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  • F1カタールGP:記者会見 Part.1 – アントネッリ、ベアマン、ローソン

    F1カタールGP:記者会見 Part.1 – アントネッリ、ベアマン、ローソン

    2025年F1カタールGPを前に、木曜恒例のドライバー記者会見が行われ、キミ・アントネッリ(メルセデス)、オリー・ベアマン(ハースF1チーム)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)の3名が登場した。アントネッリはラスベガスGPで“今季最高の実行”と振り返るレース運びを詳細に語り、シーズンを通して精神的に大きく成長したことを強調。ベアマンとローソンも、それぞれの連続ポイント獲得、予選パフォーマンスの改善、そして激しい中団争いの中で学んできたテーマを明かした。

    また会見では、マクラーレンの失格問題を受けたFIAのルール議論、25周スティント制限による戦略への影響、トップチーム昇格の可能性、若手のタイトル争い、そしてシーズン中盤のスランプ克服まで、多岐にわたる質問が飛んだ。3人の回答には、初年度を戦い抜いてきたリアルな手応えと苦悩が色濃く反映されている。

    Q:キミ、まず土曜日の出来事について少し振り返ってください。最終的な順位という意味では今年のベストではありませんでしたが、“実行面”では2025年で最高のレースだったのでしょうか?

    キミ・アントネッリ: そうだと思う。すべてをとても上手く実行できたからだ。戦略は明らかに少しクレイジーだったけれど、しっかり成立させることができたし、それは良かった。それがレース全体を変えたし、1ストップを維持できたことが、最終的にあの順位でフィニッシュできた理由だ。だから、実行という点では本当にいいレースだった。

    僕自身についても、おそらく今季これまでで最高のレースだったと思う。あのスティントではタイヤマネジメントができたし、シーズンを通して学んできたことすべてをまとめることができたからだ。走っていてずっと手応えがあったし、すごく楽しかった。

    Q:では、シーズンを通して学んだことについて話しましょう。インテルラゴスやバクーなど、結果が徐々に良くなってきています。初年度で学んだ一番大きなことは何でしょうか?

    アントネッリ: このシーズンに学んだことはたくさんある。でも、サーキット上とサーキット外で、自分に何が必要かをよりよく理解できるようになったのは確かだ。そして、メンタル面でも同じだ。セッションに臨む前に正しいマインドセットを持つことが非常に重要だと思う。最終結果にだけ集中するのではなく、そこに至るまでのプロセス、つまりすべてを正しく行うことにフォーカスする必要がある。

    他にもいろいろあるけれど、このシーズンを通して大人になったと思うし、特に苦しい時期を乗り越えたことが成長につながった。今では物事にうまく対処できるようになった。もちろん改善の余地はあるけれど、これまでのところ良い軌道に乗っている。

    Q:では、今週末のバクー……ではなく、ここカタールについて。メルセデスはマクラーレンやレッドブルと再び前方で戦えると思いますか?

    アントネッリ: バクー? それともカタール?

    Q:すみません、ここです! 今週末のことです。メルセデスはチャレンジできますか?

    アントネッリ: いいよ、分かるよ。時差ボケはね……。まあ、どうなるか分からない。実際、去年はメルセデスはかなり強かったと思う、特に予選では。だから、強さを発揮できればいいし、もっと良ければいいと思う。

    今年はちょっと面白い傾向があって、得意だと思っていたサーキットではあまり良くなくて、「まあまあかな」というサーキットで意外と良かったりした。だから明日どうなるか見てみよう。大事なのはしっかりとしたスタートを切り、良いリズムを作って、週末を通して良い流れを作ることだ。本当に楽しみにしている。シーズン最後の2戦だから、いい形で終わらせたい。

    Q:分かりました、健闘を祈ります。ありがとう、キミ。ではオリー、あなたに移りましょう。現在5戦連続でポイントを獲得しています。どれくらいマシンに自信がありますか?

    オリー・ベアマン: すごくある。実際、オースティンでアップグレードを入れてから、いや、その前からでもいいレースが続いている。メキシコでP4、ブラジルでP6、ラスベガスではオン・トラックでP12だったけれど、運良くP10に入れた。

    でも実際、ラスベガスは良い指標になったと思う。悪い週末だったとしても、そこそこ戦えるということだ。運良くポイントを取れたけれど、戦略面やマシンのフィーリングという意味ではベストではなかった。それでもポイント圏のすぐそばにいて、運良く入れた。これは残り2戦に向けてすごく良い感触を与えてくれる。

    Q:オースティンのアップグレードについて触れましたが、それによって何を引き出せるようになったのですか?

    ベアマン: 少し速く走れるようになった。僕たちがずっと求めていたフィーリングが得られるようになった。特定の風向きやトラフィックの状況では、このアップグレードでマシンが少しナーバスになることもある。でも、それはレギュレーション終盤では常に付きまとうトレードオフだ。

    ゲインはコンマ数秒、いやコンマ数秒もないかもしれない、0.1秒とか0.15秒くらいだと思う。でも今のF1では、それで順位が大きく変わる。もちろん来年は新レギュレーションだから、この時期にアップグレードを入れるのはリスクだった。でも僕たちの立場を考えると、そしてコンストラクターズの順位がハースF1チームのようなチームにとってどれほど価値があるかを考えると、正しい判断だったと思う。

    Q:ルサイルの高速スウィープにマシンは合うと思いますか?

    ベアマン: そうだといいけどね。去年チームはここで良いレースをしていたし、僕たちのマシン特性を考えると……。直近5〜6戦を見ると、ラスベガスが一番気が重かったサーキットだった。それなのに2台でポイントを取れたということは、どんなサーキットでも戦えるってことだ。だから、マシンの性能よりも、実行面が重要になってくる。予選は信じられないほど僅差だから、完璧なウインドウに入れて、しっかりと実行することが重要だ。

    Q:F1での初めてのフルシーズンがほぼ終わろうとしています。あなた自身、今年どこが一番成長したと思いますか?

