マクラーレンは、開幕戦オーストラリアGPでKERSを使用することを明らかにした。
メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグは「我々は間違いなく両方のマシンにKERSを搭載してシーズンをスタートするつもりだ」と語る。
これまでルノーとフェラーリがKERSを使用することを明らかにしており、マクラーレンはKERS搭載を明言した3番目のチームとなった。
BMWザウバーもレースでKERSを使用する準備ができているとしているが、いつ、どの会場で使うかはまだ決定していない。
関連:KERS

マクラーレンは、開幕戦オーストラリアGPでKERSを使用することを明らかにした。
メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグは「我々は間違いなく両方のマシンにKERSを搭載してシーズンをスタートするつもりだ」と語る。
これまでルノーとフェラーリがKERSを使用することを明らかにしており、マクラーレンはKERS搭載を明言した3番目のチームとなった。
BMWザウバーもレースでKERSを使用する準備ができているとしているが、いつ、どの会場で使うかはまだ決定していない。
関連:KERS

トヨタF1チームの社長であるジョン・ハウエットは、今シーズンのトヨタの目標を「優勝」と掲げた。
F1参戦8年を迎えたトヨタF1。新型マシンTF109の仕上がりにも手応えを感じており、初優勝が待たれる。
ジョン・ハウエットは、これまでも2009年を重要なシーズンととらえており、「絶対に勝ちたい」と語気を強める。
「今季はチームにとって重要で、目標を高く掲げた。それは優勝。テストがよかったので、狙えると思う」
「過去に表彰台に立った経験があるオーストラリアでは、今週末の表彰台にも、うちのドライバーがいてほしい」
「F1に参戦して以来8年間、いろいろ学んできた。初優勝に向け、無駄をなくし、経験を積み、準備してきた。ドライバーは大切な財産。ベテランのヤルノは信じられないくらい速く、若いティモは昨年、あふれる才能の片りんを見せつけた」
「今季はチームにとって大きな年で、絶対に勝ちたい」
開催日程:オーストラリアGP

ティモ・グロックが2009年のF1開幕戦オーストラリアGPへの意気込みを語った。トヨタF1チームで2年目のシーズンとなるグロックが、力強い1年を誓った。
ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
「規定変更があった今年は、チームがトップを争うチャンス。初戦が待ち遠しい。他のチームが何をテストしたのか分からないので、予想をするのは難しいが、私たちのプログラムと結果はよかった。テストはうまく行き、新型車の印象はいい」
「去年より、チームのことが分かっているので、2年目の始まりは昨年とはまた違い、強い気持ちで戦える。昨年は、セットアップの方向性を見極めるのに、少しかかったが、今年はそれほど問題ではない。オーストラリアは好きな場所のひとつ。メルボルンでの開幕戦が楽しみ」
開催日程:オーストラリアGP

ヤルノ・トゥルーリが、2009年のF1開幕戦オーストラリアGPへの抱負を語った。トゥルーリは、TF109にかなりの手応えを感じており、2009年シーズンの「準備は万全」と意気込みを語った。
ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
「メルボルンはいいところで、オーストラリアGPはいつも楽しみにしている。レースをするからこそのF1ドライバーで、シーズンが始まり、競い合えることを嬉しく思う。シーズンに向け、やる気であふれているし、今年はチャンスだと思う」
「今年のTF109はこれまでで一番良い仕上がりになっている。安定していて、自信を持って]運転できる。テストだけで多くのことを判断するのは難しいが、とにかく、TF109はかなり速いと思う。昨季は、表彰台に上り、常に上位6位に入るなど、チームが大きく飛躍した年だった。昨年よりさらにいい成績を残したい。経験もあるし、長い時間をかけTF109に取り組んできた。準備は万全。いつでも行ける」
開催日程:オーストラリアGP

