カテゴリー: F1関連

  • コスト削減の動き、WRC界にも広がる

    コスト削減の動き、WRC界にも広がる

    ホンダがF1撤退を発表し、コスト削減の動きが高まっているF1界だが、自動車業界の世界的な景気後退はWRC界にも影響を与えている。

    15日(月)、スズキが2009年以降のWRC参戦の中止を発表。また、富士重工業もWRCの参戦を取りやめる検討に入った。

    スズキは、「景気は1〜2年で上向く状況にない。各事業の見直しを進めた結果」とWRC撤退の理由を説明。

    スズキでWRCに関わっていた技術者は、ホンダの場合同様、環境時術や次世代パワーユニットの開発などに集中させ、将来のWRC復帰の可能性についても「白紙」としている。

    また、富士重工業も「休止を含めた検討をしており年末までに決定する」とコメント。富士重工表がWRCから撤退すれば、WRCに参戦する日本メーカーは消滅することとなる。

    WRC(世界ラリー選手権)は、フォードやシトロエンなどの自動車メーカーが参加するF1に次ぐ人気を誇る自動車レース。スズキは、今年初めて参戦し、全6チーム中5位。90年から参戦している富士重は3位だった。

  • F1チーム、3カ国に分かれて今年最後のテストを開始

    F1チーム、3カ国に分かれて今年最後のテストを開始

    各F1チームが3カ国に分かれて、2008年最後のテストをスタートした。

    フェラーリとマクラーレンは、ポルトガルの新しいアルガルベ・サーキットでF1初となるテストを実施。スペインのヘレス・サーキットでは、BMWザウバー、レッドブル、ウィリアムズの3チームがテストを実施。トヨタは、先週に引き続きバーレーンで単独テストを行っている。

    レッドブルのテストには、ブレンドン・ハートレーと先週までトロ・ロッソのテストに参加していたセバスチャン・ブエミが参加している。

    ルノー、トロ・ロッソ、フォース・インディア、そしてF1撤退を発表したホンダは、テストを行わない。

  • F1 統一エンジンは見送り

    F1 統一エンジンは見送り

    F1への統一エンジンの導入は見送られた。

    FIAは12日、モナコで行われた世界モータースポーツ評議会の内容を発表。2010年から導入予定だった統一エンジンの採用は見送られた。FIAは、統一エンジンのために入札を行い、コスワースがエンジンを提供することが内定していた。

    しかし、FIAとFOTAは、F1の大幅なコスト削減を目指し、様々なレギュレーションの変更を決定した。

    統一エンジンを導入しない代わりに、2009年に使用できるエンジンは、各ドライバーにつきレース用8基に制限された。チームは、テスト用4基と各ドライバーの16基、合計で20基のエンジンでシーズンを戦うことになる。非ワークスチームへのエンジン提供費用も今季の半額に定められた。

    2010年からは、エンジン提供費用は年間500万ユーロ(約6億円)になり、2010年に使用されるエンジンの開発は2012年まで凍結となる。2011年にはターボエンジンの導入が議論されていたが、その案は見送りとなった。

    統一エンジンの導入は見送られたが、2010年からギアボックスは統一のものとなる。ギアボックスの製造は、Xtrac and Ricardo Transmissions社が行うと思われる。

    また、KERSの導入は予定通り行われるが、2009年の使用は義務ではなく各チームが導入を選択できる。2010年からは統一KERSの開発を検討しており、2013年には、より消費エネルギーを効率的に活用できる全く新しいパワートレインの開発を目指す。

    関連:2009年以降のレギュレーション

  • 南アフリカ、F1復活を目指す

    南アフリカ、F1復活を目指す

    南アフリカが、F1カレンダーへの復活へ向けての活動を進めている。

    12日(金)、新たに設立された企業ハウテン・モーター・スポーツ・カンパニーが、南アフリカのハウテン州の首都であるヨハネスブルグ近郊でグランプリを開催するとの目標を発表した。

    しかし、この発表はモナコで開かれたFIA世界モータースポーツ評議会の会合と同時に行われたことで、コスト削減対策をすすめるF1において、このタイミングでF1参入の計画を推し進めることが正しいかどうかという疑問を生んでいる。

