カテゴリー: ルノーF1チーム

  • ルノー、F1チーム買収の可能性を否定ぜず

    ルノー、F1チーム買収の可能性を否定ぜず

    ルノーは、フルワークスチームとしてF1に復帰するというアイデアを隠さなくなってきた。

    2010年までワークスチームを運営していたルノーだったが、以後はエンジンサプライヤーとしての参戦に活動を縮小し、レッドブルのタイトル連覇を支えた。

    しかし、ルノーは、将来的なマーケティング戦略を考えた場合、再びチームを持つ方が有利かもしれないと認め始めている。

    ルノーのF1プロジェクトでアンバサダーを務めるアラン・プロストは、ルノーのF1チーム買収の噂について「ルノーのような企業は、特にF1のような場所で投資の回収を考慮する場合には常にベストな戦略を分析している」と Marca にコメント。

    事実、ルノー・スポールF1のチーフであるシリル・アビテブールは戦略変更についての決定は何もされていないと語っている。

    「我々はエンジンサプライヤーであることに満足している」とシリル・アビテブールは RMC Sport に述べた。

    「レッドブルを再びワールドチャンピオンにすることがプライオリティだ」

    しかし、レッドブルはルノーのV6ターボのプロジェクトの方向性に不満を抱いており、ルノー自身もレッドブルばかりが市場で注目されているとの懸念を抱いている。

    「チームを買収することも除外していない」とシリル・アビテブールは認めた。「とはいえ、決定しているわけでもない」

    「長期的戦略の一部でなければならない。ルノーにとって最もうまく働くスポーティング戦略を考えなければならない」

    「スポーツの発展とその財務状況を含めたすべてに注意を払っていく」

  • ルノー、パワーユニットのドライバビリティ問題を認める

    ルノー、パワーユニットのドライバビリティ問題を認める

    ルノーは、現状のパワーユニットにはまだパフォーマンスが足りず、ドライバビリティの問題も抱えていることを認めた。

    新たなV6ターボエンジンが導入された2014年に不安定なスタートを切ったルノーは、今季はライバルのメルセデスとの間にある10%のパワー差を縮めるという大きな仕事を抱えている。

    冬の間にパワーユニットのアップデートを行ったが、これまで2回実施されたプレシーズンテストでは、レッドブルとトロ・ロッソの両チームでまだ開幕戦オーストラリアGP仕様のエンジンは使われていない。

    「技術的な面から言えば、メルボルンの準備は整っている。全てのチェックは完了した」とルノースポーツF1でオペレーションディレクターを務めるレミ・タフィンは述べた。

    「しかし、まだ我々が望むパフォーマンスレベルには達していない。今週実施される最後の公式テストではその部分に集中していくが、少なくとも我々は堅実な基盤からスタートしている」

    「我々はメルボルン用パーツのシェイクダウンを続けてきたが、まだ我々のパワーユニットを完全に最適化できるようにするためのコンポーネントやソフトウエアが不足している」

    「これまで、我々はERSを限界までプッシュしてきたが、内燃エンジンやターボにも努力を集中させてきた。我々が待っている新しいコンポーネントやソフトウエアは、これから2つのエレメントのためのものだ」

    「最後に、我々は初日の朝にドライバビリティの問題がある可能性に気づいた。このエリアはこれまでに詳しく調べられなかった部分だ。結局はバルセロナとファクトリーで同時に“ライブ”で対応することになったが、このことがさらに限界へプッシュするのに役立っている」

    ルノー・スポールF1のマネジングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、今もなお3月15日(日)にメルボルンで行われる開幕戦までに昨年のメルセデスとの差を半分に減らすことが目標だと語る。

    「パフォーマンスに関しては常に相対的なものであり、ライバルが何をしているかわからないので、当然きちんとした判断をするにはまだ少し早すぎる」とシリル・アビテブールはコメント。

    「我々の陣営としては、ラップタイムを追い求めるためにテストを費やしてはいなかった。シャシーとパワーユニットの両面でのそのようなアグレッシブで妥協しない開発プログラム、加えてギリギリで新しいパーツが届くということからも、結論を出すのを難しくしている」

    「そうは言っても、我々はターゲットの達成に自信を持っている。メルセデスとのパワーユニットの差を最初のグランプリまでに半分にすることだ。レッドブルと我々の強化されたパートナーシップも正しい方向に向かっており、全体的な状況は前向きに見える」

  • ルノー、F1チームの買収を検討?

