カテゴリー: セルジオ・ペレス

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1で現役延長に意欲「あと4年は走りたい」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1で現役延長に意欲「あと4年は走りたい」

    セルジオ・ペレス(キャデラック)は、2026年シーズンから果たしたF1復帰について「想像以上に楽しい」と語り、当初は短期間の復帰を想定していた考えを改め、さらに長くF1で走り続けたいとの意向を明かした。

    レッドブル離脱後に2025年シーズンを離れていたペレスは、2026年からキャデラックF1でグリッド復帰。現在の契約は2年だが、自身はさらにその先まで現役を続けることを視野に入れている。

    「短い復帰」のつもりだったペレス
    ドイツ紙『ビルト』のインタビューで、F1復帰について聞かれたセルジオ・ペレスは、再び競争の世界に戻れた喜びを率直に語った。

    「最高だ。自分がどれだけ競争を楽しんでいるかを改めて実感している」

    「チームと一緒に仕事をするのは本当に素晴らしい。レースウイークに注ぎ込むあのエネルギーも、まだ十分に残っている」

    そして、その感覚が自身の将来設計を変えたと説明した。

    「それほどまでに気持ちが変わった。F1に戻ってきた時は、短い章になると思っていた。でも今はもっと長く続けたいと思っている」

    「僕はまだ高いレベルで走れているし、十分に戦えている」

    「あと4年」を視野に
    現在36歳のペレスは、キャデラックF1との契約が2年であることを認めつつも、さらに長いスパンで現役続行を考えていると語った。

    「今の契約は2年だ。でも僕の頭の中では、もっと4年くらいのイメージになっている」

    「競争力がある限り、僕は続ける。そして家族の理解も必要だ。でも家族も賛成してくれている」

    「妻も子どもたちも、僕がF1に戻ったことをとても喜んでいる」

    2026年F1マシンへの不満も吐露
    一方で、ペレスは現在の2026年F1マシンについては率直な不満も口にした。

    「正直に言えば、今回の変化はあまり好きではない。完全に別のF1になってしまったし、みんながそれに適応しなければならない」

    「ただ、今よりもっと良いスポーツにできるはずだと思っている」

    「F1が経済的な魅力を維持するために進むべき方向性は理解している。でも、まだ多くの改善が必要だ」

    「結局、僕たちはレースが好きだからここにいる。でも、その情熱が少し失われてしまった気がする」

    特に現在のエネルギーマネジメント重視のレースについては、多くのドライバーと同様に懸念を示した。

    「今のF1は、以前ほど楽しくない」

    「ドライバーたちの要望もあってルールは少し修正されつつある。でも運営側は、もっと僕たちの声を聞くべきだ。まだ変えてほしいことはたくさんある」

    セルジオ・ペレス キャデラック F1

    フェルスタッペンを“最高のチームメイト”と評価
    自身のキャリアを振り返る中で、ペレスはこれまで組んだ中で最も優れたチームメイトとしてマックス・フェルスタッペンの名前を挙げた。

    「マックス・フェルスタッペンがナンバーワンだ」

    「もちろん特別な才能を持っている。でも、そこまで大きな差があるわけではない」

    「もし全員が100%自信を持てるマシンを与えられていたなら、もっと接近していたと思う」

    キャデラックF1で描く現実的な目標
    新天地キャデラックF1での目標について、ペレスは現実的な言葉を並べた。

    「他のチームを追い抜いていきたい」

    「新しいチームとしてそれができれば、本当に素晴らしいことだ」

    「既存のチームを2つか3つ倒せたら最高だと思っている」

    2026年F1シーズン開幕前には、“短期プロジェクト”とも見られていたペレスの復帰。しかし本人の中では、その物語は想像以上に長く続く可能性が出てきている。

  • セルジオ・ペレス「誰も理解していない」 2026年F1規則に困惑拡大

    セルジオ・ペレス「誰も理解していない」 2026年F1規則に困惑拡大

    2026年F1レギュレーションと、マイアミGPに向けた調整内容を巡り、ドライバーや関係者の間で混乱が広がっている。エネルギーマネジメントの変更を含む最新の調整が発表されたものの、その複雑さはむしろ増しているとの指摘が相次いでいる。

