

    アメリカでは、インディ500は米国4大スポーツと同じくらい人気があり、インディ500での優勝したドライバーは、その日から全米、全世界に名前が知れ渡る。

    デンバーポスト紙の記者テリー・フレイは、佐藤琢磨の優勝が決まった直後に「メモリアルウィークエンドに日本人のドライバーがインディアナポリス500で勝ったのは、私にとって不快感を覚える」とツイート。

    この投稿はSNS上で人種差別発言だとして炎上。「受け入れられない発言。デンバーポスト紙はただちになんどかするべき」「最低の行為であり、人種差別的態度。フレイをクビにしろ」など、テリー・フレイを批判する投稿が殺到した。

    その後、テリー・フレイは、第2次世界大戦の沖縄戦で、父親とともに日本と戦って戦死したアメリカンフットボールの選手について、大々的に取り上げて書いたものだったと説明。「感動的な週末に愚かな投稿をしてしまった。誤りを犯してしまった。佐藤琢磨に謝罪する。自分自身に憤っている」などと謝罪し、当該ツィートを削除した。

    だが、デンバーポスト紙「フレイ記者はもはやデンバーポストの記者ではない」とする声明を発表。テリー・フレイを解雇したことを明らかにした。

    「当社の記者の一人が書いた無礼で容認できないツイートについて謝罪します」とコメント。

    「テリ-・フレイはすでにデンバーポストの従業員ではありません。我が社の規定に基づき、これ以上の社員に関するコメントはいたしません。あのツイートは、我が社の信念でもなく、我々を表すものでもありません。我々の心からの謝罪をみなさんに受け入れていただけることを望んでいます」

    関連:佐藤琢磨、インディ500優勝は歴史的快挙

  • ホンダ 「佐藤琢磨と共に歩み続けてこられたことを大変誇りに思う」

    ホンダ 「佐藤琢磨と共に歩み続けてこられたことを大変誇りに思う」

    ホンダが、インディ500で日本として初優勝を成し遂げた佐藤琢磨を祝福した。

    佐藤琢磨は、5月28日(日)に米国インディアナポリス・モータースピードウェイにて開催された第101回インディアナポリス500で優勝を飾った。

    インディ500は、F1GP、ル・マン24時間レースと並ぶ『世界3大レース』のひとつとして知られ、日本人がインディ500で優勝したのは佐藤琢磨が初めてとなる。

    佐藤琢磨は2010年の第94回大会から挑戦を続け、8回目のチャレンジでの栄冠となる。翌5月29日(月)に表彰式が行われ、佐藤琢磨は賞金245万8129ドル(約2億7千万円)を手にした。

    佐藤琢磨は、早稲田大学在籍時にレーシングドライバーになることを決意。大学を休学して1996年に鈴鹿サーキット・レーシング・スクール・フォーミュラに入学して首席で卒業。それ以来、F1を含めて20年以上にわたってホンダとともにキャリアを築いてきた。

    ホンダのブランド・コミュニケーション本部長を務める森山克英は「世界3大レースのひとつであるインディ500で日本人初優勝という快挙を成し遂げた琢磨選手と、マイケル・アンドレッティCEOをはじめとするチームおよび関係者の方々、そして、琢磨選手を応援してくださっているファンの皆さまに心より感謝申し上げるとともに、この快挙達成の喜びを分かち合いたいと思います」とコメント。

    「そしてHondaとして、琢磨選手のレーシング・ドライバーとしてのキャリアと共に歩み続けてこられたことを大変誇りに思います」

    佐藤琢磨は「本当にタフなレースでした。最後の5周、エリオは本当にフェアなレースをしてくれました。本当に素晴らしいレースでした。残り3周でエリオとサイドバイサイドになったときも、とにかく行くしかないと思っていました。まだ信じられないです。昨年までの4年間、私に素晴らしい経験を与えてくれたAJフォイトに感謝します。素晴らしい機会を与えてくれたマイケル・アンドレッティに感謝します。そして、26号車のチームクルー、エンジニア、ホンダ、パナソニック、とにかくみんなに感謝します。本当に凄いです」とコメント。