    ルノー、F1チームの買収を検討?

    ルノーが、F1チームを買収して、再び完全なコンストラクターとして独自路線を進むことを検討していると報じられている。

    “クラッシュゲート”スキャンダル後、ルノーは、2010年にエンストンノチームをジェラルド・ロペスに買収。チームはロータスに改名された。

    しかし、Auto Motor und Sport が、現在、ルノーがF1チームを買い戻すことを検討していると報道。

    同紙の記者ミハエル・シュミットは、ルノーが現状の状況に不満を抱いていると伝えている。

    ルノーは、レッドブルのワークスサプライヤーとして多くの資金を費やしているが、F1活動のマーケティング的な側面は縮小している。

    それだけでなく、レッドブルはルノーに非常に批判的であり、元メルセデスのメリオ・イリエンをもたらすことを含め、V6ターボエンジンを改良するために独自の行動を起こしている。

    ミハエル・シュミットは、ルノーが2005年と2006年にフェルナンド・アロンソとタイトルを獲得したときのように、フルワークスチームを運営した方が戦略的にベターだと考えていると述べた。

    ミハエル・シュミットは「ルノーのショートリストは、フォース・インディア、ザウバー、そして、トロ・ロッソだ」と述べ、最近メルセデスと去ったボブ・ベルが関与する可能性があると杖加えた。

    Auto Motor und Sport は、唯一リスト上で負債がないトロ・ロッソがフロントランナーだと報じた。現在、トロ・ロッソは、レッドブル以外でルノーのエンジンを搭載する唯一のチームとなっている。

  • ルノー、今年のF1エンジン開発トークンを2016年のために使用?

    ルノー、今年のF1エンジン開発トークンを2016年のために使用?

    ルノーは、2016年により大きなゲインを得るために、今シーズン前半はF1エンジン開発トークンを戦略的に使用しない可能性があることを明かした。

    今年、プレシーズンまでの最終期限はなくなり、エンジンメーカーは、シーズンを通して32の開発トークンを使用してパワーユニットを開発することができる。

    これにより、冬の間にアップグレード作業が完了できなくても、シーズン序盤に実施される可能性がある。

    しかし、ルノーは、まったく異なる方法を採り、シーズン終盤までアップグレードを延期することを考えている。そうすることにより、今年のエンジン開発トークンを2016年のパワーユニットのパフォーマンスのために使用することができる。

    ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「我々は今後数レースや来シーズンだけでなく、今後数シーズンについて考えることができる」とコメント。

    「パートナーシップを更新するまで2年あるとしても、我々はトークン配分の価値を最大化する必要がある」

    「この決定、すなわち、2015年シーズン中の開発戦略には戦略的な考えがある」

    シリル・アビテブールは、ルノーは短期的なパフォーマンスを損なうことなく、余裕を持って2016年のために開発トークンを使用しないだけの十分な改善を今年果たしていると考えている。

    「我々は落ち着いたままでいる必要があると思う。間違っていないと信じている。シーズン中のエンジン開発のために慎重にオプションを想定し、2015年だけでなく、2016年にむけて正しいことができるように十分なパフォーマンスのステップをしていると考えている」

    「我々にはオプションがある。今年のエンジンを開発するか、もしくは来年のエンジン規約に前進をもたらのか、持っているリソースがどのように活用するか見ていかなければならない」

  • ロータス 「ルノーだけを責めることはできない」

    ロータス 「ルノーだけを責めることはできない」

    エンジンをメルセデスに変更したロータアスだが、元エンジンサプライヤーであるルノーとの関係は損なわれていないようだ。

    2012年と2013年にはコンストラクターズランキング4位に入ったロータスだったが、新しいV6エンジン初年度となる2014年は8位と失速してしまった。

    ロータスのオーナーであるジェラルド・ロペスは、ルノーだけを責めるつもりはないが、新しいパートナーであるメルセデスとはもっと明るい未来が待っていることを期待している。

