カテゴリー: ピレリ

  • 【F1】 2017年のオーバーテイク数は前年比47%減

    【F1】 2017年のオーバーテイク数は前年比47%減

    2017年のF1世界選手権では、前年と比較してオーバーテイク数が47%落ち込んだことをピレリが公表したデータから明らかになった。

    20戦で争われた2017年F1シーズンでは合計435回(平均21.75回)のオーバーテイクがあったが、これは21戦が行われた昨年の866回(平均41.23回)と比較して47%の減少となった。これはピレリが2011年にF1に復帰して以来、最少のオーバーテイク数となる。

    ピレリは、オーバーテイクのカウント方法について「完全にフライングラップ中に実施され、フィニッシュラインまでにそれを維持していたものであり、メカニカルトラブルや周回遅れ/非周回遅れによるポジション変更はカウントしない」と定義している。

    2017年に最も多くのオーバーテイクを成功させたドライバーはダニエル・リカルド(レッドブル)の43回。リカルドはF1ブラジルGPで1レースでの最多オーバーテイク数となる13回を記録している。最多オーバーテイクチームも65回のレッドブル(ダニエル・リカルド43回、マックス・フェルスタッペン22回)となった。

    最もオーバーテイクされた回数が少ないのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)の2回。最もオーバーテイクされた回数が少ないチームはレッドブル(ダニエル・リカルド9回、マックス・フェルスタッペン2回)とフェラーリ(キミ・ライコネン8回、セバスチャン・ベッテル3回)となった。

    最もオーバーテイクが多かったグランプリは、ドライレースではF1アゼルバイジャンGPの42回、ウェットレースでは中国GPの31回。逆に最も少なかったF1ロシアGPではコース上で1回のオーバーテイクしか行われなかった。

    オープニングラップで最も順位を上げたのはランス・ストロール(ウィリアムズ)の合計36ポジションが最多となった。

    2017年はF1マシンがより多くのダウンフォースを生むようにF1レギュレーションが大幅に変更になり、オーバーテイクが減少することが予想されていた。

    2017年のピットストップ数は533回(ドライブスルー6回、ストップ&ゴー1回を含む)で昨年(933回)よりも400回減少した。

    ピレリは来季からすべてのコンパウンドを1段階柔らかくし、新コンパウンドのハイパーソフトを含めた7種類のコンパウンドを導入する。

  • F1ドライバー、ピレリの新F1タイヤ『ハイパーソフト』に好印象

    F1ドライバー、ピレリの新F1タイヤ『ハイパーソフト』に好印象

    F1ドライバーは、ピレリが2018年に新たに導入する最も柔らかい『ハイパーソフト』コンパウンドに好印象を抱いている。

    ピレリは、2018年から新たに『ハイパーソフト』『スーパーハード』の2種類を追加し、合計7種類のドライコンパウンドを追加する。今週のF1アブダビテストでは、各ドライバーがハイパーソフトを含めた新しいタイヤレンジをテストした。

    ピンクの識別カラーが採用されたハイパーソフトは、ピレリによると今季のウルトラソフト(パープル)よりも“1周あらり約1秒”速いタイヤだという。

    F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、ハイパーソフトがピレリがこれまで生産したF1タイヤのなかで“ベスト”だと絶賛。

    2日間のF1アブダビテストで最速タイムを記録したフェラーリのセバスチャン・ベッテルは「新しいタイヤは本当にサプライズだ」とコメント。

    「リアルな前進だと思う。もちろん、どのトラックで使えるか決めるにはピレリ次第だけどね」

    「1発が本当に速いし、その分、他より性能低下も著しいけど、限度内だ。全体的に本当に面白いテストだった」

    メルセデスのバルテリ・ボッタスもピレリの2017年と2018年のタイヤは「本当に違いを感じた」と語っている。

  • ルイス・ハミルトン 「ハイパーソフトは今までのピレリタイヤでベスト」

    ルイス・ハミルトン 「ハイパーソフトは今までのピレリタイヤでベスト」

    F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、F1アブダビテストで試した新しいハイパーソフトコンパウンドは、ピレリがF1に復帰して以降で1番のタイヤだと語った。

    2011年にF1の単独タイヤサプライヤーとして復帰したピレリだが、これまで耐久性の問題を含めてそれほど好評価を得られてはいない。

    F1アブダビGPの週末で、ピレリは2018年シーズンのF1に導入するタイヤを発表。すべてのコンパウンドを1段階ソフトにするとともに、両端に2種類のタイヤコンパウンドを追加し、合計7種類のドライコンパウンドを導入する。

