カテゴリー: F1レギュレーション

  • セバスチャン・ベッテル、新F1規約によるパフォーマンス差拡大を懸念

    セバスチャン・ベッテル、新F1規約によるパフォーマンス差拡大を懸念

    セバスチャン・ベッテルは、2014年のレギュレーション変更によって、ここ数年に比べて全体のパフォーマンス差が拡大しないことを願っている。

    2014年は、エンジンレギュレーションの変更によってチーム間のギャップが広がるとの予測もあるが、セバスチャン・ベッテルはそうなることで競争の少ないシーズンになるとすれば残念だと Autosport に述べた。

    「レースにどのようなインパクトを与えるか予測するのは難しい。僕としては、あまりマシン間の差が広がらないことを願っている。ここ数シーズンは、多くのチームがとてもタイトなバトルをしてきたからね」

    今年はセバスチャン・ベッテルとレッドブルが圧倒的な強さをみせたが、近年は差が縮まってきているとセバスチャン・ベッテルは語る。

    「全体的に見れば僕たちは良いレースをしてきたと思う。(2013年の)レースはいくつかの理由で批判されたけどね」

    「だけど、僕はそれはフェアではないと思う。振り返ってみれば、5〜6年前にも同じようなことがあった。大接戦のチャンピオンシップもあったし、それほどでもないチャンピオンシップもあった」

    「でも、それが過去のF1にあったことだし、今後も変わらないだろう」

  • ダニール・クビアト 「新レギュレーションの導入は助けになる」

    ダニール・クビアト 「新レギュレーションの導入は助けになる」

    トロ・ロッソでF1デビューを果たすダニール・クビアトは、2014年の新しい規約がF1への移行の助けになると考えている。

    GP3チャンピオンを獲得したダニール・クビアトがF1グリッドに加わるのと同時に、F1は、1.6リッター V6ターボエンジンを含めた大幅なレギュレーション変更が導入される。

    「いくつか再びゼロからスタートすることがある。でも、もちろん、それでもF1はF1だし、クルマは非常にパワフルで速い」とダニール・クビアトはコメント。

    「なので、ある意味ではちょっと役に立つと言いたい。でも、それでもF1カーはF1カーだし、それは決して変わらない。来年は多くの新しいレギュレーションがあるけど、出来る限り早く学ばなければならないし、それが大きな問題になるとは思っていない」

    「他よりも良い解決を見つける必要があるし、僕たちがそこにいることを願っている。それが全てだ」

    2013年の最終2戦で金曜フリー走行に出走したダニール・クビアトは、特にレッドブルに昇格するダニエル・リカルドと比較した自分の進展には満足だったと述べた。

    「ダニエルからわずかコンマ2秒で終われたのは嬉しかった。彼はスピードのある本当に経験豊かなドライバーだからね。良いニュースだし、彼にかなり近づけるとわかったのは素晴らしいことだ。データから多くのことを学んでいる」

    「ブラジルは本当に良い走行ができたし、とても励みになった。多くのラップは走れなかったけど、それでも8番手で終えられた。ここまでは本当に有望だと感じている」

  • エイドリアン・ニューウェイ Q&A:2014年F1規約とマシンデザイン

    エイドリアン・ニューウェイ Q&A:2014年F1規約とマシンデザイン

    タイトル4連覇を達成したレッドブルのマシンをデザインしてきたエイドリアン・ニューウェイが、2014年F1マシンのデザイン、自身の仕事論について語った。

    あなたは近年で最も成功したF1デザイナーです。最近のマシンは主に前年の進化型でしたが、2014年は大幅な変更があります。どのように対応しますか? 本当に白紙からスタートするのですか?
    まず最初にやらなければならないのは、注意深く読み込むことだ。言おうとしていることではなく、実際に言っていることを読み取らなければならない。なぜなら、それは常に同じではないからだ。

    そのあと、実際に一口サイズに分解し、異なる分野において最善のソリューションになると思われる空力的および機械的パッケージングを規約から理解する。ひとつのアイデアに固執せずに検討していき、どこかの時点で再びすべてを一つにまとめる。私にとってはそこが重要な部分だ。最終的には、かけらを一つに寄せ集めたものではなく、全体として完成されているべきだ。

