カテゴリー: オリバー・ベアマン

  • ハースF1チーム ピットレーンスタート処分を逆手にベアマンのPUを大量交換

    ハースF1チーム ピットレーンスタート処分を逆手にベアマンのPUを大量交換

    オリバー・ベアマンは、ハースF1チームのマシンに搭載されているパワーユニットを交換したため、F1オランダGPをザントフォールトのピットレーンからスタートすることになった。

    ハースF1チームは、珍しい規則違反によるペナルティを逆手に取り、最終的に同じ結果となるこの措置を選んだ。

    ベアマンは、ランス・ストロールのクラッシュ後に計測ラップを記録したドライバーの中で最も遅い19番手に終わったが、予選終了から数時間後、チームはFIAの技術委員ジョー・バウアーによって、スポーティングレギュレーション第40.6条違反の疑いでスチュワードに報告された。

    この条項は、予選終了から2時間以内にマシンを覆い、FIAがパルクフェルメに先立ちシールを施せるようにすることを規定している。

    規則文には、第40.6条違反が認められたドライバーは、第40.9条(パルクフェルメ規定)違反にも該当し、必然的にピットレーンスタートが科されると記されている。

    FIAはすでに公式に、オリバー・ベマナンがこの違反で有罪と認定され、ピットレーンスタートとなることを確認した。

    ハースF1チーム

    ベアマンは大半のパワーユニット構成要素でグリッドペナルティに到達する寸前だったが、今回の交換はパルクフェルメ下で行われ、さらに異例の規則違反も重なったため、適切な処分はピットレーンスタートとされた。

    具体的には、この20歳のドライバーは現在、5基目の内燃エンジン(ICE)、5基目のターボチャージャー(TC)、5基目のモーター・ジェネレーター・ユニット(運動エネルギー回生:MGU-K)、5基目のモーター・ジェネレーター・ユニット(排熱回生:MGU-H)、そして3基目のコントロール・エレクトロニクス(CE)を搭載しており、いずれも許容される割り当て数を1基超えている。

    一方で、6基目のエキゾーストシステム(EX)については、シーズン中に最大8基まで使用可能とされているため、今回に限りペナルティは科されない。

  • エステバン・オコン ハースF1の若き同僚“フーリガン”ベアマンを称賛

    エステバン・オコン ハースF1の若き同僚“フーリガン”ベアマンを称賛

    エステバン・オコンは2025年のF1シーズンにアルピーヌからハースF1チームへ移籍した。アメリカのチームは、オコンとF1ルーキーのオリバー・ベアマンという全く新しいラインナップで臨んでいる。フランス人ドライバーは最近、若きチームメイトを「フーリガン」と呼びながら称賛した。

    エステバン・オコンはここ数年、チームメイトとの関係において良好とは言えない状況が続いていた。

    フォースインディア/レーシングポイント(現アストンマーティン)ではセルジオ・ペレスと不和があり、アルピーヌではフェルナンド・アロンソと最初は良好な関係を築き、2021年のハンガリーGPでは二度の王者がオコンの初優勝を助けた。

    しかし2022年シーズンには関係が悪化し、アロンソへの攻撃的な走りが裏目に出た。アロンソの後任としてピエール・ガスリーが加入したが、2人のフランス人ドライバーもまた関係はうまくいかず、2024年モナコGPでの衝突が決定的となった。

    一方で、オコンはハースでのスタートをベアマンと良好な関係で切った。両者はイギリスGPでコンディションが難しい中で接触したものの、ハースのチーム代表・小松礼雄が事態を収め、関係への影響はなかった。

    オコンは最近、最新のチームメイトとの関係について語り、こう述べた。

    「僕らには少し同じ情熱がある。ただ彼はフーリガンだ!若いから、いろんなことを経験してるんだ。例えばグッドウッドで、走ったあとに誰が一番大きなスリックタイヤを持ち帰るかって挑戦をしてたんだ」

