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  • 【動画】 2019年のF1世界選手権 ダイジェスト/ハイライト

    【動画】 2019年のF1世界選手権 ダイジェスト/ハイライト

    2019年のF1世界選手権のダイジェスト動画。F1公式サイトが2019年シーズンの総集編をまとめた。

    メルセデスが開幕から6戦連続で1-2フィニッシュ&8連勝で幕を開けたF1世界選手権。第9戦でそれにストップをかけたのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。開幕戦でホンダに11年ぶりの表彰台をもたらしたフェルスタッペンは、13年ぶりの勝利をもたらし、F1ハンガリーGPでは13年ぶりのポールポジションをもたらした。

    アクション・オブ・ザ・イヤを獲得したF1イギリスGPでのバトルを含め、マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールに二人が将来のF1を背負って立つドライバーであることを印象付けたシーズンでもあった。

    そして、シーズン後半戦はフェラーリが突然の復活で幕開け。3戦連続で優勝、6戦連続でポールポジションを獲得。だが、F1ブラジルGPでの同士討ちなど、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールのチーム内バトルが注目を集めたシーズンでもあった。

    そのF1ブラジルGPでは、マックス・フェルスタッペンが優勝、ピエール・ガスリーが2位に入り、ホンダに28年ぶりの1-2フィニッシュをもたらした。トロロッソ・ホンダはF1ドイツGPでダニール・クビアトが3位表彰台を獲得。メルセデスとフェラーリ以外で、2人ドライバーが表彰台に上がった唯一のチームとなった。

    2019年のF1世界選手権はルイス・ハミルトンが自身6度目のF1ワールドチャンピオンを獲得。メルセデスが前人未到のドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権で6連覇を達成。最終戦アブダビGPではルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンでその偉業に花を添えた。

  • 【動画】 F1オランダGP | ザントフォールド バーチャルオンボード映像

    【動画】 F1オランダGP | ザントフォールド バーチャルオンボード映像

    F1オランダGPの開催地となるザントフォールドのバーチャルオンボード映像が公開された。

    2020年のF1世界選手権ではマックス・フェルスタッペンの母国オランダでのグランプリが35年ぶりに復活。舞台となるザントフォールトでは5月の開催にむけて改修作業が進められている。

    サーキットの最終コーナーには18度のバンク角がつけられる。これは9度のバンク角を備えるインディアナポリスの2倍の傾斜となる。

    2005年のF1アメリカGPでのミュシランの混乱を考えれば、このバンク角にピレリが神経質になることは明らかだ。

    「ピレリが心配しているという事実は、彼らが追加の仕事をしなければならないことを意味するだけであり、ザントフォールトをユニークなものにすることでもある」とF1オランダGPの責任者を務めるヤン・ラマースはコメント。

    「このようなバンク角のあるコーナーを有するサーキットは世界で他にはない。トップドライバーはすでにどのようなラインをとることができるか考えていると思う」

  • 【動画】 2019年 F1アブダビテスト 1日目 ハイライト

    【動画】 2019年 F1アブダビテスト 1日目 ハイライト

    2019年 F1アブダビテスト1日目のハイライト動画。2019年最後の公式テストとなるF1アブダビテストが12月3日(火)にヤス・マリーナー・サーキットでスタートした。

    ピレリは、2020年のC1~C5+C2Bのプロトタイプと2019年仕様のC1~C5コンパウンドを用意。各チームが両年度のコンパウンドを比較しながら、2020年に向けたデータ収集を行った。

    初日のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。138周を走り込み、2019年仕様のC4タイヤで1分37秒124をマークした。

    2番手タイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。午前中にエキゾーストのトラブルで出遅れたベッテルだったが、最終的に136周を走り込み、2020年仕様のC5タイヤで1分37秒991をマークした。

    3番手タイムはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトがマーク。午後から走行を行ったクビアトは72周を走行し、2020年仕様のC5で1分28秒183をマーク。午前中にはショーン・ゲラエルが走行を担当し、2020年仕様のC4 タイヤで1分41秒640をマークした。

