カテゴリー: ポルシェ

  • ポルシェ、24時間にわたるeスポーツレースをル・マンで開催

    ポルシェ、24時間にわたるeスポーツレースをル・マンで開催

    ポルシェは、マイクロソフトおよびACO (フランス西部自動車クラブ)と共に6月17~18日に開催されるeスポーツレース「フォルツァ レーシングチャンピオンシップ(Forza RC)シーズン3:ポルシェ カップ」の予選会を行う。

    決勝はル・マン24時間の会場に設置されるXbox Oneのブースにてはヴァーチャルのポルシェ919ハイブリッドで、24時間に渡って争われる。出場者は特別な名誉のために戦う。

    ACOは「公式耐久eスポーツカテゴリー」と呼ばれるeスポーツの新しいカテゴリーを設けており、優勝者は賞金を授与されるほか、ル・マン24時間レース終了後の公式授賞式で表彰される。

    このユニークなレースは、4月にニューヨークモーターショーで発表されたポルシェとマイクロソフトの提携によるもの。レースシミュレーション「フォルツァ モータースポーツ6」とeスポーツプラットフォームの“Forza RC”によって魅力的なスポーツカーとモータースポーツへのインタラクティブなアプローチが可能になり、世界中のモータースポーツファンが観戦できる。

    詳細な情報は http://www.forzarc.gfinity.net/。参加にはフォルツァ モータースポーツ6を搭載したXboxコンソールが必要で、予選は5月28日まで継続される。

    レースの開催中、マイクロソフトは以下のオンラインプラットフォームでeスポーツレース決勝をライブ放送する。
    Beam (http://www.beam.pro/ForzaMotorsport)
    Twitch (http://www.twitch.tv/ForzaMotorsport)
    YouTube (http://www.youtube.com/Turn10Studios)

  • 【SUPER GT】ポルシェ:第3戦 オートポリス 決勝レポート

    【SUPER GT】ポルシェ:第3戦 オートポリス 決勝レポート

    ポルシェ ジャパンのドライビングアンバサダーを務める藤井誠暢が所属し、911 GT3Rで2017年のスーパーGT GT300クラスへ参戦するD’station Racing(#33)は、第3戦(オートポリス)の決勝において7位でフィニッシュし開幕戦から3戦連続のポイントを獲得した。

    2016年は平成28年熊本地震の影響で開催することができなかった大分県日田市のオートポリスにおけるスーパーGTだが、復興への一助となればと開催された2017年第3戦は、2日間合計で28,670名の観衆が訪れる賑わいをみせた。

    岡山での開幕戦はGULF NAC PORSCHE 911(#9)が、富士での第2戦ではD’station Porscheが表彰台を獲得している911 GT3 Rは、その勢いをこのラウンドでも維持すべく上位進出を目指した。

    しかし、軽量でコーナリングに秀でるJAF-GT規定車両が優位なこのコースでは、5月20日(土)に行われた公式予選で2台ともになかなか思うようにタイムを上げることができなかった。D’station Porscheは今回からステアリングを握るアンドレ・クートが予選Q1でアタックしたものの、Q2進出はならず。16番手から決勝レースをスタートすることになった。

    晴天に恵まれた5月21日(日)の決勝レースでは、D’station Porscheはクートがステアリングを握りスタート。序盤、他車のクラッシュによりセーフティカーが導入される波乱のレースのなか、クートは13周目、20周目にポジションアップ。26周を終えピットインし、藤井誠暢に交代する。

    素早いピット作業の後にステアリングを引き継いだ藤井は、11番手でコースに復帰したが、レースに強い911 GT3 Rの特性を活かし、タイヤをマネージメントしつつ粘りの走りをみせる。前を走る#3 GT-Rとは中盤大きな差があったが、終盤に向けて背後に迫ると、5台による7番手争いに突入していった。

    藤井はこのなかで、53周めに#5 86 MCをかわすと、56周目には#3 GT-R、#10 GT-Rをオーバーテイク。最後は7位にポジションを上げフィニッシュした。粘りの走りでポイント獲得を果たし、開幕戦からの連続ポイント記録を伸ばした。

    一方、もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、予選で峰尾恭輔がアタックを担当し18番手からスタート。レースではジョノ・レスターがスタートドライバーを務め、D’station Porscheのすぐ後方につけて序盤戦を戦った。

    31周後のピットインで峰尾に交代し、ふたたび上位をうかがう走りをみせたが、終盤フロントタイヤのグリップダウンの症状があり、完走をすべく61周目に2回目のピットイン。無事にレースを走り切って17位でチェッカーを受けた。