    「アンドレッティという素晴らしいチームに、ただただ驚くばかりです。このチームを本当に誇りに思います。そして、ずっとサポートして下さったスポンサーのみなさん、信じて応援し続けてくれたファンの方々に本当に感謝します。この偉大な勝利を大変光栄に思います。本当にありがとうございました」

    関連:佐藤琢磨、インディ500優勝は歴史的快挙

  • 佐藤琢磨、インディ500の優勝賞金は2億7200万円

    佐藤琢磨、インディ500の優勝賞金は2億7200万円

    佐藤琢磨は、インディ500の優勝で総額245万8,129ドル(約2億7279万円)の賞金を手にした。

    5月28日(日)に開催された第101回 インディ500で、日本人初優勝という歴史的快挙を成し遂げた佐藤琢磨。

    29日(月)にはその表彰式が行われ、参戦33人のドライバーに賞金が授与された。

    2017年の賞金総額は、1317万8,359ドル(約14億6182億円)。

    優勝した佐藤琢磨は、17周をトップで走行したことによる賞金を含め、総額245万8,129ドル(約2億7279万円)の賞金を獲得。

    2位のエリオ・カストロネベスには77万629ドル(約8552万円)、3位のエド・ジョーンズには53万5629ドル(約5944万円)の賞金が贈られた。

    エンジントラブルによってリタイアして24位でレースを終えたフェルンナンド・アロンソは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの5,000ドルを含めた305万805ドル(約3393万円)を獲得した。アロンソは27周をトップで走行している。

    関連:【動画】 第101回 インディ500 決勝ハイライト … 佐藤琢磨が優勝!

  • 【動画】 第101回 インディ500 決勝ハイライト … 佐藤琢磨が優勝!

    【動画】 第101回 インディ500 決勝ハイライト … 佐藤琢磨が優勝!

    第101回 インディ500の決勝が5月28日(日)、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われ、佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)が日本人初優勝という快挙を成し遂げた。

    世界三大レースのひとつである伝統のインディ500。インディアナポリス・モーター・スピードウェイには35万人の観客が集まった。雨の心配もされた中でスタートしたインディ500の決勝レースだったが、200周のゴールまで凄まじいバトルが続き、幸いにも雨による中断はなかった。

    佐藤琢磨は予選4番手で2列目グリッドのイン側からスタートし、レース序盤はトップグループを保っていたが、82周目のピットストップで時間をロスしたために大きくポジションダウン。89周目には17番手に下がったが、冷静な戦いぶりを保って着々と一つずつポジションを回復。そうして、122周目には6番手までばん回し、そこからはトップを視野に入れた戦いを展開した。

    レースが残り50周となったとき、佐藤琢磨は10番手につけており、イエロー中の168周目に行ったピットストップのあとには、5番手にポジションをアップさせた。172周目に4番手となった佐藤琢磨は、175周目に一つ順位を下げたが、すぐにばん回し、179周目にはターン1でアウトから一挙に2台、豪快にオーバーテイク。このアタックが決定的だった。その後はインディ500を3度制覇しているエリオ・カストロネベス(シボレー)と6周にわたるし烈な一騎打ちに。そして佐藤琢磨は、追いすがりアタックを仕掛けてくるカストロネベスを振りきり、チェッカーフラッグを受けた。