    ハウテン・モーター・スポーツ・カンパニーの最高責任者であるスティーブ・ワトソンは、「我々はの案はメーカーの支援に基づくものではなく、イベントを開催することで経済や観光の利益を見込むものである」と語る。

    このF1プロジェクトは1993年に南アフリカで最後のグランプリを開催した既存のキャラミ・サーキットがベースとなると見られており、南アフリカGP開催の可能性を探るため、細かな調査がすでに委託されている。

    また、有名なF1トラック・デザイナー、ヘルマン・ティルケとF1のレース・ディレクター、チャーリー・ホワイティングが最近トラックを訪問したとされている。

    「来年早々にも査定を完了させる予定であり、イベントの開催については、2010年より前になるということはないと見ている。なぜなら、現時点では国として今あるものに満足しているからね」

  • F1:2009年以降のコスト削減項目

    F1:2009年以降のコスト削減項目

    12日(金)にモナコで世界モータースポーツ評議会が開かれ、FIAは2009年とそれ以降のF1コスト削減についてチームと合意に達したことを発表した。

    来シーズン以降の変更点としては、2008年のチーム予算を少なくとも30%削減することが期待されている。

    具体的には、シーズン中のテストの禁止、エンジンは各ドライバー8基、エンジン寿命を2倍、エアロダイナミスクの研究の削除などが決定した。

    独立チームへのエンジン供給額は、2009年には半額となる。エンジン回転数は19,000回転から18,000回転に制限され、ドライバーは同じエンジンを3レースで使用しなければならない。

    また、エンジン性能の平等化のため、ルノーは彼らのV8エンジンに特定の改良を加えることが許可された。他のチームは変更は許されていない。

    2010年からは、全てのチームは、既存の自動車メーカー、もしくは独立サプライヤーから500万ユーロ以下で手に入れることになる。そして、全てのチームが同じトランスミッションを使用。また、タイヤウォーマー、給油が禁止となる。

    2009年

    エンジン
    ・エンジン寿命を2倍にする。各ドライバーがシーズン中使用できるエンジンは最大8基とし、テスト用に4基を使用する。(従ってチームあたり20基)

    ・回転数は18,000rpmに制限する。

    ・内部の再チューニングは禁止。トランペットおよびインジェクターの調整のみ。

    ・11月5日に決定した3戦ルールは有効。

    ・独立チームへのエンジン価格は2008年の約50%とする。

    ・2009年ルノーエンジンに対する変更案のリストについてが全員一致で同意に達した。その他のエンジンは変更なし。比較テストは不要。

    テスト
    ・レース週末に予定されるフリー走行を以外のシーズン中のテストは禁止する。

    エアロダイナミスクの研究
    ・2009年1月1日以降は、60%スケールおよび50m/秒を越える風洞の使用を禁止する。

    ・チーム間で同意に達すれば、風洞による研究とCDF研究とのバランスをとる公式がFIAに提出される。

    ファクトリーでの活動
    ・条例に従い、ファクトリーは年間6週間閉鎖する。

    レース週末
    ・スポッター(監視員)の必要性を排除するため、タイヤおよび燃料の情報の共有を含めた、各種処置によって人員を削減する。

    競技のスペクタクル
    ・予選の変更、ドライバーのポイントに変わるメダル制の提案など、いくつかの新しいアイデアに対する一般の反応を評価するために市場調査を実施。市場調査の結果がわかったら、FIAに提案が提出される。

    注:2009年のこれらの変更により、自動車メーカーチームは2008年の予算に比べ、概算で約30%節約される。独立チームの節約はさらに大きくなる。

    2010年

    パワートレイン
    ・エンジンは、シーズンにつき500万ユーロ未満で独立チームに提供される。こられは、独立サプライヤーあるいは自動車メーカーチームによって、継続的に保証され供給される。独立サプライヤーのものを使う場合は、2008年12月20日までに契約する。

    ・2011年および2012年も同じエンジンを使用する(つまり2011年用の新しいエンジンない)。

    ・実用性を確認を前提として、全チームで同じトランスミッションを使用する。

    シャシー
    ・シャシーの全構成要素のリストを準備し、各要素でパフォーマンスを識別するもの(競争力の要素)があるかどうかを決定する。

    ・パフォーマンスを差別化するいくつかの要素は、シーズンの間、ホモロゲートする。

    ・パフォーマンスの差別化する要素は残すが、安価な材料を使用する。

    ・パフォーマンスを差別化しない要素は規格化し、最も経済的な方法で購入または製造する。

    レース週末
    ・無線およびテレメトリ・システムの標準化

    ・タイヤウォーマーの禁止

    ・タイヤのメカニカルパージングの禁止

    ・給油の禁止

    ・レース距離あるいはレース時間縮小の可能性(市場調査後に提案)

