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  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP フリー走行レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP フリー走行レポート

    MotoGP 第3戦アメリカズGPのフリー走行は、同大会を過去4年連続で優勝しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、トップタイムで初日を締めくくった。午前中は雲の多い天候だったが、午後になって青空が広がり、気温は29℃まで上昇した。

    路面コンディションは、過去の大会に比べるとギャップが増えたようだが、順調にセットアップを進めたマルケスは、1回目のセッションで2番手、2回目のセッションでトップタイムをマーク。5年連続のポール・トゥ・ウインに向けて、順調にメニューを消化した。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、初日を5番手で終えた。午前中のセッションでは7番手だったが、午後の走行では5番手に浮上。アメリカズGPで3年ぶりの表彰台獲得と初制覇に向けて、まずは順調なスタートを切った。サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は一周5.513km。高低差があり、バリエーションに富んだコーナーが連続するため、セットアップをまとめるのが難しいサーキットだが、セクター1とセクター3でタイムをロスしているだけに、2日目はその区間でのタイム短縮に挑む。

    2戦連続の表彰台獲得に挑むカル・クラッチロー(LCR Honda)が、7番手とまずまずのスタートを切った。午前中のセッションでは、セットアップが思うように進まず11番手と苦戦したが、午後のセッションでは、いいセッティングを見いだし、ベストタイムとラップタイムの改善に成功した。2日目の予選では、マルケス、ペドロサとともにポールポジション(PP)とフロントローを目指す。

    開幕から2戦連続でシングルフィニッシュを果たしているジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は13番手で初日を終えた。昨年はケガのために予選と決勝をキャンセルしたが、今年は2年ぶりの決勝に向けて気合十分。午前中のセッションでは、これまでに比べてやや荒れた路面でのセッティングに苦労したが、たびたび上位につける走りを見せているだけに、予選でのポジションアップに大きな期待がかかる。チームメートのティト・ラバトは、午前と午後での気温と路面温度の変化にセッティングを合わせるのに手間取り、17番手。2日目はタイムの短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「今日はとても順調でした。セカンドセッションでマシンは格段に快適になりましたが、まだ、フロントのフィーリングの改善など、取り組まなければならないセットアップもあります。ポジティブなのは、一日を通じて、多くの仕事をこなせたことです。ソフトを含むすべてのタイヤを試して、マシンの反応を見ることができました。バンプでのマシンの動きに関しては、もう少し細かいところを解決しなければなりませんが、午後は電子制御で一歩前進して、いいペースを見つけることができました。マシンも僕自身の走りについても、引き続き取り組まなければなりません。T4(最終区間)は、もっとよくできると思います。明日が楽しみです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
    「1回目、2回目ともに、前進することができました。タイヤのテストを含め、いろいろなことにトライできたし、セットアップに取り組むことができました。今日収集したデータを活用して、明日はいい仕事をして、さらに前進しなければなりません。特にセクター1とセクター3を改善して、できる限りレースに向けての準備を整えたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「残念ながら最初のセッションでは、マシンもタイヤもいい感触が得られませんでしたが、FP2でかなりいいセッティングを見つけることができました。午後はフロント、リアともにハードで走行しましたが、よくなったように感じました。まだいくつか試したいことがあります。うまくいけば、改善できる部分があると思います。チームは今日、いい仕事をしました。明日もさらに前進できることを願っています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 13番手)
    「今日はかなり快適に走行できましたが、これまでに比べて、路面は明らかにバンピーになっていました。このようなコンディションでももう少し走りやすくするために、セッティングに取り組まなければなりません。バンプに当たると、挙動を抑えるのがとても難しくなります。こういう路面になったのは、F1の影響だと思います。ダウンフォースが多く、コーナリングスピードとタイヤにかかる圧力も高いので、コーナーにバンプができてしまうのだと思います。そのため、バイクは走行が難しくなります。今日はトップ10を維持したかったです。しかし、明日に向けてポジティブな気持ちですし、自信はあります」

    ティト・ラバト(MotoGP 17番手)
    「午前中のFP1では強さと自信がありましたが、午後は同じようなフィーリングになれませんでした。しかし、チームが素早く問題を解決してくれて、最初のセッションのような状態に戻してくれました。セッション終盤でラップタイムを更新できる自信がありましたが、渋滞にはまってしまい、プッシュできませんでした。初めてMotoGPマシンで走った昨年は、とても難しいサーキットでしたが、今年の走りには満足しています。再びポイント獲得を狙えると思います」

  • 【MotoGP】 第3戦アメリカズGP:マルク・マルケスが初日のトップ

    【MotoGP】 第3戦アメリカズGP:マルク・マルケスが初日のトップ

    MotoGP 第3戦 アメリカズGPのフリー走行2回目が21日(金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。

    フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)。初開催の2013年から5年連続して初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.286秒差でヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)、3番手にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)が続いた。

