カテゴリー: レッドブル・レーシング

  • ジェンソン・バトン レッドブルF1不振に辛辣「速いクルマを作れ」

    ジェンソン・バトン レッドブルF1不振に辛辣「速いクルマを作れ」

    ジェンソン・バトンは、レッドブルの苦戦に対して極めて端的な答えを示した。「もっと速いクルマを作ることだ」という4語に、現状の本質が凝縮されている。

    2026年シーズン序盤、レッドブルはプレシーズンテストでは好印象を残したものの、実戦では安定したパフォーマンスを発揮できていない。特に中国GPではハースF1チームやアルピーヌの後塵を拝する場面も見られ、戦力の軸に揺らぎが生じている。

    バトンが突いた核心「速いクルマを作れ」
    バトンはスカイスポーツF1で現状について問われ、次のように語った。

    「もっと速いクルマを作ることだ。それがすべてだ」

    「彼らはまだレギュレーションを理解している最中で、クルマの微調整も続けている。今シーズンは例年以上に多くのアップグレードが投入されるはずだし、チーム内部でも改善の余地は常にある」

    「重要なのは、自分たちが何を持っているのか、どんなツールがあるのかを理解し、それを最大限に引き出すことだ」

    単純な言葉ながら、レギュレーション初年度に直面する本質的な課題を突いた発言だ。

    シャシー問題を指摘 チャンドックも同調
    同じくスカイスポーツF1で解説を務めたカルン・チャンドックは、問題の焦点がパワーユニットではなくシャシー側にあると指摘する。

    「マックスやレッドブルについては、新しいパワートレインメーカーという点ばかりが注目されてきた」

    「しかし実際には、シャシーのほうが少し苦戦しているように見える。マシンバランスが整っていないし、上海では空力性能に苦しんでいたことが明らかだった」

    レッドブルはフォードと提携し、自社製パワーユニットの初年度を迎えているが、その完成度は想定以上とも評価されている。

    「PUは想定以上」評価が示す現状
    バトンもパワーユニットの出来については一定の評価を与えている。

    「実際には、パワーユニットのほうが印象的だと言えるだろう。ゼロからスタートして、あれだけ競争力のあるものを作り上げたのだから」

    「おそらく、クルマ本体よりも良いパフォーマンスを見せている」

    一方でチャンドックは、プロジェクトの進展自体には驚きを示しながらも、パッケージ全体としては改善が必要だと指摘した。

    「4年前は仮設のオフィスに机が5つあるだけの状態だったことを考えれば、ここまで来たのは非常に印象的だ」

    「ただしパワーユニット単体ではそれほど遅れているわけではないが、パッケージとしては前進する必要がある」

  • レッドブルF1 マドリード地下鉄にマシン出現 走行映像が話題

    レッドブルF1 マドリード地下鉄にマシン出現 走行映像が話題

    マドリードの地下鉄構内および線路上で、レッドブルのF1マシンが確認された。SNS上に投稿された映像や画像では、レール上を移動する特別仕様のマシンが実際に走行・停止している様子が捉えられている。

    この異例の光景は現地メディアでも報じられており、地下鉄の線路上にF1マシンが姿を現した事実そのものが大きな注目を集めている。

    これは単なる展示や静的イベントではなく、走行機能を備えた実動車両である点も特徴だ。駅構内では乗客の目の前に現れ、その場に居合わせた人々が驚きを見せる様子も確認されている。

    地下鉄線路を走行する特別仕様マシン
    マシンは通常のF1とは異なり、鉄道のレールに対応する車輪仕様となっている。公開された映像では、実際に線路上を自走し、減速・停止する様子も確認できる。

    また、この車両は地下トンネル内だけでなく、駅構内でも確認されている。停車中の姿を捉えた画像も出回っており、単なる搬送ではなく走行を前提とした仕様であることがうかがえる。

    マドリードGP開催と連動した動きか
    現地報道によれば、車両が確認されたのはメトロポリターノ駅周辺とみられている。同地はアトレティコ・マドリードの本拠地に隣接し、2026年から開催予定のマドリードGPの会場エリアとも関連する地点だ。

    マドリードではIFEMA周辺を中心に新たな市街地サーキット「マドリンク」の準備が進められており、2026年9月にはスペインGPとしての開催が予定されている。今回の一件も、こうした流れの中でのプロモーションの一環である可能性がある。

