カテゴリー: セルジオ・ペレス

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1に謎のトラブル FP3序盤に赤旗の原因

    セルジオ・ペレス キャデラックF1に謎のトラブル FP3序盤に赤旗の原因

    F1ハンガリーGPのフリー走行3回目(FP3)で、キャデラックF1のセルジオ・ペレスが走行開始直後にマシントラブルに見舞われ、セッションは赤旗中断となった。

    ガレージで20分以上の作業を終えてコースインしたペレスだったが、わずか1コーナーを走っただけでマシン後部に異常が発生。辛うじてクラッシュを回避してマシンを停止させたが、原因は現時点で明らかになっていない。

    ガレージ作業直後に突然のトラブル
    セッション開始後、キャデラックF1はペレス車のリア周りの作業に追われ、約20分間ガレージから送り出せない状況が続いた。

    ようやくコースへ向かったペレスだったが、ハミルトン・コーナー(ターン2)へ向かう途中で突然マシン後部に重大な異常が発生。コントロールを失いかけながらも壁への接触は避け、そのままコース脇にマシンを止めた。

    この車両回収のため、セッションには赤旗が提示された。

    「エンジンを失った」 無線で異常を報告
    ペレスは無線で、突然の異変を次のように報告した。

    「エンジンを失った。ものすごいブレーキがかかった」

    続けて、「リアブレーキが燃えているように見える」と伝え、車両後部で深刻なトラブルが発生していることを示唆した。

    現時点で故障の原因は判明していないが、2026年シーズンのキャデラックF1はブレーキ温度の管理に苦しんでおり、今回のトラブルもその課題との関連が注目される。

    今回のアクシデントは予選を目前に控えたタイミングで発生しており、チームが短時間で原因を特定し、マシンを修復できるかが焦点となる。

  • セルジオ・ペレス アストンマーティンF1の反撃を警戒「キャデラックに迫ってくる」

    セルジオ・ペレス アストンマーティンF1の反撃を警戒「キャデラックに迫ってくる」

    アストンマーティンF1がハンガリーGPで投入する大規模アップデートに対し、キャデラックF1のセルジオ・ペレスは「間違いなく差を縮めてくる」と警戒感を示した。

    アストンマーティンは2026年型AMR26の小規模な開発を重ねるのではなく、シャシーや空力を大幅に刷新した“Bスペック”とも呼べるパッケージをハンガリーGPでデビューさせる予定だ。ここ数戦でキャデラックに後れを取ってきたシルバーストンのチームが、一気に勢力図を変える可能性が注目されている。

    ペレス「アストンマーティンは確実に前進する」
    シーズン開幕戦オーストラリアGPではアストンマーティンがキャデラックを上回る速さを見せていた。しかし、その後はキャデラックが着実に競争力を高め、前戦ベルギーGPの予選ではフェルナンド・アロンソを約2秒も上回るパフォーマンスを披露していた。

    その状況について、セルジオ・ペレスはハンガリーGPから流れが変わると予想した。

    「間違いなくそうなると思う」とペレスは語った。

    「彼らは大きく開発を進めてくるだろうし、とても力のあるチームだ。僕たちは彼らが差を縮め、さらに前進してくると考えている」

    セルジオ・ペレス(キャデラック)

    ボッタス「新車と言っていいほど変わると聞いている」
    チームメイトのバルテリ・ボッタスもペレスの見方に同意し、アストンマーティンのアップデートを興味深く見守っていると明かした。

    「いろいろな噂がある。その多くは彼らが大きく前進するというものだ。でも実際にマシンが走り出してみないと分からない」

    さらに、現地で耳にした情報にも触れた。

    「僕が聞いた話では、今のマシンと共通なのはフロントサスペンションだけで、それ以外はすべて新しくなるという。だから実際にどうなるか見てみよう」

    「とても興味がある一方で、もし彼らが大きく前進すれば、僕たちは後れを取ることになるかもしれないという意味では少し怖さもある。ただ、結局は自分たちの仕事に集中するしかない。そのことにエネルギーを使い過ぎるべきではない」

