カテゴリー: F1ロシアGP

  • F1ロシアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    F1ロシアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。5戦連続、今季8回目、通算96回目となるポールポジション獲得となった。2番手には0.563秒でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがメルセデス勢に割って入り、7戦続いていたメルセデスのフロントロー独占にストップをかけた。

    ルイス・ハミルトンはソフト、マックス・フェルスタッペンとバルテリ・ボッタスはミディアムでのスタートとなる。

    1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「覚えている中でも最もタフな予選セッションだったし、ずっとはらはらしていた。でも、もっとひどくなっていたかもしれないので、みんなが冷静なままでいてくれたことにとても感謝している。Q2はものすごくチャレンジングだった。最初のアタックは、最終コーナーでトラックリミットを超えたので、タイムが抹消された。チームは僕を呼び戻して、給油し、新しいタイヤに交換していたけど、2回目のアタックを始めたときに赤旗が出た。そのあとは、最後のアタックをするまでとてもギリギリだった。アウトラップの最終セクターで数台オーバーテイクしたけど、ルノーの後ろでタイムをロスした。ボノが『行け、行け、行け』と言っているのが聞こえたので、ラインを越えられるよう加速した。いろいろなことが起きていたので、とにかく落ち着いて、自分の中心を見つけなければならなかった。バルテリは週末を通して強かったので、最後のQ3アタックで結果を出さざるを得なかった。最終セッションの最初のアタックは本当によかったし、改善するのは難しいだろうと思っていた。でも、2回目のアタックでわずかだけど見い出すことができた。ポールポジションを獲得できたのはよかったけど、このトラックは、最初のブレーキングゾーンまでの距離が長いので、おそらくポールポジションが最悪の場所だろう。だから、ターン2までは厳しいバトルになるだろうし、特に僕はソフトタイヤでスタートするのでチャレンジングなレースになるだろう。レースをスタートするには良いコンパウンドだが、最初のスティントには最悪のタイヤだ。今夜はレースに向けた最善のアプローチをじっくり考えるつもりだ」

    2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「2番手:に入れるとは予想していなかった。こういうことはあまり言わないけど、今日は今までの予選の中でもベストの一つだったと思う。Q1、Q2はマシンバランスに苦しんだけど、Q3に向けて安定するように改善したところ、特に2回目の走行でうまく機能した。もちろんポールポジション獲得や優勝に向けて戦えることが一番だけど、今シーズンは常にそれが狙えるとは思っていない。だから、メルセデスの2台に割って入りフロントローを獲得できたのは、満足できる結果だと思っている。明日のレースは路面がきれいでない側のグリッドからスタートするので不利な面もあるけど、ミディアムタイヤでスタートするというアドバンテージもある。スムーズなスタートができれば、ここではその後のトウの影響が大きいので、ターン2に入るまでに、何かを起こせるかもしない。メルセデスの2台はレース全般をとおしていいペースで走ると思うので倒すのは簡単ではないけど、今日の結果には満足しているし、想像以上の結果を引き出せたと思っている」

    3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「かなりいい感じだったし、Q1とQ2ではペースがあると感じていた。どちらのセッションも順調に進んだし、スムーズだった。でも、Q3はトリッキーなセッションだった。ゲインを見つけられると感じていたけど、他の方がもっと見つけたのは明らかだ。Q3の1回目の走行ではタイヤがちょっと冷えすぎていたので、最終コーナーの立ち上がりで大きくふらついてしまし、ターン2にむけてすでにコンマ数秒失っていた。2回目の走行を待っていたし、実際、ミスはなかったので、どうしてポールに近づけなかったのかわからない。ちょっとクエスチョンマークがあるし、デブリーフで調べて、その理由を理解する必要がある。でも、3番手:はここでは実際にはスタートするにはかなり良い位置だ。それに僕は正しいタイヤを履いていると思う。以前にここで3番手:からスタートしたことがあるし、何が起こったのかを調べて、同じことをしたい。まだやれることはいろいろとある」