    レッドブルの“仕掛け”は何か
    レッドブルはこれまでも市街地や雪上など、常識外のロケーションでF1マシンを走らせるプロモーションを行ってきた。今回の地下鉄での走行も、その延長線上にある演出とみられる。

    現時点で公式な説明は出ていないが、今後のイベントや発表に向けた準備段階である可能性は高い。マドリードGP開幕に向けた象徴的な演出となるのか、その狙いに注目が集まる。

    Photo: @DeltaData

  • シャルル・ルクレールにレッドブルF1移籍説 シューマッハ「今は勧められない」

    シャルル・ルクレールにレッドブルF1移籍説 シューマッハ「今は勧められない」

    シャルル・ルクレールの去就をめぐり、レッドブルへの移籍の可能性が取り沙汰されるなか、ラルフ・シューマッハがその選択に否定的な見解を示した。

    マックス・フェルスタッペンの離脱説がくすぶるなかで、レッドブルがフェラーリのルクレールに関心を寄せているとの見方が広がっている。ただし、ラルフ・シューマッハは、現時点のレッドブルはドライバーにとって魅力的な移籍先ではないと指摘する。

    一方で、フェラーリについては機能し始めている段階にあると評価しており、ルクレールが今そこを離れるのは得策ではないとの考えを示した。

    ラルフ・シューマッハ「今のレッドブルは明確な選択肢ではない」
    ラルフ・シューマッハは、レッドブルの現状について厳しい見方を示した。チームは再び長期プロジェクトの段階にあり、内部は混乱していて、外部とのコミュニケーションもうまくいっていないと語っている。

    「まあ、ここはかなり正直に言わなければならないが、現在の状況ではレッドブルはドライバーにとって本当に明確な選択肢ではない」とラルフ・シューマッハはスカイ・ドイツに語った。

    「再び長期プロジェクトになっている。チームは現時点で少し混乱しているし、かなりカオスな状態だ。外部とのコミュニケーションも良くない」

    フェラーリを離れる判断は「賢くない」
    ラルフ・シューマッハは、ルクレールがフェラーリからレッドブルへ移ることに、成功へのより明確な道筋を見いだせないとも指摘した。むしろ、ようやく機能し始めたチームを離れる判断は賢明ではないという立場だ。

    「機能し始めたばかりのチームからシャルル・ルクレールが移籍することに意味があるのか、私には分からない」とラルフ・シューマッハは語った。

    「それはあまり賢くないだろう。フェラーリは新しい若いドライバーを育てていく必要があるが、そうであればひとりは維持しなければならない。つまりシャルル・ルクレールだ。実際のところ、勧められる話ではない」

    フェラーリでは世代交代の見方も浮上
    パドックでは、フェラーリがいずれ次の世代へ移行していくとの見方も強まっている。2026年に入ってルイス・ハミルトンが再び力強さを見せている一方で、将来的なレースシート候補としてオリバー・ベアマンの名前が挙がっている。

    そのベアマンについては、ハースF1チームの小松礼雄も将来のフェラーリF1シート候補として支持しているとされ、フェラーリF1の中長期的なドライバー構想にも注目が集まっている。

    シャルル・ルクレールはフェラーリF1への忠誠を強調
    こうした憶測が広がるなかでも、ルクレール本人はフェラーリへの思いが揺らいでいないことを公に強調している。ジャンルカ・ガッツォーリのポッドキャスト番組で、チームへの愛情は変わっていないと語った。

    「このチームに対する僕の情熱と愛情は変わっていない」とシャルル・ルクレールは語った。

    「それがフェラーリを特別な存在にしている。我々全員が同じ方向に向かって進み、フェラーリを再び頂点に戻さなければならない」

    レッドブルF1側も不安定な状況を認める
    一方、レッドブルの状況については、元アドバイザーのヘルムート・マルコも安定していないことを認めている。2026年シーズン序盤は順調な出だしだったものの、その後のアップデートがマシンを誤った方向へ導いたと説明した。

    「メルボルンでのスタートは良かった。しかし、その後のアップデートがマシンを間違った方向に持っていってしまった」とヘルムート・マルコは語った。

    「マックスの要素は、彼がマシンに自信を持てる場合にだけ機能する。現時点ではそうなっていない」

    ルクレールの名前がレッドブルF1移籍説と結びつけられているとはいえ、現時点で聞こえてくるのは、レッドブルの不安定さを指摘する声と、ルクレール自身のフェラーリ残留意思の強さだ。少なくとも今の段階では、この話は現実味よりも憶測の色合いが濃い。

