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  • 【MotoGP】 ホンダ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    2018年 MotoGP 開幕戦カタールGP決勝は、予選2番手からトップグループに加わったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2位でフィニッシュした。

    予選2番手から好スタートを切ったマルク・マルケスは、オープニングラップを制するが、2周目にはポールポジションを獲得したヨハン・ザルコ(ヤマハ)がトップに立ち、マルク・マルケス、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)らとともにトップグループを形成した。

    そして終盤に入った18周目にドヴィツィオーゾがトップに立つと、マルク・マルケスがそれに続き、集団から抜け出す展開となった。そして迎えた最終ラップは、ドヴィツィオーゾとマルク・マルケスの一騎打ちとなり、最終ラップの最終コーナーのブレーキングでマルク・マルケスが一度は前に出るが、クロスラインで立ち上がったドヴィツィオーゾが、わずかの差で先着、マルク・マルケスは、0.027秒差の2位でフィニッシュした。

    ウインターテスト、そして開幕戦のレースウイークに入っても好調だったマルク・マルケスは、シーズンを通して苦手なサーキットの一つでもあるロサイル・インターナショナル・サーキットでフロントロー獲得の2番手グリッド獲得、決勝では2年ぶりに表彰台に立つ絶好のスタートに明るい表情だった。

    予選4番手から決勝に挑んだカル・クラッチローは4位でフィニッシュした。オープニングラップは、マルク・マルケス、ザルコ、ペドロサ、ロッシ、ペトルッチに続く6番手。4周目にはペドロサを抜いて5番手に浮上。さらに終盤になると、ペースを落としたザルコを抜いて4番手に浮上した。トップ3の戦いに加わることはできなかったが、終盤は、優勝争いのグループと同じペースで走り、今季の活躍を期待させた。

    序盤、マルク・マルケスに続いて3番手を走行したダニ・ペドロサは、リアタイヤのグリップに苦戦。思うようにペースを上げられずポジションを落とし、最終的に7位でフィニッシュした。期待した結果は残せなかったが、序盤はとても力強い走りをみせた。マルク・マルケス同様、ペドロサもロサイル・インターナショナル・サーキットを苦手としている。そのサーキットで好スタートからトップグループに加わり、ウインターテストの成果を感じさせた。結果は期待したものではなかったが、次戦アルゼンチンGPに向けて手応えのあるレースとなった。

    予選14番手から決勝に挑んだフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がルーキー勢トップの12位でフィニッシュした。好スタートを切ったモルビデリは、オープニングラップ12番手につけると、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、ティト・ラバト(ドゥカティ)らとグループを形成した。ウインターテストでは、MotoGPマシンの攻略にやや苦戦したモルビデリだったが、本番を迎え、大きな一歩を刻んだ。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は16位。中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、予選23番手から追い上げて17位でフィニッシュした。

    マルク・マルケス (MotoGP 2位)
    「なんというレースでしょう。このサーキットはカレンダーの中で最も苦戦する一つなので、2位でフィニッシュすることができてとてもうれしいです。プレシーズンテストで、期待していたことが分かりました。レースではハードフロントタイヤを選択しました。左コーナーで少し苦しみましたが、ミディアムではレースを完走できなかったと思います。最終コーナーでドビ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ)をパスしようとしましたが、彼に負かされてしまいました。正直そうなるんじゃないかと思っていましたが、それでもなにか方法がないかとトライしました。最後はドビの方が僕より持っているものがありました。彼にふさわしい勝利でした。スタートで彼が少し後ろにいましたが、彼が来るのを待っていました。彼の戦略は最後にプッシュすることだと分かっていたし、彼が(ヨハン)ザルコをパスしたとき、『さあ、行くぞ』と自分に言い聞かせました。彼についていき、もう少しではらんでしまうところでしたが、素晴らしいレース、素晴らしいショーになりました。一番うれしいことは今回ストレートで彼についていくことができたことです。これはとてもいいことです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 4位)
    「うれしいです。今日の目標は表彰台に立つことでしたが、ポイント圏内でフィニッシュすることも、一つの目標でした。これは過去2年、達成できなかったことだからです。今年もチャンピオンシップは長いです。冬の間素晴らしい仕事をしてくれたLCR Honda CASTROLチームに感謝したいです。Hondaとして、マニュファクチャラーとして、彼らはエンジンで最高の仕事をしてくれました。これでストレートでは、さらに戦闘的になりました。今日は表彰台のみんなを称賛したいです。彼らは素晴らしいレースをしました。そして楽しかったです。(ヨハン)ザルコの後ろについたとき、『輪ゴム』がはじけたように前の3人が離れてしまいました。彼をパスしたときに僕は彼らと同じようなペースでしたが、彼らに追いつくことはできませんでした。しかし、離れることもありませんでした。それが分かったとき、とにかく完走して13ポイント持ち帰ろうと決めました。次戦は過去にいい結果を残したアルゼンチンなので楽しみです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 7位)
    「全体的にマシンは十分うまく機能していました。レースウイークを通してフィーリングが上がったのでうれしいです。ハードフロントタイヤはとてもいい選択でした。コーナー進入でハードブレーキすることができましたし、安定したペースをキープできました。レースウイークを通してフロントの感触を改善するためにかなり取り組みました。いいスタートを切ることができました。序盤のコーナーの走りには満足しています。残念ながらリアのフィーリングがあまり力強くありませんでした。タイヤはかなりスピンして、3コーナーやセクター4のほかのコーナーでもリアが流れました。開幕戦はとても重要です。この問題がなければ、表彰台争いができたと思うと、とても残念です。でも今後のレースへ向けて自信になりました」