    「新しいメルセデスエンジンが違いを見せるだろう」とジェラルド・ロペスは Auto Hebdo にコメント。

    「だが、2014年シーズンの惨劇は、ルノーだけの責任で起きたわけではない」

    ジェラルド・ロペスは、ロータス自身も責任の一部を負わねばならないと認める。

    ジェラルド・ロペスは、ロータスが1年前に100人のスタッフを削減したことを明らかにし、今は50人を新たに雇用して“主に空力とCFD部門”を再建したと述べた。

    「優秀な人々の離脱についていろいろと書かれた。だが、実情は2012年と2013年のマシンを作った技術チームは、よく知られている数名の離脱者を除いて無傷だ」

    「我々は、代償を払い、そして学んだ」

    「重要なのは従業員の数ではなく、作業の効率だ。850人の従業員がいながら、他が500人で成し遂げていることをできなかったチームを知っている」

    しかし、ルノーに対する不満もやはりあるようだ。ロータスが離れ、ケータハムが消滅した今、ルノーはレッドブル所有の2チームに供給するのみとなった。

    「1チームだけに全力を集中させなければ、彼らにとっても有益だっただろう」とジェラルド・ロペスは述べた。

    メルセデスのパワーユニットを得て、ロータスは2015年の再建を望んでいる。新車E23に対するドライバーの反応も良好だったようだ。

    「以前ほどアグレッシブなアプローチではない」とジェラルド・ロペスは説明。

    「それはE22で攻め過ぎてしまったからというだけでなく、トップスピードを向上させたいという自分たちの開発目標を決めたためだ」

  • ルノーF1 「マリオ・イリエンのインプットは改善の鍵」

    ルノーF1 「マリオ・イリエンのインプットは改善の鍵」

    ルノーは、イルモア代表マリオ・イリエンのインプットが、メルセデスとのギャップを急速に縮める鍵になると考えている。

    イルモアは、ルノーとワークスチームであるレッドブルを助けるために、パワーユニットの改善にコンサルタントとして協力している。

    1990年代、イルモアは、マクラーレンでタイトルを獲得を達成するためにメルセデスのエンジン開発において重要な役割を果たした。

    それ以降、マリオ・イリエンは、特別なプロジェクトの一部としてインディカーとMotoGPのエンジにに集中していた。

    ルノー・スポールF1のシリル・アビテブールは、ルノーが前進するにはイルモアのような専門家のインプットにオープンにならなければならないと述べた。

    「マリオは、我々がやっていることのベンチマークをテストする好機だ」とシリル・アビテブールは述べた。

    「我々は完璧ではない。我々が必ずしもアクセスしない世界に対してオープンにならなければならない」

    「我々は自分自身を変えていく必要があるし、オープンでなければならない。我々は外部を恐れてはいけない」

    「私はマリオの企業をさらなる知識をもたらす機会だとみなしている」

    「知識、経験、そして短縮する価値がある。今後数週間、我々は、2015年だけでなく、2016年のための重要な決定をしている」

    F1エンジンのホモロゲーション規約はこれまでよりもキビs九なっており、パワーユニットで変更部分も限られている。

    シリル・アビテブールは、現在はエンジンを正しく設計することへの時間的なプレッシャーがあると述べた。

    「2016年は本当に重要な年だ。まったく異なる何かで全てが爆発するかもしれない。だが、現在のレギュレーションによれば、実際、正しいパッケージを得る必要がある一年だ」

    「それができなければ、一年だけでなく、何年も悪い状況にいることになる」

    「そういうわけで、2016年へのマイルストーンは特に重要になる」

    「そのマイルストーンまでに我々はできるだけ多くのインテリジェンスを得る必要がある。なので、これは非常に長期的なプランだ」

    「イリエンは、外部のサポートだ。内部のサポートではない。企業であり、サプライヤーであり、ルノーのロドマップを進歩させるために一部だ」

  • ルノー、F1エンジンの1000馬力化によるコスト増加を懸念

    ルノー、F1エンジンの1000馬力化によるコスト増加を懸念

    ルノーは、F1の1000馬力エンジン化に向けた動きが劇的なコスト増加の恐れがあると懸念を抱いている。

    先週、F1ストラテジーグループは、2017年のエンジン馬力のアップのために取り組むことにゴーサインを出した。

    1000馬力の達成は、V8エンジンに戻すのではなく、現行のV6ターボの燃料流量制限を解除し、より多くの燃料使用を許可することで達成が可能だと考えられている。

    しかし、ルノーは、コストの問題がきちんと考慮されていない点を指摘。カスタマーチームはより多くの支払いをする気はなく、自動車メーカーの予算がすでに増加している点に懸念を表した。

