カテゴリー: MotoGP

  • ニッキー・ヘイデンの軌跡 ~ケンタッキー・キッド~

    ニッキー・ヘイデンの軌跡 ~ケンタッキー・キッド~

    スーパーバイク世界選手権にレッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクから参戦していたアメリカ人ライダー、ニッキー・ヘイデンは、イタリアのイモラ・サーキットで開催された第5戦イタリア・イモラ大会に参戦した後、イタリアに滞在。17日にリミニ近郊で通常のトレーニングとして取り入れているサイクリングを実施中に自動車との接触事故に遭い、リミニ市内の病院に救急搬送され、治療と可能な手術を受けるために、チェゼーナ市内の病院に転送。深刻な臨床症状により、集中治療室で処置を受けていたが、22日の午後、入院先の病院で他界した。享年35歳。

    アメリカ・ケンタッキー州のオーエンズボロ出身のヘイデンは、1999年にAMA全米スーパースポーツ選手権でタイトルを獲得。2002年には、AMA全米スーパーバイク選手権で史上最年少のチャンピオンに輝き、2003年からホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスへの参戦を開始。1年目総合5位、2年目総合8位、3年目の第8戦アメリカGPで初優勝を挙げて総合3位に進出。4年目の2006年には第8戦ダッチTTと第11戦アメリカGPの優勝を含む10度の表彰台を獲得し、最終戦バレンシアGPでチャンピオンに輝く。

    2009年、6年間所属したレプソル・ホンダからドゥカティのファクトリーチーム、マールボロ・ドゥカティ・チームに移籍。2014年からは、アスパル・チームから参戦。

    2015年11月、通算216戦目となった最終戦バレンシアGPで、キャリアの功績が評価され、レジェンドライダーとして殿堂入り。

    2016年、スーパーバイク世界選手権に転向。ホンダ・ワールド・スパーバイク・チームから参戦すると、第6戦マレーシア大会の第2レースで優勝を挙げ、2つの世界選手権で勝利を挙げる快挙を達成。

    同年には、MotoGPクラスの第14戦アラゴンGPと第16戦オーストラリアGPに負傷代役として参戦。

    2017年は、スーパーバイク世界選手権に継続参戦していた。

    『Kentucky Kid(ケンタッキー・キッド)』は、MotoGP世界選手権とスーパーバイク世界選手権に参戦中、サーキット内外で親しまれ、正真正銘のレジェンドとして、ライバルたちをはじめ、関係者、世界中のファンから尊敬されていた。

    関連:ニッキー・ヘイデンが死去 … 元MotoGPチャンピオン

  • ニッキー・ヘイデンが死去 … 元MotoGPチャンピオン

    ニッキー・ヘイデンが死去 … 元MotoGPチャンピオン

    元MotoGPチャンピオンのニッキー・ヘイデンが35歳で死去した。

    ニッキー・ヘイデンは、17日(水)の午後、イモラ・サーキットで開催されたスーパーバイク世界選手権 第5戦イタリア・イモラ大会後、イタリアに延滞し、リミニ近郊で自転車トレーニングを実施中に自動車との接触事故に遭い、重度の脳損傷と外傷により、チェゼーナ市内の病院に緊急入院していた。

    ニッキー・ヘイデンは、2005年にレプソル・ホンダからMotoGPクラスに参戦。2006年にチャンピオンを獲得した。

    この2年間はスーパーバイク世界選手権に参戦。昨年のMotoGP アダゴンGPでは負傷したジャック・ミラーの代役としてエストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDSから参戦して15位、またオーストラリアGPでは負傷したダニ・ペドロサの代役としてレプソル・ホンダから参戦し、17位でフィニッシュしていた。

    関連:ニッキー・ヘイデンの軌跡 ~ケンタッキー・キッド~

  • 【動画】 Moto3で衝撃的な光景 … 20台が同時に転倒

    【動画】 Moto3で衝撃的な光景 … 20台が同時に転倒

    Moto3 フランスGPで20台が同時に転倒するという衝撃的な光景が見られた。

    気温18度。路面温度34度のドライコンディションの中、1ラップ目の4コーナーで多重クラッシュが発生。転倒後にレースに復帰した19番グリッドのアダム・ノルディン車からオイルが漏れたことから、2ラップ目に約20台が同時に転倒。

    レースディレクションは赤旗を提示し、トラックを清掃。レース周回数が24ラップから16ラップに周回数が縮小され、ノルディンを除く30台がスターティンググリッドに並び、クイックリスタートによりレースが再開。

    レースは、ポイントリーダーのジョアン・ミルが独走で優勝。今季3勝目、通算4勝目を挙げ、タイトル争いのライバルたちに対して、ポイントアドバンテージを広げた。

    Moto3 フランスGP 多重クラッシュ (フランスGP)