    次のスーパーGTレース 第4戦は、7月23日に宮城県のスポーツランドSUGOで決勝レースが行われる予定になっている。

    関連:【動画】 SUPER GT 第3戦 オートポリス 決勝ダイジェスト

  • 【WEC】 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間:ポルシェ 決勝レポート

    【WEC】 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間:ポルシェ 決勝レポート

    ポルシェは、ル・マン24時間の前哨戦で3位と4位を獲得した。2台の919ハイブリッドは、スパ・フランコルシャン6時間レースにおいて、トラブルに見舞われながらもレースを戦い抜いた。

    アール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)組は、スローパンクチャーによるタイムロスにもかかわらず3位に輝いた。

    ポールポジションからスタートした現世界チャンピオンのニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)組は、レースを中断する2回の「フルコースイエロー」の不運に見舞われながらも4位でゴールした。ハートレーは総合最速ラップを打ち立てて919ハイブリッドの潜在力を示して一矢を報いたが、トヨタが1、2フィニッシュを飾りました。

    ポルシェは、シルバーストンの開幕戦同様に再びル・マンのエアロダイナミクス仕様で参戦した。ローダウンフォースはタイヤの磨耗の原因となる。トヨタは2種類のエアロ仕様で出場し、ル・マン仕様の1台は2台のポルシェより遅れてゴールした。

    スタート時は晴天だった。レース終盤には雨が予想されていたが、ほぼドライコンディションでのレースとなった。主催者発表によると3日間の観客は61,000人だった。FIA世界耐久選手権(WEC)全9戦中2戦を終了し、ポルシェは現在マニュファクチュラーズランキング2位。ドライバーズランキングでは2位と3位に入っている。

    1号車のレース展開

    暖かい晴天(20℃)の下でロッテラーはポールポジションからスタート。10周目終盤にはトヨタ7号車がバスストップシケインでアウトサイドから首位に立つ。2周後にはラ・スルス入口でトヨタ8号車に抜かれ3位に後退する。21周目にはポルシェ2号車に抜かれる。22周目にタンディがロッテラーと交代し、5位で再開する。29周目にタンディがトヨタ9号車を抜き4位に浮上する。40周目にタイヤ未交換のチームメイトを追い抜き、47周目にタンディは燃料補給のためにピットイン。ドライバーチェンジンでピットストップ中のトヨタ8号車を抜いて2位に立つ。64周目にトヨタ8号車がタンディを抜き3位に後退する。71周目に1号車は再び燃料補給し、タンディはジャニに引き継ぐ。94周を過ぎて燃料補給の直後に「フルコースイエロー」が発生。ジャニは3位を維持するが、116周目のピットイン直前にポルシェ2号車によって抜かれる。4位のまま4本のタイヤを交換して、ロッテラーが引き継ぐ。彼は173周の142周目と165周目に給油を行った。

    2号車のレース運び

    5番手からスタートしたハートレーは、セカンドローからスタートしたトヨタ9号車がグリーンライトの後にラ・スルスでブレーキングをミスしたことに乗じて順位を1つ上げる。21周目で3位のポルシェ1号車を抜き、24周目に燃料補給でピットインするまで先にピットインしたトヨタを抑えて首位に立つ。ハートレーは3位を維持し、39周目の最終コーナーで抜かれて1号車のすぐ後ろに付ける。49周目にフルサービスを受けるためピットインし、バンバーが4位でコースインするが、3位に1秒差まで迫った55周目、右リアのスローパンクで早めのピットインを余儀なくされる。チームは該当タイヤのみを交換して燃料を補給する。バンバーは2時間のあいだ4位で走行する。79周目にバンバーに代わったベルンハルトがレース残り半分強の時点で4位を維持する。チームは95周目の「フルコースイエロー」中に2台の919ハイブリッドの燃料を補給。ベルンハルトは116周目にポルシェ1号車を追い抜いて3位に浮上。119周で4本のタイヤを交換してベルンハルトが再びハートレーへと引き継ぐ。122周目に最速レースラップを打ち立てて、127周目にトヨタ7号車を追い抜く。ハートレーは、ピットストップする直前のラップにLMP2と接触する。143周で燃料補給して新しいノーズセクションに交換。再びコースに戻ったハートレーは残り1時間の時点で3位のトヨタ7号車の背後に付く。167周後の最終ピットストップで給油のみを行いラストスパートを仕掛けたハートレーは、3位でゴールした。