    ベアマン: 自分のスピードを使いながら、正しいタイミングで“適切に計算されたリスク”を取ること——これは今年改善した点だと思う。F2から来ると、フリープラクティス2周目や3周目にはもう限界までプッシュしなければならなかった。タイヤは1セットしかなく、すぐに性能が落ちるからだ。だから予選前にマシンが何をできるか把握しなければならなかった。

    でもF1の週末は全然違う。タイヤセットも多いし、セッションも多い。だから段階的に積み上げていく時間がある。このアプローチはF4以来やっていなかった。F3やF2では走行時間が少なく、タイヤもないからだ。

    だから、ドライビングを“段階的に積み上げるスタイル”に戻し、少しずつマシンの限界を探るようにした。金曜日(今週末は違うけど、通常のFP1・FP2がある金曜)の結果は大して重要ではなく、バランスを整えて中盤で完璧なウインドウに入れることが大事だ。そして土曜日にプッシュし始める。

    週末全体の構成を組み立てること——F1はF2よりもはるかに忙しいから、エネルギーレベルを管理する必要もある。いろいろあるけれど、後半戦はうまくいって良かった。シーズンを良い形で締めくくりたい。

    Q:分かりました。健闘を祈ります。ありがとう。ではリアム、あなたもシーズンを少し振り返ってください。今年はローラーコースターのような一年でしたが、学んだ一番大きなことは?

    リアム・ローソン: そうだね。このレース数だと、あまり立ち止まって悩んでいる時間がないんだ。もちろん週末ごとに振り返って、良かった点や学ぶべき点を考えるのは大事だけど、ここまで多くの週末をこなしていくと、何かに囚われたり、感情にとらわれすぎないことが本当に難しい。

    例えば、先週末——レースまでずっとスムーズで、良い位置にいたのに、ほんの小さなミスですべて台無しになる。あれは本当にフラストレーションが溜まった。でもまた今週末レースがあるから、あまり悩んでいる時間もないんだ。

    Q:では先週末の“良かった点”に目を向けましょう。予選ペースが良かった。今季、ワンラップをまとめるのはどれほど難しかったですか?

    ローソン: 僕にとっては間違いなく難しかったと思う。マシン自体はすごく速かったし、だからこそ、ワンラップのパフォーマンスを今年は特に重点的に取り組んできた。マシンからも、僕自身からも引き出す作業だね。シーズンを通してかなり良くなってきたと思う。

    ラスベガスは特殊だったけど——1周というより12周まとめるような予選だった。でも、今年はずっと僅差だったから、すべてを完璧にまとめる必要があった。本当にそこが難しかったし、うまくいかないと大きく落ちてしまう。それくらいタイトなんだ。

    Q:ラスベガスとカタールは特性が正反対です。今週末、力を発揮できると思いますか?

    ローソン: ある意味、キミが言った通りだね。“速いと思っていたサーキットで速くなかったり、その逆だったり”ということが何度もあった。

    去年のカタールは僕たちにとって本当に厳しいレースだった。だから今年は理由はどうあれ、良くなっているといいんだけど……。ただ、去年よりマシンの理解がかなり深まっているのは確かだ。

    でもスプリント週末だから、難しいのは確か。それでも良い週末になるといいね。

    ■ フロアからの質問

    Q:キミ、ハードタイヤで48周——驚異的でした。シーズン最初の3〜4戦のあなたなら、あれはできたと思いますか? もし答えがノーなら、今季何が変わって、あの戦略を実行できるようになったのでしょうか?

    アントネッリ: いや、間違いなく無理だったと思う。シーズンを通して本当に多くのことを学んだからね。もちろんコンパウンドも毎戦同じではないけれど、正直言ってC3は僕が結構好きなコンパウンドだし、C4やC5も好きなんだ。

    シーズンを通して、トラックごとに違うとはいえ、タイヤの挙動を理解できるようになった。そしてプラクティスでもレースでも、いろいろなプッシュレベルを試して、タイヤがどう反応するかを探った。

    ラスベガスは、それまでの学びを全部まとめて出せた“今季最高の実行”だったと思う。そのおかげでロングスティントができたし、ラップごとにタイヤが劣化していくのに対応できた。そして最後の数周では、チームのサポートもあってバランス調整をしながら走り切れた。

    でもシーズン序盤だったら、確実に途中でピットインしてたよ。最後まで行くのは無理だった。

    Q:キミとオリーに質問です。昨年はF2でチームメイトとしてここに来て、今年はF1に上がりました。この1年で最大のチャレンジは? そして、予想より簡単だった“良い意味での驚き”はありましたか?

    ベアマン: 最大の驚き、あるいは最大の違いという意味なら、F2と比べて“いかに忙しいか”だと思う。F1ではレース数がほぼ倍だし、サーキットの外でもスポンサー関連の仕事、メディア対応などがかなり増える。

    例えば来年はシーズン2〜3週目からすぐ始まるから、F2にあったような長い休みはほとんどない。だからエネルギーレベルの管理が大事になる。運転するのはもちろんだけど、サーキットに来る時点で常に100%の状態でいる必要がある。

    良い面としては、F1マシンは本当にドライブしていて楽しい。特に予選で限界まで攻めるのは快感だ。それから、移動がちょっと楽になったかな……ビジネスクラスで移動できるから、快適ではあるよ。

    アントネッリ: 僕にとっての最大の驚きは……そうだね、やっぱり週末のコミットメント量、そしてレース週末以外の仕事量だと思う。これが本当に大きくて、学ぶことも多かった。自分のエネルギーをどう管理するか、どう調整するか——その辺りが最大のチャレンジだった。

    正直言って、シーズンの中盤にはかなり疲れてしまった時期もあった。でも今は何を期待すべきか分かっているし、来年はもっと上手く対処できるはずだ。

    もちろん、F1マシンを運転できるのは最高の特典だよ。本当に速いし、特に予選では限界がものすごく高くて、どれだけプッシュできるか探るのが楽しい。それに、F2ではあまり面白くなかったサーキットが、F1マシンだとすごく楽しくなることもある。とても特別な経験だ。

    来年は大きく変わるけれど、僕たちはまだ世界で最も速いマシンを運転することになる。それは本当に素晴らしいことだと思う。

    Q:キミ、どのサーキットが“F1マシンで走ると生まれ変わる”と感じましたか?

