カテゴリー: MotoGP

  • 2017年 MotoGP 日本グランプリ:ツインリンクもてぎ 3日間の入場者数

    2017年 MotoGP 日本グランプリ:ツインリンクもてぎ 3日間の入場者数

    ツインリンクもてぎは、2017年 ロードレース世界選手権 第15戦 日本グランプリの3日間の入賞者数を発表。3日間で8万9,501人がサーキットに足を運んだ。

    3日間とも雨に見舞われた2017年のMotoGP 日本グランプリだが、決勝日は5万2,439人がサーキットを訪れ、3日間合計でも昨年を上回った。

    2011年に東日本大震災が起こった際には過去最低の観客数を記録したが、それ以降、サーキットを訪れる人の数は増えており、今年まで増加傾向は続いている。

    2017年の日本グランプリは、タイトル確定の可能性はなかったものの、ラインキング首位のマルク・マルケス(ホンダ)と2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が最終ラップまで接戦バトルを繰り広げ、最終コーナーでドヴィツィオーゾが逆転優勝を果たすという劇的なフィニッシュとなった。

    MotoGP 日本グランプリ 観客数推移

      合計 決勝日
    2017年 89,501 52,439
    2016年 88,472 52,216
    2015年 85,403 50,985
    2014年 70,271 42,856
    2013年 61,097 40,233
    2012年 59,438 37,459
    2011年 53,212 33,096
    2010年 64,823 40,113
    2009年 65,332 41,533
    2008年 87,315 57,865
    2007年 90,314 57,617
    2006年 96,400 63,195
    2005年 96,050 69,015
    2004年 94,703 –
    2003年 80,238 56,008

    関連:
    ・2017年 WEC 富士6時間レース:富士スピードウェイ 3日間の入場者数
    ・2017年 F1日本グランプリ:鈴鹿サーキット 3日間の入場者数

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    2017 MotoGP 第15戦日本グランプリがツインリンクもてぎで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、最後の最後までポイントリーダーのマルク・マルケス(ホンダ)と激しいバトルを展開し、ついに最終ラップでエキサイティングな逆転劇を演じて、首位でチェッカーを受けた。ランキング2位のドヴィツィオーゾは、トップのマルケスとのポイント差を11に縮め、残り3戦でタイトル奪取に賭ける。

    3列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、序盤に3番手にポジションを上げ、12周目までレースをリードしたダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)とマルケスの後につけた。ドヴィツィオーゾは、このレースで3位表彰台を獲得したペトルッチを攻略するとすぐさま首位を行くマルケスをロックオン、21周目に攻略に成功。しかし、その3周後にマルケスの再逆転を許した。ドヴィツィオーゾはペースを落とすことなくマルケスの背後を追走、最終ラップ、チェッカーまで残り4コーナーで再々逆転に成功し、そのままフィニッシュラインを通過した。

    チームメイトのホルヘ・ロレンソは、2列目からスタートし、最終的に6位でチェッカーを受けた。スタートよく飛び出したロレンソは、オープニングラップを首位で終えたが、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)と接触し、さらにリアタイヤのグリップ不足に苦しみ、順位を落とした。残り6周、9位走行中のロレンソが反撃に転じて、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ザルコをオーバーテイク、6位でフィニッシュした。
    今日のリザルトにより、ドゥカティは獲得ポイントを273に伸ばし、コンストラクターズランキング2位に浮上した。

    第16戦オーストラリアGPは、10月22日にフィリップアイランドで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 1位
    「スタート時点であまりグリップが良くなかったうえ、マシンフィールも良くなかったので難しいレースだった。だが、ギブアップする気持ちはまったくなかった。タイムロスしている時も諦めるつもりはなかった。マルク(マルケス)が本当に速くて、最後まで強敵だったが、自分の方が速いセクションがあったし、最終ラップでマルクがちょっとしたミスを犯したおかげで彼に追いついて、ターン11で攻略することができた。マルクが最後まで諦めないことはわかっていたし、案の定、最後は2コーナー連続で仕掛けて来た。しかし、それは想定内で、しっかりとインを閉めていたので、僕をオーバーテイクするには大回りするしかなかった。チームの士気とタイトル争いを考えると、もてぎでは何としても勝たなければならなかったが、それができたので本当に嬉しい」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 6位
    「自分のレースには満足できない。路面にこれほどまで水が溜まっていなかったら勝てるポテンシャルがあっただけに悔しさが残る。このコンディションで速く走れるセットアップが見つからなかった。リアグリップが得られなかったので、あれ以上は何もできなかった。とはいえ、レース中は徐々にマシンフィールが掴めてきて、ペースを上げることができた。おかげでビニャーレス、ザルコ、アレイシ・エスパルガロをパスできた。終盤はトップと比べて1秒も遅かった。今週末は一貫して速いペースで走れていたので残念だ。優勝したアンドレアを祝福したい。彼は肉体的にも精神的にも強いライダーであることを証明した。ワールドタイトルに向けて、できることをすべてやっている。その努力には脱帽するしかない。もう一度彼とチーム全員を祝福したい!」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
    「今日はチームに緊張感が漂っていたが、最終的に大きな満足感を味わうことができた。アンドレアは素晴らしかった。完璧なレースで、マルケスとの差を11ポイントに縮めた。日本で今季5勝目をマークしたことが重要であり、本当に嬉しい。一方、ホルヘは気の毒だった。彼は週末にずっと戦闘力を維持していたが、それがリザルトに結びつかなかった。気持ちを切り替えて、フィリップアイランドに集中しなければならない。最終戦まで厳しい戦いが続くことに疑いの余地はないが、正しいカードを切って、最後の最後まで戦い抜く」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    MotoGP ロードレース世界選手権 第15戦日本GPは、フリー走行、予選、決勝と3日間ともにウエットコンディションの中で行われた。

    今季11回目のフロントローとなる3番グリッドから決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は2位でフィニッシュし、今季10度目の表彰台を獲得した。

