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  • F1バーレーンGP FIAがマレーシア開催の決勝開始時刻を正式発表

    F1バーレーンGP FIAがマレーシア開催の決勝開始時刻を正式発表

    2026年F1第16戦として開催されるバーレーンGPについて、FIA(国際自動車連盟)はマレーシア・セパン・インターナショナル・サーキットで行われる決勝レースのスタート時刻を正式に発表した。

    中東情勢の悪化によりバーレーンでの開催が困難となったことを受け、F1は10月2日から4日にかけてセパンで代替開催されることが決定している。

    決勝は現地時間15時スタート
    FIAが発表したスケジュールによると、決勝レースは10月4日(日)の現地時間15時(GMT+8)にスタートする。

    日本との時差は1時間のため、日本時間では同日16時スタートとなる。

    ヨーロッパでは早朝の放送となり、イギリス・アイルランドでは午前8時、中部ヨーロッパでは午前9時のスタートとなる。

    中東情勢を受けてセパンへ移転
    本来のバーレーンGPは3月にサクヒールで開催される予定だったが、中東地域で続く紛争により安全なイベント運営が困難と判断され、中止が決定した。

    その後、F1、FIA、バーレーン政府、マレーシア政府の協議を経て、セパン・インターナショナル・サーキットで代替開催することで合意。大会名称は「バーレーンGP」のまま維持される。

    9年ぶりにF1がセパンへ帰還
    セパン・インターナショナル・サーキットは、1999年から2017年まで19年連続でマレーシアGPを開催したF1の名門サーキットだ。

    東南アジア初のF1世界選手権開催を目的に建設された専用サーキットとして知られ、高速コーナーと長いストレート、さらに高温多湿の気候や突然のスコールによって数々の名勝負を生み出してきた。

    2017年を最後にカレンダーから姿を消していたが、2026年は「バーレーンGP」という名称で約9年ぶりにF1がセパンへ戻ることになる。

    今回の正式なスタート時刻の発表により、ファンは秋のアジアラウンドに向けた観戦スケジュールを具体的に立てられるようになった。

  • ルイス・ハミルトン NFL投資が大成功 100億ドル評価目前で資産価値急騰

    ルイス・ハミルトン NFL投資が大成功 100億ドル評価目前で資産価値急騰

    ルイス・ハミルトンは、F1で成功を収めるだけでなく、投資家としても卓越した手腕を発揮している。

    フェラーリから年間約94億円(6000万ドル)の報酬を受け取る7度のF1ワールドチャンピオンは、高級不動産やさまざまな投資資産を保有している。その中でも2022年に行ったNFLチームへの投資は、わずか4年で大きなリターンを生み出しつつある。

    デンバー・ブロンコスへの投資価値が急騰
    2022年、ルイス・ハミルトンはウォルマート創業家のロブ・ウォルトン氏が率いる投資グループの一員として、NFLのデンバー・ブロンコスを46億5000万ドル(約7300億円)で買収した。当時としては北米スポーツ史上最高額での球団売却だった。

    投資グループには元米国務長官のコンドリーザ・ライス氏らも参加し、ハミルトンは少数株主として名を連ねた。

    当時から将来性の高い投資と評価されていたが、その後のNFL市場の急成長によって、保有する持ち分の価値は想定を上回るペースで上昇している。

    NFL球団は100億ドル時代へ
    NFLではテレビ放映権収入の急拡大を背景に、球団価値が過去に例を見ない勢いで上昇している。

    その象徴となったのが、スーパーボウル王者シアトル・シーホークスの売却だ。2026年、コースラ家が96億1200万ドル(約1兆509億円)で買収し、北米スポーツ史上最高額を大幅に更新した。

    この売却以前から、デンバー・ブロンコスとシアトル・シーホークスはほぼ同等の価値を持つ球団と評価されていた。

    フォーブスが2025年に発表したNFL球団価値ランキングでは、ブロンコスは68億ドル(約1兆678億円)、シーホークスは67億ドル(約1兆519億円)と査定されていた。しかし実際の売却額は、その評価を約50%も上回る水準となった。

