カテゴリー: 中嶋一貴

  • 中嶋一貴、フォーミュラ・ニッポンのチャンピオンを獲得

    中嶋一貴、フォーミュラ・ニッポンのチャンピオンを獲得

    中嶋一貴が、フォーミュラ・ニッポン2年目のシーズンで念願の初チャンピオン獲得した。

    フォーミュラ・ニッポンの第7戦が11月3日(土)、4日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。

    2012年シーズンの、選手権がかかったシリーズ最終戦となる今大会は、2レース制として実施される。ポイントは1レース毎に通常の半分が与えられるが、各レースの優勝者には3ポイントのボーナスが加えられる。

    このため、2レースで最大18ポイントを獲得することが可能。理論的には7名がタイトル獲得の可能性を残しての最終戦を迎えた。

    今季のタイトル争いは近年まれに見る接戦となっており、第6戦終了時点でポイントリーダーの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)、5ポイント差のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、7ポイント差のJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)を含む、わずか7ポイント差の中にいる5人が事実上タイトルを争う形で最終戦に臨むこととなった。

    4日(日)は好天に恵まれ、気温17度、路面温度23度という過ごしやすい気候の下、午前10時20分にレース1決勝がスタート。周回が20周と少なく、ピット義務のないレース1ではスタートが重要となるが、ポールポジションの松田は2番手スタートの伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の先行を許し、2位に後退。オリベイラも4位へと一つポジションダウン。これにロッテラーが続く形となった。その後は大きな順位変動は無く、そのまま松田が2位、オリベイラが4位、ロッテラーが5位でフィニッシュ。

    16番手スタートの中嶋一貴はスタートで3つ順位を上げ、その後1台パスしたものの12位。ノーポイントに終わり、タイトル争いは、レース1で1位、3位に入った伊沢と塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が同ポイントでトップに浮上。中嶋一貴は2点差の3位に後退。ロッテラーは5点差の4位、オリベイラが6.5点差の5位で最終レースとなるレース2を迎えることとなった。

    好天だったレース1とはうってかわって空には雲がかかり、路面温度がレース1に比べ3度ほど低下するコンディションの中、午後2時半にレース2(28周)のスタートが切られた。レース2はタイヤ4本の交換義務があるため、各チームピットタイミングの戦略も注目となった。

    スタートではポールポジションのオリベイラがポジションを守りホールショット。松田も3位をキープ。しかし、松田は1周目を終えて戻って来たシケイン手前でスローダウン。駆動系トラブルのため1周目にしてレースを終えることとなってしまった。

    9番手スタートの中嶋一貴ら数台が、1周目終了のタイミングでピットへ。タイヤを交換した中嶋一貴は、ピットに入った車両の中でトップでピットアウトすると、猛烈な速さで追い上げを開始した。

    首位を行くオリベイラは8周終了時にピットインし、中嶋一貴の前でピットアウト。しかし、翌周にもピットに戻り、再度タイヤを交換したため後退。13周目にもピットへ向かったオリベイラは、リアウィングのトラブルでそのままリタイアとなり、タイトル争いから脱落してしまった。

    その後は、各車が順次ピットへ向かっていったが、ハイペースで周回を重ねる中嶋一貴がライバル勢に先行し、徐々にポジションアップ。最後までピットインを引っ張った平手晃平(Project μ/cerumo・INGING)が23周目にピットインすると、中嶋一貴がついに首位に立った。

    中嶋一貴は安定したペースで首位を快走。最後は若干ペースを落としながらも、猛追するロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)に1秒以上の差を付けてトップチェッカー。9番手スタートからの大逆転で開幕戦に続く今季2勝目を挙げ、逆転で今季のシリーズチャンピオンを獲得した。2位にはデュバル、終盤ファステストラップをマークする好走を見せた平手が5位。後半バトルを続け、ファイナルラップにロッテラーをかわした大嶋和也(Team LeMans)が7位、ロッテラーが8位でポイントを獲得した。

    昨年シリーズ2位に終わった中嶋一貴にとって、フォーミュラ・ニッポン2年目のシーズンで念願の初チャンピオン獲得となった。PETRONAS TEAM TOM’Sは昨年のロッテラーに続き、2年連続のドライバータイトル獲得。
     日本のトップフォーミュラとして1996年以来17年に渡り争われてきたフォーミュラ・ニッポンは、来季より「全日本選手権スーパーフォーミュラ」と名称が変更されることが発表されており、中嶋一貴はフォーミュラ・ニッポン最後のチャンピオンとして名を刻むこととなった。