    4番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
    「今日のパフォーマンスにはとても満足している。4番手は達成できる最大ン減だった。マックス・フェルスタッペンと2台のメルセデスはとても強かったからね。僕たちは直近のライバルたちの前で予選を終えることができたし、それが重要だ。本当にタフなセッションだった。風が変化し続けて、赤旗による妨げもあった。セッションをうまく管理し、マシンから最大限の力を引き出すことができたのはチームの功績だ。ここで表彰台を獲得するのは難しいかもしれないけど、ターン2までの距離が長いので、スタートは何が起こるかわからない。力強いスタートを切り、タイヤをうまく管理すれば、明日は良い結果を目指して戦えると思う」

    5番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
    「全体として、明日の5番手に満足している。ポールポジションを争っていないことはわかっていたけど、Q2のラップの後、3番手か4番手に手が届きそうに感じた。Q2のそのラップは完璧だったし、それを改善するのは難しいことは分かっていたけどね。Q3は少し苦労した。タイムを改善できたかもしれないけど、結果には満足している。通常、僕はこのサーキットに強いわけではないので、週末中ずっと速く走れいてることはポジティブだ。明日は間違いなくレースができると思うし、楽しめるはずだ」

    6番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
    「僕たちにとって挑戦的なセッションだったので、今日は6番手にとても満足している。FP3のペースは励みになったけど、予選が始まるとすぐに風の状態や路面温度が変化し、マシンのバランスが崩れてしまった。それでも、Q1の最初の走行から何とか良いラップができたし、Q3のために新しいセットを保存し、最後のアタックですべてのセクターをまとめて、明日のために6番手を獲得することができた。レースにむけて良いスターティングポジションだし、明日は確実に仕事を終え必要がある」

    7番手:エステバン・オコン(ルノー)
    「今日は非常にまともな結果だと思う。今週末は僕たちは素晴らしいペースを示してきたし、マシンのパフォーマンスは間違いなく力強だった。僕としては、結果に満足しているし、3つのセッションすべてを通してマシンは本当に良かった。全体として、僕たちは明日にむけて戦いのなかにいるし、そこは非常にポジションだ。僕たちがいるところからスタートするのは素晴らしいことだし、前のマシンに目を向けることができる。僕たちは戦えるに加われると思うし、明日は面白くなるだろう。どんなことも可能だと思うし、レースにむけて良い状態だ」

    8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「赤旗とラップでのトラフィックによって乱雑な予選だったし、トリッキーだったけど、マシンはペースが良く、かなり自信があった。最終予選では2セットの新しいタイヤがなかったので少し難しくなった。それでも満足している。8番手はひどいとは思わない。接戦だったし、何マイルもうまくできたとは思わない」

    9番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「昨日のフリー走行は普段よりも難しかったので、今日の結果には満足している。ショートランで望んだようなパフォーマンスが出せなかったので、予選に向けて自信があったわけではない。だから、明日の決勝のスターティンググリッドには満足している。マシンは決勝に向けていい形に仕上がっていると思う。ロングランでの走りは力強いし、望んだバランスになっている。中団は手強いライバルが多いけど、決勝ではいい戦いをしたい。最近の決勝ではアクシデントが多いので、そのようなことが起こった際には確実に機会をモノにしたいと思う」

    10番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「今日の予選Q3で何が起こったのか、今の時点ではよく分かっていないので、この後エンジニアたちと一緒に分析をする必要があると思っている。Q1とQ2はまずまずだったけど、他のマシンがQ3でタイムを上げていた中で、僕たちだけが改善することができなかった。マシンのポテンシャルを出し切り、僕もいいラップを走れたと思っていたので、なぜこのような結果になったのか難しいところだ。いくつか小さなことを変えて、あとコンマ数秒上げることはできたかもしれないけど、結果としてはライバルに対してそれ以上の差がついており、何が起こっているのかよく分からないけど、とにかく懸命に作業をするしかない。何台かのマシンがスピンを喫したり、トラックリミットを超えていたけど、それはFP3から予選に向けて風向きが大きく変わったためだと思う。明日もっと順位を上げるために、ここから分析を行う。1コーナーまでの距離が長く、あらゆることが起こり得るので、そのなかで自分たちのできる限りのことを行っていくだけだ」