    GTE-Proクラスではニュー911 RSR(91号車)が5位と6位でレースを終えた。リヒャルト・リーツ(オーストリア)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)組は、土曜日のトラブルフリーでのレース展開と迅速なピットストップの後、わずかな差でチームメイトを破った。それから1分も経たずにケヴィン・エストル(フランス)/ミカエル・クリステンセン(デンマーク)組が同じく911 RSR(92号車)でフィニッシュした。

    GTE-Amクラスでは、ポルシェ911 RSR(モデルイヤー2015)をドライブするプライベートチームのデンプシー・プロトン・レーシングが表彰台を獲得した。2人のドイツ人、クリスティアン・リードとマービン・ディエンストに加え、ポルシェの若いプロドライバー、マッテオ・カイローリ(イタリア)が激しい走りを見せ、2位でフィニッシュした。他方、イギリス人のマイケル・ウェインライトとベン・バーカー、およびオーストラリア人のニコラス・フォスターによるガルフ・レーシング・チームは、クラッシュ後にリタイアを余儀なくされた。

    レース後のコメント

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)「私達はポールポジションからスタートし、最速レースラップを打ち立てて表彰台を飾りましたが、残念ながら2台ともにというわけにはいきませんでした。しかし、最初の2戦にローダウンフォース仕様で出場するという戦略決定は正しかったと考えています。来週の30時間にわたる最終テストを心待ちにしています。マニュファクチュアラー選手権はわずか数ポイント差なので、自信をもってル・マンに挑みます」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「レース優勝を飾ったトヨタの皆さん、おめでとうございます。ポルシェの2台の車は、テクニカルトラブルなくゴールし、選手権ポイントを稼ぐことができました。スパのレースでは明らかに私達の最高のパフォーマンスを出し切ってはいません。2014年以来、毎年ここでポールポジションを獲得しましたが、優勝はしていません。ローダウンフォースのエアロ仕様の車両によって、ハイダウンフォース仕様のトヨタのスピードに対抗することはできませんでした。なぜならタイヤの磨耗が激しかったからです。しかしローダウンフォース仕様の3台目のトヨタを凌ぐことはできました。パンクによるピットインでロスタイムが発生しましたが、性能は確かでした。来週アラゴンで耐久テストを行いル・マンに備えます」

    ニール・ジャニ (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「ペースはほぼ期待どおりでした。1台のトヨタを凌ぐことができましたが、他の2台には届きませんでした。フルコースイエローによる2回のタイムロスという不運もありました。レースを取り戻す唯一のチャンスが雨でした」

    アンドレ・ロッテラー (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「すばらしいスタートを切ることができました。トヨタが追い上げてきたときは驚きました。まさかラ・スルスのブレーキングで抜かれるとは思いませんでした。スティントの前半は好調でしたが、その後タイヤの磨耗が激しくペースを保つことができませんでした。最初のスティントの終盤にかけて、状況は改善しましたがムラがありました。最初のピットストップで戦略を変更し、終盤に雨が降る可能性があったので、タイヤ無交換でダブルスティントを走行する必要はないと判断しました。最終スティントは霧雨にもかかわらず好調でした。トヨタは強敵ですが必ず挽回します」

    ニック・タンディ (ポルシェ919ハイブリッド1号車)
    「セカンドドライバーとしては標準的なスティントでした。終盤に巻き返すはずだったタイヤ戦略が少し外れ、雨はほとんど降りませんでした」

    アール・バンバー (ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「私のスティントは好調でした。トヨタの8号車を追走しましたが残念ながらスローパンクチャーに見舞われました。その後は再び好調で前走車との差を少し縮めましたが40秒の差を取り戻すことはかないませんでした」

    ティモ・ベルンハルト(ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「パンクの後にアールを引き継いでロスを取り戻そうと努めました。差は縮まってニールの前に出ました。フルコースイエローを利用しましたがトヨタも同様でした。最終的にブレンドンが見事なラストスパートを掛けましたが、今日はこれ以上の結果を出すことはできませんでした」

    ブレンドン・ハートレー(ポルシェ919ハイブリッド2号車)
    「スタートからトヨタが速く、ダブルスティントを予定していました。温暖な気候で車のバランスは前日までとは異なりましたが最初のスティントの終盤に追い上げてピットストップ直前にアンドレを抜きました。1号車は戦略を変えましたが僕達はトヨタ8号車への接近を続けました。アールがパンクに見舞われて戦略がうまくいかなかったことは残念でした。終盤はチームのすばらしい仕事のおかげで見事なゴールができました。上段ではなくても表彰台に登ることができたのでル・マンへの自信となりました」