FIAは、今週末にオーストラリアで開幕する2009年F1世界選手権の正式エントリーリストを発表。各ドライバーのカーナンバーが決定した。
ホンダF1から名前を変えたブラウンGPは新規参戦扱いとなり、カーナンバーは最後尾の20番と21番が与えられた。
また、フェラーリはフェリペ・マッサが3番、キミ・ライコネンが4番と変更になり、トロ・ロッソもセバスチャン・ブルデーが11番、セバシチャン・ブエミが12番に入れ替えられた。
マクラーレン・メルセデス
1 ルイス・ハミルトン
2 ヘイキ・コバラネン
フェラーリ
3 フェリペ・マッサ
4 キミ・ライコネン
BMWザウバー
5 ロバート・クビサ
6 ニック・ハイドフェルド
ルノー
7 フェルナンド・アロンソ
8 ネルソン・ピケ
トヨタ
9 ヤルノ・トゥルーリ
10 ティモ・グロック
トロ・ロッソ
11 セバスチャン・ブルデー
12 セバスチャン・ブエミ
レッドブル
14 マーク・ウェバー
15 セバスチャン・ベッテル
ウィリアムズ
16 ニコ・ロズベルグ
17 中嶋一貴
フォース・インディア
18 エイドリアン・スーティル
19 ジャンカルロ・フィジケラ
ブラウンGP
20 ジェンソン・バトン
21 ルーベンス・バリチェロ

キミ・ライコネンは、2009年開幕戦オーストラリアGPでF60をドライブするのが待ちきれないと語る。
ライコネンは、今年のマシンF60がはるかに彼のドライビングスタイルにあっていることを明らかにした。
「テストの数は制限されたけど、完全に新しいマシンで作業することは楽しかった。F60は昨年のマシンより好みだね。ドライブするのが楽しいし、数年前に慣れていたマシンを思い出させる」
「ブラジルでの最後のレース以来、本当に長い時間が過ぎたように思うし、マシンの全ての変化を考えている。開発がどのように進化していくかを見るのは本当に面白い」
「昨年よりたくさん空力ダウンフォースが少なくなったので、高速コーナーでは遅くなるかもしれないけど、低速コーナーではスリックタイヤのおかげでマシンはずっとグリップがあるね」
「KERSはとても興味深いものだし、使いやすいね。よりオーバーテイクが簡単になることを期待している。最初のテストから明らかにチーム全体がKERSの働きに驚いていた。現在、みんながオーバーテイクが増えることを期待しているけど、何が起こるか、ローダウンフォースがスリップストリームに入ったとき助けになるかを言うのはまだ少し早過ぎる」
「今年の多くのルール変更を考えると予想するのは難しい」
「フェラーリはテストの間とても競争力があった。でも、メルボルンで僕たちみんなが同時に同じ燃料でレースをするときにF60を再照合するつもりだ。そのあと僕たちがどれくらい強いかわかるだろうし、よりはっきりした状況がわかるには2〜3レース待たなければならないかもしれない」

フェルナンド・アロンソが、2009年シーズンの開幕戦となるオーストラリアGPへの意気込みを語った。
フェルナンド、あなたは力強く2009年シーズンを終えました。2009年もその状態を保つことができますか?
間違いなく、それが僕たちはそのつもりだ!僕たちは昨年を力強いポジションで終えたし、今年の僕たちの目標はチャンピオンシップを戦うことだ。でも、今年は多くの新しいレギュレーションがあるし、実際メルボルンについたときに何が起こるかは誰もわからない。テストでわかったように、すべてのチームがとても接近しているし、間違いなく接戦になるだろうね。
今シーズンはテストが少なくなりましたが、R29の進歩には満足していますか?
ポルティモアでの最初のテストは天候の不運もあって厳しかったけど、終盤のテストでアップデートを導入して、マシンは改善された。僕たちはセットアップの最適化の方法を学んだ。現在、マシンはドライブするのが楽だし、一貫性がある。今、重要なことは1年を通してマシンの改善し、開発し続けることだ。
今シーズン導入される新しいレギュレーションには興奮していますか?
そうだね。KERSと可変ウイングによって、ドライバーがコックピットの中でやることを増えた。テストの間、それらの新しいシステムに適当するために懸命に作業したので、メルボルンでは最大限を引き出すことができるだろう。僕たちが開発したKERSシステムには本当に満足しているし、うまくいけばシーズンのスタートでアドバンテージが得られるかもしれない。オーバーテイクが簡単になるかはわからないけど、間違いなくラップタイムは改善されるだろね。
メルボルンをどのように予想しますか?
過去にアルバートパークはルノーにとって良いトラックだったし、力強い週末になることを期待している。チームの順位はフェラーリとマクラーレンの支配に慣れたここ数年とは異なるものになるかもしれないし、新しいルールによって、多くのマシンが優勝を争うと思う。僕たちもその戦いの中にいることを期待しているよ。
開催日程:オーストラリアGP