    「彼はギアボックスのコンピューターをだます方法を思いついたんだ。時速30キロで走ってるのに、リアタイヤを7速にまで入れてしまった。僕ならそんなことをする勇気はなかった!たとえ30で走ってても、リアタイヤが280出てたら車はおかしな動きをする。見ていて本当に面白かったよ!」とオコンは付け加えた。

    エステバン・オコン ハースF1チーム オリバー・ベアマン

    「変わってない」──シルバーストンでのベアマンとの接触について
    2025年のイギリスGPで、オコンとベアマンは接触した。大雨の後に路面が乾き始めた状況で、ルーキーがインから仕掛け、2人は接触してシンクロしたようにスピンした。両者ともに走行を続けられたが、ポイント獲得には至らなかった。

    レース後、小松礼雄がミーティングを開き、その件について話し合った。オコンはこのクラッシュが関係に影響していないことを明かし、こう述べた。

    「オリーとの関係は変わってない。おそらく僕が経験したチームメイトの中で一番良い関係だ。僕らは本当にうまくやってるし、チームの中もサーキットでもこういう雰囲気があるのはいいことだ」

    現在、オコンはドライバーズランキング10位で27ポイント、ルーキーのベアマンは19位で8ポイントを獲得している。

  • オリバー・ベアマン F1ハンガリーGP決勝「序盤は良かったけど…」

    オリバー・ベアマン F1ハンガリーGP決勝「序盤は良かったけど…」

    オリバー・ベアマン(ハース)は、2025年F1第14戦ハンガリーGP決勝で唯一のリタイアとなった。10位圏内を走行していた序盤から一転、車両の不具合により中盤での戦線離脱を強いられる悔しい一戦となった。

    12番グリッドからスタートしたベアマンは、好スタートを決めてポイント圏内に浮上。第1スティントではDRS列の先頭を守る粘りの走りを見せていたが、マシンバランスに違和感を覚え始め、最終的にはフロアに深刻なダメージが判明し、リタイアを選択した。

    「最初のスティントはなんとかP10で走れてたけど、正直かなりギリギリだった」とベアマンはコメント。

    「クルマの感触が最初からしっくり来なくて、ずっとオーバーステアに悩まされていた。第2スティントに入ってからも症状は悪化して、どこかでフロアにダメージを負ったと思う。データ上でも急激にダウンフォースが落ちていたから、その時点でもうレース続行は難しいと判断した。」

    「予選とスタートはうまくいっていただけに残念だったけど、後ろから追われるばかりで前に進める感じじゃなかった。直近のレースではレースペースに手応えを感じていたけど、今回はそうじゃなかった。その理由を理解する必要がある。」

    ハースのチーム代表、小松礼雄はベアマンのリタイアについて次のように語った。

    「オリバーのクルマは明らかにオーバーバランスだった。今週末はターン4で3回もフロアを擦っており、今回のリタイアもその蓄積が原因の一つだったと思う。我々としてもその再発防止策を考える必要がある。クルマの競争力はあるが、それを結果につなげられていない現状をしっかりと受け止めなければならない。」

    チームとしてはここ3戦連続で苦戦が続いており、ベアマンにとっても後半戦に向けた立て直しと安定性の確保が急務となる。

    オリバー・ベアマン ハースF1チーム ハンガリーGP F1オリバー・ベアマンは10位を走行していたが、フロアのダメージによりレース中盤で無念のリタイアを喫した。

    惜しくもリタイアとなりましたが、まずはマシンに異常があると気づいた瞬間のことを教えてください。

    オリバー・ベアマン: 最初のスティントではP10を走ってたんだけど、ずっとギリギリの状態で走ってる感じだった。クルマのフィーリングにすごく苦しんでいて、全体的にひどいオーバーステアが続いてたんだ。

    それが2スティント目になってさらに悪化して、どこかでダメージを拾ったんじゃないかと思う。実際に空力の負荷が大きく落ちてるのがデータでも確認できて、あの時点で完走は無理だと判断した。

    全体としては惜しい展開にも見えましたが、どんな気持ちでレースを終えましたか?