    Source: GMM

  • エイドリアン・ニューウェイ F1引退寸前だった ホンダが翻意の決め手

    エイドリアン・ニューウェイ F1引退寸前だった ホンダが翻意の決め手

    エイドリアン・ニューウェイがかつてF1からの引退を真剣に考えており、ヨット設計に移るつもりだったという舞台裏が明らかになった。だが、その考えを変えたのが、レッドブルとホンダの提携だったとされている。

    現在はアストンマーティンで再びホンダのパワーユニットと関わる立場にあるニューウェイだが、その再会は期待通りの船出にはなっていない。2026年F1シーズン序盤の苦戦によって、名設計者とホンダの関係は再び注目を集めている。

    引退寸前の決断を変えた転機
    F1ジャーナリストのマーク・ヒューズは『Undercut』ポッドキャストの中で、ニューウェイが一度はF1から離れるつもりだったと明かした。

    「実際、エイドリアンはもう終わりだと言っていて、ヨットを設計しに行くつもりだった」

    「だが、ルノーからホンダへの変更があって、彼らが戻ってきたことで、彼は『この人たちは本気だ。本当に競争力を求めている』と感じた。それが彼を呼び戻したんだ」

    エイドリアン・ニューウェイ ホンダF1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    再タッグに高まった期待と現実
    ニューウェイは2025年3月にアストンマーティンへ加入し、シルバーストンのチームをタイトル争いに引き上げる役割を託された。

    そして2026年からアストンマーティンはホンダのパワーユニットを搭載しており、ニューウェイにとっては再びホンダと仕事をする体制となった。

    しかし、その新体制はここまで順調とは言い難い。

    ホンダの2026年型パワーユニットは信頼性と出力の両面で課題を抱えているとされ、ニューウェイが関わるAMR26のシャシーも完成度に課題を残している。

    その結果、アストンマーティンは厳しい序盤戦を強いられており、日本GPでフェルナンド・アロンソがチェッカーを受けたのが唯一の完走となっている。現時点では、選手権ポイント獲得も容易ではない状況だ。

    ニューウェイの役割と今後の焦点
    ニューウェイは当初、アストンマーティンでマネージング・テクニカル・パートナーとして加入したが、その後はチーム代表の役割も担っているとされる。

    今後、ニューウェイがこの兼務を続けるのか、それとも専任のチーム代表が起用され、設計とパフォーマンス開発に専念する体制に戻るのかも焦点となる。

    ホンダとの関係がかつてニューウェイをF1に引き戻した要因だったのであれば、現在の苦戦はその再タッグの価値が問われる局面でもある。アストンマーティンがどこまで立て直せるか、その行方が注目される。

  • ヨス・フェルスタッペン ランビアーゼのマクラーレンF1移籍「以前から知っていた」

    ヨス・フェルスタッペン ランビアーゼのマクラーレンF1移籍「以前から知っていた」

    レッドブルのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが、2028年にマクラーレンへ移籍することが明らかとなり、F1パドックに衝撃が広がった。だが、フェルスタッペン陣営にとっては予想外の出来事ではなかった。

    マックス・フェルスタッペンの父ヨス・フェルスタッペンは、この移籍について「以前から把握していた」と明かし、チーム内ではすでに織り込み済みの動きであったことを示した。長年にわたり築かれてきた強固な関係に変化が訪れる中でも、陣営は冷静な姿勢を保っている。

    舞台裏では既定路線だったランビアーゼの移籍
    ヨス・フェルスタッペンは、今回の移籍が突発的なものではないと強調した。

    「我々は以前から知っていたし、いつ起きるかも分かっていた」

    「あと1年半から2年は一緒に仕事ができる。彼にとっては大きなチャンスだし、我々も理解している。我々はむしろ、それを掴むべきだと伝えた。その先はレッドブルがどう後任を見つけるか次第だ」

    この発言からは、ランビアーゼのキャリア選択を尊重しつつ、現体制の残された時間を最大限活用するという現実的なスタンスが浮かび上がる。

    マックス・フェルスタッペンとジャンピエロ・ランビアーゼ

    フェルスタッペンの将来への影響は限定的か
    ランビアーゼの離脱は、マックス・フェルスタッペンの将来にも影響を与える可能性があると見られている。

    これまでフェルスタッペンは、自身の将来が信頼するエンジニアとの関係に結びつく可能性を示唆してきた経緯があり、今回の変化がドライバー市場に波及するとの見方もあった。