    フランコ・モルビデリ (MotoGP 12位)
    「思っていたよりいい結果でしたし、とてもいいデビュー戦になりました。チームから与えられた目標を果たすことができて、とてもうれしいです。いいスピードがありましたが、最も重要なことはレースを完走し、学ぶことでした。それをこなすことができました。レース序盤はホルヘ・ロレンソやマーベリック・ビニャーレスと走っていました。とてもいい気持ちでした。MotoGPについてさらに理解を深めて前進できるように引き続き、がんばらなければなりません」

    トーマス・ルティ (MotoGP 16位)
    「ポイント圏外でしたが、初めてのレースで16位になれてうれしいです。ウィンターテストを終えたときに思っていたよりもいい結果でした。レースではブレーキングエリアに少し問題があり、何度かはらんでしまい、かなりタイムをロスしました。でも全体的にはテストで学んだように走ることができました。これからすべてを分析して、次のアルゼンチンで前進できるように取り組みたいです」

    中上貴晶 (MotoGP 17位)
    「昨日のフリー走行で転倒した1号車が完ぺきな状態ではなく、今日は2号車で行くことにしました。2号車は、昨日リアホイールのセンサーに問題がありましたが、それも解消して決勝に挑みました。初めて経験するMotoGPのレース。22周を走って、ものすごく勉強になりました。終盤の10周は、1分56秒前半で走れました。このペースで最初から走れていたらトップ10に入れたと思うので、その理由をしっかり確認したいです。今日のレースをしっかり理解できれば、次につながると思います。初めてのMotoGPレースとなりましたが、本当に勉強になりました。次のアルゼンチンで成長した走りをみせたいです」

  • 【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが、2018シーズン開幕戦で3位表彰台を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも1周目の15番手から6位まで挽回し、貴重なポイントを獲得した。

    バレンティーノ・ロッシは8番グリッドから絶好のスタートを切り、オープニングラップで4番手に浮上。さらに表彰台圏内を目指してダニ・ペドロサ(ホンダ)との差を詰めてゆき、2ラップ目を終えたメインストレートでこれに並んで3番手に浮上した。

    前をいくのはヨハン・ザルコとマルク・マルケス(ホンダ)。速いペースではあったがバレンティーノ・ロッシはこのふたりを逃がさないよう1分55秒台をキープする作戦をとる。そして5ラップ目にはマルケスをパスして、いよいよザルコに照準を合わせ11ラップ目の第1コーナーではらんで、アルク・マルケスとアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)に先行を許してしまった。

    最後の5ラップでは、ドビツィオーゾとマルケスには届かなかったものの、ザルコをパスして安定した走りで追いすがる後続を突き放し、トップから0.797差の3位でチェッカーを受けた。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは慎重なスタート。予選12番手から15番手へ後退したが、徐々にリズムをつかむと3ラップ目からチャージを開始し、トップグループと同等のペースで周回を続けて少しずつ近づいていった。残り10ラップになったところで、アレックス・リンス(スズキ)とホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がリタイアし、マーベリック・ビニャーレスは10番手へ。次のラップではジャック・ミラー(ドゥカティ)を、さらに1ラップ後にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)をパスして8番手に浮上した。

    この時点でトップグループを視野に捉えたマーベリック・ビニャーレス。その差は2.5秒ほどあったが、ハイペースをキープして残り3ラップでついにペドロサの背後に迫り1ラップ後にパス。さらにザルコもパスすると、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)にも迫るがわずかに届かず6位でチェッカーを受けた。

    この結果、バレンティーノ・ロッシはランキングトップから9ポイント差の3位。マーベリック・ビニャーレスは15ポイント差の6位。またコンストラクターランキングでは3位、チームランキングではMovistar Yamaha MotoGPが3ポイント差の2位につけている。

    バレンティーノ・ロッシ (3位)
    「すばらしい戦い、すばらしいレースになりました。去年は表彰台を期待していなかったので自分でも驚いてしまったのですが、今年はマシンのフィーリングが良かったので、いいレースができると確信していました。それでも、速いライダーが10人もいたのですから、そのなかで表彰台に上れるかどうかは予想がつきませんでした。グリッド3列目から好スタートして何台か抜くことができたこと、そしてもうひとつは終盤の戦い方が重要な鍵となりました。昨年同様、トップはドビツィオーゾとマルケス。彼らには余裕がありましたが、それについていくことができて、最終的に近づくことができたので満足しています。優勝には届きませんでしたが、開幕戦で表彰台に上れたことは大きな収穫です」

