中嶋一貴の2009年のヘルメット。
父である中嶋悟と同じく背面に「NAKAJIMA」の文字が入るデザインを採用する中嶋一貴。2年目のF1シーズンとなる今年は、ディテールに若干の変更が加えられた。よりシャープになったラインには金縁が加わり、顎の部分などに立体的なペイントが施されて、シンプルながらもより今風なデザインにアレンジされている。アライ製。
中嶋一貴 ヘルメット (2009年)

中嶋一貴 ヘルメット (2008年)


中嶋一貴の2009年のヘルメット。
父である中嶋悟と同じく背面に「NAKAJIMA」の文字が入るデザインを採用する中嶋一貴。2年目のF1シーズンとなる今年は、ディテールに若干の変更が加えられた。よりシャープになったラインには金縁が加わり、顎の部分などに立体的なペイントが施されて、シンプルながらもより今風なデザインにアレンジされている。アライ製。



中嶋一貴が、今週のヘレステストを振り返った。
前回のアルガルベテストでは、悪天候によりインストレーションラップを終えたのみでテストが中止になってしまった中嶋一貴。
しかし、今回のヘレスで好天に恵まれ、2日半テストを担当。ウィリアムズの新車FW31で多くの走行を重ねた。
「今週は良いテストを行うことができました。ポルトガルよりもヘレスは天気がかなり良かったので、インストレーションラップ以上のことがやっとできました!」
「シーズン前のチェックプログラムを行い、僕がテストした2日間はマシンで多くのマイレージを重ねられたし、レースシミュレーションも実施しました。」
「再びコックピットに戻り、しっかりした走行ができて良かったです。一生懸命FW31の準備をしてくれたチーム全員のおかげです。ポジティブなスタートが切れました」

一貴、アルガルベでのFW31初走行は悪天候で打ち切られました。ヘレスで初めてしっかりとマシンに乗ってみて、第一印象はどうですか?
アルガルベのテストでは、1周しか走れなかったし、悪天候で中止になったのでほとんど印象がありませんでした。水曜日に初めて本当に新車と向き合えた。かなり快適に感じたけど、ベンチマークがないし、他がなにをやっているかはわからないので、パフォーマンスに関して言うのはまだ早すぎると思う。メルボルンのグリッドに着くまでに、僕たちはさらなる開発をするでしょう。基本的に、2009年の技術的な必要条件を全て満たしたマシンでのテスト走行でした。信頼性レベルはとても良いと思います。非常に有望だと言えますね。
KERSで走行はしましたか?
いいえ。正直なところ、僕はこれまでKERSでマシンを走れせていません。以前マシンにKERSを搭載していたけど、使わないませんでした。ボタンを押したことはないです。だからKERSに関しては印象はありまえん。チームのKERSの開発プロセスはまだ進行中だけど、みんなが出来る限り早く準備するために本当に一生懸命に作業していることは断言できます。でも、現時点では僕たちがいつKERSを走らせることができるかは言えないですね。
KERSの追加によって、何人かのドライバーは冬の間に減量しなければなりませんでした。あなたは何キロか減らしましたか?そうであれば、何をしましたか?
体重はほとんど変わっていないと思います。2キロは減ったかもしれないけど、僕は他のドライバーと比較して軽い方だと思うので、体重に問題はないと思います。KERSを走らせるときにアドバンテージになればいいですね。もし体重が落ちているとしたら、フィットネスレベルをあげるために激しいトレーニングをしたせいでしょうね。
アルガルベで発表したマシンと同じですか?チームはここ3週間でいくつか変更を施しましたか?
発表からフロントノーズは改良されていますが、同じマシンです。
メルボルンのレースまで6週間です。チームの準備は順調ですか?
はい。スケジュール通りに進行しているし、次のテストでは特に空力面でいくつかアップデートされる予定です。良くなると思うし、開幕戦に向けて準備ができると思います。
今回のテストの主な焦点は何ですか?
基本的にはマシンで多くのマイレージを稼ぐことです。初めてしっかりと新車をドライブするので、走行距離が必要だと思います。その点では、テストはかなりうまくいっています。もうひとつの焦点は、スリックタイヤで走ることですが、今の気温ではきちんと走っていないので少し難しいですね。常にリアに多くのグレイニングが出ている。でも、温度は上がっているので2日間で改善するでしょう。再びレースモードに入っていくために、ピットストップやあらゆるレースシミュレーションをすることも僕たちの課題ですね。
レースシミュレーションを行って、なにか初期の問題がありましたか?
センサーのトラブルのようなマイナーな問題はいくつかあったけど、大したことはないです。とてもうまくいったと言えます。
大部分のドライバーが、幅の広いフロントウイングが特にグリッドの後ろでは問題になるだろうと心配しています。彼らの懸念には共感しますか?
幅の広いウイングは、最初のコーナーで壊れるリスクがあるので、重要になるかもしれないですね。でも、前を走る人を除けば、誰にとっても状況は同じです。でも、みんなすぐに慣れると思います。テスト中は誰も僕の前を走っていなかったのでわからなかったし、違いはありませんでした。でも、ダウンフォースはかなり大きな違いがありますね。
あなたはF1で2年目のシーズンに向かっています。すべての手順とトラックに慣れている今は、全てがより簡単ですか?
F1は決して簡単ではないけど、昨年と比較して少しはリラックスできているし、今は運転することに完全に集中できています。
日本企業はモータースポーツとの関わりを削減しました。日本人はレースに対する情熱を失ったと思いますか?
いいえ。そうは思いません。でも、経済危機で、そのような決定をせざるを得なかった。経済状況が回復して、彼ら全員が戻ってくることを願っています。でも、技術的な経験の多くを失うだろうから、簡単ではないと思います。でも、日本のレースファンは、これまでと同じくらい熱狂的です。