    アントネッリ: ほとんど全部だと思う。モナコは特に衝撃的だった。F1マシンであれだけの速度で走れるなんて驚いたよ。あとバルセロナも特別だった。最終コーナーを予選で全開で行けるなんて、本当に信じられない。F2でやったら確実にスタンドまで吹っ飛ぶよ。

    ベアマン: 市街地までね。

    アントネッリ: 市街地まで! でも本当に驚異的なんだ。他にもブダペストもF1ではすごく良かった。正直、どのコースもF1になると特別になる。どれだけ狭くても、どれだけ短くても、F1ならとんでもない速さで走れる。だから本当にスペシャルだ。

    Q:キミ、あなたも話題にしていたF2ですが、今イタリア人の若手がタイトル争いをしています。あなたは彼の戦いを追っていますか? そしてF2経験者として、残り2戦で彼に必要なことは?

    アントネッリ: もちろん追っているよ。彼は僕の親友なんだ——レオね。去年のF3から大きなステップを踏んでいて、本当にうれしいよ。今シーズンずっと非常に安定していて、それが他のドライバーとの差になっている。常に上位にいて、良いポイントを持ち帰っている。

    だから、残りでもこの安定性を維持することが大事だと思う。ぜひともタイトルを取って欲しいし、その結果を達成できると信じている。スピードも、安定性も今年は本当に素晴らしい。最後のラウンドがどうなるか楽しみにしているよ。

    Q:キミ、あなたは中盤戦で苦しみました。自分を疑ったことはありましたか? もしあったなら、どう乗り越えたのでしょう?

    アントネッリ: ああ、もちろん、何度もあったよ。新しいサスペンションに変えてから、僕はかなり苦しんだ。特に適応するのが難しかった。一方でジョージは、パフォーマンスを失ったにもかかわらずうまく適応していた。

    僕はどんどん悪循環に陥っていったように感じて、フラストレーションが積み重なった。最もつらかったのはスパだと思う。本当に自分を疑ってしまった。“結果が出ないのは自分が悪いのか”と考え始めてしまうんだ。

    だからモンツァの後、チームと大きなミーティングをして、メンタルをリセットした。重要なこと、プロセスに再び集中するようにした。それが大きな学びになった。

    Q:3人全員に質問です。ステラ代表は、マクラーレンの失格を受けてFIAがルール変更を検討していると言っています。今年はルール全般についても多くの議論がありました。今は“全面的な見直し”が必要な時だと思いますか? プランクだけでなく、オーバーテイク規定なども含めて。

    アントネッリ: そうだね。だから今日、来年に向けて“ドライビングガイドライン”の会議があるんだ。僕たちの経験に基づいて、FIAがより良いガイドラインを作れるよう意見を伝えるつもりだ。今年のガイドラインがひどかったとは思わない。ドライバー側に有利に使うこともできたし。だから大きな変更が必要とは思っていない。

    プランクについては……それがルールだ。このマシンでは車高を下げれば下げるほど速くなる。だから限界を設定しないといけないし、それを超えれば当然アドバンテージを得ていることになる。だから失格になる。2023年のオースティンでもメルセデスが同じ問題で失格になったよね。

    もちろん、マクラーレンが言うように予想外のポーポイズ現象など外部要因がある時もある。でもルールはルールだ。来年は新レギュレーションで、こうした問題は少なくなると思う。

    ベアマン: 幸い、僕たちにはFIAとの会議がある。ドライバーとして一番の懸念は、“固定された審査員がいない”ということだ。ガイドラインはあっても、審査員によって解釈が変わる。F1ほどのレベルのスポーツで、他のエリートスポーツと比べても、審査員が毎戦変わるというのは異例だ。

    僕たちは“実際に車内で何が起きているか”をもっと理解してもらう必要がある。今年は、ドライバー全員に聞けば“これはペナルティだ”“これは違う”と一致する場面が多くあったのに、審査結果が異なるケースがあった。それを是正したい。だから今夜は長い会議になると思うよ。

    ローソン: 本当に付け加えることはあまりないよ。要は、決定を下す際に“実際にステアリングを握っているとどう感じるのか”を理解した上で判断してほしいということ。ガイドラインは去年、僕たちの意見を反映する形で作られたけど、進化し続けている。今夜はさらに明確にして、来年もっと良いシステムになることを目指すよ。

    Q:今週は25周の最大スティント規制があります。安全上の理由からですが、戦略の自由度は残ると思いますか? それとも制限されてしまう?

    アントネッリ: 戦略はかなりシンプルになると思う。25周制限でね。それにタイヤ圧も上がったから、バランスやタイヤの挙動にも影響するはずだ。でもパンクしたり、タイヤが壊れるのは嫌だからね。3輪で走るのは本当に最悪だ。ルイスは3輪で勝ったことすらあるけど、あれは例外だよ。

    だから懸念は理解できる。“安全第一”の方が良い。レースの内容やタイヤ配分は変わるだろうけど、それ以外は戦略がシンプルになる分、より“全開のレース”になるだろう。それは悪くないと思う。

    Q:オリーとリアムに質問です。今季のベストレースとワーストレースは?