    ベルギーGPは特殊なレース「ハンガリーで本当の力が分かる」
    一方、ペレスは前戦ベルギーGPについて、新世代F1マシンの特性が極端に表れたレースだったと振り返った。

    「リタイアした後にレースを見返したけど、正直あまり面白いレースではなかった」

    「すべてがエネルギーマネジメント中心になっていた。基本的には、ゆっくり走るほど結果的に速く走れるような状況で、そういうのは普通の感覚とは逆だった」

    そのため、低速コーナーが多いハンガロリンクでは、各チームの本来の競争力がより明確になると考えている。

    「今週末はもっと普通のレースになると思う。そこでキャデラックの本当のパフォーマンスがどの位置にあるのか分かるはずだ」

    ベルギーGPではサスペンション系のトラブルによって早々にリタイアを喫したペレスだが、チームは原因を特定できたとしてハンガリーGPには自信を持って臨んでいる。

    「チームは原因究明に全力で取り組んでくれた。油圧システムの一部に関係する問題だったと考えている」

    「問題は解決できたと確信している。それが今の僕たちにとって最も重要なことだ」

  • セルジオ・ペレス ルイス・ハミルトンのサーフィン動画を「AI100%」といじる

    セルジオ・ペレス ルイス・ハミルトンのサーフィン動画を「AI100%」といじる

    ルイス・ハミルトンがベルギーGP前の休暇中に公開したサーフィン動画に、キャデラックF1のセルジオ・ペレスがユーモアたっぷりのコメントを寄せた。

    見事な360度スピンを披露したハミルトンの映像には、交際中のキム・カーダシアンも歓声を上げており、SNSではその華麗なライディングだけでなく、ペレスとの軽妙なやり取りにも注目が集まっている。

    ペレス「AI100%」とジョーク
    ルイス・ハミルトンは、イギリスGPとベルギーGPの間の短いオフ期間を利用してサーフィンを楽しむ様子をSNSに投稿した。

    動画では波に乗りながら360度スピンを成功させ、そのパフォーマンスに近くのボートから見守っていた仲間たちが大歓声を送った。ボートには恋人のキム・カーダシアンも乗っており、思わず歓声を上げる姿も映っていた。

    この映像に反応したのが、かつてレッドブルでハミルトンと激しく戦ったセルジオ・ペレスだ。

    ペレスはコメント欄で、

    「AI100%」

    と冗談を投稿。あまりに出来過ぎた映像だと茶化した形だ。

    これに対しハミルトンも笑顔で応じ、笑い顔の絵文字を3つ返信。両者の軽妙なやり取りはファンの間でも話題となった。


    キム・カーダシアンとの交際も順調
    今回の休暇では、キム・カーダシアンも自身のSNSでハミルトンとのセルフィーを公開。子どもたちを交えた家族旅行の一コマとして投稿され、2人の関係が順調であることを印象づけた。

    カーダシアンは今季モナコGPで初めてF1パドックを訪れ、大きな注目を集めた。それ以前から交際の噂は続いていたが、モナコでの姿は2人の関係を事実上公のものと受け止められた。