    ルノー・スポーツF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、1000馬力化への動きの財政面が懸念だと述べた。

    「個人的にはそうなればいいと思っているが、それに対して支払いをする者が必要だ」

    「小規模チーム、独立系チームは、パワーユニットの価格を支払う準備ができていないと聞いてるが、我々は200馬力を追加する必要があると聞いている。どのようにその両方を繋ぐのだろう?」

    「支払いをすることができる者を見つけられるなら、それを見たい。私は、現在のクルマ、現在のドライバーが1000馬力に対処するのを見たいと思っている」

    「しかし、現在のレギュレーションでそれができる容易で安価な方法はない」

    エンジンメーカー間での最初の議論では、最小の変化のみで現行V6ターボハイブリッドにパワーを追加する必要があるとの結論に達したが、それでもシリル・アビテブールはまだコストが重要だと考えている。

    「特に燃料配分にはドラスティックな変更が必要だ。それは異なる事態だ」

    「ICEの内部コンポーネントのリサイズが必要だ。だが、それを変える場合、バッテリーのサイズとMGUのサイズも変更する必要がある」

    「そうなるとパワーユニット全体を再設計する必要がある。もう少し慎重にならなければならない」

    1000馬力案は2月18日のF1委員会の会議で承認される可能性があり、F1チームは、今月後半に2017年の新しいエンンジンの構成について議論を続けていく。

    関連:F1:1000馬力エンジンとワイドタイヤ導入への動きが本格化

  • ルノー、2015年のパワーユニットのパフォーマンスに自信

    ルノー、2015年のパワーユニットのパフォーマンスに自信

    ルノーは、先週のヘレスでのプレシーズンテストでレッドブルに起きた問題を理解しており、パフォーマンスに自信を深めたと述べた。

    ルノーは今年、レッドブルとトロ・ロッソの2チームにパワーユニットを供給。昨年、メルセデスに対して不足していた10%のパワーを補うという仕事を課されている。

    ルノーは、ヘレスでは改良したパワーユニットを用意したが、レッドブルはヘレステストでRB11のパワーユニットの交換を余儀なくされ、ERSにも問題を抱えた。

    それでも、ルノー・スポールF1のマネジングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、新しいパワーユニットが正しい軌道に乗ったと確信している。

    「今週は生産的なテストができたし、我々の選んだ開発が正しい方向だったということが確認できた」とシリル・アビテブールは述べた。

    「トークンなどのレギュレーション確定が遅かったこと、また、様々な戦略オプションを何度も再考しなければならなかったことの重要性を考えれば、これは心強い結果だ」

    「確かにいくつかの問題はあった。だが、嫌なサプライズは何もなかった。大部分は我々がF1チームから発想を得て、最後の最後まで可能な限りの情報を得ようとして、全てのデザイン決定を押し進めたことによるものだ。必然的に、それはトラック上でいくつかの問題に見舞われることを意味する。しかし、我々はすべの問題を把握したし、いくつかは予想していたものでもあった。なので、何の妨げにもなっていない」

    「他は違うプラン、タイヤスペック、燃料量で走行しているし、クルマのスペック等もある程度違う場合があるので比較はできない。だが、我々のパフォーマンスレベルはほぼ予想通りだ。我々はダイナモで非常に正確にそれを測定しており、トラック上の結果と一致していた」

    「しかし、クルマがメルボルンで変わるように、我々のパワーユニットも1カ月で大きく変わる。信頼性の面ではメルセデスがまだトップだが、我々はトロ・ロッソと良い1週間を過ごしており、次回はレッドブルともそれを達成したい」