    4番手のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)、5番手のロマン・グロージャン(ハース)、6番手のランド・ノリス(マクラーレン)は全て2020年のC5タイヤでベストタイムを記録。
    7番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、この日最多となる153周を走破し、ベストタイムは2020年仕様のC3タイヤで記録した1分39秒926だった。

    ルノーは、2020年のレースドライバーを務めるエステバン・オコンがチームの今季マシンで初走行。77周を走行して2020年のC4タイヤで8番手タイムとなる1分39周962を記録した。

    9番手のウィリアムズの午前中の走行を担当したジョージ・ラッセル。87周を走行し、今季型のC5タイヤで1分40秒368を記録した。チームは午後からロイ・ニッサニーを起用。41周を走行して2020年のC3タイヤで1分44秒760をマークした。

    アルファロメオのキミ・ライコネンは93周を走行して2019年型のC4で1分40秒903をマークした。

    関連:2019年 F1アブダビテスト 初日 | ドライバー&チームコメント

  • 【動画】 2019年 F1アブダビGP 決勝 ハイライト

    【動画】 2019年 F1アブダビGP 決勝 ハイライト

    2019年 F1アブダビGP 決勝のハイライト動画。12月1日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで2019年のF1世界選手権 最終戦アブダビGPの決勝が行われた。

    優勝はルイス・ハミルトン。ポールポジションからスタートしたハミルトンは、1度のリードラップを譲ることのないレースで優勝。ファステストラップも記録し、今季11勝、通算84勝、50回目のポール・トゥ・ウィンでシーズンを締めくくった。

    2位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ドライバーズランキングで自己ベストリザルトなる3位を獲得した。3位はフェラーリのシャルル・ルクレール。だが、ルクレールは燃料搭載量の申告との相違によって審議対象になっており、失格の可能性も残されている。

    4位はエンジンペナルティによって最後尾からスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)、5位にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、6位にはアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、7位にはセルジオ・ペレス(レーシングポイント)、8位にはランド・ノリス(マクラーレン)、9位にはダニール・クビアト(トロロソ・ホンダ)、10位にはカルロス・サインツ(マクラーレン)が入った。

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはオープニングラップの接触でノーズ交換を強いられるアクシンデトがあり18位でフィニッシュ。この結果、ドライバーズランキングは1ポイント差でカルロス・サインツが6位、ピエール・ガスリーが7位、アレクサンダー・アルボンが8位という順になった。

    また、コンストラクターズランキングではルノーがトロロッソ・ホンダを抑えて5位、トロロッソ・ホンダは6位でシーズンを終えた。

    F1ラストレースの可能性のあるニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)は12位、ロバート・クビサ(ウィリアムズ)は19位でレースを終えた。

    チェッカー後には、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンがドーナツターンで共演。激闘の2019年シーズン終了を祝った。

    関連:F1アブダビGP 決勝 | ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで有終の美

  • 【動画】 ハミルトンとフェルスタッペンがドーナツターンで共演

    【動画】 ハミルトンとフェルスタッペンがドーナツターンで共演

    F1アブダビGPの決勝レース後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がドーナツターンで共演した。

    レースはルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで今季11勝目、マックス・フェルスタッペンが2位で今季9回目の表彰台フィニッシュを達成。チェッカー後、ホームストレートでドーナツターンを披露した。

    今年、ルイス・ハミルトンは自身6度目となるF1ワールドチャンピオンを獲得。マックス・フェルスタッペンは自己ベストリザルトとなるランキング3位でシーズンを終えた。

  • 【動画】 F1アブダビGP 決勝:スタート&オープニングラップ

    【動画】 F1アブダビGP 決勝:スタート&オープニングラップ

    2019年 F1アブダビGPの決勝スタート&オープニングラップの動画。12月1日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで2019年のF1世界選手権 最終戦アブダビGPの決勝レースが行われた。

    トップ3チームではセバスチャン・ベッテルがソフトタイヤ。Q3進出ドライバー以外にソフトを選択したのはアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)。ウィリアムズの2台とダニール・クビアトがハードタイヤを選択。それ以外はミディアムタイヤでのスタートとなった。

