カテゴリー: 平川亮

  • ジャック・ドゥーハン ハースF1の2027年シート候補へ 平川亮らとヘレスでテスト

    ジャック・ドゥーハン ハースF1の2027年シート候補へ 平川亮らとヘレスでテスト

    ジャック・ドゥーハンが、2027年のドライバー選定を進めるハースF1でアピールの機会を得る。リザーブドライバーを務めるドゥーハンは、ヘレスで実施される旧型車テスト(TPC)でVF-25をドライブする予定だ。

    ハースF1では、エステバン・オコンの2027年残留がまだ確定しておらず、小松礼雄チーム代表は候補を5人に絞っていることを明らかにしている。ドゥーハンにとって今回のテストは、その候補争いに加わるうえで重要な機会となる。

    ドゥーハンがVF-25をドライブ
    ハースF1は9月14日と15日の2日間、スペインのヘレス・サーキットでTPCを実施する。このテストにはドゥーハンのほか、平川亮、2024年スーパーフォーミュラ王者の坪井翔が参加する。日本人2人は、提携関係にあるTOYOTA GAZOO Racingのドライバー陣から起用される。

    ドゥーハンはアルピーヌでF1に7戦出場した経験を持つ。2025年のF1マイアミGPを最後にレースシートを失っており、今回がそれ以来初めてのF1マシンでの本格的な走行となる。

    現在はハースF1のリザーブドライバーを務めており、今回のTPCでは小松礼雄をはじめとするチーム首脳陣に自身の能力を直接示すことになる。

    2027年候補は5人 オコンの残留は未定
    今回のテストが注目される背景には、ハースF1の2027年ドライバーラインナップがまだ固まっていないことがある。

    小松礼雄は、2027年の候補リストに現レギュラーのオコンを含む5人が残っていることを認めている。オコンが残留しない場合、そのシートを巡って複数のドライバーが争うことになる。

    その候補として現在、強く名前が挙がっているのがラファエル・カマラだ。

    ハースF1はヘレスに先立ち、ポルトガルのポルティマオでもTPCを実施。現FIA F3王者のカマラ、平川、マクラーレンのリザーブを務めるレオナルド・フォルナローリが参加した。

    パドックでは、このテストでフェラーリ育成のカマラが最も強い印象を残したとされており、オコンが離脱した場合の有力候補に浮上している。

    平川亮(ハースF1チーム)

    トヨタは平川亮のF1昇格を後押しか
    一方、平川亮も依然として候補から外れていない。

    平川は現在、ハースF1のリザーブドライバーを務めており、2026年シーズンにはすでに2回のFP1に出走している。報道によれば、トヨタは32歳の平川をF1のレギュラーシートに送り込むことを望んでいるとされ、オコンが離脱した場合の候補として現実的な位置にいるという。

    今回のヘレステストには坪井翔も加わるため、ドゥーハン、平川、坪井の3人が同じTPCで走行することになる。それぞれにとって、ハースF1の首脳陣にアピールできる貴重な機会となる。

    角田裕毅はハースF1の候補外
    一方、レッドブルF1のリザーブドライバーである角田裕毅については、ハースF1の2027年候補との噂が出ているものの、PlanetF1.comはチームの検討対象には入っていないと報じている。

    そのため、現時点でハースF1のシート争いは、オコンの残留を軸に、カマラ、平川、ドゥーハンらの動向が焦点となっている。

    ただし、小松礼雄はドライバー決定を急いでいない。最近の大型契約発表によってF1のドライバー市場は落ち着きを見せており、ハース側には判断を急ぐ必要がないためだ。

    モンツァで決定時期について尋ねられた小松礼雄は、毎日「1日ずつ近づいています」と冗談交じりに答え、慎重に候補を評価していく姿勢を示していた。

    ポルティマオで評価を高めたカマラ、トヨタが後押しする平川、そして今回F1マシンに復帰するドゥーハン。オコンの去就を含め、ハースF1の2027年シート争いは今後のTPCでの評価が重要な判断材料となりそうだ。

  • 平川亮の2027年ハースF1シート獲得に備えるトヨタWEC「すでに後任プランがある」

    平川亮の2027年ハースF1シート獲得に備えるトヨタWEC「すでに後任プランがある」

    平川亮が2027年にハースのF1レギュラーシートを獲得した場合に備え、トヨタはすでにWEC(FIA世界耐久選手権)での後任プランを準備している。トヨタ・レーシングのテクニカルディレクターを務めるデビッド・フルーリーが明らかにした。

