カテゴリー: オスカー・ピアストリ

  • オスカー・ピアストリ F1メキシコGP初日「ソフトタイヤの走行は“平凡”」

    オスカー・ピアストリ F1メキシコGP初日「ソフトタイヤの走行は“平凡”」

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、メキシコシティGP金曜フリー走行2回目でソフトタイヤを履いた走行を「かなり平凡」と評した。FP2を12番手で終えたピアストリは、土曜日に向けて「もっと一貫性を高めたい」と語った。

    FP1ではチームメイトのランド・ノリスがルーキーのパト・オワードにシートを譲り、ピアストリが4番手タイムを記録。

    午後のFP2では再びコースに戻ったが、ソフトタイヤでのアタックラップをまとめきれず、首位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)から0.8秒差の12番手にとどまった。なお、ノリスは4番手につけている。

    「ソフトでのラップはかなり平凡」
    ピアストリは走行後、「悪くはなかったけど、ソフトタイヤと少燃料でのラップはかなり平凡だった」とコメントした。

    「だからタイムに驚きはないよ。いろいろ試してみたけど、何がうまくいって何がうまくいかなかったのかをこれから確認する。全体としては悪くなかったけど、明日に向けてもう少し調整して、全体的にもっと一貫性を出したい」

    先週のアメリカGPでは、スプリントで1周目の混乱に巻き込まれてリタイア、決勝では5位に終わっており、苦戦した週末からの立て直しを図っている。対照的に、フェルスタッペンはスプリントと決勝の両方で勝利を収め、ドライバーズ選手権の差をさらに縮めた。

    「オースティンでの原因は見えている」
    ピアストリは「オースティンでの問題点はある程度理解できた」と述べた。

    「いくつか特定できたことがある。週末全体がかなり混乱していたけど、小さな要素がいくつもあって、それらを全部合わせると大きな差になる。今はそれをしっかり把握できていると思う」

    「レッドブルと互角に戦えると思う」
    金曜の終盤、フェルスタッペンが再び首位に立つ中、ピアストリは「マクラーレンがレッドブルに対抗できるか」と問われると前向きな答えを返した。

    「そう思うよ。いつも通りタイトな戦いになるだろうけど、僕たちにはしっかりしたクルマがあると思う」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 メキシコグランプリ

    分析:セットアップ方向性と安定性の鍵
    マクラーレン勢はFP2でソフトタイヤの一発に苦しんだが、ピアストリのコメントからは、まだセットアップの試行段階にあることがうかがえる。彼が言及した「一貫性の改善」は、燃料搭載量の変化によるバランスの乱れや、メキシコ特有の高地環境における空力効率の最適化に関連していると考えられる。

    一方で、ランド・ノリスは同条件下で4番手につけており、マシンとしてのポテンシャルは明確に存在する。ピアストリが土曜までに適正なウィンドウを見つけられるかが、予選での上位進出に直結する鍵となるだろう。

  • オスカー・ピアストリ 「フェルスタッペンのF1タイトル争い復活は予想外だった」

    オスカー・ピアストリ 「フェルスタッペンのF1タイトル争い復活は予想外だった」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、マックス・フェルスタッペンがタイトル争いに再び食い込んできたスピードに「驚いている」と語った。

    8月末のザントフォールトGPで優勝した時点で、ピアストリはチームメイトのランド・ノリスに34ポイント、フェルスタッペンに104ポイントの差をつけていた。しかしその後の4戦ではいずれもノリス、フェルスタッペンに敗れ、差はノリスに14ポイント、フェルスタッペンに40ポイントまで縮まっている。今や3人によるタイトル争いが明確になった。

    フェルスタッペンはここ4戦すべてでマクラーレン勢を上回り、シーズン序盤に一時的に「タイトルは終わった」と認めていたにもかかわらず、再び優勝候補の一角に戻っている。5度の優勝経験を持つメキシコでは、レッドブルが再び強さを見せると予想されている。

    「ザントフォールトの時点では、自分のタイトル争いの相手はノリスだけだと思っていました」とピアストリは語る。「おそらくみんなそう思っていたと思います。でも(フェルスタッペンが)モンツァ以降に見せたパフォーマンスの流れはちょっと驚きでした。シーズン序盤にもその兆候は少し見えましたが、大きな落ち込みもありましたし。でも、予想よりずっと早く戦いに戻ってきました」