    ベアマン: 正直、すごく悔しい。予選も良かったし、スタートも決まって1周目でP10まで上がれた。でも最初の周からずっと後ろを見ながら走っていて、前を攻めるような走りは一切できなかった。

    レース中の感触がまったく良くなくて、ただ「生き延びる」ために走ってるような感じだった。それってレースしてるとは言えないし、正直つらいよ。これまでの数戦では決勝でいいフィーリングがあっただけに、なぜ今回はそうならなかったのか、ちゃんと原因を突き止める必要がある。

  • オリバー・ベアマン F1ハンガリーGP初日「マシンにはもっと速さがある」

    オリバー・ベアマン F1ハンガリーGP初日「マシンにはもっと速さがある」

    オリバー・ベアマンは、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行でFP1は6番手、FP2は11番手と健闘。「FP1はラップ1からクルマの感触が最高だった」と好調な滑り出しを振り返った。

    一方のFP2ではトラフィックに悩まされ、「リズムがつかめなかった」と語ったものの、「まだマシンには速さが残っている」と前向きな姿勢を見せ、予選での巻き返しに意欲を燃やしている。

    Q:初日を終えて、振り返ってみてどうでしたか?

    オリバー・ベアマン: FP1はすごく良かったよ。クリーンなセッションだったし、ラップ1からクルマの感触が良くて、毎周自信を持って走れた。

    どんどんビルドアップしていけたし、マシンのフィーリングは本当に素晴らしかった。

    オリバー・ベアマン ハースF1チーム

    Q:FP2では少し順位を落としましたね。

    オリバー・ベアマン: クルマの感触はFP1と同じくらい良かったんだけど、セッション全体がちょっとバタバタしてた。

    トラフィックに引っかかる場面が多くて、なかなかリズムをつかめなかった。なんとか悪くないラップはまとめられたけど、まだマシンにはもっと速さがあると思ってる。

    Q:その速さが出せれば、週末には期待できそうですね?

    オリバー・ベアマン: そう思ってるよ。フィーリングはずっと良かったし、FP1はちょっと良すぎたかもしれないけど、FP2の結果は僕たちの本当のポテンシャルより下だと思う。

    このサーキットはラップが短くて僅差になるから、明日はすべてをまとめきらないとね。でも、いい結果が出せると信じてる。

  • ハースF1のベアマン、スウェーデン休暇中にカート記録へ本気の挑戦

    ハースF1のベアマン、スウェーデン休暇中にカート記録へ本気の挑戦

    ハースF1のルーキー、オリバー・ベアマンは、サーキットから離れていてもその競争心が止まることはない。

    イギリスGPとベルギーGPの3週間のインターバル中、ベアマンはグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに登場した後、リフレッシュを兼ねてスウェーデンで休暇を過ごしていた。しかし、滞在先の近くに偶然見つけたカート場が、彼とそのガールフレンドの休暇予定を一変させることになる。

    「スウェーデンにバカンスで来ていて、滞在先のすぐ近くにカート場があったんだ。まったくの偶然だったよ」とベアマンは語る。

    「彼女の家族から『このラップレコードを破ってみて』って言われて、正直最初は“楽勝でしょ”って思った。でも初日は0.3〜0.4秒遅れだったんだ」

    「そのコースはすごく面白くて、1周29秒の短いレイアウトだったから、ミスできない。すごく正確に走らないといけなくて、全部のテクニックを駆使したよ。相手も速かったんだ」

    ベアマンはこの“休暇中のサイドクエスト”を完全に本気で取り組み始めた。数時間の格闘の末、燃料を抜いたり、エンジンを冷却するためにブロワーを使ったり、ガールフレンドと二人三脚でマシンを整備する姿まで見せた。