    レースでは、フロントローから絶好のスタートを切ったマルク・マルケスが、まずホールショットを奪う。その後、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に先行を許すが、4周目に2番手に浮上すると、12周目を終えるまで、首位を走るペトルッチを追撃。13周目にペトルッチをかわしトップに浮上すると、2番手に浮上してきたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とし烈な首位争いを展開、最終ラップの最終コーナーでトップに立つも、クロスラインでドヴィツィオーゾに抜かれ、2位でフィニッシュした。

    惜しくも優勝を逃したマルク・マルケスだが、2位でフィニッシュしたことで、今大会優勝したドヴィツィオーゾに11点差をつけ、ランキングトップをキープしている。

    以下、厳しいコンディションの中でHonda勢は苦戦のレースとなり、ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が15位。ジャック・ミラーの代役として出場の青山博一(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、18位で完走を果たした。

    予選6番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は思うようにペースを上げられず、21周を終えてピットに戻り、リタイア。カル・クラッチロー(LCR Honda)も転倒を喫し、リタイアとなった。

    マルク・マルケス (MotoGP 2位)
    「100%の力を出せるよう、最終ラップの最終コーナーまで戦い続けました。今日のレースは、チャンピオンシップを争っている2人による、優勝をかけたすばらしい戦いでした。今日はコース上に水が多く、またそのほかの理由からも、予想していたよりも少し苦戦してしまいました。プッシュしつつもスムーズなレースをしようとしましたが、レース中ずっと、アンドレアがとても速かったです。最終ラップに入ったときには、少しだけ前にいることができましたが、8コーナーでミスをして、パスされてしまいました。アンドレアが前に行ってからは非常に強いブレーキングをしていたので、彼に合わせていくことができませんでした。最終コーナーでもう一度パスを試みたのですが、成功しませんでした。アンドレアは今日、信じられないようなレースをして優勝しましたが、彼がこのサーキットでとても速いことは分かっていたので、自分たちの結果には満足しています。ポイントも獲得でき、ファンの前でいいレースができたので、よかったと思います」

    ティト・ラバト (MotoGP 15位)
    「ウエットでとても寒く、難しい週末でしたが、ライディングスタイルとウエットでのブレーキングを改善するいい機会になりました。100%の力で走りましたが、より速く走るには、このコンディションはリスクが大き過ぎました。アクセルを開けたときに2度ほどリアから転倒しかけました。ここもてぎではポイントの収穫ができたので、来週のオーストラリアに向けてモチベーションがとても上がりました」

    青山博一 (MotoGP 18位)
    「レースでなにが起きたのか分からず、とても残念です。ウエットレースでしたので、自分の経験を活かし、今回はいいリザルトが得られるだろうと考えていました。しかし、2周目に転倒しそうになったことで、なんとかそこは切り抜けられましたが、タイムをロスしてしまい、私のレースは終わってしまいました。チームがいいリザルトを目指して努力してくれていただけに残念です。このような機会を与えてくれたチームに感謝します。ジャックの代役で1レースだけ参加するのは、簡単ではありませんでした」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP リタイア)
    「難しい一日でした。いいレースをできるすばらしい機会があっただけに、非常に残念です。FP1から昨日にかけてはとても改良ができていたのですが、今日のレース中に、リアタイヤに起きたことについてはまだよく分かっていません。レースの始めの方で、リアタイヤがスピンしてトラクションを失い、ストレートでスロットルを開けることができませんでした。この状況がずっと続いて、レース中盤を過ぎるとさらに悪化していきました。マシンを改善するためにできることはすべて試したのですが、その状況ではほとんど乗ることもできない状況でした。多くのタイムをロスしてしまい、ポイント圏外になったときに、転倒するよりもリタイアすることを選びました。路面に水が多かったので、リアタイヤにエクストラソフトを使うことについては問題がなかったと思いますし、実際にペトルッチは同じ選択をして表彰台を獲得しています。今回のデータをミシュランと一緒に検討して、同じことが起こらないようにしたいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP リタイア)
    「日本グランプリは非常に残念な終わり方になってしまいました。レース開始直後は戦えていましたが、はるか後方にいたため、ほかのマシンが巻き上げる水しぶきがひどく、安全性に不安を感じるほど周囲が見えにくくなりました。第7コーナーにできていた水たまりでリアブレーキを少し効かせながらわたったところ、ハイサイドになってしまいました。ピットに戻り、セカンドバイクに乗りましたが、バックストレートで水流の中を横切るときに転倒してしまいました。あまりプッシュしていなかったので、次のラップまでピットには行きませんでしたが、ポイント獲得の可能性がなくなったのでリタイアしました。次戦のオーストラリアでは、昨年勝っているので、ポジティブに挑めると思います」

    関連:【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 結果:ドヴィツィオーゾが逆転優勝!

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    フルウエットのコンディションのなかで行われたMotoGP 日本グランプリ。Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは終始、安定した走りを見せて9位でゴール。バレンティーノ・ロッシは絶好のスタートを切ったあと8位を走行していたが、S字コーナーで転倒してそのままリタイアとなった。

    予選14番手、グリッド5列目からのスタートとなったマーベリック・ビニャーレスは、好ダッシュを見せて一気に8位へ浮上。

    タイヤが暖まるのを待つ間、3ラップ目には一旦、アレックス・リンス(スズキ)とバレンティーノ・ロッシに先行を許したが、この後退は長くは続かなかった。

    3ラップ後にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をパス。続いてバレンティーノ・ロッシが転倒したためマーベリック・ビニャーレスは再び8位へ浮上。その後もウエット路面に慣れるにつれて少しずつペースを上げ、順調に周回を重ねてゆくが、前を行くエレイシ・エルパルガロ(アプリリア)からはすでに大きく離されていた。