    4番手タイムはバレンティーノ・ロッシ(モンスター・ヤマハ・テック3)、5番手はダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)、6番手にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が続いた。ホルヘ・ロレンソ(トゥカティ・チーム)は11番手だった。

    2017 MotoGP 第3戦 アメリカズGP フリー走行2回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分04秒061
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分04秒347
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分04秒451
    4 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分04秒806
    5 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分04秒811
    6 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分04秒830
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分05秒005
    8 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 2分05秒033
    9 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分05秒116
    10 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分05秒142
    11 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分05秒282
    12 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分05秒284
    13 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分05秒463
    14 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分05秒468
    15 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分05秒584
    16 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分05秒602
    17 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分05秒943
    18 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分06秒155
    19 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分06秒358
    20 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分06秒503
    21 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分06秒709
    22 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分06秒741
    23 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分07秒434
  • 【MotoGP】 第3戦アメリカズGP:マーベリック・ビニャーレスがトップ発進

    【MotoGP】 第3戦アメリカズGP:マーベリック・ビニャーレスがトップ発進

    MotoGP 第3戦 アメリカズGPが開幕。21日(金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズでフリー走行1回目が行われた。

    フリー走行1回目のトップタイムを記録したのは、開幕2連勝と波に乗るマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)。2番手には0.577秒差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、3番手にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が続いた。

    4番手にヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)、5番手にアルバロ・バウティスタ(プル&ベア・アスパル・チーム)。

    以降、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)が6番手、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)が7番手、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)が8番手と続いた。

    2017 MotoGP 第3戦 アメリカズGP フリー走行1回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分04秒923
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分05秒500
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分05秒604
    4 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分05秒790
    5 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分05秒833
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分06秒017
    7 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分06秒109
    8 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分06秒292
    9 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分06秒411
    10 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分06秒469
    11 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分06秒484
    12 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分06秒515
    13 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分06秒646
    14 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 2分06秒692
    15 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分06秒786
    16 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分06秒824
    17 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分06秒894
    18 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分07秒127
    19 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分07秒300
    20 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分08秒006
    21 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分08秒128
    22 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分08秒292
    23 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分08秒740
  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPから2週間のインターバルを経て、第3戦アメリカズGPが、4月21日(金)~23日(日)の3日間、米国テキサス州・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催。初開催となった2013年から、今年で5年目を迎える。

    13年には、MotoGPクラスにデビューしたばかりのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が次々に新記録を樹立し、多くのレースファンの記憶に残る大会となった。

    予選では、MotoGPクラスへのデビュー2戦目にして、初のポールポジション(PP)を獲得。勢いそのままに、決勝では20歳と63日で初優勝を達成し、1982年にホンダから参戦したフレディ・スペンサーの持っていた20歳と196日という最高峰クラス最年少優勝記録を、31年ぶりに塗り替えた。

    最高峰クラスでの初PP記録はそれまで、1982年のスペインGP(ハラマ)でスペンサーが樹立した20歳と153日だったが、その記録をマルケスは20歳と62日でブレイク。翌日の決勝でも同様に記録を塗り替えると、シーズン6勝を挙げてタイトルを獲得する。これもまた、スペンサーが83年に21歳と258日で達成した史上最年少でのタイトル獲得を20歳と266日で達成と、30年ぶりに記録を塗り替えた。

    以来、マルケスにとってCOTAは、最も相性のいいサーキットの一つで、初開催の13年から、4年連続でポール・トゥ・ウインを達成しており、その記録の更新へ期待が膨らむ。

    開幕戦カタールGPは、タイヤの選択ミスにより、トップを走るも終盤はペースが上がらず、4位でフィニッシュする悔しいレースとなった。第2戦アルゼンチンGPは、今年も含め、初開催となった14年から4年連続でPPを獲得していた。しかし今回は、好スタートを切って順調にトップを快走するも、コンディションの悪い路面に足をすくわれて痛恨の転倒。決勝はリタイアに終わった。

    最高峰クラスでの2年連続4度目のタイトルを狙うマルケスにとって、思うように結果を残せないシーズンのスタートとなったが、今大会から、その遅れを取り戻すべく戦う。まずは今季初の表彰台、そして初優勝を目指す。

    チームメートのダニ・ペドロサは、マルケス同様、今季初表彰台、初優勝を目指す戦いとなりる。開幕戦カタールGPでは、タイヤが路面コンディションに合わなかったこともあり、5位と悔しいレースだった。第2戦アルゼンチンGPでは、マルケスと同じ2コーナーで転倒してしまいリタイア。第3戦アメリカズGPは、序盤2戦の遅れを取り戻す戦いになる。

    COTAでは、13年から2年連続で2位表彰台を獲得しているペドロサ。Repsol Honda Teamとしては、2年連続での1-2フィニッシュを果たしている。15年は右腕の持病の手術のため欠場。2年ぶりとなった昨年の大会では、予選8番手から2番手争いのグループに加わるも、1コーナーのブレーキングでバランスを崩して転倒、リタイアとなった。今年は同大会での3年ぶりの表彰台、そしてCOTAの初制覇に挑む。