    この結果を受け、ブロンコスをはじめとする複数のNFL球団は現在100億ドル(約1兆5700億円)規模の価値を持つとみられている。ハミルトンが保有する株式も、この4年間でほぼ倍の価値になったと考えられており、その上昇は今後も続く可能性が高い。

    絶妙だった投資タイミング
    ハミルトンは、NFLの放映権ビジネスが大きく成長するタイミングで投資を行った。

    NFLは2021年、CBS、FOX、Amazon、ESPNなどと総額1110億ドル(約17兆4270億円)に及ぶ11年間の大型放映権契約を締結。リーグ全体の収益は急速に拡大している。

    契約期間はまだ半分にも達していないが、NFLのロジャー・グッデル・コミッショナーは放送局との契約見直しを望んでいると報じられており、さらなる放映権料の引き上げが期待されている。

    収益が増えればオーナーへの利益配分も拡大し、球団価値はさらに押し上げられる見通しだ。現在は球団の少数株式を外部投資家へ売却することも認められており、市場価値の上昇を後押ししている。

    F1チームの価値上昇とも共通する流れ
    NFLの急成長は、近年のF1にも通じるものがある。

    Netflixの人気シリーズ『Drive to Survive』やリバティ・メディアによるF1買収以降、F1人気は世界的に拡大。テレビ放映権や開催権料、グッズ販売収入が増加し、さらにコストキャップ導入によってチームの収益性も改善した。

    その結果、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは保有株の一部を約3億ドル(約471億円)で売却し、チーム全体の企業価値は59億7000万ドル(約9373億円)と評価された。

    ハミルトンはサーキットで数々のタイトルを獲得してきたが、投資家としても優れた判断力を発揮している。2022年のデンバー・ブロンコスへの出資は、その先見性を示す代表例となり、NFL人気の拡大とともに今後も資産価値を伸ばしていく可能性が高そうだ。

  • リアム・ローソン レッドブルF1との契約がライバルチーム移籍の障害に

    リアム・ローソン レッドブルF1との契約がライバルチーム移籍の障害に

    リアム・ローソンの2027年以降のF1キャリアを巡り、レッドブルとの契約が移籍の障害となる可能性が浮上している。レーシングブルズで好成績を残しているものの、レッドブル・レーシングへの昇格は事実上消滅したとの見方が強まっており、他チームへの移籍も契約上の制約を受ける可能性があるという。

    2026年シーズン前半、ローソンはレーシングブルズの66ポイント中43ポイントを獲得。トップ4チーム以外では最多得点を記録し、ルーキーのアービッド・リンドブラッドを擁するチームを牽引している。

    しかし、FIA F2でランキング首位を走るニコラ・ツォロフの存在が、ローソンの将来に影を落としている。

    レッドブル復帰の可能性は低下
    レーシングブルズ代表のアラン・パーメインは、2027年にツォロフの昇格が内定したとの報道は否定したものの、「次に順番が来るドライバー」であることは認めている。

    さらに『Motorsport-Magazin』は、レッドブル内部ではローソンにトップチームでの将来はないとの見方が強まっていると報じた。

    ローソンは2025年開幕時にレッドブル・レーシングへ昇格したが、扱いの難しいRB21への適応に苦しみ、わずか2戦でレーシングブルズへ降格。チームはその経験を踏まえ、再びトップチームへ起用する考えはないとみられている。

    契約が移籍の足かせとなる可能性
    問題は、ローソンがレーシングブルズで走っていても、その契約はレッドブル本体と結ばれている点にある。

    そのため、2027年にレッドブル陣営のシートを失ったとしても、レッドブルが契約解除に応じなければライバルチームへ自由に移籍できる保証はないという。

    レッドブルは契約ドライバーの活動を厳格に管理することで知られている。実際、角田裕毅は2026年11月のGTワールドチャレンジ・オーストラリア「アデレード・グランドファイナル」でGT3マシンをドライブする計画があったものの、レッドブル側が参戦を認めず実現しなかったことが報じられた。

    もちろんGT3へのスポット参戦とF1ドライバー契約は性質が異なるものの、この一件はレッドブルが契約ドライバーの活動に強い決定権を持っていることを示す事例と言える。