    フランク=シュテッフェン・バリサー博士 (モータースポーツ部門責任者)
    「GTE-Proクラスはとても期待外れな結果に終わりました。明らかにフェラーリとフォードについていくことができませんでした。私たちのチームは完璧な仕事をしてくれましたが、前との差が大きすぎました。GTE-Amクラスでは、デンプシー・プロトン・レーシングが予選ポジションを守り、2位でフィニッシュしました。ポルシェの若いプロドライバー、マッテオ・カイローリは、レースのたびに経験とプロ意識を身につけており、今後の成長が非常に楽しみです」

    リヒャルト・リーツ(911 RSR #91)
    「6時間のタフなレースを、なんとか耐え抜きました。できることはすべてやり、まったくミスも犯さず、善戦しました。これから結果を分析し、もっと強くなってル・マンに戻ってきたいと思います」

    フレデリック・マコヴィエッキ(911 RSR #91)
    「レースではベストを尽くしましたが、今日のフォードとフェラーリは次元が違いました。なぜこうなったのか、よく調べてみる必要があります」

    ケヴィン・エストル(911 RSR #92)
    「私たちにとって、困難なレースでした。ライバルに比べて、単純にスピードが欠けていたのです。911 RSRはスムーズに動き、戦略もまさっており、メカニックもミスを犯さず、すばやいピットストップができたことは、確実なのですが」

    ミカエル・クリステンセン(911 RSR #92)
    「ポルシェGTチームにとって、楽な日ではありませんでした。今日はタイヤのマネージメントが特に難しく、コーションフェーズも我々にとってアンラッキーなタイミングになりました」

    マッテオ・カイローリ(911 RSR #77)
    「これがクリスとマービンと一緒に戦った、私にとって2回目のWECです。表彰台の2段目に立つことができ、本当にいい気分です。シルバーストンで3位、スパでは2位。ル・マンでの目標は、言うまでもありません」

  • 【WEC】 ポルシェ、トヨタ TS050ハイブリッドの合法性に異議

    【WEC】 ポルシェ、トヨタ TS050ハイブリッドの合法性に異議

    ポルシェは、トヨタのLMP1マシン“TS050”の合法性に異議を唱えたが、トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは“120%”合法だと退けた。

    ポルシェは、トヨタ TS050ハイブリッドのリアエンドの合法性について問い合わせた。だが、パスカル・バセロンは「疑いのあるアイテムは1つもないと思っている」とパスカル・バセロンは Autosport にコメント。

    「我々のクルマは完全に合法だ。議論の余地はない」

    パスカル・バセロンは、トヨタは昨年の6月からホモロゲーションプロセスのなかでルールメーカーであるFIAとWECプロモーターのフランス西部自動車クラブと空力コンセプトについて議論しながら進めてきたと説明した。

    「それ以降、我々は3~4回のミーティングを重ね、我々がやって来たことを段階的に示してきた。ホモロゲーションの最終期限が来てもFIAとACOにサプライズはなかった」

    「我々は現時点ですでに来年のコンセプトの合法性について議論している」

    パスカル・バセロンは、TS050のどの部分について問い合わせがあったのか“検討もつかない”と主張する。

    「もっと多くのことを知りたければ、ポルシェに聞かなければならないだろう」とパスカル・バセロンはコメント。

    「このようなことが起きるときは、我々が良い仕事をしているということであり、通常は良いニュースだ」

    ポリシェは規約上の説明を求めたことを認めたが、さらなるコメントは避けた。

    パスカル・バセロンは、ポルシェの主張がダブルディフューザーを採用するTS050に周チュしているとの見方を否定した。

    トヨタはそのようなソリューションを採用しているが、規約の範囲内だと指摘した。

    WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レースでは、トヨタ8号車が開幕2連勝を達成。7号車も2位に続い、1-2フィニッシュを達成している。

  • 【SUPER GT】 ポルシェ:2017年 第2戦 富士 決勝レポート

    【SUPER GT】 ポルシェ:2017年 第2戦 富士 決勝レポート

    ポルシェ ジャパンのドライビングアンバサダーを務める藤井誠暢が所属し、911 GT3RでD’station Racing(#33)より参戦する2017年のスーパーGT GT300クラス第2戦(富士スピードウェイ)の決勝において、D’station Porsche(#33)は3位表彰台を獲得。もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は予選2番手からスタートし、10位入賞した。

    スーパーGT第2戦の決勝は、現シリーズへと名称変更されて以来、日本国内のレースでは過去最高となる5万8000人の観衆が訪れた。多くのファンがスタンドを埋めるなか、前日の公式予選Q2におけるタイム抹消のペナルティを受けて14番手グリッドからスタートすることになったD’station Porscheは、藤井誠暢のドライブで予選での速さをそのままに序盤から素晴らしい追い上げをみせる。