    マーベリック・ビニャーレス (6位)
    「今日は、今までよりもマシンのフィーリングが好みに近づき、とくにリズムが向上してきました。実はここまでマシンのことばかり気になって、あまりスタート練習をしていませんでした。その結果がスタートの失敗に繋がってしまいました。でも今はこうしてフィーリングが回復してきたので、他のことにも気を配れるようになるでしょう。セッティングもとても良くなってきていますが、まだ課題がありますし、電子制御システムについても、もっと自分のスタイルに合ったものにしていく必要があると思っています。そして、先ほど話したスタート練習です。今日のようなレースのあとは、またすぐにレースがしたいと思うものです。モチベーションは非常に高まっていて、今回も優勝のチャンスだってあったと考えています。チームのみんなが、とくに昨日の午後は本当にがんばってくれました。よい方向性が見つかり、とてもよい状態です」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「シーズン開幕戦にふさわしいすばらしいレースになりました。昨日のフリープラクティス第4セッションと今日のウォームアップの走りを見て、ふたりが非常に好調であることは確信していました。バレンティーノは絶好のスタートを切り、これが3位獲得への重要な鍵となりました。そして見事なライディングで上位をキープし、最終的にトップに0.797秒差と近づくことができたのです。一方、マーベリックのほうはグリッド4列目と厳しい状況でしたが、混戦を抜けてからは非常によいペースを維持することができました。1分55秒台前半をコンスタントにキープしたことで、上位グループに近づくことができたのです。ふたりが見せてくれたパフォーマンスはチームをより一層、勇気づけ、鼓舞してくれたものと思っています。ライダーたちに、チームメンバーに、そしてエンジニアに感謝します。3週間後のアルゼンチンGPもこの調子を維持して臨みたいと思います」

  • 【MotoGP】 ヤマハ・テック3:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ・テック3:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコがロサイル・インターナショナル・サーキットで見事なパフォーマンスを見せた。決勝の22ラップ中17ラップまでレースをリード。終盤に入るとタイヤを消耗したことで徐々にペースを落とし8位となった。

    チームメイトのハフィス・シャーリンは、初めてのMotoGP決勝に臨み、1周目を17番手で終了。その後も順調に走行を続け、並み居るベテランライダーとバトルしながらポジションをあげ、14位でチェッカーを受けた。これで母国マレーシアに初となるMotoGPポイントを持ち帰ることとなった。

    ヨハン・ザルコ (8位)
    「素晴らしい週末になりました。ポールポジションからのスタートはやはり気分が違うし、それによってMotoGPのトップライダーたちと競り合うことができました。初めからレースをリードしたいと考えていたので、スタートで飛び出してトップに立ち、その後も気持ちよく走ることができました。ライバルたちより速かったというわけではありませんでしたが、誰も私を抜くことはありませんでした。しかし残り7ラップまで来たところでアドバンテージを広げようと少しプッシュしたとき、フロントに違和感がありました。そして残り5ラップでは何台かに抜かれ、フロントを正しく使えていないということに気づきました。そのあとは非常に厳しい状態になり8位まで順位を下げましたが、それでもリタイアよりはずっと良い結果です。このような難しいコンディションのなかでは、完走することが最も重要です」

    ハフィス・シャーリン (14位)
    「とても気持ちよく走ることができました。チームのみんながすばらしい仕事をしてくれたおかげなので、彼らに心から感謝しています。初めて出場したMotoGPでポイントを獲得することができたことは、正直なところ自分の予想を超える出来事でしたが、集中し、モチベーションを高めていけばそれも可能なのだということがわかりました。決勝では少しナーバスになっていました。ミスをして転倒したくないと思っていたからです。でもこうして最後まで走りきり、チームに2ポイントを持ち帰ることができて本当にうれしく思います。次回はライバルたちと競合えるように、ハードなトレーニングを続けてしっかり準備を整えてきます」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「MotoGPにとって、そしてMonster Yamaha Tech3にとって非常にすばらしいレースになりました。昨晩はポールポジションに歓喜しましたが、決勝は激しく厳しい戦いを想像していたので、ザルコ選手がレースをリードすることは期待していなかったのです。ところが彼は順調にラップを重ねていたので、優勝の可能性もよぎっていたのですが、終盤になると厳しい状況になりひたすらゴールを目指すだけでした。トップグループは8台の接近戦でしたが、ザルコ選手はその最後尾までポジションを下げてしまいました。しかし私たちは、ポジティブな気持ちを失ってはならないと思いました。彼は確かに優勝争いを演じ、次回も必ず優勝を目指してプッシュするでしょう。それが彼とチームの目標だからです。そしてシャーリン選手もまた、ウイークを通じて本当にすばらしいパフォーマンスを見せてくれました。予選で好位置を獲得したあと、私たちとしては、ミスをしないようにすることだけを伝えました。スタートでは少し遅れてしまいましたが挽回し、大勢のGPライダーとバトルし、彼にとって人生初のMotoGP決勝で、最終的に2ポイントを獲得したのです。この先はまだ長い道のりですが、今日の彼に心からおめでとう。そしてザルコ選手とチームのみんなにも大きな祝福を贈りたいと思います。彼らはみな本当によくがんばってくれました。今回の結果を受け入れ、次のアルゼンチンに向けてまた気持ちを集中していきます」