    FIAは最大回生量を8MJから7MJへ削減し、いわゆる“スーパクリップ”のピーク出力を350kWに引き上げるなどの修正を提示した。しかし、こうした変更が理解しづらい構造そのものを改善するには至っていないとの見方が強い。

    ドライバーと関係者が口を揃える「理解不能」
    元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンは、この状況に警鐘を鳴らした。

    「これを読めばわかるが、特にFIAの英語で書かれた内容は、もはやファンには理解できないものになっている」

    キャデラックF1のセルジオ・ペレスも同様の見解を示した。

    「今のF1は間違いなくこれまでとまったく違うものだし、現実として誰も理解していない。エンジニアも、僕たちドライバーもだ」

    「昔のように楽しいクルマではなくなっているのは事実だ。前のクルマより80〜90km/hも速く走っているのに、なぜそうなっているのか分からない瞬間がある」

    さらに、マクラーレンのオスカー・ピアストリも困惑を認めている。

    「自分より賢い誰かに説明してもらう必要があると感じている」

    複雑化への懸念と“理解不要論”の対立
    クリエンは、F1が複雑になりすぎるリスクを指摘する。

    「すべてがかなり抽象的になっている。視聴者にとって複雑すぎるものにしないよう注意しなければならない」

    一方で、すべてのドライバーが問題視しているわけではない。メルセデスのジョージ・ラッセルは、こうした批判に同意しない姿勢を示した。

    「僕はまったくその意見には同意しない。個人的にはこのクルマをとても楽しんでいる」

    「これは非常に複雑な細部の話であって、正直なところファンがすべてを理解する必要はない」

    さらにラッセルは、マイアミGPでの調整が状況改善につながるとの見通しも語った。

    「このレースからは、予選ラップ中のストレートでは常にフルスロットルで走れるようになるし、エネルギー管理のためにアクセルを戻す必要もなくなる」

    マイアミでの適応時間拡大が意味するもの
    FIAは今回の変更に対応するため、マイアミGPのフリー走行1回目を90分に延長する措置も決定した。これはチーム側の適応時間を確保する狙いがあるが、裏を返せば現行のレギュレーションがいかに扱いづらいものであるかを示している。

    ドライバー自身が「理解できない」と口にする状況は異例であり、2026年F1が抱える構造的な課題は依然として解消されていない。今後の調整が、競技としての分かりやすさと魅力をどこまで取り戻せるかが問われている。

    Source: GMM

  • セルジオ・ペレス父 メキシコ大統領を目指す夢「狂っていると言われてもいい」

    セルジオ・ペレス父 メキシコ大統領を目指す夢「狂っていると言われてもいい」

    セルジオ・ペレスの父アントニオ・ペレス・ガリバイが、モータースポーツの枠を超えた将来の目標として、メキシコ大統領を目指す夢を明かした。

    すでに政界で活動しているペレス・ガリバイは、息子をF1ドライバーにした夢を実現してきた経験を踏まえ、自らも国家のトップを目指したい考えを示した。発言は、メキシコの複数メディアの取材の中で語られたものだ。

    「いつかメキシコ大統領になりたい」
    アントニオ・ペレス・ガリバイは、将来的な大統領選出馬の可能性について率直に語った。

    「ノーとは言うべきではないが、それが私の夢だ。いつかメキシコ大統領になることが私の夢だ。かつて私の息子がF1ドライバーになることを夢見ていたのと同じだ」

    ペレス・ガリバイは、自身の考えが現実離れしていると受け止められることも理解していると認めた。

    周囲の反応にも強気の姿勢
    ペレス・ガリバイは、大統領を目指す考えを口にすると周囲から驚かれることがあると明かしつつ、それでも挑戦を恐れない姿勢を強調した。

    「私がメキシコ大統領になりたいと言うと、人々は私が狂っていると言う。だが、私は狂っているのが好きだし、他の人がしないことをするのが好きだ。私は、他の人があえてやらないことをやる人間のひとりだ」

    この発言からは、常識にとらわれず目標を掲げる自身の信条がにじんでいる。

    すでに政界でのキャリアも持つ
    ペレス・ガリバイは現在、ハリスコ州で政府代表を務めている。過去にはメキシコ連邦議会の議席を持った経験もあり、上院議員選や市長選にも立候補してきた。