    結果として、ウルトラソフト(パープル)に代わってハイパーソフト(ピンク)が最も柔らかいタイヤとなり、最も硬いタイヤとしてスーパーハード(オレンジ)が追加される。

    F1アブダビテスト初日に2018年のピレリの新しいタイヤレンジを試したルイス・ハミルトンは、残りのコンパウンドについては“まだ少し硬すぎる”としつつも、ハイパーソフトについては称賛した。

    「2018年のピレリタイヤに関して僕たちは初期段階として良い理解を得られた」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「第一印象としては、新しいハイパーソフトタイヤは、F1に復帰して以降にピレリが製造したなかで1番いいタイヤだと思う」

    「他のコンパウンドは、僕の好みからすればまだちょっと硬すぎる気がするけど、僕たちは正しい方向に進んでいると思う」

    ルイス・ハミルトンは、テスト初日に136周を走行して3番手タイムを記録。自分とメルセデスは“冬の間に正しい歩行に進むための多くのデータとフィードバックを得ることができた”と述べた。

    一方、初日にハイパーソフトでトップタイムを記録したキミ・ライコネン(フェラーリは、2018年F1タイヤに“大きな違い”は感じなかったと述べた。

    「大きな違いはないと思う。細かい部分では違うけどね」とキミ・ライコネンはコメント。

    ハイパーソフトについて質問されたキミ・ライコネンは「フィーリングはいいし、ここでは明らかに良いグリッドを発揮していた。速いタイヤなのは確かだ」と語った。

    関連:F1アブダビテスト 初日:キミ・ライコネンがトップタイムを記録

  • ピレリ:F1アブダビグランプリ 決勝 タイヤ戦略解説

    ピレリ:F1アブダビグランプリ 決勝 タイヤ戦略解説

    2017シーズンは、メルセデスのバルテリ・ボッタスによるポール・トゥ・ウインで幕を閉じた。ボッタスは、予測通りのウルトラソフト、スーパーソフトとつなぐ1ストップ戦略を使用した。

    滑らかな路面のヤス・マリーナ・サーキットで行われた、路面温度が徐々に低下するナイトレースでは、摩耗とデグラデーションの低さがあらためて確認され、大半のドライバーがボッタスと同じ戦略を採用した。

    スタート時にスーパーソフトを装着したドライバーは3名のみだった。また、ウィリアムズのランス・ストロールのみが1ストップ以外の戦略(3ストップ)を使用した。

    マリオ・イゾラ (ピレリ・カーレーシング責任者)
    「ボッタスが1ストップ戦略でポール・トゥ・ウインを飾った今シーズン最終戦は、波乱なく終了しました。我々が予測した通り、ピットストップのウインドウは幅広くなりました。アンダーカットによってポジションアップを試みるチームも見られましたが、結局、その戦略は功を奏しませんでした。これから我々は2018年シーズンへと目を向けます。ドライバーたちはアブダビに残り、火曜日に初めて新型のタイヤレンジでテストを行う予定です。このトラックには、より軟らかいコンパウンドが合うと思いますので、新型ハイパーソフトでの走行結果が楽しみです。また、今回のテスト結果は、ハイパーソフトを選択する来シーズンのレースについての、最初の参考資料となります」

    F1 アブダビグランプリアブダビグランプリバルテリ・ボッタスは、1ストップ戦略を採り、21周目にウルトラソフトからスーパーソフトへ交換するピットストップを行った。上位13名のドライバーが同様の戦略を採用した。

    関連:F1アブダビGP 結果:バルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン

  • 2018年F1タイヤは「ハイパーソフト」「スーパーハード」追加で7種類

    2018年F1タイヤは「ハイパーソフト」「スーパーハード」追加で7種類

    ピレリは、2018年のF1タイヤレンジを発表。ピンクの「ハイパーソフト」と「スーパーハード」が追加され、合計7種類のコンパウンドが導入する。また、それに伴い、タイヤの識別カラーからも変更となる。

    今年、ピレリはハード(オレンジ)、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)の5種類のコンパウンドを採用してきた。

    しかし、2018年は全てのコンパウンドを一新。各タイヤは1段階柔らかくなり、新たに最も柔らかいコンパウンドとして『ハイパーソフト』、最も硬いコンパウンドとして『スーパーハード』が追加され、全7種類のドライコンパウンドとなり、これに新しくなったインタミディエイトとウェットが加わった9種類のコンパウンドで構成される。