    そのプロセスに多くの人員がどのように関わるのですか?
    うちには100人以上のエンジニアがいる。最初の重要なレイアウトに関しては少人数のグループが行う。RB10に関して言えば、空力についてはフロントエンドとバックエンド、エンジンと冷却のパッケージングについては中心部分に仕事を分けることから始めた。冷却は来年の大きなチャレンジになるだろう。

    まだ白い紙と7Bの鉛筆を使っているのですか?
    ある程度まではそれが習慣になっている。CADシステムが登場するずっと前の1980年に大学を卒業したので、いつも製図版を使ってきたし、CADシステムを学ぶ時間をとらなかった(笑)。私にとって、使い慣れたものは言葉のようなものだ。一番よく知っているものに拘っている。製図版が好きなんだ。私の仕事の大半は1/2の縮尺なので、自分の前に完全なマシンを描くことができるからね。CADシステムはスクリーンのサイズが限られている。そうは言っても、私たちのような組織では、私のように製図版で仕事をする人間が多すぎると大変だろう。全てをコンピュータに入力し、CFDを検討し、製造しなければならないからね。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、あなたのことを完全にクレージーで大胆不敵だと言っていました。近年で最も成功したF1マシンを設計したのはそのおかげであり、2014年のこの挑戦にも勝てるのでしょうか?
    よくわからない。クレージーであることはあまり関係ないと思うし、自分の仕事が正しい方向に向かっているという自信の方が大切だと思う。仕事に対して情熱を持ち、自分のやっていることが正しいと信じることだ。芸術的側面と言えるかもしれない。しかし、一歩下がって客観的にならなければならない。方向性はこれで正しいのか?間違っているのか? 答えがノーであれば、それは正しくない。そういう場合は、最終週、最終日の土壇場でゴミ箱行きだと言う覚悟をしなくてはならない。

    他チームの設計プロセスも、あなたが行った方法とそれほど違わないはずです。何が違いをもたらすのでしょう? 良し悪しを教えてくれる内なる声が聞こえてくるのですか?
    いいや。内なる声などない。私は24時間ルールと呼んでいるが、24時間後も良いアイデアのように見えるかどうかだ。それでマルかバツかを決める。実際、このプロセスによって感性が発達する。脳は驚くべきものだ。何か全く違うことをしているとき、たとえばお茶を入れているときでも、突然良し悪しがわかるんだからね!

    あなたは、今では伝説となったドライバーたちに優勝できるチャンスを与える多くのマシンを造ってきました。ナイジェル・マンセル、アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ミカ・ハッキネン、そして、セバスチャン・ベッテルなど。彼らの強みと弱みは考慮しましたか?
    私がまだ若いデザイナーだった頃、マーチにロビン・ハードが加わり、ロニー・ピーターソンに合わせてマシンを設計したことがある。正直、私は常にドライバーの反応を信じてマシンを設計しているとは言えない。

    ということは、マンセルやプロスト、ベッテルのマシンではなく、むしろニューウェイのマシンだったということですか…
    そうだね、過去数年間の私たちのように、セバスチャンとマーク(・ウェバー)が継続していると、彼らのフィードバックに耳を傾けるようになる。そのフィードバックの結果、少なくともマシンの一部はそのように進化することはある。

    セナ、プロスト、マンセルといったドライバーの名前を振り返ると、セブはどこに位置づけられますか? 個人的なランキングは?
    格付けするのは不公平だと思う。一人を誰かより上に評価するのはね。でも、セブは疑いなく本物の才能の持ち主だと言える。幸い、偉大なドライバーと一緒に仕事をしてきたが、全員に共通している傾向は知的だということだ。彼らは全員、マシンを走らせる能力と、マシンを走らせているときに自分が何をしているのかを理解する思考力があり、マシンから降りたときには素晴らしい記憶力がある。彼らは頭の中で経験したばかりのことをプレイバックし、夕方エンジニアと会話するときにその記憶と素晴らしい労働倫理を組み合わせることができる。