    ファクトリーでの活動
    ・エアロダイナミクス研究のさらなる規制

    ・タイヤフォースリグの禁止(垂直フォースリグ以外)

    ・ファクトリー施設を完全に分析し、施設の更なる規制を提案する。

    長期計画

    FIAとFOTAは、エネルギー効率(より少ない消費エネルギーからより多くの仕事を得る)に基づいて、2013年用に全く新しいパワートレインの可能性を調査する。このようなパワートレインの研究開発がエネルギー効率の高い乗用車に対する真の貢献となるよう規約を制定する。

    強化された運動エネルギー回生システム(KERS)は、将来の高エネルギー効率の駆動系にとって非常に重要な要素となる可能性がある。短期的には、KERSは2009年規約の一部であるが、強制ではない。2010年については、FOTAは標準化KERSシステムの提案を検討している。FIAはその提案を待っている。

    2009年および2010年の競技規約、技術規約についてさらなる改正が承認された。完全な詳細は間もなくwww.fia.comで公開される。

  • FIAとFOTAがF1のコスト削減で合意

    FIAとFOTAがF1のコスト削減で合意

    FIAとFOTAはモナコで会議を行い、F1のコスト削減に向けた提案で合意に達した。

    モータースポーツの頂点としてのF1を維持し、その魅力を向上させつつ2009年のコストを大幅に削減するというFOTAの提案に加え、2010年以降についてFIAが当初提案した目標を達成する方法について合意がなされた。

    FIA代表のマックス・モズレーは、「今回の会議の結果には非常に満足している」と語った。

    「本日モナコで行われた会議は、2010年に向けてFIAによって提案された全ての目的と、さらにFOTAが提案した2009年に向けた大幅なコスト削減について話し合われ、F1をモータースポーツの頂点として維持していくとともに今回の提案を強固にするために行われた」
    FOTA代表のルカ・ディ・モンテツェモーロは、FIAとの会議について次のように語った。

    「チームの団結は新しいF1の目標を達成する基礎であるが、FIAによって求められているように、同じDNAが必要である」

    これらの提案は、金曜日に開かれるFIA世界モータースポーツ評議会にかけられ、全ての詳細が明らかにされる予定だ。

  • F1スタンダードエンジンが承認の方向へ

    F1スタンダードエンジンが承認の方向へ

    F1にスタンダードエンジンを導入するという計画が、今週末FIAによって承認されそうだ。ルノーを含む5チームが、スタンダードエンジンの契約に興味を示しているという。

    FIAの会長であるマックス・モズレーは、2010年から標準仕様のコスワース製エンジンを使用するという選択肢をチームに与え、契約期限を11日午後と設定。3年契約168万ポンド(約2億3,000万円)、年間費用549万ポンド(7億5,000万円)に最低4チームが関心を示せば契約を進めると述べていた。

    完全な独立チームであるウィリアムズやフォース・インディアが関心を示しているようで、レッドブル・レーシングとスクーデリア・トロ・ロッソもFIAにこの選択肢について検討していると伝えている。

    そして、驚くことにフランスの自動車メーカーであるルノーがFIAにスタンダードエンジンの供給に関心があると告げたようだ。

    ルノーは、以前から親会社からF1参戦を正当化するよう経済的圧力を受けており、2010年からエンジン予算が劇的に縮小されるという見込みがあれば、ホンダのようなF1撤退の不安から逃れることができるかもしれない。

    FIAは、マニュファクチャラーに2010年から標準化エンジンの使用を強制するつもりはないと明言しているが、モズレーは、自動車メーカーの自社製エンジンは、スタンダードエンジンに合わせてパフォーマンスを調節しなければならないと説明している。

    異なる種類のエンジン間でのパフォーマンスの違いがなく、競争力のある選択肢が600万ポンド以下で入手できるなら、ルノーが何千万ポンドもかけてフルスケールのエンジンプログラムに資金を提供するのは無意味だとブリアトーレは感じるだろう。