中嶋一貴は、雨のためにFW31の初テストを行えなかった。
22日(金)、ポルトガルのアルガルベ・サーキットで行われたF1合同テストの最終日に参加した中嶋一貴だが、サーキットには大雨が降り、救護用のヘリコプターが離陸できないため、テストは開始1時間で赤旗中断となり、16時過ぎには正式に中止が宣言された。
ウィリアムズの新車FW31で初走行を行う予定だった中嶋一貴だが、インストレーションラップのみで終了。FW31での本格走行は2月のヘレステストまでお預けとなった。
ちなみに、この日のウィリアムズはFW31にシャークフィンを装着。昨年は一度テストで試しただけだったが、ウィリアムズが2009年シーズンにシャークフィンを投入するかも注目したい。
中嶋一貴
「今日の天気のせいで、インストレーションラップしか走れなかった。新車をテストすることをとても楽しみにしていたので、本当に残念だ。今はただ2月のヘレスまで待たなければならないね」

来年ウィリアムズでF1での2年目を迎える中嶋一貴が、2009年の目標を語った。また、将来のトヨタ移籍に関する考えも明らかにした。
一貴、あなたは最近、来シーズンに表彰台フィニッシュを目指していると言っていました。それが可能だと思う理由はなんですか?
実際には、表彰台が可能だと確信できる事実はありません。ポイントを獲得したので、次のステップは当然表彰台フィニッシュでしょう。それが目標です。手が届きそうだというのは基本的に自信ですね。
昨シーズンのFW30は少し問題を抱えたマシンでしたね。今週テストした改良マシンの印象は良くなっていますか?
実際には、まだです。現在、2008年マシンのフロントと2009年仕様のリアのテストカーなので、バランスは完璧ではないです。スリックタイヤと来年のダウンフォースの感覚は非常に異なるものなので、本当のマシンの感触はまだよくわかりません。でも、来年の新車ができたら、全く違うものになるでしょう。現時点で、マシンのリアとギアボックスは完全な来年のデザインです。マシンの半分以上が来年のマシンだと言えますが、フロントは旧型車のままなので、バランスに欠けています。基本的に、サスペンションのセットアップをいくつかテストして、空力データを集めました。
改良マシンでスリックタイヤを走らせた感覚はどうでしたか? 先週が初トライでしたが、もう慣れましたか?
はい、慣れてきています。フィーリングはかなり違いますね。実は、マシンの問題は昨年のマシンとは全体的に違います。再検討する必要がありますが、最近かなりのマイレージを稼いでいるので、来年の開発にデータはとても役立つと思います。2009年仕様を使ってわかったのは、新しいレギュレーションにあわせてドライビングスタイルを適合させなければならないということです。もうひとつ明らかになったことは、ドライバーにとってスリックタイヤがかなり楽しいということです。特にマシンのバランスがいいときは楽しいですね。
テストドライバーのニコ・ヒュルケンベルグと一緒に2日間テストをしましたね。あなたの課題は何でしたか?2009年仕様のパーツはどの程度マシンに搭載されていたのですか?
基本的に、タイヤと来年のエアロパッケージに対するよいセットアップを見つけることでした。加えて、アクティブフロントウイングもテストしましたが、主な目的はタイヤに慣れることでした。
2008年シーズンにはかなり満足していると言っていました。改善する必要があるところは?
最初のシーズンを判断しなければならないなら、18戦で多くの改善ができたと言えるでしょう。シーズン終盤のマシンはあまり良くなかったですが、自分は良くなっていたと思います。でも、2009年にパフォーマンスを改善する余地があるのは確かです。予選を改善したいと思っていますが、レースとピットストップも見直す必要があると思います。今後数週間の主な課題のひとつは、タイヤ、特にソフトコンパウンドで一貫性を出さなければなりません。10周くらい走ると、ラップタイムがほぼ1秒下がるので、この状況に対応しなければなりません。全体的に、僕のドライビングスタイルはタイヤに優しいので、来シーズンは役に立つかもしれませんね。
F1の最初のシーズンで最もチャレンジングだった部分はなんですか?
ひとつだけではなく、全てがチャレンジでした。他のシリーズとは環境が全く違います。GP2からF1へは大きな一歩でした。プレッシャーはとても高いし、作業負荷もより多いです。3〜4戦かかったけど、そのあとは改善しはじめたと思います。
少なくとも2008年のパフォーマンスはF1に留まる助けとなりました。トヨタからの援助はどの程度ありましたか?
まだトヨタのヤング・ドライバー・プログラムの一員なので、トヨタは多くの支援をしてくれています。ドライビングだけでなく、トレーニングのようなサーキット外のことなど、あらゆる面で多くの情報を提供してもらっています。
来シーズン活躍したら、2010年にトヨタに移籍する可能性はありますか?
トヨタが来年好調であれば、とても良い選択肢になるかもしれません。ウィリアムズにはかなり満足しているけど、日本のチームには日本人ドライバーがしっくりくるかもしれません。でも、2010年の計画を立てる前に2009年にどれくらい進歩できるか様子をみてみましょう。