ネルソン・ピケJr.が、2009年シーズンの開幕戦となるオーストラリアGPへの抱負を語った。
ネルソン、F1での2年目のシーズンとなりますが、興奮していますか?
もちろんさ。今年はずっと自信があるし、メルボルンに戻るのを楽しみにしているよ。2008年はチームと多くのことを学んだし、1年経験したことで物事はより簡単になるだろう。多くの変更によってF1にとって新しい時代でもあるけど、僕たちはテストの間にマシンを素晴らしく進歩させたし、高い望みを持ってメルボルンに向かっているよ。
今年導入される新しいルールに対応するのはどれくらい難しいですか?
マシンは昨年と全体的に異なるので、全てのドライバーがそれに適当しなければならなかった。KERSについて学ぶことは、可変フロントウイングフラップと同様、エンジニアとドライバーにとって挑戦だった。今年導入されるそれらは全く新しいシステムだからね。また、僕たちはスリックタイヤの復活にも適応しなければならなかった。でも、常に多くの楽しみがあるので、スリックタイヤが復活するのは本当にハッピーだ。
アルバートパーク・サーキットはどのように考えていますか?
チャレンジングなサーキットだし、マシンのセットアアップがかなり難しい場所だね。パーマネントな会場と一時的なストリートコースがミックスされていて、多くのトリッキーな低速コーナーといくつかクリックなセクションがあるからね。都市としてもメルボルンは好きだね。ファンは素晴らしいし、レースの雰囲気はいつもかなり特別だ。
オーストラリアの目標を設定していますか?
僕たちが他のチームと比べてどうかはまだわからないから、目標を設定するのは簡単ではないね。僕たちが一貫性のある素晴らしいレースカーを持っているのはわかっている。だから、僕たちはメルボルンで競争力があると思うよ。ベストを尽くすつもりだし、予選のQ3に到達して、ポイントフィニッシュしたいね。

ジャンカルロ・フィジケラが、2009年のF1シーズンの開幕戦となるオーストラリアGPへの抱負を語った。
ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
「オーストラリアは個人的に好きな場所だ。2005年に優勝しているし、2006年は2番手からスタートした。そして、2009年はあまり競争力のあるマシンではなかったけど5位でフィニッシュした。このような理由で、僕にとっては素晴らしいサーキットだ、でも、ドライブするのにも素晴らしいサーキットだね。短いストレートのコンビネーション、2・3速ギアのシケイン。この16個のコーナーのあるサーキットは、中間から高いダウンフォースが必要だし、優れたトラクションが不可欠だ」
「特に週末の始めはトラックがグリーンなんだ。1年間あまり使われていないから金曜日はとても滑りやすい。そのあと、コンディションはレースのために良くなっていく。3速ギアのいくつかのシケインはブレーキング時に優れたマシンが必要だけど、良いスピードでシケインに入っていけるので、あまりブレーキを踏まなくてもいい。ターン11とターン12はかなり速いし、ブレーキにかなり厳しい。最終コーナーはかなり面白いね。速さが重要だけど、常にオーバーステアが多いし、マシンの4輪がスライドする。今年のレースは少し遅めな17時にスタートするので、レースの終わり頃は少しくらいかもしれないけど、ドライバーにとってはあまり変化はないと思う。シンガポールで証明の下でレースをしたし、僕たちの見解ではあまり大きな違いはなかったよ」