    今年のルノーのアグレッシブなアプローチを踏まえて、オペレーション責任者のレミ・タフィンは、ヘレスで走破したマイレージに満足していると述べた。

    「今年はもう一度最初から全てをやり直し、新しくアグレッシブな目標を定めている」とレイ・タフィンは述べた。

    「今週はその第一歩だった。自分たちに課したほぼ全ての目標を達成している」

    「主なゴールは、パワーユニットをパートナーのシャシーと一体化させ、悪さをする問題を取り除き、できる限り走行することだった。2チームで2,400km以上をカバーしており、この段階ではまずまず満足といえるだろう。特にトロ・ロッソがよく走ってくれていて、今シーズン達成しなければならないマイレージをこなしてくれている」

    「いくつかの初期トラブルはあったが、それは我々が妥協せずに目標を定めたからだ。特にアグレッシブに取り組んでいる部分がエネルギーの貯蔵だが、バルセロナではパーツの限界を調べて、どこまでプッシュできるかを考えなければならない」

    「同様に、ウォーターポンプの問題も、ダイナモではなく、トラックでテストした比較的新しいパーツによるものだった。全力を尽くす必要があることは認識している。我々は走行から多くを学んでおり、同様のトラブル再発を避けるための対策を施した」

  • ルノー、F1パワーユニットを“根本”から改良

    ルノー、F1パワーユニットを“根本”から改良

    ルノーは、2015年シーズンのスタートにむけてパワーユニットに“根本的な改良”を施したと述べた。

    V6ターボ初年度となった2014年、ルノーは新しいエンジンレギュレーションに苦戦。ルノーのパワーユニットには信頼性がなく、パフォーマンス面でもライバルのメルセデスに遠く及ばなかった。

    昨シーズン終了後にエンジン開発が解禁となって以降、ルノーは新しい改良型パワーユニットのパフォーマンスアップを目指してハードワークを重ねてきた。

    「我々はパフォーマンスと信頼性を得るために根本的な改良を行った」とルノー・スポーツF1のチーフテクニカルオフィサーを務めるロブ・ホワイトは述べた。

    「最もパフォーマンスを与えるアイテムを優先し、全てのシステムとサブシステムをアップグレードした。内燃エンジン、ターボチャージャーとバッテリーが主な変更点に含まれている」

    「2015年のレギュレーションに則り、内燃エンジンの燃焼室は新しくなり、エキゾーストシステムのコンセプトと可変トランペットも新しくなった。コンプレッサーは効率性が良くなり、エネルギー回生システムはより厳しい使用に耐えられるようになった」

    「2014年のユニットは重心という面ですでに優れていたが、さらにパッケージングを整理することによってシャシーへの統合を容易にした。それに加え、今までよりもタスクを容易にするために多くのシステムと機能が合理化され、単純化された。簡単に言えば、2014年から2015年のパワーユニットに持ち越されるピースは非常に少ないということだ」

    2015年の開発は、コストが制御不能になるのを防ぐために“トークン”システムが使われている。

    F1パワーユニットは、合計66のトークンによって作られており、マニュファクチャラーは2015年にそのうち32のトークンについて開発が可能となっている。

    開幕戦まで全てのトークンを使用する必要はないが、ルノーはその大半を消費する予定だという。

    「昨年と深くして、あらゆるエリアでパワーユニットに多くの改良を加えてきた」とオペレーション責任者のレミ・タフィンは述べた。

    「どのパーツを変えたのかについての詳細を語るつもりはないが、メルボルンには昨年と非常に異なるエンジンで行くことになる。今年はシーズン中に32のトークンを使うことが可能だ。その大部分をオーストラリアまでに使い切ってしまう計画だが、柔軟性を考えて少しだけ残しておくつもりだ」

    ロブ・ホワイトは「初戦までに大半のトークンを使い果たすことになり、シーズン中のトークン利用はわずかとなる。残りのトークンをいつ投入するかについては、戦略の問題だ」とコメント。