中嶋一貴が、初のF1フルシーズンを振り返るとともに、冬の間の過ごし方と、来シーズンへ向けての意気込みを語った。
一貴、シーズンが終わって1ヶ月経ちました。よい休暇でしたか?何をしていました?
本当に素敵な時間だったよ!シーズンが終わって、休暇のために3週間くらい日本に帰国していた。しばらく会っていなかった家族や友人に会えて楽しかったよ。天候もかなり良くった。今は英国に戻ってきて、クリスマスまでファクトリーでの時間を過ごし、ヘレスでの2回のテストを行なう予定だ。
今年はF1でのルーキーシーズンでしたね。振り返ってどうですか?
完璧ではなかった、良い1年目だったと思う。マシンがトラックに合っていないときは大変だったけど、1年を通じて自分自身進歩しているのを感じた。それはルーキーイヤーに本当に重要なことだ。
良かったこと、悪かったことは?
ベストレースはたぶんシンガポールだと思う。素晴らしいイベントだった。雰囲気も最高で、チームとニコが再び表彰台に上がり、僕も難しいレースでポイントを獲得した。最悪のレースは、スタートでアンチ・ストールが始動しなかったバーレーンかな。それで最後尾になって、そのあとスピンしてしまし、レースの大半を最後尾から戦った。
今シーズン、1つ教訓を学んだとしたら、それは何ですか?
F1ドライバーでいるには何が必要なのか、たくさんのことを学んだ。でも、まだ常に学ぶことはあるね。
来週はヘレステストのためにスペインに向かい、初めて暫定シャシーで新しいエアロパッケージ、スリックタイヤの組み合わせを経験します。来年のマシンは根本的に違いますが、走りはどうなると思いますか?
今年のマシンとは非常に異なる感じがするだろうね。前回ヘレスでのFW30Bのテストの経験から言うと、ハイブリッド版だったのでバランスが良くなくて、かなり難しかった。でも、来年、新マシンになったときはもっと良くなっていると確信している。
新しい空力規約をどう思いますか?
まず、クルマはあまり魅力的には見えないよね。でも、新規約がオーバーテイクを促進するなら、価値はあると思う。
スリックタイヤの復活を楽しみにしていますか?
はい。マシンをドライブするのがずっと楽しくなると思う。
来年の目標は?
今年よりも良い結果を出して、できれば表彰台に上りたい。そうなれば本当に素晴らしいだろうね。
今は英国に戻ってきますが、冬の間の予定は?
テスト以外では、主な目標はトレーニングプログラムをこなすことだ。そのためにも、良い天気を願っていまるよ!
冬の間にファクトリーでエンジニアと一緒に過ごすことはどれくらい重要ですか?
非常に重要なことだと思う。テストできる量が減っているので、できるだけエンジニアと一緒に過ごすことはとても重要だ。マシンをもっと良く理解できるからね。
シーズン開幕前、どのトレーニングに集中するのですか?
全部だよ。来シーズン、ベストな状態でいれるように、冬の間はフィジカルトレーニングに厳しく取り組むつもりだ。いつものように、冬季トレーニングの最も重要な点は、マレーシアやバーレーンのような暑い場所でのレースに合わせることなので、トレーナーと一緒に取り組むつもりだ。