    ハースのリザーブドライバーを務める平川亮は、先週ポルティマオで行われたTPC(旧型車テスト)に参加。2027年のエステバン・オコンの後任候補として評価を受けており、トヨタ側も平川亮がF1へステップアップする可能性を現実的なシナリオとして想定している。

    トヨタ「平川亮がどの道を選んでもサポートする」
    平川亮は現在、トヨタのWECプログラムの中心的なドライバーのひとりである一方、ハースではリザーブドライバーとしてF1活動にも関わっている。

    トヨタとハースの関係は近年さらに深まり、トヨタ・ガズー・レーシングはハースのタイトルスポンサーを務めている。そのなかで平川亮は先週、ポルトガルのポルティマオで実施されたハースのTPCに参加した。

    テストには平川亮のほか、マクラーレンの開発ドライバーで現FIA F2王者のレオナルド・フォルナローリ、現在F2タイトルを争っているラファエル・カマラが参加。3人はいずれも、2027年にオリバー・ベアマンのチームメイトとなる可能性のある候補として評価を受けた。

    ハースはまだ最終決定を下していないものの、トヨタは平川亮がF1シートを獲得した場合に備え、2027年のTR010ハイブリッドのドライバーラインナップについて代替案を用意している。

    「亮がハースでテストしているのはかなり前からなので、予想外のことではない」とフルーリーはSportscar365に語った。

    「チームとして、我々は亮をサポートする。どのようなキャリアの道を選ぶとしても、彼にとって最善の結果になることを願っている」

    「どのような決定になったとしても、我々としてはおおむね対応できる状態にある。彼の来年のプランが正式に分かれば、それに越したことはない」

    平川亮の後任候補にエステバン・マッソン
    平川亮がハースのF1シートを獲得した場合、トヨタのハイパーカープログラムへ昇格する有力候補のひとりがエステバン・マッソンだ。

    フランス出身のマッソンは、WECでアコーディスASPのレクサスRC F GT3をドライブしており、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズの現王者でもある。

    過去2シーズンにわたってトヨタのリザーブを務め、プライベートテストではハイパーカーもすでに経験している。

    「我々はエステバンをGT3とLMP2を通じて育成してきた。彼はプライベートテストで我々のハイパーカーも走らせており、これまで期待通りの仕事をしている。彼の成長過程で設定したすべてのマイルストーンをクリアしてきた」とフルーリーは評価する。

    「将来的にステップアップするうえで、間違いなく有力な候補だ。非常に才能があり、頭のいいドライバーだ」

    つまりトヨタは、平川亮をWECに引き留めることだけを優先するのではなく、F1への昇格が決まればそのキャリアを後押ししつつ、自社のWECプログラムについては別のドライバーを昇格させる準備を進めていることになる。

    平川亮(ハースF1チーム)

    平川亮「3回テストしてまだ候補に残っている」
    一方、平川亮自身もポルティマオでのテストには手応えを感じている。

    ハースで3回のテストを経験したうえで、依然として2027年のレギュラー候補に残っていることを前向きに捉えているという。

    「3回テストをして、まだ候補に残れているというのは本当にいいことだと思います。なので、このままプッシュし続けて、どうなるか見ていきたいです」

    F1のレギュラーシートについては「すべてのドライバーが望んでいる」ポジションだと語り、自分にできるアピールはすべて行ったとの認識を示した。

    平川亮の強みのひとつが豊富なレース経験だ。2012年に全日本F3選手権のタイトルを獲得し、その後はスーパーフォーミュラを中心にシングルシーターで9シーズンを戦った。2022年からトヨタのWECラインナップに加わり、これまで2度ドライバーズタイトルを獲得している。

    平川亮は、オコンの後任を争う他の候補と比較して、この経験値が自身の武器になると考えている。

    「僕はスーパーフォーミュラで何年も走ってきたので、経験があります」

    「他のドライバーと比べれば、僕にとって初めて走るサーキットは多いかもしれません。でも、その一方で経験があります。なので、どうなるか見てみたいです」

    F1については「来週話し合うかもしれない」
    ただし、現時点で平川亮が最優先しているのはWECだ。

    トヨタは夏休み前に行われたブラジル戦で2台ともノーポイントに終わっており、今週末のローン・スター・ル・マンでは巻き返しが必要となる。

    「ここは僕にとってもチームにとっても、チャンピオンシップを考えると非常に重要です。なので、今は今週末に集中しています。F1については、もしかすると来週いくつか話し合いがあるかもしれません」