  • 【MotoGP】 スズキ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    スズキは、MotoGP 開幕戦カタールGPでアンドレア・イアンノーネがトップ10フィニッシュ。アレックス・リンスは悔しい転倒でリタイヤだった。

    共にフロント・ミディアム、リア・ソフトという同様のタイヤコンビネーションでカタールGP決勝に挑んだチームスズキエクスターライダーのアンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスは、スタートシグナルと共にコースに飛び出し、後方11番手からスタートしたイアンノーネは一気にポジションをジャンプアップし、フロントグループに喰い込む。

    その後もレース中盤までトップグループでバトルを繰り広げたが、中盤以降フロントグリップに苦しみ、徐々にペースダウン。我慢を強いられるレースとなるも、終盤までバトルを繰り返しながら、開幕戦を9位で終える。

    一方MotoGP2年目のシーズンを迎えたアレックス・リンスは、スタート直後にポジションダウンし、チームメイトにも先行を許すことになるも、2度のファーステストラップを記録(3ラップ目・1:55.675、6ラップ目・1.55.331)しながら、ハイペースでフロントグループを追い上げ、トップ5フィニッシュを目指して果敢に攻め続ける。しかし残り10周のサインを通過した先の2コーナーでミスをし、わずかにオーバーラン。汚れた路面でフロントが切れ込み、痛恨の転倒を喫して、そのままリタイヤとなった。

    アンドレア・イアンノーネ
    「結果には納得していないけど、昨年のカタールGPと比較すると内容的にはかなりの進化を感じられたから、残念な反面、不満ってことはないよ。GSX−RRのポテンシャルも改めて実感することができたしね。スタートはうまくいって、序盤はトップグループに問題なくついていくことができたのだけど、中盤にフロントのグリップが低下してからは自信を持って攻めることができなくなってしまった。昨日も同じ問題を抱えていたのだけど、テストの時とフィーリングが違うのは、路面のコンディションのせいじゃないかと思っているんだ。だとしたら問題解決はそんなにややこしくないのだけどね。とにかく開幕戦は完走したかったから、転倒しないように注意して最後まで走ったけど、全てはポジティブな方向に進んでいると思っているし、良い結果に繋げられる自信もある。アルゼンチンGPが待ちきれないよ。」

    アレックス・リンス
    「決勝は残念な結果になっちゃったけど、決勝リザルトを除けば、今週は大きな収穫のあった週末だと思っているよ。スタートはいまいちだったけど、レースは良いペースで走れたし、ドビツィオーゾの後ろを走っている時は、かなりフィーリングもよかった。ホームストレートでペトルッチと競り合った時、抜かれないようにちょっと無理したために転倒しちゃったのだけど、それも含め、今後に向けて多くの事を学んだよ。スタートと序盤がいかに大事なのかもよく分かったしね。マシンのポテンシャルは十分証明できたので、アルゼンチンでは結果を残せるよう、さらに頑張るよ。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「今日の結果は、私たちが期待していたものとは違っていました。アレックスは途中までは非常に良いレースをしてくれ、トップグループに喰らいついていけたのですが、残念ながらレース半ばで転倒してリタイヤとなってしまいました。アンドレアのペースも予想していたよりは苦戦し、思ったペースでは走れなかったのですが、最後までなんとか我慢して、完走という結果を残してくれました。非常に残念なレースではありましたが、私たちのパフォーマンスの片鱗は見せることができたと思うので、また再びチャレンジをしたいと思います。今は早く次のレースをしたくて仕方がありません。引き続き応援をよろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「決勝結果はもちろん満足のいくものではありませんでしたが、今週末は、今後に反映できる数々のポジティブな要素もありました。アレックスは今日素晴らしいレースをしていたのに、レース中盤で転倒・リタイヤとなってしまい、結果に繋げられなかったことが本当に悔やまれますが、彼のパフォーマンスが、我々が確実にステップアップしていることを証明してくれたと思っています。まだまだシーズンは始まったばかりで、雪辱のチャンスはたくさんあるはずなので、まずは次戦のアルゼンチンで再びチャレンジしたいと思います。アンドレアは、スタート直後はよかったのですが、フロントのグリップが落ちてからは思うようにプッシュできず、トップグループに取り残される形で9位ゴールとなりました。しかし彼に関してもポジティブな要素は多々あるので、まずは現状の問題解決に向け、早急に対処の方法を考え、引き続き、次戦に向けて準備を進めていきます。」

  • 【MotoGP】 開幕戦カタールGP 結果:アンドレア・ドヴィツィオーゾが優勝

    【MotoGP】 開幕戦カタールGP 結果:アンドレア・ドヴィツィオーゾが優勝

    MotoGP 開幕戦カタールGPの決勝が18日(土)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。

    気温21℃、路面温℃23℃のドライコンディションで行われた22周の決勝レースは、ポールポジションからスタートしたヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)を先頭に上位10台がひとつのグループを形成する展開。

    そして、18周目のターン1でアンドレア・ドヴィツィオーズとマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がヨハン・ザルコを攻略。その後は二人のテール・トゥ・ノーズのバトルとなった。