    あなたは30年あまりモータースポーツ界にいます。その間、モータースポーツは何を教えてくれましたか?
    F1は重労働だよ!(笑) その間に自分があまり変わっていないと思いたい。F1によって性格は変わっていないとね。大学時代を思い出すと、ほとんどの同級生は航空機を設計したがっていた。でも、私はずっとレースカーのデザイナーになりたかった。同級生はその後、10〜15年後に結果がでるプロジェクトで仕事をした。仕事が良かったのか、悪かったのか、大したことがなかったのかに対するフィードバックを得られるのは“何光年”も先になる。私はそれが嫌だった。F1で刺激的なのは、ハイレベルのフィードバックを得られることだ。失敗したときは辛いが、少なくとも失敗したことがわかる。そして、変化を完全に把握しよう努力することも必要だ。大学を卒業後、すぐに当時は小さなF1チームだったフィッティパルディに行った。ジュニア・エアロダイナミシストとして採用されたが、仕事を始めたら実はチーフ・エアロダイナミシストだった。私一人しかいなかったんだ! レイトンハウスに移籍したときも、チームには合計55人しかいなかった。エンジニアは全部で6人で、この小さなチームで、私が空力とマシン設計とマシンの組み立てをした。今では、そのいようなことは理解できないだろう。今のレッドブル・レーシングには600人以上の従業員がおり、エンジニアも100人以上いる。規模は10倍以上だ。だから、技術的な変化や運営面の変化を理解するのは刺激的な仕事だ。長年学んだことに話を戻すと、じっとしていることは命取りだということだ。

    自分自身に満足していますか? くつろいで「そんなに悪くないな」と考えたりしますか?
    いや、くつろいでそのように振り返るようなことはない。自分の興味のあることに才能を発揮しようとしているし、その興味が強みであってほしい。あまり多くの会議に出席するつもりもない。少なくとも仕事時間の50%は製図版の前で過ごし、残りはファクトリーの同僚が発見したことについて話し合うことにしている。もちろん、レースではドライバーと一緒に過ごす。おかげで非常に刺激的ないろいろなことに関わる機会がある。

    あなたの仕事には有効期限がありますか? 例えば、「あと3年したら終わりにしよう」と自問したことはありませんか? それともクリスチャン・ホーナーかヘルムート・マルコにある日「やあみんな、今日はオフィスに行かないし、ファクトリーには二度と … 」と言うのを考えたりしませんか?
    それは私のスタイルではない。レッドブル・レーシングには最初から関わっているので、スタッフにはとても忠誠心を感じている。誰かに前もって通知することなく辞めることはないだろう。だが、正直なところ、自分が楽しんでいる限り、仕事を続けるだろう。2002年頃にもう少しでF1を辞めそうになったことがあった。当時はフェラーリやFIAがあまりに政治的でとても難しい時期だった。

    マシンで大きな失敗したことがありますか? ずっと後悔しているような失敗が …
    失敗はあるが、後悔はしていない。期待したほどマシンが良くなかったことはある。1989年のレイトンハウスのマシンがそうだ。F1の方向性を少し変えた1988年のマシンの後継マシンだ。純粋に空力に基づいたマシンを設計し、そのあとメカニカルなパーツをパッケージしようとした。ターボ時代だった当時、大半のチームはその逆をしていた。彼らは最初にマシンをメカニカル的に設計し、そのあと空力面を検討していた。だから、私たちは「優先事項」を完全に変えた。だが、話を元に戻すと、1988年のマシンが優秀だったことで、1989年は野心を持ちすぎた。1989年のマシンは、チームの規模と経験に比較するとあまりに複雑だった。あのことから学習するべきだった。同様の状況が別のマシンでも起こり、自分が完全に学習していないことがわかった。それは2004年のマクラーレンMP4-19Aだ。当時フェラーリが圧勝してろい、私たちには大躍進する必要があった。少なくとも大躍進をするために攻めなければならないと感じていた。そして、またも攻めすぎて失敗した。あまりに攻めたので、宿題をちゃんとやっていなかった。

    あなたがレッドブル・レーシングと親密であることは誰もが知っていますが、他のチームからオファーがありますか?
    ある。いつものことだ。オファーがなければ心配するだろうね!(笑)