    ハースは2027年のドライバーラインナップについて結論を急いでおらず、平川亮、フォルナローリ、カマラらを比較しながら検討を続けている。

    その一方で、トヨタがすでに平川亮のWEC離脱を想定したプランを用意していることは、F1昇格が単なる憶測ではなく、関係者が具体的に備える段階に入っていることを示している。

    なおSportscar365によれば、トヨタは平川亮の後任候補とは別に、2027年のWECラインナップでマイク・コンウェイに代わり、ポルシェのファクトリードライバーであるケビン・エストレを起用する見通しだ。

  • ラファエル・カマラ ハースF1テストでフォルナローリと平川亮を上回る

    ラファエル・カマラ ハースF1テストでフォルナローリと平川亮を上回る

    ラファエル・カマラが、2027年のF1昇格に向けた重要な一歩を踏み出した。

    ポルトガルのアルガルヴェ・インターナショナル・サーキット(ポルティマオ)で行われたハースの非公開テストで、比較基準となったオリバー・ベアマンのタイムに最も近いパフォーマンスを示し、レオナルド・フォルナローリと平川亮を上回ったとブラジルのGE.globoが報じている。

    2027年のF1シート候補を評価する今回のテストには、21歳のカマラ、同じく21歳のフォルナローリ、32歳の平川亮が参加。ハースは3人に類似したテストプログラムを与えて比較を行ったが、非公開セッションだったため、それぞれのラップタイムは公表されていない。

    GE.globoが入手した情報によると、そのなかでレギュラードライバーのベアマンが記録した基準タイムに最も近づいたのがカマラだった。その結果、フォルナローリと平川亮を上回る評価につながったという。

    具体的なタイムや差は明らかになっていないものの、2027年のレギュラーシート獲得を目指すカマラにとって重要な結果となった。

    VF-25で3人を比較 カマラがベアマンの基準に最接近
    今回ハースが使用したのは、2025年F1シーズンを戦ったVF-25だった。現行規則で認められている旧型車テスト、TPC(Testing of Previous Cars)の一環として実施され、3人は類似したプログラムをこなした。

    カマラがハースのF1マシンをドライブするのは今回が初めてだった。しかし、F1マシンでの走行自体が初めてだったわけではない。

    フェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属するカマラは、これまでハンガロリンク、バルセロナ、ムジェロでフェラーリのF1マシンをドライブしている。

    さらに今回のハースのテスト直前にもフェラーリがカマラの準備を支援した。8月26日(水)にはムジェロで2025年型SF-25を走らせ、その後ポルティマオへ移動してハースの評価に臨んだ。

    GE.globoによると、カマラはそれまでに行ったフェラーリでのテストでも好印象を残しており、高い評価を得た状態で今回のハースのテストに参加した。

    F2王者フォルナローリと経験豊富な平川亮も参加
    フォルナローリは2025年のFIA F2チャンピオンで、現在はマクラーレンのリザーブドライバーを務めている。

    フォルナローリは6月にスペインのヘレスでハースのTPCに参加しており、今回がチームで初めての走行ではなかった。また、数週間前には今回と同じポルティマオで2025年型マクラーレンもドライブしている。

    一方、平川亮は3人のなかでは最も豊富な経験を持つ。ル・マン24時間レースでの優勝をキャリアに持ち、日本のスーパーフォーミュラでは2020年にランキング2位を獲得している。

    F1でも複数のチームでリザーブドライバーを経験してきた。平川亮は昨年、ハースのリザーブドライバーとして契約。それ以前にはマクラーレンのドライバー・デベロップメント・プログラムに所属し、同チームのリザーブドライバーを務めたほか、アルピーヌでもリザーブを担当した。

    つまりカマラにとって今回のテストは、F2タイトルを獲得し、すでにハースとマクラーレンのF1マシンを経験しているフォルナローリ、そしてル・マン24時間レース優勝を含む豊富な実績と複数のF1チームでのリザーブ経験を持つ平川亮との比較でもあった。

    そうしたなか、GE.globoが入手した情報では、カマラが3人のうちベアマンの基準タイムに最も近いパフォーマンスを示した。

    カマラとフォルナローリが2027年シートの有力候補
    ただし、ハースのドライバー評価は今回で終了ではない。

    元アルピーヌF1ドライバーのジャック・ドゥーハンも翌週、スペインのヘレスでVF-25をテストする予定となっている。

    それでもGE.globoは、現時点で2027年のレギュラーシートを獲得する有力候補はカマラとフォルナローリの2人だとしている。

    空く可能性があるとされているのは、現在エステバン・オコンが座っているシートだ。

    GE.globoは以前から、オコンのパフォーマンスにハースが満足しておらず、現在のシートが近く空く可能性があると報じている。

    ベアマンは引き続きチームの中心となる見込みであり、カマラがシートを獲得すれば、ハースはフェラーリ・ドライバー・アカデミー出身の若手2人を並べることになる。

    ラファエル・カマラ

    フェラーリとの契約交渉もカマラの追い風
    カマラには、純粋なドライビングパフォーマンスとは別の強力な追い風もある。

    カマラは2021年、まだカートで戦っていた時期にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに加入した。一方、ハースはフェラーリと緊密な技術提携関係にあり、パワーユニットだけでなく、ギアボックスやリアサスペンションなど、FIAの技術規則で認められる範囲のコンポーネントをフェラーリから購入している。

