カテゴリー: F1関連

  • 2026年マン島TTで重大事故 ライダー1人と観客8人が負傷

    2026年マン島TTで重大事故 ライダー1人と観客8人が負傷

    2026年マン島TTの開幕初日となった5月25日(月)、マウンテンコースのパーラメント・スクエア出口で重大事故が発生し、ライダー1人と観客8人が病院へ搬送された。

    主催者によれば、負傷者はいずれも意識がある状態で、ライダーは脚に負傷を負い、ノーブルズ病院で治療を受けている。

    開幕初日のフリープラクティス中に赤旗
    2026年マン島TTは月曜午前、良好なコンディションのもとでスタートした。現地時間10時45分ごろにニューカマーが走行を開始し、その後、スーパースポーツ、スポーツバイク、サイドカー、スーパーバイク/スーパーストックの各クラスが走行を行った。

    この日の序盤セッションはすべてタイム計測なしで行われ、最初の公式予選走行は現地時間14時15分から開始される予定だった。

    しかし、最終セッションの残り約10分で赤旗が提示され、主催者はその後、パーラメント・スクエアで発生した「重大インシデント」により、この日の予選走行を中止すると発表した。

    単独ライダーの事故に観客が巻き込まれる
    マン島TTの主催者は、事故がパーラメント・スクエアの出口で発生し、単独の競技参加者と複数の観客が関係したことを明らかにした。

    主催者の声明では、赤旗は現地時間13時30分に提示され、マウンテンコース全体の走行活動は直ちに停止されたと説明されている。これは重大事故対応手順を実施するための措置だった。

    ライダーはノーブルズ病院へ搬送され、脚の負傷を負っているものの、意識があり会話できる状態と報告されている。観客については8人が治療を必要と判断され、全員がさらなる診断と治療のため同病院へ搬送された。

    この日の走行はすべて中止
    主催者は、事故対応を可能な限り適切に行うため、この日の残りすべての走行活動を中止する判断を下した。

    「2026年マン島TTレースの開幕フリープラクティス中に発生したインシデントを受け、13時30分に赤旗が提示された」と主催者は声明で説明した。

    「セッションは直ちに停止され、重大事故対応手順を実施するため、マウンテンコース全体でのすべての走行活動が中断された」

    「事故はパーラメント・スクエアの出口で発生し、単独の競技参加者と複数の観客が関係した」

    「競技参加者はノーブルズ病院へ搬送され、脚の負傷を負っているものの意識があり会話できる状態と報告されており、引き続き治療を受けている」

    「治療が必要と判断された観客は8人だった」

    「全員が意識のある状態と報告され、さらなる診断と治療のためノーブルズ病院へ搬送された」

    事故原因の調査を開始
    主催者は、標準運用手順に基づき、レース、医療、安全担当者による調査プロセスがすでに開始されていると説明した。

    現時点で負傷したライダーの名前は公表されておらず、治療を受けた8人以外に、どの程度の観客が事故に関係したのかも明らかにされていない。

    マン島TTは声明の中で、事故対応にあたったマーシャル、医療チーム、救急サービス、マン島の医療機関であるマンクス・ケア、そして現場対応を支えたすべての関係者に謝意を示したうえで、事故に関係した人々に思いを寄せているとした。

  • スイスが71年ぶりにサーキットレース解禁 F1スイスGP復活論が再燃

    スイスが71年ぶりにサーキットレース解禁 F1スイスGP復活論が再燃

    スイス政府は、1955年から続いていたサーキットレース禁止法を2026年7月1日付で解除すると正式発表した。これにより、スイス国内で常設サーキットを使用したモータースポーツ開催が71年ぶりに合法化される。

    この禁止措置は、1955年のル・マン24時間レースで発生した大事故を受けて導入されたものだった。当時は83人の観客とピエール・ルヴェーが死亡し、世界のモータースポーツ界に大きな衝撃を与えた。