    2014年についてですが、これまで見た範囲では2014年マシンは醜いと誰もが言っています…
    そうだね。マシンを規定しているのはレギュレーションだ。もちろん、理想的にはマシンが速く、かつスタイリッシュなデザインであってほしい。しかしパドックの全員が魅力的なマシンよりも速いマシンの方を選ぶだろう。そういうものだ。私としても規約策定時に美的な考慮が行われた方が嬉しいのは確かだ。だが、美しさよりも速さの方が重要だ。

  • エイドリアン・ニューウェイ 「2014年の規約は本当に大きな挑戦」

    エイドリアン・ニューウェイ 「2014年の規約は本当に大きな挑戦」

    レッドブルのデザイナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、2014年に導入される新しいレギュレーションの複雑さに動揺していることを認めている。

    レッドブルは、4年連続でダブルタイトルを獲得する圧倒的な強さをみせてきたが、2014年に導入される完全に新しくなるレギュレーションは、チーム間により公平な競技の場を与えるとみられている。

    完全に新しいマシンに新しいV6エンジンを組み入れるチャレンジは、レッドブルとエイドリアン・ニューウェイにタフなビルドアップを課している。

    「我々の展望は、軽いなパニックと危機管理の間のどこかだ」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。

    「来年のレギュレーションは、本当に大きな変化だ。非常に複雑なパワートレイン、そして我々を含む多くのチームにとって本当に大きなチャレンジだ」

    「信頼性が大きな問題になるだろうし、3つのエンジンメーカーが他と比較してどれくらいうまく機能するかはまったく明らかではない。空力面にも大きな変化がある」

    「残念ながら、完全にクリーンなスタートだ。我々にとっては、レギュレーションが変わらない方がかなり満足だっただろう」

    エイドリアン・ニューウェイは、新車の開発時間を最大限にするために可能な限りギリギリまでプッシュすることに不慣れなわけではないが、レッドブルは今年それに本当に困窮していると考えている。

    現在の2014年への準備についての感覚について質問されたエイドリアン・ニューウェイは「言ったように、いささか動揺しているよ」とコメント。

    「エンジン規約の変更は誰にとっても大きなチャレンジだし、どれがどう転ぶかは誰もわからないことだよね?」

    「現在、我々全員が著しく異なることを進めていると感じているし、シーズンのスタートまでおよそ6カ月くらい遅れている」

    「だが、それがF1の特性であり、常になんとかなるものだ。様子をみてみよう」

  • ジェンソン・バトン 「規約変更はドライビングスタイルに影響しない」

    ジェンソン・バトン 「規約変更はドライビングスタイルに影響しない」

    ジェンソン・バトンは、2014年のレギュレーション変更がドライバーのアプローチに影響を与えることはないと考えている。

    2014年、F1はV6ターボエンジンと新たなエネルギー回生ユニット(ERS)により新時代を迎える。だが、新規約ではレースでの燃料量に制限が科されるため、ドライバーが燃料をセーブして走る退屈なレース展開になるとの懸念の声も挙がっている。

    しかし、ジェンソン・バトンは、レギュレーション変更がドライバーの仕事を大幅に変えることはないと考えており、新エンジンの影響も現在のタイヤをセーブする戦略ほどのインパクトを与えないだろうと考えている。

    「来年、何か違うものを目にすることにはならないだろう。また素晴らしいレースを見れると思う」とジェンソン・バトンはコメント。

    「そんなに燃料をセーブすることもないと思うし、今年に比べてドライバーが運転の仕方を変えることもまったくないと思う」

    「今年の時点でもタイヤを労わらなければならなし、レース序盤でリズムに乗れば、特定のコーナーではタイヤをケアし、他のコーナーではプッシュできる。来年も同じだろう」

    また、2014年は各レースでギアレシオが変更可能である7速ギアボックスではなく、シーズンを通してギアレシアを固定した8速ギアボックスに変更になる。

    しかし、ジェンソン・バトンは、それによってレースのスペクタクルに影響が出ることはないと考えており、ドライバーが考えなければならないのはエンジンのパワーを補うためにいかにKERSを使うかだけだろうと述べた。