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスがMotoGP フランスGPで今季3勝目を挙げ、ヤマハのグランプリ通算500勝目を達成した。チームメイトのバレンティーノ・ロッシも見事なレースを展開し、トップに立った時には大歓声が上がったが、最終ラップで転倒して戦列を離れた。

    ビニャーレスはポールポジションから好スタートを切りホールショット。そのあとは一瞬、混戦に飲まれたが、第3コーナーで飛び込みヨハン・ザルコに続く2番手に浮上。これをロッシが3番手で追う展開となった。

    そして6周目にビニャーレスはザルコをパスして、ついにトップに浮上。ここからは一気にペースを上げて後続を引き離しにかかる。まさに完璧なリズムで危なげなくトップをキープしていたが、次はロッシが激しい勢いで追い上げてきた。そして一旦はトップの座を明け渡すこととなったが、ビニャーレスは決してあきらめようとはしなかった。最終ラップでロッシが転倒し、ビニャーレスはトップでチェッカーを受けた。2位に3.134秒差をつけて優勝を果たした。

    ロッシはグリッド2番手から好スタート。始めはマルク・マルケス(ホンダ)の後ろの4番手につけ、間もなくこれをパスして3番手に上がった。そしてチームメイトのビニャーレスとともにトップのザルコを追って行く展開。

    12周目、一時マルケスに差を詰められたが、すぐに対応してペースを上げ、このあとは順調にトップ争いへと近づいていった。そして残り5ラップでザルコをパスして2番手に浮上。3ラップ後にはビニャーレスの背後につき、ついにはトップに躍り出た。この時点で残りは2ラップ。ビニャーレスもあきらめず、チームメイト同士のバトルが続くなかでロッシがわずかなミスを犯し、最終ラップで転倒。ゴールラインを通過することはできなかった。

    ビニャーレスは25ポイントを追加し、合計85ポイントでランキングトップに浮上。ロッシは23ポイントの差をつけられて3位に後退した。チーム・ランキングではMovistar Yamaha Moto GPが合計147ポイントとなり、2位に21ポイント差をつけてトップをキープ。またコンストラクターズ・ランキングでも、ヤマハが2位に13ポイント差、合計108ポイントでトップに立っている。

    ザルコがホームGPで2位を獲得し、歴史に名を刻む

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが最高のパフォーマンス。ル・マン・サーキットで行われた自身のホーム・グランプリで2位を獲得し、MotoGPで初めての表彰台に上った。ザルコはグリッド3番手、フロントローから飛び出してそのまま6ラップまでレースをリード。その後はトップライダーたちを相手に果敢に競り合い、最終的にビニャーレスに続く2位でチェッカーを受けた。

    ザルコのチームメイトのジョナス・フォルガーも7位獲得と健闘。スタートで出遅れて17番手まで後退したが、ハイペースをキープして少しずつ挽回し、レース終盤ではザルコと同等のラップタイムで好走した。次のイタリアGP、ムジェロもこの勢いで自信を持って臨む。

    次回は2週間後、イタリアはムジェロ・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (優勝)
    「レース序盤はヨハン(ザルコ)について行くのが大変でした。彼は本当に速くて、フルタンクの状態ではとてもかないませんでした。とくにコーナー立ち上がりが素晴らしくて、とにかく速いんです。でも後半になると、彼のタイヤのグリップが少しずつ落ち始め、逆に僕のほうは良くなってきました。そしてラップごとにフィーリングが上がって来たんです。そのあとは最後まで、持てる力をすべて出し尽くして走り切りました。正直に言うと、とってもハッピー。本当にうれしいです! チームの仕事も非常に素晴らしかったし、タイヤも最後までしっかり機能してくれました。次のムジェロもこの調子でいきたいですね」