    ベアマン: ベストはブラジル。ワーストはオーストラリア。簡単だね。

    ローソン: メキシコじゃない?

    ベアマン: ブラジルがベストだと思う。

    ローソン: 僕のベストもブラジルかバクーかな。ワーストはオーストラリアだね。

    Q:キミ、メルセデスのトトは、あなたがトップチームに入ったことで大きなプレッシャーを受けていると言っていました。最近の好調を受けて、チームはあなたのプレッシャー緩和に成功したと思いますか?

    アントネッリ: もちろんそうだと思う。トップチームに入ると注目度が一気に上がって、小さなミスでも大きく見られる。苦しい時期は本当にきつかった。でもチームは一度も僕を見捨てなかったし、一緒にその状況を乗り越えることができた。

    今では経験も積んで、自分のマシンに何が必要かを伝えられるようになった。チームもそれに応えてくれている。ジョージとの関係もすごく良くて、チームとしての勢いもついてきた。だから残りのレースと来年がとても楽しみだ。

    Q:オリー、あなたは後半戦で非常に安定しています。もしトップチーム——例えばフェラーリ——からチャンスが来たとして、準備はできていると思いますか?

    ベアマン: まあ、F1にいる以上、自分を信じなければいけない。だから答えは“イエス”だ。でも、それを証明し続けなければならない。5〜6戦良かっただけで、すべてが変わるわけではない。

    それに、忘れられがちだけど、シーズン中盤には4〜5戦連続で11位だったんだ。それも“安定”はしていたけれど、ただポイントに届かなかっただけ。でも、今はマシンパフォーマンスが少し上がって、11位が10位、9位、8位になる。その方が周囲の評価も良い。

    だから確実に成長したと思うし、特に夏休み後は本当に良いリズムと勢いを見つけられた。もちろん、チャンスが来れば準備はできていると思う。

  • ランド・ノリス F1カタールGP展望「何も変わっていない。勝つだけだ」

    ランド・ノリス F1カタールGP展望「何も変わっていない。勝つだけだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、F1ラスベガスGPで自身とオスカー・ピアストリの2台が失格となり、タイトル争いのリードが24ポイントまで縮まったにもかかわらず、「何も変わっていない」と強調した。

    タイトル決定の可能性を残したまま迎えるカタールGPで、ノリスは平常心を保ちつつ“勝つこと”だけに集中している。

    ラスベガスでは2位(ピアストリは4位)でフィニッシュしたものの、両車がスキッドプレート摩耗の規定違反によって失格。ポイントリードは大幅に減少したが、ノリスはその結果を冷静に受け止めており、「チームの努力が報われなかったのは残念だが、タイトルに向けた考えは変わらない」と語る。

    ラスベガス失格「ショックではなかった」
    ノリスは、失格という厳しい結果にも動揺はなかったと明かす。

    「怒ってはいない。助けにはならないけどね。レース中にはすでに何か起きていると分かっていたから、ショックではなかったし驚きもしなかった。
    我々は予想以上の問題を抱えていたし、仮に勝っていたらもっとショックだったかもしれないけど、そうじゃなかった。悲しんでも仕方ない」

    「もちろんチームのみんなはガッカリしていた。多くの努力が無駄になったからね。でも僕自身は意外と大丈夫だった。今はただ今週末に向けてワクワクしている。何も変わらない。ここカタールでも勝ちたいし、アブダビでも勝ちたい。悔しいけど、それが人生だ」

    車高調整で“むしろ速くなる”と確信
    ラスベガスでの予想外のポーポイズ発生と摩耗を受け、マクラーレンは車高を上げる方向でセットアップを調整する。

    「車高を上げても遅くなるとは思わない。むしろ速くなると思う。これでどこでも抑えなくてよくなるからね。遅くなると思っている人もいるけど、たぶん速くなるよ。楽しみだ」

    ノリスは冷静さを保ちつつ、タイトルの重圧にも屈しない。

    「こんな状況は初めてだけど、ワクワクしている。もちろん30ポイント差の方がよかったけどね。でもみんなにとってはエキサイティングなんでしょ?それなら良かったよ」

    「やることは単純。勝つだけ」
    ノリスはカタールでチャンピオンを決める可能性を残すが、その姿勢は終始一貫している。

    「やることは同じ。良い予選をして、良いレースをするだけ。早く決まるに越したことはないけど、僕のやることは変わらない。勝つ、それだけだ」

    プレッシャーが高まる中でも、ノリスは“走りたい”という純粋な欲求を語った。

    「先週末のあと、さらに走りたい気持ちが強くなった。ミスを受け入れて、また前に進むだけ。自分たちの良い流れを続けたいし、その準備はできている」

    ランド・ノリス(マクラーレン) カタールグランプリ

    フェルスタッペンとピアストリとの三つ巴へ「簡単じゃない」
    フェルスタッペンが一時は100ポイント以上離れていたものの、圧巻の追い上げで24ポイント差まで接近。ピアストリも好調を維持しており、三つ巴の最終盤を迎える。

    「マックスは去年もその前もここで勝っている。今回も接戦になると思う。レッドブルはこの6〜7戦、全体的にもっともいいパフォーマンスを見せている。
    簡単だとは思っていない。ハードワークして、自分たちに集中して、目標はポールと勝利。それだけだ」