    前戦オースティンでは、スプリントでクラッシュし、決勝でもノリスと接触して5位に終わるなど厳しい週末だったが、ピアストリは依然として焦りを見せていない。

    「ここ数戦でポイント差は少し縮まりましたが、僕の集中は常に“できるだけ速く走ること”にあります」とピアストリは語る。「リードしている方が他のどのポジションよりも良いに決まっていますし、差を気にしたり不安になることに意味はありません」

    残りは5戦、争われるポイントは141。ピアストリは昨年のメキシコでQ1敗退から8位入賞を果たしており、標高2000m超の過酷な条件で再び好結果を狙う。標高による低密度の空気がマシンのダウンフォースを得にくくするこのコースで、マクラーレンは持ち味のバランス性能を発揮できるかが焦点となる。

    オスカー・ピアストリとマックス・フェルスタッペン

    勢力図の再構築が進む三つ巴のタイトル戦

    シーズン終盤に入り、タイトル争いはピアストリ、ノリス、フェルスタッペンの三強構図に明確化した。ピアストリは安定した速さを維持しているが、ここ4戦ではミスや不運も重なり、優勝から遠ざかっている。対照的にフェルスタッペンはメカニカルバランスの改善とアップグレードの成果により、レッドブルRB21のポテンシャルを最大限に引き出しつつある。

    ピアストリにとって重要なのは、ノリスとのチーム内バトルを制しつつ、フェルスタッペンの勢いを封じることだ。メキシコはマクラーレンにとって得意とは言い難いが、タイヤマネジメントとパッケージの総合力で勝負できる舞台でもある。標高が生む空力効率の差が、三者の戦力差をさらに際立たせることになりそうだ。

  • マクラーレンF1 ランド・ノリスの「内部的な措置」を解除

    マクラーレンF1 ランド・ノリスの「内部的な措置」を解除

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、F1アメリカGPスプリントで起きたチームメイト同士の接触を振り返り、ランド・ノリスに科されていた「内部的な措置」が解除されたことを明らかにした。

    アメリカGPのスプリントでは、スタート直後のターン1でニコ・ヒュルケンベルグがピアストリに接触。これによりピアストリはノリスに衝突し、2台ともオープニングラップでリタイアを余儀なくされた。スチュワードによる調査は行われなかったものの、一部ではピアストリのスイッチバックを試みた動きが原因だったと指摘する声もあった。

    この一件は、シンガポールGPでノリスがピアストリを抜く際に接触した件に続く、マクラーレン内部での“チーム内バトル”の再燃となった。マクラーレンはその際、ノリスに対して「今後数戦にわたって影響を及ぼす軽度のスポーティングな処分」を与えていた。

    しかし今回のアメリカGPでの接触を受け、その処分が帳消しになったことをピアストリが認めた。

    「僕たちは毎週末、どんな状況であっても必ず検証を行っている」とピアストリは『Motorsport Week』などに語った。

    「スプリントでは僕にも責任の一部があると思う。だから今週末は、僕たち2人ともクリーンスレート(白紙)から再スタートする。お互いにただレースをして、どちらが上に来るかを見るだけだ」

    「クリーンスレートとは、ノリスへの措置が解除されたという意味か?」と問われると、ピアストリは「その通り。ランドに対する処分は取り消された」と明言した。

    マクラーレン F1

    プレッシャーは感じていないと強調
    ピアストリはまた、マクラーレンが掲げる「レーシング・プリンシプル(レース上の原則)」がタイトル争いにおいてプレッシャーになっているのではとの見方を否定した。

    「特にそうは思わない」と14ポイント差のランキング首位に立つピアストリは答えた。「僕たちにとってのルールは非常に明確だ。チームメイト同士でぶつからないということだよ」

    「でもそれはどんな状況でも同じことで、チームメイトとして当然求められるレースの仕方だと思う。それが余計なプレッシャーになることはない」

  • ジェンソン・バトン、ピアストリの苦境に共感「F1は本当に精神的に厳しい」

    ジェンソン・バトン、ピアストリの苦境に共感「F1は本当に精神的に厳しい」

    2009年、ブラウンGP時代にタイトルを争ったジェンソン・バトンは、当時の自分と現在のオスカー・ピアストリの状況がよく似ていると感じている。レッドブルが巻き返しを見せる中で、かつての彼も同じように精神的なプレッシャーに苦しんだという。