    ホールショットを奪ったのはルイス・ハミルトン。ルクレールがフェルスタッペンを抜いて2番手に浮上する。ピエール・ガスリーがレーシングポイントの2台と接触してフロントウイングを失ってピットイン。タイヤもハードに交換するもノーズ交換に時間がかかり、1分以上遅れて最後尾でコースに復帰する厳しい展開となる。

  • 【動画】 2019年 F1アブダビGP 予選 ハイライト

    【動画】 2019年 F1アブダビGP 予選 ハイライト

    2019年 F1アブダビGP 予選のハイライト動画。11月30日(土)にヤス・マリーナ・サーキットで最終戦アブダビGPの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。コースレコードを更新する1分34秒779をマークして、F1ドイツGP以来となる今シーズン5回目、通算88回目となるポールポジションを獲得した。

    2番手にもバルテリ・ボッタスが入り、記録的にはメルセデスがアブダビで5年連続でフロントローを確保。ただし、ボッタスはエンジン交換によるペナルティで後方グリッドスタートが決定している。

    3番手はトップから0.360秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。バルテリ・ボッタスの降格により、フロントローからレースをスタートする。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは6番手で予選を終えた。

    フェラーリはシャルル・ルクレールが4番手、セバスチャン・ベッテルは5番手。ルクレールはQ3で時間内にラインを通過することができず2回目のアタックをできずに予選は終了。トップ6ではベッテル以外はミディアムタイヤでのスタートとなる。

    ベスト・オブ・ザ・レストの7番手はマクラーレンのランド・ノリス。予選成績でチームメイトを11対10で上回った。以下、マクラーレンが基数列とルノーが偶数列に並ぶ4列目と5列目となる。

    トロロッソ・ホンダは2台ともQ3進出はかならず、ピエール・ガスリーが12番手、ダニール・クビアトが14番手で予選を終えた。

  • 【動画】 ルイス・ハミルトンのポールラップ / F1アブダビGP

    【動画】 ルイス・ハミルトンのポールラップ / F1アブダビGP

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、11月30日(土)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた2019年のF1世界選手権の最終戦 F1ブラジルGPの予選でポールポジションを獲得した。

    ルイス・ハミルトンはQ3の1回目のアタックで1分34秒828をマーク。2回目にアタックではさらに更新し、コースレコードを更新する1分34秒779をマーク。第11戦F1ドイツGP以来となる今シーズン5回目、通算88回目となるポールポジションを獲得した。

    ルイス・ハミルトン
    「ポールに戻すために長い道のりだった。僕たちは本当に懸命に仕事をしてきたけど、他のドライバーも土曜日にうまくやっていた。でも、僕たちは仕事をストップすることはない。僕たちは決して諦めないし、0.001秒を常に求めている」

    関連:F1アブダビGP 予選 | ルイス・ハミルトンが今季5回目のポールポジション

  • 【動画】 2019年 F1アブダビGP フリー走行2回目 ハイライト

    【動画】 2019年 F1アブダビGP フリー走行2回目 ハイライト

    2019年 F1アブダビGP フリー走行2回目のハイライト動画。11月29日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで最終戦アブダビGPのFP2セッションが行われた。

    現地時間の17時の気温は26.2度、路面温度31.3度のドライコンディションでFP2セッションはスタート。夕方に太陽の下でスタートし、日没をはさんでナイトレースへと移行するF1アブダビGP。フリー走行2回目は予選と決勝と同じ時間帯のコンディションで走れる唯一のプラクティスであるため、非常に重要なセッションとなる。

    FP1では、ダニエル・リカルド(ルノー)がエンジンブロー、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がクラッシュを喫したが、両チームともFP2セッションまでにマシンを修復して走行に挑んだ。

    30分に差し掛かろうとしたところで、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がターン19でウォールに接触。幸いにも大きなダメージはなかったようで自走してピットに戻り、その後も走行を続けることができた。その後はバルテリ・ボッタス(メルセデス)もウォールに近づき、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がスピンを喫して間一髪で接触を免れるなど、今週末はターン19の攻略がポイントとなりそうだ。