    1周目には2台、さらに翌周に2台、3周目には1台をかわし9番手に浮上した藤井は、さらに9周目には8番手へ。しかし10周目に前を走る#55 BMWのインを突こうとした際に接触を避けたことからスピンを喫し、23番手まで落ちてしまう。しかし、ここから藤井は猛追をみせた。2周に1台に近いペースでオーバーテイクをみせると、35周を終えピットイン。ポルシェ ワークスドライバーのスヴェン・ミューラーに交代する。ミューラーも初めての富士スピードウェイでのレースながら、GT300クラスのトップと変わらない1分38秒台のラップタイムを連発し、911 GT3 Rのレースでの強さをいかんなく発揮。上位のトラブルにも乗じ、4番手まで浮上した。

    70周を終えミューラーはピットに向かい、ふたたび藤井に交代。最終スティントを任された藤井はファステストラップとなる1分38秒083を記録し、前を行く#4 メルセデスとの間隔を詰めると、77周目にこれをオーバーテイク。表彰台圏内の3番手となった。藤井は終盤、タイヤを労りながらも高いペースを保ち先行する#11 メルセデスとの間隔を詰めていくが、惜しくも届かず3位でチェッカーを受けた。D’station Racingにとっては初めてとなる表彰台であり、911 GT3 Rにとっては開幕戦に続く2戦連続の3位表彰台獲得となっている。

    もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、フロントローとなる2番グリッドからスタートし、峰尾恭輔のドライブで序盤3番手を走行。4周目には4番手にポジションを落としたものの、2戦続けての表彰台を狙うべく激走を見せた。

    32周を終えピットインし、峰尾からジョノ・レスターに交代。レスターはD’station Porscheの後方までつけると、69周を終えてふたたび峰尾に交代した、峰尾は上位をうかがう走りをみせながら10位でチェッカー。開幕戦に続きポイントを加算している。

    次のスーパーGTレース 第3戦は、5月21日に大分県のオートポリスで決勝レースが行われる予定になっている。

  • ポルシェ 「アロンソのためのル・マン24時間のシートはない」

    ポルシェ 「アロンソのためのル・マン24時間のシートはない」

    ポルシェは、2018年に同社のLMP1チームらフェルナンド・アロンソがル・マン24時間レースに挑戦するとの噂を否定した。

    モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースという世界三大レースで“三冠”を達成することを夢見ており、その第一歩として来月にインディ500に参戦する。

    一部メディアは、フェルナンド・アロンソが2018年にル・マン24時レースを制覇するためにポルシェのLMP1プロジェクトを目標にしていると報じた

    しかし、ポルシェのチーム代表アンドレア・ザイドルは「我々には非常に満足している6名のドライバーがいる。我々は全員と長期的な計画を立てている」とコメント。

    「アロンソは興味深いドライバーだ。2年前には一緒に何かをまとめる可能性があった。だが、現在、我々には3台目のプロトタイプはない。今はそれを変更する予定はない」

  • ポルシェ、予想以上の苦戦もダブル表彰台 / WEC 開幕戦 決勝レポート

    ポルシェ、予想以上の苦戦もダブル表彰台 / WEC 開幕戦 決勝レポート

    ポルシェの919ハイブリッドはWEC開幕戦となったシルバーストンサーキットのレースにおいて、不利なエアロパッケージを装着していたにもかかわらずカーナンバー2のアール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)組が、優勝したカーナンバー8のトヨタTS050ハイブリッドを駆るセバスチャン・ブエミ(スイス)/アンソニー・デビッドソン(イギリス)/中嶋一貴(日本)からわずか6.173秒差の2位でレースを終えた。

    セバスチャン・ブエミは最終スティントの残り7周というところで見事にハートレーのインを突いてトップに立った。F1イギリスGPの舞台で行われた6時間レースでは、カーナンバー1の919ハイブリッドをドライブした二―ル・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)は3位だった。

    2017シーズンのWEC開幕戦はこの時期のイギリスらしい低い気温と変わりやすい天候のもと行われた。時折降る雨のため、路面温度は11°Cというコンディションにも関わらず、サーキットには週末を通して50,200人のファンが詰めかけた。2015年、2016年のル・マンウィナー、そして世界王者であるポルシェLMPチームは開幕戦の結果、マニュファクチュアラー選手権において33ポイントを獲得してトヨタ(26.5ポイント)をリードしている。ドライバー選手権では、それぞれの車両のドライバーたちが2位、3位につけている。今シーズンのWECは全9戦を予定している。