    両者の現在の供給契約は2027年末で満了する。

    GE.globoによると、ハースはこの契約をより有利な条件で更新することを目指しており、フェラーリ側もカマラを2027年のレギュラードライバーとして起用することと関連して、前向きな姿勢を示しているという。

    カマラとの契約が成立すれば、ハースはフェラーリから購入するコンポーネントについて、値引きを含む経済的な恩恵を得られる可能性がある。

    フェラーリにとっても、自ら育成してきたカマラをF1に昇格させ、ベアマンと同様にハースで実戦経験を積ませられるメリットがある。フェラーリとハース双方の利害が一致する構図となっている。

    ハースを逃した場合はフェラーリのリザーブへ
    一方、カマラには2027年にハースのシートを獲得できなかった場合の「プランB」も用意されている。

    GE.globoによると、ハースとの契約が実現しなかった場合、カマラは2027年シーズンにフェラーリのリザーブドライバーを務める見込みだという。

    さらにカマラ自身は、2026年中にフェラーリからF1公式セッションのフリー走行に出走する予定であることも明らかにしている。

    現在カマラはF2で145ポイントを獲得してランキング3位。首位のニコラ・ツォロフが167ポイント、2位のガブリエレ・ミニが147ポイントとなっており、残り5大会でタイトル争いを続けている。

    F2での結果に加え、フェラーリでのF1テスト、そして今回のハースでの直接比較と、カマラのF1昇格に向けた評価材料は着実に積み上がっている。

    特に今回、ラップタイムそのものは非公開ながら、F2王者のフォルナローリと、ル・マン24時間レース優勝や複数のF1チームでのリザーブ経験を持つ平川亮を上回り、ベアマンの基準タイムに最も近づいたというGE.globoの情報は大きい。フェラーリとの技術提携を巡る事情も含め、カマラは2027年のハースF1シート獲得に向けて有力な位置につけている。

  • ハースF1 オコン後任へ3人を“オーディション” カマラ、フォルナローリ、平川亮

    ハースF1 オコン後任へ3人を“オーディション” カマラ、フォルナローリ、平川亮

    ハースが2027年F1シートを巡る事実上の“オーディション”を実施すると報じられている。エステバン・オコンの後任候補として、ラファエル・カマラ、レオナルド・フォルナローリ、平川亮の3人がポルティマオでテストに臨むという。

    ブラジル『UOL』のジュリアン・セラソリによれば、テストは水曜日と木曜日に行われる予定で、フェラーリとマクラーレンがそれぞれの有望株を2027年のF1グリッドに送り込もうとするなか、トヨタの支援を受ける平川亮も候補に加わる。

    オリバー・ベアマンも走行し、3人を評価するための比較対象になるとされている。

    オコン後任へポルティマオで“オーディション”
    今回のテストに参加すると報じられているのは、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのブラジル人ドライバー、ラファエル・カマラ、マクラーレンのリザーブドライバーを務めるレオナルド・フォルナローリ、そしてトヨタの支援を受け、現在ハースのリザーブドライバーを務める平川亮だ。

    ハースは2027年にベアマンと組むドライバーとしてオコンに代わる候補を見極めるため、非公式なオーディションを行うとされている。

    ベアマン自身もテストに参加するが、シートを争う候補ではなく、3人のパフォーマンスを判断するための比較対象という位置づけになる。

    フェラーリとマクラーレンはいずれも、自らが推すドライバーを2027年に残された数少ないF1シートのひとつに送り込もうと強く働きかけているという。

    フェラーリが推しているのがカマラで、キャデラックの候補としても名前が挙がっている。一方、マクラーレンはフォルナローリを支援している。

    さらに、32歳の平川亮についても、トヨタがF1グリッド入りを望んでいると報じられている。

    平川亮(ハースF1チーム)