    中嶋一貴
    勝てばチャンピオンだというのはグリッド上で放送が聞こえていたのでなんとなくわかっていたのですが『ふーん、そうかぁ』という感じだけで(笑)。ただ、レースが進むにつれ、自分がピットに入り、塚越のぺースが良くないと聞いて、2番になるチャンスがあるのかなと思っていました。そしたらJP(デ・オリベイラ)のトラブルがあって、トップに立って…という展開になり、そこからは自分がこのままチェッカーを受ければ自分がチャンピオンだということはわかっていました。そういう意味では20何周、短いような長いような。とにかくクルマが良かったのであっという間に過ぎていきました。
    いつも勝って1周戻ってくると気持ちが冷めるというところがあるのですが、さすがに一年通して(チャンピオン獲得を)目標にしてやってきたし、開幕戦からコツコツと積み上げてきた結果なのでホントに言葉には表せないし、展開も自分でも信じられないようなものだったので、気持ちが冷めることはありませんでした。見てもらったとおりのままでした。喜びは大きかったですね。
    開幕戦の鈴鹿からダンデライアン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の2台とやりあってきたようなシーズンだったのかなと思います。今回も、予選でもレース1でも向こうが速かったので、ホントに厳しいシーズンでした。僕自身、昨シーズンランキング2位で終わったので、今年は自分がチャンピオンを獲るんだ、というふうに決めてというか、自分ではあまり言わないほうなんです。言わずにリラックスしてレースに挑むのが自分のやり方として今までやってきたんです。今年のフォーミュラ・ニッポンに関しては、有言実行でやっていこうと1年やってきました。でも最後(レース2の前)は気持ちが折れそうになりましたね(苦笑)。最終的に言ったことをしっかり達成できて良かったですし、チームとしてのアドバンテージもそれほどない中で、いろいろと試行錯誤して最後の最後までグリッド上までやったことが活かされたと思いますね。チームのみんなに感謝したいです。
    親子(父は中嶋悟氏)で全日本チャンピオンになったのが初ということですが、親子で獲れたのはすばらしいことだと思いますが、自分自身のこととして全日本のタイトルを獲ることにずっとチャレンジしてきてそれができていなかったので、今回達成できてほんとに良かったと思います。フォーミュラ・ニッポンでのチャンピオンが獲れて良かったとも思います。コツコツとこれからもやっていきたいと思います。

  • トヨタ、WEC第7戦富士で中嶋一貴がポールポジション獲得

    トヨタ、WEC第7戦富士で中嶋一貴がポールポジション獲得

    トヨタ・レーシングは13日(土)、富士スピードウェイで行われたFIA世界耐久選手権第7戦・富士6時間レースの予選でポールポジションを獲得した。

    今週末のレースでアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと再びコンビを組んだ中嶋一貴が午後に行われた公式予選で最速タイムを記録、タイムアタックバトルを繰り広げたライバルを0.140秒で退けた。これはトヨタ・レーシングにとって今季2度目のポールポジションとなる。

    トヨタ自動車の東富士研究所にも近い富士スピードウェイで行われるトヨタ・レーシングのホームサーキットでは、多くのファンがTS030 HYBRID #7に盛大な声援を送り、中嶋一貴はそれに見事に応え、2度目のタイムアタックでベストタイムを記録した。

    明朝は午前7時55分のウォームアップ走行に続き、トヨタ・レーシングとTS030 HYBRIDは午前11時に始まる6時間耐久レースの決勝をポールポジションからスタートする。

    中嶋一貴
    富士スピードウェイでポールポジションが獲得出来、本当に幸せだ。この結果は私にとってもチームにとっても大きな意味を持つ。セッション終了時のTS030 HYBRIDのピットの反応は、日本のそれもトヨタのホームサーキットということで期待も大きかっただけに、本当に凄かった。午前中のセッションで好感触だったのでポールポジション獲得の予感はあった。予選開始時に遅い先行車に引っかかったが、何とかクリアラップを取ることが出来た。この結果には満足だが、今日はまだ土曜日。明日の決勝レースは何が起こるか分からない。富士スピードウェイは最終セクターでの混雑が予想されるコースだけに、レースでは油断は禁物だ。なので、慎重にミスを起こさないように、それでいて勝利を目指して果敢に戦いたい。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    これは最高の結果だ。ホームレースでポールポジションを獲得出来てこれ以上の幸せはない。我々が採用しているトヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS?R)は富士スピードウェイから僅かの距離にある東富士研究所で誕生した。この素晴らしい結果を研究所の仲間に示すことが出来て大変に光栄だ。中嶋一貴がチームに再び参加してくれ、最高の仕事をしてくれたことを嬉しく思っている。本当に速いラップだったので、ポールポジションは当然だろう。ただ、今日の結果は素晴らしいが、我々の本来の目的は明日の決勝レースで勝つことだ。最高のスタートを切った今、我々に課せられたことはこの仕事を完成させることだ。