  • ルイス・ハミルトン 「おそらくポールスタートが最も不利なトラック」

    ルイス・ハミルトン 「おそらくポールスタートが最も不利なトラック」

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2020年の第10戦 F1ロシアGPの予選でポールポジションを獲得。しかし、ポールからのスタートは不利だと考えている。

    ルイス・ハミルトンにとってQ2はチャレンジングなものとなった。セバスチャン・ベッテルのクラッシュによって残り2分で赤旗中断となったが、その時点でトラックリミット超過にとってタイムを記録できていなかった。

    それでも、なんとかソフトタイヤでQ2を突破したルイス・ハミルトンは、Q3で2番手に0.563秒の大差をつけて戦連続、今季8回目、通算96回目となるポールポジション獲得を獲得した。だが、最初のブレーキングゾーンまでの距離を考えれば、ポールスタートは不利だとハミルトンは考えている。

    「覚えている中でも最もタフな予選セッションだったし、ずっとはらはらしていた。でも、もっとひどくなっていたかもしれないので、みんなが冷静なままでいてくれたことにとても感謝している」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「Q2はものすごくチャレンジングだった。最初のアタックは、最終コーナーでトラックリミットを超えたので、タイムが抹消された。チームは僕を呼び戻して、給油し、新しいタイヤに交換していたけど、2回目のアタックを始めたときに赤旗が出た。そのあとは、最後のアタックをするまでとてもギリギリだった。アウトラップの最終セクターで数台オーバーテイクしたけど、ルノーの後ろでタイムをロスした。ボノが『行け、行け、行け』と言っているのが聞こえたので、ラインを越えられるよう加速した。いろいろなことが起きていたので、とにかく落ち着いて、自分の中心を見つけなければならなかった」

    「バルテリは週末を通して強かったので、最後のQ3アタックで結果を出さざるを得なかった。最終セッションの最初のアタックは本当によかったし、改善するのは難しいだろうと思っていた。でも、2回目のアタックでわずかだけど見い出すことができた。ポールポジションを獲得できたのはよかったけど、このトラックは、最初のブレーキングゾーンまでの距離が長いので、おそらくポールポジションが最悪の場所だろう。だから、ターン2までは厳しいバトルになるだろうし、特に僕はソフトタイヤでスタートするのでチャレンジングなレースになるだろう。レースをスタートするには良いコンパウンドだが、最初のスティントには最悪のタイヤだ。今夜はレースに向けた最善のアプローチをじっくり考えるつもりだ」

    関連:F1ロシアGP 予選:ハミルトンが5戦連続PP獲得!フェルスタッペン2番手!

  • ホンダF1:2020年 第10戦 F1ロシアGP 予選レポート

    ホンダF1:2020年 第10戦 F1ロシアGP 予選レポート

    F1ロシアGPの予選は、ホンダのF1パワーユニットを搭載した3台がトップ10のポジションを獲得。2番手のマックス・フェルスタッペンは明日の決勝をオーストリア以来のフロントローからのスタートになる。

    ホンダF1パワーユニット勢の4台は順調にQ2に進出したが、Q2の終盤にベッテル(フェラーリ)のクラッシュで赤旗中断となると、波乱含みのフィニッシュになった。

    アレクサンダー・アルボンは最終ラップで大きくポジションを上げ、フェルスタッペン、ピエール・ガスリーと共にQ3進出を決める。ダニール・クビアトは残り2分で再開されたセッションでタイムを伸ばせず、トップ10から0.053秒差の12番手でQ3進出を逃した。クビアトは明日の決勝ではタイヤ選択の自由があり、幅のある戦略が立てられるポジションからのスタートになる。アルボンとガスリーはQ2でタイムを出したソフトタイヤで決勝をスタート。Q2終盤をソフトタイヤで走ったフェルスタッペンだが、その前にミディアムタイヤで記録したタイムでQ3進出を果たしたため、決勝はミディアムタイヤでスタートする。