    ノリスは静かに燃えている。

    24ポイント差、残り2戦。初タイトルは目前だが、焦りも浮かれもない。

    彼が見ているのはただひとつ――チェッカーフラッグの先にある“初の世界王者”という景色だ。

  • 角田裕毅 F1カタールGP展望「運が味方すれば成功できる」

    角田裕毅 F1カタールGP展望「運が味方すれば成功できる」

    角田裕毅は、2025年F1カタールGPへの展望を語った。

    角田裕毅は「運が少し味方してくれれば、もっといい週末にできる」と語り、前向きな姿勢でルサイルに臨む。スプリントが実施される週末は追加ポイントを狙うチャンスが広がる一方、短い準備時間でマシンを仕上げる難しさもあるという。

    また、オースティンでのスプリントが好結果を生んだ経験を踏まえ、今回の週末でも同様の流れをつかみたいと意欲を見せている。

    「カタールには、運が少し味方してくれればもっと良い週末にできるという気持ちで入ります。状況がしっかりハマれば、僕自身のペースとクルマのパフォーマンスで、チームにふさわしい結果を残せると信じています」と角田裕毅はコメント。

    「スプリントはポイントをより多く取るチャンスがあって、コンストラクターズにとってもすごく重要です。ただ、そのぶん短い時間でクルマを正しいウインドウに入れるのが難しいです。オースティンではスプリントがうまくいったので、今回も同じようにできればと思っていますし、その後の予選と決勝にもつなげたいです」

    「それを達成するには、チーム全員で協力していくことが必要です。マックスはタイトル争いに本当に戻ってきているので、僕もできる限りその戦いをサポートしたいと思っています。」

    角田裕毅 カタールグランプリ

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGP展望「完璧な週末が必要」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGP展望「完璧な週末が必要」

    マックス・フェルスタッペンが、2025年F1カタールGPへの展望を語った。

    フェルスタッペンはラスベガスGP後にチャンピオンシップのポイント差が縮まったものの、カタールGPでは「これまで通り1戦ずつ取り組む」という姿勢を維持すると語った。スプリントが行われる週末で追加ポイントの重要度が高まる中、フェルスタッペンは“完璧な週末”が求められると認めている。

    また、ルサイル・サーキット特有の高温と高負荷によるタイヤマネジメントの難しさ、そして義務化された2ストップ制にも触れ、チームとしての総合力が鍵になる週末だと見ている。

    「ラスベガスのあとチャンピオンシップのポイント差は縮まったけれど、カタールに向けて、僕たちはこれまでと同じように週末にアプローチして、1レースずつ集中していく」とフェルスタッペンはコメント。

    「毎週末、できるだけ多くのポイントを最大化し、マシンから最高のパフォーマンスを引き出すことだけに集中しているし、今回もそれを変えるつもりはない」

    「今週末はスプリントがあるので、さらに多くのポイントが獲得できる。僕たちは完璧な週末を過ごすことしか許されない。ルサイルは難しいサーキットで、暑さからタイヤマネジメントが重要だし、義務化された2ストップを正しくこなす必要がある」

    「僕たちはこのポジティブな流れを維持することに集中しているし、チームもベストなパフォーマンスを持ち込むために全力でプッシュしている。」

    マックス・フェルスタッペン カタールグランプリ

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍に後悔なし「情熱と成長を感じる」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍に後悔なし「情熱と成長を感じる」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、F1ラスベガスGP後に自ら口にした「最悪のシーズン」「2026年は楽しみではない」といった悲観的な表現について、カタールGPの現地で心境を改めて説明した。ラスベガス後の落胆を引きずらず、むしろ今は軽やかなステップでサーキット入りしている。

    ラスベガスでは予選最下位から10位入賞まで巻き返したものの、レース直後は深いため息をつく姿が見られた。しかしカタールでは一転、未来への前向きな姿勢が強調されている。

    「26年が楽しみではない」は“感情の発露”
    ハミルトンは、ラスベガス後の自らの発言は疲労とフラストレーションによるものだったと振り返った。

    「シーズンの終盤に、他のドライバーたちが翌年にワクワクしているとは思わない。エネルギーはあまり残っていないからね。家族と過ごす時間のことを考えるものなんだ」

    そう語ったうえで、あの悲観的なコメントは本心ではなかったと訂正した。

    「レース後の感情的なものだよ。うまくいかなかったレースの後は、しばしば大きなフラストレーションがある。でも、来年チームがどんなマシンを作るのか楽しみだし、一緒に成長を続けるのが楽しみなんだ」

    フェラーリ移籍への後悔は「一切ない」
    フェラーリ加入1年目は未だ表彰台なしの苦しいシーズンとなっているが、ハミルトンは移籍の判断に全く迷いがないと強調した。

    「チームとはうまく馴染んでいるし、チーム内には素晴らしい情熱がある。来年へ向けたいい集中力もあるんだ」

    さらに、6度のタイトルを共に獲得したメルセデスを離れたことへの後悔について問われると、きっぱりと言い切った。

    「加入を決めたことを後悔してはいない。組織の中で築いていくには時間がかかると分かっていたし、それを期待していた」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    ラスベガスの落胆から一転、未来へ向けて前進
    ラスベガスGP直後に漂っていた陰鬱な空気は、今のハミルトンにはもうない。フェラーリでの基盤を整えつつある手応えと、2026年の技術レギュレーション転換期を共に迎える期待感が、彼の言葉の端々に滲んでいる。

    現状のフェラーリF1がすぐに勝てるパッケージではなくとも、ハミルトンは今、確かな“前向きさ”を取り戻したようだ。

    カタールでの勢いが結果につながるかどうかは別として、少なくともその歩みは力強く、そして軽やかになっている。

  • F1カタールGP:ルサイル・インターナショナル・サーキット&タイヤ解説

    F1カタールGP:ルサイル・インターナショナル・サーキット&タイヤ解説

    2025年F1 カタールGPが、現地11月28日(金)~11月30日(日)の3日間にわたってルサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2025年のF1世界選手権 第23戦 カタールグランプリのタイヤについて解説した。