    「本気の、本気の戦いだった。最終日は新品タイヤを履いて、ランごとに空気圧を調整して、完全に“本番仕様”で挑んだんだ」

    「2時間くらいずっと走ってた。壁をちょっと動かしたりしながら(笑)、完璧な1周をまとめようとして、結局0.05秒差でレコードを更新できた。ずっと0.03〜0.04秒届かないラップが15回くらい続いてて、そこまで来たら、もうやめられないんだよ」

    「燃料を抜いて軽量化してるところを撮った写真もあるよ。エンジンはブロワーで冷却して、タイヤは彼女が整備してくれた。企業用カートだったけど、その日は暑くて、エンジンのパフォーマンスがすごく落ちてた。だからボディワークも一部外して冷やしたんだ。完全にハイテク作戦だった」

    「誰かがストレートで僕にスリップストリームを与えて、最後の瞬間に避けてくれたりね。服装もできるだけ軽くするために、普通の格好だったけど短パンと薄いTシャツで走った。ストレートでも頭を下げて空力を意識したし、本気でやってたよ」

    ハースF1チーム F1 オリバー・ベアマン

    この挑戦は単なる遊びではなく、ベアマンにとってはF1の激務から離れ、自分の原点であるモータースポーツへの情熱を再確認する時間にもなった。

    「昔からカートが大好きだったから、スウェーデンは本当に素晴らしかったし、美しい国だった。最高の休暇の過ごし方だったよ」と語る。

    「毎日カートに乗る予定ではなかったけど、悪くないよね? モータースポーツへの愛を思い出させてくれるし、F1でのハードな戦いの間に気分をリセットできた。シルバーストンでは難しい週末を過ごしたから、それを振り返る時間にもなった。でも今はレースウィークが始まって、スパが待ちきれないよ」

    とはいえ、ベアマンには最後に1つだけ疑問が残っていた――なぜこの“地元のカートキング”は、そんな驚異的なラップタイムを記録できたのか?

    「分からないよ。彼、F1に行くべきじゃない?(笑)もしくは体重が20キロとか、それくらい軽いんじゃないかと思ってる」

    「とにかく暑すぎたのが問題だったと思う。もし記録を破れなかったら、翌朝の6時とか7時、もっと涼しい時間に出直すつもりだった」

    「聞いた話だと、その人は4月か5月、氷点下20度とかのときに記録を出したらしい。だからそれが理由だと思ってる。まあ、それを言い訳にしてるんだけどね!」

  • オリバー・ベアマン F1ベルギーGP決勝「途中からPUに問題を抱えていた」

    オリバー・ベアマン F1ベルギーGP決勝「途中からPUに問題を抱えていた」

    オリバー・ベアマンは2025年F1ベルギーGP決勝で11位に入り、惜しくもポイントを逃した。

    中盤にエンジンの不具合が発生し、3つのポジションを失ったことが結果的に響いたが、レース序盤にはピエール・ガスリーを上回る位置につけるなど、力強い走りを見せていた。

    レース中はパワーユニットに複数の問題を抱えながらも、マシン自体のフィーリングには満足していたベアマン。「とにかく抜けなかった」と悔しさをにじませた一方で、週末を通じての好調さには手応えを感じており、ハンガリーでは得点圏内での戦いを確信している。

    Q:アリ、今日のレースはあと一歩でポイントというところでしたね。終盤には角田選手との激しいバトルもありました。振り返ってみてどうでしたか?

    オリバー・ベアマン: そうだね、最初のピットストップでミディアムに替えるタイミングがちょっと遅れてしまって、P11でポイント圏から外れてしまった。

    それに加えて、途中でエンジンの問題が出て3つ順位を落としたんだ。本当はその前にガスリーの前にいたし、ニコが後でピットに入ったから、実質的にはP10を取れていたはずだった。でも実際にはずっとパワーユニットのトラブルを抱えてて、オーバーテイクできる状態じゃなかった。クルマの調子は本当に良かっただけに、悔しいよ。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリPUトラブルを抱えながらも角田裕毅と接戦を繰り広げた

    Q:その悔しさの一方で、週末を通じてはポジティブな面も多かったのでは?