    残り20分を経過したあたりでバルテリ・ボッタス(メルセデス)とロマン・グロージャン(ハース)が接触。後ろから来ているボッタスにグロージャンが気づかずにターンインした形だ。この接触で両マシンともダメージを負い、コース上のデブリを回収するために赤旗中断。両チームだけでなく、他チームも貴重な時間を失うことになった。残り10分少々でセッション再開後は各チームがロングランを継続してセッションは終了した。

    トップタイムを記録したのはFP1に続いてメルセデスのバルテリ・ボッタスで1分36秒256。好調なボッタスだが、エンジン交換によるペナルティで後方スタートが決定している。2番手には0.310秒差でチームメイトのルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが1-2体制で初日のセッションを終えた。

  • 【動画】 レッドブルF1、“無重力ピットストップ”に挑戦

    【動画】 レッドブルF1、“無重力ピットストップ”に挑戦

    2019シーズンに3回も最速ピットストップ記録を更新したアストンマーティン・レッドブル・レーシングは新たなチャレンジを必要としていた。そうして彼らは「上空10,000m」へマシンとクルーを送り込むのだった。

    ロシア国営宇宙公社Roscosmosの協力を得たレッドブル・レーシングは、2005シーズンに使用したF1マシンRB1をモスクワ近郊スターシティにあるガガーリン宇宙飛行士訓練センターへ持ち込み、自分たちに限界が一切存在しないことを証明することにした。

    Ilyushin Il-76 MDK — 米国NASAで同じ目的で使用されている機体は “ボーミット・コメット(嘔吐彗星)” というニックネームで広く知られている — の機内に設置された特別なセットの上で、レッドブル・レーシングのピットクルーたちは1週間連続でフライトを体験した。

    そのすべてのフライトはパラボリックフライト(放物飛行)だった。45°で上昇したあと45°で下降するこの放物線フライトでは頂点付近で約22秒間無重力状態が続く。

    「最初に体験したパラボリックフライトはすごく奇妙な感覚だった」とメカニックのポール・ナイトは語り、さらに続ける。

    「事前準備なんてできないから、僕たちを担当してくれたRoscosmosのインストラクターは『とにかくじっと座って無重力状態に慣れろ』と言っていた。上昇しているのか、下降しているのかは感じ取れない。上昇時は自分の体重の2倍に相当する2Gの力が加わり、まるで床に押し付けられているような感覚でほとんど身動きできないんだけど、そのあと放物線の頂点を過ぎて自由落下に転じると感覚が逆転する。身体が浮かび上がらないように押さえつけてもらった」

    「最初、僕たちは氷上のバンビみたいに脚が震えていた。でも、自分たちのポジションを維持しながら無重力感覚に対処するベストな方法を理解していった。想像を超えるすごい体験だった」

    しかし、無重力にはあまり望ましくない副作用をもたらす可能性がある。Roscosmosの広報担当者は次のように説明する。

    「地上にいる人間の前庭器官(内耳にある平衡を司る器官)は重力を基準にして機能しています。ですので、この感覚器が無重力に慣れて機能するまではある程度の時間が必要になります」

    そして航空機を使った無重力再現では適応するだけの時間的猶予がない。”嘔吐彗星” と呼ばれる所以だ。Ilyushinに何回も搭乗してパラボリックフライトを体験したのはフライトクルー、ピットクルー、宇宙飛行士インストラクターだけではなかった。空中でアップダウンを繰り返すIlyushinの機内には撮影クルーも乗り込んでいた。

    今回撮影ディレクターを務めたアンドレアス・ブルンスは、ジェットコースターでできる限りの準備をしてきたとし、次のように続ける。

    「甥っ子たちとテーマパークへ行って、Gフォースがどんな風に作用するか確かめてみたんです。ですが、正直に言うと、しばらくすると全員真っ青になってしまいました。回復には丸1日かかりましたね。私が見出したベストの対処法は、フライト中に動き回ることです。これは効果があったように思えました」