    カタールGPはシーズンの残り2戦のうちの1戦であり、スプリント形式で行われる最後のレースでもある。

    ドーハで迎えるもうひとつの砂漠
    先週のカタールからわずか1週間後の開催で、今週の舞台ルサイルまでは直線距離で13,000キロ離れている。ラスベガス、カタール、そして最終戦アブダビはいずれもナイトレースだが、その天候は大きく異なる。

    ネバダ砂漠では路面が寒かったのに対し、カタールではドライバーはシンガポールに近い暑さと湿度に対処しなければならない。中東のこのサーキットはタイヤに特に厳しく、そのため特別措置(後述)が導入され、1セットのタイヤで走行できる周回数が制限されることになった。これによりレース中に最低2回のタイヤ交換が必要となる。

    カタールグランプリ

    コンパウンドについて
    ピレリは最もハードな3種類のコンパウンドであるC1、C2、C3をカタールのために選択した。鈴鹿と同じようにタイヤが高いエネルギーレベルにさらされるサーキットでは当然の選択であり、カタールGPでは過去すべての開催でこの3種類のみが使用されてきた。今年これらが使用されたのは3回で、いずれも日本、バーレーン、スペインの序盤戦だった。

    ルサイルのコーナーの大半は高速で、タイヤが回復する時間はほとんどない。特に12〜14コーナーは最も負荷が大きい区間である。路面は比較的スムーズであり、そのため通常グレイニングが発生し、タイヤの高い摩耗率につながる。

    2024年には
    2024年のカタールGPでは、ニコ・ヒュルケンベルグがハードを選択した以外は全ドライバーがミディアムでスタートした。多くのドライバーがミディアムで第1スティントを伸ばし、レースの半分を大きく超えて走行したため、1ストップ戦略が最も一般的となった。34周目、赤旗中のタイミングでハードへ交換するピットストップが始まった。

    セーフティカーは3度出動し、最後の2回では一部のドライバーがスプリント勝負を狙い再びピットインしてソフトを投入した。しかしソフトは性能低下が大きく、その賭けは期待した結果をもたらさなかった。

    カタールGP

    サーキットについて
    ルサイル・サーキットはもともとバイクレース用に設計されたもので、その独特な高速・テクニカルなレイアウト、そして1kmを超えるストレートが特徴だ。ドーハ郊外に位置するこのコースは、ドライバー、マシン、タイヤに特有の難しさを突きつける。全16コーナーのうち10コーナーが右コーナーであり、砂漠環境のため砂が風でコースに入り込み、路面の進化に影響する。これを抑えるためサーキット周囲には人工芝エリアが設けられている。

    カタール週末は高温が特徴で、レースが夜に行われるにもかかわらず、湿度の高さと日中の熱の蓄積によってコックピット環境は非常に厳しい。過去にはゴール時に体調を崩すドライバーもいたほどだ。タイヤに関しては、高温によってグレイニングが発生する可能性があるが、今年のレースを見る限り、現在のコンパウンドはこの現象に対してより耐性があるようだ。

    2025年のF1世界選手権 カタールグランプリ

    キーワード:周回数
    週末にチームへ供給されるすべてのタイヤセットは、1セットあたり最大25周まで走行できる。これは全セッションを通じて累計され、セーフティカーやバーチャルセーフティカー中の周回もカウントされる。

    グリッドへの移動周回、フォーメーションラップ、スプリントおよび決勝のチェッカー後の周回はカウントされない。決勝は57周のため、ドライバーは必然的に最低2回のタイヤ交換を行う必要がある。決勝前にピレリは各セットがあと何周使用可能かをチームに通知する。

    この制限は、昨年のようにタイヤの摩耗限界に達してもデグラデーション管理により寿命を超えて使用されることを防ぐために、FIA、F1、チームの合意で決められたものだ。このような使い方はタイヤ構造に過度な負荷を与える。

    2025年のF1世界選手権 カタールGP

    統計コーナー
    今週末はカタールGPとして4回目の開催で、これまでの開催は2021年、2023年、2024年である。マックス・フェルスタッペンは過去2年連続で優勝しており、ドーハで最も成功したドライバーとなっている。それによりレッドブル・レーシングも最多勝チームだ。2023年にはフェルスタッペンがカタールでタイトルを決めた。

    彼は3回のうち2回でファステストラップを記録しているが、ポールポジションからスタートしたのは1回だけである。初開催の2021年はルイス・ハミルトンがメルセデスでポール・トゥ・ウィンを飾った。

  • 角田裕毅 レッドブルF1去就に意味深「多くの人がすでに察していると思う」

    角田裕毅 レッドブルF1去就に意味深「多くの人がすでに察していると思う」

    角田裕毅が、レッドブル・レーシングとレーシングブルズの2026年ドライバーラインナップ発表が目前に迫るなか、自身の将来について「知っているが言えない」と示唆する発言を残し、状況が一気に緊迫してきた。

    角田裕毅は現在、リアム・ローソンとともにレーシングブルズの最後の1席を争っていると見られ、レッドブルでの将来が不透明なままカタールGPを迎えることになった。

    ホンダ離脱で保証が消滅…角田の立場が急激に弱まる
    角田裕毅は2021年のデビュー以来、アルファタウリ、レーシングブルズ、レッドブルの3チームでF1に参戦してきたが、そのポジションは常にホンダ支援と強く結びついていた。
    報道によると、ホンダは角田裕毅のF1シート確保のため毎年約1,000万ドルをレッドブルに支払っていたとされ、ローソンが今季2戦で降格した際にはその支払額が倍増したとも伝えられている。

    しかしホンダは2025年末でレッドブルとの提携を終了し、アストンマーティンF1へ供給先を変更する。これにより、角田裕毅に対する“財政的保証”が失われ、残留条件が一気に厳しくなったと見られている。