    LCR Hondaに加入して3年目を迎えるカル・クラッチローは、今大会は2戦連続の表彰台、そして今季初優勝を目指す。アメリカズGPでは、13年に4位、14年はリタイア、そして15年は7位となっている。昨年は予選5番手から決勝に挑んだが、転倒を喫し、16位に終わった。今年はウインターテストから好調さを発揮しており、第2戦アルゼンチンGPではその走りを結果につなげた。今大会の走りにも注目が集まる。

    MotoGPクラスで3年目のシーズンを迎えるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、開幕戦カタールGPで8位、第2戦アルゼンチンGPでは9位と、2戦連続でトップ10フィニッシュを果たしている。COTAでは、MotoGPクラスにデビューした15年に14位でフィニッシュし、最高峰クラスで初のポイントを獲得。昨年はフリー走行で転倒し、右足首を負傷して決勝をキャンセルする残念な展開となってしまった。2年ぶりの大会となる今年は、COTAでのベストリザルトと、3戦連続のシングルフィニッシュを目指す。

    チームメートのティト・ラバトは、開幕戦カタールGPで15位、第2戦アルゼンチンGPで12位と着実にポイントを獲得している。ラバトは今季、セパン(マレーシア)でのウインターテストで手足を負傷し、テストのメニューを十分に消化できなかった。しかし、カタール、アルゼンチンと徐々に体調が回復しており、今大会は万全の状態で挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合8位)
    「アルゼンチンのレースを終えて、大好きなオースティンのサーキットに行くのを楽しみにしています。もっといい結果を残してオースティンに向かいたかったのですが、とにかく、気持ちを切り替えて今週のレースに挑み、今季初の表彰台を獲得できるように100%でがんばります。オースティンにはすばらしい思い出があります。僕にとってはレースカレンダーの中で、ベストな大会の一つです。このサーキットは、バリエーションに富んだセクションやコーナーが多く、高低差もあります。そしてアメリカンスタイルのイベントも好きです。すべてのファンが、スポーツ、そしてコース上の戦いを楽しんでいます。アメリカズGPに全力で挑みます」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合10位)
    「ヨーロッパに戻り、数日間休めました。トレーニングもこなしました。今はオースティンでマシンに乗るのが待ちきれない気持ちです。アルゼンチンでポイントを獲得できなかったのはとても残念でしたが、そのことは忘れて、今週のレースに集中したいです。序盤の2戦を終えて、自分のマシンをさらに理解できました。今大会は安定性など、全体的にセットアップを改善できるよう取り組みたいです。今週末は、さらに一歩前進できることを願っています。オースティンは、サーキットも街も好きですし、ファンは本当に最高です。いい週末になることを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合5位)
    「アルゼンチンからの好調さをキープしたいです。アルゼンチンでは、チームがすばらしい仕事をしてくれました。オースティンはアルゼンチンGPの舞台となったテルマスとは全く違うサーキットなので、現時点では、どうなるか予想するのは難しいです。ポジティブな点は、このサーキットではHondaが常にいい結果を残してきたということです。特にマルクは、COTAではすばらしい走りをします。日曜日の目標はトップグループに加わり、そのあと、なにができるかを考えることです。いいペースがあることは分かっています。あとは日曜日にすべてをうまくまとめるだけです。楽しみです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合7位)
    「カタールは難しい週末でしたが、レースではすべてをまとめることができて、トップ10に入れました。アルゼンチンでも、毎戦トップ10でフィニッシュするという今年の目標を達成できました。しかし、トップとの差が思ったよりできてしまったので、オースティンではこの点に取り組みたいです。テキサスでの週末に向けて、気分は上々です。ここもまたとても楽しいサーキットです。Hondaとの相性がいいので、いい結果を期待しています。とても楽しみです」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合19位)
    「昨年、COTAはかなり苦戦したサーキットで、あまりいい思い出はありません。しかし、サーキットのレイアウトはとても好きです。この2戦はポイントを獲得し、マシンの感触もかなりいいので、今週末を楽しみにしています。COTAは難しいサーキットですが、Hondaとの相性はいいです。特に前半セクションはいいと思います。オースティンではいい仕事ができると思います。今週は、ジャックとのギャップを縮めることが目標です」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPでは圧倒的な強さで1-2フィニッシュを飾ったMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、第3戦アメリカズGP出場のため、Circuit Of The America(COTA)へと向かう。

    ビニャーレスは、ヤマハ加入1年目の最初の2戦で、まったく非の打ちどころのない勝利を挙げ、ランキング・トップの座をキープ。そして今週末は、ハットトリックの達成とともにヤマハにとって通算500回目となるグランプリ優勝を目指す。