    新たに導入されるピンクのタイヤは、SNSを通じてファン投票を実施がされ、「メガソフト」「ハイパーソフト」「エクストリームソフト」の候補のなかから「ハイパーソフト」が選ばれた。

    それに伴い、識別カラーも変更。最も硬いスーパーハードをオレンジにすることで、ハードタイヤは“アイスブルー”に変更となり、スーパーハード(オレンジ)、ハード(アイスブルー)、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)、ハイパーソフト(ピンク)というカラーリングとなる。

    各タイヤのコンパウンドと構造は再設計され、2011年のF1復帰以来、毎年レンジを更新するというピレリの哲学が継続される。

    タイヤコンパウンドが7種類に増加したことに伴い、2018年はレース毎にさらに適したタイヤ配分が可能となる。ピレリとチームはタイヤ選択においてより柔軟性とバリエーションが増すことで、さらに創造的なレース戦略を練る機会がもたらされる。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「新世代のクルマに適応するためにタイヤが25%増加した今年と比較して、来年の変化はそれほど広範囲には及びません。しかし、我々は新しいハイパーソフトを始め、レンジにわたってよりソフトで速いコンパウンドとともに重要な技術改革を発表できることを嬉しく思います。今年のユニークな状況下では、我々の2017年コンパウンドのいくつかはおそらく保守的だったと認識しました。それに対処するために我々が2018年にむけて生み出したタイヤは、大分部のレースを2ストップにするという目的に沿ったものです。ですが、来年も全てのドライバーが今年に評価した属性を維持しており、彼らが各スティントのスタートからフィンシシュまでプッシュできるというタイヤの基本的なデザインコンセプトは変わっていません。新しいレンジは、2018年のレースをさらにハードでスペクタクルなものになるように速いタイヤで構成されています」

    2018年 F1タイヤ

    2018年 F1タイヤF1アブダビGP後にヤス・マリーナ・サーキットで実施される2日間のテストの後、ドライバーはバルセロナで2月26日~3月1日、3月6日~9日の2回にわたって開催される8日間のプレシーズンテストで2018年マシンで新しいタイヤをテストする機会を得る。また、ピレリは、2019年にむけたタイヤテスト計画について来シーズンの序盤に発表するとしている。

  • 2017年 F1アブダビグランプリ:各ドライバーのタイヤ選択

    2017年 F1アブダビグランプリ:各ドライバーのタイヤ選択

    ピレリは、2017年 最終戦 F1アブダビグランプリの各ドライバーのタイヤ選択を発表した。

    2017年のF1世界選手権も残すところあと1戦。舞台となるのはトワイライトレースで開催されるヤス・マリーナ・サーキット。2009年にカレンダーに加わったF1アブダビGPは、2014年からシーズン最終戦として定着している。

    ピレリは、今年のF1アブダビグランプリでも昨年と同じ、ソフト(イエロー)、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)という最も柔らかいレンジの3種類のコンパウンドを選択。

    レースではソフトとスーパーソフトのいずれか1セットを使用されなければならない。また、ウルトラソフトは予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。

    F1アブダビGPでは、各チームがウルトラソフトを重視した選択。9セットもしくは10セットを選択するのが平均的となっている。ソフトは1セットもしくは2セットが平均てきた。

    その中でルノーのニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツはウルトラソフトが8セットと全チームで最も少なく、スーパーソフトを4セットと全チームで最も多く選択している。

    また、ランス・ストロールは唯一スーパーソフトを1セットのみという選択になっている。

    2016年のレースでは多くのドライバーがソフトを多く選択して、2ストップが主流だった。ウルトラソフト-ソフト-ソフトと繋いだルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。唯一、スーパーソフト-ソフトと1ストップを採用したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4位に入っていた。

    しかし、ワイド化された新しいピレリのタイヤが導入された今年はまったく異なるタイヤ戦略が見られることになりそうだ。

    F1 アブダビグランプリ タイヤ選択

  • 【F1】 ピレリ、ブラジルでのタイヤテストを安全上の理由でキャンセル

    【F1】 ピレリ、ブラジルでのタイヤテストを安全上の理由でキャンセル

    ピレリは、ブラジルのインテルラゴス・サーキットで14日(火)・15日(水)の2日間で実施する予定だったF1タイヤテストをセキュリティ上の懸念でキャンセルすることを発表した。

    F1タイヤテストでは、マクラレーンの育成ドライバーのランド・ノリスが火曜日にマクラーレンのF1マシンで2018年F1タイヤをテストする予定だった。しかし、F1ブラジルGPの週末にチームスタッフに対する強盗事件が続発。ピレリはセキュリティ上の理由でテストをキャンセルすることを決定した。