ウィリアムズは、F1ブラジルGPで、ニコ・ロズベルグが12位、中嶋一貴は17位だった。
中嶋一貴にとっては、残念なレースとなってしまった。スタート後の1コーナーで、スピンしたデビッド・クルサードと接触。マシンは大きなダメージを負い、追い上げることは困難だった。最終的に17位でフィニッシュ。1年目のシーズンを納得のいくカタチで終えることはできなかった。
中嶋一貴は、2008年シーズンのドライバーズランキングを15位で終えた。ウィリアムズは、コンストラクターズランキング8位だった。
ニコ・ロズベルグ (12位)
「全体的にレースには満足しているよ。こんなに難しいコンディションで、18番グリッドからスタートして12位でフィニッシュしたんだからOKだよ。良いレースができたと思うし、素晴らしいスタートを切って、全てがうまくいった。長いシーズンは終わった。今は冬を楽しみにしている。難しい一年でのチーム全員の努力に感謝しているし、チャンピオンシップを勝ったルイスにおめでとうと言いたい。彼は本当にチャンピオンに値していたよ」
中嶋一貴 (17位)
「とても残念なレースだったし、1コーナーでほとんど終わってしまった。クルマはボディワークとサスペンションに多くのダメージを負ってしまって、ペースがなくなってしまった。ハミルトンとマッサは素晴らしいチャンピオンシップ争いをしていたようだね。ルイス、おめでとう」

ウィリアムズは、F1ブラジルGPの予選で、中嶋一貴が16番手、ニコ・ロズベルグが18番手だった。
ウィリアムズにとっては厳しい予選となった。中嶋一貴は、チームメイトのニコ・ロズベルグは上回ったものの、Q2までコンマ2秒と迫ったがQ1で敗退。
ニコ・ロズベルグはセッティングが定まらず、グリップ不足に苦しみ18番手に沈んだ。
中嶋一貴 (16位)
「チームにとって難しい予選だった。クルマのバランスはまあまあだったけど、トラックコンディションは今朝とかなり違っていた。気温がとても高くなって、それは僕たちの助けにはならなかった。クルマのペースに基づいたパフォーマンスには不安はなかったし、ミスもしなかった。僕たちにはただもう少しスピードが必要だ」
ニコ・ロズベルグ (18位)
「僕のクルマは、オプションタイヤで運転するのが本当に難しかった。全体的にリアのグリップが不足していた。おそらくアウトラップでトラフィックに捕まってきちんとタイヤを温めることができなかったからだ。レースパフォーマンスのためにセッション前にセットアップを妥協したことも原因だと思う」

中嶋一貴が、F1最終戦ブラジルGPへの抱負を語った。インテルラゴスは、去年、中嶋一貴がF1デビューを飾った記念すべきサーキットだ。
中嶋一貴 (ウィリアムズ)
このレースは僕のF1での最初の記念日だし、それがこんなに早く来たことが信じられないよ!僕は確実に多くを学んできたし、今週末のブラジルでその経験を生かしたい。実際にインテルラゴスのレースを経験しているので、今シーズンの他のレースより簡単だろう。僕たちのクルマは昨年ブラジルでうまく働いていた。日曜日もそうなって、日本や中国よりも良いレースができることを期待している。トラック自体はかなりチャレンジングだけど、本当に運転することが刺激的だ。
僕は中国のあと、まっすぐに英国へ向かい、自宅で過ごす時間と今週末のレースに備えてファクトリーでエンジニアといくつか作業を行う機会があった。アジアでは多くのマーケティング活動に参加して忙しい時間だったので、良い休暇になったよ!

中嶋一貴が、中国GPへの抱負を語った。凱旋レースとなった日本GPは、オープニングラップのクラシュで不本意な成績に終わった中嶋一貴。プロモーション活動で忙しい日々を送っている一貴だが、レースではベストを尽くすことを誓った。
中嶋一貴 (ウィリアムズ)
ホームグランプリを終え、アジアに滞在するのは素敵なことだ。僕たちのマシンは、その種のサーキットにあまり合っていないので、僕たちにとってレースは少し難しくなるだろう。でも、日本のようにベストを尽くすつもりだ。
昨年、金曜日の午前中のプラクティスセッションでドライブしたので、少なくとも今シーズンの他のいくつかの会場とは違い、着いたときに少しはトラックの知識があるだろう。チャレンジングなサーキットだけど、再びドライブするのを楽しみにしている。レース前の3日間にわたって、より多くのメディアとマーケティング活動があるので、実際、木曜日にサーキットに向かう前にリラックスできるのは水曜の午後だけなんだ。