    ビニャーレスのここまでの戦いぶりを見ると、そのライディング・スタイルとYZR-M1のスムースさは完璧なハーモニーを奏でている。好調をキープするビニャーレスは第3戦の舞台、COTAでも同様のスピードを楽しもうと、ウイークのスタートを今か今かと待ち望んでいる。アップダウンの激しいこのコースは、2013年にはMoto3で2位、2014年にはMoto2で初優勝を飾るなど、多くの良い思い出が残る場所だ。MotoGPでは昨年、4位を獲得している。

    チームメイトのロッシもまた、シーズンを好調にスタート。ここまでの2戦では、予選結果にかかわらず上位まで追い上げる高い技術と豊富な知識を見せつけた。そしてビニャーレスとともに表彰台獲得率100%を維持し、今後もその継続を目指す。

    第3戦の目標は、ウイーク序盤から最適なマシン・バランスをつかむこと。ここCOTAでは2015年に3位獲得。昨年は苦しい展開を強いられたが、その経験をモチベーションに変えて全能力をアメリカのファンに披露する。

    Circuit Of The Americasは2012年に建設され、2013年からMotoGPを開催。全長5.5km、反時計回りのコースは合計20のコーナー(左:11、右:9)と1.2kmのロング・ストレートからなり、41mの激しい高低差が特徴である。タイト・ヘアピン、上り、下り、そして高速ストレートのコースは、マシン・バランスの精確さが要求される。

    マーベリック・ビニャーレス
    「次はオースティン。僕がMoto2初優勝を果たした場所ですし、いつも調子がいいので、とっても楽しみです。昨年も好成績を獲得できたので、僕のライディング・スタイルに合っているんだと思います。アップダウンの激しいコースは大好きなので、M1がどんな走りをするのか、そして僕がマシンをどんなふうに感じるのか、とても興味があるんです。今週もまた、きっといいレースができると自信を持っています」

    バレンティーノ・ロッシ
    「オースティンは大好きなサーキットです。ここまでの2戦、とても順調ですが、今度こそはフリープラクティスの最初からパフォーマンスを発揮したいと思っています。課題はたくさんありますが、マシンにもチームにも高い信頼を置いているので不安はありません。オースティンは難しいコースですが、僕はとても気に入っています。去年はウォームアップで大幅に前進しながら、決勝ではミスをしてしまったので、今年はあのときの貸しを返してもらわないとですね。サーキットの雰囲気は最高。行くたびに楽しい気分になるんです。グッド・レースを期待しています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「COTAは素晴らしいサーキット。雰囲気も、ファンのサポートも最高なんです。コースレイアウトが特徴的で、それがこれまでは我々に味方してくれませんでしたが、今回は始めから完璧なアタック・モードで挑んでいきます。そしてヤマハの通算500勝目を目標に、最初のフリープラクティス・セッションで、しっかりとその後の方向性を決めたいと思います。ふたりのライダーはとても好調で、アメリカGPとの相性も良いんです。好成績を目指し、ウイークのスタートを楽しみにしています」

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP第2戦のアルゼンチンGPがアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド・サーキットで開催され、ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾは、ともにクラッシュしてリタイアを余儀なくされた。

    グリッド6列目に並んだホルヘ・ロレンソは、レッド・シグナルの消灯とともに力強くスタートを切ったが、ターン1でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)と接触、クラッシュ・アウトした。

    チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、5列目からこちらも好スタート。オープニングラップを9番手で終えると、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)らと15周目までバトルを続けた。しかし、ターン5でスリップダウンしたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)にヒットされ、リタイアとなった。

    第3戦のアメリカズGPは、4月21日~23日に、米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) リタイア
    「奇妙なレースだった。ほとんどグリップ感がなく、戦闘力があるとは思えなかったが、何とか序盤にポジションを上げることができた。ダニーロ(ペトルッチ)とバトルになったが、彼は常に限界でブレーキングしていた。適切なタイミングで前に出るしかないと思っていたが、ターン5でアレイシ・エスパルガロのマシンにヒットされて、クラッシュした。昨年同様、アルゼンチンでは、どうもツキがないらしい。タフな週末だったが、うまく行けばチームに5位入賞を持ち帰れると思っていただけに、残念でならない。苦しい時にポイントを獲得することが重要だった」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) リタイア
    「スタートは素晴らしかった。4、5台はオーバーテイクしたが、ターン1は大混乱となっていた。大勢のライダーがブレーキングでライバルを出し抜こうとしていた。僕はイン側にいたが、気がつくとイアンノーネが目の前にいた。彼のリアホイールに接触して、クラッシュしてしまった。マシンフィールが良かったので、ターン1すらクリアしないままレースを終えるのは本当に悔しいが、前向きなに、そしてこれまで通りポジティブな気持ちで次のレースの望むよ」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPの決勝レースは、23台が出場し、完走16台という厳しい戦いになった。