    ブルンスは初期絵コンテから最終編集作業までこのプロジェクトを指揮した。最初の絵コンテを書き上げたブルンスは、レッドブル・レーシングのクルーたちとRoscosmosのインストラクターたちが練習できるようにロシアでスタイロフォーム製模型を製作。搭乗できる時間に限りがある以上、リハーサルは不可欠だった。

    「計7回のフライトで80回前後のパラボリックフライトを実施し、25ショットほど撮影しました。最初のフライトはテストだったので、撮影用パラボリックフライトは70回前後でしたね。ですので、1ショットにつき2〜3テイクを撮影したことになります」

    「私たちはすべてに細心の注意を払ってプランを立てましたが、無重力状態には本当に驚かされましたし、パラボリックフライトの間隔は2〜5分しかないので、ソリューションを極めて迅速に用意する必要がありました」

    レッドブル・レーシングは今回のチャレンジのために現行マシンではなく2005シーズンに使用したRB1をロシアへ輸送した。今回のために現行カラーリングにリペイントされたこのRB1には、後継マシンと比べていくつかのアドバンテージがあった。今回久々にホイールガンを握ったレッドブル・レーシング ブランド&イベント責任者マーカス・プロッサーは次のように語る。

    「RB1を持ち込んだのはコンパクトでスリムだからさ。照明やカメラのためにレールを全部隠してかなり複雑なセットを組んだから、スペースが非常に限られていた。だから、全幅が狭いマシンを持ち込めば機内の動きやすさが少し増すんだ」

    RB1はレッドブル・レーシングがF1デビューシーズンで使用したモデルだが、今回ロシアに持ち込んだRB1がダメージ補強済みだったことがもうひとつのアドバンテージになった。このマシンのシャシーは、タイヤ交換体験ファンイベントなどで使用されているためアクスルやネジ山が強化されており、2Gと無重力が繰り返される機内で酷使するのには非常に適していたのだ。

    「あらゆる修理の準備をしていたが、実際の撮影はほぼノーダメージで終えられた」と語るのは、サポートチームでチーフメカニックを務めるジョー・ロビンソンだ。

    「もちろん、多少のダメージはあった。あるクルーがヘルメットからフロントウイングにぶつかって壊してしまったんだ。マシンをファクトリーに持ち帰り、『宇宙飛行士がヘッドバットで壊したから補修してくれ』と伝えたら、ファクトリーのみんなが笑ったよ」

    「思ったよりも大変だった。重力がなくなると、普段いかに重力に依存しているかが実感できた。マシンが宙に浮いているとホイールナットを締めるような当たり前の作業もかなり難しくなったし、自分でコントロールできるのはストラップで床と繋がっている足首くらいだった。普段とは異なる方法で考えながら作業することを強いられたが、素晴らしい経験になった」

    特に難しかったのがピットストップの “撮影” だった。マシンと機材は無重力状態の前後で細心の注意と共に安全確保しておく必要があり(マシン、タイヤ、ピットクルーがデッキから1m浮いた状態で重力が戻るのは誰にとっても望ましくない)、1ショットの時間は約15秒に減らされた。

    レッドブル・レーシングのライブデモチームにとって、今回は技術面の要求度が最も高いプロジェクトだったはずだが、同時に最も大きな達成感が得られるプロジェクトでもあった。サポートチーム・コーディネーターを務めるマーク・ウィリスは次のように振り返る。

    「キッツビュールでのスラロームからアルゼンチンの塩湖まで、私はスペシャルなイベントに何回も参加してきた。ユニークな場所でユニークなプロジェクトを実行してきたが、今回が最も独特で最もスペシャルだった。なぜなら、他と比べようがないからさ」

    そして今、今回の無重力ピットストップ映像が公開された。かなり高度なCGに思えるかもしれないが、これはリアルな航空機の中に持ち込まれたリアルなF1マシンで、作業しているのも生身のメカニックたちだ(そして全員無事に地上へ無事帰還している)。

    「熱意のあるチームと共に取り組み、集中を切らさずに前進を続ければ、何でもできることを学びました。次はどんなチャレンジにしましょうかね? 月にでも行きましょうか!」とブルンスは次のように締めくくった。