    モナコGP後、ハミルトンも彼女の存在について語っている。

    「彼女が今週末ここに来て応援してくれたのは本当に素晴らしかった。友人たちも来てくれて、本当に多くの人に支えられている」

    「これ以上何と言えばいいのか分からないけど、良い人たちに囲まれ、支えてもらえるのは本当に素晴らしいことだ。彼女は毎日そうしてくれている」

    トト・ヴォルフ「恋人の存在も好調の一因」
    ハミルトンは今季、フェラーリ移籍初勝利をスペインGPで挙げるなど調子を上げている。

    この復調について、メルセデスF1代表だったトト・ヴォルフは、技術面だけでなく私生活の充実も要因の一つだと分析している。

    「努力の成果でもあるし、このマシンはグラウンドエフェクト初期の跳ねや極端な硬さがあった時代のクルマとは違う。より従来型の空力や車両特性に戻ってきている」

    「もちろんエンジンマネジメントは大きく変わったが、彼は力強く走っている」

    「チーム内でもレースエンジニアとの関係は良好に見える。テレビで表彰台に立つ彼の表情を見たが、本当に幸せそうだった」

    そして最後に笑いながらこう付け加えた。

    「恋人の存在も助けになっているのかもしれない。私自身もパートナーができて家庭が安定したことで助けられた。彼らもとても良い関係に見える」

    「感情面、私生活、そして仕事。そのすべてがうまく噛み合えば勝てるようになる」

    現在ハミルトンは2026年F1ドライバーズランキングで3位につけ、首位のアンドレア・キミ・アントネッリとの差は32ポイントとなっている。

    ハミルトンの華麗なサーフィン動画は、ペレスとのユーモラスなやり取りだけでなく、キム・カーダシアンとの充実したプライベートや、今季の好調ぶりを象徴する話題として大きな注目を集めている。

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1での成功に自信「僕はトップドライバーの一人だ」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1での成功に自信「僕はトップドライバーの一人だ」

    2026年シーズンからキャデラックF1の中心ドライバーを務めるセルジオ・ペレスが、新天地での挑戦に強い自信を示した。レッドブル・レーシングで苦しい最終シーズンを送り、1年間の休養を経て復帰したペレスは、キャデラックのプロジェクトこそ自身の実力を証明する舞台だと考えている。

    ポッドキャスト『High Performance』で心境を語ったペレスは、ゼネラルモーターズ(GM)とTWGが支えるプロジェクトの将来性を高く評価。現時点ではノーポイントながら、チームが着実に競争力を高めていることが成功への確信につながっていると明かした。

    レッドブルでの苦境からキャデラックで再出発
    セルジオ・ペレスは2025年限りでレッドブル・レーシングを離れ、1年間のサバティカルを経て2026年からキャデラックF1のデビューシーズンに参戦している。

    ペレスはレッドブルでの最後の数か月について、競争力だけでなく精神面にも大きな影響を与えた時期だったと振り返った。

    一方で、キャデラックからオファーを受けた際には、その将来性に強く惹かれたという。

    「キャデラックのプロジェクトの話が来たとき、『これは本当に大きなプロジェクトだ。素晴らしいブランドだ』と思った」

    「そしてダン・タウリスに会ったとき、この人は非常に競争心が強く、チームをトップレベルまで引き上げるためなら何でもやる人だと確信した」

    「これは僕自身のプロジェクトにもなる。そこに加わり、自分がトップドライバーの一人であることを証明したいと思った。僕はずっと自分がグリッドでも最高レベルのドライバーの一人だと信じてきた」

    キャデラックF1の成長速度を高く評価
    キャデラックはF1参戦初年度の前半戦を終えてもまだポイントを獲得していない。しかしペレスはモナコGPでトップ10圏内を走行したものの、ペナルティによってチーム初ポイントを逃した。

    それでもペレスは、開発体制には十分な手応えを感じているという。

    特にファクトリーでの開発内容と実際のサーキットで得られるデータの相関性が取れており、チームが正しい方向へ進んでいることを実感している。

    「もちろん、まだ始まったばかりだ。まだ6戦しか終わっていないし、チームの文化も今まさに築き上げているところだ」

    「でもオーナーたちは成功するまで絶対に止まらないと感じている。ゼネラルモーターズとTWGという二つの巨大な組織が支えている。彼らは目標を達成するまで決して諦めない」

    ペレスはこうした開発環境と強力なバックアップ体制こそが、キャデラックF1が将来的に競争力を持つチームへ成長すると信じる最大の理由だと強調した。

    今回の発言からは、レッドブル時代の苦しい経験を乗り越え、新たな挑戦を自身のキャリア再建の舞台と位置付けていることがうかがえる。キャデラックF1はまだ結果こそ出ていないものの、ペレスはチームの成長スピードと経営陣の姿勢に大きな期待を寄せている。