    レース後半に入るとロレンソが再び追い上げてきたため、残り6ラップは8位キープに目標を切り替えてバトルを展開。身体を伏せて懸命に逃げ切りを図るが、抑え切れずに9位でチェッカーを受けた。

    バレンティーノ・ロッシもグリッド12番手から好スタート。すぐさまチャージを開始し、3つポジションを上げてオープニングラップを終えた。その後も上位グループを逃すまいと懸命に食らいつき、6ラップ目にはロレンソをパス。しかし第8コーナーで転倒を喫し、再スタートすることはできなかった。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはそれぞれ、ランキング3位と5位をキープ。コンストラクターズ・ランキングではヤマハがトップから29ポイント差の3位。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPがトップから43ポイント差の2位につけている。

    ヨハン・ザルコが8位獲得! 野佐根航汰は不運な結果
    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは、難しいコンディションのなか8位獲得と健闘。降り続く雨のなか、ポールポジションからスタートしたヨハン・ザルコは序盤、リズムをつかんでトップグループに加わりバトルを展開。その後、少しずつポジションを下げて8位でチェッカーを受けた。

    野佐根航汰は、前日のフリープラクティス第4セッションの転倒で右手を骨折した状態で果敢にも決勝に臨んだ。スタート直後にいくつか順位を上げていたが、4ラップ目に転倒してリタイアとなった。

    中須賀克行、日本人トップの12位でポイント獲得
    これまでのレース活動で経験のない最後列の8列目23番グリッドからスタートしたYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行は、 スコット・レディング(ドゥカティ)やサム・ローズ(アプリリア)らとのバトルをしながら徐々に順位を上げ、さらにレース途中でのリタイアライダーも手伝って12位でフィニッシュ。グランプリポイントを4ポイント獲得した。

    中須賀克行は今年で連続6回目の日本グランプリ参戦となるが、いずれもポイント獲得権内でゴールしており、その記録を更新することになった。また、2012年にスポット参戦したバレンシアGPでは2位、2011年にスポット参戦したバレンシアGPでは6位に入っており、出場したMotoGPクラスの全レースでポイントを獲得していることになる。

    チームはこのあと南半球へ移動。1週間後にフィリップアイランド・サーキットで行われるオーストラリアGPに出場する。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (9位)
    「午前中のセッションの状況からは、15位以内が目標でした。それを考えれば、予想よりも良い結果と言えます。決勝では序盤からプッシュ。必要なリスクをかけてベストを尽くしましたが、いずれにしても今日のこのような状況では、これが精いっぱいでした。今はもう、次のオーストラリアのことを考えています。タイトル獲得のチャンスについては最後までわからないと思いますが、少なくとも、オーストラリアではマシンもタイヤも異なり、間違いなく状況が変わります。大好きなコースなので、とても楽しみにしています」

    バレンティーノ・ロッシ (DNF)
    「非常に厳しいレースウイークが終わりました。ウエット・コンディションに手間取り力を発揮することができず、セッティングもなかなか思うように進みませんでした。決勝ではA・エスパルガロ(アプリリア)に食らいついていこうとしたのですが、残念ながら転倒という結果に終わってしまいました。シーズンも残り少なくなってきているので、このあとはとにかく良いレースができるよう尽力します。特に来週と再来週は重要で、このなかでできるだけ多くのデータをヤマハにフィードバックし、来年に向けたマシン開発に役立ててもらいたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「日本に到着した時点では、このような難しい展開になるとは思っていませんでした。問題解決のために懸命に努力してきましたが、最後まで答えを見つけることはできませんでした。ライダーたちは、ほとんどすべてのセッションでリア・グリップ不足に悩まされ、今日の決勝も同様の状態でしたが、マーベリックとバレンティーノは最後までベストを尽してくれました。依然、難しい課題が残されていますが、次回オーストラリアで、今後のために何らかの解決策を見つけたいと思います」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ (8位)
    「厳しいレースでした。スタートはうまくいったし、序盤のフィーリングもとてもよかったのですが、リアが少しスライドするような状態でした。それでもなんとかコントロールしながら周回を重ねていきました。一方でフロントの感触はまずまずで、ブレーキングは思い通りでした。何台かに先行され、4番手を走っていたときは、フロントにもう少し自信が持てるようになってからトップを追いかけようと考えていました。しかし想像とは逆の展開になってしまったのです。ブレーキングのフィーリングはずっとよかったにもかかわらず、タイヤを消耗してしまったのです。ストレートではスロットルを慎重にコントロールしてグリップを探しましたが、スピンが収まらず、ライバルたちに抜かれてしまいました。終盤で順位を下げたのは、これが原因です。でもあきらめず、来週のオーストラリアでまたトライしたいと思っています」