    Q3ではフェルスタッペンが最初の走行で3番手に付けると、最終走行ファイナルラップのターン2でトウを使い、2番手でフィニッシュ。メルセデスの2台の間に割って入り、明日の決勝はフロントローからスタートする。他の2台は、僅差の戦いの中でガスリーが9番手、0.008秒差のアルボンが10番手になった。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のロシアGP予選は、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が2番グリッド・フロントローを獲得しました。彼の今季最高の結果に並び、かつチームにとってこのサーキットでの予選ベストリザルトということで、非常にいい結果だと思います。一方、Honda PU勢3台が予選Q3に進出したものの、非常に混戦の中でScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手が9番手、Red Bull Racingのアルボン選手が10番手と、こちらは厳しい結果となりました。また、母国GPとなったクビアト選手は、赤旗の影響により難しい戦いになったQ2において、わずか0.05秒差でQ3進出を逃し12番手と、悔しい結果になりました。明日のレースでは、フェルスタッペン選手はトップ10の中でメルセデスの1台と共にミディアムタイヤでのスタートとなり、他のマシンもそれぞれ入賞可能なポジションからのスタートとなります。両チーム共に金曜のロングランのペースもよかったので、レースに向けて期待を抱いています。いいレースができるよう、明日に向けて更に準備を進めます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「2番手に入れるとは予想していませんでした。こういうことはあまり言わないのですが、今日は今までの予選の中でもベストの一つだったと思います。Q1、Q2はマシンバランスに苦しみましたが、Q3に向けて安定するように改善したところ、特に2回目の走行でうまく機能しました。もちろんポールポジション獲得や優勝に向けて戦えることが一番ですが、今シーズンは常にそれが狙えるとは思っていません。ですので、メルセデスの2台に割って入りフロントローを獲得できたのは、満足できる結果だと思っています。明日のレースは路面がきれいでない側のグリッドからスタートするので不利な面もありますが、ミディアムタイヤでスタートするというアドバンテージもあります。スムーズなスタートができれば、ここではその後のトウの影響が大きいので、ターン2に入るまでに、何かを起こせるかもしれません。メルセデスの2台はレース全般をとおしていいペースで走ると思うので倒すのは簡単ではありませんが、今日の結果には満足していますし、想像以上の結果を引き出せたと思っています」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「昨日のフリー走行は普段よりも難しかったので、今日の結果には満足しています。ショートランで望んだようなパフォーマンスが出せなかったので、予選に向けて自信があったわけではありません。ですので、明日の決勝のスターティンググリッドには満足しています。マシンは決勝に向けていい形に仕上がっていると思います。ロングランでの走りは力強いですし、望んだバランスになっています。中団は手強いライバルが多いですが、決勝ではいい戦いをしたいです。最近の決勝ではアクシデントが多いので、そのようなことが起こった際には確実に機会をモノにしたいと思います」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「今日の予選Q3で何が起こったのか、今の時点ではよく分かっていないので、この後エンジニアたちと一緒に分析をする必要があると思っています。Q1とQ2はまずまずだったのですが、他のマシンがQ3でタイムを上げていた中で、僕たちだけが改善することができませんでした。マシンのポテンシャルを出し切り、僕もいいラップを走れたと思っていたので、なぜこのような結果になったのか難しいところです。いくつか小さなことを変えて、あとコンマ数秒上げることはできたかもしれませんが、結果としてはライバルに対してそれ以上の差がついており、何が起こっているのかよく分からないのですが、とにかく懸命に作業をするしかありません。何台かのマシンがスピンを喫したり、トラックリミットを超えていましたが、それはFP3から予選に向けて風向きが大きく変わったためだと思います。明日もっと順位を上げるために、ここから分析を行います。1コーナーまでの距離が長く、あらゆることが起こり得ますので、そのなかで自分たちのできる限りのことを行っていくのみです」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「いい走りができましたし、明日はいいポジションからスタートできるので、予選の結果には満足しています。Q2での赤旗中断は残念でしたが、決勝はチャンスの多い面白いものになると思います。中断がなかったらQ3に進出できていたと思います。今日はマシンのフィーリングがよかったですし、昨日もまずまずだったので、レースペースではいい走りができると思います。決勝ではチャンスを逃すことなく、ポイント獲得を狙います」