    バレンティーノ・ロッシ (リタイア)
    「非常に残念な結果です。なぜなら今回は、僕らのチームが今季最高の状態にあったからです。ウエット・コンディションでも好調でしたし、とくに決勝は素晴らしかったのです。僕としては、今日は必ずシーズン最高の結果を出せると思っていました。ペースが速かったので大変でしたが、最後はとても気持ちよく乗れていて、フィーリングも良かったのでアタックを仕掛けました。でも最終ラップの第6コーナーでちょっとミスをして遅れてしまい、マーベリックに抜き返されてしまったんです。大きく離されたわけではなかったし、第4セクションは得意な場所なので、この時点でもう一回チャンスがあると思っていたのですが、突然あんなことになってしまいました。どんな状況だったのか、正直なところまったくわかりません。ふつうならフロントに注意するところですが、今日のはリアからの転倒だったのです。いずれにしても僕がミスをしました。その結果がこれです。ポイントを持ち帰ることができなかったことは本当に残念です。何よりも、目の前にあった勝利を逃したことが悔しい。そしてそれによってランキングトップの座も失いました。それでも、このフランスGPの僕は強かったので、悪くなかったと思っています。これからは次のレースのことを考えます。今日と同じように走ることができれば、必ずいい戦いができると思います」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「ヤマハの1-2-3という、夢のようなシナリオを思い描いていました。しかし残念ながら、それは実現しませんでした。それでもわれわれは依然として、このフランスGPに大いなる誇りを感じることができました。ここまでの長い間の努力と貢献によって、ヤマハはグランプリ通算500勝のマイルストーンを達成することができました。マーベリックはこの緊張感のなかで、集中力と熱意、そしてスピードを持ち続けて見事、優勝を果たしました。バレンティーノもともに表彰台に上っていればもっと良かったのですが、最終ラップのほんのわずかなミスが、そのチャンスを奪ってしまいました。それでも”ヤマハ・ファミリー”にとっては誇るべき一日です。バレンティーノの戦いぶりが、このフランスGPを盛り上げ、決して忘れることのできないものにしたのだと思っています。今日のようなエキサイティングなレースが、今後も展開されることを期待しています。そして残りのシーズンもトップを目指して戦い続けていきます」

    Monster Yamaha Tech3

    ヨハン・ザルコ (2位)
    「素晴らしい結果。喜びを表す言葉はいろいろありますが、今日はとにかく”Great!”ということだけです。ソフト・コンパウンドのタイヤを履いてコンディションは完璧でした。ペースには満足できましたし、レースをリードするのは最高の気分でした。心のなかではカタールのことがフラッシュバックしたこともありましたが、やはり、今日はあのときよりも、すべてにおいて優っていたと思います。7周目でビニャーレスに抜かれたあとは、順調に彼について行くことができました。彼は確かに速かったけれど、それが僕を表彰台まで導いてくれたのだと思います。ロッシもまた、とても強かったです。あの時点では3位でも十分に素晴らしいと思っていましたが、ル・マンはコースがタイトでバトルが難しいので、もしも彼らふたりが争えば、何かが起きるかもしれないという気持ちもあったのです。そしてそれが現実になってしまいました。結果はまさに”Super”。とても楽しい一日でした。観客たちが大歓声をあげ、大きなエネルギーが生まれていました。あの時はあまり感じていませんでしたが、今になれば、彼らが僕をあそこまで引き上げてくれたんだと思います。この瞬間を楽しむべきでしょうね。僕はルーキーで、今の僕にとって最も大切なことは、レースを完走してポイントを集めることです。そして今日は20ポイントを獲得することができました。それはとても素晴らしいことなんです。今を大切にし、一戦一戦をエンジョイします。だからこの2位がランキングでも役に立つとするなら、それを喜んで受け入れますよ」

    ジョナス・フォルガー (7位)
    「最終的には、とてもいい一日になりました。とくにヨハンの2位獲得はとてもうれしいことです。僕は、昨日の予選で苦戦してグリッド5列目。でもペースはそれ以上に良かったこともわかっていました。後方からのスタートだったので、序盤は厳しい状況でした。パスはもちろん、リズムを組み立てていくにも予想以上に時間がかかってしまいました。それでも、ひとたびリズムをつかんだらラップタイムも順調に向上していったんです。今の僕がするべきことは、自分自身を見直して、今回のような後方からのスタートを避けるにはどうしたらいいのかを分析、検討することだと思っています。ウイークの初めから終わりまで、もっと強さをキープしなければなりませんし、決勝序盤のペースも上げなければならないでしょう。そのなかでも今回はポイントを獲得し、良い形でウイークを終えることができたと思っています」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「ついにフランスGPが終わりました。そして、誰もが思っているように、私はとても感動し、同時に少し緊張もしています。それはヨハンも同様でしょう。最終的には、われわれが考えていたよりも、ずっと良い形でレースは進んでいきました。ヨハンはいつものように好スタートを切り、見事なペースで最初の6ラップをリード。これはライダーにとっては最高の気分でしょう。われわれはフロント、リアともにソフト・コンパウンドを選択していたため、正直に言えば、少し不安もあったことを認めなければなりません。それに対して最大のライバルとなるファクトリー・ヤマハは、前後ともミディアムを履いていました。昨日までは雨もあって路面温度が上がらなかったので、今日初めて高温を経験し、とくにレース後半は未知の世界と言ってもいいものでした。だからマーベリックがヨハンをパスしたときは、少しほっとしたんです。そうなればヨハンは、マーベリックのどこが速いのか、タイヤの状態はどうなのか、そして、ついて行けるのか、あるいは逃がすべきなのかをしっかり観察すると思ったからです。レースが三分の二ほど終わったころには4番手との差が開き始めて状況が少し好転しました。バレンティーノは近づいていたものの、表彰台の可能性がラップごとに高くなっていきました。その後、後半で速さを見せたバレンティーノが抜いていきましたが、ヨハンは彼に挑戦しようとはせず、ただひたすら、マシンを無事にゴールまで持ち帰り、初めての表彰台を獲得することだけを考えていたんです。その間にも前方では激しいバトルがあり、不運にもバレンティーノが転倒してしまいました。これでヤマハの表彰台独占の夢はついえてしまいました。しかし500勝は達成され、今晩はそのお祝いとともに、われわれはヨハンの表彰台を喜ぶでしょう。しかしその一方で、やはりバレンティーノのリタイアは非常に惜しまれます。一方のジョナスは、とてもよく頑張ってポジションを挽回しましたが、私としてはやはり少し残念です。レース後半、彼は非常に好調で、ヨハンと同等のペースで走り、そしてときにはそれ以上の速さも見せていました。しかし序盤での遅れが響いてしまいました。このようなことが、これまでにも何度かあったのです。スピードは十分に持っているのですから、今後はこの問題を解決していかなければならないでしょう。とは言えこのふたりと、Monster Yamaha Tech3のスタッフ、そして応援してくれた大勢のファンのおかげで、生涯、忘れえない素晴らしい週末になったことは間違いありません」