    オリバー・ベアマン: そうだね、週末を通して速さはあったし、クルマの仕上がりも良かったと思う。

    昨日と今日で違うダウンフォース仕様を使ってたんだけど、どちらでもQ3を狙えるペースはあった。つまり、クルマのポテンシャルは明らかに高いってこと。あとはチーム全体としてミスを少なくしていく必要があるけど、やるべきことは見えてるし、確実に前に進んでる。ハンガリーは僕らに合ってると思うから、しっかり巻き返したいね。

  • ハースF1チーム 今季初2台揃ってSQ3進出「マシンが変身した」 ベルギーGP

    ハースF1チーム 今季初2台揃ってSQ3進出「マシンが変身した」 ベルギーGP

    ハースF1チームは、2025年F1第13戦ベルギーGPスプリント予選で今季最良のパフォーマンスを発揮し、両ドライバーがそろってSQ3に進出。これは今季初めてのことであり、アップグレードの効果をようやく結果に結びつけた形となった。

    シルバーストンでは苦しんだものの、スパではマシンが見違えるように変化。予選ではトウ(スリップストリーム)を活用しながら連携プレーを見せ、エステバン・オコンが“ベスト・オブ・ザ・レスト”の5番手、オリバー・ベアマンが7番手と絶好のグリッドを獲得した。

    「素晴らしかったよ。すごくハッピーだ」とエステバン・オコンはコメント。

    「チーム全員におめでとうを言いたい。シルバーストンでは何が悪かったのかを探るのに2週間かけてきたけど、アップグレード自体は正しい方向だったのに、マシンがすごく難しかった。でも今日、僕らはクルマを変身させることができたし、フィーリングはとても良かったよ」

    「そして、今季初めて2台そろってSQ3に進めたのも最高の気分だ。もちろんこれはスプリント予選だから、気を引き締めて明日も同じことをやらなきゃいけないけどね」

    チーム代表の小松礼雄も、オコンのパフォーマンスとチーム全体の立て直しを高く評価した。

    「シルバーストンの日曜日を経て、我々としては何らかの反応が必要でしたし、クルマに力があるのは分かっていたので、今日はとても良い1日になりました」

    「しっかりと集中して、チーム全体で協力して取り組むことが大事でしたし、それをしっかり実行できたと思っています。フリー走行1回目の準備も非常にうまくいきましたし、スプリント予選に向けて必要な調整もきっちりできました」

    「全員の努力の賜物であり、クリーンな金曜日になったと思います。スプリント週末はどこも難しいですが、特にスパはなおさらです。その中で今日のような結果を出せたことを本当に誇りに思いますし、あとはP5とP7をしっかりポイントに変えていくことが重要ですね」

    ハースF1チーム ベルギーグランプリ

    オリバー・ベアマンもまた、予選での連携と自身の成長に手応えを感じていた。

    「プラクティスではミディアムとソフトか、ハードとソフトのどちらを使うか選択肢があったけど、僕はミディアムを選んだ。その方が予選の準備として自分にとって扱いやすいと感じたからね」とベアマンはコメント。

    「ソフトでちゃんとしたラップをまとめることはできなかったけど、クルマには確実に速さがあると感じていたんだ。今日はその感触どおりだったし、本当に嬉しいよ」

    「チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、2台そろってSQ3に進めたんだ。エステバンも素晴らしい走りだったし、最高の気分だよ」

    「シルバーストンで新しいアップグレードを持ち込んでQ3に進出できたし、今回もまたペースが良いと感じている。この流れをしっかり維持していきたいね」

    小松代表もベアマンの成長と安定感に好印象を持っている様子で、ハースにとって今季のターニングポイントとなる週末になりそうだ。

  • オリバー・ベアマン フェルスタッペンに同調「F1の厳罰化は本能を奪っている」

    オリバー・ベアマン フェルスタッペンに同調「F1の厳罰化は本能を奪っている」

    オリバー・ベアマンは、F1におけるドライバーの言動やレース中の行動に対するFIAの取り締まりが厳しくなっていることについて、マックス・フェルスタッペンの批判に同調した。