    フェラーリはカマラを全面支援
    なかでもフェラーリは、カマラのF1昇格に向けて大規模な支援を行っている。

    フェラーリF1チーム代表のフレデリック・バスールは『UOL』に対し、カマラへの投資について次のように語った。

    「我々はラファエルを全面的に支援している。単なる金銭的な支援という話ではない。資金面での支援も行ってきたが、今年は旧型車を使ったトレーニングにも多額の投資をしてきた」

    「そのコストは、金銭的な支援そのものよりもはるかに大きい。来週のテスト、そして来シーズンに向けて彼を可能な限り準備させるためだ。パートナーであるハースも、来年彼をF1に送り込むための最善の方法を見つけようとしている」

    フェラーリは資金面でカマラを支援するだけでなく、旧型F1マシンを使ったトレーニングにも多額の費用を投じ、今回のテストとその先を見据えた準備を進めている。

    カマラはリザーブ起用にとどまる可能性も
    ただし、カマラが今回のテストで最もF1への準備が整ったドライバー、あるいは最も即戦力としての可能性を示したとしても、2027年のレギュラーシート獲得が保証されるわけではない。

    カマラの2027年の役割がハースのテスト兼リザーブドライバーにとどまる可能性も十分にあるという。

    ハースはF1グリッドのなかでも資金力が比較的小さいチームであり、別のドライバーがスポンサーや投資という形でより多くの資金をもたらすことができると判断すれば、別の選択肢に向かう可能性もあるとされている。

    マクラーレンはF3&F2王者フォルナローリを後押し
    その対抗候補となるのがフォルナローリだ。

    マクラーレンはフォルナローリの将来に大きく投資してきた。フォルナローリは2024年のFIA F3、2025年のFIA F2で2年連続タイトルを獲得しており、今回のテストでハースのシート候補として評価を受けることになる。

    フェラーリが全面的に支援するカマラ、マクラーレンが投資してきたフォルナローリ、そしてトヨタの支援を受け、すでにハースのリザーブを務める平川亮。3人が参加するとされるポルティマオでのテストは、オコンの後任を巡る2027年のF1シート争いを占う重要な機会となりそうだ。

  • 平川亮 ハースF1で今季2度目のFP1完了「ようやくきちんとしたラップを走れた」

    平川亮 ハースF1で今季2度目のFP1完了「ようやくきちんとしたラップを走れた」

    ハースF1のリザーブドライバーを務める平川亮は、F1ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)で今季2度目の走行機会を得た。空力テストをこなしながら25周を走行し、ベストタイムは1分22秒001で17番手を記録した。

    前戦オーストリアGPに続くFP1出走となった平川は、今回もオリバー・ベアマンに代わってVF-26をドライブ。前回より空力テストの項目が少なかったことで、マシンやハンガロリンクでの走行に多くの周回を充てることができた。

    平川亮「ようやくきちんとしたラップを走れた」
    セッション後、平川は難しいコンディションの中でも収穫の多い走行だったと振り返った。

    「今日またマシンに乗ることができて良かったです。もっと周回を重ねたいという気持ちはいつもありますが、今日は最初に空力テストを行いました。ただ、前回のFP1ほど項目が多くなかったので、マシンやコースを学ぶための周回を多く走ることができました」

    「正直に言うと、コンディションは本当に難しかったですし、マシンも少し扱いづらかったです。最後にタイムアタックはできましたが、トラフィックの影響で何度かアタックを中断しなければならず、なかなか難しいセッションでした」

    「それでも最後にはきちんとしたラップをまとめることができ、タイヤも有効に使えました。今日はその点に満足しています」

    平川亮(ハースF1チーム)

    ハースF1の小松礼雄代表も、平川の走行は予定どおりプログラムを消化できた一方で、チーム全体としては明暗が分かれた一日だったと総括。エステバン・オコンは好調な走りを見せた一方で、午後のFP2ではベアマンがマシンのフィーリングに苦しみ、ガレージの反対側では原因究明が課題となっていることを明かした。

    平川は今回も限られた走行機会の中でチームのテストプログラムを着実に消化し、シーズン中の貴重な実戦経験を積み重ねた。

  • 平川亮 F1ハンガリーGPでハースからFP1出走「今回はプッシュラップを走れる」

    平川亮 F1ハンガリーGPでハースからFP1出走「今回はプッシュラップを走れる」

    TGRハースF1チームは、2026年F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)で、リザーブドライバーの平川亮がオリバー・ベアマンに代わってVF-26をドライブすると発表した。

    平川亮にとって今季2度目のFP1出走となる。前回のオーストリアGPでは空力テストや赤旗の影響で十分な走行機会を得られず、タイムアタックを行うことができなかったが、今回はハンガロリンクでマシンの限界を探る走行に意欲を見せている。