  • レッドブル・ホンダF1 分析:際立ったフェルスタッペンの対応力とチーム力

    レッドブル・ホンダF1 分析:際立ったフェルスタッペンの対応力とチーム力

    マックス・フェルスタッペンが、F1ロシアGPでメルセデスに割って入り2番グリッドを獲得するとは、週末のレッドブル・ホンダF1の出来を考えれば想像もつかないことだった。

    初日にレッドブル・ホンダF1はパッケージの調整に時間をかけた。様々なダウンフォースレベルを試し、バランスを調整したが、マックス・フェルスタッペンが最終コーナーでスピンを喫するなど、到底メルセデスに太刀打ちできるとは考えられなかった。

    だが、土曜日を迎えるとマックス・フェルスタッペンのセットアップは見違えていた。前日までの不安定さは解消され、ステアリングの修正が減っていた。それでも、FP3の段階ではまだそこまでの仕上がりには見えなかった。

    しかし、マックス・フェルスタッペンには自信があったようだ。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンが前日の夕方にQ3にミディアムタイヤで進むというアイデアを出していたことを明らかにしている。

    そして、予選Q2ではチームの判断力が光った。セバスチャン・ベッテルの赤旗中断によって残り2分での一斉タイムアタックとなったなか、1回目のアタックでミディアムタイヤで5番手だったマックス・フェルスタッペンに対し、チームはぎりぎりでソフトタイヤでアタック中のフェルスタッペンにラップをアボートするように指示を出す。これにより、マックス・フェルスタッペンは9番手でQ2を突破。11番手のシャルル・ルクレールとは0.082秒差という際どいタイム差だった。

    そして、Q3までにマックス・フェルスタッペンはマシンを完璧に仕上げる。「Q2はマシンバランスに苦しんだけど、Q3に向けて安定するように改善したところ、特に2回目の走行でうまく機能した」とフェフスタッペンは語っている。

    そして、Q3の最終アタックでは最適なタイミングまでアタックを待った。バルテリ・ボッタスがラップを終えるタイミングでアタックを開始し、ターン1からターン2までの間にスリップストリームを獲得。バルテリ・ボッタスの2回目のアタックが冴えなかった部分もあるが、そこでコンマ数秒のタイムタップを果たせたことがバルテリ・ボッタスに0.089秒という差になって表れた。

    それでも、トップのルイス・ハミルトンからは0.563秒差がついた。これは今シーズンここまでの予選でのギャップとさほど変わりはない。しかし、ロングストロートと90度コーナーから構成されるレッドブルが苦手とするソチ・オートドロームで大きく離されなかったのは、マックス・フェルスタッペンの対応力とチーム力の賜物と言っていいだろう。

    決勝はポールポジションのルイス・ハミルトンがソフト、2番グリッドのマックス・フェルスタッペンと3番グリッドのバルテリ・ボッタスがミディアムとタイヤ戦略が分かれることになった。1コーナーまでの距離が長く、スリップストリームを使えるソチ・オートドロームでは前列にいることはそれほどアドバンテージにはならない。

    「明日のレースは路面がきれいでない側のグリッドからスタートするので不利な面もあるけど、ミディアムタイヤでスタートするというアドバンテージもある。スムーズなスタートができれば、ここではその後のトウの影響が大きいので、ターン2に入るまでに、何かを起こせるかもしない」とマックス・フェルスタッペンも十分に心得ている。

    スタートと第1スティントでどのようなポジションにつけるかがレッドブル vs メルセデスの見どころとなるだろう。

  • アルファタウリ・ホンダF1 「2台揃ってQ3に進めるペースはあった」

    アルファタウリ・ホンダF1 「2台揃ってQ3に進めるペースはあった」

    アルファタウリ・ホンダF1のチームエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たして9番グリッドを獲得。ダニール・クビアトは0.05秒差でQ3進出を逃して12番手だったが、決勝で自由にタイヤを選べる利点がある。

    「昨日のロングランのペースにはかなり満足していたが、ショートランのペースにはそれほど満足できていなかった。そのため、ロングランに影響を与えないようにしつつ、もっとペースを見出すことが一晩の我々の作業の主な焦点だった」とジョナサン・エドルズは語る。