    関連:【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

  • 【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP 第5戦フランスGPは青空の広がる絶好のコンディションのもとで行われました。最高気温は21℃。3日間を通じて最も暖かい一日となり、熱戦が繰り広げられた。

    その中でダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、13番グリッドからすばらしい追い上げをみせて3位でフィニッシュ。第3戦アメリカズGPでの3位、前戦スペインGPでの優勝に続き、3戦連続で表彰台に立った。

    フリー走行、予選は、雨が降ったり止んだりの不安定な天候で路面コンディションが安定せず、予選ではQ2進出を逃して13番グリッド。今季ワーストグリッドから決勝に挑んだペドロサは、オープニングラップに7番手に浮上すると、前を走るカル・クラッチロー(LCR Honda)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)らと5番手争いのグループを形成した。

    その後、4番手を走るマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が転倒リタイア。最終ラップには2番手を走るバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が転倒したことで、3番手にポジションを上げた。23台が出場して完走が15台という厳しい戦いとなる中、3戦連続で表彰台を獲得したペドロサは、総合4位から総合2位に浮上した。

    予選4番手から決勝に挑んだクラッチローは、序盤は5番手グループの先頭を走るが、中盤以降は思うようにペースが上がらず、ペドロサ、そしてドヴィツィオーゾに先行を許し、5位でチェッカーを受けた。この結果、総合7位は変わらずも、8位以下にリードを築くことに成功した。

    前日のフリー走行と予選で転倒を喫し、リズムを崩したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、決勝では本来の走りを取り戻し、今季ベストタイの8位でフィニッシュした。ペドロサ、クラッチローらが形成する5番手争いのグループからはじりじりと遅れたが、後続とのリードを広げて着実に走り切った。これで、今季4度目のトップ10フィニッシュ。ランキングでは総合12位から、目標の一つであるトップ10入りを果たした。

    チームメートのティト・ラバトは、22番グリッドから着実に追い上げて11位。総合19位から17位へとランキングを上げた。

    今大会、予選5番手から序盤にトップグループに加わり、その後、4番手を走行したマルク・マルケスは、中盤以降、1分32秒台へとペースを上げたが、18周目の3コーナーで転倒し、リタイアに終わった。今季2度目のノーポイントに終わったマルケスは、総合3位から4位へとポジションダウン。次戦からの巻き返しに期待される。

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 3位)

    「今日の表彰台はとてもうれしいです。5列目グリッドから追い上げるのはとても難しいと分かっていました。最初のシケインを集団の後方で走るのはかなりプレッシャーがありましたね。転倒せずにアグレッシブに、そして落ち着いて速く走るのはメンタルのトレーニングになりました。いいスタートを切って、1コーナーにうまく入り、すぐにいいリズムをつかみました。いくつかポジションを上げて、途中でカル (クラッチロー)と接触もしました。申し訳ないと思っています。わざとではありません。あのコーナーではドヴィ (アンドレア・ドヴィツィオーゾ)をパスしようとしていました。カルをパスするつもりはなかったのですが、彼が少しミスをし、それでラインが少し空いたのでインに入ったら接触しました。深刻なことが起きなくてよかったです。マルクが転倒してからプッシュしましたが、ヤマハ勢には2秒離されていました。チャタリングを感じ始めていたので、ミスをしないよう落ち着いて走りました。今週末は予選でうまくいかず残念でした。でも、チームとともにいい仕事をしています。マシンの感触も徐々に上がっています。引き続き今後のレースでもがんばります」