    息子セルジオ・ペレスをF1へ送り出した父として知られる一方で、本人は以前から政治の世界でも活動を続けてきた。今回の発言は、その延長線上にある次なる大きな目標を公にした形だ。

    モータースポーツの父から国家の頂点へ
    息子のキャリアを支えてきた父親として知られるペレス・ガリバイは、今度は自らが国の最高ポストを目指す夢を掲げた。

    現時点で具体的な出馬計画が示されたわけではないが、「夢」として明言したこと自体が強い意思表示と言える。モータースポーツ界で知られる一家の名は、今後は政治の舞台でも注目を集めることになりそうだ。

  • セルジオ・ペレス アストンマーティンF1低迷に驚き「トップ争いを期待していた」

    セルジオ・ペレス アストンマーティンF1低迷に驚き「トップ争いを期待していた」

    2026年シーズン序盤、セルジオ・ペレスはアストンマーティンF1のパフォーマンス低迷に強い驚きを示している。エイドリアン・ニューウェイの加入によって上位争いが期待されていたが、現実は大きく異なる展開となっている。

    わずか3戦を終えた時点で、アストンマーティンはペレスが所属するキャデラックを下回る順位に沈み、すでに5度のリタイアを喫した。さらにF1日本GPの予選ではトップから2.5秒以上遅れるなど、苦戦は明確な数字として表れている。

    「トップ争いを期待していた」ペレスの本音
    ペレスはスペインの放送局DAZNの取材に対し、今季のアストンマーティンについて率直な見解を示した。

    「正直に言って、こうなるとは思っていなかった。フェルナンドがトップ争いをしていると期待していた」

    「エイドリアン・ニューウェイとホンダとのプロジェクトには本当に期待していた。レッドブルで一緒に仕事をしてきたし、その実力は理解しているからだ」

    「こういうサプライズがあるのもこのカテゴリーの特徴だ」

    さらに、フェルナンド・アロンソとのバトルについても次のように語っている。

    「フェルナンドと毎レース争うことになるなら、それはそれで退屈しないし楽しめると思う」

    期待と現実のギャップが浮き彫りに
    アストンマーティンは2026年F1レギュレーション導入前、ニューウェイに加えアンディ・コーウェルやエンリコ・カルディレといった大物エンジニアを獲得し、“ダークホース”として注目されていた。

    しかし実際には、シャシーとパワーユニットの両面で問題が顕在化している可能性がある。ニューウェイ自身はマシンについて「5番目に優れたシャシー」と評価しているが、内部では懐疑的な見方も出ているとされる。

    一方でチーム側は設計に自信を示し続けており、パフォーマンス不足の要因としてエンジン側へのプレッシャーを強めている構図も浮かび上がる。

    ホンダPUと過去の成功体験との乖離
    ペレスにとって今回の低迷が予想外だった理由のひとつは、レッドブル時代の成功体験にある。

    当時、ホンダのパワーユニットは高い競争力を発揮し、ペレスはコンストラクターズタイトル獲得にも貢献した。そのため、ニューウェイとホンダの組み合わせには自然と高い期待が寄せられていた。

    しかし現在は、レッドブル末期の段階ですでにホンダが苦戦の兆しを見せていたとの指摘もあり、ローダウンフォース依存やドライバーのパフォーマンスに頼る傾向が強まっていたとされる。

    その延長線上にある現在の苦戦は、単なる一時的な不振ではなく、構造的な課題である可能性も否定できない。

    2027年に向けた試練のシーズン
    ローレンス・ストロールの5カ年計画は残り1年を切っているが、現状のパフォーマンスを見る限り、短期間での巻き返しは容易ではない。

    ペレスの発言は、外部から見た“期待と現実のギャップ”を象徴するものだ。アストンマーティンがこの状況をどう打開し、2027年に向けて再び競争力を取り戻せるのか。その道筋は依然として不透明なままだ。

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1復帰評価に反論「錆びついていない」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1復帰評価に反論「錆びついていない」

    セルジオ・ペレスは、キャデラックF1での復帰について向けられた「錆びついている」との評価を明確に否定した。マリオ・アンドレッティの発言が波紋を呼ぶ中、ペレスは自らのパフォーマンスに自信を示している。