    1955年ル・マン大事故から続いた“欧州唯一”の禁止措置
    スイスは長年にわたり、欧州でも極めて珍しい「サーキットレース禁止国」として知られてきた。

    ただし近年は規制緩和の議論が進み、2015年には電動レースに限った特例を導入。フォーミュラEが2018年にチューリッヒ、2019年にベルンで開催された。

    しかし、これらのイベントは物流面の問題や政治的反対、地域住民の反発もあり、その後は消滅していた。

    フランス紙『レキップ』によると、スイス国内では2010年頃から禁止解除に向けた議会レベルの動きが始まっていたという。

    “全面解禁”ではなく慎重運用へ
    今回の法改正によってサーキットレースは合法化されるが、すぐにF1や大型国際イベントが開催される状況ではない。

    イタリア紙『イル・ソーレ24オレ』によれば、今後の開催許可は各州(カントン)が個別に判断する仕組みとなり、騒音、環境、安全性などをケースごとに審査する。

    そのため、恒久サーキット建設やF1スイスGP復活については依然としてハードルが高い状況だ。

    同紙は「スイスGP復活は、現時点では具体案というより“示唆”の段階にすぎない」と報じている。

    アウディF1本拠地を抱えながら“レース禁止国”だった矛盾
    スイスはこれまで、国内でサーキットレースを禁止しながらも、多くのモータースポーツ関連企業を抱える特殊な立場にあった。

    特に現在のアウディF1チームはスイス・ヒンウィルを本拠地としており、世界トップレベルのF1開発拠点を国内に持ちながら、自国ではサーキットレースを開催できないという矛盾を抱えていた。

    今回の規制解除によって、その“スイス特有のねじれ”はようやく解消へ向かうことになる。

    もっとも、騒音問題や環境意識の高い国民性を考えると、F1を含む大規模イベント実現までにはなお長い時間が必要になりそうだ。

  • ミラノ高級売春事件 スポーツ界にも波及か『F1関係者』の影

    ミラノ高級売春事件 スポーツ界にも波及か『F1関係者』の影

    ミラノのナイトシーンを舞台に、高級ホテルやクラブと結びついた違法な“パッケージサービス”が提供されていた疑いが浮上した。捜査当局によると、顧客には実業家や著名人、さらにはセリエAのサッカー選手などが含まれており、その規模は120万ユーロ超(約2億2,440万円)に達する可能性がある。

    問題となっているのは、イベント会社を装った組織が、クラブでの夜の外出から高級ホテル滞在、さらに売春行為までを一体化したサービスを提供していたとされる点だ。

    捜査の過程では、顧客の要望を記録した通信内容も押収されており、その中には「F1ドライバーの知人が女性を求めている」とするやり取りも含まれていた。

    組織的に構築された“フルサービス”の実態
    捜査はミラノ検察の主導で進められ、金融警察が関与。発表によると、関係者らは複数人で連携し、イベントの企画運営を装いながら売春の斡旋と利益の隠蔽を行っていた疑いがある。顧客は数千ユーロを支払い、クラブでの夜遊びからホテル滞在までを含む“完全パッケージ”を利用していたとされる。

    逮捕されたのは組織の中核とみられる4人で、売春の斡旋・搾取に加え、不正収益の資金洗浄(自己洗浄)の疑いもかけられている。

    関与が示唆されるスポーツ関係者
    捜査資料には少なくとも50人の顧客が記載されているが、氏名は伏せられている。ただし、サッカー選手のほか、他競技のアスリートも含まれているとされる。中でも注目されるのが、通信記録に登場する「F1ドライバーの知人」に関する記述だ。

    現時点で具体的な名前は明らかにされておらず、F1関係者本人が関与しているかどうかも確認されていない。ただし、トップアスリート層にまでネットワークが広がっていた可能性を示す材料として注視されている。

    “笑気ガス”使用の実態と規制の隙間
    さらに、捜査資料によれば、こうした場では笑気ガス(いわゆる“バルーンドラッグ”)の使用も確認されている。この物質は一時的な多幸感をもたらすが、検査で検出されにくい特性があり、ドーピング規制の対象外とされるケースもある。

    そのため、アスリートが使用していたとしても検査で発覚しにくいという側面があり、規制の空白が浮き彫りとなっている。

    若年女性の関与と国際的展開
    関係者によると、組織はプロのエスコートだけでなく、18歳から30歳までの女性をイベント参加名目で取り込み、活動に関与させていたとされる。報酬は利益の約50%が支払われていたという。

    また、活動拠点はミラノ近郊のチニゼッロ・バルサモに加え、ギリシャのミコノス島にも広がっていたとされ、国際的な展開も視野に入れていた可能性がある。

    捜査当局は、組織の資産が申告所得と著しく乖離している点にも注目しており、資金の流れの全容解明を進めている。

    Source: La Gazzetta dello Sport

  • ニュルブルクリンク予選で死亡事故 7台多重クラッシュで66歳ミエッティネン死去

    ニュルブルクリンク予選で死亡事故 7台多重クラッシュで66歳ミエッティネン死去

    ユハ・ミエッティネンが、2026年4月18日に行われたADAC ニュルブルクリンク24時間 予選レース1での重大事故により死去した。レース序盤に発生した多重クラッシュに巻き込まれ、BMW 325iの121号車をドライブしていたミエッティネンは、救命措置の末にメディカルセンターで死亡が確認された。享年66歳だった。