    【関連】
    ・セルジオ・ペレス レッドブルF1時代を告白「2台走らせるのは義務だからと言われた」

  • セルジオ・ペレス「僕たちがいなければアストンマーティンF1は存在していなかった」

    セルジオ・ペレス「僕たちがいなければアストンマーティンF1は存在していなかった」

    セルジオ・ペレスが、ポッドキャスト『High Performance』でフォース・インディア時代の経営危機について語り、自身とマネージャーの判断が現在のアストンマーティンF1誕生につながったと明かした。

    当時、深刻な資金難に陥っていたフォース・インディアは破産の危機に瀕していたが、ペレスらがチームを管財人管理(administration)へ移行させたことで買収への道が開かれたという。

    「アストンマーティンは存在していなかった」
    ペレスは、フォース・インディアが財政難に陥っていた当時を振り返り、チームは給与の支払いさえ滞る状況だったと明かした。

    「本当に最後の最後だった。法律のことは何も知らなかったし、チームは1年間ずっと僕の給料を払えなかった。でも、それが普通になっていたんだ。少し遅れているだけだと思っていた」

    しかし、状況は想像以上に深刻だった。

    「マネージャーから、支払いを受けられていないサプライヤーが会社の清算を求める申し立てを行ったと聞かされた。つまり会社を閉鎖できるということで、チーム全員が仕事を失うことになる」

    そこでペレスとマネージャーのジュリアン・ジャコビ氏は、清算ではなく管財人管理へ移行させる手続きを進めたという。

    「僕とマネージャーのジュリアンで動いた。もし管財人管理に移していなければ、チームは破産していた。当時のフォース・インディア、つまり今のアストンマーティンは存在していなかっただろう」

    「その後、90日以内に買い手を探すことになり、幸運にもローレンス・ストロールが現れてチームを買収した」

    フォース・インディアは2018年にローレンス・ストロール率いるコンソーシアムに買収され、翌年レーシングポイントへ改称。2021年からはアストンマーティンとして参戦している。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    レースの合間に弁護士と会議
    ペレスは、チーム存続のための手続きがレースウイーク中にも進められていたことを明かした。

    「本当に信じられない状況だった。夏の間ずっと、レースのたびにこの問題が続いていた。マシンに乗る直前まで弁護士と話をしていたけれど、法律のことなんて全然分からなかった」

    「今ならChatGPTに『F1チームを管財人管理にする方法』と聞けるけど、当時はそんなものはなかったからね」

    予選直前や決勝前にも法律関係の打ち合わせが続き、本来ドライバーが集中すべきレース準備との両立は極めて困難だったという。

    「あるレースでは予選直前まで弁護士と会っていたし、決勝前もエンジニアではなく別の会議に出ていた。それでもチームを救うためにやらなければならなかった」

    スタッフに自ら説明した
    一方で、「ドライバーがチームを管財人管理へ追い込んだ」という印象を与えることも懸念していたという。

    「聞こえ方は良くない。ドライバーがチームを管財人管理にしたように思われてしまうからね」

    そこでペレスは、自らチームスタッフ全員へ事情を説明した。

    「みんなに『僕は皆のためにやっている。このままだと全員が仕事を失ってしまう。だから、この方法しかなかったんだ』と話した」

    「仕組みを説明すると、みんな安心してくれた。でも管財人管理の期間中は本当に先が見えず、不安しかなかった」

    現在のアストンマーティンにつながる決断
    結果として、フォース・インディアは破産を免れ、ローレンス・ストロールによる買収が実現。その後、レーシングポイントを経て現在のアストンマーティンF1へと発展した。

    ペレスは当時、レースと並行して法的手続きやスタッフへの説明にも追われながらチーム存続に尽力していたことを振り返り、「あの決断がなければ今のアストンマーティンは存在していなかった」と、自身にとっても忘れられない経験だったと語っている。

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    ・セルジオ・ペレス レッドブルF1時代を告白「2台走らせるのは義務だからと言われた」

  • セルジオ・ペレス レッドブルF1時代を告白「2台走らせるのは義務だからと言われた」

    セルジオ・ペレス レッドブルF1時代を告白「2台走らせるのは義務だからと言われた」

    セルジオ・ペレスがポッドキャスト『High Performance』に出演し、2021年から2024年まで在籍したレッドブル・レーシングでの経験を赤裸々に語った。