    「モナコで8つのギアを使うことはないけど、モンツァでは使うだろうね。1速は始動のときにしか使わないわけだろうから、使うギアはやっぱり7速になるだろう。何も変わらないよ」とジェンソン・バトンはコメント。

    「パワーユニットやトルク曲線を理解し、KERSのパワーをトルク曲線に合わせていく挑戦はかなり大変になるだろうけど、ドライビングスタイルはそう変わらない」

    また、ジェンソン・バトンは、まだ2014年マシンをマクラーレンのシミュレーターでドライブしていないと明かした。

    「まだドライブしていないし、今年に集中するためにあえてドライブしないつもりだ」

    「テストドライバーが作り上げていける。シミュレーターでの多くの時間は、テストをスタートするときとは遠いところにある。彼らは僕を驚かせたくないのさ!」

    マクラーレンは、まだ2014年のドライバーラインナップを発表していない。ジェンソン・バトンの残留は確実視されているが、セルジオ・ペレスに代えて育成ドライバーのケビン・マグヌッセンを起用すると噂されている。

  • F1:シンガポールGPからピットストップ規約を強化

    F1:シンガポールGPからピットストップ規約を強化

    F1チームは、ピットレーンの安全性を向上させるために改善されたホイール保持システムの装着を要求されることになる。

    F1ドイツGPでマーク・ウェバーのマシンから脱落したホイールがFOMカメラマンに直撃して負傷させたことを受け、FIAはF1チームにホイール保持システムのデザインを変更することを要求。

    F1の技術規約では、ホイール保持装置の装着が要求されているが、明確なデザイン条件は指定されていなかった。

    技術規約の第14.7条には「車両には、自力走行中ホイール留め具がゆるんだ際それが脱落しないよう保持するための装置を備えなければならない」と述べられている。

    ドイツGPでの事故は、現在のホイール保持システムの弱さがハイライトされた。

    FIAは、ドイツGP後にホイールシステムの詳細な調査を実施し、現在のシングルでの保持コンセプトは、ホイールが完全に装着された状態から脱落した場合の事故にしか有効ではないとの結論を出した。

    そのため、FIAは、完全に装着されていない状態でホイールが脱落するのを防ぐために、F1シンガポールGPから二重のホイール保持システムを装着することをチームに要求した。

    チームは、夏休み中に変更を伝えられ、いくつかのチームはF1ベルギーGP週末に新しいデザインを試していた。

    マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるサム・マイケルは「(ベルギーの)金曜日にクルマでそれを試した。おそらくモンツァの金曜日にもクルマに装着することになるだろう」

    「少々異なっており、2秒くらいでピットストップを実施している場合、大きな差が生じる可能性がある」

    「設計のほんの小さな変更が、メカニックや全体のルーチンを実際に妨げることもある」

  • FIA、2014年のF1レギュレーション変更を承認

    FIA、2014年のF1レギュレーション変更を承認

    FIA世界モータースポーツ評議会は、2014年のF1レギュレーションの変更を承認した。

    ペナルティポイントシステムの導入
    ペナルティ・ポイントシステムが導入され、ドライバーは累積ポイントが12ポイントに達した場合、次のレースを出場停止となる。ペナルティポイントは、12カ月間ドライバーのライセンスに残る。ドライバーに科せられるポイントは、違反の重さにより1〜3ポイントで変化する。

    エンジンメーカーの供給チーム数
    メルセデスからの要請により、2014年からエンジン供給元は最大4チームにエンジンを供給できるようになる。

    コースオフで得られたアドバンテージ
    ドライバーがコースオフした際に得られる可能性があるアドバンテージを返す機会を与えるためのドライバー手続きが採用される。

    風洞およびCFDでの作業量の縮小
    コスト削減のために風洞とCFDでの作業量は大きく縮小され、潜在的に2つのチームが1つの風洞をシェアすることが許される。

    シーズン中のテストの復活
    現在の合計8日間の1日のプロモーションデイと3日間の若手ドライバーテストに代わり、シーズン中に2日間にわたるトラックテストを4回行うことが可能になる。シーズン中のテストは、追加リソースを最小限に留めるためにレース後の火曜日と水曜日にヨーロッパのトラックで実施される。