    最終ラップの最終コーナーでマルク・マルケスが仕掛けたが、立ち上がりでアンドレア・ドヴィツィオーゾが前をキープ。わずか0.027秒差でフィニッシュラインを先に通過して、今シーズン最初のウィナー、自身9勝目を挙げた。

    3位にはコンマ7秒差でバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が続いた。ロッシは18周目にヨハン・ザルコを抜いていたが、その後は上位2人のペースについていくことができなかった。

    4位にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、5位にはダニロ・ペトルッチ(プラマック)、6位にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ、7位にはダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続いた。

    レースの大半をリードしていたヨハン・ザルコだが、最終結果は8位という結果だった。

    スズキ勢は、アンドレア・イアンノーネが9位でフィニッシュ。アレックス・リンは12周目にターン2で転倒してリタイア。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)も同じ周に転倒してリタイアしている。

    日本人として4年ぶりのMotoGPにフル参戦する中上貴晶(LCR・ホンダ・イデミツ)は、23番グリッドから6つポジションを上げて17位でフィニッシュした。

    2018年 MotoGP 開幕戦 カタールGP 結果

    順位 No. Rider Team Gap
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム  
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム +0.027
    3 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP +0.797
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール +2.881
    5 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング +3.821
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP +3.888
    7 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム +4.621
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 +7.112
    9 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター +12.957
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング +14.594
    11 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング +15.181
    12 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +16.274
    13 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム +19.788
    14 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 +20.299
    15 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム +23.287
    16 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +24.189
    17 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ +24.554
    18 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +31.704
    19 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ +34.712
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ +37.641
    21 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング +46.706
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング  
      42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター  
      99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム  
  • 【MotoGP】 ホンダ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    MotoGP 開幕戦カタールGPの予選は、終日、強風が吹き荒れ、砂煙に苦しめられる厳しいコンディションとなった。しかし、予選では、2008年にホルヘ・ロレンソ(当時ヤマハ)がマークした1分53秒927のサーキットベストタイムを、フロントローに並んだ3選手が10年ぶりにブレイクするハイレベルな戦いとなった。

    この日の1回目の走行となるFP3は14時35分から15時20分までの45分間で行われた。このセッションは風と砂煙がもっともひどい時間帯となり、前日のタイムをほとんどの選手が更新できなという厳しい状況だった。

    しかし、日没後の19時20分から19時35分までのQ1、19時45分から20時までのQ2は、風がやや弱まり、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が1分53秒882の好タイムをマークして2番手グリッドを獲得。シーズン開幕戦の決勝をフロントローから挑むことになった。昨年の大会は4位に終わり表彰台を逃したが、明日の決勝は、優勝はもちろんのこと、表彰台獲得を目標に挑む。

    初日のフリー走行で8番手につけたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、予選でも好走を見せ4番手につけた。フロントロー獲得は逃したが、ウインターテストの好調をしっかりアピールした。昨年の大会は予選9番手からリタイア。今年はトップグループの戦いに加わり、優勝、そして表彰台獲得を目指す。

    初日7番手のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、セッション中にフロントロー獲得を期待させるタイムをマーク。最終ラップのアタックまで3番手につけていたが、大接戦の戦いの中で7番手へとやや後退し、3列目から決勝に挑むことになった。期待するフロントローは獲得できなかったが、マルケス、クラッチローとともに、優勝、そして表彰台獲得が期待される。

    初日18番手のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、初めて経験するMotoGPクラスの予選で、ルーキー勢トップの14番グリッドを獲得した。チームメートのトーマス・ルティは、フリー走行19番手から1つポジションを上げて18番グリッド。

    初日15番手とまずまずのスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP4で転倒を喫し、その影響でセカンドバイクでQ1に挑むことになり、思うようにタイムを伸ばせず23番手へと後退した。決勝では、後方からの追い上げのレースが期待される。

    マルク・マルケス (MotoGP 2番手)
    「プレシーズン中は、一生懸命に取り組んできました。この結果はとてもうれしいです。このサーキットでは、かなりの仕事をこなしてきましたが、マレーシアのセパン同様、あまり得意なサーキットではありません。今日はシーズン最初の本当の「タイムアタック」となり、フロントローを獲得しました。ここはいつもならかなり苦戦するところなので、とても満足しています。目標はフロントロー獲得だったので、それを達成できて、まるでポールポジションを獲得したような気分です。ヨハン(ザルコ ヤマハ)はすばらしい走りをしました。彼は僕たちより一歩前にいました。とにかく決勝レースは厳しく長いものになると思います。安定したペースをキープしていいレースにしたいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 4番手)
    「1分54秒の壁を越えれなかったことが残念ですが、4番手を獲得できて十分うれしいです。ポジティブなことはマシンの感触がとてもよかったことです。でも、小さなミスがいくつかありました。それでコンマ数秒落としてしまいました。フロントローの3人にはおめでとうと言いたいです。彼らはこのようなコンディションでもうまく走りました。とても忙しいセッションでしたが、次はレースに集中しなければなりません。これがレースウイークで一番大事なことです。明日に向けてすばらしいペースがあります。とても快適で、自信もあります。でも19戦ある長いシーズンなので、いい形でシーズンをスタートできたら最高です。目標はもちろん表彰台ですが、それが達成できなかったらチャンピオンシップのことを考えなければなりません」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 7番手)
    「この結果に100%満足していませんが、だからと言って、喜んでいないわけでもありません。コンディションは期待していたものとは違いました。僕にとってここは完ぺきなサーキットではありません。それに加え、ここの予選はいつも難しいです。ポジティブなことはFP4でマシンのセットアップを少し進めることができたことです。このサーキットは、風と砂の影響でコンディションが毎日変わります。セッション毎に変わるので、明日のコンディションがどうなるか様子を見なければなりません。タイヤの選択はスタートと同様に決勝レースのカギになると思います。予選7番手なので、いいスタートを切って、トップグループとうまくバトルをして、いいリズムをつかまなければなりません」