    事故はレース開始から約25分後、現地時間17時55分に発生した。

    ノルドシュライフェのカルーセルで7台が絡むクラッシュが起き、レースは直ちに赤旗中断となった。中断理由は当初明らかにされていなかったが、その後の発表で重大事故の発生が確認された。

    7台が絡む重大事故でレース中止
    主催者の発表によると、複数車両による衝突を受けてレースコントロールは即座にレースを停止し、救助および車両回収作業が行われた。ミエッティネンは事故後すぐに救急隊の対応を受けたが、蘇生措置のすべての試みは実らず、サーキットのメディカルセンターで死亡が確認された。

    巻き込まれた他の6人のドライバーはメディカルセンターおよび近隣の病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないとされている。レースはそのまま打ち切りとなり、土曜の再開は行われなかった。

    2013年以来の死亡事故
    ノルドシュライフェでのレース中の死亡事故は、2013年6月にヴォルフ・ジルベスターが亡くなって以来となる。主催者は声明の中で遺族への哀悼の意を表するとともに、日曜のレース前のグリッド上で黙祷を実施すると発表した。

    今回の事故は、ニュルブルクリンク24時間レースの前哨戦として行われる予選イベントの中で発生したものであり、モータースポーツ界に大きな衝撃を与える結果となった。

    Source: RacingNews365

  • 青学駅伝 レッドブルと提携 原晋監督が語る“新しい駅伝”への挑戦

    青学駅伝 レッドブルと提携 原晋監督が語る“新しい駅伝”への挑戦

    2026年4月1日、青山学院大学陸上競技部長距離ブロック(青学駅伝)がレッドブルとパートナー契約を締結した。箱根駅伝3連覇中の王者が、異ジャンルのスポーツブランドと手を組むことで、新たな競技価値の創出に踏み出す。

    原晋監督はレッドブル公式サイトのインタビューで、この提携の狙いと可能性について語っている。

    “地味な駅伝”を変える 異ジャンルとの化学反応
    原監督は、駅伝が持つ「地味でつらい」というイメージを変えたいと明言した。

    箱根駅伝は100年以上の歴史を持ち、現在では海外ファンも増加するなど人気は拡大しているが、それでも競技イメージには課題が残る。

    そこで鍵となるのがレッドブルとの提携だ。

    スケートボードやBMXなど、華やかなアクションスポーツを支援してきたブランドとの連携によって、「新しい取り組みを生み出し、駅伝の世界を広げたい」と語った。

    異なるカルチャー同士の融合によって、競技の見せ方や価値そのものを変えていく狙いがある。

    共通するのは“挑戦する姿勢” 相性の良さを強調
    原監督は今回の提携について、「非常に相性がいい」と評価する。

    その理由として挙げたのが、青学駅伝の理念である「誰もやっていないことをやる」という姿勢だ。

    既存の駅伝の枠にとらわれず、メディア露出やユニークな作戦名など新しい試みを続けてきた青学駅伝と、常に挑戦を続けるレッドブルは方向性が一致している。

    この共通点こそが、単なるスポンサー関係にとどまらない価値を生むと見ている。

    青学駅伝 レッドブル

    選手側にも広がる期待 新たな刺激に
    今回の提携はチーム内部にもポジティブな影響を与えている。

    原監督によると、部員の多くがレッドブルに親しみを持っており、トレーニングやレース前に飲用する姿も見られるという。

    そうした背景もあり、今回のパートナーシップに対して選手たちの反応も良好で、「とても喜んでいた」と明かした。

    競技外の部分でも新たな刺激となり、チーム全体のモチベーション向上につながる可能性がある。

    今後の展開は未公表も「挑戦したいことは多い」
    具体的なプロジェクトについては現時点で明かされていないが、原監督は「挑戦したいことはたくさんある」と言及している。

