カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP:ファビオ・クアルタラロ 2027年にホンダ移籍が正式決定

    MotoGP:ファビオ・クアルタラロ 2027年にホンダ移籍が正式決定

    ホンダ・レーシング(HRC)は、2027年シーズンからファビオ・クアルタラロがファクトリーチームに加入することを正式発表した。契約期間は2027年から2028年までの2年間で、ヤマハとの8年間にわたるパートナーシップに終止符を打つことになる。

    クアルタラロは2021年にヤマハへ2015年のホルヘ・ロレンソ以来となるMotoGPライダー王座をもたらしたが、2022年以降は優勝から遠ざかっていた。2027年から始まる850cc時代を前に、新たな挑戦としてホンダ移籍を決断した。

    ホンダは2024年の低迷から着実に戦闘力を回復させており、2026年シーズンにはコンセッションランクをDからCへ引き上げている。新レギュレーション導入を迎える2027年に向け、世界王者の獲得でプロジェクトをさらに強化する。

    HRCは声明で次のように発表した。

    「ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)は、ファビオ・クアルタラロと2027年および2028年のMotoGP世界選手権に向けた契約を締結したことを発表します」

    「クアルタラロは2027年から始まる850cc時代に、ホンダHRCファクトリーチームから参戦します。2019年に最高峰クラスへデビューし、ルーキーイヤーには第4戦でポールポジションを獲得。シーズンを通じて6回のポールポジションと7回の表彰台を記録しました」

    「2021年にはMotoGP世界王者に輝き、翌2022年はランキング2位を獲得しました。これまで最高峰クラスで11勝、32回の表彰台、21回のポールポジションを記録しています」

    ダビド・アロンソ HRC(ホンダ・レーシング)

    またHRCは同時に、Moto2で活躍する20歳のダビド・アロンソと複数年契約を締結したことも発表した。

    アロンソは2024年Moto3王者で、2026年はMoto2ランキング4位につける有望株。2027年シーズン終了後のバレンシア公式テストでホンダMotoGPマシンを初ドライブする予定となっている。

    現時点ではアロンソの所属チームは発表されておらず、ファクトリーチームではクアルタラロのチームメイトを新加入のアロンソと、2026年MotoGPルーキーのディオゴ・モレイラが争う見通しだ。

  • MotoGPドイツGP マルク・マルケスがザクセンリンク10勝目 小椋藍2位表彰台

    MotoGPドイツGP マルク・マルケスがザクセンリンク10勝目 小椋藍2位表彰台

    2026年MotoGP第11戦ドイツGP決勝が7月12日にザクセンリンクで開催され、ドゥカティ・レノボのマルク・マルケスが優勝を飾った。スプリントに続く週末完全制覇を達成するとともに、最高峰クラスで同一サーキット10勝目を記録し、ジャコモ・アゴスチーニが保持していた最多記録に並んだ。

    小椋藍(トラックハウス・アプリリア)は力強いレース運びで2位表彰台を獲得。タイトルリーダーのホルヘ・マルティンが5位に終わったことで、小椋はサマーブレイクを前に選手権2位へ浮上した。

    マルク・マルケスが歴史的な10勝目
    マルク・マルケスはポールポジションからスタートすると、終始レースをコントロール。ライバル勢が相次いで脱落する中でも安定したペースを維持し、2位の小椋に1.996秒差をつけてチェッカーフラッグを受けた。

    これにより、ザクセンリンクでの最高峰クラス通算10勝目を達成。ジャコモ・アゴスチーニが持つ同一サーキット最多勝記録に肩を並べる歴史的な勝利となった。

    小椋藍が2位でランキング2番手へ
    小椋は序盤から安定した走りを披露し、終盤まで2位を堅持。トラックハウス・アプリリアに今季を代表する好結果をもたらした。

    チームメートのラウル・フェルナンデスも3位に入り、トラックハウス・アプリリアはダブル表彰台を獲得。4位にはレッドブルKTMのペドロ・アコスタが続いた。

    ランキング首位のホルヘ・マルティンは5位でフィニッシュ。終盤はフランチェスコ・バニャイアの追撃を受けながらもポジションを守り切った。

    アレックス・マルケスら有力勢が転倒
    スプリント2位だったアレックス・マルケスは、兄マルクに続く2番手を走行していた10周目、最終コーナーで転倒してリタイア。2003年ドイツGPを制したセテ・ジベルナウ仕様の特別カラーリングで臨んだレースだったが、惜しくも表彰台を逃した。