    リアム・ローソン レッドブル契約

    移籍先も限られる現実
    現在、ウィリアムズはカルロス・サインツJr.の将来が不透明となっており、新たなドライバー候補を探す可能性がある。実際、2024年にもローガン・サージェントの後任候補としてローソン獲得をレッドブルに打診していた経緯があり、以前から関心を寄せているチームの一つとされる。

    一方で、最近の報道では、アストンマーティンはホンダとの関係から別のドライバーを優先する可能性があり、ハースはトヨタとの提携を背景に育成ドライバー起用を望む可能性が指摘されている。また、キャデラックもアメリカ人ドライバー起用への圧力を受ける可能性があるという。

    レッドブルが契約解除に応じるかどうかが、ローソンの2027年以降のキャリアを左右する重要な要素となりそうだ。現在の実力を考えればシートを失うようなドライバーではないものの、契約次第では移籍先の選択肢が大きく制限される可能性もあり、その去就は今後のストーブリーグにおける注目の一つとなる。

  • レーシングブルズF1に今季表彰台の大胆予想「実現しても驚かない」

    レーシングブルズF1に今季表彰台の大胆予想「実現しても驚かない」

    レーシングブルズが2026年F1シーズン後半戦で表彰台を獲得する可能性があると、元インディカー・ドライバーのジェームス・ヒンチクリフが予想した。

    ファエンツァを拠点とするレーシングブルズは、今季前半戦を通じて安定してトップ10圏内に入り、コンストラクターズ選手権では中団勢最上位となる5位につけている。ヒンチクリフは、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドの両者が、上位勢に波乱が起きた際にチャンスをつかめる位置にいると評価している。

    中団トップを走るレーシングブルズ
    レーシングブルズは今季、競争力の高いマシンを武器にコンスタントな成績を残してきた。現在はコンストラクターズ選手権5位に位置し、6位アルピーヌに5ポイント差をつけて中団争いをリードしている。

    一方、今季ここまでトップ4以外で表彰台を獲得したのはアルピーヌだけだ。ピエール・ガスリーがモナコGPで3位に入り、チームに貴重な表彰台をもたらした。

    しかしヒンチクリフは、レーシングブルズも近いうちにその仲間入りを果たす可能性があると考えている。

    F1公式からシーズン後半戦に向けた大胆な予想を求められたヒンチクリフは、次のように答えた。

    「レーシングブルズの表彰台だ」

    ローソンとリンドブラッドの両者を高く評価
    ヒンチクリフは、昨季にアイザック・ハジャーがファエンツァのチームで表彰台を獲得したことを引き合いに出し、今季も同様の結果が起こり得ると指摘した。

    「昨季、ハジャーがファエンツァのチームで表彰台を獲得したのと同じように、今季もその可能性があると思う。チームがどれだけうまくマシンを開発してきたか、そして現在の両ドライバーがどれほど力強いかを見れば、十分にチャンスはある」

    レーシングブルズでは、ローソンとリンドブラッドがともに安定したパフォーマンスを見せている。ヒンチクリフは、どちらがより表彰台に近いかについては明言を避けた。

    「どちらの可能性が高いかは言わない。単純に、僕にも分からないからだ」

    「2人とも週末を通じて非常に高いレベルの走りをしている。すべてがうまくかみ合えば、たとえば今季初めて雨の影響を受けるレースになったとき、ローソンかリンドブラッドのどちらかがチャンスをものにしても驚かない」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    混乱のレースで表彰台の好機
    レーシングブルズが純粋な速さだけでトップ4勢を上回るのは容易ではない。しかし、雨やセーフティカー、上位勢のトラブルが絡むレースでは、中団トップを争うチームにも表彰台の機会が生まれる。

    ローソンとリンドブラッドはともにポイント圏内を争える速さを示しており、ヒンチクリフは、そうした波乱の展開を確実に生かせるドライバーだとみている。

    今季前半戦で中団勢の先頭に立ったレーシングブルズが、後半戦でさらに一歩前進し、表彰台という大きな結果を手にできるかが注目される。

  • ホンダF1とアストンマーティンの関係改善が加速 新PU投入へ「完全に方向性が一致」

    ホンダF1とアストンマーティンの関係改善が加速 新PU投入へ「完全に方向性が一致」

    ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、シーズン序盤に課題が指摘されていたアストンマーティンとの協力体制について、「ますます良くなっている」と語り、2026年F1第12戦オランダGPで投入予定の新スペック・パワーユニットに向けて、両者の連携が大きく前進していることを明かした。