    カーナンバー1のレース展開

    ジャニが3番グリッドからスタートした直後、チームメイトの919ハイブリッドに先行を許します。28周後のピットストップを給油のみとし、57周目に再びピットへ戻る。給油とタイヤ交換後にコースに出たタンディは4位のまま走行を続ける。64周目、タンディはトラブルに見舞われたカーナンバー7のトヨタを抜いて3位となり、給油のみとなった86周後のピットストップを終えて前を行くカーナンバー8のトヨタにアタックを開始した。そのわずか3周後に突如として雨が降り出したため、インターミディエイトタイヤを装着すべくタンディは再びピットに入った。98周後にタンディと変わったロッテラーは、スリックタイヤでカーナンバー8のトヨタとチームメイトのカーナンバー2を追い上げる。117周目、カーナンバー7のトヨタのクラッシュにより出たセーフティーカーのタイミングを利用して、ロッテラーは給油を行う。141周を終える頃、急激に悪化したタイヤのパフォーマンスに耐えかねたチームは予定より早く919ハイブリッドをピットに呼び戻して、再びタンディをコックピットに戻す。171周となった最後のピットストップでは、給油と予選で使用したタイヤを左側前後に装着してコースに復帰したタンディは3位でチェッカーを受けた。

    カーナンバー2のレース展開

    ハートレーはオープニングラップの最初のコーナーで4位から3位に浮上。29周後に給油のみのピットストップを行い3位をキープしたハートレーは先行する2台のトヨタに引けを取らないラップタイムを刻み続けた。59周後に代わったベルンハルトはカーナンバー7のトヨタの前でコースに戻り2位となった。87周後のピットストップでは給油のみを行う予定だったが、突如降り出した大粒の雨のためインターミディエイトタイヤに履き変えて2位でコースに戻る。99周後にベルンハルトからステアリングを託されたバンバーは、スリックタイヤを履き2位で走行を続ける。117周目、トヨタのクラッシュに端を発したセーフティーカ―ピリオドの間にバンバーは給油を済ませる。149周後のピットストップでバンバーから代わったハートレーは、トップを走るカーナンバー8のトヨタを追いかける。178周後となった最後のピットストップで素早い給油のみでコースに復帰したハートレーは、カーナンバー8のトヨタに約8秒差でトップに立つ。この時点でレース終了まで約30分ほどだったが、フレッシュなタイヤとコースに見合ったエアロパッケージを装着したトヨタをドライブするブエミのアタックを受け、残り7周となった190周目にハートレーはポジションを失い2位でチェッカーを受けた。

    レース後のコメント

    フリッツ・エンツインガー (LMP1担当副社長)
    「観客だけでなく我々にとってもスリリングなレースでした。ローダウンフォースのエアロパッケージを選択したことで、予想通り予選では苦労しました。優勝車に大きな差をつけられずに得た2位そして3位という結果によって、予選日よりは幸せです。ローダウンフォースのエアロダイナミクスがもっとも苦手とするレースは、すでに終わりました。次のスパ・フランコルシャンに訪れるファンは、我々がもっと活躍できると期待してもらって結構です。チーム全員の努力に感謝しています」

    アンドレア・ザイドル (チーム代表)
    「今日のレースで2位と3位を得られたのは、優勝にも値します。ヴァイザッハ、そしてここにいる全てのチームメンバーを誇りに思います。このチームは信じられないことを成し遂げました。ローダウンフォースパッケージで臨んだにも関わらず、2台の919ハイブリッドは充分な戦闘能力と100%の信頼性を発揮してくれました。そして6名のドライバー全員は、またしても高いレベルの能力とバランスを持っていることを改めて証明しました。優勝したトヨタを祝福いたします。彼らの走りは勝利に値するものでした」

    ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー1)のドライバー

    ニール・ジャニ
    「最初のスティントを託されましたが、オーバーステアに苦労しました。特に1周目はリアタイヤが暖まっていなかったので、2度おかしな挙動が起きました。予想していたほどではありませんでしたが、トヨタよりペースは劣っていました。トラフィックの処理で2回ミスを犯して、大きくタイムを失いました。2回目のスティントで履いたユーズドタイヤでは前輪のコントロールに苦しみました。それでも思っていたより酷くはなかったようです」

    アンドレ・ロッテラー
    「このチームで最初のレースを戦えたことを嬉しく思っています。大きな問題はありませんでしたが、様々なことを学んでいる最中だというのも事実です。919ハイブリッドの運転の仕方も、R18とはまったく違います。レース結果についてはポジティブですし、想像以上にトヨタとは良い争いが出来たと思っています」