    ファビオ・ディ・ジャンアントニオもウォームアップでのクラッシュから最新仕様のドゥカティ製エアロパッケージを装着して決勝に臨んだものの、5番手走行中だった4周目に再び転倒した。

    このほかジョアン・ミル、カル・クラッチローも転倒リタイア。マーベリック・ビニャーレスは終盤にマシントラブルでリタイアとなった。

    約10万人が見守る中でサマーブレイクへ
    決勝は全ライダーがフロントにハード、リアにミディアムタイヤを選択し、約10万人の観客が詰めかけたザクセンリンクで30周にわたって争われた。

    今回の結果により、小椋は世界選手権でホルヘ・マルティンに次ぐランキング2位へ浮上。タイトル争いは新たな局面を迎えてサマーブレイクに入る。

    次戦となるイギリスGPは8月7~9日にシルバーストンで開催される予定で、予選中のクラッシュで鎖骨を骨折したマルコ・ベッツェッキの復帰が期待されている。

    MotoGP ドイツGP

    2026 MotoGP第11戦 ドイツGP 決勝結果
    1位 マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ)30周
    2位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア)+1.996秒
    3位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)+5.104秒
    4位 ペドロ・アコスタ(レッドブルKTM)+7.684秒
    5位 ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)+11.372秒
    6位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ)+11.495秒
    7位 ファビオ・クアルタラロ(モンスター・ヤマハ)+17.560秒
    8位 ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)+18.683秒
    9位 エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)+19.140秒
    10位 ブラッド・ビンダー(レッドブルKTM)+22.137秒
    11位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ/ルーキー)+22.280秒
    12位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)+26.154秒
    13位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)+30.910秒
    14位 アレックス・リンス(モンスター・ヤマハ)+31.511秒
    15位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ/ルーキー)+38.122秒
    リタイア マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)
    リタイア カル・クラッチロー(LCRホンダ)
    リタイア アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)
    リタイア ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)
    リタイア ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)

    マルク・マルケスはザクセンリンクで史上最多タイとなる10勝目を挙げ、改めてこのコースでの圧倒的な強さを示した。一方、小椋藍は今季最高レベルの走りで2位表彰台を獲得し、世界選手権ランキングでも2位へ浮上。サマーブレイク後のタイトル争いで存在感をさらに高める結果となった。

  • マルク・マルケス ドイツGPスプリント制覇 MotoGP史上最多19勝を達成

    マルク・マルケス ドイツGPスプリント制覇 MotoGP史上最多19勝を達成

    マルク・マルケス(ドゥカティ)が7月11日に行われた2026年MotoGP第11戦ドイツGPスプリントで優勝し、MotoGPスプリント史上最多となる通算19勝目を記録した。ポールポジションからスタートしたマルケスは15周を首位で走り切り、今季4勝目を飾った。

    2位には弟アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)、3位にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)が入り、ドゥカティ勢が表彰台を独占した。

    マルク・マルケスが史上最多19回目のスプリント優勝
    ザクセンリンクで今季9回目のポールポジションを獲得したマルク・マルケスは、MotoGPで新たに導入された広いグリッド間隔による最初のスタートでわずかに出遅れながらも、首位を守った。

    アレックス・マルケスが2番手につけ、トラックハウス・アプリリアの小椋藍が3番手へ浮上。一方、2番グリッドのディ・ジャンアントニオはターン2で4番手まで後退した。

    しかしディ・ジャンアントニオはオープニングラップの終盤で小椋を抜き返し、再び3番手へ浮上。以後はマルク・マルケス、アレックス・マルケスとの3台による接近戦となった。

    レース中盤までは上位8台が一列につながる展開となったが、次第にドゥカティ勢の3台が小椋のアプリリアを引き離していった。

    アレックス・マルケスは序盤にターン12で何度か仕掛ける姿勢を見せたものの、マルク・マルケスは冷静にラインを守り、一度も首位を譲らなかった。

    終盤には一度離されたディ・ジャンアントニオがアレックス・マルケスに再接近したが、逆転には至らなかった。マルク・マルケスが0.368秒差でチェッカーを受け、トップ3はわずか0.813秒差に収まった。

    小椋藍が4位 バニャイアは11番手から7位
    小椋藍は序盤に3番手を走行したものの、ディ・ジャンアントニオに抜き返されると表彰台争いから徐々に後退。それでもトラックハウス・アプリリア勢最上位となる4位でフィニッシュした。