    2026年シーズン開幕当初、アストンマーティンとホンダは深刻なエンジン振動や信頼性問題に苦しみ、エイドリアン・ニューウェイ率いる車体開発陣との連携にも課題があると報じられていた。

    しかし、ハンガリーGPでは大規模アップグレード版「AMR26B」が投入され、フェルナンド・アロンソが今季初めてQ2進出を果たし、両マシンとも決勝で順位を上げるなど、チームは明確な前進を示した。

    渡辺康治「改善の方向性で完全に一致している」
    SUPER GT富士大会を訪れた渡辺康治社長は、アストンマーティンとの現在の関係について次のように説明した。

    「アストンマーティンとのパートナーシップはますます良くなっています」

    「マシン全体のパフォーマンスをどう改善するか、どのような目標を設定するか、そしてそのためにどんなテストを行うかについて、いまは完全に方向性が一致しています」

    ホンダは先週、ハンガロリンクで実施されたアストンマーティンのフィルミングデーで、新スペック・パワーユニットを初めて実走させた。このエンジンは夏休み明けのオランダGPで実戦投入される予定となっている。

    渡辺はアップデートの考え方についても次のように説明した。

    「次のザントフォールトでは主にパワーユニットのアップデートになります。ただ、何かを変更するときは片方だけを開発することはありません」

    「常にクルマ全体として進めています。その意味でも、次のザントフォールトでは良い結果を出したいと思っています」

    ホンダ・レーシングの渡辺康治とアストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームのローレンス・ストロール

    デ・ラ・ロサ「ホンダとの関係は信じられないほど改善した」
    アストンマーティンのブランドアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサも、技術面だけでなく両者の関係性そのものが大きく改善したと語った。

    「コミュニケーションは大きく改善した」

    「ホンダとの関係は、あらゆるレベルで信じられないほど改善した。新しいテクニカルレギュレーションの下で仕事を始めた当初は、お互いの人となりや仕事の進め方をまだ十分に理解していなかった」

    さらに、カスタマーチームを持たないホンダならではの事情も影響したと説明する。

    「ホンダにはカスタマーチームがなかった。それも、この状況では簡単ではなかった。良い仕事をするには、お互いを理解する必要がある」

    信頼性問題を乗り越えた経験が連携を強化
    デ・ラ・ロサは、シーズン序盤の信頼性問題が結果的に両者の結束を強めたと振り返った。

    「信頼性に関する非常に複雑な問題を、一緒に乗り越えられたことをとても嬉しく思っている」

    「バーレーンや開幕数戦では完走できなかった。それでも私たちは団結し、解決策を見つけるために協力し続けた」

    こうした経験を通じて、両者の連携はさらに強固になったという。

    AMR26Bが相関性改善の成果を証明
    デ・ラ・ロサは、ハンガリーGPで投入された「AMR26B」の成功は、ラップタイム以上に大きな意味を持つと強調した。

    「今回の結果は、シミュレーションツールが正しく機能していること、そして風洞やCFDとの相関性が高いことを示している」

    「以前はそうではなかった。だからこそ、今後の開発でもツールに自信を持てるようになった」

    これはアストンマーティンが長年苦しんできたシミュレーションと実車の相関性の問題が改善しつつあることを示す重要な成果でもある。

    新ホンダPUには期待も慎重姿勢を崩さず
    一方で、オランダGPから投入される新スペック・パワーユニットについては、30~50馬力向上との報道もあるが、デ・ラ・ロサは冷静な姿勢を崩さなかった。

    「私たちなりの期待はある。しかし、まだシミュレーターでも試していない」

    「予測をする前に、慎重でいるのが一番だと思う」

    車体側の大規模アップグレードで相関性の改善が確認され、ホンダ側も新パワーユニットの投入準備を終えた。開幕当初は苦戦が続いたアストンマーティンとホンダだが、技術面だけでなく組織面でも足並みを揃えつつあり、オランダGPはその成果を示す最初の実戦となる。