    カル・クラッチロー (MotoGP 5位)

    「今日はハードコンパウンドのフロントタイヤを選択したので、マシンの切り返しがとても難しく苦戦しました。そのため中速コーナーで、タイムをかなりロスしました。でも、ブレーキングの感触はとてもよく、トップ5でフィニッシュできてうれしいです。転倒に終わった前回のレースのあとだったので、今日の完走は大事なことでした。今日の目標はトップ6でした。ムジェロでもまたトップ6が目標になります。ムジェロを得意とするライダーがたくさんいます。新しいタイヤが僕にもう少し合うことを願っています」

    ジャック・ミラー (MotoGP 8位)

    「今日はほかのライダーたちが問題を抱えていたこともあり、少しラッキーなレースでした。でもレースでは、どんな状況でも最良の結果が出せるようにしなければなりません。今日は、コーナー出口でマシンを起こすのに苦戦したにもかかわらず、いいレースができました。レースでもランキングでもトップ10に入れてうれしいです。でもまだシーズン序盤なので、やることはたくさんあります。FP4で転倒するまではいいレースウイークでした。これから家へ戻り身体を休め、ムジェロではもっと強くなって戻りたいです」

    ティト・ラバト (MotoGP 11位)

    「予選は、変わりやすい天候にマシンを合わせるのに苦戦し、最悪でした。しかし、決勝は順調だったし、今季ベストリザルトとなりました。今日は落ち着いてレースができました。クリアにいろいろと見られるポジションだったし、たくさん学べました。最後はアプリリアやKTM勢の前に出て、アンドレア・イアンノーネ (スズキ)に近づきました。今週のバルセロナでのテストと、その後のムジェロのレースが楽しみです」

    マルク・マルケス (MotoGP リタイア)

    「あまりいい日ではありませんでした。完走することに集中していたので残念です。昨日からフロントの感触があまり快適ではなく、特に最初のセクターは僕とは相性がよくありませんでした。僕のペースがどのくらいなのかということは分かっていたし、今日のヤマハ勢が強いことも分かっていました。目標は4番手か5番手争いでした。そして最後までいい戦いをすることでした。気をつけていたのですが、なぜか突然フロントから転倒しました。このミスは想定外でしたが、幸い、トップとは27ポイント差です。新しいミシュランのフロントタイヤで、もっと自信が持てるようになることを願っています。一生懸命がんばって取り戻さなければなりませんが、この先のレースで、もっといいレースができることを楽しみにしています」

    関連:【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

  • 【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP フランスGP決勝は、週末の悪天候から一転し、晴天のもとでスタートを切り、チームスズキエクスターのアンドレア・イアンノーネとシルバン・ギントーリは、それぞれ10位、15位と、久しぶりにふたりのライダーが揃ってポイントを獲得。

    17番手グリッドからスタートしたイアンノーネは、マシンのセットアップがうまくまとまらないまま、序盤は苦戦を強いられ、なかなかペースアップできなかったものの、中盤から安定したペースでポジションをひとつずつ上げ、10位でチェッカーを受ける。

    GSX−RRでの初レースとなったギントーリは、母国GPを最大限楽しむと共に、チームに貴重なポイントを与え、またレース経験の長いギントーリのフィードバックは、エンジニアにとって大きな収穫となった。

    アンドレア・イアンノーネ (決勝10位)

    「この週末は本当に厳しい状況で、決勝も苦労したけど、僕らのチームは決して諦めていないし、スタッフみんなが頑張り続けてくれているから、毎レース少しずつ良い方向には向かっているよ。実際昨年のタイムと比較すると、今年の方がタイム自体はよくなっているんだけど、他はそれ以上に良くなっているから、僕らはまだ足りないってことだね。今日は決勝でマシンのフィーリングがパーフェクトではなかったために、限界まで攻めることができなかった。でも今はしっかりポイントを獲得することが大切だから、我慢しながら、なんとか10位で終えることを選択したんだ。特に問題だったのはブレーキングで、うまく減速することができないために、オーバーテイクすることができなかった。あとトラクションにも問題があったね。フルタンクの時は特にコントロールが難しくて、レース序盤は全く自信を持って走れなかったので、チームにデータを見てもらい、次戦ムジェロまでには解決してもらうよ。」

    シルバン・ギントーリ (決勝15位)