    バトンは、当時ダブルディフューザーで圧倒的だったブラウンGPで前半戦を支配したが、夏以降はレッドブル勢の追い上げに苦しめられた。最終的に95ポイントを獲得し、旧ポイントシステムのもとでセバスチャン・ベッテルを下してタイトルを手にした。

    「彼(ピアストリ)は非常に難しい状況に置かれていると思う」とバトンは英『Sky Sports』で語る。「マシンが序盤のようには機能していないし、当時の僕も同じだった。最初は誰もが太刀打ちできないほど速かったのに、今はクルマが少し後れを取っている。そうなると、どうしてもチャンピオンシップのことばかり考えてしまうんだ」

    「そうすると、『このレースではポイントを落とさないようにしよう』『ミスをしないようにしよう』と考えすぎて、逆にミスが起こることもある」と続ける。「僕もタイトルを争っていたときに同じような間違いをした。自分にプレッシャーをかけすぎて、うまく対処できなかったんだ」

    それでも、バトンはピアストリには支えがあると語る。「でもオスカーにはマーク・ウェバーがいる。彼はマネージャーとして見守っているし、自身も苦しい経験をしてきた人物だ。今のオスカーにとっては大きな支えになるだろう」

    ノリスが14ポイント差に接近、マクラーレン内の流れが変化

    バトンはまた、ピアストリのチームメイトであるランド・ノリスの勢いにも注目している。現在ノリスはドライバーズランキングで首位ピアストリに14ポイント差まで迫り、ここ数戦では予選でも決勝でも上回る場面が目立つ。

    「ここ2戦はノリスの方が非常にポジティブだ」とバトンは語る。「もちろん、シンガポールの接触は良くなかった。チームメイト同士でぶつかるのは避けたいことだ。でもオースティンでは自信に満ちていたし、最初のプラクティスからオスカーに0.3秒の差をつけて、それを週末ずっと維持していた」

    「2人はまったく違う方向に進んでいる。今は自信がランドの側にあり、ネガティブな空気がオスカーにある。誰にでも起こり得ることだし、人間だから仕方ない。このスポーツは本当に精神的に厳しい」と締めくくった。

  • オスカー・ピアストリ F1アメリカGP決勝「すべて出し切ったが速さがなかった」

    オスカー・ピアストリ F1アメリカGP決勝「すべて出し切ったが速さがなかった」

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、F1アメリカGPの週末でペースが伸び悩んだ理由を探っている。ドライバーズ選手権首位として臨んだオースティンだったが、マックス・フェルスタッペンが圧倒的な走りを見せたことで、そのリードは大きく削られた。

    フェルスタッペンはこの4戦すべてでマクラーレン勢を上回る結果を残し、ピアストリとの差は104点からわずか40点にまで縮まった。

    ピアストリは決勝で5位に終わり、スプリントでも1周目にランド・ノリスと接触してリタイアするなど、苦しい週末となった。

    「今日は“できることはすべてやった”という感じだった」とピアストリは振り返る。

    「スタートで1つ順位を上げたけど、ペース的にそれ以上を望むのは難しかった。今週末なぜペースが足りなかったのかを理解する必要があるけれど、すべてが悪かったわけじゃない。与えられた状況で最善を尽くしたし、それが自分にできるすべてだ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 アメリカグランプリ

    タイトル争いへの影響

    フェルスタッペンが優勝し、ノリスも2位でフィニッシュしたことで、選手権上位3人の差はさらに接近。ノリスとの差は14点まで縮まり、タイトル争いは激化している。

    「もちろんマックスもランドも差を詰めてきているけど、今年はどの時点でも“安全圏”なんてなかった」とピアストリは語る。

    「確かに一時的に少し余裕があったときもあったけど、リラックスできるような状況ではなかった。自分の考え方は変わっていないし、これからも変えるつもりはない。毎週末ベストを尽くすだけだし、その結果が自然と出てくるはずだ」

    メキシコへ続くタイトル3強の戦い

    F1は次戦メキシコGPへと舞台を移す。フェルスタッペン、ノリス、そしてピアストリの3人によるチャンピオンシップ争いは、いよいよシーズン終盤に向けて佳境を迎える。

  • オスカー・ピアストリ F1アメリカGP予選「リズムに乗れず苦しいセッション」

    オスカー・ピアストリ F1アメリカGP予選「リズムに乗れず苦しいセッション」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、アメリカGP予選で6番手に終わり、チャンピオンシップ首位として迎えた週末で思うような結果を得られなかった。