    プレシーズンテスト
    2014年から導入される新しいパワーユニットをテストできるように、トラックテストは2014年1月から開催できることとする。

    ピットストップで作業するスタッフ
    安全性の理由で、レース中のピットストップでマシンに作業する全てのチームスタッフは、頭部保護の着用が義務付けられる。

    フリー走行1回目に追加のタイヤセットを供給
    金曜フリー走行1回目では、チームが貴重なタイヤの摩耗を懸念せずに走行することを奨励するために、各ドライバーには最初の30分だけで使用できる追加のタイヤセットが供給される。

    パワーユニットの年間使用数
    各ドライバーは、シーズンを通して5つのパワーユニットしか使用できない。追加で完全に新しいパワーユニットを使用する場合は、ドライバーは、ピットレースからレースをスタートしなければならない。パワーユニットに関連するもの(ターボチャージャ、MGU、エネルギー貯蔵)の個別の変更であっても、ドライバーには10グリッド降格ペナルティが科せられる。

    パワーユニットのホモロゲート
    エンジンメーカーは、2014年から2020年までのホモロゲート期間中に複数のパワーユニットをホモロゲートすることは許されない。ホモロゲートされたユニットの変更は、インストール、信頼性、コスト削減の理由で許可される。

    ギアボックスの連続使用
    ドライバーは、ギアボックスを6戦連続で使用しなければならない。(現在は5戦連続)

    燃料の使用制限
    マシンは、レースのレーススタート時に信号が消えてからチェッカーフラッグまで100kg以上の燃料を使用できない。

    ピットレーンでの速度制限
    現在フリー走行で60km/h、予選とレースで100km/h(メルボルン、モナコ、シンガポールは60km/h)に設定されているピットレーンの速度制限は、イベント全体で80km/hに改定される(メルボルン、モナコ、シンガポールは60km/hのまま)。

  • メルセデス 「規約違反には当たらない」 (テストゲート裁判)

    メルセデス 「規約違反には当たらない」 (テストゲート裁判)

    メルセデスは、バルセロナでのピレリとのタイヤテストで2013年マシンを走らせたことは規約違反ではないと主張した。

    FIA側は、メルセデスが2013年マシンを走らせたことが、スポーティングレギュレーションの第22条に違反している可能性があると考えている。

    だが、国際法廷での審理後、メルセデスの弁護士ポール・ハリスは、テストはピレリによって運営され、料金が支払われており、メルセデスの規約違反には当たらないと主張した。

    規約では「走路テストは、その前年あるいはその翌年の車両に加えて、現行のフォーミュラ1技術規則に実質上合致する車両を使用し、選手権にエントリーした競技参加者により実施される、競技会の一部を構成しない走路走行時間すべてがテストとみなされるが、指定された供給業者によって、プロモーション催事を目的として、特別に供給されたタイヤを使用して実施される当該催事は除く」と定義されている。

    ポール・ハリスは「メルセデスによって実施されたテストではなかった。それらは第22条の“実施される”という文脈における重要なワードだ」と述べた。

    「ピレリテストは、メルセデスによって実施されたテストではない。ピレリによって実施されたテストであることは反駁できない」

    「その証拠はピレリによって確認されている。その日参加した全員が、何が行われたか、誰がなにをしたか、誰がそれを担当したかについて同じ証拠を示している。テストがピレリによって行われたことは否定できない」

    ポール・ハリスは、メルセデスのチーム代表ロス・ブラウンとチームマネージャーのロン・メドーズは、FIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングとFIA弁護士のセバスチャン・バーナードから2013年マシンを走らせることを許可されていたとし、メルセデスは、テストがピレリによって“実施される”との見解を支持されていたと述べた。

    チャーリー・ホワイティングが5月3日にセバスチャン・バーナードに書いたEメールで「そのようなテストは競技者によって実施されるのではなく、ピレリによって行われると論ずることができるというのが私の見解だ。我々はこの立場をとることができるか?」と書かれている。