    「母国レースでポイントを獲得できたことは嬉しいね。この週末、ドライで走る機会はあまりなかったので、その状況を考えれば、今日は上出来だと言っていいと思う。ル・マンでGSX−RRに乗ることはとても楽しい経験だったし、地元の観客からの熱い声援も受けることができ、僕にとっては素晴らしい週末だった。決勝の目標はトップから1分以内でゴールすることで、その目標もほぼ達成できたし、アンドレアからそれほど遅れたわけでもないので、全体的にはポジティブだったと思っているよ。まだまだやるべき課題はたくさんあるし、自分自身ももっとMotoGPに合わせてライディングを変えなくてはいけないと思っている。でもこのチームと一緒に仕事できたことは最高の経験だし、ル・マンをスズキのMotoGPマシンでレースできたことは、本当に大きな夢が叶ったような気持ちだったよ。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)

    「ヘレスに続き、またしてもとても厳しい週末となってしまいました。我々のマシンは、他車と比較するとセットアップの時間をより必要とするようで、今週末は、金曜、土曜の不安定な天候が悪影響し、ふたりのライダーにベストなマシンをレース前に用意してあげることができませんでした。そんな厳しい状況にありながらも、アンドレアは我慢のレースをしてくれ、貴重なポイントをもたらせてくれましたし、シルバンは初めてのレースで、しかもドライの走行時間が少なかったにも関わらず、ベストなパフォーマンスを見せてくれました。ポイントもしっかり獲得してくれましたし、また彼の走行結果は、今後の開発に大変役立つものでした。我々のマシンにも慣れてくれたので、次のレースではさらに結果が期待できると思います。次のムジェロはアンドレアの得意なコースですし、ここから悪い流れを断ち切って、やり直せるように頑張っていきます。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)

    「この週末、天候に翻弄されたのはどのチームも同じだったとは思いますが、我々のチームはその影響が他チーム以上に大きかったようです。その結果、アンドレアにベストなパッケージを用意でききれず、決勝では彼のポテンシャルを発揮できないまま終わってしまいました。しかし、ウィーク中の天候がもっと安定していれば本来のパフォーマンスをもっと発揮できると信じているので、引き続き前を向いて頑張っていきます。我々の実力はこんなものではないはずなので、きっちりとデータを分析し、少しでも早く、ライダーとマシンのポテンシャルを最大限引き出せるよう努力を続けていきます。シルバンは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが、天候さえ安定していたら、さらに高いパフォーマンスが可能だったと思うので、次戦イタリアGPでは、彼のさらなる活躍に期待したいと思っています。」

    関連:【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    2017 MotoGP第5戦のフランスGPがルマン・ブガッティ・サーキットで開催され、ドゥカティチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが4位でフィニッシュした。

    土曜日の予選で6番手となったドヴィツィオーゾは、2列目からのスタート。ダニ・ペドロサ(ホンダ)やカル・クラッチロー(ホンダ)と6位争いを展開し、残り2周でクラッチローを攻略して4位でチェッカーを受けた。

    最終ラップでバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がクラッシュし、ウィナーとなったマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)との差は11秒だった。

    チームメイトのホルヘ・ロレンソは予選16番手、6列目からのスタートとなった。オープニングラップ終了時点で13位にポジションを上げると、その後も確実に順位を上げて18周目には7位につけていた。最終ラップで順位をひとつ上げ、6位でフィニッシュラインを通過した。

    第5戦終了時点のライダーズ・ランキングでは、54ポイントのドヴィツィオーゾが6位、38ポイントのロレンソが8位。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 4位

    「4位というリザルトは悪くない。ペドロサと表彰台争いができたかもしれないが、今日はこれで十分に満足している。レース中盤から若干ペースを落とさざるを得なかったので、今日の順位はおそらく考えられるベストなリザルトだったと思う。前半にいくつかのポイントで攻めすぎたため、右前腕にかなり疲労が蓄積してしまい、スタートからフィニッシュまで同じペースで走ることができなかった。しかし、終盤のペースはかなり良かったので、無理せずに1分33秒台前半のタイムを刻んで、チェッカーまでクラッチローを抑えることができた」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 6位

    「グリッド・ポジションとウォームアップの走りからすると、今日の結果はかなりポジティブだったと言うべきだろう。ウィナーとの差は非常に大きいし、セクターによってはタイムロスも大きかったが、それなりに安定したペースで周回できたし、ミスも犯さなかった。今日の6位フィニッシュは、ヘレスの表彰台に次ぐベストリザルトだ。いずれにしても、これからもハードワークを継続しなければならない。火曜日にはスペインのカタロニア・サーキットに遠征して、数日間のテストを実施する。ターゲットはもちろん、マシンの改良と熟成だ」