    詳細は今後の発表に委ねられるが、これまでの青学駅伝のスタンスを踏まえれば、従来の駅伝の枠を超えた取り組みが展開される可能性が高い。

    駅伝の価値拡張へ 新たな一歩
    今回の提携は、単なる支援関係ではなく、駅伝という競技の価値そのものを拡張する試みといえる。

    伝統競技とアクションスポーツブランドという異色の組み合わせが、どのような変化を生むのか。

    青学駅伝とレッドブルの連携は、競技の未来を占う新たなモデルケースとなりそうだ。

  • BYDがF1参戦を検討 “買えない価値=ブランド”を狙う理由

    BYDがF1参戦を検討 “買えない価値=ブランド”を狙う理由

    中国自動車大手BYDが、F1参戦の可能性を模索していることが明らかになった。電動化で急成長を遂げた同社は、次のステップとして「ブランド価値の獲得」に照準を合わせている。

    近年、中国メーカーは欧州市場を中心に急速な拡大を見せており、BYD、長安汽車、奇瑞汽車、吉利汽車といった企業がグローバルでの存在感を高めている。しかし、その一方で「プレミアムブランドとしての評価」は依然として課題として残っている。

    F1という“最強の広告媒体”への関心
    BYDの副会長ステラ・リーは、2025年アブダビGPに続き、2026年中国GPにも姿を見せており、F1への関心の高さがうかがえる。

    かつては観客が少なかった中国GPも、近年は観客動員で記録を更新するなど、中国市場におけるF1人気は急上昇している。

    BYDは電気自動車およびプラグインハイブリッド(PHEV)に特化しており、現在のF1のハイブリッド(HEV)技術とは方向性が異なる。しかし、電動カテゴリーであるフォーミュラEと比較しても、F1が持つ世界的な影響力とブランド価値は圧倒的であり、参入を検討する十分な理由となっている。

    参入方法は「チーム買収」か「ブランド提携」
    F1への参入には複数の選択肢がある。

    最も直接的なのは、アウディのように既存チームを買収する方法だ。一方で、アルファロメオや現在のアストンマーティンのように、既存チームとパートナーシップを結び、ブランドとしての存在感を前面に出す形も現実的な選択肢となる。

    また、トヨタのようにチームを持たず、技術協力やスポンサーとして関与するモデルも存在する。

    現在F1は最大12チーム体制となっており、残る枠は1つ。さらに中国市場の重要性を考えれば、F1側にとっても中国メーカーの参入は大きな魅力となる。

    BYD(比亜迪汽車) F1

    “性能ではなく価値”を求める参戦動機
    BYDにとってF1参戦の最大の目的は、技術開発そのものではなく「ブランド価値の獲得」にある。

    すでに生産規模や技術面では世界トップクラスに達している同社にとって、最後に不足しているのは“歴史と格式”であり、それは市場では購入できない。

    F1はまさにその価値を最短距離で手に入れるための舞台であり、中国メーカーの参入は時間の問題とも言える状況だ。

    今後、BYDがどの形でF1に関与するのか――その動きは、2026年以降の勢力図に新たな軸を加える可能性を秘めている。

  • F1界にも波及 エプスタイン文書にストロールやエクレストンらの名前

    F1界にも波及 エプスタイン文書にストロールやエクレストンらの名前

    米司法省が新たに公開した「エプスタイン・ファイル」約350万点の文書の中に、F1界の著名人物の名前が含まれていることが明らかになった。

    文書には、アストンマーティンのオーナーであるローレンス・ストロール、元F1最高責任者バーニー・エクレストン、元F1ドライバーのエディ・アーバインらの名前が、請求書や電子メールの中に登場している。

    公開資料には、長年にわたる連邦捜査で収集された通信記録や証言、財務書類などが含まれている。なお、文書に名前が記載されていること自体が違法行為を意味するものではなく、F1関係者に対する刑事告発は確認されていない。

    エクレストンはシルバーストン買収協議で言及
    バーニー・エクレストンの名前は、主にシルバーストン・サーキットの取得を巡る電子メールの中で言及されている。当時、エクレストンはF1の商業権を掌握しており、イギリスGPの開催地に関する協議では不可避の存在だった。

    資料によれば、ジェフリー・エプスタインはニューヨークの投資家デイビッド・ミッチェル率いるコンソーシアムの仲介役を務めていた。このグループは、シルバーストンを所有する英国レーシングドライバーズ・クラブ(BRDC)から長期リースを確保しようとしていたが、最終的に資金面の問題で頓挫した。エクレストンがエプスタインの関与を認識していたことを示す記録はない。