    チームメートのラウル・フェルナンデスは、予選で受けた圧迫衝撃による痛みを抱えながら5位を獲得。ホルヘ・マルティンはファクトリー・アプリリアで6位に入った。

    フランチェスコ・バニャイアは11番グリッドから追い上げて7位。ペドロ・アコスタが8位、ファビオ・クアルタラロが9位に入り、スプリントのポイント圏内を完走した。

    ディオゴ・モレイラは10位で、ルカ・マリーニが0.127秒差の11位。ブラッド・ビンダーが12位、ジャック・ミラーが13位、エネア・バスティアニーニが14位、ジョアン・ミルが15位となった。

    アレックス・リンスは他の全ライダーがソフトのリアタイヤを選択する中、唯一ミディアムを装着して16位。トプラク・ラズガットリオグルが17位、カル・クラッチローが18位、マーベリック・ビニャーレスが19位で完走した。

    フランコ・モルビデリは7周目に転倒し、唯一のリタイアとなった。

    マルコ・ベッツェッキは鎖骨骨折で欠場
    予選で激しく転倒したマルコ・ベッツェッキは、ずれを伴う鎖骨骨折と診断され、スプリントを欠場した。ベッツェッキは日曜日の午前中に手術を受ける予定となっている。

    ホルヘ・マルティンはチームメート不在の中で6位に入り、選手権首位を維持した。

    マルク・マルケス MotoGP

    2026 MotoGP第11戦ドイツGP スプリント結果
    1位 マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ)15周
    2位 アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・ドゥカティ)+0.368秒
    3位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46)+0.813秒
    4位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア)+3.019秒
    5位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)+5.454秒
    6位 ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)+6.155秒
    7位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ)+7.751秒
    8位 ペドロ・アコスタ(レッドブルKTM)+8.968秒
    9位 ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハ)+10.855秒
    10位 ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)+13.279秒
    11位 ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)+13.406秒
    12位 ブラッド・ビンダー(レッドブルKTM)+14.111秒
    13位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)+15.007秒
    14位 エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)+15.398秒
    15位 ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)+17.977秒
    16位 アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハ)+18.137秒
    17位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)+22.622秒
    18位 カル・クラッチロー(カストロール・ホンダLCR)+22.929秒
    19位 マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)+31.185秒
    リタイア フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46)

    マルク・マルケスはスタートから最後まで首位を守り、MotoGPスプリント史上最多となる通算19勝目を達成した。弟アレックス・マルケスとディ・ジャンアントニオも表彰台に入り、ドゥカティ勢がザクセンリンクのスプリントで圧倒的な強さを示した。

  • マルク・マルケスがドイツGPで今季3度目ポール獲得 ベッツェッキは大クラッシュ

    マルク・マルケスがドイツGPで今季3度目ポール獲得 ベッツェッキは大クラッシュ

    マルク・マルケス(ドゥカティ)が7月11日、MotoGP第11戦ドイツGP(ザクセンリンク)の予選でポールポジションを獲得した。予選Q2では新ラップレコードを更新する走りを見せ、今季3度目のポールポジションを手にした。

    一方、アプリリアのマルコ・ベッツェッキはQ2序盤に激しいハイサイドクラッシュを喫し、救急車でメディカルセンターへ搬送された。前戦アッセンに続く大きな転倒となり、不安を残す結果となった。

    マルク・マルケスが新レコードでポール獲得
    前日の走行でトップタイムを記録していたマルク・マルケスは、15分間のQ2で2回のアタックを行う戦略を選択した。

    最終的に1分19秒041を記録し、自らラップレコードを更新。今季3度目のポールポジションを獲得した。

    2番手には0.061秒差で弟のアレックス・マルケスが入り、3番手にはファビオ・ディ・ジャンアントニオが続いた。ドゥカティ勢がフロントローを独占している。

    トップ3のタイム差はわずか0.147秒。さらに4番手のラウル・フェルナンデスまでがトップから0.2秒以内に入り、僅差の予選となった。

    ベッツェッキがQ2で再び大クラッシュ
    Q2序盤にはマルコ・ベッツェッキがターン7でハイサイドクラッシュを喫した。

    下りの左コーナーでリアタイヤがスライドした後、グリップを回復した瞬間にマシンがライダーを大きく跳ね上げる激しい転倒となった。

    ベッツェッキは自力で歩いて戻ったものの、セッションへ復帰することはできず、その後パドックから救急車でメディカルセンターへ搬送された。

    前戦アッセンでも大きなクラッシュを経験しており、2戦連続で激しい転倒となった。予選順位は8番手となっている。

    予選の展開
    Q2序盤はマルク・マルケスが1分19秒576でトップに立ったが、すぐにディ・ジャンアントニオが1分19秒5台へ更新した。

    さらにラウル・フェルナンデスが1分19秒262を記録して暫定ポールを奪取。その後、残り5分あまりでディ・ジャンアントニオが1分19秒188をマークして首位へ返り咲く。