    野佐根航汰 (DNF)
    「今日は痛み止めを打ってウォームアップを走りましたが、その感触から、決勝レースに出場することを決めました。コースコンディションは午前中よりも厳しい状態で、もし怪我がなければ走りきれていたかもしれませんが、転倒リタイアとなり、不完全燃焼で終わってしまいました。このような結果となり、Tech 3、ヤマハ、そしてファンの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、僕にとってこの3日間は夢のような時間でした。チャンスをくれたチーム・マネージャーのポンシャラルさんとヤマハに感謝します。そしてファンの皆さん、応援ありがとうございました」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネージャー)
    「総合的に見れば、Monster Yamaha Tech3 Teamにとっては順調なレースウイークになったと思います。昨日はヨハン・ザルコがポールポジションを獲得。私たちチームの面々はもちろんですが、モチュールをはじめとするチームのパートナーたちにとっても最高にうれしい出来事でした。このような難しいコンディションになってしまったので、大変なレースになることは始めからわかっていました。コース上にはすでに深い水たまりができていて、雨は一向に止む気配がありませんでしたが、そのような中でヨハンは絶好のスタートを切り、終盤までトップ3にくらいついて行きました。残り5ラップくらいまでは楽に後続を抑えていたのですが、最後の最後でリアタイヤのグリップが落ちてペースが上がらなくなりました。最後は残念な展開になりましたが、8位獲得によって貴重なポイントを手にすることができました。総合的には良いウイークになったと評価しており、支えてくれたヤマハに感謝します。一方の野佐根航汰は、ウイーク初日の金曜日に素晴らしい走りを見せてくれたので、決勝はトップ10入りを期待することとなりました。しかし残念ながらフリープラクティス第4セッションの序盤で転倒し、右手を骨折してしまいました。そのような状態にもかかわらず彼は決してあきらめず、ひと晩のうちに何とか治そうと懸命に治療に励みました。そして今日の午前中のウォームアップ・セッションでは好調でしたし、本人もホーム・グランプリを走りたい気持ちが強かったので出場を決定したのですが、おそらく少し無理があったのでしょう。判断は間違っていなかったと思いますが、怪我の状態が決して良くないことはわかっていましたし、特にハードブレーキングが多いこのコースでは、非常に難しいチャレンジになったことは否めません。その意味で航汰には、とても感謝しています。彼は将来きっと、素晴らしいMotoGPライダーになるでしょう。私たちにとっては、彼をチームに迎えたことは喜ばしい経験でした。次のチャンスでは彼のフル・ポテンシャルを発揮させてあげたいと思います。チームのみんなに感謝し、これから荷物をまとめてオーストラリアへ向かいます。雨が降らないことを望んでいます」

    AMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
    中須賀克行 (12位)
    「今大会は本当に苦しかったです。朝のウォームアップ走行で、ようやく自分の走りやすいマシンセットを見つけることができ、さらにファクトリーチームのデータも参考にさせてもらってマシン全体のフィーリングが良くなりました。最後列からのスタートはこれまでのレース活動で経験がないけれど、シグナルが遠くて見づらかったですね。スタート時も、第1コーナーでのライン取りで巻き込まれるのを避けるために、少し引いて様子を見ました。苦しいレースウイークでしたが、ライバルとしっかりとレースすることができましたし、最終的に12位に入ってポイントを獲得。しかも開発ライダーとしては、いいデータも残せたので、昨日までのフラストレーションは解消されました」

    鷲見崇宏 監督
    「朝からマシンセッティングをいろいろと変えて、ウエットではありましたがコンディションが一定だったのが幸いして、うまく改善することができました。最後列スタートという厳しい状況でしたが、なんとか勝負のできるマシンを中須賀手に渡すことができました。一方で、マシンを開発するという立場では、レースウイークの3日間ともウエットコンディションというのはほとんど記憶にないのですが、そうした環境下でリアルなデータを得ることができたので貴重な3日間となりました。ファクトリーチームそして中須賀選手の走行データとフィーリングを元に、さらなるマシン開発を進めます」

    関連:【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 結果:ドヴィツィオーゾが逆転優勝!

  • 【MotoGP】 スズキ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    MotoGP ロードレース世界選手権 第17戦 日本グランプリは、金曜、土曜と雨が降ったり止んだりの難しいコンディションの中でスケジュールが進んできたが、決勝は雨となり、アンドレア・イアンノーネが4位、チームメイトのアレックス・リンスは5位でそれぞれゴールとなった。

    これは今シーズン、二人にとってのベストリザルトで、それはそのままチームにとっても今季最高位を意味する。

    このパフォーマンスは、レースの応援のためチームのピットボックスに駆けつけたスズキ 鈴木俊宏社長へのプレゼントとなった。

    Moto3クラスのウォームアップセッションでオイルが出てしまい、約2時間の赤旗中断となったことから、MotoGPクラスのウォームアップセッションは15分に短縮されて行われた。かなり強い雨も落ちてくる中、イアンノーネとリンス二人のライダーはウエットコンディションへのセットアップを着実に進めることができた。その結果、イアンノーネは1’57.554で8番手、リンスは上手くセットアップが進んだことから、1’57.215という好タイムを刻み、3番手に付けることに成功した。リンスのこのタイムはトップから0.5秒という僅差で、決勝への期待が高まるウォームアップセッションとなった。

    コース上はかなりの水量となっており、GSX-RRは雨の中で力強い走りを見せ、レース中、安定したペースを刻むことが出来た。

    レース序盤、イアンノーネは安定した高いペースを維持し、セカンドグループに加わった。状況を冷静に判断しながら上位を走り、終盤にはオーバーテークを見せて4位チェッカーとなった。

    一方のリンスはスタートで上手く飛び出すことが出来たが、直後の1コーナーで他車にアウト側に押し出されてしまい、大きく順位を落としてしまった。15番手までポジションダウンしたにも関わらず、ウエットで良いセットアップが出来ていたことから順調にポジションを回復し、先行するグループに追いつくとそのままの勢いでオーバーテーク。レース終盤まで安定してハイペースを刻み、残り数周になっても諦めずにプッシュし続け、5位でゴールした。

    アンドレア・イアンノーネ
    「非常に楽しいレースだったよ。そしてその結果は我々にとって、非常にポジティブなものになった。僕は良いスタートを切って、安定したペースをキープすることが出来た。安定したペースキープが出来るセットアップを見つけたことで、ウォームアップから決勝までポジティブに走ることが出来たよ。これは、今年直面している問題が解決出来る良いサインだと言えるね。でも我々はさらに進化するため、作業を続ける必要があるけど、今季序盤の状況から考えると飛躍的な進歩と言える。もちろん、どのサーキットでも今日のような走りが出来るよう、さらに作業は続けなければならないね。でも今は、このプロジェクトに関わるすべてのスズキの方々、チームスズキエクスターのチームクルーみんなにありがとうと言いたいよ。彼らは僕を信じ、これまでずっとサポートしてくれてきたからね。」