    「マシンにいくつか変更を加え、我々はFP2で2セットのオプションタイヤをもっているチームのひとつだったので、良い予選準備ができたし、変更を機能させられるように様々なアイテムをテストすることができた。それらは正しい方向に良い一歩を踏み出したように見えたし、実際にはタイムシートは我々のパフォーマンスを反映していなかったが、予選にむけてそれなりのマシンに仕上がっていると確信していた」

    「このトラックは予選で全員が最終セクターに集まるため常に非常に困難であり、我々が目にしたようにトラフィックはセッションの重要なポイントのひとつだった。そのため、ドライバーを良いポジションに送り出すことが我々の大きな焦点だった」

    「Q1はまったくドラマはなく、Q2も2台のマシンにとって有望にみえた。我々にはQ3に進める2台のマシンがあったかもしれないが、赤旗によってセッションの残り時間が少なくなったことでタイヤの準備に苦労したので、集団のほとんどをリードするように送り出して改善を試みた。ピエールは十分なマージンを築いて安全だったが、ダニー(クビアト)は0.05秒及ばずノックアウトとなった。彼のホームレースでこのようなわずかな差でQ3進出を達成できなかったのは残念だが、実際には12番手からタイヤを自由に選択してスタートすることは、特に我々のレースペースを考えれば、明日にいくつか利点をもたらすはずだ」

    「ピエールはQ3で全力を尽くして良いラップを刻んだが、前の他のドライバーの方が我々よりも少しペースがあった。おそらくチームとして我々がどの位置にいるかを反映した結果だろう。Q3に1台が進めたのは素晴らしいことであり、全体的に良い予選セッションだった。今は明日のレースで何ができるかを楽しみにしている」

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  • セバスチャン・ベッテル 「タイムを改善しようとしてクラッシュした」

    セバスチャン・ベッテル 「タイムを改善しようとしてクラッシュした」

    フェラーリF1のセバスチャン・ベッテルは、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選Q2でクラッシュを喫して15番手で終えた。

    「タイムを改善しようとしているときにクラッシュしてしまった。第1セクターが良くなかったのでプッシュしていた」とセバスチャン・ベッテルは語る。

    「スピードが速すぎたんだと思うし、マシンのコントロールを失ってしまった。ターン2ですでにそれは起こっていたし、その後のターン4でも再び起こっていた。衝撃を避けようとしたけど、間に合わなかった」

    「午前中のセッションと比べて、予選では路面がかなり違っていたし、少し苦労していた。チームに余計な仕事をさせてしまって申し訳なく思っている。でも、少なくともマシンは修復できると思う」

    関連:F1ロシアGP 予選:ハミルトンが5戦連続PP獲得!フェルスタッペン2番手!

  • ダニール・クビアト 「決勝はチャンスの多い面白いものになると思う」

    ダニール・クビアト 「決勝はチャンスの多い面白いものになると思う」

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選を12番手で終えた。

    予選Q2に進出したダニール・クビアトは残り2分で再開されたセッションでタイムを伸ばせず、トップ10から0.053秒差の12番手でQ3進出を逃した。クビアトは明日の決勝ではタイヤ選択の自由があり、幅のある戦略が立てられるポジションからのスタートになる。

    「いい走りができたし、明日はいいポジションからスタートできるので、予選の結果には満足している」とダニール・クビアトはコメント。

    「Q2での赤旗中断は残念だったけど、決勝はチャンスの多い面白いものになると思う。中断がなかったらQ3に進出できていたと思う。今日はマシンのフィーリングがよかったし、昨日もまずまずだったので、レースペースではいい走りができると思う。決勝ではチャンスを逃すことなく、ポイント獲得を狙う」

    関連:F1ロシアGP 予選:ハミルトンが5戦連続PP獲得!フェルスタッペン2番手!