    前日のスプリント予選では3番手につけ、フェルスタッペンやノリスに肉薄したものの、スプリント決勝の1周目で多重クラッシュに巻き込まれてリタイア。マシンは大きく損傷し、チームは予選に向けて再組み立てを余儀なくされた。

    Q1では両マクラーレンが苦戦し、辛うじてQ2に進出。ピアストリはQ3で使用済みタイヤのセットを使って最初のアタックに臨んだが、フェルスタッペンの暫定ポールに1秒近く遅れた。最終アタックで改善は見せたものの、最終的には6番手にとどまった。

    「特に大きなミスをしたわけではないけど、セッション全体を通してリズムをつかめなかった。ずっと苦戦していたんだ。これから原因を確認するけど、かなり大変な戦いだった」とピアストリは語った。

    別の取材では、マシンへの自信の欠如が複数のコーナーでタイムロスにつながったと説明している。

    「このサーキットは、マシンと一体になれていないとタイムを失いやすいコーナーが多い。あの感触のままでは6番手という結果にも驚かない」とピアストリはコメントした。

    決勝に向けた前向きな姿勢

    スプリントでのクラッシュにより、高燃料状態での走行データを得られなかったマクラーレンとは対照的に、フェルスタッペンらライバル勢はスプリントを走り切ってセットアップを進化させていた。それでもピアストリは、決勝での巻き返しに意欲を見せている。

    「理想のペースを得られなかったのは残念だけど、明日はチャンスがたくさんある。レースペースが良ければいい結果を出せると思うし、ここはオーバーテイクもできるサーキットだからね。週末はまだ終わっていない」と語った。

    マクラーレンF1チーム代表のアンドレア・ステラも、ピアストリの苦戦について「強風や路面温度の変化の中でマシンへの信頼感を失っていたことが影響した」と説明している。

    分析:データ不足と信頼感の欠如が影響

    ピアストリは週末を通じて高いポテンシャルを示していたが、スプリントでのクラッシュが予選への準備に大きく響いた。再組み立てられたマシンで走行リズムを取り戻す前に、強風と高温という不安定なコンディションが重なり、マシンとの一体感を失ったことがタイムロスの主因となった。

    マクラーレンは中高速コーナーでの安定性に優れる一方、風向きの変化による前後バランスの乱れに敏感な傾向があり、特にピアストリはこの点でノリスより影響を受けやすい。決勝ではデータ不足を補う柔軟な戦略が鍵となるだろう。

  • マクラーレンF1 同士討ちを内部調査でノリスに責任「処分はシーズン末まで」

    マクラーレンF1 同士討ちを内部調査でノリスに責任「処分はシーズン末まで」

    マクラーレンのランド・ノリスは、シンガポールGPでチームメイトのオスカー・ピアストリと接触した件について、チーム内での“処分(repercussions)”がシーズン終盤まで続くことを明かした。

    ノリスはシンガポールGPのオープニングラップで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のリアに軽く接触した直後、ターン3でピアストリのマシンにサイドから当たりながらオーバーテイクを敢行。

    結果的に前に出たが、この一件をピアストリは「フェアじゃない」と不満を示した。マクラーレンはレース中にチーム内での処分を下さなかったが、後の内部調査でノリスが責任を負う形となった。

    マクラーレンはこのレースでコンストラクターズタイトルを決めたものの、チーム内の緊張が漂う形で週末を終えた。

    内部調査でノリスに責任、チームは「再発防止」へ
    「事後にすべてが精査された結果、僕には今シーズンの終わりまで影響する“処分”がある」とノリスはスカイスポーツF1に語った。

    「何もなかったわけじゃないけど、あの接触は小さなもので、避ける余地もあったと思う。レース後にも言ったけど、あんな形で接触してしまうと、自分のチャンピオンシップを危険にさらすことになる。誰と戦っていても、それは同じなんだ」

    「もちろん自分に対しての影響はあるけど、レースでの姿勢や戦い方の部分は今までと変わらない」

    ピアストリ「チームの対応には満足。もう過去のこと」
    一方、ピアストリはノリスに科された“処分”の内容を明かさなかったが、チームが適切に対応したと評価している。