    アレックス・リンス
    「今週末は、これまででベストな週末だったんじゃないかな。このリザルトはファンタスティックで、バイクはこの週末、ウエットコンディションの中で非常に素晴らしい働きをしてくれた。このレースはとてもポジティブなものだよ。決勝ではスタート直後の1コーナーで大きく順位を落としてしまったんだけど、すぐ順位を回復することが出来、最終的には5位でゴールすることが出来たんだ。本当に素晴らしい結果だよ。ザルコ選手とのバトルでタイムを落としてしまうラップもあったし、ウエットコンディションは本当に難しかった。でも今日のレースの中でたくさんのことを学ぶことが出来たし、今は次のオーストラリアGPがとても楽しみだよ。」

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「今シーズンここまで、我々は良い結果が得られずに苦戦してきました。なので、今日のレースは非常に嬉しい結果となりました。惜しくも表彰台には届きませんでしたが、我々のマシンは緻密な作業をコツコツと続けることによって着実な進歩を遂げています。今週末もすべてのセッションを通して、ライダーにとってベストなセットアップとなるよう作業を続けました。我々を応援してくれるファン、スズキのエンジニア達など多くの方々にこの結果を見てもらう事が出来て、今は少しほっとしています。我々は、再びこのような結果を出すためにも、またドライコンディションでのパフォーマンスを上げるためにも、さらに進化しなければなりません。二人のライダー、全てのチームスタッフ、我々を応援するために今日もてぎに来てくださった方々に、改めて感謝します。ありがとうございました。今シーズン最終戦まで、我々はもっともっとプッシュしていきます。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「今日我々はとてもハッピーです。それは表彰台獲得や勝利のためによるものではありませんが、シーズン中ずっと積み重ねてきた努力が報われた結果を得ることが出来たからです。日本のレースで、スズキの社長やマネージャー達がガレージで見守る中で二人のライダーがトップ5に入れた事は、非常にポジティブでした。我々は彼らに素晴らしいレースを見せる事が出来ました。この週末は、コンディションがコロコロ変わり、とても難しい状況となりました。簡単にミスを冒しやすい、本当に難しいコンディションだったのです。しかし二人のライダーは素晴らしい仕事をしてくれました。アンドレアはレース中ずっと非常に良いペースをキープしました。アレックスもスタート直後に15番手まで順位を落としながら、5位までリカバーしました。それはパーフェクトな走りでした。今日のレース結果は、我々をプレッシャーから少しだけ解放してくれました。変わったコンディションのレースでの結果と言う事は承知していますが、そこでミスをしなかったという事が重要なのです。」

    関連:【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 結果:ドヴィツィオーゾが逆転優勝!

  • 【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 結果:ドヴィツィオーゾが逆転優勝!

    【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 結果:ドヴィツィオーゾが逆転優勝!

    MotoGP ロードレース世界選手権 第15戦 日本グランプリの決勝が15日(日)にツインリンクもてぎで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。

    雨となった日本グランプリ。優勝はアンドレア・ドヴィツィオーゾ。9番グリッドからスタートしたドヴィツィオーゾは、最終ラップでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)と抜き抜かれつのバトルを展開。最終コーナーで前に出たドヴィツィオーゾがトップでチェッカー。今シーズン5勝目、最高峰クラスでは日本グランプリ初優勝。

    2位にはマルク・マルケス、3位にはダニロ・ペトルッチ(オクト・プラマック)が続き、表彰台を獲得した。

    以下、アンドレア・イアンノーネ、アレクス・リンス、ホルヘ・ロレンソ、アレイシ・エスパルガロ、ヨハン・ザルコ、マーベリック・ビニャーレス、ロリス・バズがトプ10入り。

    バレンティーノ・ロッシは転倒によりリタイアでレースを終えた。

    日本人ライダーでは、中須賀克行が12位、青山博一が18位、前日の転倒に右手を骨折した野左根航汰はリタイアでレースを終えた。

    今回の結果でランキングトップのマルク・マルケスと2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾとの差は11ポイントに縮まった。

    2017 MotoGP 第15戦 日本グランプリ 決勝 結果

    Po. Num. Rider Team
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    3 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング
    4 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    5 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    7 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    9 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    10 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    12 21 中須賀克行 ヤマルーブ・ヤマハ・ファクトリーレーシング
    13 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    14 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング
    15 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    16 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    18 7 青山博一 エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    RT 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム
    RT 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    RT 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム
    RT 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ
    RT 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    RT 31 野左根航汰 モンスター・ヤマハ・テック3
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第15戦 日本グランプリ 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第15戦 日本グランプリ 予選レポート

    MotoGP ロードレース世界選手権 第15戦 日本グランプリの予選でMonster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコが、MotoGPのルーキー・イヤーに見事、2度目のポールポジションを獲得した。ヨハン・ザルコはフリープラクティス第3セッションの好タイムでQ2へ進出。ウエットから徐々に乾いてゆく難しいコンディションを克服し、セッションの残り2ラップでトップタイムをマークした。明日の決勝では、今季2度目の表彰台を目指す。

    一方、ジョナス・フォルガーに代わって出場している野佐根航汰は、フリープラクティス第4セッションで転倒。その後のQ1には手の負傷をおして出場したが、痛みがあり走行中止を余儀なくされた。決勝は出場の意向。

    バレンティーノ・ロッシ12番手、マーベリック・ビニャーレス14番手
    路面が徐々に乾き始めるなかで行われたQ2で、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシはタイヤ選択で賭けに出たものの、効果を発揮できないまま12番手に留まった。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスはQ2進出のチャンスを逃し、決勝は14番手からのスタートが決定した。