    ローソンが8ポイントリード、ハジャーは昇格確実…空席は1つだけ
    2026年のレッドブル陣営では、すでにマックス・フェルスタッペンのみが残留確定。レーシングブルズではアイザック・ハジャーの昇格が既定路線とされ、後任にはF2のアービッド・リンドブラッドが加入する見通しだ。

    こうなると、残る1席を争うのは角田裕毅とリアム・ローソンの2名のみ。ポイントではローソンが8点リードしており、状況は角田裕毅に厳しい。

    本来はメキシコGPで発表されるはずだったドライバー決定はカタールGP後に延期され、いよいよ最終判断の瞬間が近づいている。

    角田裕毅が意味深に「知っているが言えない」
    カタールGP前のメディア取材で、角田裕毅は自身の将来について次のように語った。

    「皆さんにお伝えできないことを知っています。でも、おそらく多くの人がすでに察していると思います」

    「皆さんと同じような理解の状況です。どうなるかは分かりません」

    「ただ、様子を見ましょう。」

    “知っているが言えない”というニュアンスに加え、「皆さんと同じ理解」という表現から、発言には明らかに悲観的なトーンが漂っていた。

    角田裕毅 F1

    インディカー転向案も急浮上、ホンダとの関係が再び鍵に
    ホンダはインディカーで5チームにエンジンを供給しており、デイル・コイン・レーシングではちょうどシートが1つ空いている。

    角田裕毅は「レッドブルのリザーブドライバーは受けない」と明確に述べており、F1に残れない場合はインディカー転向が有力だと見られている。

    一方でローソンは今季のアメリカGP後、2026年からレッドブルと組むフォードのプロモーション素材に起用されるなど、チーム内で存在感を強めている。

    フェルスタッペン支援が評価基準に?
    レッドブルはドライバー発表を延期した理由について、ヘルムート・マルコが「フェルスタッペンのタイトル争いを最優先するため」と説明している。

    角田裕毅は今週末の目標について、こう語った。

    「今はこのレースのことしか考えていません。まだ決定は下されておらず、自分次第の部分も残っています」

    「マックスをできる限りサポートします。それができれば、自分の将来にとっても良い方向に働くと思います」

    「まずはそこだけを目指して、シーズンがどう終わるか見てみたいと思います。」

    フェルスタッペンの逆転タイトルを支える働きが、残留評価に直結する可能性も示唆した格好だ。

  • F1カタールGP 2025年:開催スケジュール&テレビ放送時間

    F1カタールGP 2025年:開催スケジュール&テレビ放送時間

    2025年 F1カタールGPの開催スケジュールとテレビ放送時間。2025年 F1世界選手権 第18戦 カタールグランプリの11月28日(金)~11月30日(日)の3日間にわたってルサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。

    カタールの首都ドーハ近郊の砂漠に設けられたサーキットは、2022年にロサイル(Losail)から地域名のルサイル(Lusail)に名称変更。照明設備を完備しており、決勝は現地時間19時スタートのナイトレースとして開催される。

    1周5.400kmのロングストレートと中速コーナーを組み合わせたレイアウトで、速度アベレージの高いサーキット。連続する中高速コーナーとヘアピンで鋭い旋回性が求められる上、タイム短縮には後半の高速コーナーでの安定性も欠かせない。

    カタールグランプリの週末は、今年最後となるスプリントフォーマットで実施される。今季からスプリントフォーマットは変更になり、金曜日に1回のプラクティスと翌日のスプリントのグリッドを決める3つの短いセグメントで構成されるスプリント予選が行われ、土曜日は100kmのスプリントレースでスタートし、その後、決勝のグリッドを決定する本予選が実施される。新しいフォーマットでは、パルクフェルメのルールが変更され、スプリントとグランプリ予選の間にエンジニアがセットアップを調整できるようになる。

    また、2025年F1カタールGPでは、ルサイル特有の高い横Gと熱ストレスにより左フロントの摩耗と構造疲労が深刻化した昨年データを踏まえ、週末を通じ全タイヤセットに最大25周の使用上限が導入され、セッション横断で周回数が累計されることになった。決勝57周では必ず2ストップが必要となり、走行量の多いスプリント週末では各セットの残り周回数管理が戦略の中心となる。周回制限は2023年の縁石問題とは異なる理由による“安全マージン”として設定されたもので、ハード側のC1〜C3が投入される今回のイベントでは、戦略自由度が狭まる一方で安全性を最優先した妥当な措置といえる。

    日本とカタールの時差は6時間。F1カタールGPのフリー走行1回目は、11月29日(金)の22時30分(現地時間16時30分)から行われる。

    2025年 第23戦 F1カタールGP 開催スケジュール
    ■11月28日(金)
    フリー走行1: 22:30~23:30(16:30~17:30)
    スプリント予選: 26:30~27:14(20:30~21:14)
    ■11月29日(土)
    スプリント:23:00~24:00(17:00~18:00)
    予選 : 27:00~28:00(21:00~22:00)
    ■11月30日(日)
    決勝: 25:00~(19:00~)
    ※時間は日本時間(現地時間)

    2025年F1 カタールGP テレビ放送時間(フジテレビNEXT)
    ■フリー走行1
    11月28日(金) 22:20~24:10
     <解説>津川哲夫 松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■スプリント予選
    11月28日(金) 26:20~28:30
     <解説>津川哲夫 松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■スプリント
    11月29日(土) 22:30~26:30
     <解説>川井一仁 片山右京 <実況>黒瀬翔生
    ■予選
    11月30日(日) 26:50~07:00
     <解説>川井一仁 片山右京 <実況>黒瀬翔生
    ■決勝
    11月30日(日) 24:20~30:00
     <解説>川井一仁 片山右京 <実況>黒瀬翔生
    ※時間はいずれも日本時間