    2011年2月13日付の電子メールでは、ピーター・マンデルソンがミッチェルに対し、BRDCの統治やレース運営の管理体制についてエクレストンと私的に協議する意向を示していたことが記録されている。

    また、2020年の報道記事の引用資料には、エクレストンがアンドリュー王子の60歳誕生日パーティーに出席したとする記載も含まれている。さらに、2001年にはエプスタインのニューヨーク事務所からエクレストンのロンドン住所宛てに荷物が送付されたフェデックスの請求書も確認されているが、内容物は不明とされている。

    バーニー・エクレストン

    ローレンス・ストロールは社交・航空関連の通信に登場
    ローレンス・ストロールの名前は、主に社交イベントやビジネスに関する電子メールの中で複数回登場する。2018年1月6日のメールでは、エプスタインがストロールのビジネス成功について言及している記録がある。

    また、ギレーヌ・マクスウェルがイベント計画の一環として送信したメールには、ストロールの名前が参加予定者の一人として挙げられている。このメールは「WJC」宛てに送られたもので、元米大統領ビル・クリントンの事務所を指すと広く解釈されている。

    さらに、2014年および2018年の電子メールでは、エプスタインが自身のパイロットに対し、売りに出ているガルフストリーム機がストロール所有のものであるかを尋ねる内容が記録されている。これらは私人航空機市場に関する一般的な照会とされている。

    ローレンス・ストロール

    エディ・アーバインは社交的なやり取りに登場
    元F1ドライバーのエディ・アーバインは、エプスタインおよびマクスウェルとの社交的な通信の中で言及されている。2003年の電子メールでは、コンサートチケットの手配に関する依頼が確認されている。

    同年の別のメールでは、アイルランドでの社交に関する文面が記録されており、件名にアーバインの名前が含まれていたとされる。また、2020年のFBI広報資料には、アーバインがエプスタインのパーティーでビル・クリントンを見かけたと証言したインタビューの記載も含まれている。

    このほか、フラビオ・ブリアトーレの名前も複数回登場しており、エプスタインは彼を「イタリアの友人」と表現していたとされる。

    今回公開された資料は、F1関係者をエプスタインの広範な社交・ビジネス圏の一部として位置づけるものだが、現時点で違法行為を示す直接的な証拠は示されていない。文書の性質上、名前の掲載と違法行為の有無は明確に区別される必要がある。

  • バサースト12時間レースでカンガルー衝突 多重事故で赤旗中断

    バサースト12時間レースでカンガルー衝突 多重事故で赤旗中断

    オーストラリア・ニューサウスウェールズ州マウントパノラマで開催されたバサースト12時間レースで、レース序盤にカンガルーとの衝突事故が発生した。その後も複数台が絡む大事故が起き、レースは2018年以来となる赤旗中断に追い込まれた。

    ドイツ人ドライバーのクリストファー・ミースは、#34ハウプト・レーシング・チームのフォード・マスタングを駆り、コンロッド・ストレートを約250km/hで走行中だった。

    体重100kg近いとみられるカンガルーがマシン左側から飛び出し、ほぼ瞬時に衝突した。

    「全車が一直線に並んでいた。ほんの1000分の1秒、いやミリ秒の間に、左側にカンガルーが現れた。もちろん非常に高い速度だった」とミースは語った。

    「見えた瞬間が衝突の瞬間だった。とても不運だったし、かなり大きな個体だったが、正直言ってこれほど安全なレースカーで良かった。もっとひどい結果になっていた可能性もあった」

    「もしカンガルーが丸ごと車内に入ってきていたらと想像すると恐ろしい。実際、半分は中に入り込んでいた。こうして立っていられることに感謝している」

    衝突の衝撃でフロントガラスは完全に破損。ミースは血液や動物の体内組織で視界を奪われたという。

    「何も見えなくなった。ウインドシールドは完全に砕けていた。血やカンガルーの体内のものを浴びた状態だった」

    「目の中にも血や内臓が入り込んでいた。まずそれを拭き取らなければならなかった。自分がどこにいるのか分からなかったからだ」

    ミースはサイドウインドウ越しに壁を確認し、後続車との接触を避けるため左側の壁際へ慎重にマシンを寄せ、安全な場所に停止させた。本人にけがはなかった。

    フォレスト・エルボーで多重クラッシュ

    レース終盤に向けても大きな事故が発生した。フォレスト・エルボーで停止していたポルシェ911 GT3 Rに、レースリーダーだったラルフ・アロンが回避できず衝突。アロンのメルセデスAMG GT3はヨハネス・ゼルガーのマシン側面に突っ込み、さらにアストンマーティン・ヴァンテージもコースを塞ぐ形となった。