    しかし最後のアタックでマルク・マルケスが1分19秒041を叩き出し、新ラップレコードとともにポールポジションを決めた。

    Q1組ではバニャイアが苦戦
    Q1を突破したファビオ・クアルタラロは6番手でヤマハ勢最上位を獲得した。

    VR46のフランコ・モルビデリは7番手だったが、金曜日のプラクティスでペドロ・アコスタの走行を妨害したとして決勝グリッド3番降格ペナルティを受けている。

    ランキング首位のホルヘ・マルティンは9番手に終わり、KTMのアコスタは10番手だった。

    Q1をトップ通過したフランチェスコ・バニャイアは11番手までしか順位を上げられず、ジャック・ミラーが12番手で続いた。

    ホンダ勢は全車がQ2進出を逃し、ジョアン・ミルの13番手が最高位となった。

    マルク・マルケスは新ラップレコードで今季3度目のポールポジションを獲得し、決勝でも優勝候補の筆頭として臨む。一方、アプリリアはラウル・フェルナンデスが4番手と好位置を確保したものの、ベッツェッキは2戦連続の大クラッシュに見舞われ、コンディションが決勝へ向けた大きな懸念材料となっている。

    マルク・マルケス MotoGP

    ドイツGP予選結果
    1位:マルク・マルケス(ドゥカティ) 1分19秒041
    2位:アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ) +0.061秒
    3位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +0.147秒
    4位:ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +0.189秒
    5位:小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +0.308秒
    6位:ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) +0.401秒
    7位:フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +0.456秒 ※決勝3グリッド降格
    8位:マルコ・ベッツェッキ(アプリリア) +0.556秒
    9位:ホルヘ・マルティン(アプリリア) +0.588秒
    10位:ペドロ・アコスタ(KTM) +0.631秒
    11位:フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)
    12位:ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)
    13位:ジョアン・ミル(ホンダ)
    14位:ブラッド・ビンダー(KTM)
    15位:アレックス・リンス(ヤマハ)
    16位:ルカ・マリーニ(ホンダ)
    17位:エネア・バスティアニーニ(テック3・KTM)
    18位:マーベリック・ビニャーレス(テック3・KTM)
    19位:ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)
    20位:カル・クラッチロー(LCRホンダ)
    21位:アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ)
    22位:トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)

    ※モルビデリは金曜日のプラクティスでペドロ・アコスタの走行を妨害したため、決勝は3グリッド降格ペナルティを受ける。実際の決勝スターティンググリッドでは10番手からのスタートとなる。

  • マーベリック・ビニャーレス MotoGP引退示唆 KTMから「契約は無効」と通告

    マーベリック・ビニャーレス MotoGP引退示唆 KTMから「契約は無効」と通告

    MotoGPで通算10勝を挙げるマーベリック・ビニャーレスが、自身の将来について衝撃的な発言を行った。KTMとの2027年契約を巡るトラブルを明かしたうえで、「この世界には燃え尽きた」「もう続けないと思う」と語り、MotoGP引退の可能性を示唆した。

    ビニャーレスは、KTMから送られた契約書に署名したにもかかわらず、後に「無効」と告げられた経緯を告白。交渉はすでに終了したと明かし、チームへの不信感とともに現在の率直な心境を語った。

    KTMとの契約交渉は完全終了
    ドイツGPが開催されるザクセンリンクで取材に応じたビニャーレスは、KTMとの交渉がすでに終わったことを明かした。

    昨年、このサーキットで負った肩の負傷から完全回復を目指すなか、2027年の去就についても大きな転機を迎えている。

    ビニャーレスは以前、KTMファクトリーチーム昇格の可能性を示唆していた。しかし、KTMは2027年のファクトリーライダーとしてアレックス・マルケスとファビオ・ディ・ジャンアントニオを起用すると発表。これにより昇格の道は閉ざされた。