  • ピエール・ガスリー 「予選に向けて自信があったわけではない」

    ピエール・ガスリー 「予選に向けて自信があったわけではない」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選を9番手で終えた。

    フリー走行ではラップタイム的にトップ10の境界線上にいたピエール・ガスリーだったが、予選ではラップをうまくまとめてQ3に進出。9番グリッドを獲得した。

    「昨日のフリー走行は普段よりも難しかったので、今日の結果には満足している」とピエール・ガスリーはコメント。

    「ショートランで望んだようなパフォーマンスが出せなかったので、予選に向けて自信があったわけではない。だから、明日の決勝のスターティンググリッドには満足している」

    「マシンは決勝に向けていい形に仕上がっていると思う。ロングランでの走りは力強いし、望んだバランスになっている。中団は手強いライバルが多いけど、決勝ではいい戦いをしたい。最近の決勝ではアクシデントが多いので、そのようなことが起こった際には確実に機会をモノにしたいと思う」

    関連:F1ロシアGP 予選:ハミルトンが5戦連続PP獲得!フェルスタッペン2番手!

  • レッドブル・ホンダF1 「メルセデスを分断してのフロントローは驚異的」

    レッドブル・ホンダF1 「メルセデスを分断してのフロントローは驚異的」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選を振り返った。

    F1ロシアGPの予選では、マックス・フェルスタッペンが最後のラップでバルテリ・ボッタスを上回り、フロントロー2番グリッドを獲得。7戦続いていたメルセデスのフロントロー独占にストップをかけた。

    「ソチはずっと我々の苦手とするトラックのひとつだったので、週末にむけてフロントローに並べるとは予想していなかったのは確かだし、今日は2台のメルセデスに割って入ることができ、非常に満足している」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「マックスはQ3の最終ラップで非常にスマートにそれをやってのけた。彼はボッタスがラップを終えるのを待ち、ターン1からターン2までずっと彼のトウを得ていた。つまり、彼はターン2の立ち上がりですでに0.1秒アップを果たしていた。その後、彼は残りのラップをまとめなければならなかったが、それをやってのけた。2番手は驚異的な結果であり、彼の間違いないシーズンのベストラップのひとつだった」

    「アレックスはQ3に快適に進めるよう良い仕事をした。残念ながら、セッションの最後に間違ったグループの後ろにいた。そこは非常にタイトだったので、コンア数秒で状況は非常に異なっていただろう。だが、我々には良いレースカーがあるし、彼がオーバーテイクできることは我々全員がわかっている。明日彼のアクションを見ることができるのは間違いない」

    関連:F1ロシアGP 予選:ハミルトンが5戦連続PP獲得!フェルスタッペン2番手!

  • アレクサンダー・アルボン 「なぜこのような結果になったのか分からない」

    アレクサンダー・アルボン 「なぜこのような結果になったのか分からない」

    レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選を10番手で終えた。

    前戦F1トスカーナGPでのF1初表彰台での勢いをつけたいアレクサンダー・アルボンだが、予選ではマックス・フェルスタッペンから1.1秒差の10番手。ピエール・ガスリーにも0.008秒差で敗北を喫した。

    マックス・フェルスタッペンと1.141秒差をつけられた理由を質問させたアレクサンダー・アルボンは「正直に言ってよく分からない」とコメント。

    「今日の予選Q3で何が起こったのか、今の時点ではよく分かっていないので、この後エンジニアたちと一緒に分析をする必要があると思っている」

    「Q1とQ2はまずまずだったけど、他のマシンがQ3でタイムを上げていた中で、僕たちだけが改善することができなかった。マシンのポテンシャルを出し切り、僕もいいラップを走れたと思っていたので、なぜこのような結果になったのか難しいところだ」

    「いくつか小さなことを変えて、あとコンマ数秒上げることはできたかもしれないけど、結果としてはライバルに対してそれ以上の差がついており、何が起こっているのかよく分からないけど、とにかく懸命に作業をするしかない」

    「何台かのマシンがスピンを喫したり、トラックリミットを超えていたけど、それはFP3から予選に向けて風向きが大きく変わったためだと思う。明日もっと順位を上げるために、ここから分析を行う。1コーナーまでの距離が長く、あらゆることが起こり得るので、そのなかで自分たちのできる限りのことを行っていくだけだ」

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