    前日の雨は上がり、ドライコンディションで行われたが、終日、雲の多い天候で最高気温は19℃。タイヤの選択が難しいレースとなった。その中で、予選3番手から好スタートを切ったカル・クラッチロー(LCR Honda)が、オープニングラップ2番手から快調にラップを刻み3位でフィニッシュ。今季初表彰台を獲得した。アルゼンチンGPでは、2015年以来、2度目の表彰台獲得。フリー走行、予選の走りを、見事に結果へつなげた。

    今季初ポールポジション(PP)から好スタートを切り、3周目までトップを快走したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、4周目の2コーナーで痛恨の転倒を喫しリタイア。チームメートのダニ・ペドロサも、予選5番手から4番手を走行していた14周目の2コーナーで転倒し、リタイアに終わった。

    Repsol Honda Teamの両選手がリタイアするのは、2014年のオーストラリアGP以来、3年ぶり。両選手、そしてRepsol Honda Teamにとっては悔しい結果に終わっただけに、次戦アメリカズGPでは巻き返しに挑む。

    予選17番手のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、2戦連続シングルフィニッシュを達成した。オープニングラップでは14番手ながら、レース後半はスコット・レディング(ドゥカティ)、カレル・アブラハム(ドゥカティ)、ロリス・バズ(ドゥカティ)とし烈な8位争いを繰り広げ、9位でチェッカーを受けた。チームメートのティト・ラバトは、ヘクトール・バルベラ(ドゥカティ)、ポル・エスパルガロ(KTM)、ブラッドリー・スミス(KTM)とバトルを繰り広げ、集団トップの12位でチェッカーを受けた。

    カル・クラッチロー(MotoGP 3位)
    「LCRにとっていい結果を残すことができました。カタールは転倒リタイアに終わっていただけに、正直、3位になれてとてもうれしいです。今日はスタートからレースをうまくコントロールしなければいけませんでした。ダッシュボードに警告灯がついたので、この状況をコントロールできるどうかを見ながらの走行でした。(バレンティーノ)ロッシが私に追い付いてきたのでプッシュしようとしましたが、警告灯が再びついたのでペースを落とし、最後まで走りきろうと決めました。それがベストの選択でした。ロッシが抜いていったあと、彼のマシンは自分のよりグリップしているように見えました。自分のマシンは、まだ完全にセッティングが出ていない状態だったことを考えれば、3位という結果に満足しています。カタールではいいフィーリングでしたし、いい結果を残せると確信していたのでとても残念でした。今日は表彰台に立てたし、チームに感謝しています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 9位)
    「レースウイークを通じて、今日が一番いい走りができました。やっと思っているようなスピードに到達することができました。今日はスタートがよくて、速いグループに入ることができました。序盤、フルタンクのときは、あまりスムーズな走りができず、いくつか小さいミスをしてタイムを落としましたが、9位でチェッカーを受けることができました。今週は、ポジティブなポイントがいくつもありましたし、ポイントも獲得できました。今年の目標は常にトップ10に入ることなのでうれしいです。この勢いをキープして次のテキサスに挑みます」

    ティト・ラバト(MotoGP 12位)
    「予選が雨になったので、ドライコンディションになった決勝は厳しいレースになりました。しかし、マシンのフィーリングはよくて、強いリズムで走ることができました。12位争いではいいバトルができたし、4人のライダーによるグループの前でフィニッシュすることができて、とても大きな自信になりました。ライディングスタイルを改善したことで、アクセルワークもよくなりました。いい結果を残すことができたので、次のレースが楽しみです」

    マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
    「マシンのフィーリングもライディングもよかったと思います。朝のウォームアップでセットアップを改善しました。とてもいい感触になり、バイクに乗るのがとても楽しくなりました。それだけに今日の転倒は予想できませんでした。小さなミスをしたに違いありません。幸いにもケガはありませんでしたが、すべてがうまくいっていたので、とてもがっかりしました。とにかく、今日のことは忘れ、次のオースティンでのレースのことを考えたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
    「いいスタートが切れました。(ダニロ)ペトルッチと(ヨハン)ザルコとの戦いでタイムをロスしましたが、彼らをパスしてからプッシュしました。マシンのフィーリングはよかったですし、前の集団とのギャップを埋めようとがんばりました。でも、残念なことに2コーナーで転倒してしまいました。このコーナーはバンプが多く、グリップがオンオフになりやすい状況で、ペースを上げていくと限界が分かりづらいコーナーでした。もちろん、転倒したことは残念ですが、フロントグループに追い付いていけたことには満足しています。このモチベーションをキープして、次のオースティンに挑みます」

  • 【MotoGP】 スズキ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    昨日の雨が上がり、ドライコンディションで迎えたMotoGP アルゼンチンGP決勝だったが、アンドレア・イアンノーネは16位、アレックス・リンスは14周でリタイヤと、共にノーポイントで終えた。