  • 中嶋一貴とトヨタ、日産に謝罪 (ル・マン24時間レース)

    中嶋一貴とトヨタ、日産に謝罪 (ル・マン24時間レース)

    中嶋一貴とトヨタは、ル・マン24時間レースで接触した日産に謝罪したことをNISMOが明らかにした。

    セーフティカー明けのリスタートで中嶋一貴がドライブするトヨタ TS030 HYBRID#7は、日産デルタウイングを押し出すカタチで接触。デルタウイングをドライブしていた本山哲は必至で修復を試みたが、残念ながらリタイアとなった。

    NISMOは公式Twitterで「中嶋選手とトヨタの首脳陣の方々が謝罪に来てくれました」とコメント。

    「中嶋選手は完全に自分のミスだと頭を下げてくれました。また、トヨタとニッサンでルマンリベンジしなくちゃね!!!」

    本山哲も自身のTwitterで「一貴から全く見えてなくて当たってしまったと謝罪がありました。 黒くて小さいから仕方ないか(笑)」とコメントした。

    関連:日産デルタウイング、無念のクラッシュリタイア (ル・マン24時間)

  • 中嶋一貴 「非常に刺激的で興味深い経験だった」

    中嶋一貴 「非常に刺激的で興味深い経験だった」

    中嶋一貴は、ポール・リカールで2012年FIA世界耐久選手権に参戦するトヨタ TS030 ハイブリッドでの初テストを行った。

    一貴、トヨタ TS030ハイブリッドでの初走行の感覚はいかがでしたか?
    とても刺激的でしたし、初めてル・マン プロトタイムを走らせることは興味深い経験でした。コックピットは、以前走らせていたクルマと比べるとタイトでしたが、うまく運転することができました。

    マシンには多くのポテンシャルがあると思いますし、そのポテンシャルを確認するために限界まで攻めてみました。バランスはいいですし、運転していて楽しいですね。ハイブリッドシステムもとても面白いです。特に僕たちはうまくハイブリッドを使い始めることができましたしね。

    ル・マン プロトタイプは初めてできたよね…
    そうです。マシンは違いますが、ドライビング面での違いはわずかです。グリップの限界を見つけて、それに対応するだけです。もう少し多くのラップが必要ですが、ペースはすでにいいですし、かなり自信を持っています。

    夜間にも運転していましたが、楽しかったですか?
    以前にも夜間に走ったことはありますが、ツーリングカーでしか走ったことはありませんでした。こんなに速いマシンで走ったのは初めてです。このトラックにはあまり照明がないので簡単ではありませんでした。でも、ナイトコンディションに慣れるための別の機会を持てると思っています。日光のもとで走る方が好きですが、異なる経験ですし、違ったチャレンジですね。

    すでにル・マンでレースをしているアレックスとニコラスはどのように彼らの経験をシェアしていますか?
    初参戦でいきなりル・マンに勝つのはとても難しいことです。それを成し遂げられたドライバーは多くいませんし、それはどれくらい難しいことかを示しています。アレックとニコラスには多くの経験がありますし、それはかなり助けになっています。耐久レース特有の時間の管理の仕方を含め、彼らは僕の質問のすべてに答えてくれます。いつ食事をすればいいか、どのように睡眠をとればいいかなど。すべての側面が懸念されます。特にトラフィックに関しては、スーパーGTでの経験が助けになるでしょう。ご存じのように2011年のル・マンの3人の勝者のうち2人がスーパーGTでレースをしていました。それも自身を与えてくれますね…

    ル・マンにはどのようなことを期待していますか?
    ケルンのTMGのドライバーシミュレーターでサーキットを経験しました。トラフィックはなかったですが、本当にエキサイティングな経験でした。リアルであそこを走るのを楽しみにしてます! レースをするのが待ち切れません。観客の多さなど、特別な雰囲気についても多くのことを聞いています。ル・マンにはまた行ったことがないので、素晴らしい経験になるでしょうね!