    モズレーは10日モナコで、FOTA代表とともに来年および2010年に実施するコスト削減案を討議する予定である。彼は、チームの提案は十分ではないとほのめかしており、ホンダの撤退を受けて緊急のコスト削減を求めて緊張した議論が予想される。

    11日のスタンダードエンジンの締め切り後、FIA世界モータースポーツ評議会が12日に開催されるが、F1のコスト削減が主な議題になると見られており、FOTAが提出する規約提案および標準化エンジン計画が承認される予定である。

  • FOTA、分配金の増額を要求

    FOTA、分配金の増額を要求

    FOTAは、F1で更なるコスト削減が行われるのであれば、参戦チームに支払われる分配金を改定すべきだと主張する。

    FOTAは、数日後にFIAのマックス・モズレー会長と会う予定になっており、FOTAの会長を務めるフェラーリのルカ・ディ・モンゼーモロ会長は、コスト削減対策はチームへの分配金増額と同調して進めるべきだと語る。

    コストを理由にしたホンダのF1撤退を受け、モンテゼーモロは「近いうちにマックス・モズレーとの会議を開き、我々の提案の詳細を説明して、F1のショーの改善について話し合うつもりだ。さらに、我々はバーニー・エクレストンと会って、収入の分配について話し合うことで合意した」と述べた。

    バーニ・エクレストンからの分配金を増額するというチームのスタンスは、マックス・モズレーからも支持を受けている。モズレーは先月、“FIAは収益分配金の増額を推進したい”との文書をFOTAに送っている。

    マックス・モズレーはこの中で、将来のコスト削減計画を説明している。

    「FIAは、FOTAとともにFOMに賞金の分配を求め、12チームがそれぞれ少なくとも5,000万ドル(46億5,000万円)を受け取れるよう保証したい。これによって、新チームがチャンピオンシップに参戦する可能性が高まる。そうすれな、ふたつの空席だけでなく今後の空席も埋まり、フルグリッドが保証されるだろう」

  • コスワース、F1スタンダードエンジンを落札

    コスワース、F1スタンダードエンジンを落札

    コスワースが、F1スタンダードエンジンの入札に勝利した。FIAのスタンダードエンジン導入計画が推進されれば、2010年からコスワースの名がF1に復帰する。

    FIAは5日、ギアボックスのスペシャリストであるXtrac and Ricardo Transmissions社とともに、コスワースと独占交渉中であることを明らかにした。エンジンは最近のV10仕様になるという。チームが望めば、追加料金を支払うことにより、コスワースのバッチの付いていないエンジンを使用できるオプションも用意される。

    FIAによって提案されている他のエンジンオプションは、チーム自身がコスワースの仕様でエンジンを製造するか、凍結されているV8エンジンを使用するかということになる。どちらの場合も、エンジンはXtrac and Ricardo Transmissions社の標準トランスミッションとの組み合わせとなる。

    いくつかのチームはすでにスタンダードエンジン案に反対の声をあげており、来週の世界評議会で代替案を提案することが予想されている。

  • FOTA、2011年にターボエンジン導入を提案

    FOTA、2011年にターボエンジン導入を提案

    F1のチーム代表らが4日、FOTAの会議のためにスイスのジュネーブを訪れた。

    F1の全10チームの代表は、バーニー・エクレストンの提案した「メダル」制について初めて話し合うとともに、予選方式の変更も検討する予定である。

    しかし、FIA会長のマックス・モズレーは、チームが有効な節約提案を出すことができなければ厳格な措置をとると警告しており、緊急の議題はコスト削減となる。

    モズレーはすでにエンジンの標準化を進めており、FOTAは来週のFIA世界モータースポーツ評議会までに包括案をまとめなければならない。

    フェラーリのスポークスマン、ルカ・コラジャンニは「2009年に関しては多くのことが決まっているが、2010年と2011年はコスト削減とショーの改善のためにさらに多くのことが決まるだろう。これらが主な方針だ」と語った。

    今回の議題の中で最も抜本的な提案は、2011年に2.4リッターV8エンジンから低燃費の1.8リッター・ターボエンジンへの移行だと見られている。

    現在のエンジンより燃料が約30%良くなるため、レース中の給油禁止が可能になるかもしれない。