    4列目グリッドからスタートしたイアンノーネは、集団の中にのまれる形で1コーナーを通過中、後ろから他車に接触され、転倒こそ免れたものの、大きくポジションダウン。その後ジャンプスタートによるライドスルーペナルティを課せられ、大きく後退することとなる。

    ペナルティ後コースに復帰し、安定したペースで最後まで追い上げを試みるも、ポイント獲得にあと一歩及ばず、レースを終える。

    レースウィークを通し、負傷中の右踵の痛みと闘いながら走行を続けていたリンスは、最後尾から素晴らしいスタートを決め、1周目で15番手まで一気にポジションアップ。6周目にはさらにひとつポジションを上げ、14番手となるも、その翌周に痛恨の転倒を喫する。すぐに再スタートし、一度はレースに戻るも、負傷していた右踵の痛みにより、自らピットインし、リタイヤとなった。

    アンドレア・イアンノーネ (決勝16位)
    「ライドスルーのペナルティは、正直とても厳しい判定だったと思うんだ。ポジションを上げたわけじゃないし、それどころか、スタート直後に他車にぶつけられて大きくポジションダウンした。レースディレクションには、ライドスルーじゃなく、もっと違うペナルティを検討してもらいたかったね。ともかく1コーナーでぶつけられてポジションを落としたところからケチがついた感じだった。ライドスルーをしてコースに戻ってからのペースは悪くなかったし、何もなければ、表彰台には届かなかったとしても、トップ6では間違いなく終われたと思う。カタール、アルゼンチン共に残念な結果が続いているので、気持ちを切り替えて、再スタートするよ。」

    アレックス・リンス (決勝DNF)
    「かなり辛い週末だったよ。怪我の痛みがあることはもちろん予測していたけど、思っていた以上に踵の痛みが酷かったんだ。でもとにかくなんとか決勝を走りたいと思っていたから、3日間頑張った。最後尾からのスタートだったけど、思った以上に冷静でいれて、良いスタートができたと思う。レース中は痛みもそんなに気にならなくて、比較的普通のライディングができたんだけど、ブレーキングのフィーリングがいまいち良くなくて、13コーナーで前をオーバーテイクしようとした時に、フロントが切れ込んで転倒してしまった。転倒自体はたいしたことなかったんだけど、怪我している右踵を強く打ってしまい、そこから痛みが酷くなってしまったために、ピットインしたんだ。次戦オースチンに向けてゆっくり休養し、できる限りの治療をしてアメリカに向かうよ。オースチンは大好きなサーキットだし、怪我も状況も良くなっていくはずだからね。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「決勝は大変残念な結果になりました。朝のウォームアップではアンドレアもまずまずのペースで走れていたので、決勝には期待していたのですが、1コーナーでのアクシデントとジャンプスタートのペナルティにより、結局結果を残すことができませんでした。彼のアクシデント、ペナルティ後のペースは悪くなかっただけに、非常に残念でなりません。アレックスに関しては、今週怪我を推して頑張って走行し、決勝でもポイント獲得圏内のペースだったので、転倒が非常に残念です。怪我が悪化することがなかったことが幸いです。いずれにしても、非常にフラストレーションの溜まるレースでした。次戦オースチンでは、必ず両ライダーが揃って良い結果を残せるよう頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「1ポイントも獲得できないままアルゼンチンを去るというのは、本当に受け入れ難い事実です。アレックスは怪我を負いながらも、ライディングを学びながらデータを収集し、決勝では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、レースを完走できなかったことが本当に悔やまれます。彼の努力と頑張りには我々も感銘を受けましたし、必ずこの先の結果に繋がっていくと信じています。アンドレアに関しては、スタート直後の1コーナーで他車に接触されたことと、ジャンプスタートのライドスルーペナルティで、残念ながら期待していた結果を残すことができませんでした。今日のレースのことは忘れ、次に向けて気持ちを切り替えることにします。我々のパッケージはまだまだ進化できると思っていますし、必ず結果を残せる自信もあります。オースチンは我々のマシンにとって相性が良いサーキットとは言い難いですが、ともかくベストを尽くし、ポジティブな状態でヨーロッパに戻っていけるよう、引き続き全力で頑張っていきます。」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPはアルゼンチンGPで見事なパフォーマンスで、開幕戦に引き続き今季2度目となるダブル表彰台を獲得した。

    マーベリック・ビニャーレスはグリッド6番手からトップに立ち、他を圧倒し2連勝。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、激しい追い上げを見せて2位でチェッカーを受け、自己通算350回のグランプリを飾った。

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシが今季2度目のダブル・ポディウムを獲得!