    Tech3 KTMのシートはまだ正式決定していないものの、ルカ・マリーニが1席を獲得し、残る1席はセナ・アギウスまたはマヌエル・ゴンサレスが争うとみられている。

    ビニャーレスは交渉状況について次のように語った。

    「もう話し合いはしていない。先週が最後だったと思う。それ以降は何も話していない」

    「契約書に署名したのに無効と言われた」
    ビニャーレスは、KTMとの間で起きた契約トラブルの詳細も明かした。

    事の発端は5月のカタルーニャGP後だったという。

    「モンメロの後、ディ・ジャンアントニオが僕の代わりにファクトリーチームへ行くと知った。実際にはメディアで知ったんだ」

    「その後、ムジェロに着いた時にKTMからメールで契約書が送られてきた」

    「僕は署名した。内容は決して良い条件ではなかった。それでもレースを続けたかった」

    「KTMのエンジニアたちを本当に信頼している。だから自分にとって不利な契約でも署名したんだ」

    しかし、その約2週間後に状況は一変したという。

    「2週間後になって『これはまったく有効ではない契約だ』と言われた」

    「そんなことをされたら何を期待できる? 正直、ここにはいたくない。あれは彼らの対応として真剣なものではなかった」

    マーベリック・ビニャーレス MotoGP

    「MotoGPには燃え尽きた」 引退も示唆
    契約問題を受け、ビニャーレスはMotoGPへの情熱そのものが薄れていることを率直に認めた。

    「バイクレースでは自分にできることはすべてやったと思う」

    「良いチャンスがあるかどうかも分からないし、今は探してもいない。今欲しいのは長い休暇だけだ」

    さらに、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦したジャック・ミラーの姿にも触れ、MotoGP以外での活動に興味を示した。

    「レースは大好きだし、モトクロスも好きだ。将来は違うレースにも挑戦してみたい」

    「ジャックが鈴鹿8耐を走っているのを見て、本当に楽しそうだと思った。ああいうことをやってみたい」

    そして最後に、自身の将来について次のように語った。

    「今の僕は、この世界に燃え尽きてしまった。だから、もう続けないと思う」

    今後の焦点
    ビニャーレスの発言は、単なる契約交渉の決裂を超え、MotoGPからの引退を現実的な選択肢として示した点で大きな衝撃を与えている。

    一方で、2027年のサテライトチームにはまだ空席が残されており、本人も完全に現役続行を否定したわけではない。今後、新たなオファーが届くのか、それとも鈴鹿8耐など別カテゴリーへの転向を選ぶのか、その決断に注目が集まる。

  • ドゥカティ売却報道 フォルクスワーゲンは否定せず MotoGPへの影響は?

    ドゥカティ売却報道 フォルクスワーゲンは否定せず MotoGPへの影響は?

    ドゥカティの将来について、親会社であるフォルクスワーゲン・グループが売却を検討しているとの報道が浮上した。ただし現時点で売却が決定した事実はなく、MotoGP参戦やレース活動に直ちに影響が及ぶ可能性は低いとみられている。

    フォルクスワーゲンは噂を全面否定することは避けつつも、現在グループ全体で大規模な事業改革を進めていることを説明した。声明ではドゥカティの名前こそ挙げられなかったが、今後の事業再編の可能性を完全には否定しなかった。

    フォルクスワーゲンが売却報道を否定せず
    売却の噂が広がるきっかけとなったのは、フォルクスワーゲンがグループ全体の事業見直しを進めているとの報道だった。

    米メディア『RideApart』に対して同社の広報担当者は、社内の機密文書や内部検討についてコメントすることはできないとした上で、現在の自動車業界を取り巻く環境が大きく変化していると説明した。

    広報担当者は「現在のビジネスモデルは、ドイツで開発し、欧州で生産して世界へ輸出するという形だが、これはすべてのブランドで機能しなくなっている」と述べ、グループ全体の変革が必要との認識を示した。

    背景にあるのは自動車業界全体の構造変化
    声明では、近年の関税強化や競争激化、市場の停滞や縮小などにより、グループ全体が年間で数百億ユーロ規模の負担を受けていると説明している。

    そのため、フォルクスワーゲンは競争力向上に向けてコスト管理や投資の厳格化を進める方針で、ブランドや子会社を含めた組織全体の効率化を目指している。

    さらに、技術開発や新技術の統合、商品ラインアップの最適化、意思決定プロセスの簡素化などを柱とする将来計画を策定しており、監査役会での審議を経て実行段階へ移行する予定だとしている。

    ドゥカティ MotoGP

    MotoGP活動への影響は現時点では限定的
    現時点でドゥカティはMotoGPで圧倒的な成功を収めているブランドであり、2022年以降は最高峰クラスのタイトルを独占。近年は空力開発でもカテゴリーをリードし、多くのトップライダーが加入を希望する存在となっている。

    こうした競争力やブランド価値を考えれば、仮に売却が現実になったとしても、MotoGP活動が直ちに縮小される可能性は低いとの見方が強い。また、売却が実施される場合には、世界的なブランド力を持つドゥカティに対して多くの企業が関心を示す可能性もある。