    しかしヨスは、その点についても慎重な見方を示している。

    「状況は変わってきていると思う」

    「4回のタイトルを獲得して、多くのことを一緒に成し遂げてきた。ただ最終的にはマックス次第だが、彼はこのまま続けると思う」

    ランビアーゼ離脱という大きな転換点を迎えつつも、現時点ではフェルスタッペンの去就に直結する動きには発展していない。陣営はあくまで現在に集中し、残された時間の中で最大限の成果を引き出す構えだ。

  • フェルスタッペン 去就問題再燃 ランビアーゼ離脱でレッドブルF1体制揺らぐ

    フェルスタッペン 去就問題再燃 ランビアーゼ離脱でレッドブルF1体制揺らぐ

    マックス・フェルスタッペンの将来に、新たな不確定要素が加わった。長年コンビを組んできたジャンピエロ・ランビアーゼが、2028年をもってレッドブルを離れ、マクラーレンへ移籍することが正式に決まったためだ。

    今回の動きは単なる人事異動ではない。すでにレッドブルでは主要人物の離脱が続いており、その流れの中でフェルスタッペンの“右腕”とも言える存在が去る意味は小さくない。チームの将来像とともに、フェルスタッペン自身の去就にも改めて視線が集まっている。

    レッドブルとマクラーレンが正式発表
    ジャンピエロ・ランビアーゼは、2016年にフェルスタッペンが当時のトロロッソからレッドブルへ昇格して以来、レースエンジニアとして歩みをともにしてきた。4度のドライバーズタイトルと数多くの勝利を支えてきた、フェルスタッペンにとって最も重要な現場スタッフのひとりだ。

    そのランビアーゼについて、レッドブルは2028年の契約満了をもってチームを離れることを認めた。

    レッドブルは声明で、「オラクル・レッドブル・レーシングは、ジャンピエロ・ランビアーゼが現行契約の満了時となる2028年にチームを離れることを確認する。“GP”は2015年に加入して以来、チームにとって大切なメンバーだ」と説明した。

    その上で、「退団が予定されているその時まで、“GP”はヘッド・オブ・レーシングおよびマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアとしての役割を継続する。チームと彼は、これまで築いてきた強力な実績にさらなる成功を加えるべく全面的にコミットしている」としている。

    一方のマクラーレンも、ランビアーゼの加入を正式発表した。

    マクラーレンは声明で、「マクラーレン・レーシングは、ジャンピエロ・ランビアーゼがマクラーレン・マスターカードF1チームにチーフ・レーシング・オフィサーとして加入し、チーム代表アンドレア・ステラのもとで職務に就くことを発表できることをうれしく思う」とした。

    さらに、「チーフ・レーシング・オフィサーの役職はすでにチーム組織内に存在しており、レースチーム全体の統括を担う。現在この業務は、チーム代表としての役割に加えてアンドレア・ステラが兼務している」と説明した。

    そしてマクラーレンは、今回の補強について「ランビアーゼは、マクラーレン・マスターカードに存在する人材層をさらに強化し支えるための最新の採用であり、チャンピオンシップを勝ち取るチームとしての地位を確かなものにする長期的なコミットメントを改めて示すものだ」と位置づけた。

    声明ではさらに、「ランビアーゼ、そしてこれまでのロブ・マーシャルやウィル・コートネイのようなトップ人材を引きつけ確保できていること、さらにチーム内部の優秀な人材を維持・昇進させていることは、ザク・ブラウンとアンドレア・ステラのリーダーシップの下で体現されている戦略的ビジョンと文化の証しだ」と強調している。

    マクラーレンへ流れるレッドブル人脈
    今回の移籍は、単発の動きではない。

    すでにマクラーレンには、2024年にロブ・マーシャルがテクニカルディレクター(エンジニアリング&デザイン)として加わり、ウィル・コートネイも2026年初めからスポーティングディレクターの役割を担っている。

    つまり、レッドブルの中枢を支えてきた人材が、時間をかけてマクラーレンへ集まっている構図ができつつある。今回のランビアーゼ加入は、その流れをさらに象徴する一手と言える。