    それに対してセバスチャン・バーナードは「実施あ、我々はその立場をとることができるだろう…競技者の実施ではない」と返答していた。

  • スズキ 「2015年からのMotoGP復帰への変更は規約への対応」

    スズキ 「2015年からのMotoGP復帰への変更は規約への対応」

    スズキのテストチームのチームマネージャーを務めるダビデ・ブリビオは、MotoGPへの復帰を当初予定されていた2014年から1年遅れの2015年に変更したことに関して、レギュレーションでECUハードウェアが三菱電機製からマニエッティ・マレリ製に変更されることが主な理由だったと説明した。

    スズキは17日(月)、2015年からMotoGPに復帰することを発表。カタロニア・サーキットで実施されたオフィシャルテストでプロトタイプマシンをシェイクダウンさせた。

    ダビデ・ブリビオは「スズキは、開発には時間が必要と考えました。レギュレーションにおいて、新たなECUの使用と燃料制限という非常に重要な変更が幾つかあります。MotoGPクラスに参入すること、チャンピオンシップの主導権を握る大変強力なライバルたちと対戦することは、簡単なことではありません」とコメント。

    「我々はしっかりとそれらの準備を整えたいです。1年間は仕様を決断し、バイクを調整することにおいて、大変有効となります。そのような理由から1年遅らせることを決断しましたが、スズキが復帰することを発表したことは、大変、大変重要で、大変ポジティブなことだと思います」

    現在開発中のプロトタイプマシンは、三菱電機製のECUエンジンコントロールユニットを使用。最高峰クラスでは、2014年からマニエッティ・マレリ製のハードウェアを使用することが義務付けられている。

    「現在は歴史的にパートナーである三菱製のECUで走行しています。今後は当然レギュレーションにより、マニエッティ・マレリに変更しますが、この装置は届いたばかりで、電子制御の担当者たちは検証し、理解に努めます。」

    「今年の末には、マニエッティ・マレリ製のハードウェアで走行できることを期待し、2014年にはこの技術の開発に向けて、使用できることを期待します」

    関連:スズキ、2015年のMotoGP復帰を正式発表

  • メルセデス、ピレリとのタイヤテストは規約違反でペナルティも?

    メルセデス、ピレリとのタイヤテストは規約違反でペナルティも?

    FIAは、5月初旬にメルセデスとピレリが現行マシンでプライベートテストを実施した件について、今後法廷で判断を下すことになると述べた。

    メルセデスは、F1スペインGPの翌週、3日間に渡ってカタロニア・サーキットで行われたピレリのプライベートテストに参加。

    ピレリとFIAの契約では、ピレリはテストを実施することはできるが、全チームに対してテストの機会を与えることが条件となっているという。

    レッドブルとフェラーリは、テストはスポーティングレギュレーションに反していると考え、意義を申し立てた。

    だが、今回の抗議はモナコGPのレース結果を問うものではなく、スポーティングレギュレーションを無視したものでないかどうかの明確化を問うものである。

    F1モナコGP終了後は、スチュワードは3回に渡ってヒアリングを実施。レッドブルとフェラーリが同席したほか、メルセデスとピレリは個別に聞き取りが行われている。

    メルセデスはFIAの承認を受けていたと主張しているが、FIAはテスト実施に際して条件があったことし、その条件を満たしているかどうかに関してピレリとメルセデスからの確認はなかったと述べた。

    「5月初旬、FIAにピレリから現行型マシンを用いたタイヤの開発テストをチームとともに行うことは可能かと問い合わせがあった」

    「単独サプライヤーとしてピレリがFIAと締結している契約では、全チームに対してその機会を申し出る場合に限り、どのチームとでも1,000kmのテストを行うことができるとの条項が設けられている」

    「ピレリとメルセデスAMGは、FIAよりマシンとドライバーを提供するチームではなく、ピレリが実施するのであればそのような開発テストを行うことができるとアドバイスを受けており、競技の公平性を保つため、こういったテストを実施するには全チームに同じテストの機会が与えられることが条件になっている」

    「この連絡があった後、FIAはピレリあるはメルセデスAMGからテスト実施の可能性に関して詳細を聞いていない。加えて、FIAは全チームが今回のテストに参加する機会を与えられたかどうかについての確認も受けていない」

    この件は、今後国際法廷に委ねられること可能性が高く、場合によってはペナルティが科せられる可能性がある。