    平川亮「今度はプッシュラップを走れる」
    平川亮は、再びVF-26をドライブする機会を得られたことへの感謝を述べるとともに、チームへの貢献を誓った。

    「まずは、TOYOTA GAZOO RacingとTGRハースF1チームに、ハンガリーGPのFP1で再びマシンをドライブする機会をいただけたことに感謝しています」

    「オーストリアでは空力テストや赤旗の影響があって、プッシュラップを十分に走ることができず、難しいセッションになりました」

    「今回はプッシュラップを走るチャンスがあるので、とても楽しみにしています。このコースはコンパクトで幅が狭く、低速から中速コーナーが多い、とてもチャレンジングなサーキットです」

    「限界まで攻めて走ることができればうれしいですし、チームへ良いフィードバックを提供して、FP2以降に向けたセットアップ作業に貢献したいと思います」

    平川亮(TGRハースF1チーム)

    小松礼雄代表「理解をさらに深めたい」
    チーム代表の小松礼雄は、ベルギーGPで得た知見をハンガリーGPでも発展させたいと説明。FP1では新たなテスト項目に取り組む予定であり、平川亮の走行にも期待を寄せた。

    「スパではVF-26のパフォーマンスを理解し改善するという点で前進することができましたが、日曜日の結果は非常に残念なものとなりました」

    「シーズン前半最後のレースとなるハンガロリンクは、スパとはまったく異なる特性を持つサーキットです。金曜日にはさらなる理解を深めるためのテスト項目を予定しています」

    「FP1では平川亮がオリバー・ベアマンに代わって走行します。シュピールベルクでの初走行を踏まえ、どのような成長を見せてくれるのか楽しみにしています」

    「競争は非常に激しいですが、夏休み前最後のレースで持てる力を最大限発揮したいと思っています」

  • 平川亮 ハースF1で今季初FP1完了「新車はすべてが新鮮だった」

    平川亮 ハースF1で今季初FP1完了「新車はすべてが新鮮だった」

    平川亮は、2026年F1第8戦オーストリアGPのフリー走行1回目(FP1)でTGRハースから今季初めて走行し、VF-26での初セッションを無事に終えた。

    チームは空力評価を中心としたテストプログラムを実施し、平川は23周を走行。ベストタイムは1分10秒493で19番手となった。セッション終盤はセルジオ・ペレス(キャデラック)のマシントラブルによる赤旗で終了し、十分なアタックラップを行う時間は残されなかった。

    空力テスト中心のプログラムを消化
    平川は今回がVF-26での初走行となり、チームはレース週末の重要な開発項目である空力テストを優先した。

    ミディアムタイヤで走行を開始した後、ソフトタイヤでタイム計測を実施したものの、多数のテスト項目をこなしながらのセッションとなったため、純粋なパフォーマンスアタックには重点を置かなかった。

    FP2ではエステバン・オコンがマシンを引き継ぎ、チームはセットアップをさらに進めた。

    「新しいマシンですべてが新鮮だった」
    走行後、平川はVF-26での初ドライブを振り返り、多くのテスト項目を予定どおり消化できたことに満足感を示した。

    「今日はVF-26に初めて乗ったので、すべてが新鮮でした。空力関係を中心にたくさんのテスト項目があり、車高(レーキ)の変更など、やることが本当に多かったです」

    「最終的には良い感触でした。ただ、思っていたほど周回を重ねられなかったのは少し残念でしたが、マシンには良いフィーリングを得られました。FP2ではチームもかなり改善できていたので、その点は良かったと思います」

    平川亮(ハースF1チーム)

    ピットでの接触は操作ミスが原因
    セッション中にはピットストップでマシンが停止しきれず、メカニックと軽く接触する場面もあった。

    平川は原因について、自身の操作ミスだったと説明し、メカニックにけががなかったことが何より重要だったと語った。

    「僕はまだこのマシンに慣れていなくて、ニュートラルボタンを押したつもりだったのですが、間違ったボタンを押してしまいました。その結果、アンチストールモードに入ってしまい、マシンを止めることができませんでした」

    「そのあとすぐにメカニックのところへ行きましたが、彼は大丈夫でした。それが一番大事なことです」

    【関連】
    ・F1オーストリアGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

  • 平川亮がハースF1チームのFP1を担当 オーストリアGPで今季初走行

    平川亮がハースF1チームのFP1を担当 オーストリアGPで今季初走行

    ハースF1チームは6月26日開幕のF1第8戦オーストリアGPで、リザーブドライバーの平川亮がフリー走行1回目(FP1)に出走すると発表した。

    平川亮はエステバン・オコンに代わってVF-26をドライブする。2025年にはハースで4回のFP1セッションを担当したが、2026年シーズンではこれが初のF1公式セッション参加となる。