冬のテストで衝撃的なデビューを飾ったブラウンGP。BGP001は初テストでノーセットアップの状態からトップタイムを塗り替え、その実力は、フェラーリのフェリペ・マッサも「敵わない」と述べており、はやくもブラウンGPは2009年F1開幕戦の優勝候補にも挙げられている。
そのあまりの速さから「最低重量を満たしていない」「燃料をかなり軽くしている」との憶測も出ているが、1発の速さ、ロングランのペースを分析しても、そのタイムは合理的なものであり、特殊なことをしている様子はない。
では、なぜブラウンGPは速いのか?
1つは、メルセデス・エンジンが挙げられる。フェラーリ・エンジンの搭載も検討したブラウンGPだが、シャシーとのマッチングの良いメルセデス・エンジンを採用した。
ブラウンGPのエンジニアによれば、メルセデス・エンジンは、昨年搭載したホンダ・エンジンと比較して「70馬力は上」だという。今年、ルノーにエンジンの改良が許されており、ルノーは30馬力アップさせたとされている。
ルーベンス・バリチェロも、メルセデス・エンジンのパワーとドライバビリティの高さを絶賛しており、ブラウンGPの突然の速さがエンジンの違いによってもたらされたのは明らかだろう。
次に挙げられるのはダウンフォース削減への対応だ。2009年のレギュレーションでダウンフォースは昨年の50%減となったが、各チームはすでに80%くらいまでダウンフォースを取り戻しているという。
ホンダは2007年マシンRA107で空力コンセプトを一新。しかし、そのコンセプトは失敗に終わり、2008年時点でRA108のダウンフォースレベルは、すでに他チームに比べ90%以下だったとも言われている。
そのため、継続起用となったバトン&バリチェロは、ダウンフォース削減の影響をほとんど感じておらず、先のメルセデス・エンジンの影響もあり逆に「乗りやすい」とさえ感じているだろう。バルセロナでのバリチェロのコーナーでのスムーズな挙動をみても、昨年マシンより「乗れている」のは間違いない。
2009年を勝負の年と見据えたホンダは、2008年シーズンを早々に捨て、早くから2009年のレギュレーションに沿ったRA109の開発を進めてきた。その恩恵はしっかりと表れており、BGP001は全チームで最も遅い発表になったにも関わらず、各チームが冬季テストで早い時期から詰めてきたエアロコンセプトの長所をすでに備えていた。
論争となっているリアディフューザーを設計した部分からも、空力レギュレーションに対して相当なシミュレーションが行われてきたことが見てとれる。
またブラウンGPは、同じくメルセデス・エンジンを搭載するフォース・インディアとは異なり、独自に設計したギアボックスを採用する。ホンダは相当軽量なギアボックスを開発したとされており、優れたリアのトラクションを発揮している。ギアボックスと連結するリアサスペンション、すなわち全体のサスペンション・ジオメトリーも独自に開発されたものであり、2009年マシンのパフォーマンスに苦しむマクラーレンの影響を受けていない。
そして、KERSを搭載していないのもアドバンテージとなっているだろう。
KERSの開発には高いコストが掛かるため、ブラウンGPは、KERSの搭載を今のところ念頭に置いていないようだ。
そのおかげで30kgといわれるKERSの重量による負荷を受けず、理想的な前後重量配分を保てている。また各チームがKERSの信頼性に時間を費やすなか、KERS非搭載のブラウンGPは大きなトラブルなく走行距離を延ばし、セットアップを煮詰めることに成功している。
上記のように、今のところホンダF1撤退の影響が、すべてポジティブな方向に働いているブラウンGP。各チームが遅れを取り戻してくると思われるヨーロッパラウンドまでにどこまで結果を出せるかに注目したい。(F1-Gate.com)