    「シーズンの最初に投入すれば、技術が比較的未熟な分、比較的大きなパフォーマンスが得られるだろう。シーズン後半の場合、パフォーマンス面の効果は少なくなるだろうが、テストマイルを重ねたパーツに使用できる。スポーティングレギュレーションで決まっているように、信頼性に関する改良はまだ可能だ。そのため、我々はできる限りパフォーマンスが良くなるものを優先してトークンを使ってきた」

    マネジングディレクターのシリル・アビテブールは、この冬のルノーの進歩によって、パワーユニットを供給するレッドブルとトロ・ロッソの競争力が2015年に飛躍的に向上することを望んでいる。

    「冬の間にやらなければならないことはわかっていたし、どれだけ達成できたかもわかっている」とシリル・アビテブールは述べた。

    「パフォーマンス面で非常に大きなステップを果たした確信しており、信頼性も良くなった。他の人々の進歩はわからない。全てのギャップをなくせたとは言えないかもしれないが、昨シーズンの弱点を埋めるために大きな仕事をしたという自信はある」

    「我々の目標は可能な限りギャップを縮めることであり、レッドブル・レーシングとスクーデリア・トロ・ロッソにそれぞれの個性と感性に合った競争的なマシンを多くのサーキットで与えることだ」

    関連:F1:パワーユニット開発の『トークン』とは?

  • ルノー、F1スーパーライセンスのポイント基準に不満

    ルノー、F1スーパーライセンスのポイント基準に不満

    ルノーは、今週FIAが発表したF1スーパーライセンスの基準に不満を抱いており、FIAに対して話し合いを求めている。

    ルノーのジュニア・シングルシーター・カテゴリーであるフォーミュラ・ルノー3.5は、ヨーロッパF3やGP3よりも発給ポイントが低く設定されており、フォーミュラ・ルノー2.0は後退傾向にあるF4よりも低かった。

    ルノーは、FIAのポイントシステムに驚いており、FIAと意見交換をするために接触したと報じられている。

    12月の時点で、FIAは、スーパーライセンスポイント制に関してジュニア・シングルシーターの上層部と協議した後、ルノーを含むマニュファクチャラー側に対して2015年を通してシステムの検討を行う予定だと述べていたという。

    ルノーは、今週発表されたポイントシステムに変更の余地があるのかどうかを確認したいと考えており、パートナーチームに「我々のチャンピオンシップを守るための機会を絶対に逃さない」との書面を送ったとされている。

    GP2、フォーミュラ・ルノー3.5、フォーミュラEでチームを運営しているDAMSのジャン・ピエール・ドリオ代表は、各選手権のプロモーターが話し合いをして統一見解を出す必要があると述べた。

    ジャン・ピエール・ドリオは、今のポイントシステムはフォーミュラ・ルノー3.5に不利に働くかもしれないが、GP2に参戦するための金銭的な余裕のないドライバーはフォーミュラ・ルノー3.5に来るだろうと考えている。

    しかし、フォーミュラ・ルノー3.5に加え、最近フォーミュラ・ルノー2.0のプログラムをスタートしたストラッカ・レーシングのダン・ウォルムズリー代表は「この決定には驚いた」とコメント。

    「ドライバーを引き付けるのが難しくなるかもしれない。フォーミュラ・ルノー3.5はF1にステップアップするためのシリーズとして信頼を確立しており、F3のシーズンに比べてはるかに価値がある」

     一方、GP2、フォーミュラ・ルノー3.5に加え、F4をベースとしたイギリスのMSAフォーミュラでの活動をスタートしたアーデン・モータースポーツのスポーティングマネージャーを務めるジュリアン・ラウズは、FIAの決定を基本的には支持。「驚いたがポジティブなアイデアだ。ジュニアカテゴリー全体の助けになるだろう」と語りつつも、新システムに不満を持つ者がいるのは確かだと認めている。

    複数のシングルシーターカテゴリーに参戦する、あるチームの上級スタッフは、FIAが各選手権のランク付けをした根拠について疑問を抱いているとコメントした。

    「明らかに政治的な動きだ。彼らは選手権の数を制限したいと考えている。そうでなければフォーミュラ・ルノー3.5とGP2の間にこれほど点差がある理由がわからない。論理的な説明ができない」

    関連:F1:スーパーライセンス取得にポイント制を導入