    レッドブルで続く重要人物の離脱
    レッドブルではここ数年、組織の中核を担ってきた人物の退場が相次いでいる。

    エイドリアン・ニューウェイの離脱は、その象徴的な出来事だった。さらにジョナサン・ウィートリー、ロブ・マーシャル、ウィル・コートネイ、リー・スティーブンソン、クレイグ・スキナーらの名前も挙がっており、技術、戦略、運営の各分野で人材の入れ替わりが進んでいる。

    それに加えて、クリスチャン・ホーナー体制の終焉や、ヘルムート・マルコの退任も重なった。表面的にはチームの再編でも、その実態は長年の成功体制を支えてきた骨格が大きく変わりつつある局面と見ることができる。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンが語ってきたランビアーゼの重み
    フェルスタッペンはこれまで、ランビアーゼとの関係を何度も特別なものとして語ってきた。

    2021年には「彼としか仕事をしたくない。彼がやめるなら、自分もやめる」と語っており、この関係が自身のキャリア観に深く関わっていることを隠していない。

    その後も、レースエンジニアを替えることには否定的な考えを示してきた。フェルスタッペンは、長く同じ相手と組むことがパフォーマンスに直結すると考えており、現場での相互理解が極めて重要だという認識をたびたび口にしている。

    また、2025年9月にレッドブルの公式動画で語った内容でも、ランビアーゼとの信頼関係の深さは際立っていた。

    「今ここでレースエンジニアを変えなければならないと言われたら、それは本当に受け入れがたいと思う。自分のレースエンジニアとはとてもいい関係を築いているし、彼は僕が何を必要としているか、マシンに何を求めているかを正確に分かっている。無線を聞いていても、それは伝わると思う」

    こうした発言は、ランビアーゼの存在が単なる担当エンジニア以上の意味を持っていることを示している。

    去就をめぐる不安は以前から存在していた
    フェルスタッペンの将来をめぐる不透明感は、今回突然生まれたものではない。

    2026年のレギュレーションに対する批判を繰り返してきたことに加え、F1に長く留まるつもりはないという考えも以前から隠していない。シミュレーター活動や耐久レースへの関心も強く、F1以外に軸足を移す可能性は以前から現実味を持って語られてきた。

    さらに、契約は2028年まで残しているとされる一方で、成績や競争力に関する条件次第では将来の選択肢が広がるのではないかとの見方も絶えない。

    今後を左右するのは“ひとつの出来事”ではない
    もっとも、ランビアーゼのマクラーレン移籍だけでフェルスタッペンの去就が決まるわけではない。

    重要なのは、レッドブルで続く人材流出、技術体制の変化、将来の競争力、そしてフェルスタッペン自身が現在のF1にどれだけ魅力を感じ続けられるかという複数の要素が重なっている点にある。

    その意味で、ランビアーゼの離脱は単独のニュースというより、レッドブルを取り巻く大きな変化の一部として捉えるべきだろう。

    2028年までは両者の関係は続く。だが、その先にフェルスタッペンがどのチームにいて、そもそもF1にとどまっているのか。今回の発表は、その問いをこれまで以上に現実的なものにした。

  • 角田裕毅 F1復帰へ準備継続「これまでで一番いい状態」

    角田裕毅 F1復帰へ準備継続「これまでで一番いい状態」

    角田裕毅は2026年F1シーズン、レッドブルのリザーブドライバーとしてグリッド外から復帰の機会を待つ立場にあるが、その準備はこれまで以上に整っている。

    レースに出走しない状況でありながら、角田裕毅はフィジカル面・技術理解の両面で強化を続けており、「今がキャリアで最も良い状態」と語るなど、いつでも起用に応じられる体制を維持している。

    2025年にはレッドブル昇格を果たしながらも、いわゆる“セカンドシートの難しさ”に直面。現在はマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーの体制のもと、控えとしてチームに帯同している。

    それでも角田裕毅は、グリッド復帰への意志をまったく失っていない。

    「僕はまだF1でドライブすることを諦めていません」

    「他のカテゴリーに行ってレースをするのも良い面はあると思いますが、F1で何が起きているのかが分からなくなってしまう部分もあります」

    この判断は、単なる待機ではなく復帰に向けた戦略的なポジショニングでもある。チームの内部に留まることで、マシン理解やセットアップの流れをリアルタイムで把握できる環境を維持している。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    その裏付けとなるのが、フィジカルコンディションの向上だ。角田裕毅はシーズンに向けて徹底的に準備を行い、自己最高の状態に到達したと明かしている。