  • フェルスタッペン ザントフォールト最後のF1開催へ「誰にも奪えない思い出」

    フェルスタッペン ザントフォールト最後のF1開催へ「誰にも奪えない思い出」

    2026年のF1オランダGPを最後に、ザントフォールト・サーキットはF1カレンダーから姿を消す。母国GP復活の象徴となったマックス・フェルスタッペンと父ヨス・フェルスタッペンは、その特別な歴史を振り返り、オランダのモータースポーツ界に刻まれた功績への誇りを語った。

    2021年に36年ぶりの復活を果たしたオランダGPは、熱狂的なオレンジ軍団が生み出す独特の雰囲気でF1を代表するイベントへと成長した。

    しかし、その舞台は2026年大会をもって一区切りを迎える。最後の開催はスプリントフォーマットで行われ、有終の美を飾る週末となる見込みだ。

    ヨス・フェルスタッペン「誇りに思うべきイベント」
    ヨス・フェルスタッペンは、Viaplay制作のドキュメンタリー『Dutch GP: Tegen Alle Verwachtingen In(予想を覆したオランダGP)』で、開催終了への複雑な思いを明かした。

    「特にオランダのファンにとっては残念なことだ。でも、このイベントがここで開催されたこと自体に感謝すべきだと思う」

    「スパのようなサーキットでさえ開催継続に苦労している。だからこそ、ザントフォールトが築き上げたものを誇りに思うべきだ」

    マックス「多くのグランプリが学んだ」
    一方、4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンは、オランダGPがF1全体に与えた影響の大きさを強調した。

    「終了する理由も理解しているし、結局のところ、あそこで本当に素晴らしい数年間を過ごすことができた。こんなことになるなんて、誰も予想していなかった」

    「多くのグランプリがこのイベントから学び、週末の体験をより良くするために工夫するようになった。それはF1全体にとってプラスだったと思う」

    ザントフォールトは、ファンエクスペリエンスを重視したイベント運営で高く評価され、その成功は他の開催地にも影響を与えたとされている。

    マックス・フェルスタッペン F1オランダGP(ザントフォールト)

    「誰にも奪えない思い出」
    フェルスタッペンは復活後のオランダGPで3勝を挙げ、母国ファンの前で数々の歓喜を分かち合ってきた。その思い出は、F1史の中でも特別なものとして心に刻まれているという。

    「この出来事が実現したこと自体が本当に素晴らしいし、その一員になれたこともうれしい。そして、そこで何勝か挙げることができた」

    「その思い出は、もう誰にも奪うことはできない」

    最後のオランダGPが残すもの
    2026年のオランダGPは、ザントフォールトで開催される最後のF1レースとなる。熱狂的なファンが生み出す唯一無二の雰囲気は、多くの開催地が参考にした成功例となり、F1のイベント運営にも大きな変化をもたらした。フェルスタッペン親子にとっても、そしてオランダのファンにとっても、その歴史は色あせることのない特別な記憶として残り続ける。

  • セルジオ・ペレス F1復帰を自己採点「10点満点に近い」

    セルジオ・ペレス F1復帰を自己採点「10点満点に近い」

    キャデラックF1のセルジオ・ペレスは、2026年シーズン前半の自身のパフォーマンスについて「10点満点に近い」と自己評価した。2024年末にレッドブル・レーシングを離れて一度F1のグリッドを去ったペレスだが、復帰後の走りには大きな手応えを感じているという。

    新規参戦チームのキャデラックは苦戦が続いているものの、ペレスはモナコGPでチーム初ポイントに最も近づくなど、経験豊富なドライバーとして存在感を示してきた。

    本人は復帰前に抱えていた疑念を払拭し、自分が今なお高いレベルで戦えることを証明できたと語った。

    2026年シーズン前半を「10点満点に近い」と評価
    ペレスは2024年シーズン限りでレッドブル・レーシングを離脱。低迷した最終シーズンを経てF1を離れたが、キャデラックがバルテリ・ボッタスとともに経験豊富なペレスを起用し、2026年にグリッドへ復帰した。