    チーム加入時からマックス・フェルスタッペンを中心とした体制であることを理解していたと明かす一方、「レッドブルでフェルスタッペンのチームメイトを務めることはF1で最も難しい仕事」と語り、歴代チームメイトが苦戦する理由や、自身が経験した精神的な苦しさについても率直に振り返った。

    2026年からキャデラックF1で新たな挑戦を始めたペレスは、レッドブル時代を「素晴らしい4年間だった」と評価しながらも、その舞台裏には想像以上に厳しい現実があったことを明かしている。

    「すべてはフェルスタッペンのため」と説明された
    ペレスは、レッドブル加入前にクリスチャン・ホーナー代表からチームの方針を率直に伝えられたという。

    「クリスチャンと初めて会ったとき、『我々が2台でレースをしているのは義務だからだ。そうでなければ1台だけで走れれば十分なんだ』と言われた。そして『すべてはマックスの周りに築かれている。我々はチャンピオンを獲るために戦っている』と説明された」

    しかし、ペレスはそれを不満には思わなかった。

    「僕は『文句を言うこともできる。でも与えられた環境で最大限の仕事をしよう』と考えた。それが僕にできることだった」

    その結果、自身は十分に役割を果たしたという自負も口にしている。

    「僕はあらゆる面で期待以上の仕事をしたと思っている。そして僕が去ってから、チームは4年間で僕がしてきた仕事を理解したと思う」

    「フェルスタッペンのチームメイトはF1で最も難しい仕事」
    ペレスは、フェルスタッペンと同じチームで戦うことの難しさについても詳しく語った。

    「マックスと戦うだけでも難しい。でもレッドブルで彼のチームメイトになることはF1で最も難しい仕事だ」

    「彼には彼のチーム、彼のエンジニア、彼の環境がある。シニアエンジニアや経験豊富な人材など、最高のリソースはすべてマックスに向かう。それは加入前から理解していたことだった」

    それでもチームは、自身が勝利すれば喜んでくれたという。

    「僕が勝てばチームは喜んでくれた。でもプロジェクト全体はマックスを中心に進められていた」

    「システムがドライバーを壊してしまう」
    ペレスは、自身だけでなく歴代のチームメイトも同じ状況に置かれてきたと指摘した。

    「リアム・ローソンは2レースで終わった。角田裕毅についてもそうだ。彼らは、その仕事がどれほど難しいかを忘れていた」

    さらにピエール・ガスリーやアレクサンダー・アルボンの名前も挙げたうえで、こう続けた。

    「彼らはみんな非常に速く、才能あるドライバーだ。でも、そのシステムが彼らを壊してしまうんだ」

    一方で、それはフェルスタッペンの能力を否定するものではないとも強調した。

    「マックスは純粋なリーダーだ。チームをどの方向へ進めるべきかを理解していて、何が必要なのかも正確に伝えられる。4年間隣で見て、多くを学んだ」

    マックス・フェルスタッペンと角田裕毅(レッドブル・レーシング)