    フランコ・モルビデリ (MotoGP 14番手)
    「初めてのMotoGPの予選は、感触がよかったです。アドレナリンが流れました。ここで行ったウインターテストのタイムを再現できたことがうれしいです。まだコーナー出口の加速に少し苦戦していますが、チームがセットアップで解決策を見つけてくれると思います。僕のレースペースは、ポイント獲得争いができると思います。もしそれが実現できれば、MotoGPのデビュー戦としてはとてもいい結果です」

    トーマス・ルティ (MotoGP 18番手)
    「初めてのMotoGPの予選は僕にとって、とてもポジティブでした。特にラップタイムが上がりました。15分しかないので簡単ではありません。速いタイムを出すためにはいいプランが必要です。チームは多くの経験があるので、僕は自分のライディングに集中しました。タイヤのエッジの限界を感じられるにようになってきたのはいいことです。引き続き、初めてのMotoGPのレースに向けて調整して準備を整えたいです」

    中上貴晶 (MotoGP 23番手)
    「FP4で左の15コーナーで転びました。このとき初めてフロントにハードを入れて走ったのですが、フロントブレーキを握っていったときにフロントから転んでしまいました。そのため、Q1はフロントにミディアム、リアにソフトを入れて、転倒していない方のセカンドバイクでアタックすることになったのですが、リアホイールのセンサーに不具合が出ました。電子制御がきちんと作動せず、ちゃんとアタックできませんでした。そもそも自分が転倒したことがいけなかったのですが、とても残念でした。明日は気持ちを切り替えて挑みたいです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ・テック3:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ・テック3:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが、ロサイル・インターナショナル・サーキットのコースレコードとなる1分53秒680をマーク。2018シーズン開幕戦のポールポジションを獲得した。

    チームメイトのハフィス・シャリンも健闘。フリープラクティス第3セッションでトップ15とすると、初のMotoGP予選でもすばらしい走りを見せ、15番手を守り抜きグリッド5列目を獲得した。

    ヨハン・ザルコ (予選トップ/1分53秒680)
    「とてもうれしいです。最高の形でシーズンをスタートできました。フリープラクティス第4セッションで転倒。怪我はなかったとは言え、予選直前の転倒はいいことではありませんね。それでも、マシンのフィーリングは抜群で、私自身も前回のテスト同様に好調だったので問題はありませんでした。レコードを更新できたことはとても誇りに思っています。でも重要なのは明日の決勝なので、レースディスタンスでのペースは最高とは言えません。しかしポールポジションからのスタートがチャンスを与えてくれるはず。優勝を目指してがんばります」

    ハフィス・シャリン (予選15番手/1分55秒258)
    「今日はとても順調な1日になりました。それでも第9コーナーでのミスがなければ、あとコンマ1秒伸ばせたのではないかと思っています。いずれにしても、初のMotoGPを15番グリッドからスタートできることは私にとってとてもうれしいことですし、支えてくれるチームの仕事ぶりにも感激しています。これからは決勝に集中し、22ラップのなかでミスなく、まずはしっかりとしたリザルトを残したいと思います」

  • 【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシはロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた15分間のQ2のなかで8番グリッド(3列目)を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスはQ1からQ2へ上がったが、十分にフィーリングをつかみきれないまま12番手(4列目)となった。

    フリープラクティスの第4セッションでハイペースを見せたバレンティーノ・ロッシは、その勢いのままに15分間のタイムアタックに臨み、クリアスペースを利用して5番手へ浮上した。

    全体的に落ち着いてきた2回目のトライでは55秒台を破り1分54秒850としたが、順位では9番手へ後退した。約6分半を残してタイヤを交換。2分後にコースに戻りポジションアップを目指してアタックすると、1分54秒389まで更新して8番手となった。トップとの差は0.709秒。決勝はグリッド3列目の真ん中となった。

    マーベリック・ビニャーレスは、強風によって砂が浮きグリップレベルが低下したフリープラクティス第3セッションで苦戦。直接Q2へ進むことができず、Q1からの復活を目指すこととなった。そのQ1では真っ先にコースに出て行くと、最初のアタックで1分54秒710を記録して暫定トップに。セッション終盤ではさらに1分54秒637へ更新し2番手でQ2進出を果たした。