    現F1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、FIAが年々増やしている行動規範やレース中の規制が「本能的な判断を妨げている」として批判。今月初めには次のように語っていた。

    「バトルの中で本気で仕掛けられないと感じる瞬間がある。本能的じゃないとさえ感じる」

    「『ここでやっていいのか? それともペナルティを受けるのか?』って考えてしまう。それはもうレースじゃない」

    ハースの新人である20歳のベアマンも、Speed Weekの取材に応じ、フェルスタッペンと同様の見解を示した。彼は2024年にケビン・マグヌッセンが受けたレース出場停止処分を、その象徴的な例として挙げている。

    「マックスの意見に賛成する。マグヌッセンの出場停止はいい例だと思う。違反行為そのものはそこまで重大じゃなかったけど、ペナルティポイントの累積という意味では重かった」

    「正直、かなり厳しかったと思う。たとえばオーバーテイクに失敗して2台ともそのまま直進した場面もあったけど、あれは誰にも被害を与えていない。危険でもなかった。そんな行動に2ポイントも与えられたのは疑問だった」

    ベアマン自身も、地元シルバーストンでのグランプリにおいて赤旗中の違反で10グリッド降格と4ポイントのペナルティを受けている。こうした事例は、今のF1が過剰に厳しい環境になっていることを示している。

    「今はほんの些細なことでポイントがどんどん加算される。ドライバーとしてはホイール・トゥ・ホイールの戦いがしたいし、それを見たいと思っているファンも多いはず。もちろん不公平な動きがあれば罰せられるべきだけど、もっと適切なバランスが必要だと思う」

    さらにベアマンは、「本能」よりも「罰を恐れる気持ち」が前に出てしまう場面もあると語る。

    「レース中にふと、ガイドラインの一文が頭をよぎって、それで相手を先に行かせてしまうことがある。それって自然じゃない」

    「その場の判断は一瞬で求められる。FIAの5ページにわたるドキュメントを思い出してる余裕なんてない」

    「FIAの考え方自体は理解しているし、接触やバトルに対して一貫性を求めるのも当然。でも、それをすべての状況に当てはめるのはやっぱり難しいと思う」

  • ハースF1両ドライバー トヨタGTレーシングコンセプトを絶賛「驚きの連続」

    ハースF1両ドライバー トヨタGTレーシングコンセプトを絶賛「驚きの連続」

    ハースF1の新人ドライバー、オリバー・ベアマンは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでトヨタの新型GT3マシン「GTレーシングコンセプト」を走らせた際、「グッドウッドの丘が生きているようだった」と語った。

    このイベントでは、トヨタの次世代GT3マシンがカモフラージュ仕様で初の一般公開。ベアマンに加え、チームメイトのエステバン・オコンも有名なヒルクライムコースでこのマシンをドライブする機会を得た。

    市販予定のトヨタGTコンセプトの標準仕様も同様に走行しており、これは将来的にトヨタのフラッグシップモデルとして展開される見通しだ。

    ベアマンは昨年仕様のハースVF-24もグッドウッドでドライブしているが、今回は短くテクニカルなレイアウトにGT3マシンがより適しているとし、その性能の一端を披露することができたと述べた。

    「正直、すごく楽しかった。昨日は市販モデルをドライブしたけど、GTの方が確実に速いね。でも両方とも、それぞれの良さがあるんだ」

    「このコースにはGTの方が合っている。F1カーではパワーがありすぎるし、リアタイヤのグリップも足りなくて本気では攻められない」

    「でもGTカーならコースがまるで生きているように感じられて、本当に楽しかった。グッドウッドでここまで攻めたのは初めてだったけど、心から楽しめたよ」

    ハース F1 トヨタ

    同じくトヨタGTコンセプトのロードカーおよびレース仕様をドライブしたオコンも、今回の体験を高く評価した。これはハースとトヨタの新たな技術提携の一環として実現したものだ。