    2025年F1 カタールGP ネット配信(DAZN)
    ■フリー走行1
    11月28日(金) 22:30~
     <コメンテーター>浅木泰昭 <ナビゲーター>英美里
    ■スプリント予選
    11月28日(金) 26:30~
     <解説>柴田久仁夫 <実況>サッシャ
    ■スプリント
    11月29日(土) 23:00~
     <解説>笹原右京 <実況>サッシャ
    ■予選
    11月29日(土) 27:00
     <解説>中野信治 <実況>サッシャ
    ■決勝
    11月30日(日) 25:00~
     <解説>中野信治 <実況>サッシャ
    ※時間はいずれも日本時間

    ルサイル・インターナショナル・サーキット
    FORMULA 1 QATAR AIRWAYS QATAR GRAND PRIX 2025
    2025 カタールグランプリ
    サーキット名: ルサイル・インターナショナル・サーキット
    コース全長: 5.419km
    周回数:57
    レースディスタンス:308.611 km
    ラップレコード:1分22秒384(ランド・ノリス / 2024年)

  • 小松礼雄 「2ストップ義務化はF1カタールGPのレースを破壊する」

    小松礼雄 「2ストップ義務化はF1カタールGPのレースを破壊する」

    小松礼雄「2ストップ義務化はカタールGPのレースを“破壊する”」
    ハースF1チーム代表の小松礼雄は、ピレリが今年のカタールGPで導入したスティント上限ルールについて、「レースを破壊する」と強い言葉で批判した。

    ロサイルで行われる57周の決勝では、1スティントにつき最大25周までしか走れず、事実上の2ストップ義務となる。これはタイヤ摩耗への懸念から導入された措置で、F1、FIA、チーム側との合意のうえで決定されたものだ。

    しかし小松礼雄は、この“人工的な制限”に明確に反対している。

    小松礼雄「人工的な制限には賛成できない」
    「こういう人工的な制限には賛成できません。でも、ピレリは去年のことを怖がっているだけでしょう。1ストップのレースになって、『そんなはずない、誰も行かないだろう』と思っていたら、みんな1ストップに行った。だから人工的な上限を設けて、1ストップを不可能にしたんです」

    小松礼雄は、スポーツとしてこのやり方は正しくないと続けた。

    「でも私は、スポーツの中でこんなことをすべきじゃないと思っています。1ストップを避けようといろいろ言っていますけど、モナコや去年のカタールで見たように、人工的な要素を入れればレースは破壊されてしまうんです」

    タイヤ戦略は“自然に揺れる”から面白い
    続けて、小松礼雄は戦略の妙がF1の魅力だと語り、ブラジルやメキシコを例として挙げた。

    「問題は単純に1ストップかどうかではありません。ブラジルやメキシコを見ればわかるでしょう。1〜2ストップ、2〜3ストップの境目にあるとき、どちらの戦略も成立する。そういう時に面白いレースが生まれるんです。ピレリはそこを目指すべきです」

    小松礼雄(ハースF1チーム) カタールグランプリ タイヤ

    2023年カタールの再来を懸念「誰も同じになる」
    2023年のカタールGPでは、最大スティント18周というさらに厳しい制限が課され、全車3ストップが義務化された。その経験も踏まえ、小松礼雄は“画一化”の問題を指摘する。

    「2023年のレースはひどかったでしょう? ピットストップのウインドウが全員まったく同じになる。人工的な制限を入れれば、誰もバカじゃないんだから、みんな同じ結論にたどり着くんです」

    「だから、こういうやり方は機能しないと思います。今年のモナコでも同じことが起きました。人工的に何かを強制しようとすると、逆に悪くなるんです」

  • ガブリエル・ボルトレト ストロールと接触で次戦F1カタールGPで5グリッド降格

    ガブリエル・ボルトレト ストロールと接触で次戦F1カタールGPで5グリッド降格

    ガブリエル・ボルトレトは、2025年F1ラスベガスGPのオープニングコーナーでランス・ストロールと接触したことで、次戦カタールGPで5グリッド降格のペナルティを受けた。

    キック・ザウバーのドライバーであるボルトレトは、ラスベガスの市街地で行われた50周のレースを18番手からスタートしたが、ターン1の時点で数台のイン側に飛び込み、前方のストロールと接触したことで、良い結果への望みは消えてしまった。

    この接触でボルトレトはスピンを喫し、最終的に2周目にリタイアした。一方のストロールは、衝突直後にレースを終えており、このインシデントはレース後に調査対象となった。

    最終的にスチュワードは、来週末のカタール・グランプリに向けてボルトレトに5グリッド降格と、ライセンスに2点のペナルティポイントを科した。スチュワードは、ボルトレトが「極端に遅くブレーキした」と指摘している。

    さらにスチュワードは、ボルトレトがリタイアしたためレース中に科すことができなかった10秒ペナルティの代替として、「ガイドラインに従って」このグリッド降格を適用したと付け加えた。

    「僕のミスだった。自分が持っていたグリップと、自分がコース上のどこにいたかを誤判断したんだ」と、ここ3レース連続でクラッシュしているボルトレトは語った。

    「スタートがすごく良くて、ウィリアムズのイン側に仕掛けに行った。そしてウィリアムズの左側にマシンを置いたときには、もうブレーキすべきタイミングだった。でも5メートル遅くブレーキしてしまい、コーナーに少し長く入りすぎてしまった」

    「完全にイン側に入り込んでいたからコーナーを回り切る角度がなかったし、ただ読み違えただけだった。僕のミスだった」

    ストロールは次のように語った。「こういうことは起きる。レースだ。時々こういうことが起きるし、そういうものだよ」

    動画の公開は終了しました