    関連:【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

  • ニッキー・ヘイデン、事故後の容体は依然として深刻

    ニッキー・ヘイデン、事故後の容体は依然として深刻

    交通事故で入院中の元MotoGPチャンピオンのニッキー・ヘイデンは、依然として深刻な臨床症状にある。

    スーパーバイク世界選手権に参戦するニッキー・ヘイデンは、17日の午後、イモラ・サーキットで開催された第5戦イタリア・イモラ大会後、イタリアに延滞し、リミニ近郊で自転車トレーニングを実施中に自動車との接触事故に遭い、地元の病院に緊急入院した。

    重度の脳損傷と外傷により、チェゼーナのマウリツィオ・ブファリニ病院の集中治療室で治療が行われているが、病院側から発表にはここ3日間変化がなく、依然として深刻な臨床症状が続いている。

    17日(水)現地時間20時00分更新 : チェゼーナ市内の病院に治療と可能な手術を受けるために転送。

    18日(木)現地時間17時00分更新 : 重度の脳損傷と外傷により、チェゼーナ市内の病院に移送されてから集中治療室で処置中。

    19日(金)現地時間11時00分更新 : 深刻な臨床症状により、引き続き、集中治療室で処置中。

    20日(土)現地時間11時00分更新 : 深刻な臨床症状により、引き続き、集中治療室で処置中。

    21日(日)現地時間12時00分更新 : 深刻な臨床症状により、引き続き、集中治療室で処置中。

  • 【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

    【MotoGP】 第5戦 フランスGP 結果:マーベリック・ビニャーレスが優勝

    MotoGP 第5戦 フランスGPの決勝が21日(日)、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)が優勝した。

    ポールポジションからスタートしたマーベリック・ビニャーレスは、終盤、チームメイトのバレンティーノ・ロッシに一時逆転を許したが、再びリードを奪って優勝。ヤマハの500勝目を達成した。

    2位には地元のルーキー、ヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)が最高峰クラスでの初表彰台。3位には13番グリッドからスタートしたダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続いた。

    ビニャーレスと優勝を争っていたバレンティーノ・ロッシは、最終ラップで転倒リタイア。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)もレース中盤に単独で転倒してリタイアを喫した。

    チャンピオンシップは、優勝したマーベリック・ビニャーレスが首位に浮上した。ノーポイントに終わったバレンティーノ・ロッシが3位に後退し、ダニ・ペドロサが2位に浮上した。

    2017 MotoGP 第5戦 フランスGP 決勝 結果

    Pos. Num. Rider Team Gap
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP Lap
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 +3.314
    3 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム +7.717
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム +11.223
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ +13.519
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム +24.002
    7 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 +25.733
    8 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +32.603
    9 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング +45.784
    10 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター +48.332
    11 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +50.036
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +52.661
    13 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +53.179
    14 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ +55.432
    15 50 シルバン・ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター +1’06.878
      46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1Lap
      41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 5Laps
      93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 11Laps
      9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 11Laps
      45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 21Laps
      17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 23Laps
      8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 25Laps
      19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 0Lap
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 予選レポート

    MotoGP フランスGPのフリープラクティス2日目、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシが、15分間の予選で好調ぶりを発揮し、見事なハイペースで1番手と2番手を獲得した。

    フリープラクティス第4セッションでトップに立ったビニャーレスはクリアスペースを確保して後方からコースに入ると、すぐさまアタックを開始。1分33秒134を記録してトップに立ったが、その後、全体のペースが上がったため6番手へ後退した。

    残り7分半ほどになってピットイン。タイヤを新品に変えると約2分後コースに復帰したときには7番手になっていた。まず1分32秒146で暫定トップ。次のラップではさらにタイムを更新し、1分31秒991のベストラップで今季2度目のポールポジションを獲得した。チームメイトのロッシも15分間に集中して激しくプッシュ。時間を最大限に使おうと早めにピットを離れたが、そのあと作戦を変え、1ラップ目の終盤には後続ライダーたちに道を譲った。そして3回目のアタックで2番手に上がり、残り6分でピットイン。

    1分半後にコースに復帰したロッシは、目の前でJ・ミラーの転倒があったにもかかわらずタイムを短縮し、4番手から再び2番手へと挽回。最後のチャンスとなった次のラップでは1分32秒100へ更新し、そのまま2番手をキープした。3番手にはヨハン・ザルコが入り、明日の決勝ではヤマハ勢がフロントローを占拠することとなった。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが予選で3番手を獲得し、地元ファンを歓喜させた。Q1ではハイペースで10ラップを休まず走り続け、最後の最後にQ2進出を決定。そしてQ2では終盤で果敢に攻めて3番手へ浮上し、最高峰クラスで初めてのフロントローを獲得した。