    キャデラックは参戦初年度の前半戦で厳しい戦いを強いられている。それでもペレスはモナコGPでポイント獲得圏に迫り、グリッド降格ペナルティによってチーム初ポイントを逃した。

    今季ここまでの自己評価を求められたペレスは、満点ではないものの、それに近い内容だと振り返った。

    「数字をつけるのは難しい」

    「もちろん、もっと良くできたことはある。だから間違いなく10点ではないが、10点満点に近いと思う」

    「復帰してからの自分のパフォーマンスには、とても満足している。F1に戻ることについては、いくつか疑念もあった」

    レッドブル時代の苦戦を払拭
    レッドブルでの最後のシーズンに苦戦したペレスは、F1復帰に際して自分の実力を発揮できるか不安も抱えていたという。しかし、キャデラックでの走りを通じて、その疑念は完全に払拭されたと明かした。

    「復帰できて本当にうれしい。自分が今でもトップクラスのドライバーのひとりだということを、自分自身に証明できた」

    「適切な環境があれば、僕は非常に高いレベルでパフォーマンスを発揮できる。それを自分自身に証明できたと思う」

    ペレスは、レッドブルでの不振が自身の実力ではなく、特殊な状況によるものだったことを改めて示せたと感じているようだ。

    予選も決勝も着実に改善
    ペレスはレースペースだけでなく、予選でのパフォーマンスもシーズンを通じて向上していると説明した。

    「レースペースは本当に力強かったし、予選ペースもどんどん良くなっている。とても満足している」

    キャデラックはまだF1初ポイントを獲得できていないものの、ペレスは経験を生かしてチームを牽引し続けている。シーズン後半は、自身が「10点満点に近い」と評価するパフォーマンスを、チーム初ポイントという結果につなげられるかが注目される。

    【関連】
    ・セルジオ・ペレス アストンマーティンF1放出の真相「このスポーツに忠誠心はない」

  • アストンマーティンF1苦境の元凶は5年前 元代表「成功を急ぎすぎた」

    アストンマーティンF1苦境の元凶は5年前 元代表「成功を急ぎすぎた」

    アストンマーティンF1の元チーム代表オットマー・サフナウアーが、現在のチーム低迷の原因について厳しい見解を示した。

    サフナウアーは、現在の苦境は2026年シーズンの失敗だけではなく、約5年前から続く組織運営の問題に起因すると主張。ローレンス・ストロール率いる体制が「成功を急ぎすぎた」ことで、継続的に競争力を築くために不可欠な組織の安定性を失ったと指摘した。

    「成功を急ぎすぎたことが混乱の始まり」
    フォース・インディア時代からレーシングポイントを経て、2022年初頭までチームを率いたサフナウアーは、『High Performance Racing』ポッドキャストで司会のジェイク・ハンフリー、元フェラーリのエンジニアであるロブ・スメドレーと対談。その中で現在のアストンマーティンについて率直な評価を下した。

    アストンマーティンは近年、新ファクトリーや最新風洞施設の建設、2026年からのホンダとのワークスパートナーシップ、さらにエイドリアン・ニューウェイの招聘など、多額の投資を続けてきた。

    しかし、2026年シーズンは開幕から苦戦が続き、コンストラクターズランキングでも下位に低迷している。

    現在の問題はいつ始まったのかと問われたサフナウアーは、迷うことなくこう答えた。

    「ローレンスはもう8年間チームを所有している。5年前までさかのぼる必要がある」

    「私に言わせれば、この混乱はF1で成功を急ぎすぎたことから始まっている」

    「成功を急ぎすぎて忍耐を欠けば、人材の入れ替わりも早くなる」

    「そして最も成功しているチームというのは、組織が安定しているチームなんだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    「勝つチームには人材の継続性がある」
    サフナウアーは、アストンマーティン最大の問題は資金や設備ではなく、人材が定着しない組織運営にあると分析した。