    今回の走行はFIAのルーキードライバー起用義務に基づくもので、平川亮にとっては初めてVF-26を実戦環境で走らせる機会となる。

    平川亮はチームの発表を通じて次のように意気込みを語った。

    「まず、この機会を与えてくれたトヨタ・ガズー・レーシングとハースに感謝したいです。今季初めてのFP1になりますし、レッドブルリンクを走るのも久しぶりです」

    「低速コーナーから高速コーナー、そして長いストレートまで揃っているので、VF-26を初めて走らせるには最適なサーキットだと思います。とても楽しみですし、60分間のセッションは本当に短いので待ちきれません」

    「目標はできるだけ早くクルマに慣れ、できる限り多くのデータを収集してチームをサポートすることです」

    平川亮は先日開催されたWECル・マン24時間レースで、トヨタのドライバーとして表彰台を獲得したばかり。ハースの小松礼雄代表も、その活躍を称賛しつつFP1でのフィードバックに期待を寄せている。

    小松礼雄代表は「亮はまだVF-26をドライブしていないので、彼のフィードバックを得られるのは良いことだ。ル・マンではトヨタで表彰台を獲得したばかりで、今季もTPCプログラムで重要な役割を果たしている」とコメントした。

    ハースはここ2戦で結果を残せていないものの、オーストリアGPとイギリスGPの連戦を通じてVF-26への理解を深め、シーズン序盤に見せたポイント獲得の安定感を取り戻したい考えだ。

  • 2027年F1ドライバー市場の噂をRN365が特集 角田裕毅や平川亮の去就にも注目

    2027年F1ドライバー市場の噂をRN365が特集 角田裕毅や平川亮の去就にも注目

    2026年F1シーズンは新レギュレーションへの対応が大きな話題となっているが、水面下ではすでに2027年に向けたドライバー市場も活発化し始めている。

    RacingNews365がパドック関係者への取材をもとにまとめた分析によると、上位チームのラインアップは比較的安定している一方、中団チームを中心に複数のシートが流動化する可能性があるという。

    上位勢は安定 フェラーリも2027年体制が固まる
    カナダGP週末にマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの両ワールドチャンピオンが2027年もF1参戦を続ける意向を示したことで、トップチームの布陣は大きく動かないとの見方が強まっている。

    フェラーリはシャルル・ルクレールとの新契約を発表しており、チームはルイス・ハミルトンに対しても継続的なコミットメントを示しているという。

    現時点ではフェラーリの2027年ラインアップはほぼ固まったとみられている。

    ハースF1チームは最大2席が空席候補
    一方で、ハースF1チームは状況が異なる。

    エステバン・オコンとオリバー・ベアマンの契約はともに今季末で満了するとされ、理論上は2つのシートが空く可能性がある。

    ただしベアマンについてはフェラーリ育成ドライバーとして高く評価されており、残留の可能性が高いとみられている。将来的なフェラーリ昇格候補としても名前が挙がっている。