    「最後の数か月は有害だった」
    ペレスは、レッドブル最後のシーズンについて「精神的に非常につらかった」と振り返った。

    「僕は精神的にはかなり強い方だと思っている。それでも最後の数か月は本当に厳しかった。『有害(toxic)』と言っていい環境だった」

    そのため、2025年にF1を離れてサバティカルを取ったことは必要な時間だったという。

    「本当に休養が必要だった。あのタイミングで離れられたことは良かった」

    アップグレードで状況はさらに厳しくなった
    ペレスは、マシン開発によってフェルスタッペンとの差が広がっていったとも明かした。

    「シーズン序盤は勝負できると思った年もあった。でもアップグレードが入るたびに差がどんどん広がっていった」

    「マシンを自然に走らせることができなくなり、限界まで攻めるのではなく、リアが出ないように運転することばかり考えるようになっていた」

    それでも、この経験が自分を成長させたと振り返る。

    「マックスの隣で4年間過ごしたことで、僕は間違いなく以前より速いドライバーになった」

    キャデラックで再び自分を証明したい
    ペレスは、キャデラックF1への加入を決めた理由についても語った。

    フェラーリでのテストを経て、自身の速さが失われていないことを確認できたことが大きかったという。

    「普通のマシンなら、まだ自分は十分に速いことを確認できた」

    「僕は今でも自分がグリッドでも最高レベルのドライバーの一人だと信じている。そして、それをもう一度証明したい」

    ペレスはレッドブル時代を「素晴らしい4年間」と評価しながらも、その裏側ではフェルスタッペンを中心とした体制、歴代チームメイトが直面した難しさ、そして精神的な苦闘があったことを明かした。新天地キャデラックでは、その経験を糧に再び自身の実力を証明することを目指している。

  • セルジオ・ペレス アロンソとの接触を説明「追い風でブレーキをロック」

    セルジオ・ペレス アロンソとの接触を説明「追い風でブレーキをロック」

    セルジオ・ペレスは、F1イギリスGPスプリントでフェルナンド・アロンソと接触した原因について、ターン3で強い追い風の影響を受けてブレーキングを誤ったためだと説明した。

    キャデラックのペレスはこの接触で10秒ペナルティを科され、フロントウイング交換も余儀なくされた。一方、スピンを喫したアロンソはマシンに大きなダメージはなく、レースを続行して20位でフィニッシュした。

    ターン3で発生した唯一の接触事故
    F1イギリスGPのスプリントで唯一大きなアクシデントとなったのが、セルジオ・ペレスとフェルナンド・アロンソの接触だった。

    スタート直後、ペレスはターン3でアロンソへのオーバーテイクを試みたが、ブレーキングでタイヤをロック。そのままアロンソのマシンに接触し、アロンソはスピンを喫した。

    このインシデントについて審議したスチュワードは、ペレスに責任があると判断し、10秒のタイムペナルティを科した。

    ペレス「追い風でブレーキをロックした」
    ペレスはレース後、事故の原因としてターン3の強い追い風を挙げた。

    「ターン3でフェルナンドを抜こうとしていた。あそこはかなり強い追い風が吹いていて、ブレーキを踏んだ瞬間にタイヤをロックさせてしまい、少し接触してしまった」

    ペレスは、このミスによって自身のレースも大きく損なわれたと振り返った。

    「フェルナンドは数秒失っただけだったけど、僕はフロントウイングを壊してしまった。ピットインして交換しなければならなかったし、そのうえ10秒ペナルティも受けた」

    アロンソはダメージなくレースを続行
    一方のアロンソはスピンこそ喫したものの、アストンマーティンのマシンに大きな損傷はなく、そのままレースを続行した。

    アロンソは20台中唯一ソフトタイヤでスタートする戦略を選択しており、スピン後も最後まで走り切った。最終的には、フロントウイング交換を行ったペレスを上回る20位でフィニッシュした。

    アストンマーティンは依然として後方グループで苦戦しているが、現状ではキャデラックとの争いが続いており、チームはモナコGPでアロンソが獲得した1ポイントを足掛かりに巻き返しを目指している。

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1の信頼性を酷評「受け入れられない」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1の信頼性を酷評「受け入れられない」

    セルジオ・ペレスは、2026年F1オーストリアGPを自身にとって今季「最悪の週末」と振り返り、キャデラックの相次ぐ信頼性トラブルについて「まったく受け入れられない」と厳しく批判した。

    キャデラックはオーストリアGPでペレスとバルテリ・ボッタスの2台がともにブレーキのオーバーヒートに見舞われ、わずか4周以内でリタイア。大型空力アップグレードを投入した週末は、期待とは正反対のダブルリタイアという結果に終わった。

    ブレーキのオーバーヒートで4周以内に2台がリタイア
    今回のトラブルは、レース中の高い気温と他車の後方を走行したことが重なり、ブレーキ温度が想定以上に上昇したことで発生した。