    2026年シーズンに新規参戦したキャデラックF1は、序盤戦で苦戦を強いられている。しかしその要因はドライバーのコンディションではなく、新車特有のトラブルやレース中のダメージにあるとペレスは強調した。

    今回の焦点は3つある。復帰直後からのパフォーマンス評価、結果が伴わない背景、そしてマイアミGPに向けたアップグレードの重要性だ。

    「錆び」ではなくマシンの問題
    「正直に言って、僕たちはかなり高いレベルでパフォーマンスを発揮できていると思う」とセルジオ・ペレスは語った。

    「メルボルンの週末にはすごく満足していたし、初めての予選にもかなり満足していた。レースではまったく違う状況になって、多くのダメージを抱えていた」

    「だから決して順調ではなかった。上海も簡単な週末ではなかったし、レースでは大きなダメージを負っていた」

    アンドレッティが指摘した「錆びつき」という見方に対し、ペレスは一貫してそれを否定。問題はドライバーではなく、マシンの信頼性とレース展開にあると位置づけた。

    結果に結びつかない“完成しない週末”
    「まだ完璧な週末を過ごせていないというだけだと思う。でも自分のパフォーマンスにはかなり満足している」

    「復帰してすぐ、数日以内にはペースに乗れていた。ドライビングに関しては良い状態にあると感じている」

    ペレスにとって問題はスピードではなく、結果に直結する「流れ」だ。実際、ここまでのレースではトラブルやダメージが重なり、ポテンシャルを結果に変換できていない。

    キャデラックF1 セルジオ・ペレス

    鈴鹿で見えた前進と現実的な差
    鈴鹿では一定の手応えも得られた。2026年シーズンで初めてリードラップでフィニッシュし、予選での差も縮めている。

    「興味深かったよ。ウィリアムズやアルピーヌとバトルしているとき、彼らはそこまで遠くないと感じた。ただ、彼らは安定してペースを見つけ続けている」

    これは、キャデラックが中団勢に近づきつつある一方で、安定したパフォーマンスという点ではまだ差があることを示している。

    マイアミが最初の本当の試金石
    「明らかに次のステップが必要だし、マイアミに大きなアップグレードを持ち込めることを本当に期待している」

    「それがチームにとって最大のテストになると思う。グランプリごとに進歩しているし、今回はデプロイメントの問題を除けば、ほぼすべてがスムーズだった」

    「だから中団で戦えるような一歩を踏み出せることを願っている」

    中東ラウンドの中止により生まれた5週間のインターバルは、キャデラックにとって開発を進める重要な時間となる。マイアミで投入予定のアップグレードが、今季の方向性を決定づける可能性は高い。

    結果が伴わない現状に対する外部の評価とは対照的に、ペレス自身はパフォーマンス面での手応えを強調している。問われているのはドライバーの状態ではなく、チームがそのポテンシャルをどこまで引き出せるかだ。

  • キャデラックF1に必要な1秒 セルジオ・ペレス「マイアミGPが最大のテスト」

    キャデラックF1に必要な1秒 セルジオ・ペレス「マイアミGPが最大のテスト」

    2026年F1シーズン開幕から3戦を終え、キャデラックF1は当初の予想を上回る立ち上がりを見せている。鈴鹿ではセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスがともに予選でアストンマーティン勢を上回り、苦戦するライバルより前で戦う場面もあった。

    しかし、その一方で中団争いに本格的に加わるには、なお大きなギャップが残っていることも明らかになった。ペレスは日本GP後、現状では1周あたり1秒が必要だと認め、マイアミGPで投入予定の大規模アップグレードに期待を寄せている。

    鈴鹿で見えたキャデラックF1の現在地
    日本GP決勝でペレスは17位でフィニッシュした。セーフティカーによって隊列が縮まったこともあり、何とかリードラップは維持したが、終盤はカルロス・サインツとフランコ・コラピントの争いから27秒遅れた。

    セーフティカー明けからチェッカーまでの区間では、1周あたりおよそ1秒ずつ差を広げられた計算になる。さらに、ペレスの決勝最速ラップもサインツとコラピントに対して1.1秒遅れており、レースペースの不足は数字の上でもはっきり表れていた。