    世界で最も長い歴史を誇り、世界で最も多くの観客を集めて開催されるレースを、佐藤琢磨は日本人として初めて制し、伝統に則ってビクトリーレーンでミルクを飲んだ。

    第101回 インディ500 決勝 動画

    第101回 インディ500 決勝 結果

    Po No Driver Team  
    1 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H
    2 3 エリオ・カストロネべス Team Penske C
    3 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H
    4 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H
    5 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H
    6 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C
    7 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti-Herta Autosport H
    8 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H
    9 88 ギャビー・チャベス Harding Racing C
    10 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C
    11 20 エド・カーペンター Ed Carpenter Racing C
    12 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H
    13 7 ミカエル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H
    14 1 シモン・パジェノー Team Penske C
    15 17 セバスチャン・サーべドラ Juncos/AFS Racing C
    16 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C
    17 63 ピッパ・マン Dale Coyne Racing H
    18 11 スペンサー・ピゴット Juncos Racing C
    19 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C
    20 18 ジェームス・デイビソン Dale Coyne Racing C
    21 16 オリオール・セルビア Rahal Letterman Lanigan Racing H
    22 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H
    23 12 ウィル・パワー Team Penske C
    24 29 フェルナンド・アロンソ McLaren Honda Andretti Autosport H
    25 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H
    26 40 ザック・ビーチ AJ Foyt Racing H
    27 28 ライアンハンターレイ Andretti Autosport H
    28 24 セージ・カラム Dreyer & Reinbold/Kingdom Racing C
    29 44 バディ・ラジアー Lazier Partners Racing H
    30 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C
    31 50 ジャック・ハーベイ Andretti Autosport/Mike Shank Racing H
    32 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H
    33 77 ジェイ・ハワード Schmidt Peterson Motorsports H
  • 佐藤琢磨、インディ500優勝は歴史的快挙

    佐藤琢磨、インディ500優勝は歴史的快挙

    佐藤琢磨は、第101回インディ500で日本人として初優勝。日本のモータースポーツに永遠に語り継がれる歴史的快挙を成し遂げた。

    1911年に初開催されたインディ500は100年以上の歴史を誇る世界で最も歴史あるレース。決勝日に世界で最も多くの観客を集めるレースでもあり、今年も35万人を超える観客がインディアナポリス・モーター・スピードウェイに集まった。

    アメリカ東部インディアナ州の州都インディアナポリスに全長2.5マイルのオーバルコースが作られたのは、1909年。当時のアメリカ中西部では、自動車メーカーが次々と立ち上がると、彼らは性能とスピードを競い、宣伝の場を求めた。そんな中で登場したインディアナポリス・モーター・スピードウェイは、500マイルの長距離で争われるレースを1911年に初めて開催し、大きな注目を集めた。2度の世界大戦中こそレースは開催されなかったが、その時期を除けば同じ場所で開催が続けられ、毎年5月の恒例行事して定着。メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)前日の日曜日に開催されている。

    アメリカ以外で歴史の長いレースでは、フランスのル・マン24時間耐久レースがある。このレースは、今年6月で85回目の開催となる。インディ、ル・マンと並んで世界三大レースに数えられるモナコGPは、F1世界選手権が始まった1950年以前から行われていたが、その第1回大会でさえ、インディ500の開催よりもあとになる。

    インディ500は世界最速の周回レースとして知られ、周回平均速度は予選で225mph、決勝でも220mphを超える。これは同じマシンでレースが行われるインディカー・シリーズの中はもちろん、世界の周回レースカテゴリーの中でも最も速い。最高速度は380km/hに達する。

    これまでに通算123戦のインディカー・シリーズに参戦した今年40歳の佐藤琢磨は、第101回インディ500の決勝に4番グリッドからスタート。200ラップにわたるレースを戦い抜き、見事優勝。これは2017年にアンドレッティ・オートスポーツに加入した佐藤琢磨にとって今季初の栄冠であり、2013年にロングビーチ市街地コースで行われたシリーズ第3戦に続く通算2勝目となった。

    200周(1周2.5マイル)のレース中、トップに立ったドライバーは15人を数えた。首位の入れ替わりは35回あり、合計50ラップがイエローコーションとなった。佐藤琢磨は、17周をトップで走行した。

    アンドレッティ・オートスポーツにとって、今回の勝利はインディカー・シリーズにおける通算56勝目にあたる。2003年以来、アンドレッティ・オートスポーツはシリーズチャンピオンを4度獲得(2004年:トニー・カナーン、2005年:ダン・ウェルドン、2007年:ダリオ・フランキッティ、2012年:ライアン・ハンターレイ)し、インディ500では4度優勝(2005年:ダン・ウェルドン、2007年:ダリオ・フランキッティ、2014年:ライアン・ハンターレイ、20016年:アレキサンダ・ロッシ)している。