    Q2セッションの開始とともに路面が少しずつ乾き始め、周回を重ねるごとにドライ・ラインが増えてゆく難しいコンディション。バレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第4セッションで転倒があったが、すぐさまQ2に臨み、しかもスリック・タイヤを選択してタイム短縮を期す。タイヤが暖まるのを待って徐々にペースを上げていったが、スリックの優位性を生かせないまま5分半でピットに戻ってきた。
    素早くウエット・タイヤに履き替えて2度目のトライを開始するも、残り時間はわずか1分半。最後の1ラップに全力をかけたバレンティーノ・ロッシは12秒以上も更新して1分57秒786を記録したが、ポジションを上げることはできず12番手で終了した。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは、フリープラクティス第3セッションでトップ10入りを逃してQ1へ。セッション・スタートと同時に素早くペースアップを図り、最初のアタックで暫定トップに浮上。しかしピットに戻ってエクストラ・ソフトに履き替える間に3番手に後退した。
    2度目のトライで1分55秒916まで伸ばして一旦は2番手へ上がったが、終盤で4番手に後退。最後の1ラップでも順位を上げることができなかったためQ2進出はならず、決勝は14番グリッド、5列目からスタートすることとなった。

    中須賀克行、ウエットコンディションに苦戦
    日本グランプリの2日目も朝から雨となり路面はウエットコンディション。前日に開発スケジュールを終えたYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行は、フリープラクティス第3セッションからレース仕様の「YZR-M1」のセットアップを始めた。しかし、想定以上にコースが滑りやすい状態で走行リズムを掴むことができず、そのままフリープラクティス第4セッションそしてQ1を迎えると23番手スタートとなった。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選12番手/1分57秒786)
    「午前中は昨日と同じようなフルウエットだったので、とても順調にセッティングを進めることができました。そこまではペースも速く気持ちよく乗れていたのですが、路面が乾きはじめると思うようにいかなくなりました。そこで、予選はスリックタイヤで賭けに出ましたが、思っていたよりも路面が乾くスピードが遅く結果につなげることができませんでした。明日のコンディションも注意深く見守らなければなりませんが、現状で言えばウエットの方が良い走りができるでしょう。フリープラクティス4の転倒は激しいものでしたが、幸いにも無事でした。指をちょっと傷めてしまいましたが、脚に影響がなかったので大丈夫です」

    マーベリック・ビニャーレス (予選14番手/1分55秒916)
    「開幕以来、ウエットでは苦戦してきましたが、今回も思うように自分の走りができない状態です。チームとともに懸命に作業に取り組んでいますが、なかなか問題を解決できず、それがそのまま予選結果に表れてしまいました。タイムロスの場所はわかっているのですが、フリープラクティスだけで解決するのは容易ではありません。ベストを尽くし、少しでも上を目指て、できるだけ多くのポイントを持ち帰りたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「期待通りの結果を得ることはできませんでした。Q2では路面状況が刻々と変化し、その状況をしっかり把握することが難しかったのです。バレンティーノはスリックタイヤを選びましたが、路面の乾き方に対して、スリックを履くタイミングが早すぎたということでしょう。そして2度目のトライでウエットタイヤに履き替えたときにはもう遅く、効果を発揮する前に時間切れとなり、12番手から順位を上げることができませんでした。マーベリックはQ1で1分55秒916を記録。0.072秒差でQ2進出を逃してしまったことは本当に残念です。4・5列目スタートは大きなチャレンジとなりますが、今日のデータを分析し、明日のウォームアップで試せるように準備します」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ (予選1番手/1分53秒469)
    「ポールポジションを獲得することができて、とてもうれしいです! 昨日のフリープラクティス第1セッションのあと、チームとともに懸命に作業に取り組んだ結果だと思います。昨日はずっと雨が降っていましたが、そのなかでマシンのフィーリングは少しずつ良くなっていましたし、私自身も慣れてきていました。でも今日の予選では、スリック・タイヤを使うほどではないものの路面が乾き始めて状況が変わっていたのです。それでも依然として、いい感じで走る自信がありました。そしてライバルたちを上回るためにチャレンジし、このような結果を得ることができました。このチャンスを最大限に生かし、トップをキープしたいと思っています。雨でも晴れでもベストを尽くし、表彰台を目指します」

    野佐根航汰 (予選24番手/2分01秒730)
    「午前中のフリープラクティスはタイヤ・チョイスがうまくいかず、ポジションを上げることができませんでした。そのあとのフリープラクティス第4セッションは、序盤は好調だったのですが、午前よりもタイムを上げたい気持ちが強く、プッシュし過ぎて転倒してしまいました。右手を骨折してしまい、Q1を1ラップだけ走ってみて、やはり中止することにしました。ヤマハとTech3チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも決勝は出場できるよう最大限、努力します」

    YAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
    中須賀克行 (予選23番手/1分57秒787)
    「今日は開発スケジュールがなく、フリープラクティス第3セッションでしっかりと走行リズムを掴みたかったのですが、ウエットの路面状態などによりそれが叶わず、いい方向に行くだろうと思ってトライしたこと全てが裏目に出てしまいました。日本グランプリには6年連続での参戦ですが、いままでいちばん苦しんでいます。ただ、明日の決勝では、最後まで諦めず、ひとつでも順位を上げる姿をお見せしたいです。具体的には、ポイント圏内でチェッカーを受けられるようがんばります」

    鷲見崇宏 監督
    「開発スケジュールは昨日で終了しているので、今日は中須賀選手仕様のマシン作りに専念しましたが、結果としてうまくまとめることができずにフラストレーションを溜めさせてしまいました。しかし、昨日のウエットコンディションでの走行で中須賀選手は貴重なデータを残してくれましたし、今日の走行も含めて、ファクトリーチームと同じ環境下で走ることによって情報の共有ができたことは大きなメリットになりました。明日の決勝に向けて、中須賀選手が望む仕様のマシンに仕上げるため、スタッフ全員でギリギリまでがんばります」

    関連:【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 予選:ヨハン・ザルコがポール!