    「今の自分のコンディションには満足していますし、これまでで一番いい状態だと思います。数値的にも去年より良いです」

    一方で、リザーブドライバーという立場は精神的な難しさも伴う。実際にレースに出る保証がない中で、常に最高の準備を続けなければならないからだ。

    「レースに出るか分からない状況でこうした準備をしているのは、少し不思議に感じることもあります。でも、何が起きるか分かりません」

    レッドブルからは「常に準備しておくように」と明確に求められており、突発的な起用にも即応できる状態が前提となっている。

    「チームからもそう言われていますし、僕自身も常に準備しています。もし乗れと言われたら、しっかり結果を出せるようにするだけです」

    現在のレッドブルおよびレーシングブルズの体制は安定しているが、F1では一瞬の出来事が状況を一変させる。角田裕毅はその可能性を前提に、待機ではなく“準備”という形で復帰のタイミングを見据えている。

    グリッドにはいないが、戦う準備はすでに整っている。

  • レッドブルF1 ランビアーゼ離脱を正式発表 フェルスタッペンの右腕が退団

    レッドブルF1 ランビアーゼ離脱を正式発表 フェルスタッペンの右腕が退団

    レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼのチーム離脱を正式に発表した。フェルスタッペンの4度のタイトルと70勝以上を支えてきた“右腕”の退団が確定した形となる。

    契約満了となる2028年をもってチームを離れる予定であり、それまではヘッド・オブ・レーシングおよびフェルスタッペンのレースエンジニアとしての役割を継続する。長年にわたり築かれてきた最強コンビは、一定期間を残しながらも終わりに向かうことが明確になった。

    フェルスタッペンと築いた最強コンビの終幕へ
    ジャンピエロ・ランビアーゼは2015年にレッドブルへ加入し、当初はダニール・クビアトのレースエンジニアを務めていた。

    その後、2016年シーズン中にマックス・フェルスタッペンが昇格すると、そのままレースエンジニアとしてコンビを組み続けてきた。

    両者は4度のタイトルと70勝以上を記録するなど、現代F1において最も成功したドライバーとエンジニアの関係のひとつを築いている。

    ランビアーゼは在籍期間中に複数の役職を歴任し、直近では2024年終盤からヘッド・オブ・レーシングも兼任していた。

    2028年まで現体制を維持へ
    レッドブルは声明で、ランビアーゼが現在の契約満了となる2028年にチームを離れることを確認した。

    それまでの間は、ヘッド・オブ・レーシングおよびフェルスタッペンのレースエンジニアとしての役割を継続する。

    「レッドブル・レーシングは、ジャンピエロ・ランビアーゼが現在の契約満了となる2028年にチームを離れることを確認する」

    「“GP”はチームの重要なメンバーであり、2015年に加入した」

    「予定されている離脱までの間、“GP”はヘッド・オブ・レーシングおよびマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアとしての役割を継続する」

    「チームと彼はともに、これまでの強力な実績にさらなる成功を加えることに全力で取り組んでいる」

    今回の発表は即時離脱ではなく、契約満了に基づく長期的な離脱確定であり、フェルスタッペン体制そのものは当面維持される見通しだ。

  • レッドブルF1人材流出止まらず フェルスタッペン体制に新たな打撃か

    レッドブルF1人材流出止まらず フェルスタッペン体制に新たな打撃か

    レッドブルの内部体制に、再び揺らぎが広がっている。オランダ紙De TelegraafやDe Limburgerなど複数の報道によると、マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが、2028年にマクラーレンへ移籍する可能性が高いとされている。

    すでに主要スタッフの離脱が続く中での今回の動きは、単なる人事ではなく、フェルスタッペン体制そのものに影響を及ぼしかねない変化として受け止められている。

    争奪戦を制したマクラーレン
    ランビアーゼはここ数カ月、複数チームから関心を集めていた存在だった。

    報道によれば、アストンマーティンはチーム代表候補として接触し、ウィリアムズも獲得を模索していたとされる。その中でマクラーレンは、破格の条件を提示し最終的に争奪戦を制したとみられている。