    ペレス「今は1秒必要だ」
    ペレスは、ウィリアムズとアルピーヌを追っていた際の感触について次のように語った。

    「かなり興味深かった。追走していた時、ウィリアムズとアルピーヌと戦っていたけど、そこまで遠くはないように見えた」

    「ただ、彼らはコンスタントにペースを見つけ続けることができていた。ペースを見つけて、またペースを見つけて、またペースを見つけていた」

    そのうえで、現状の不足分をより明確に口にしている。

    「今の僕たちには1秒が必要なのは明らかだと思う。そして、マイアミに大きなアップグレードを持ち込めることを本当に願っている。あれがチームにとって最大のテストになると思う」

    改善は進む一方で、次の壁は中団争い
    ペレスは、ここまでの3戦を通じてキャデラックF1が前進していること自体は認めている。日本GPについても、予選で抱えたデプロイメントの問題を除けば、比較的スムーズに週末を進められたグランプリだったと振り返った。

    「グランプリごとに進歩してきたと思う。昨日の予選で僕にデプロイメントの問題があったことを除けば、今回がだいたいすべて順調だった最初のグランプリだった」

    「中団グループの争いに加われるような一歩を踏み出せることを本当に願っている」

    このコメントからも、キャデラックF1は単に完走や基礎的な安定性を求める段階から、次は中団に食い込めるかどうかを問われる段階に入りつつあることが分かる。

    最大の課題はダウンフォース不足
    では、何を改善しなければならないのか。ペレスは最大の弱点として、明確にダウンフォース不足を挙げた。

    「いろいろな領域があると思う。でも現時点で主なものは荷重だと思う。僕たちが最も不足しているのはそこだ」

    「バランス自体はそこまで悪くない。ただ、荷重が足りていないだけなんだ」

    バランスの破綻ではなく、純粋な空力負荷の不足がパフォーマンスを制限しているという見方は重要だ。マシンの挙動そのものよりも、コーナリングや総合的なラップタイムを支える土台の部分が不足していることになる。

    デプロイメントにも改善余地
    ペレスは、キャデラックF1の課題がダウンフォースだけではないことも示している。特に、他チームと比較した際のエネルギー運用にも気になる点があったようだ。

    「そうだね、間違いなく励みになる兆候は見えたと思う。デプロイメントについても取り組むべきことがある。いくつかのチームは僕たちとは違う使い方をしているように見えた。そこは改善すべき点だ」

    ただし、それでも優先順位は変わらない。

    「でも、一番大きいのは荷重が必要だということだ。そしてもちろん、僕たちはマイアミにアップグレードを持ち込む予定で、それが僕たちにとって最大のテストになる」

    マイアミで予定されるアップグレードが、キャデラックF1にとって本当に“次の一歩”になるのか。鈴鹿で露呈した1秒差をどこまで縮められるかが、今後の中団争いを占う大きな分岐点になりそうだ。

  • セルジオ・ペレス 新F1レギュレーションに苦言「最高の鈴鹿が楽しくない」

    セルジオ・ペレス 新F1レギュレーションに苦言「最高の鈴鹿が楽しくない」

    セルジオ・ペレス(キャデラック)は2026年F1日本GP予選で19番手に終わり、Q1敗退を喫した。チームとして一定の前進を感じながらも、エネルギー関連の問題がパフォーマンスを大きく制限した形となった。

    中国GPよりもマシンのフィーリングは改善していたものの、ハイブリッドシステムの運用に課題が残り、ポテンシャルを引き出しきれない状況が続いている。

    ペレス「エネルギーの問題で毎周失っている」
    セルジオ・ペレスは予選後、マシンのポテンシャル自体には手応えがあったとしながらも、エネルギー展開の問題が大きな足かせになっていると明かした。

    「かなりのポテンシャルはあったと思う」

    「ある意味では満足しているが、一方でエネルギーのデプロイに多くの問題を抱えている。毎周コンマ3〜5秒を失っている状況だ。それを解決できていない。それが本当の問題だった」