    GTレーシングコンセプトは、2017年からレースで使用されてきたレクサスRC F GT3の後継モデルとして開発されている。

    「本当に楽しかったよ。素晴らしいクルマだった」とオコン。

    「昨日はレースカーを、今日はオリバーと交代して市販車を運転したんだ。今朝は昨日よりちょっと快適だったね」

    「とにかく速くて、信じられないくらい性能が高い。こんなモンスターを僕たちに任せてくれたトヨタには本当に感謝してるよ。毎回トヨタの人たちに会うたびに驚かされる。そして今日はまだ続きがあるんだ」

  • ハースF1代表小松礼雄 ベアマンとオコンが同士討ちも「責任は問わない」

    ハースF1代表小松礼雄 ベアマンとオコンが同士討ちも「責任は問わない」

    ハースのF1チーム代表である小松礼雄は、F1イギリスGP終盤に発生したオリバー・ベアマンとエステバン・オコンの接触について、どちらのドライバーにも非はないとの見解を示した。

    カンナポリスを拠点とするハースは、シルバーストンでの週末を苦しい展開で終え、コンストラクターズランキングでも9位へと後退。新型アップグレードを投入したものの、VF-25のポテンシャルを引き出すことはできなかった。

    予選ではベアマンがQ3進出を果たしたが、FP3での赤旗無視による10グリッド降格ペナルティにより18番グリッドからスタート。オコンは15番グリッドからの出走となった。

    迎えた決勝はウェットからドライへと変化する難しいコンディション。44周目のブルックランズで両者は接触し、シンクロしたようなスピンを披露。そのままポイント圏外でレースを終えることとなった。

    レース後、小松はメディアに対し「我々のドライバー同士が接触するのは、最も起こしてはならないことだ」と語りつつも、「両者のオンボード映像を確認し、話も聞いたが、私の見解ではレーシングインシデントだ」として、責任は問わなかった。

    さらに小松は、今回の接触が発生した根本的な原因は「チームとしての週末運営の失敗」にあるとし、自身とチームに責任があると認めた。

    「今日は本当にひどいレースだった。我々はもっと良い仕事をしないといけない」

    「予選14位と18位という位置から無理に結果を狙いに行った時点で、すでに問題だった。クルマの実力に見合った結果を出すためには、週末を通してクリーンな運営を徹底しなければならない」

    「今回、オコンを先にピットに入れたのは正しい判断だった。だがオリバーはその直前に高速コーナーでコースオフし、その結果としてピットアウト後の隊列が逆転した」

    「オリバーのタイヤは温まっていて、オコンの方は冷えていたから、当然ながらオーバーテイクを狙ったが、そもそも我々はそんな状況に置かれてはならなかった。起きるべきことではなかった」

    エステバン・オコン ハースF1チーム オリバー・ベアマン

    オコンとベアマンも週末の“混乱”を回顧
    レース後、オコンは新型VF-25に対して違和感を抱えたままの週末だったと語り、チームとして多くの課題があると指摘した。

    「本当にフラストレーションの溜まるレースだった。見直すべき点があまりにも多すぎる。マシンは終始ドライブが難しかったし、全力でコースにとどまることだけに集中していた。楽しめるようなレースではなかった」

    一方、母国レースでペースを感じていたというベアマンは、オコンとの接触を含めて「混乱の多い週末だった」と振り返る。

    「正直、あの場面は非常に接近していた。チームと一緒に見直す必要があると思う」

    「とにかく混乱していた。僕のタイヤは非常に温まっていて、他のドライバーたちはまだかなり冷えていた。だからあの時点では大きなグリップ差があったけど……やっぱり全体としてめちゃくちゃな状況だった」