    この症状はフリー走行では確認されておらず、3週間前のモナコGPでボッタスをリタイアに追い込んだトラブルとも別の原因だったという。

    しかし、キャデラックは今季ここまで信頼性問題が続いている。モントリオールではペレスがサスペンション破損でリタイアし、バルセロナ・カタルーニャGPではボッタスがブレーキペダルの不具合に見舞われた。さらにオーストリアでも両ドライバーはプラクティス中に複数のトラブルを経験しており、大型アップグレードによる性能向上を十分に評価できなかった。

    ペレス「4、5歩後退したように感じる」
    ペレスは早期リタイアについて次のように語った。

    「今日は本当に残念だった。渋滞の影響を過小評価していたと思う」

    「今週末はずっと問題が続いていた。おそらく今季で最悪の週末だったし、4歩か5歩後退したように感じる」

    さらに、開発の進め方そのものを見直す必要があると訴えた。

    「特にアップグレードに関しては、プロセス全体を大きく見直す必要がある。今日起きたことは完全に受け入れられないことであり、チームにとっても非常に残念だった」

    「もちろん次のレースまでには解決できると信じている」

    また、ブレーキの問題はフリー走行では兆候がなかったことも明かした。

    「そういう兆候はなかった。渋滞の影響が問題を大きく悪化させたのだと思う」

    「進歩が見えないことが一番つらい」
    ペレスは、新規参戦チームとしてある程度のトラブルは覚悟していたとしながらも、改善が見えない現状に強い不満を示した。

    「もちろんフラストレーションはある。でも一番つらいのは進歩が見えないことだ」

    「新しいチームだからこうした問題は起こると予想していた。しかし、問題なのは改善が見えないことだ」

    「今回のアップグレードによって非効率な部分をより深く理解できるはずだし、シルバーストンでは信頼性が大きく改善すると期待している」

    キャデラック F1

    ボッタス「まずは完走することが最優先」
    ボッタスも、ブレーキの異常はレースまで予想できなかったと説明した。

    「警告は何もなかった。プラクティスではすべて順調だったし、10周以上の連続走行も行っていたので、通常ならレース序盤の最高温度は確認できている」

    「ただ今日は気温が少し高く、さらに渋滞の影響もあって、2周目にはブレーキが完全に限界を超えてしまった。これは大きな問題で、必ず対策を見つけなければならない」

    ボッタスはこれで3戦連続リタイアとなり、開発を進められない状況を嘆いた。

    「3戦連続リタイアになってしまった。レースを完走できなければ、マシンやアップグレードについて何も学ぶことができない」

    「シルバーストンでの最優先事項は完走することだ。そこから初めて学習が始まる。今週末はブレーキ冷却にも新しいパーツを投入したが、それでも十分ではなかった。引き続き改善を続けるしかない」

    さらにボッタスは、オーストリアGPが今季最も失望したレースだったとのペレスの見解にも同意した。

    「おそらく今季で最も失望したレースだった。2台とも数周でリタイアしてしまった。今できることは、チーム全員で懸命に取り組み続けることだけだ。それが前進する唯一の方法だ」

    キャデラックはオーストリアGPで投入した大型アップグレードの効果を十分に検証できないままダブルリタイアを喫した。チームは次戦イギリスGPまでにブレーキ冷却と信頼性の改善を最優先課題として取り組み、完走を足掛かりに開発を前進させることを目指している。

  • ローソンとペレスが処分免れる FIAがF1オーストリアGPで裁定理由を説明

    ローソンとペレスが処分免れる FIAがF1オーストリアGPで裁定理由を説明

    2026年F1第8戦オーストリアGPで、リアム・ローソン(レーシングブルズ)とセルジオ・ペレス(キャデラック)は、それぞれレース前後の規則違反が確認されたものの、いずれもスチュワードはペナルティを科さない判断を下した。

    ローソンはレース前のプラクティススタート手順、ペレスは決勝スタート時の違反が審議対象となったが、FIAはそれぞれの状況を考慮した結果、制裁は適用しないと結論づけている。