    日本人ドライバーは、1991年のヒロ松下の参戦後、佐藤琢磨を含めて10名((ヒロ松下、桃田健史、松田秀士、服部茂章、中野信治、高木虎之介、ロジャー安川、松浦孝亮、武藤英紀、佐藤琢磨))がインディ500に挑戦してきた。これまでの歴代日本人最高位は、2003年の高木虎之介の5位だった。

    アメリカでは、インディ500は米国4大スポーツと同じくらい人気があり、インディ500での優勝したドライバーは、その日から全米、全世界に名前が知れ渡る。インディ500の勝者には2億円以上の賞金が与えられ、優勝トロフィー「ボルグワーナー・トロフィー」の壁面にはインディ500の歴代優勝者全員の顔を立体的にかたどったレリーフが埋め込まれ、それぞれ下のブロックに優勝者の氏名・開催年・優勝者の決勝レースにおける平均速度が刻まれる。

    その歴史に新たに名前が刻まれることになった佐藤琢磨。日本だけでなく、世界に名を残す金字塔を打ち立てた。

    佐藤琢磨
    「信じられない気持ちです。チームへの感謝の思いを言葉で表現することは到底できません。このチームメンバーの表情を見てください! 本当に素晴らしいと思います。今日は間違いなく、とてもタフなレースでした。ただし、エリオは本当にフェアなドライバーです。僕は彼を信頼していました。エリオはアウト側からくると信じていました。文句なしに素晴らしいレースです。本当に見事でした。12歳のときから、こんなことが起きるのを夢見ていました。皆さんのサポートには、どれほど感謝しても足りません」

    関連:【動画】 第101回 インディ500 決勝ハイライト … 佐藤琢磨が優勝!

  • 佐藤琢磨 「エリオを信頼していたからこそできたバトル」

    佐藤琢磨 「エリオを信頼していたからこそできたバトル」

    インディ500で優勝を成し遂げた佐藤琢磨は、レース終了間際のエリオ・カストロネベスとのバトルは“ジェントルマン”な彼を信頼していたからこそできたと語る。

    レース終盤、首位に浮上した佐藤琢磨は、インディ500を3度制覇しているエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)と6周にわたるし烈な一騎打ちを展開。追いすがりアタックを仕掛けてくるカストロネベスを振りきり、チェッカーフラッグを受けた。

    「ある段階で僕は勢いを失って、10番手くらいまで下がっていました」と佐藤琢磨はコメント。

    「とにかく自分の仕事に集中していまいたし、クルマ、そして、ピットストップを信じていました」

    「そのタイミングがやってきて、100%コミットメントしなければなりませんでした。自分にそれができることはわかっていました」

    「とにかく、その瞬間を待っていました。最後の数周。そこがその瞬間でした」

    「エリオがチャージしてくることはわかっていました。ですか、彼は本当にジェントルマンですし、本当にフェアプレーヤーです。彼のことを信頼していました」

    「僕たちはターン1でサイドバイドになりましたが、きっちりと正しい方向でできました」

    佐藤琢磨は、2012年のインディ500のファイナルラップの1コーナーでダリオ・フランキッティにオーバーテイクを仕掛けた際にスピンしてクラッシュ。その5年後、日本人ドライバーとして初となる歴史的な勝利を収めた。

    今年、アンドレッティ・オートスポーツに移籍した佐藤琢磨にとっては移籍後初優勝。2013年のロングビーチ以来となるインディカー2勝目となった。

    チーム代表のマイケル・アンドレッティは、“物凄い仕事”をしたと佐藤琢磨を称賛した。

    「我々にはそれを成し遂げるに相応しい男がいる。それは確かだ」とマイケル・アンドレッティは佐藤琢磨についてコメント

    「彼は素晴らしいレースをした。私は非常に間近で彼のことを見てきた。彼は何度も難しい状況を経験してきた。そして、彼はその状況を抜け出してきた」

    「彼は多くの忍耐を示してくれた。だが、行くべきときに彼は行った。ターン1のアウトサイドから2台を抜いた動きだ。あれはとても重要な動きだった。あれを見たとき、『これは勝てるかもしれない』と思った」

    「彼は我々を失望させなかった。彼はとてもいい走りを見せてくれた」

    関連:【動画】 第101回 インディ500 決勝ハイライト … 佐藤琢磨が優勝!