    マーベリック・ビニャーレスはグリッド2列目から絶好のスタートを切って3番手に浮上。前を行くカル・クラッチロー(ホンダ)にプレッシャーをかけながらチャンスをうかがい、3周目の第7コーナーでパス。すると、ほどなくトップ走行中のマルク・マルケス(ホンダ)が転倒し、ビニャーレスがレースをリードすることとなった。

    トップに立って前方がクリアになったビニャーレスは、ペースを上げ、後続を引き離しにかかる。条件がすべて揃い、ミスもなく走行を続けるなかで次第にアドバンテージを築き、2位に2.915秒差をつけてゴールした。ヤマハにとってシーズン初戦と第2戦の連勝は、1990年のウェイン・レイニー以来の快挙であり、500勝へあと一歩とせまる。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシもグリッド7番手から好スタートを切り、第1コーナー進入ではビニャーレスに並んでいった。その立ち上がりで6番手となるも、すぐさまペドロ・ペドロサ(ホンダ)、カレル・アブラハム(ドゥカティ)をパスし、懸命にビニャーレスのテールを追ってゆく。4周目にマルケスが転倒して3番手に上がり、2番手浮上のチャンスとなる。

    ペースを上げ、ついに1分40秒台の壁を破ったロッシはクラッチローの背後に接近。4番手以下はトップ3のペースについて行くことができず、すでに5秒ほどのアドバンテージを築いていたため、ロッシはこのバトルだけに集中することができた。そして絶好のタイミングと場所を選び、残り7周の第5コーナーで慎重に交わすと、その後も1分40秒台前半のハイペースをキープしながらクラッチローを少しずつ引き離し2位でチェッカー。2016年のル・マン以来のヤマハ1-2フィニッシュを実現した。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスはランキングトップをキープ。バレンティーノ・ロッシは合計36ポイントで2位につけている。コンストラクターズ・ランキングにおいても、ヤマハは、合計50ポイントでトップ、Movistar Yamaha MotoGPは、合計86ポイントでチーム・ランキング・トップ。また、2位にはMonster Yamaha Tech3 Teamが59ポイント差で追っている。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコが5位獲得! ジェナス・フォルガーも6位でゴール

    Monster Yamaha Tech3 Teamのルーキーふたりが、YZR-M1で見事なパフォーマンスをみせた。ヨハン・ザルコはグリッド14番手からスタートすると素早くペースをつかみ、経験豊富なライバルたちを相手に順調にポジションアップ。最終的にルーキー・トップの5位まで浮上してチェッカーを受けた。

    一方、チームメイトのジェナス・フォルガーもザルコに続く6位獲得と健闘。グリッド4列目から好スタートを切り、オープニングラップで8番手まで浮上した。ここから安定したリズムをキープしながらプッシュを続け、残り2ラップでダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をパスして6位に上がった。

    次回は2週間後、アメリカはテキサス州オースティンのCircuit Of The Americasで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(優勝)
    「とてもいい仕事ができました。午前中にタイヤを決定し、そのフィーリングが最高だったんです。グリップ・レベルは終始、絶好調で自信を持って走ることができました。ミシュランの仕事ぶりも本当に素晴らしかったです。まるで夢のようです。チームのみんなにお礼を言わなければなりません。すべては彼らの素晴らしい仕事のおかげです。これからもこの調子でがんばります」

    バレンティーノ・ロッシ(2位)
    「メカニックのブレントがグリッド上で僕に言ったんです。”350回目だ。いいレースにしよう”ってね。1ラップ目から最終ラップまでずっと、非常に力強く、とてもいい走りができました。すごくうれしいです! 僕自身、ハードなトレーニングを続けてきて体調がとてもいいので、マシンに乗っていてもフィーリングが良く、最初から最後までしっかりプッシュすることができます。集中力も高くキープできていて、その結果としてカル(クラッチロー)とのバトルを制することができたのだと思います。悔しいことにマーベリックのほうがちょっと速かったんですが、ヤマハの1-2フィニッシュは僕にとってもチームにとっても最高の成果です! ラップタイムを見ればマーベリックのほうが常にちょっと速いのだから、もし僕がもっと早くカルをパスしていたとしても結果は変わらなかったと思います。このコースはいつもトリッキー。過去にもいろいろありました。もともとの凸凹やスリッピーさに加えて昨日は雨も降りました。そんなときは慎重に注意をはらわなければ成りませんし、また運も必要です。僕らにはとてもうまく運びました。マシンも好調に走ってくれたので、貴重なポイントを獲得できました」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「アルゼンチンがますます好きになりました! 今日のレースを、チームとしては大いに誇りに思っていいでしょう。まずマーベリックがまたやってくれた! スタートからゴールまで、しっかりレースをコントロールし、非の打ちどころのない素晴らしい走りを見せていました。彼が完璧なレースを展開したことは、ラップタイム・シートを見れば一目瞭然。ライバルたちに一度として近づくチャンスを与えませんでした。バレンティーノも考え得る限りで最高のパフォーマンス。グリッド後方から果敢に追い上げ、今回もまた、決勝で困難を乗り越える能力を証明しました。彼にとっては厳しいウイークでしたが、そのなかでも決してあきらめず、常に解決策を追求し続けたのです。それがこの結果につながりました。マーベリックの強さを証明し、バレンティーノの350回目のグランプリを成功させ、ヤマハに1-2フィニッシュと499回目の勝利をもたらすことができました」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ(5位)
    「いい仕事ができたと納得して、ここアルゼンチンを離れることができるのはとても幸せです。14番手からのスタートでしたが、マシンに乗っているときのフィーリングがとても良かったので、そのこと自体は僕にとっては大きな問題ではありませんでした。決勝が始まったらすべての条件がぴったり合った感じで、思い通りに戦い、順調にライバルをパスしていきました。集団のなかではいろいろなアクシデントもあって難しい場面も何度かありましたが、冷静さを失わずにリズムとポジションをキープしながら、行けるところではプッシュするように心掛けました。レース中盤には4番手争いに加わっていたのですが、最終的にはバウティスタのペースについていけませんでした。前回のカタールでは転倒してしまったので、今回こうしてチェッカーを受け、ポイントを獲得できたことはとても重要です。しかも5位という結果は何より素晴らしく、非常に満足しています」