    ローソンは「技術的には違反」も情状を考慮
    リアム・ローソンは、決勝前のプラクティススタート実施時にピット出口の白線を横切ったとして審議対象となった。

    スチュワードの裁定書によると、ローソンはプラクティススタートの位置に向かう途中、ピット出口で停止していた別のマシンに遭遇。その車両を避けて通過し、相手が再び動き出した後に道を譲る過程で、低速のままピット出口の白線を横切ったという。

    その後、当初予定していた場所でプラクティススタートを行うため、再び白線を横切った。

    FIAは「技術的には規則違反が発生していた」と認定した一方で、「当該状況におけるドライバーの行動は適切だった」と判断し、ペナルティは科さなかった。

    ペレスはスタート違反もリタイアで処分見送り
    一方、セルジオ・ペレスは決勝スタート時、スタートシグナルが表示される前にマシンを動かしたとして審議された。

    通常、この違反には5秒タイムペナルティが科される案件だが、ペレスはブレーキのオーバーヒートにより71周の決勝レース途中でリタイアしていた。

    裁定書では、「この違反には通常5秒のタイムペナルティが適用される(次戦グリッド降格には変換されない)」とした上で、「しかし、この事案がスチュワードに報告された時点で当該車両はすでにリタイアしており、タイムペナルティを科すことは適切ではない」と説明した。

    そのため、ペレスについても最終的に処分は科されなかった。

    今回のオーストリアGPでは、ローソン、ペレスともに規則違反自体は認定されたものの、それぞれ状況や競技上の影響を考慮した結果、スチュワードはペナルティを見送る裁定を下した。

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1大型改良も「望むほど大きな前進ではない」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1大型改良も「望むほど大きな前進ではない」

    キャデラックは2026年F1第8戦オーストリアGPで、今季最大規模となる10項目のアップデートを投入した。しかし、セルジオ・ペレスは一定の進歩を認めながらも、ライバルとの差は依然として大きく、「望んでいたほど大きな前進ではない」と率直な評価を下した。

    今回のアップデートはペレス車に投入され、ボディワークやサイドポッドのインレット、ディフューザー、ビームウイング、さらにフロアを中心とした空力パッケージを大幅に刷新。空力効率の向上とフェラーリ製パワーユニットの冷却性能改善を狙ったものだった。

    しかし、金曜日のフリー走行ではペレスが2回のセッションともトラブルに見舞われ、チームメイトのバルテリ・ボッタスもFP1を走行した後、組み付けの問題でFP2を欠場。十分な評価を行えないまま予選を迎えることになった。

    特殊なレッドブル・リンクでは判断が難しい
    予選ではペレスがウィリアムズ勢から1.4秒以内の差にまとめ、アストンマーティンとの差を広げるなど改善の兆しも見えた。しかしペレスは、レッドブル・リンク特有の条件ではアップデートの効果を正確に判断するのは難しいと語った。

    「比較するのは本当に難しいと思う。でも全体的には、あらゆる面で少しずつ前進できている」

    「ただ、この高地と、このサーキット特有の性質を考えると、シルバーストンの方がもっと正確な判断材料になると思う」

    中団との差は依然として大きい
    一方で、ペレスは改善幅そのものには満足しておらず、中団グループとの差が依然として大きいことを課題として挙げた。

    「全体としては前進しているように思う。でも、望んでいるほど大きなステップではない。こんな短いサーキットなのに、次のポジションまでまだコンマ4秒も差がある。そのギャップはかなり大きい」

    「だから、まだ改善すべきことはたくさんある。レースではもっと競争力を高めたいと思っているし、そこが一番重要な部分だ」

    さらに、タイヤのセットアップにも大きな変更を施したことを明かし、決勝での改善に期待を寄せた。

    「タイヤに関しても多くの変更を加えた。明日はそれが良い結果につながってくれればいいし、そこでさらに進歩が見られることを期待している」

    今回の大型アップデートはキャデラックにとって重要な開発ステップとなったが、ペレス自身は評価を急がず、より一般的なレイアウトを持つ次戦シルバーストンで真価を見極めたい考えを示した。現時点では確かな前進は感じられるものの、中団争いに加わるためにはさらなる開発が必要との認識を示している。