    ニック・タンディ
    「私の最初のスティントでは快適に運転出来ました。給油したすぐ後に雨が降り出したため、想定外のピットストップを行い大きく順位を下げてしまったのです。ドライでもウェットでも919ハイブリッドは快調でした。スリックタイヤからインターミディエイトに履き変える直前の路面は非常に悪く、クラッシュしないように注意して走りました。最後のスティントはタイヤ選択で賭けに出ましたが、それでもペースは良かったと思います。しかし失った時間を取り戻すことは出来ません。2台の919ハイブリッドがこのセットアップでこれだけのパフォーマンスを発揮できたので、残りのレースに向かってポジティブでいられます」

    ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー2)のドライバー

    アール・バンバー
    「ハンドリングも素晴らしく、良いスティントを走れました。難しい状況下にもうまく対処して、トヨタと優勝争いが来ました。このシルバーストンをローダウンフォースパッケージで戦ったのにも関わらず、充分に競争力があったことも素晴らしいことです」

    ティモ・ベルンハルト
    「レース中盤に差し掛かる頃のスティントでは、リズムを掴むのに手こずりました。トヨタを追いかけ、正しいタイミングでスリックからインターミディエイトにタイヤを代えられましたが、非常に滑りやすい路面でした。再びスリックに履き変える為、29周を予定していた2つ目のスティントは12周で終わってしまいました」

    ブレンドン・ハートレー
    「最初のコーナーでニールを抜き、第3コーナーではコースアウトを喫するなど、1周目に多くの事が起こりました。ニールは私のためにスペースを残してくれました。トヨタに必死で食らい付こうとしながらも、あとの戦略にバラエティを残すため燃料もセーブしつつドライブしました。2位でのゴールでしたが予想以上にギャップは小さく、多くの人がレース前に想像した以上に接戦だったので、私は楽観的です。最後のスティントではギャンブルに出てトップでコースに戻りました。ブエミは手強く、2位になってしましましたがそれでも私たちは満足しています」

  • 【SUPER GT】 ポルシェ:2017年 開幕戦 岡山 レースレポート

    【SUPER GT】 ポルシェ:2017年 開幕戦 岡山 レースレポート

    ポルシェ ジャパンのドライビングアンバサダーを務める藤井誠暢が所属するD’station Racingは、2017年のスーパーGT GT300クラス第1戦(岡山国際サーキット)の決勝において911 GT3Rを駆り、予選19番手から追い上げ、9位フィニッシュした。

    今シーズンより創設されたD’station Racingは、ポルシェ ジャパン ドライビング アンバサダー2017の藤井誠手とポルシェ ワークスドライバーであるスヴェン・ミューラーを擁し、長年ポルシェ911 GT3 RでスーパーGT GT300クラスに挑戦しているKTRとともに参戦する。

    チームはオフシーズンに開催された公式テストで好調なタイムをマーク。自信をもって開幕戦岡山に臨んでいた。

    小雨模様から曇天へと変化した4月8日(土)の午前9時から行われた公式練習でD’station Porscheは予選、決勝に向けたセットアップを進め、ミューラーが1分27秒225というベストタイムをマークし7番手につける。しかし、この時点で藤井、ミューラー共に、タイヤのフィーリングに違和感を感じてしまう。チームは予選に向けて対策を施したものの、午後2時45分から行われた公式予選では、1分27秒096と19番手となってしまい、14台のみが進出できる予選Q2への出走はならなかった。Q1敗退の原因は、ウエットからドライへの路面コンディションの変化によるもの。完全なドライコンディションとなれば、速さを取り戻すことが期待された。

    翌4月9日(日)は、曇り空ではあるものの待ち望んでいたドライコンディションに恵まれ、決勝での追い上げに期待がかかった。午後2時34分のフォーメーションラップのスタートでは、GT500クラスのマシンにトラブルが発生し、幾度か赤旗中断になるなど、波乱の展開に。スタートを担当したのは藤井。グリップを取り戻した911 GT3 Rは本来持つ高いポテンシャルを発揮し5周目には2台を、翌周には1台をかわすなど徐々にポジションを上げて13周目には12番手にまで浮上。35周を終えてピットインし、給油、タイヤ交換を実施し、ミューラーへと交代した。ミューラーは、交代直後こそスーパーGT特有であるタイヤのウォームアップに苦しんだものの、いったんタイヤに熱を入れてからはペースアップ。49周目にGT300の全車がピットインを終えたときには、9番手のポジションであった。