  • 【MotoGP】 ホンダ:第15戦 日本グランプリ 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第15戦 日本グランプリ 予選レポート

    MotoGP 第15戦日本グランプリの予選は、ウエットコンディションで行われ、フリー走行でトップタイムをマークしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3番手につけ、今季11回目のフロントローを獲得した。

    フルウエットで行われたFP3、FP4でトップタイムをマークしたマルク・マルケスは、路面が乾き始める微妙なコンディションの中で1回目のアタックでライバルを圧倒する1分53秒台をマークした。

    2回目も新品のレインタイヤでコースインすればポールポジション(PP)は確実だったが、決勝日が”フラッグ・トゥ・フラッグ”になったことを想定、微妙なコンディションの中でスリックタイヤのフィーリングを確かめ、その間にポジションをふたつ落とし、3番手で予選を終えた。今季7回目のPPこそ逃したが、内容では今季6勝目に向けて大きな手応えを感じる一日となった。

    チームメートのダニ・ペドロサは、FP3、FP4と順調にセットアップを進め、予選でも周回するごとにタイムを短縮して6番手につけた。昨年の大会は、フリー走行のケガで決勝をキャンセルしたが、今年はその雪辱と2年ぶり4回目の日本GP制覇に挑む。

    初日9番手のカル・クラッチロー(LCR Honda)は、フリー走行で思うようにタイムを伸ばせず15番手。予選Q1でも思うようにタイムを伸ばせず15番グリッドとなった。ウエットコンディションでセットアップが進まなかったカル・クラッチローは、決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、ポジションばん回に挑む。

    ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、フリー走行19番手、予選も19番手。代役出場の青山博一(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、この日もミシュランタイヤのフィーリングをつかむための一日となり予選21番手。ともに後方からの追い上げに挑む。決勝日も不安定な天候が予想される日本グランプリ。ホームGPを迎えるホンダ勢が、2年連続の大会制覇に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「結果はよかったのですが、スリックタイヤを選択したのは正しくなかったと思います。スリックタイヤには少し早すぎるコンディションでした。とにかく、ものごとのポジティブな面を見ることが大切です。第一に、レインタイヤでいいラップを刻んでいたので最前列にいるということ、次に、フラッグ・トゥー・フラッグのレースになった場合についていくつか確認できたことです。また、ファステストとなったラップではクラッシュを避けることができ、チームの皆が今夜夕飯に行けなくなることが避けられたのでうれしいです。今週末はすべてのセッションがウエットとなっている中、非常にチャレンジングなコンディションで速いペースを保っているので、今までのところいい週末になっていると思いま す。これはとてもポジティブなことです。明日はまたウエットコンディションになりそうですが、ハーフウエットの可能性についても確認します。そしてそうなった場合には、あらゆる状況に対応できるようにしておかなくてはならないと考えています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
    「今日の予選は、条件が変化してコース上が乾いてきたので難しいものとなりました。また、ひどいスピニングに苦しみ、最初の走行からタイヤに安心感を得られませんでした。タイヤを変えたところ感覚がよくなったので、ラップタイムを改善することができました。ハーフウエットでは常にマシンを正しくセッティングすることが難しくなります。今日はエレクトロニクスでも多くの作業をしましたし、またコース自体についてもハーフウエットのときと完全にウエットのときとについて理解を深めました。明日になってみないと分かりませんが、天候がどうなるかを確認し、レースに備えていきたいと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 15番手)
    「今日は全く満足していません。スターティング・グリッドは非常に残念な順位となりました。今の時点では、レイン・コンディションのときにマシンの感覚がよくありません。これまでMotoGPにいたシーズンでは、自分自身は雨に強かったと思うのですが、今は非常に苦戦しています。レインコンディションでも競争力を保ち続けるために、自分のパッケージを改善する必要があると感じています。明日がどのようになるかを確認する必要がありますが、長いレースになるので、皆で今夜データを確認して改善を試みたいと思います」

    ティト・ラバト(MotoGP 19番手)
    「Q1では、セッション開始後すぐにプッシュして2番手になることができましたが、作戦ミスをしてしまいました。ピットに戻ってタイヤ交換をするのではなく、そのまま走行して速度を落とし、タイヤを冷やしてから再びアタックすることにしました。セッションの最後にリアが大きくスライドしてしまったことから、もうやめたほうがよいと思いました。残念でしたが、この状況でも明日はしっかりと戦えると感じています」

    青山博一(MotoGP 21番手)
    「金曜日のFPではミシュランタイヤの限界点を探るためにほとんどの時間を費やし、限界点を理解するまでに時間を要してしまいました。チームは、リアのグリップを向上させるのに非常にがんばってくれました。今回のような状況下では、リアのグリップが重要になるためです。フルウエットのコンディションであれば大丈夫ですが、予選のときのように、路面が乾き始めると話が変わってきます。リアタイヤはオーバーヒートしてしまうのですが、スリックタイヤを履くにはまだ路面が濡れ過ぎていました。全体としては、いい形で前進していますので、明日のホームレースを楽しみにしています」

    関連:【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 予選:ヨハン・ザルコがポール!

  • 【Moto2】 中上貴晶 「今季初ポールポジションを日本で獲得できて嬉しい」

    【Moto2】 中上貴晶 「今季初ポールポジションを日本で獲得できて嬉しい」

    日本グランプリ土曜日午後のMoto2クラス予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶が劇的なポールポジションを獲得した。

    1分53秒776の予選最速タイムを記録した中上貴晶は、明日の決勝レースに、フロントローのトップグリッドから挑みます。一方、チームメートのカイルール・イダム・パウィは、2分00秒099で11列目33番グリッドを獲得した。

    午前のFP3で、中上貴晶は昨日の課題であったフロント周りの改善に取り組み、13番手タイムを記録した。チームメートのパウィも、昨日から大幅な前進を見せ、このセッションでは16番手につけた。

    午後の予選では、セッション前半で中上貴晶は明日の決勝レースを想定したセットアップの煮詰めに集中した。レーシングラインが乾いてきた予選終盤に、最速タイムを叩き出し、タイムシートの最上位につけた。アレックス・マルケスに一度はそのタイムを更新されるが、最終ラップで中上貴晶はさらにそのタイムを上回るというドラマチックな展開で、ポールポジションを獲得した。Moto2ルーキーのパウィは、コース攻略を進め、着実にフィーリングを前進させている。