    決勝でも課題は継続か
    ペレスは決勝に向けても楽観視はしておらず、ロングランでも同様の問題が発生していたことを認めた。

    「明日のレースまでに解決できることを本当に期待している。ロングランでも同じことが起きていた」

    「レースでは予選よりもペースは良いと思うので、もう少し前で戦えることを願っている」

    鈴鹿の魅力を損なう現行ルールに疑問
    今回の予選では、FIAがエネルギー展開に関する調整を行ったが、ペレスは依然として十分ではないと指摘。鈴鹿サーキットの特性が損なわれていると感じている。

    「もっと大きな変更が必要だと思う。残念なことだ」

    「ここは世界最高のサーキットだが、あまり楽しくないものになってしまっている。セクター1で多くのエネルギー回収をしなければならないからだ」

    「今の予選はエネルギーへの依存が大きすぎる。今後のレースでは、より良い形にできることを願っている」

    キャデラックは確実に進歩の兆しを見せている一方で、ハイブリッドシステムの最適化という根本的な課題に直面している。鈴鹿で露呈したこの問題は、今後のシーズン全体にも影響を及ぼす可能性がある。

  • F1日本GP アレックス・アルボンとセルジオ・ペレスの接触はお咎めなし

    F1日本GP アレックス・アルボンとセルジオ・ペレスの接触はお咎めなし

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、2026年F1日本GPのフリー走行1回目終盤にセルジオ・ペレス(キャデラック)と接触したものの、FIAスチュワードは最終的に追加処分を科さない判断を下した。

    鈴鹿サーキットの最終シケインで発生したこの接触では、アルボンのマシンがペレス車の側面に当たり、アルボンはスピン。ペレスのマシンは右側フロアを大きく損傷したが、審議では双方の誤解とチーム側の連絡不足が重なった結果と結論づけられた。

    コメントの聞き取りとスチュワード文書によると、ペレスはレースラン中の周回を終え、次の周回に入ろうとしていた段階だった。14コーナーを立ち上がった時点では、後方のアルボンをある程度距離のある位置に確認していたという。

    一方のアルボンはアウトラップ中だったが、15コーナーから16コーナー進入にかけて急速にペレスとの差を詰めた。そして16コーナーでイン側からオーバーテイクを試みた際、両者は接触することになった。

    スチュワードが重視した“誤解”と無線連絡不足
    ペレスは、アルボンの存在を視認できなかったと説明した。バーチャルミラーが機能しておらず、さらにチームからアルボン接近の警告も受けていなかったという。この点はチームラジオでも確認された。

    チーム側は、アルボンがそのまま後方で位置を維持すると考えており、実際にはどれほど急速に差が縮まっていたかを把握できていなかった。そのため、ペレスに警告を出さなかったと説明している。

    これに対してアルボンは、16コーナー進入でペレスがワイドなラインを取ったことから、自分を先に行かせる意図があると受け取っていたと述べた。

    双方に決定的な過失なし
    スチュワードは、両ドライバーとも接近速度の大きさに驚いていたと整理したうえで、今回の接触は誤解によって生じたものだと判断した。その背景には、11号車のドライバーに対するチームの連絡不足もあったとしている。

    また、両ドライバーともに、どちらか一方が全面的、あるいは主として責任を負う事案ではないと受け止めていた。こうした事情を踏まえ、スチュワードはこの件について「これ以上の措置は取らない」と結論づけた。

    ペレスにとってはマシンにダメージが残る痛い一件となり、アルボンにとってもセッション終盤の走行を乱される形となったが、FIAは競技罰則を伴うケースではないと判断した。誤解と情報共有不足が引き起こした接触として、日本GP金曜走行のひとつの焦点となった。

  • F1日本GP FP1でクラッシュ ペレスとアルボンがFIA審議対象

    F1日本GP FP1でクラッシュ ペレスとアルボンがFIA審議対象

    セルジオ・ペレス(キャデラック)とアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が、2026年F1日本GPのフリー走行1回目で接触し、FIAのスチュワードによる審議対象となった。

    接触はセッション終盤、鈴鹿サーキットのターン16で発生した。2台はともにアタックラップ中で、アルボンがペレスを抜こうとした際に接触。アルボンのウィリアムズFW48はフロント左にダメージを負い、コース上には破片が散乱した。