    ジェナス・フォルガー(6位)
    「フィーリングは上々です。MotoGP2戦目で6位を獲得できたことは大きな成果だと思います。実は昨晩、ちょっと気分が悪くて薬を飲んだりしたので、最初は少し不安もありました。でも始まってみれば、いいスタートが切れ、これでカタールでの失敗を克服したことで自信がついたんです。そして最初の2ラップを順調に走行。ところがミスをしてしまい、いくつかポジションを下げることに……。それでもまだ10番手くらいに留まっていたので、まずは懸命に自分のリズムをつかむことに集中。この間、ペトルッチがタイヤを使い過ぎて苦しんでいるのを見て、僕はタイヤが最後までもつように温存を心掛けていたんです。そして彼にいよいよ近づいたときは、自信を持ってしっかりとパスすることができました。今日はヨハンのほうが僕よりちょっと速かったので、彼が僕の目標でした。彼は決勝でいつも速くてペースもいいので、彼に勝つために何が必要なのか、自分自身の分析を続けなければならないと思っています。いずれにしても、僕らは今日のパフォーマンスを喜んでいいと思います。次のテキサスが楽しみです」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「我らが、ふたりのルーキーが素晴らしいレースを見せてくれました。これで気持ちよく、ここアルゼンチンを離れることができます。昨日までずっと天候に翻弄されてきたので、今日のスターティング・グリッドでもまだ、ちょっとナーバスな気持ちが続いていました。カタールでの不運を思い出せば、どんなことも起こり得ると感じていたからです。しかし、そんなことを吹き飛ばすように、ふたりは絶好のスタートを切り、身体を伏せ、いいリズムをつかみました。ヨハン(ザルコ)は非常にアグレッシブに攻めながら、クリーンなパスで、カタールGPの序盤と同じように素早くポジションアップ。YZR-M1にうまく適応しているところを証明し、5位獲得とトップ・ルーキーの座を目指しました。一方のジョナス(フォルガー)もまた、素晴らしい戦いを見せてくれました。彼は昨晩、腹痛をうったえていたため心配していましたが、力強い走りで6位まで挽回。おかげでチーム・ランキングにおいては、われわれがファクトリー・ヤマハに続く2位につけているのです。マーベリックとバレンティーノの1-2フィニッシュを心より祝福します。そして我がチームのルーキーたちに、素晴らしいマシンを学び、ともに戦うチャンスを与えてくれた、辻氏、津谷氏率いるヤマハ発動機のエンジニアたちにお礼を言いたいです。われわれは今日の結果に満足し、ふたりのライダーを祝福し、懸命に働いてくれたチームクルー全員に感謝します。このあと1週間休んでから、次のテキサス州オースティンに向けて準備を始めます」

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    【MotoGP】 アルゼンチンGP 結果:ビニャーレスが開幕2連勝

    MotoGP 第2戦 アルゼンチンGPの決勝レースが9日(日)、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われた。

    優勝は6番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレス。2位にもバレンティーノ・ロッシが続き、モビスター・ヤマハ MotoGPが1-2フィニッシュを達成。3位にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が続いた。

    レプソル・ホンダ・チームは、ポールポジションからスタートしたマルク・マルケス、ダニ・ペドロサともにターン2で転倒し、ダブルリタイアに終わった。

    また、ドゥカティ・チームもアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソともに転倒してダブルリタイアに終わった。

    2017 MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 41’45.060
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP +2.915
    3 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ +3.754
    4 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム +6.523
    5 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 +15.504
    6 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 +18.241
    7 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング +20.046
    8 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング +25.480
    9 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +25.665
    10 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム +26.403
    11 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング +26.952
    12 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +41.875
    13 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング +42.770
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +43.085
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +43.452
    16 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター +46.219
      4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 11 Laps
      41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 11 Laps
      26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 12 Laps
      22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 14 Laps
      42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 14 Laps
      93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 21 Laps
      99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 0 Laps