    「その処分が何なのかは言えない。それはチームの中だけのことだ」とピアストリは説明した。

    「結論としては、シンガポールで起きたことは、チームとして望むレースのやり方ではなかったということ。ランドもその責任を受け入れた。だからもう過去のことだ。チーム内のルールを変える必要はないし、ちゃんと処理された」

    「マクラーレン内にえこひいきはない」
    また、一部で指摘されたノリス優遇の噂についてもピアストリは否定した。

    「チーム内にひいきはない。誰もがチャンピオンを狙う公平なチャンスを持っていると思うし、それはすごくフェアだ」と語った。

    分析:タイトル争いに潜む“静かな火種”
    ノリスとピアストリの接触は小規模なものだったが、マクラーレンがタイトルを懸けて戦うこの時期に起きたことで、その波紋は大きかった。内部的な「処分」とは懲罰的なものというより、ドライバー間の協定やチーム内ルールに関する制約を指すと考えられる。

    マクラーレンはシーズン終盤にかけてドライバー同士のバトルをどう管理するかが焦点となる。22ポイント差に迫ったノリスが再び攻めの姿勢を強める一方、チームとしては安定したダブルフィニッシュを最優先する展開も想定される。和解を強調する両者だが、シーズン終盤のタイトル争いで再び火花が散る可能性も残されている。

    Source: Crash.net

  • ピアストリのフェラーリF1移籍説は「レッドブルの策略の可能性」とモントーヤ

    ピアストリのフェラーリF1移籍説は「レッドブルの策略の可能性」とモントーヤ

    元マクラーレンF1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、オスカー・ピアストリのフェラーリ移籍の噂について「マクラーレンを動揺させるためのレッドブルの仕掛け」かもしれないと語った。

    最近、マクラーレンがピアストリよりもチームメイトのランド・ノリスに有利な判断を下しているという見方が広がり、現チャンピオンシップ首位のピアストリがフェラーリへ移籍する可能性があるという憶測が浮上した。

    モントーヤは、こうした噂の背後には意図的な“かく乱工作”があるかもしれないと指摘する。

    「これは誰かがマクラーレンをかき乱すために話を作り上げている可能性もある。結局のところ、注目を集めてマクラーレンに問題を引き起こすのにうってつけの方法だ」とモントーヤは語った。

    「それはちょうどトト(ヴォルフ)がマックス(フェルスタッペン)に対してやったことのようなものだ。実際にマックスを獲得できるチャンスがあったかどうかは分からないが、ヘッドラインを飾ることにはなった。ピアストリとフェラーリの話も、例えばレッドブルから出たものかもしれない。『マクラーレンを不安にさせよう』と考えた誰かが、こうしたリークを仕掛けてもおかしくない」とモントーヤは続けた。

    さらに彼は、この“噂作戦”はピアストリ自身にも有利に働く可能性があると述べている。

    「もしオスカーが本当に優れたドライバーだと思うなら、他チームが彼を欲しがっていることを示すいい機会になる。つまり、オスカーの立場からすれば『自分を本当に必要とするならリスペクトしてほしい』というメッセージをマクラーレンに伝える手段にもなる」とモントーヤは締めくくった。

    GPBlog

  • アレックス・パロウ、ピアストリ加入に怒り「F1昇格の希望を奪われた」

    アレックス・パロウ、ピアストリ加入に怒り「F1昇格の希望を奪われた」

    マクラーレンの新人オスカー・ピアストリの加入が、アレックス・パロウとチームとの関係崩壊の決定的要因になった──そう証言された内容を『Sky Deutschland』が報じている。

    ロンドンの高等法院では現在、インディカー王者パロウがマクラーレンとの契約を破棄してチップ・ガナッシ・レーシング残留を決めたことに関する、2,070万ドル(約31億円)規模の損害賠償訴訟が進行中だ。マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンも証言台に立った。

    パロウは宣誓供述書の中でこう述べた。

    「唯一魅力的な選択肢はF1への道だった。僕の野望は世界最高峰のシングルシーターシリーズに参戦することだった」

    そして2022年後半、マクラーレンがピアストリのF1昇格を発表した瞬間の心境を明かした。

    「その知らせを聞いたとき、僕はひどく動揺し、心配で、怒りを感じた。マクラーレンが別の新人を契約したからだ」

    報道によると、パロウはその後、ブラウンから「F1への希望はまだある」と説得されたという。さらにブラウンは「ピアストリの成績は君のものと比較される」と語り、ピアストリ起用は「アンドレアス・ザイドルの決定で、自分の判断ではない」とも述べたとされる。