    F1ブラジルGPの週末には5つの事件が発生。金曜日の夜にはメルセデスのマイクロバスが拳銃で武装した集団に襲撃されて金品を奪われた。また、ザウバー、ウィリアムズ、FIAのスタッフを乗せた車両も襲われ、レース後の日曜日の夜にはピレリのスタッフを乗せた車両も標的にされた。

    「日曜日にインテルラゴス・サーキットでピレリのバンが強盗の標的にされ、ピレリのセキュリティによって難は逃れたものの、他チームにも類似した事件が起こっており、14日(火)と15日(水)にマクラーレンとブラジルのサーキットで予定していたタイヤテストをキャンセすることを決定した」とピレリは発表。

    「決定は、マクラーレン、FIA、F1と共有されたこの決定は、テストに参加することになっていたマクラーレンと我々自身のスタッフの安全のために下された」

    マクラーレンは「我々はインテルラゴスでの今週のタイヤテストをキャンセルすることをピレリと共同で決定した。我々の人員の安全が常に最優先事項であり、最近の出来事を考えれば、進めることは不要なリスクだと感じた」と述べた。

    レース当日はセキュリティが強化されたが、今回のF1タイヤテストのキャンセルはF1ブラジルGPの将来さえも疑問が呈されることになった。

    スタッフが襲撃されたメルセデスのルイス・ハミルトンは「起こったことを聞いて恐ろしかった」とコメント。

    「僕は襲われたスタッフのみんなととても親しくしているし、彼らがその時にどのように感じ、どのようなことを考えたかは想像することができない」

    「最も苛立ちを感じるのは、僕は10年間F1にいるけど、毎年パドックの誰かにこのようなことが起こっていることだ。起き続けている」

    「ここの政府はこのような問題と戦っていると思うけど、今週末はその実施に役立る原案が生まれることになると思う」

    「パドック全体にとってそうあるべきだと思う。部分的にF1の責任ではあるけど、全体的にはトップにいる人たちが全員の安全を保つために行動を起こす必要がある」

    「上層部だけに警備がついているというのは良くないし、僕自身もセキュリティを着けており。全員に気を配る必要がある」

  • 【F1】 ピレリ、2018年に最も柔らかい新コンパウンド(ピンク)を導入

    【F1】 ピレリ、2018年に最も柔らかい新コンパウンド(ピンク)を導入

    ピレリは、2018年のF1シーズンから新たに最も柔らかいタイヤコンパウンドを導入。ファンに新タイヤの名称について投票を実施している。

    F1の公式タイヤサプライヤーを務めるピレリは、ブラジルで2018年に向けて各チームのタイヤ選択の幅を広げるため、少なくとも3つの新しいコンパウンドを検討していると明らかにしていた。

    そして、F1ブラジルGP終了後、ピレリは2018年のラインナップに加わるピンクのカラーリングを施したコンパウンドを披露。まだ名称は発表されておらず、ピレリは3つの選択肢を挙げてTwitterでファン投票を実施している。

    ピレリが候補に挙げた名称は「メガソフト」「ハイパーソフト」「エクストリームソフト」の3択となっている。

    現在、ピレリがF1で採用しているレンジはハード(オレンジ)、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)の5種類。ウルトラソフトは2016年シーズンから追加されたが、2018年からはウルトラソフトは最も柔らかいコンパウンドではなくなる。

    2018年のタイヤラインアップについて、ピレリのカーレーシング責任者を務めるマリオ・イゾラは「5つから8つの間になるだろう」とコメント。

    「(新しい)ハードを含め、より使いやすいレンジとなり、5つのコンパウンドを使えるようになるだろう。これを増やしたいと思っており、5つ以上の承認を受けたいと思っているのはそれが理由だ。数を増やせば混乱もあるかもしれない。だから、柔軟性を持てるような数字を選ぶ必要があるが、それほど大きな数にはならない」

    新たなタイヤに採用される識別カラーのピンクは、F1アメリカGPで乳がんの知識啓発運動“ピンクリボン”活動の一環としてウルトラソフトに採用された。

    ピレリは、今週インテルラゴスで2018年のF1タイヤテストを実施。火曜日にマクラーレンが、水曜日にメルセデスがテストに参加する。アブダビでの最終戦終了後、全チームが初めて来シーズン用のタイヤを装着する機会を得る。