    主要諸元表:トヨタ TS030ハイブリッド

  • 中嶋一貴 「FIA世界耐久選手権に出場するのが本当に楽しみ」

    中嶋一貴 「FIA世界耐久選手権に出場するのが本当に楽しみ」

    中嶋一貴が、TOYOTA Racingから参戦する2012年FIA世界耐久選手権への意気込みを語った。

    TOYOTA Racingは、5月5日に開催されるFIA世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースで、TS030 HYBRID をデビューさせる。

    まだTS030 HYBRIDでの走行を行っていない中嶋一貴は「TS030 HYBRIDの初走行が待ち遠しい」とコメント。

    「ロールアウトの際にアレックスやニコラスといろいろと話したが、大きな可能性を秘めたクルマであるのは明らかだ。TMGのドライビング・シミュレーターでは長い時間運転しているので、ヴァーチャルな世界の中ではクルマの事も分かっているし、ル・マンのコースのことも分かっている。やっと本物を運転する時が来た」

    「自分にとっては素晴らしい挑戦だし、TOYOTA Racingと共にFIA世界耐久選手権に出場するのが本当に楽しみだ。ハイブリッド技術を携えてのル・マンへのカムバックはトヨタにとっては大きなチャレンジだと思うが、我々ドライバーにとっても大きなチャンスだと思うので、SUPER GTレースでの経験が活かせることを願っている。このプロジェクトに関わることができて最高だ。今シーズンは本当に頑張りたい」

    関連:
    ・トヨタ、ル・マン参戦マシン「TS030」を発表
    ・トヨタ TS030ハイブリッド (主要諸元表)

  • 中嶋一貴:プロフィール

    中嶋一貴:プロフィール

    中嶋一貴 (Kazuki Nakajima)
    所属:TOYOTA Racing
    国籍:日本
    生年月日:1985年1月11日

    「WECへの参戦は、トヨタにとって大変意味深いもので、そのプロジェクトの一員に選ばれ、大変光栄である。有名なルマンへの挑戦は自分にとっても新しいものであるが、これまでのあらゆるレースでの経験を生かしたい。ドライバー布陣も強力で、チームメイトの二人はお互いよく知っている。アレックスとはF1でいっしょに仕事をしたし、ニコラスとはGP2で競い合った仲である。またいっしょに仕事ができるのが待ち遠しい。ルマンについては経験者である彼らから色々学んでいっしょにいい仕事を是非したいと思っている」

    中嶋一貴 プロフィール

    1985年・愛知県生まれの中嶋一貴は、1996年にカートレースを始め、2002年にフォーミュラトヨタ・レーシングスクールでスカラシップ生に選出。翌2003年にTDPドライバーとしてフォーミュラトヨタシリーズに参戦し、デビューイヤーでチャンピオンを獲得した。その後、TDPドライバーとして全日本F3選手権、F3ユーロシリーズなどに参戦し、2007年はF1直下のカテゴリーであるGP2でシリーズ5位を獲得し新人王となった。同時に、ウィリアムズF1チームのテストドライバー兼リザーブドライバーを務め、最終戦ブラジルGPには、レースドライバーとしてF1GPに出場。初出場ながら、10位で完走を果たした。

    中嶋一貴 主な戦歴

    2011年 フォーミュラ・ニッポン参戦 シリーズ2位(1勝)
    SUPER GT参戦(GT500クラス)シリーズ8位
    2008〜2009年 AT&TウィリアムズよりF1世界選手権参戦
    2007年 P2シリーズ参戦(仏DAMS) シリーズ5位
    AT&Tウィリアムズテストドライバー
    F1最終戦ブラジルGPでレース出場 (TDP初のF1レースドライバー)
    2006年 F3ユーロシリーズ参戦(英マノー・モータースポーツ)シリーズ7位(1勝)
    2005年 全日本F3選手権にトムスから参戦 シリーズ2位
    SUPER GT参戦(GT300クラス) シリーズ8位(1勝)
    2004年 全日本F3選手権にトムスから参戦
    デビュー開幕戦2連続ポールツゥウィン シリーズ5位(2勝)
    2003年 トヨタ・スカラシップによりエッソ・フォーミュラトヨタシリーズ参戦
    デビューより3連続PP(3勝)シリーズチャンピオン
    1999年 鈴鹿選手権シリーズICAクラス参戦 シリーズチャンピオン
    1998年 鈴鹿選手権シリーズICAクラス参戦 シリーズ2位
    1997年 鈴鹿選手権シリーズRSOクラス参戦
    1996年 カートデビュー
  • トヨタ、2012年FIA世界耐久選手権(WEC)のドライバーに中嶋一貴を起用