    提示された条件は大幅な報酬アップに加え、将来的なキャリアパスも含まれており、単なる移籍ではなく“引き抜き”に近い構図となっている。

    チーム代表構想とステラの去就
    今回の動きの背景として浮上しているのが、アンドレア・ステラの将来だ。

    ステラは現在マクラーレンで高い評価を受けている一方で、古巣フェラーリへの復帰の可能性が継続的に取り沙汰されている。De Limburgerは、ランビアーゼが将来的にチーム代表としてステラの後任となる構想があると報じている。

    一方でThe Raceは、短期的にはレース運営の負担分散を目的に、ステラを支える役割を担う可能性を指摘している。これは現代F1においてチーム代表の業務が拡大していることとも符合する。

    つまりマクラーレンは、即時の補強と将来の体制再編を同時に進めている可能性がある。

    フェルスタッペン体制の中核に変化
    ランビアーゼは2016年の昇格以降、フェルスタッペンのレースエンジニアとして長年コンビを組み、4度のタイトル獲得を支えてきた。

    その関係はF1でも屈指の強固なものとされており、今回の離脱はフェルスタッペンのレース運営に直接的な影響を与える可能性がある。

    止まらないレッドブルの人材流出
    レッドブルでは近年、主要スタッフの流出が相次いでいる。

    ロブ・マーシャルやウィル・コートニーがマクラーレンへ移籍したほか、ヘルムート・マルコ、ジョナサン・ウィートリー、エイドリアン・ニューウェイといった中核人材もチームを離れている。

    ランビアーゼの動きが加われば、その流れはさらに加速することになる。

    フェルスタッペンの将来にも波及か
    この一連の動きは、フェルスタッペン自身の将来にも影響を及ぼす可能性がある。

    近年はレギュレーションへの不満などから将来について様々な見方が出ており、信頼関係の強いエンジニアの離脱は、その判断材料のひとつとなる可能性がある。

    公式コメントはなし
    現時点でレッドブルおよびマクラーレンは、この件について公式なコメントを出していない。

    続報:レッドブルF1 ランビアーゼ離脱を正式発表 フェルスタッペンの右腕が退団

  • マックス・フェルスタッペン側近ランビアーゼ 2028年マクラーレンF1移籍有力

    マックス・フェルスタッペン側近ランビアーゼ 2028年マクラーレンF1移籍有力

    マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアとして知られるジャンピエロ・ランビアーゼが、将来的にレッドブルを離れる見通しとなった。オランダ紙De Telegraafによると、2028年にマクラーレンへ移籍する可能性が高いと報じられている。

    契約は2027年まで残っているが、その先を見据えた動きとされ、近年続くレッドブルの人材流出の流れを裏付ける動きとなる可能性がある。

    2028年マクラーレン加入が有力
    ランビアーゼは現在もレッドブルのHead of Racingとしてチームの中核を担っているが、契約満了後の2028年にマクラーレンへ加わる見通しとされている。

    これまでアストンマーティンやウィリアムズとの関連も取り沙汰されていたが、最終的にマクラーレンが獲得競争をリードしたとみられている。提示条件は現状を大きく上回るものとされ、待遇面でも大幅なステップアップになる見込みだ。

    体制変化を見据えた動き
    マクラーレン側の狙いとして、将来的な体制変更への備えも指摘されている。

    現チーム代表アンドレア・ステラは内部評価が高い一方で、フェラーリ復帰の可能性も報じられており、ランビアーゼの加入はその後任候補としての布石となる可能性がある。

    続くレッドブルの人材流出
    レッドブルでは近年、主要スタッフの離脱が相次いでいる。

    ロブ・マーシャルやウィル・コートニーがすでにマクラーレンへ移籍しており、さらにクリスチャン・ホーナー、ヘルムート・マルコ、ジョナサン・ウィートリー、エイドリアン・ニューウェイといった中核人材もチームを離れている。

    今回のランビアーゼの動きは、その流れをさらに強める可能性がある。

    フェルスタッペンとの関係性
    ランビアーゼは2016年の昇格以降、フェルスタッペンのレースエンジニアとして長年コンビを組んできた。

    両者は強い信頼関係で知られており、ランビアーゼ自身も過去にこの役割で他のドライバーと働く意思はないと語っていた経緯がある。

    そのため、この動きは単なる技術スタッフの移籍にとどまらず、チーム構造やドライバー体制にも影響を及ぼす可能性がある。

    現時点での公式コメント
    現時点でレッドブルおよびマクラーレンは、この件について公式なコメントを出していない。

    Source: De Telegraaf