    Q2も同様の作戦で臨み、シグナルグリーンとともにコースイン。最初のトライではクリアラップがとれず9番手に留まったが、次のチャンスで1分54秒745へ更新して8番手に浮上した。ここでピットに戻りタイヤ交換を行うと、再びタイムアップを図ったマーベリック・ビニャーレスは、チェッカーフラッグ提示後の最後のチャンスで1分54秒707をマーク。結果はトップから1.027秒差の12番手。決勝グリッドは4列目となった。

    バレンティーノ・ロッシ (予選8番手/1分54秒389)
    「ラップタイム自体は悪くなかったのですが、ポジションは望んでいたものにはなりませんでした。1分54秒3であれば2列目は可能だと考えていたのですが、残念ながら届きませんでした。3列目からのスタートは難しくなりますからね。10台から12台が非常に良いペースで走っていて、僕の前後もとても速いのです。私ももちろんよいペースではありますが、決勝がどのような展開になるかは、まったくわからない状況といってよいでしょう。すべてはレース後半にかかっています。もしもタイヤが残っていれば最後までペースをキープできるでしょう。予選ではとくにリアのスピンに苦しみましたが、明日の決勝ではフロントが心配。というのも最も気に入っているフロントタイヤは、終盤で厳しくなってしまうのです。でも今日はまだ土曜日。明日の日曜日までには改善すことができると思います」

    マーベリック・ビニャーレス (予選12番手/1分54秒707)
    「フリープラクティス第4セッションで、かなり自信をつかむことができました。とくにロングランではフィーリングがよくなって、気持ちよく乗ることができました。でもまだ改善が必要で、これからは自分のライディングスタイルも生かしていきたいと考えています。明日もまた一歩前進し、決勝では予選以上のポテンシャルをお見せしたいと思います。新しいセッティングを取り入れているので、まずはそれに自信を持てるようにならなければなりません。明日が楽しみです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「路面コンディションがもっとよくなると期待していましたが、第3セッションでは、強風で砂が吹き寄せられて逆に悪化しました。これに私たちは大きな影響を受けてしまいました。しかし第4セッションでは、ふたりともかなりよいところを見せてくれ多くの収穫がありました。今日もまた一歩前進することができたのはよかったのですが、そのポテンシャルを予選結果に反映することができず残念です。明日の決勝は激しい戦いになるでしょう。とくに開幕戦はライダーたちも特別な気持ちで臨み気持ちも昂ります。夜の決勝ではコンディションが変わってしまうのはわかっていますが、ウォームアップを有効に使ってマシンを仕上げていきます」

  • 【MotoGP】 開幕戦カタールGP 予選:ヨハン・ザルコがポールポジション

    【MotoGP】 開幕戦カタールGP 予選:ヨハン・ザルコがポールポジション

    MotoGP 開幕戦カタールGPの予選が17日(金)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)がポールポジションを獲得した。

    記念すべき2018年シーズン最初のポールポジションを獲得したのはヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)。10年ぶりにベスト・ポールを0.247秒更新する1分53秒680とい驚異的なラップで最高峰クラスで通算3度目、ドライコンディションでは初となるポールポジションを獲得した。

    2番手には0.202秒差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3番手には0.207秒差でダニロ・ペトルッチ(プラマック)が続いた。

    2列目にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)が並ぶ。

    ヤマハ勢はバレンティーノ・ロッシが8番手、マーベリック・ビニャーレスが12番手だった。残りのワークス勢ではダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が7番手、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が9番手だった。

    日本人として4年ぶりのMotoGPにフル参戦する中上貴晶(LCR・ホンダ・イデミツ)は、FP4で転倒してスペアカーで予選に挑むことになったことも響き、最後列23番グリッドからスタートすることになった。

    2018年 MotoGP 開幕戦 カタールGP 予選 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分53秒680
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分53秒882
    3 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分53秒887
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分54秒072
    5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分54秒074
    6 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分54秒339
    7 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分54秒368
    8 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分54秒38
    9 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分54秒431
    10 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分54秒449
    11 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分54秒619
    12 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分54秒707
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒130
    14 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分55秒169
    15 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分55秒258
    16 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分55秒2773
    17 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒3880
    18 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分55秒381
    19 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分55秒392
    20 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分55秒553
    21 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分55秒6388
    22 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分55秒7706
    23 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分56秒401
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分56秒545
  • 【MotoGP】 ホンダ:開幕戦 カタールGP 初日レポート

    【MotoGP】 ホンダ:開幕戦 カタールGP 初日レポート

    2018年シーズンの開幕戦となるカタールGPの初日は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が順調にセットアップを進めた。セッションは、日中に行われたFP1は31℃、夜になってから行われたFP2は25℃と、気温と路面温度が大きく変化する、難しいコンディションの中で行われた。

    3月1日(木)から3日(土)までの3日間、ロサイル・インターナショナル・サーキットでは公式テストが行われた。各チームともにサーキットのデータは十分あるが、FP1は路面温度が高く、路面コンディションもよくなかったため、選手たちを悩ませた。しかし、FP2は路面温度も気温も下がり、グリップもよくなったことで、ほとんどの選手がタイムを1秒ほど短縮。トップから1秒差以内に14台がひしめく接戦となった。