    トヨタ、2012年FIA世界耐久選手権(WEC)のドライバーに中嶋一貴を起用

    トヨタは、2012年シーズンから参戦するFIA世界耐久選手権(WEC)で起用するドライバーを発表した。

    今回決定したドライバーは、以下の3名。
    ●アレックス・ブルツ: 37歳、オーストリア
    ●ニコラス・ラピエール: 27歳、フランス
    ●中嶋 一貴: 26歳、日本

    各ドライバーは国際競技のトップカテゴリーで優れた経験を持ち、学習の年となる2012年シーズンにおいては車両開発の面でもチームを手伝うことになる。

    今後、参戦車両の開発に加え、耐久レースの詳細な要件をドライバーが修得すべく、ケルンのTMG(TOYOTA Motorsport GmbH : トヨタ・モータースポーツ 有限会社)にあるシミュレーターも活用される予定で、全ドライバーは、来年初に予定されている初回テスト(場所は未定)で、トヨタが開発するハイブリッドシステムを搭載したレーシング車両をドライブすることになる。

    トヨタのWECプロジェクトに参加することが決定し、各ドライバーは次のように述べた。

    アレックス・ブルツ
    「チームに加入する話を聞いた時、是非参加したいと思った。耐久レースは大好きで、子供の頃からルマンは楽しみのひとつ。トヨタが参戦していた頃、GT-Oneは実に魅力的だったことをよく覚えている。ニコラスや一貴と共にメンバーの一員となれたことも非常にうれしい。耐久レースにおいて最も重要なドライバーの結束が、チームにとっても非常にプラスで、ラップタイムや戦績の向上にもつながると思う。ニコラスは速いドライバーだし、一貴はドライバーとしても一個人としても非常に評価しており、強いチームになれると考える。レースに挑戦するのが待ち遠しい。トヨタがこの先進技術で挑戦することに興奮を覚えるし、この領域での多くの経験が優位に働くことを望んでいる」

    ニコラス・ラピエール
    「この新しく興味深いプロジェクトに自分が選ばれたことを誇りに思う。大きな挑戦の始まりにワクワクしている。TMGには素晴らしい可能性があり、ハイブリッドシステムの強いクルマを開発できると思う。一貴とはGP2で競い合った仲だが、彼は本当に速いドライバーであるし、良いチームプレイヤーであるが、これも耐久レースでは極めて重要である。アレックスは2度のルマン優勝経験者で我々にとっては彼が“基準”。チームの結束力を作ることもできる人だと思う。チームとして共に戦うのを楽しみにしている」

    中嶋一貴
    「WECへの参戦は、トヨタにとって大変意味深いもので、そのプロジェクトの一員に選ばれ、大変光栄である。有名なルマンへの挑戦は自分にとっても新しいものであるが、これまでのあらゆるレースでの経験を生かしたい。ドライバー布陣も強力で、チームメイトの二人はお互いよく知っている。アレックスとはF1でいっしょに仕事をしたし、ニコラスとはGP2で競い合った仲である。またいっしょに仕事ができるのが待ち遠しい。ルマンについては経験者である彼らから色々学んでいっしょにいい仕事を是非したいと思っている」

  • 中嶋一貴、フォーミュラ・ニッポン初優勝

    中嶋一貴、フォーミュラ・ニッポン初優勝

    中嶋一貴が、フォーミュラ・ニッポン第2戦オートポリスで初優勝を果たした。

    午前中の雨による難しいコンディションのなか、予選13番手からスタートした中嶋一貴は1周目にピットインしてスリックタイヤに交換。

    上位勢のリタイアもあり2番手に浮上した中嶋一貴は、徐々にトップとの差を詰めていき、42周目に1コーナーでオーバーテイクしてトップに浮上。ガス欠も心配されたが、そのまま逃げ切りトップでチェッカーを受けた。