  • ピレリ:F1ブラジルグランプリ 決勝 タイヤ戦略解説

    ピレリ:F1ブラジルグランプリ 決勝 タイヤ戦略解説

    ピレリが、2017年 F1世界選手権 第19戦 ブラジルグランプリ 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、スーパーソフト-ソフトと繋ぐ1ストップ戦略でブラジルグランプリを制した。アクション満載のオープニングラップでトップに立ったベッテルは、その後もアドバンテージを維持し、唯一のピットストップを無難にマネージしてフィニッシュした。

    ベッテルとは異なる2つの戦略が注目された。ピットレーンからのスタートを余儀なくされたメルセデスのルイス・ハミルトンは、耐久性の高いソフトタイヤを使用してポジションをあげた。スタート時にソフトタイヤを装着したドライバーは4名だった。ハミルトンは、43周目にトップでピットストップを行い、スーパーソフトへ交換した。5位でコースに戻ったハミルトンは、スーパーソフトのスピードを生かして4位を獲得した。

    グリッド降格ペナルティにより14番グリッドからスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドもソフトタイヤでスタートした。しかし、オープニングラップの波乱に巻き込まれたリカルドは、フレッシュなソフトタイヤへの交換を余儀なくされ、さらに順位を下げた。リカルドは、レース後半にスーパーソフトへ交換し、6位まで浮上した。チームメイトのマックス・フェルスタッペンも2ストップ戦略を採り、終盤にスーパーソフトへ交換して5位を獲得した。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「スタート時の路面温度が50度を越え、このレース週末で最も高い路面温度を経験しました。しかし、序盤のセーフティカー導入に助けられたこともあり、上位勢ンの大半が予想通りの1ストップ戦略でフィニッシュしました。メルセデスのルイス・ハミルトンは、フレッシュなスーパーソフト勢に囲まれながら、古いソフトタイヤでファステストラップを刻むなど、圧巻の走りを見せました。レッドブルも効果的な代替戦略を実証しました。オープニングラップでピットストップを余儀なくされたダニエル・リカルドを含め、両ドライバーともに順位を上げてフィニッシュしました。我々は、引き続きインテルラゴスで2018年向けの最終タイヤテストに臨みます。火曜日にマクラーレンが、水曜日にメルセデスがテストに参加します。アブダビでの最終戦終了後、全チームが初めて来シーズン用のタイヤを装着する機会を得る予定です」

    ピレリ F1ブラジルGPピレリ F1 ブラジルグランプリ
    我々は1ストップが最速戦略であると予測し、スーパーソフトからソフトへの交換のタイミングを26~28週と見ていた。セバスチャン・ベッテルは、予想通りの戦略を実行し、28周目にピットストップを行った。メルセデスのバルテリ・ボッタスも同じ戦略を採り、ベッテルよりも1周早いピットストップを行った。

    関連:【動画】 F1ブラジルグランプリ 決勝ダイジェスト

  • 【F1】 ピレリ、2018年に6種類目のタイヤコンパウンドの導入を計画

    【F1】 ピレリ、2018年に6種類目のタイヤコンパウンドの導入を計画

    ピレリは、2018年のF1世界選手権に6種類目のタイヤコンパウンドを導入することを計画している。

    現在、ピレリはハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという5種類のF1タイヤを製造しているが、Auto Motor und Sport はさらに最も軟らかい『ウルトラ・ウルトラソフト』を導入すると報道。

    また、2018年は現在の5種類のコンパウンドのすべてが1段階軟らかくなると報じている。

    あるF1チーム関係者は「新しいタイヤともっと柔らかいコンパウンドがどうしても必要だ」と述べた。

    一方、現在、F1チームへのタイヤ割り当ての方法についても議論されている。現在はグラウンプリ用にピレリが5種類のコンパウンドの中から3種類を選定して義務タイヤを指定。ドライバーは、13セット中10セットを自由に選択できるシステムとなっている。

    だが、今後F1チームはピレリの6種類のコンパウンドから自由に選択できるべきだとの意見もある。

    ただし、ピレリのカーレーシング責任者を務めるマリオ・イゾラはこのアイデアに納得していない。

    「完全な自由選択にすれば、トップチームは硬いコンパウンドを選び、それでもQ3に進出するだろう。そうすればレースで明らかなアドバンテージになる」とマリオ・イゾラはコメント。

    しかし、自由選択にすれば、小規模チームが予選でアグレッシブに軟らかいタイヤを選択して、人為的に上位グリッドを獲得できる可能性があるとの見方もある。