    ターン16で接触 審議対象に
    FIAはこの一件について、ペレスとアルボンの両者を審議対象として記録した。

    対象となっているのは「国際競技規則付則L 第4章 第2条 d項違反の疑い」で、記録には「12時22分、23号車と11号車のターン16でのインシデント」と記されている。

    アルボンがオーバーテイクを試みる
    2台はともにフライングラップ中だったが、この場面ではウィリアムズの方がキャデラックよりも優れたペースを見せており、アルボンはターン16でペレスをかわそうと動いた。

    しかし、ペレスはアルボンの存在に気づかず、コーナーへと進入。その結果、両者は接触することになった。

    両者とも無線で驚き
    接触直後、アルボンは無線で「彼が僕を見ていたかどうかも分からない」と伝えた。

    一方のペレスも「なんてことだ。ウィリアムズがすぐ横にいるなんて全く分からなかった。向こうがぶつかってきた」と話した。

    スチュワードがこの接触をどのように判断するかが注目される。

    アレクサンダー・アルボン セルジオ・ペレス F1 日本GP

  • キャデラックF1 ボッタス&ペレスは「まだ錆びつき」 アンドレッティが進歩評価

    キャデラックF1 ボッタス&ペレスは「まだ錆びつき」 アンドレッティが進歩評価

    キャデラックF1は2026年の開幕2戦を終え、新規参戦チームとして着実な前進を見せている。中国GPでは2台揃って完走を果たし、初戦オーストラリアからの改善も明確に示された。

    チームの評価を語ったのは、ボードメンバーであり1978年F1王者のマリオ・アンドレッティ。経験豊富なドライバーラインアップを擁しながらも、まだ本来のパフォーマンスには達していない現状を率直に語っている。

    「不安は確かにあった。でも同時に、そこにたどり着いたこと自体に幸運を感じていた」とアンドレッティはポッドキャストで語った。

    「キャデラックの経営陣も現地にいて、多くのサポートがあった。我々としては他チームと比べてどう見えるかを見たかったが、キャデラックはあらゆる面で“そこにいるべき存在”に見えた。プレゼンテーションも実行もすべてだ」

    「新チームではあるが、グレアム・ロードンやパット・シモンズのような経験豊富な人材がいる。他チームからも優秀な人材を引き抜くことができた。いくつか問題はあったが、それは対処すべきものだ」

    ボッタスとペレスは復帰途上も課題を共有
    キャデラックはバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスという経験豊富なコンビを起用しているが、両者ともに2025年はレースから離れていた。

    「正直に言えば、2人とも少し錆びついていると思う」とアンドレッティは述べた。

    「少なくとも1シーズンはコックピットを離れていたし、新しいパッケージの中で慎重に走っている。余計な作業を増やさないようにしているんだ」

    「ただ、最初のコメントとしては明確だ。我々はダウンフォースが不足している。特にリアの安定性だ。2人ともそこを指摘している」

    「さらにパワーユニットの使い方、バッテリーの使い方などを理解する必要があるが、それは我々だけの問題ではない。メルセデスやフェラーリを除けば、多くのチームが最適化に苦しんでいる」

    キャデラック F1 バルテリ・ボッタス&セルジオ・ペレス

    2戦でギャップ半減 進歩は明確
    キャデラックは開幕戦メルボルンではトップから約4秒遅れだったが、中国では約2秒差まで縮めた。

    「中国では明らかに改善した。2台とも完走し、予選でも差を縮めた。まだ2秒差は大きいが、前進だ」

    「この改善を毎戦積み重ねていきたい」

    中国GPではボッタスが13位、ペレスが15位でフィニッシュし、両車とも完走。これはチームにとって重要な一歩となった。

    “新時代の運転”への適応も鍵
    2026年レギュレーションではエネルギーマネジメントやアクティブエアロの影響が大きく、ドライバーにも新たな適応が求められている。

    「今のドライバーはすべてを引き出すために、スロットルの使い方から何もかも学び直さなければならない」

    「正直、今のドライバーたちを羨ましいとは思わない。むしろサイドラインにいることに満足しているよ」

    キャデラックは初代マシンを「MAC-26」と命名し、アンドレッティの名を冠した。チームは今後も段階的な改善を続けながら、2026年シーズンを通じて競争力の向上を目指していくことになる。