    明日は、現地時間午前9時10分から20分のウォームアップ走行。23周の決勝レースは、午後12時20分にスタートする予定。

    中上貴晶 (ポールポジション / 1’53.776)
    「このトップグリッドは、今までの中でも最高のポールポジションです。予選終盤は、走るたびに路面が乾いてくる一方でウエットパッチもところどころ残っている難しいコンディションでした。序盤では、ウエットでのセットアップを進めるための走り込みに集中し、終盤10分でスリックタイヤに交換してアタックしました。ファンの方々の応援が、集中力を発揮する大きな力になりました。今季初ポールポジションを地元の日本で獲得できて本当にうれしいです。明日の決勝は、ポールトゥウインを目指して全力で戦います」

    カイルール・イダム・パウィ (33番手 / 2’00.099 / +6.323)
    「予選終盤に初めてドライコンディションで走行することになったので、厳しい結果になってしまいました。明日の決勝レースがドライになるなら、午前のウォームアップもドライで、雨のレースならウォームアップも雨のセッションになってくれればうれしいです。どちらのコンディションでも、決勝レースでは全力を尽くします」

    岡田忠之 チーム監督
    「中上は、ホームグランプリでポールポジションを獲得する、という最高の形で明日の決勝レースを迎えることになりました。金曜日朝から今日の午前までのウエットセッションでも、いい内容でまとまってきています。明日の決勝レースは、もちろん最高の結果を楽しみにしています。パウィはこの難しいコンディションでMoto2を走るのは今日の予選が初めてだったので、十分に対応することができなかったのも仕方ありません。明日が雨のレースになれば、着実に追い上げてポイント獲得圏を争ういいレースをしてくれると思います」

  • 【MotoGP】 スズキ:第15戦 日本グランプリ 予選レポート

    【MotoGP】 スズキ:第15戦 日本グランプリ 予選レポート

    MotoGP ロードレース世界選手権 第15戦 日本グランプリの予選でアレックス・リンスとアンドレア・イアンノーネは、拮抗したタイム差の中でトップ12に入ることに成功した。リンスは1’55.483のタイムで10番手、イアンノーネはそこからわずかに遅れる1’55.617のタイムで11番手となった。

    昨日のセッションで見られた着実なセットアップの進化は今日のセッションでも継続され、二人ともQ2にダイレクトに進むことの出来るベストタイムをマークすることに成功した。

    新型フェアリングによる空力特性が効果を発揮し、フロントタイヤのフィーリングが二人とも良いことから、昨日に続き今日もウエットコンディションとなった状況下でも積極的な走りを展開。朝のセッションでイアンノーネは1’55.499のタイムで総合7番手となり、一方のリンスは1’56.139で総合10番手に付けた。

    ストレートインしたQ2ではコース上がウエットから徐々に乾いていく難しいコンディションとなった。そのために二人のライダーはリスクを避け、コースコンディションが良くなるセッション終盤まで待ち、そこでタイムアップを狙った。その結果、フリープラクティスセッションよりも少しポジションを落とし、リンス10番手、イアンノーネ11番手という予選結果となった。二人とも4列目からのスタートとなり、レースでは順位をリカバリーすることが必要となった。しかしライダー、そしてチームスタッフともにマシンのフィーリングも良いことから決勝へ向けて自信を深めている。

    アレックス・リンス
    「今日の予選セッションは僕のMotoGPのキャリアにおけるベストリザルトだったけど、それ以上にこの週末の予選までの流れはとても良いものだったんだ。午後になってコース上はドライとウエットのミックス状態になってしまったけど、安定したコンディションであれば自信があったし、特にフルウエットならさらに上位進出も可能だと感じていたよ。非常に良いペースを維持できているので、スタート位置は決して良いものではないけど、恐らく決勝は雨になるから、良いレースが出来るはずだよ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「リザルトに対して考えると、僕はハッピーだね。なぜならば、バイクを大きく変更することで、フルウエットからドライとのミックスしたコンディションに対応させようとしたんだけど、それが経験出来たことで、非常に興味深いことを今日は学ぶことが出来たからなんだ。路面がドライになっていく事で、順位を落としてしまったのは予想外だったけれど、非常に興味深く、エンジニアとコンディションに合わせるため、様々なトライをしてみたんだ。そうしたトライをしたことで、明日はどんなコンディションになったとしても、十分に対応できる準備が出来たと僕は考えているよ。ウエットコンディションでのパフォーマンスは、本当に満足のいくものだったんだ。昨日もかなりマシンのセットアップを進めることが出来たと感じたけど、今日はそれをさらに進めることが出来た。GSX-RRのセットアップは着実に進んでいるよ。明日は間違いなくポジティブなレースが出来るはず。もし天気が、みんなが言っているようにフルウエットになってくれればさらにね。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「正直言うと、Q2へのダイレクトインが決まった後、もう少し良い結果を期待していました。アンドレアとアレックスはウエットコンディションでのマシンフィーリングがとても良かったからです。でも路面コンディションが午後になってウエットから時間の経過とともに乾いていく状況となってしまい、結局、何人かのライダーはスリックタイヤを装着するようなドライコンディションとなり、路面コンディションを正確に把握することが難しくなってしまいました。また、今週末の完全なウエットコンディションではタイヤの本数制限から、タイヤマネージメントも簡単ではありませんでした。その結果、我々は10番手と11番手から決勝をスタートすることになりましたが、決勝は恐らくウエットコンディションになるでしょうから、この週末に進めてきたセットアップを武器に、良い結果を得られるようベストを尽くします。きっと面白いレースになると思いますよ。」

    関連:【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 予選:ヨハン・ザルコがポール!