    対照的にオコンの立場はそれほど安泰ではない。パドックではベアマンとの差が話題になっており、契約延長を保証する状況ではないと見られている。

    平川亮が有力候補として浮上
    同メディアによると、後任候補として名前が挙がるひとりが平川亮だ。

    トヨタの支援を受ける平川亮については、開発面での評価が高いとの見方があり、豊田章男会長の強力な後押しもあるとされる。

    一方で32歳という年齢とF1実戦経験の少なさは課題とみられているが、トヨタ内部ではF1昇格を見据えた動きもあるという。

    そのため、平川亮がF1へ移行した場合に備え、WECプログラムの後任候補としてポルシェのケビン・エストーレの名前も取り沙汰されている。

    またハースF1チームのリザーブドライバーであるジャック・ドゥーハンも候補のひとりとして挙げられている。

    角田裕毅にも移籍説
    さらに角田裕毅の名前も噂の対象となっている。

    未確認情報ではあるものの、角田裕毅が新たなスポンサー獲得を模索しており、その過程でホンダとの関係に依存しない将来も検討しているとの見方がある。

    また同メディアは、角田裕毅がトヨタ首脳陣の関心を引こうとしているとのパドック情報も紹介している。

    レッドブル・レーシング側は、もし移籍の機会があれば妨げるつもりはないとの姿勢を示しているとされる。

    ウィリアムズは主力2人の去就に注目
    2026年シーズンのウィリアムズは苦戦が続いている。

    FW48は期待されたパフォーマンスを発揮できておらず、契約満了を迎えるアレックス・アルボンとカルロス・サインツJr.の将来にも注目が集まっている。

    サインツJr.については複数チームが関心を示しているとされる。

    アルボンもまた不満を抱えているように見え、最近の発言や態度からもフラストレーションが感じられるという。

    モントリオールでの取材によると、アルピーヌ、アウディ、アストンマーティンとの間で接触があったとされ、将来の可能性を探る動きが始まっている。

    アルボンとレッドブル再接近の可能性
    アルボンにはレッドブルとの特別な関係も残っている。

    レッドブルの大株主であるチャレーム・ユーウィッタヤは現在もアルボンを支援しており、個人的な関係も維持されているという。

    実現可能性は高くないものの、レッドブル陣営に大きな変化が起きた場合にはアルボン再起用というシナリオも完全には排除できない。

    さらにタイGP開催計画が進むなか、タイ出身ドライバーであるアルボンの価値は今後さらに高まる可能性がある。

    アストンマーティンは現状維持が有力
    アストンマーティンではランス・ストロールのシートが揺らぐ気配はない。

    またフェルナンド・アロンソも、エイドリアン・ニューウェイが設計した競争力のあるマシンで戦う前にチームを離れる考えはないとされる。

    一部で報じられたアルピーヌ復帰説についても、関係者は否定している。

    キャデラックF1ではペレスの評価が上昇
    新規参戦チームのキャデラックF1では内部評価に変化が生じている。

    セルジオ・ペレスへの評価は非常に高く、パドック関係者の間では「復活を遂げた」との見方も出ている。

    一方でバルテリ・ボッタスについては、一部メディアが早期離脱説を報じた。

    しかしグレアム・ロードンは同メディアとの独占取材でこれを否定し、チームとして引き続きボッタスを信頼していると説明している。

    それでも、今後シート争いを有利に進めるためにはボッタス側にもさらなる結果が求められそうだ。

    2027年の鍵を握るのは中団勢
    現時点でフェラーリ、マクラーレン、メルセデス、レッドブル・レーシングといった上位勢の布陣は比較的安定している。

    しかし中団チームでは契約満了を迎えるドライバーが多く、2026年後半の成績次第で状況は大きく変わる可能性がある。

    特にハースF1チーム、ウィリアムズ、キャデラックF1は今後数か月のドライバー市場の中心になる可能性が高い。そして、その動きが最終的にはグリッド全体へ波及する可能性も十分にありそうだ。

  • 平川亮が明かす2026年F1舞台裏「リザーブでも準備は簡単ではない」

    平川亮が明かす2026年F1舞台裏「リザーブでも準備は簡単ではない」

    TGRハースF1チームのリザーブドライバーを務める平川亮が、2026年F1バーレーンテスト期間中に現地でメディアのインタビューに応じた。今季は大幅なレギュレーション変更が施行される節目の年となるなか、リザーブドライバーとしてどのように準備を進めているのか、その舞台裏を明かした。

    完全刷新されたパワーユニットと運用手順、新たなプロシージャーへの適応など、現場で求められる役割は多岐にわたる。

    平川亮は、リザーブとしての責任、Testing of Previous Car/旧型車テスト(TPC)への参加、そしてチームとTGRの連携強化について、自身の言葉で現状を語っている。

    2026年レギュレーションへの準備について
    「正直に言って、やることは本当にたくさんあります。完全に新しいレギュレーションですし、すべてが新しいです。リザーブドライバーにとっては特に準備が難しいと思います。多くのことが新しくて、手順も多いですし、やってはいけないこと、やらなければならないこともたくさんあります。なので、本当に多くを学ぶ必要があります」

    2026年シーズンに向けた役割と計画について
    「僕の計画は、もちろんリザーブドライバーとしての役割を果たすことです。リザーブとして現地でサポートもしますし、何かあった場合に備えて常に準備しておく必要があります。また、チームをサポートするためにTesting of Previous Car/旧型車テスト(TPC)も行う予定です。やるべきことはたくさんあります」

    ハースとTGRのパートナーシップについて
    「今週はチームの中により多くの人員がいるのを感じています。人が増えたことで、チームがより強くなっていると感じます。もちろん、TPCテストも実施していますし、それは現場の人たちが関わる機会にもなっています。そういった取り組みによって、チームはどんどん強くなっていると思いますし、双方にとって良いことだと思います」

    平川亮 TGRハースF1チーム