    「今のメルセデスにはトト・ヴォルフの下で人材の安定がある。レッドブル・レーシングが勝っていた頃もそうだったし、ロス・ブラウン時代のフェラーリも同じだった」

    サフナウアーは、トップチームはいずれも長期間にわたって中核メンバーが維持されていた点を強調。アストンマーティンは十分な資金や最新設備、そして高い野心を備えている一方で、本来時間をかけて築くべき組織づくりを短期間で実現しようとしたことが現在の苦境につながったとの見方を示した。

    ホンダとのワークス体制やニューウェイ加入など、新たな体制づくりが進むアストンマーティンだが、サフナウアーは設備投資だけでは成功は得られず、継続性と組織の安定こそがF1で勝利を収めるための最も重要な要素だと訴えている。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイがアロンソ残留に自信「関係は続いていく」

    アストンマーティンF1 ニューウェイがアロンソ残留に自信「関係は続いていく」

    アストンマーティンF1のエイドリアン・ニューウェイ代表は、今季限りで契約満了を迎えるフェルナンド・アロンソについて、2027年以降もチームとの関係は続くとの見方を示した。

    ただし、その発言は必ずしもF1ドライバーとしての残留を意味するものではない。アロンソ自身は夏休み中に将来を決断すると明かしており、F1以外のカテゴリーへの参戦や、アストンマーティンで別の役割を担う可能性も排除していない。

    ニューウェイ「アロンソとの関係は続いていく」
    2023年には表彰台争いを繰り広げたアストンマーティンだったが、その後は競争力が低下。2026年シーズンも苦戦が続き、アロンソはサマーブレイク時点で獲得ポイントはわずか1点にとどまっている。

    さらに、2026年導入の新パワーユニット規則についても繰り返し不満を口にしており、その去就が注目を集めている。

    ハンガリーGPでアロンソの将来について問われたニューウェイは、引き続きチームにとって欠かせない存在だと強調した。

    「もちろん、フェルナンドは素晴らしいドライバーだ」

    「彼はフィードバックとドライビング能力の両面でチームに非常に大きなものをもたらしてくれる」

    「だから我々にとって彼は非常に重要な存在だ。フェルナンドはこのチームでの時間を楽しんでいると確信しているし、我々の関係も今後も続いていくと思っている」

    F1継続とは限らないニューウェイの発言
    もっとも、「関係は続いていく」というニューウェイの言葉は、アロンソが2027年もF1ドライバーとして残留することを明言したものではない。

    実際、アロンソはオーストリアGPの週末、自身の将来について夏休み中に決断する考えを示す一方で、F1以外のカテゴリーでレースを続ける可能性にも言及していた。

    「まだ何も決めていない。おそらく8月の夏休み中に考えて、休み明けのザントフォールトかモンツァあたりで来年どうするか決めると思う」

    「レースは続けるつもりだ。自分はまだ速いと感じているし、モチベーションもある。この仕事が大好きだから、競争力がないとも、レースを楽しめなくなったとも感じていない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    F1を離れてもアストンマーティンへの献身は変わらない
    アロンソは一方で、F1に残るかどうかとアストンマーティンへのコミットメントは別問題だと説明している。

    「F1でレースをするかどうかは別の話だ」

    「カテゴリーそのものを楽しめること、パワーユニットや今のレギュレーションで走る感覚を楽しめることが必要なんだ」

    「考えなければならない要素はたくさんあるし、モータースポーツには多くの選択肢がある」

    それでも、アストンマーティンとのプロジェクトへの思いは変わらないという。

    「それでも僕はF1が大好きだ。このチームにも強くコミットしている。たとえレースをしなくても、このチームやプロジェクトへの献身は何も変わらない」

    「2023年にある程度の成功を収め、シルバーストンの新ファクトリーや組織改革、ホンダとのパートナーシップ、アラムコとの新燃料開発など、多くのことを一緒に築いてきた」

    「このチームはいずれ必ず成功し、世界選手権を争うようになると確信している」

    「それが来年なのか、3年後なのか、8年後なのかは分からない。それがドライバーとしての僕の時間的な限界かもしれない。でも、僕はドライバーとしてであれ、そうでなくても、アストンマーティンとともに世界王者になりたい。その思いは変わらない」