    「その時点で、すべてが変わったと悟った」とパロウは語り、マクラーレンとの関係を断ちガナッシ残留を選んだ理由を説明した。

    さらに法廷では、マクラーレンのスタッフが「訴訟を避けるため内部メッセージを削除した」とされるWhatsAppのスクリーンショットも提示されたが、ブラウンはその指摘を「完全に否定」したという。

    高等法院での審理は引き続き行われている。

    マクラーレンの内部事情と影響分析
    今回の証言で注目されるのは、パロウがF1昇格を目指してマクラーレンとの契約に踏み切ったにもかかわらず、同チームがピアストリを起用したことで心理的な決定打となった点だ。ブラウンが「比較対象になる」と述べたことで、パロウは自身がF1計画から外れたと感じたとみられる。

    また、ザイドル(当時チーム代表)の決定とされた人事判断は、マクラーレン内での権限構造の一端を示唆しており、後にザイドルがザウバーCEOへ移籍した経緯とも関連があるとみられる。

    マクラーレンは2025年シーズンに向けて再びF1での栄光を取り戻しているが、その陰には複雑な契約関係と内部調整が続いていたことを、今回の訴訟は浮き彫りにしている。

  • オスカー・ピアストリ、マクラーレン本社でセナの伝説マシンMP4/6をドライブ

    オスカー・ピアストリ、マクラーレン本社でセナの伝説マシンMP4/6をドライブ

    マクラーレンF1は10月12日、ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)で行われた特別イベントにおいて、伝説のマシン「MP4/6」を走らせ、アイルトン・セナの功績を称えた。

    ステアリングを握ったのはオスカー・ピアストリとランド・ノリス。湖畔を駆ける赤と白のマクラーレン・ホンダの姿がSNSで話題を呼び、投稿動画は数時間で40万回以上再生され、2万件を超える“いいね”を集めた。

    マクラーレンは現在、1980年代後半以来の黄金期を迎えており、このタイミングでの“セナ追悼走行”は象徴的なものとなった。10月5日のF1シンガポールGPで2年連続となるコンストラクターズタイトルを確定させた直後で、チームにとって通算10回目の栄冠。短いオフ期間を利用し、本社で祝賀イベントを開催した。

    MP4/6は1991年にセナを3度目の王者へと導いた名車で、ホンダ製V12エンジンを搭載。ピアストリがこのマシンをドライブする姿に、ファンからは「時代がつながった」と感動の声が寄せられた。

    現在ピアストリはドライバーズランキング首位(336ポイント)で、今季7勝・14表彰台。僚友ノリスが2位(314ポイント)につけ、今季はすでに7度の1-2フィニッシュを達成している。1989年にアラン・プロストとセナが記録した年間10回の1-2まで、あと3回に迫っている。

    エクレストンも絶賛「マックス・フェルスタッペンの次に最高のドライバー」
    元F1最高責任者バーニー・エクレストンも、ピアストリの冷静な走りを高く評価している。

    「彼は仕事をきっちりこなす。ミスをすればそれを認め、他人のせいにはしない。そして二度と同じミスをしないようにする。彼はマックス・フェルスタッペンの次に最高のドライバーだ」とSport.deに語った。

    今季マクラーレンMCL60は、残り6戦を残してタイトルを決めるという前例のない速さを見せ、2023年のレッドブルを上回る最速記録でコンストラクターズチャンピオンを確定。
    一方、レッドブルは夏以降マックス・フェルスタッペンが復調し、モンツァとバクーで連勝、シンガポールで2位を獲得するなど4戦連続表彰台を記録している。夏休み明け以降の獲得ポイントは84点で、ジョージ・ラッセル(65点)、ピアストリ(52点)、ノリス(39点)を上回っている。

    マクラーレン黄金期の再現へ
    セナとプロストが築いた“マクラーレン黄金期”の記憶が、再び蘇ろうとしている。ピアストリとノリスのコンビが残り6戦で1-2フィニッシュ記録を更新すれば、チーム史に新たなページを刻むことになる。

    ピアストリがセナのマシンを操る光景は、伝統と未来が交わる象徴的な瞬間となった。