    中嶋一貴はフォーミュラ・ニッポン参戦2戦目で初優勝を達成。開幕戦3位に続き、優勝と連続表彰台でドライバーズ・ランキングでもトップに立った。

    中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)
    「(予選が)13番手という悪い位置からのスタートだったので、まずウォームアップでドライを想定した状態でやりたかったんですが、ウェットの中でもペースやよくバランスは良かったので、ただレースを考えてもドライでやりたいと思っていました。無給油でいくことは、トヨタユーザーでは可能性があるのではないかということだったし、(予選13位の自分が)それを実現しなければいけない状態だったので、それを狙いました。1周目でピットインしたのも、決め打ちでしたが、すべてが狙ったとおりに行きましたね。このサーキットはオーバーテイクが非常に難しいと思っていたので、途中大嶋選手の後ろにずっと付いていましたが、僕のほうがタイヤにやさしいと信じ、後ろでガマンしてガマンしてガマンして、燃料を気にしつつ、タイヤもマネージしつつ、(大嶋に)近づいてきたという感じでした。思った以上に大嶋選手もタイヤがきつかったと思うんで、そこをうまく突くことができました。そこからは周回遅れにも引っかかったりしましたが、しっかりとゴールまでマシンを運ぶことができた、というのが今日のレースですね。(5年ぶりの勝利に対し)大嶋選手を抜いた時点でおそらく勝てるチャンスがくるだろうと思っていたので、心の準備をしてました。予選は別として、すべてがうまくカチッとはまるレースはここ何年もしていなかったので、それができたという達成感はありました。F1でセバスチャン(・ベッテル)がこうやって(一番、と指を示す)いるのが、“ウザい”って言われてますけど、あの気持ちもわかるな、と。試してみてそう思いました(笑)」

    フォーミュラ・ニッポン 中嶋一貴 初優勝

  • 中嶋一貴、フォーミュラ・ニッポン開幕戦で3位表彰台

    中嶋一貴、フォーミュラ・ニッポン開幕戦で3位表彰台

    中嶋一貴が、鈴鹿で開催されたフォーミュラ・ニッポン開幕戦で3位表彰台を獲得した。

    今年、PETRONAS TEAM TOM’Sからフォーミュラ・ニッポンに参戦する中嶋一貴は、前日の予選Q1で敗退して14番手からスタート。だが、4周目にピットインするという戦略が見事に当たり全車がピットインした際には3位に浮上。

    その後はタイヤを労わりながらもコンスタントにタイムを重ね、3位表彰台を獲得した。

    優勝はアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、2位には小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が続いた。

    中嶋一貴
    「作戦通りでした。昨日の予選まで・・・と言うか今日の朝までちょっと苦戦気味だったので、昨日の予選は本当にルーキーらしいというか・・・思った以上に悪い結果だったんで、今日のレースに関してロングランがどこまでいけるか未知数でしたけど、作戦的に最初に入って単独でプッシュして、最後タイヤが持つものを祈るだけしかできなかったんで、それをきっちりとやれて3位までこれたっているのは運もあると思いますけれど、凄いいいレースができましたし、今回地元からたくさんの応援に来てもらってますし、日本に帰ってきてすごい温かく迎えてもらって、本当に表彰台自体もすごく久しぶりなんで、素直に嬉しいです。去年1年レースができなくて、実際レース距離もテストで事前に走ることもなく、ぶっつけだったんで、体力的にもどうかなと思ってんですけれども、まったく問題なく気持ちよく走れたんで、この勢いをうまくシーズンにうまく生かして、シリーズを通して盛り上げられるように頑張りたいですし、今日はアンドレに負けちゃったんで、次はアンドレの前にいけるように頑張りたいと思います」

    フォーミュラ・ニッポン

  • 中嶋一貴、F1参戦時のヘルメットをチャリティオークションに出品

    中嶋一貴、F1参戦時のヘルメットをチャリティオークションに出品

    中嶋一貴は、2007-2008年のウィリアムズ在籍時にF1で使用していたヘルメットをチャリティオークションに出品した。

    今回、中嶋一貴がヘルメットを出品しているのは、脇阪寿一が中心となって立ち上げられた東北地方太平洋沖地震・被災者支援プロジェクト「SAVE JAPAN」のチャリティーオークション。

    チャリティーオークションはすでに4月2日(土)から第1弾が実施されており、今回はその第2弾。

    中嶋一貴のヘルメットは、2007〜08年のウイリアムズ時代にレースおよびテストで使用していたもの。ヘルメットには本人のサインが入れられており、入札価格は現時点で約40万円に達している。

    オークションは1週ずつ4月30日まで4週にわたって実施され、今後、佐藤琢磨や小林可夢偉が実際にF1で使用したヘルメットも出品される予定。

    SAVE JAPANチャリティーオークション