    WEC転向という現実的なシナリオも
    ニューウェイの発言とアロンソ本人のコメントを合わせて考えると、2027年以降もアストンマーティンとの関係を維持しながら、F1以外のカテゴリーへ活動の軸足を移す可能性も現実味を帯びている。

    アストンマーティンは2025年から「ヴァルキリー」でFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスと北米IMSAシリーズ最高峰クラスに参戦しており、アロンソは2018年、2019年にトヨタでル・マン24時間レースを制した実績を持つ。

    F1での現役続行だけが選択肢ではない今、アロンソが夏休み中に下す決断は、アストンマーティンの将来構想にも大きな影響を与えることになりそうだ。

  • アウディF1代表 ピアストリ&サインツ移籍説は「プロジェクトの信頼性の証」

    アウディF1代表 ピアストリ&サインツ移籍説は「プロジェクトの信頼性の証」

    アウディF1代表のマッティア・ビノットは、オスカー・ピアストリやカルロス・サインツJr.がチームへの移籍候補として報じられていることについて、「非常にうれしい」と歓迎する姿勢を示した。

    ビノットは現時点でドライバー交代の予定を否定しつつも、有力ドライバーの名前がアウディと結び付けられること自体が、F1界でプロジェクトへの評価が高まっている証拠だと強調した。

    ピアストリやサインツとの移籍報道を歓迎
    アウディは2026年からザウバーを引き継ぎ、ワークスチームとしてF1へ本格参戦した。ドイツ・ノイブルクのパワーユニット部門と、スイス・ヒンウィルのレースチームという2拠点体制でプロジェクトを進めており、ビノットは2024年7月からその指揮を執っている。

    2027年に向けたドライバー市場では、現ウィリアムズのカルロス・サインツJr.や、マクラーレンのオスカー・ピアストリがアウディ移籍候補として報じられている。一方で、アウディ側はニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトのコンビを維持する方針を繰り返し示している。

    そうした状況について、ビノットは『RacingNews365』に次のように語った。

    「まず、私は新聞をほとんど読まないので、その話はあなたから初めて聞いた」

    「カルロスは私がとてもよく知っている人物だ。だから彼とアウディが結び付けられるのは自然なことなのだろう。しかし、私が言えるのは、現在のラインアップにとても満足しているということだけだ」

    ヒュルケンベルグとボルトレトを高く評価
    ビノットは現在のドライバーラインアップについても高く評価し、経験と若さのバランスだけではなく、純粋な速さを重視して起用していると説明した。

    「ガブリエルとニコについて語られるとき、多くの人は経験豊富なドライバーと若手の組み合わせだと言う」

    「だが私は別の見方をしている。2人とも非常に速いドライバーであり、だからこそ満足している。我々には良いラインアップがある」

    ヒュルケンベルグは2026年ハンガリーGPで9位に入り、アウディとして今季初ポイントを獲得。チーム内部でも、そのパフォーマンス自体は高く評価されており、成績不振の主因はマシンにあるとの認識から、2027年契約に盛り込まれている解除条項を行使する考えはないと報じられている。

    アウディ F1 マッティア・ビノット

    「アウディは競争力を持てる」という評価の表れ
    ビノットは、有力ドライバーとの移籍報道そのものがアウディの将来性を物語っていると受け止めている。

    「他のドライバーが我々のチームと結び付けられることについては、とてもうれしく思っている」

    「それは我々のプロジェクトに対する信頼性が高まっていることを示しているからだ」

    「外部から見ても、いつかアウディが競争力のあるチームになるという認識は、もはや単なる噂ではなく事実として受け止められ始めている」

    サインツJr.については、フェラーリ時代にビノットとともに仕事をした経験があり、再びタッグを組む可能性がたびたび取り沙汰されている。また将来的にはジョージ・ラッセルが2028年以降の候補として浮上するとの見方もあり、アウディのシートは今後さらに注目を集めることになりそうだ。

    アウディは現時点ではヒュルケンベルグとボルトレトの体制を維持する方針だが、ピアストリやサインツJr.といったトップドライバーの名前が移籍候補として挙がるようになったことは、新興ワークスチームとしての存在感が着実に高まっていることを示している。