    54周目、GT300クラスの車両がウイリアムズコーナーでクラッシュし、安全確保と車両回収のためにセーフティカーが導入されたためD’station Porscheを含む上位勢のギャップはわずかとなる。ミューラーは一時8位に上がるが、最後は9位でチェッカーを受けた。チームは予選19番手からの2ポイント獲得に手ごたえを得つつも、テストの段階で上位争いの手ごたえがあったために、「最低限の結果を得られたが、次戦は優勝争いに絡んでいきたい」と第2戦富士からの巻き返しを誓った。

    GULF NAC PORSCHE 911

    一方、混戦のなかで好調な走りをみせたのは9号車GULF NAC PORSCHE 911 の911 GT3R。ジョノ・レスターがスタートドライバーを務め、予選15番手からD’station Porscheと同様に追い上げをみせていく。37周を終えるとピットインし、峰尾恭輔選手に交代すると、接戦となった4番手争いを制することに。70周目には3番手に浮上し、チーム始まって以来初めての3位表彰台を見事獲得した。

    次のスーパーGTレース 第2戦は、5月4日に静岡県の富士スピードウェイで決勝レースが行われる予定になっている。

  • 【SUPER GT】 ポルシェ、マカン ターボをFRO車両として提供

    【SUPER GT】 ポルシェ、マカン ターボをFRO車両として提供

    ポルシェ ジャパンは、SUPER GTシリーズのファースト・レスキュー・オペレーション車両(以下FRO)として、マカン ターボを提供。車両の贈呈式は4月9日(日)にスーパーGTの開幕戦の舞台となった岡山国際サーキットにおいて行われた。

    FROはSUPER GTシリーズ全戦においてドライバー、ドクター、レスキュースタッフが乗車しレース中にアクシデントが発生した際、迅速に救助活動を行うことを目的としたドライバーレスキュー車両。

    ポルシェ ジャパンでは2012年5月にFROとしてカイエン S ハイブリッドを、2015年4月にはPHEVモデルのカイエン S E-ハイブリッドを提供してきた。ポルシェ ジャパンがGTAへFROを提供するのは、マカン ターボで3台目となる。

    マカン ターボはポルシェが誇るスポーツカーのアイコン、911譲りのパフォーマンスとSUVとしての高いオフロード走破性、そして利便性、快適性などを併せ持つ、コンパクトSUVセグメントの中でもっともスポーティーなモデル。

    ポルシェ ジャパンでは、日本におけるモータースポーツ文化の発展に寄与すべく、今シーズン17年目を迎えるポルシェ カレラカップ ジャパンの開催に加え、より円滑なスーパーGTのレース運営とドライバーの安全確保のためにFROの提供を続けていく。

  • 【WEC】 トヨタとポルシェ、2020年まで現行LMP1シャシーのままで参戦

    【WEC】 トヨタとポルシェ、2020年まで現行LMP1シャシーのままで参戦

    トヨタとポルシェは、WECに新しいレギュレーションが導入する2020年まで現行のLMP1シャシーをリプレイスしないことで合意した。

    31日(金)、トヨタとポルシェはモンツァで2017年の参戦マシンを発表。トヨタは少なくとも2019年までWECに参戦することを発表。ポルシェは2018年までWECプログラムを継続することをすでに明らかにしている。

    当初、2018年により多くのハイブリッドパワーを特徴とした新LMP1レギュレーションが導入される予定だったが、昨年末でアウディが撤退したことで、少なくとも2020年まで凍結されることになっている。

    現在、トヨタとポルシェ、WECの運営側とでレギュレーションをどうすべきかについて議論が行われているが、ポルシェのチーム代表アンドレアス・ザイドルは、それまで新しいシャシーを導入しないことでトヨタと“紳士協定”を結んだことを明らかにした。

    「現在、我々はトヨタ、FIA、ACOと2020年のレギュレーションについて議論している。それらの議論にはプジョーも参加している」とアンドレアス・ザイドルはコメント。

    「2019年末まで、我々は同じモノコックを維持することでトヨタと紳士協定を結んだ」

    2015年に現行シャシーを投入したポルシェは5シーズン連続で使用することになり、昨年新シャシーを導入したトヨタは4シーズンとなる。

    アンドレアス・ザイドルは、ポルシェとトヨタの合意が2つのブランド間の競争と将来のパフォーマンスゲインにそれほど影響を与えることはないと強調した。

    「両社は、我々が持っている2つのモノコックには、空力の自由度と重要にそれほど差はないと考えている。そういうわけで、我々はこの合意に至った」とアンドレアス・ザイドルはコメント。

    「レギュレーションにはまだ技術的な多様性を作り出す十分な自由度がある。最終的に、それが競争やクルマの技術開発に影響を与えるとは思っていない。合理的な合意だと思っている」