    現時点ではフォルクスワーゲンがドゥカティ売却を決定した事実はなく、同社も噂を否定も肯定もしていない。今後のグループ再編の行方が、ドゥカティの将来にどのような影響を及ぼすか注目される。

    Source: crash.net

  • MotoGP名門サーキット消滅危機 フィリップアイランドにゴルフ場転用案

    MotoGP名門サーキット消滅危機 フィリップアイランドにゴルフ場転用案

    MotoGPオーストラリアGPの開催地として知られるフィリップアイランド・サーキットに、2026年限りでMotoGP開催契約を終えた後、ゴルフ場へ転用される可能性が浮上した。長年オーストラリアを代表するモータースポーツの聖地として親しまれてきた名門サーキットが姿を消すとの見方に、関係者やファンの間で波紋が広がっている。

    こうした懸念を表明したのは、フィリップアイランド・サーキットの設計にも携わり、アデレード市街地F1コースの設計者としても知られるボブ・バーナード氏だ。

    同氏は公開書簡(オープンレター)を発表し、MotoGPを運営するリバティ・メディアと南オーストラリア州政府の判断によって、オーストラリアが世界的なモータースポーツ資産を2つ同時に失う危険性があると警鐘を鳴らした。

    MotoGP撤退で浮上したゴルフ場転用案
    GPblogによると、フィリップアイランドは2026年末でMotoGP開催契約が終了し、2027年からは新設予定のアデレード市街地コースへ開催地が移される見通しとなっている。

    ライダーやファンから「MotoGPカレンダー最高のサーキット」と高く評価されるフィリップアイランドだが、MotoGPだけでなくスーパーバイク世界選手権(WSBK)の開催も終了することになり、サーキットの将来は不透明な状況となっている。

    その中でバーナード氏は公開書簡の中で、サーキット所有者であるリンゼイ・フォックス氏が跡地をゴルフ場へ転用する可能性があるとの情報に言及した。

    「最近の話では、GPとWSBKの両方を失った後、フィリップアイランド・サーキットの所有者であるリンゼイ・フォックス氏は、その土地をゴルフ場に転用する可能性があるという」

    さらに同氏は、フォックス氏がビクトリア州アバロンで新サーキット建設にも関与していると説明している。

    「2つの象徴的なサーキットを失う」
    バーナード氏は、MotoGP商業権を保有するリバティ・メディアと南オーストラリア州政府の判断によって、フィリップアイランドとアデレードの両方が犠牲になる恐れがあると指摘した。

    「リバティ・メディア、MotoGPとWSBKの商業権保有者、そして南オーストラリア州政府の決定によって、2つの象徴的なサーキットが失われ、永遠になくなってしまうことを私は懸念している」

    また、新たなアデレード市街地コースについても、かつて世界最高峰と評価されたオリジナルのアデレード市街地コースを置き換えるものにはならないとの考えを示した。

    「世界的資産を失うだけになる」
    公開書簡では、アデレードでは公園や樹木など自然環境の保全を巡る反対運動が続いていることにも触れ、環境とモータースポーツ遺産の双方を失う可能性があると警告している。

    「南オーストラリア州は歴史ある公園の樹木を犠牲にしようとしている一方、ビクトリア州はフィリップアイランド・サーキットを失う危険にさらされている」

    そして最後に、オーストラリアが「世界的に認知された2つの資産を破壊し、不確実な1つの代替案を作ろうとしているだけかもしれない」と強い危機感を示した。

    今回の内容はあくまでバーナード氏が公開書簡で紹介した情報であり、フィリップアイランドのゴルフ場転用計画が正式決定したわけではない。しかし、MotoGPとWSBKの開催終了が決まったことで、オーストラリア屈指の名門サーキットの将来に対する懸念が一層高まっている。

  • 小椋藍 ヤマハMotoGPファクトリーチーム加入決定 マルティンと2027年新体制

    小椋藍 ヤマハMotoGPファクトリーチーム加入決定 マルティンと2027年新体制

    小椋藍が2027年からヤマハMotoGPファクトリーチームに加入することが決定した。ヤマハは7月1日、2027年と2028年シーズンのファクトリーライダーとしてホルヘ・マルティンと小椋藍を起用すると正式発表。MotoGPが新レギュレーション時代へ突入する2027年に向け、新たなラインアップでタイトル奪還を目指す。