    アロンは大きな負傷はないとみられているが、予防措置として病院へ搬送された。

    レースは赤旗で中断された後、最終的にグルッペMのメルセデスAMG GT3 EVOを駆るマロ・エンゲル、ミカエル・グレニエ、マキシム・マルタン組が総合優勝を飾った。

  • コーンズCEO渡謙作が実現 千葉に誕生 ティルケ設計F1級サーキットが話題

    コーンズCEO渡謙作が実現 千葉に誕生 ティルケ設計F1級サーキットが話題

    千葉県の山中に建設されたプライベートサーキット「MAGARIGAWA」は、日本の実業家・渡謙作が主導した壮大なプロジェクトだ。

    高級車輸入を手がけるコーンズ・グループのCEOである渡謙作は、フェラーリやランボルギーニなど多数のスーパーカーを所有してきたが、それらを本格的に走らせる専用環境を求め、数百億円規模を投じて理想のサーキットを建設した。

    総工費数百億円 ティルケ設計の本格コース
    建設は2020年頃に始まり、2023年7月に正式オープン。全長3.5km、22コーナーを備えるレイアウトは、高低差やタイトなヘアピン、ロングストレートを組み合わせた本格仕様となっている。

    設計を担当したのは、数々のF1サーキットを手がけてきたヘルマン・ティルケ。世界水準のノウハウが投入されたことで、単なるプライベートコースを超える完成度を実現した。

    富裕層向け会員制クラブへ発展
    当初は家族のための施設として構想されたが、現在は「THE MAGARIGAWA CLUB」として会員制運営が行われている。

    空調完備の屋内ピットレーン、専属メカニックによるサポート、特別トレーニングプログラムなどが提供され、敷地内にはヴィラ、インフィニティプール、スパ、バー、フィットネスセンター、カラオケルームまで完備されている。

    日本の山中に誕生したこの施設は、超富裕層にとっての新たな“走る社交場”として、独自の存在感を放っている。

  • 冬季五輪女王リンゼイ・ボン、F1挑戦を阻んだ条件「妊娠してはいけない」

    冬季五輪女王リンゼイ・ボン、F1挑戦を阻んだ条件「妊娠してはいけない」

    ウィンターオリンピックのレジェンドであるリンゼイ・ボンは、かつて本気でF1転向を検討していた過去を振り返り、その際に突き付けられた条件として「妊娠してはいけない」と告げられたことを明かした。

    アルペンスキーで数々の栄光を手にしてきたボンは、2018年平昌大会以来となるオリンピック復帰を目指し、イタリアで開催されるミラノ・コルティナ大会に向けて準備を進めている。

    レッドブルの支援を受けてきたキャリアの中で、彼女にはモータースポーツへ転向するという、異例のプランが描かれていたという。

    ボンは2020年、競技から一度身を引いた時期に出演したインタビューの中で、F1ドライバー転向の可能性について次のように語っていた。

    「オーストリアのシュピールベルクで、F1のコースを走ったことがあります。別のときにはアウトバーンで時速130マイルまで出しました。制限速度のない区間で、マリア・ヘーフル=リーシュと一緒に、彼女のアウディR8を運転していたんです。」

    「そのとき彼女に『リンゼイ、全然速くないじゃない』と言われて、『じゃあ見せてやろう』と思いました。」

    一方で、サーキット走行では課題も感じていたという。

    「レーストラックではもっと速かったんですけど、私はコーナーで少し突っ込みすぎる癖があって、スピンしてしまうことが多かったです。」

    リンゼイ・ボン

    それでも、F1という舞台は大きな魅力を持っていた。

    「実際にF1に転向してドライバーになることも考えました。ただ、そのためには3年間すべてを捧げる完全なコミットメントが必要で、『妊娠してはいけないし、他のことは一切できない』と言われたんです。」

    その条件に対し、彼女は率直な思いを口にしている。

    「正直に言って、『それを本当にやりたいのかどうか分からない』と思いました。とてもワクワクする話ではありましたが、それが自分の人生として正しい選択なのかは、別の問題でした。」

    スキー界の頂点に立ったアスリートが、F1という全く異なる世界に足を踏み入れる可能性は最終的に実現しなかった。その背景には、才能や情熱だけでは越えられない現実的な条件と、人生設計を巡る選択があったことが浮かび上がる。