    その中でHonda勢は、総合順位ではトップから0.489秒差の6番手だったが、ライバルを圧倒する1分55秒から54秒台のハイペースでラップを刻んだマルケスが、好調なスタートを切った。1回目はフロントにミディアム、リアにハード。2回目はフロントにミディアム、リアにソフトを選択した。2日目は、FP3でQ2進出を目指し、コンディションが大きく変わるQ2ではフロントロー獲得を目指す。ウインターテストのデータも十分にあり、準備はできている。

    チームメートのダニ・ペドロサがマルケスに続く7番手。FP1は路面コンディションがよくなく、RC213Vのフィーリングを確認する作業となった。FP2では、フロントにマルケスと同じミディアムを選択、リアはミディアムとソフトの2種類をテストしてベストタイムはソフトでマークした。2日目のFP3と予選は、コンディションの違う難しい一日になるが、マルケスとともにQ2進出とフロントロー獲得を目指す。

    クラッチローがRepsol Honda Teamの2人に続いて8番手と、Hondaワークス勢の3人が僅差で並んだ。今年のウインターテストで好調な走りを見せていたクラッチローは、レースウイークに入っても好調さをキープしている。タイヤの選択はマルケスと同じで、2日目のFP3ではダイレクトでQ2進出を目指し、マルケス、ペドロサとともにフロントロー獲得を目指す。

    ルーキー勢も、難しいコンディションの中、まずまず順調なスタートを切った。ウインターテストで好調だった中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、トップから1.333秒差の15番手。カタールテストでは最終日に大きな転倒を喫し、不安を残す終わり方になってしまったが、初日のフリー走行で転倒前のフィーリングを取り戻し、2日目のFP3ではQ2を目指して全力を尽くす。

    昨年のMoto2チャンピオンのフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)はトップから1.604秒差の18番手、チームメートのトーマス・ルティが僅差の19番手で続いた。2日目のFP3では、中上同様、タイムの短縮とQ2進出を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 6番手)
    「初日を終えて、全体的には十分満足しています。初めてコースに出たときに、テストのときとフィーリングが同じかどうかを確認したのですが、路面コンディションが変わっていたので、タイヤがうまく機能するよう、セットアップを調整していかなければならないと思いました。明日は前のライダーたちとのギャップを縮められるようにしたいです。今日の感じでは、もっと改善できると思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 7番手)
    「テストのときとはコンディションが少し違いました。そのため、感触も変わりました。2週間前に行った3日間のテスト最終日は、アスファルトのコンディションがかなりよくなったのですが、今日は少し汚れていました。そのため、最初は快適さが少し欠けましたが、一日かけてそれが改善されました。これはポジティブなことです。ライバルたちが速いことは分かっていますが、ラップタイムは僅差で、同じようなタイムのライダーがたくさんいます。明日のコンディションがどうなるか、様子を見たいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
    「トップから0.5秒ほど遅れていますが、それでも今日は十分にポジティブでした。一日を通して力強さを感じましたが、最後のラップでは全くいい感触をつかめませんでした。トップ10には入っていますが、セッションの序盤と中盤は力強さがあったので、8位という順位は残念です。チャタリングが出たのでその原因を調べていますが、明日はいいラップタイムを出すのが難しいかもしれません。今日は、これまで行ってきたウインターテスト同様、全体的には満足のいくものでした。本来なら、僕のペースはもっといいと思うので8位という結果には満足していません。明日はもっと速く走れることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 15番手)
    「今日はコンディションがとてもトリッキーでした。FP1は路面温度が高くてグリップがありませんでした。でも、FP2は気温も路面温度も下がり、タイムが上がるのは分かっていたので、落ち着いて走ることができました。テストのときと同じで、今日もセクター1が遅く、その部分を攻略しなければなりません。特に1コーナーのブレーキングで止まりきれず、ロスしています。2コーナーもテストで転倒しているところなので、気持ちよく乗れていません。その転倒で、テスト最終日は最悪のかたちで終えていたので、今日走ってやっと転ぶ前の状態に戻ってきました。もう少しいきたかったし、テストよりいいタイムを出して終わりたかったです。今日からシーズンが始まりますが、テストのときとは緊張感が違うなあと感じました。今日は難しいコンディションだったので、タイヤなどは、ほかのHondaライダーの情報を参考にして走りました」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 18番手)
    「今日のFP1ではいくつか問題がありました。FP2でも新品のタイヤを使ったときに運に恵まれませんでした。でも、明日はもっといい感触をつかめると思います。みんな力強くレースウイークをスタートしましたが、自分も前進する自信はあります。数多くのテストをこなしてきました。データもたくさんあります。今はとにかくレースをしたいという気持ちです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 19番手)
    「FP2ではフロントの感触が改善され、大きな一歩となりました。そのおかげで、ほかの部分でも前進するという相乗効果が生まれました。上位のライダーたちとの間に大きなギャップがありますが、今は気にしていません。まずはマシンを理解して、レースに向けていい感触をつかむことに集中しています」