    ヤマハは、世界王者ホルヘ・マルティンの実績と、小椋藍の将来性を組み合わせた布陣で長期プロジェクトを推進する考えを示した。

    ヤマハが2027年の新体制を正式発表
    MotoGPは2027年から新しい技術レギュレーションへ移行する予定となっており、ヤマハはその新時代を見据えたライダー体制を正式に決定した。

    加入するホルヘ・マルティンはMotoGP世界王者であり、グランプリ優勝経験も豊富なトップライダー。ヤマハは「スピード、決断力、そして常にトップレベルで戦う能力を証明してきた存在」と高く評価している。

    一方、小椋藍については「MotoGPで最も有望な若手の一人として急速に頭角を現した」と位置付け、ファクトリーチーム昇格のタイミングとして最適だと説明。日本人ライダーとしてヤマハの将来を担う存在になることへの期待を示した。

    ヤマハは、経験豊富なチャンピオンライダーと将来性豊かな若手という補完関係にある2人の組み合わせが、新時代の競争力向上につながるとしている。

    パオロ・パヴェジオ「野心を示す契約」
    ヤマハ・モーター・レーシングのマネージングディレクターを務めるパオロ・パヴェジオは、新ラインアップ決定について次のように語った。

    「2027年の新時代を迎えるにあたり、ホルヘと藍をヤマハMotoGPファクトリーチームに迎えられることを大変うれしく思っています。このレベルのライダーと契約できたことは、私たちの野心とプロジェクトへの自信を示すものです」

    「ホルヘはMotoGPを代表するライダーの一人であり、勝利や世界タイトルを争うスピード、決意、そしてメンタリティをすでに証明しています。初戦からチームの競争力向上を力強く牽引してくれると期待しています」

    「藍はこの1年半で目覚ましい成長を遂げました。その才能、仕事への姿勢、そして将来性を考えれば、MotoGPを代表するライダーへ成長できると確信しています。同時に、日本人ライダーをヤマハMotoGPファクトリーチームへ迎えられることを大変誇りに思います」

    2027年のMotoGP新時代へ向けた布陣
    2027年のMotoGPは、排気量850ccエンジンや新しい車両規定の導入により、大きな転換期を迎える。

    ヤマハは世界王者ホルヘ・マルティンと、日本期待の小椋藍という新コンビを軸に、新レギュレーション初年度から再びタイトル争いへ返り咲くことを目指す。特に日本メーカーであるヤマハにとって、日本人ライダーのファクトリーチーム起用は象徴的な意味合いも持つことになりそうだ。

  • ヤマハ MotoGP クアルタラロとリンスの2026年限りの離脱を正式発表

    ヤマハ MotoGP クアルタラロとリンスの2026年限りの離脱を正式発表

    ヤマハは6月30日、2021年MotoGP王者ファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスが2026年シーズン限りでチームを離脱すると正式発表した。長らく噂されてきた両ライダーの退団が、ついに公式に確認された。

    クアルタラロは2027年からホンダへ移籍する見通しで、正式発表も間近とみられている。一方、リンスはすでに今季限りでヤマハを離れる意向を明かしており、後任には小椋藍の起用が有力視されている。

    8年間にわたるクアルタラロとヤマハの歩み
    クアルタラロは2019年にペトロナスSRTからヤマハ機でMotoGPデビューを果たし、2021年にファクトリーチームへ昇格。同年にはヤマハに悲願のMotoGPタイトルをもたらした。

    ヤマハでは通算11勝、32回の表彰台を獲得。しかし近年はマシン競争力の低下が続き、両者の関係には次第に緊張感が生まれていた。

    ヤマハのマネージングディレクターを務めるパオロ・パヴェジオは、クアルタラロの功績を次のように称えた。

    「ファビオとアレックスはともにヤマハのMotoGPプロジェクトで重要な役割を果たしてくれた。長年にわたる努力、献身、そして協力に心から感謝している」

    「ファビオとヤマハの歩みは8年間に及ぶ。その間、私たちは大きな成功も困難な時期もともに経験してきた」

    「ともに成長し、歴史を築く数々の成果を祝福し、困難を乗り越えることで関係はさらに強くなった」

    「結果だけではなく、その歩みこそが私たちの関係を象徴している。そしてファビオはこれからもヤマハMotoGPの真のレジェンドであり続ける」

    リンスにも感謝 「開発で重要な役割」
    リンスは2024年にヤマハへ加入したものの、スズキやホンダ時代のような優勝争いには加われず、苦戦が続いた。

    それでもパヴェジオは、その貢献を高く評価している。

    「2024年に加入して以来、アレックスは豊富な経験と貴重な知見、そして揺るぎない献身をもたらしてくれた。YZR-M1プロジェクトの開発でも重要な役割を果たした」

    「長年ともに戦ってきた仲間との別れは決して簡単ではない。しかしシーズン終了までチーム一丸となって最高の結果を目指していくことに変わりはない」

    なお、リンスは2027年のMotoGPグリッドに残る可能性は低いとみられている。

    2027年は小椋藍とホルヘ・マルティン体制が濃厚
    ヤマハは2027年からの新体制として、小椋藍とホルヘ・マルティンをファクトリーチームのライダーとして起用する見通しだ。