    一方、ザルコのチームメイトのジョナス・フォルガーは15番手。フリープラクティス第4セッションでは大転倒があったものの、Q1に出場。ここでペースをつかんでグリッド5列目が決定したが、そのラップタイムはQ2ではグリッド2列目に匹敵するものだった。明日の決勝ではロケット・スタートを決めて上位に加わり、Tech3チームのホーム・グランプリで好成績獲得を目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (予選1番手/1分31秒994)
    「路面がベストの状態ではなく難しいコンディションでしたが、いずれにしても僕のマシンは非常に順調でした。やれる自信があったので、ただ気持ちを集中して力の最大限までプッシュしたら、ポールポジションを獲得することができました。それでも油断は禁物です。天候を常に気にしていなければなりません。もしもフラッグ・トゥ・フラッグになれば十分な注意を払わなければならないし、ウエットにしてもドライにしても、僕らはもっと改良が必要です。これからまた作業を続け、明日までにさらに前進を目指します」

    バレンティーノ・ロッシ (予選2番手/1分32秒100)
    「ようやくドライ・コンディションで走ることができたので、とてもうれしかったです。セッティングを少しモディファイしたら、このコースの特徴や路面の状態ともぴったり合って、マシンがとてもよく走ってくれるようになりました。予選セッションは絶好調でした。後半の最初のアタックは非常に順調にいっていたのに、早めにジャックに届いてしまって遅くなりました。結果的にポールポジションを逃すことになり残念な気持ちもあるけれど、フロントローの真ん中からのスタートだからOKです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「チームとして完璧な出来です。しかしフリープラクティス第3セッションからQ2の終わりまで、非常に難しい状況でもありました。コース・コンディションがまさに1ラップごとに変化するので、それに対処していかなければなりませんでした。そういうわけで今日はすべてのセッションがエキサイティング。新しい舗装路面はグリップが良く、ヤマハのマシンと完璧にマッチしており、ライダーたちもそれを最大限に生かして最高の結果を導きました。常に速く、安定しており、明日の決勝に向けて大きな自信につながりました。 しかしそうは言っても、これで完璧ということではなくて、まだ改善すべき点が残っています。昨日までの天候状況では、すべてのタイヤ・オプションを試すこともできなかったため、タイヤ・チョイスもまだ決まっていません。だから明日の午前中のウォームアップ・セッションが非常に重要になります。いずれにしてもわれわれはグリッドの1番目と2番目につけることができました。しかもザルコが3番手に入り、ヤマハがフロントローを独占しています」

    Monster Yamaha Tech3

    ヨハン・ザルコ (予選3番手/1分32秒229)
    「まさにファンタスティック! ホームレースでフロントローに並ぶなんて、想像もできなかったことが現実になって、とってもうれしいです! 午前中の転倒があったので、ちょっとナーバスになっていたんですが、フリープラクティス第4セッションでいいペースで走ることができたので、ようやく自信が戻ってきました。そのあとのQ1では最後にラップタイムを更新して2番手へ浮上できたことがよかったです。そしてQ2へ進出。この時点でリアタイヤが1本しか残っていなかったので少し待つことにしたんだけれど、ライバルたちのペースを見たら僕にもやれそうだとわかりました。結果、両セッションとも非常に順調に運んでこのようなポジションを手に入れることができたんです。大勢のファンの温かい応援に支えられて、今このときをかみしめています。明日は表彰台を期待されていると思うし、もちろん僕自身も同じ気持ちです。今日は午後の走りが自信を与えてくれて、マシンが完璧で、チームも素晴らしい仕事をしてくれました。決勝ではトップに食らいついていきたいと思っていますが、ここル・マンでは、速く走るためには冷静さを保つことが重要です。だから感情をコントロールし、スタートでは力強くいって上位について行きます。そしてできることなら表彰台を目指したいです。もしもそれが実現したら、本当にすごいですね!」

    ジョナス・フォルガー (予選15番手/1分32秒695)「15番手は悔しい結果です。最終的な自己ベストのタイムは素晴らしく、それだけで比べれば6番手を獲得できたはずなのに、今日の僕はちょっとアンラッキーでした。でもヨハンはQ2へ進んで好位置を獲得しました。ヤマハのマシンとコースとの相性の良さを証明してくれたので、僕は確かにアンラッキーだったけれども、決勝には何も問題はないということなんです。フリープラクティス第4セッションで転倒して、ちょっと自信を失ったけれど、幸い怪我もなく、Q1でベストを尽くすことができました。決勝では好スタートを決め、コンスタントにペースを保ちながらポジションを上げていきたいです。そして、チームのホーム・グランプリでできるだけ前でゴールしたいと思っています」

    関連:【MotoGP】 第5戦 フランスGP 予選:ビニャーレスがポールポジション