    クアルタラロのホンダ移籍、小椋のファクトリー昇格、そしてマルティン加入という大型人事が実現すれば、2027年シーズンのMotoGP勢力図は大きく塗り替えられることになりそうだ。

  • 小椋藍 MotoGP初優勝の裏で「怖かった」車高調整デバイスのトラブルを告白

    小椋藍 MotoGP初優勝の裏で「怖かった」車高調整デバイスのトラブルを告白

    2026年MotoGP第10戦オランダGPで最高峰クラス初優勝を飾った小椋藍(トラックハウス・アプリリア)が、レース終盤に発生した車高調整デバイス(ライドハイトデバイス)のトラブルについて詳細を明かした。

    小椋藍はレース終盤にラウル・フェルナンデスとホルヘ・マルティンを攻略して歴史的な初優勝を飾ったが、その道のりは決して順調ではなかった。本人は「怖かった」と振り返るアクシデントが勝利を危うくしていた。

    誤ってライドハイトデバイスを作動
    レース終盤、小椋藍はトップ2台との差を縮めながら3番手を走行。16周目のターン4でコースアウトを喫した際、リプレイ映像ではリアのライドハイトデバイスが作動した状態になっていたことが確認された。

    レース後、小椋藍はMotoGP公式『After the Flag』で、その原因は自身の操作ミスだったと説明した。

    「リアのデバイスに問題が起きるまでは状況をコントロールできていて、ラウルとホルヘの様子も見えていた」

    「『チャンスはある』と思っていたけど、その問題が起きてしまって、またギャップが開いてしまった」

    一時は優勝争いから脱落することも懸念したが、ペースには自信があったという。

    「それは心配だった。でも僕のペースは十分に良くて、追いついてオーバーテイクできたし、最後は引き離すこともできた」

    続けて、小椋藍は問題の詳細を説明した。

    「最後のシケインでリアのデバイスを作動させて、そのデバイスはターン1で解除する仕組みになっている」

    「でも、ターン1からターン3の間で、なぜかまたリアのデバイスが作動してしまった。たぶん僕がどこかでボタンに触れてしまったんだと思う」

    「自分のミスだったと思う。あれは本当に怖かった。でも幸い、大きくタイムを失わずに済んだ」

    タイトル争いには冷静な姿勢
    この勝利により、小椋藍は2004年以来となる日本人ライダーのMotoGP最高峰クラス優勝を達成。ランキング首位との差も16ポイントまで縮めた。

    それでも、自身をタイトル争いの本命と見るかという質問には冷静な姿勢を崩さなかった。

    「次のレースでも自分の仕事を続けるだけ」

    「それで十分ならうれしい。でも、ほかのライダーがもっと良い走りをしたなら、彼らの方が優れていただけだ」

    小椋藍 MotoGP初優勝

    「最後の数周は長く感じた」
    トップに立ってからの数周は、これまでとは違う精神的な戦いだったという。

    「彼らの状況は見えていたし、自分のペースの方が少し良いことも分かっていた」

    「無理をすることはなく、自分の走りを続けていたらギャップは少しずつ広がっていった」

    しかし、ゴールまでの時間は非常に長く感じられた。

    「もちろん、気持ちのいい時間ではなかった。残り4、5周がものすごく長く感じた」

    さらに、アッセンでの優勝だったことも特別な意味を持っていたと語る。

    「アッセンは僕のお気に入りのサーキットの一つだから、ここで勝てたことはさらに特別だ」

    「Moto2でも勝ったことがあるし、この場所でたくさんのファンの前を走れたこともうれしい。チェッカーを受けた瞬間は、本当に大きな満足感があった」

    今回の初優勝は、小椋藍の高いレースペースだけでなく、思わぬトラブルを乗り越えた末につかみ取った価値ある勝利となった。タイトル争いについては慎重な姿勢を崩さない一方で、ランキング首位との差を16ポイントに縮め、今後のチャンピオン争いに向けても存在感を大きく高める結果となった。