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  • 【MotoGP】 ヤマハ:第3戦アメリカズGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第3戦アメリカズGP 初日レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、MotoGP 第3戦アメリカズGPを順調にスタート。好天に恵まれたこの日、絶好のライディング・コンディションを十分に活用してトップ10入りを目指したふたりは、総合成績でそれぞれ3番手と4番手を獲得した。

    マーベリック・ビニャーレスは第1セッションで昨年の走りを再現。

    開始早々から素早くペースを上げてセッションのほとんどをセッティング作業に費やしたあと、終盤でタイムアタックを行った。そして2分06秒257のベストタイムを記録し、トップに0.727秒差の3番手を獲得した。

    第2セッションも第1セッション同様の好調ぶり。マシン・セッティングの向上を受けてさらにペースが上がり、終盤では2分04秒863へ更新してトップとの差を0.264秒まで短縮した。順位は変わらず3番手。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、今回もウイーク初日にトップ10入りを確保する作戦。第1セッションからハイペースと安定したリズムをキープし、周回が進むごとに少しずつタイムを短縮した。そして何度か暫定3番手につけたあと、2分05秒926に更新するとマーベリック・ビニャーレスを抜いて2番手へ浮上。最後までこのポジションを維持し、トップに0.396秒差と迫ってセッションを終了した。

    午後からの第2セッションでもハードプッシュを続けながら、マシンバランス、タイヤ、電子制御システムなどの調整に取り組んだ。残り6分の時点で8番手に下げていたバレンティーノ・ロッシは再びタイムアタックに臨み、最終ラップに2分04秒958を記録して4番手に浮上した。トップとの差は0.359秒。

    この結果、Movistar Yamaha MotoGPのふたりは 総合成績で3番手と4番手を獲得し、2日目のフリープラクティスと予選に臨む。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは第2セッションで第1セッションのタイムを1.191秒短縮して13番手。一方のハフィス・シャーリンは、GPカレンダーのなかでも最も厳しいコースのひとつ、COTAの攻略法を学びながら、第2セッションで2.6秒も短縮してルーキー勢トップに立った。明日はさらにペースアップを目指し、現地時間9:55からフリープラクティス第3セッションに臨む。

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合3番手/2分4秒863)
    「第2セッションの好調に満足しています。序盤でソフト・コンパウンドを試したときにあまりフィーリングが良くなかったので、終盤のタイムアタックでもソフトタイヤを履かなかったのですが、そのなかでもとても良いタイムを記録することができました。もちろん、ソフト・コンパウンドでもいい走りはできると考えているので、まだまだ改善していく余地があります。前の2戦よりも好調に初日をスタートすることができました。明日はさらにペースを上げ、安定性も増していきたいと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合4番手/2分04秒958)
    「ペースがとてもよく、第2セッションでも4番手まで挽回できたので良かったと思います。おもに決勝用セッティングに取り組みましたが、ミディアム・タイヤを履くとグリップがやや劣る状態なので、ここは改善が必要だと考えています。天気予報では明日は雨が降るようですが、状況をしっかり見ていきたいと思います」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「ウイーク初日を順調にスタートすることができました。COTAはとても特徴的なコースで、とくに午前中の難しいコンディションのなかでは、マーベリックもバレンティーノもチャレンジを強いられました。しかしふたりは第1セッションのスタート直後からマシンに好感触をつかんで気持ちよく乗れていたようです。路面コンディションが悪いなかでも好タイムを記録し、ハイペースとハイスピードをはっきりとアピールしてくれました。午後はおもにマシン・セッティングに取り組み、とくに路面のバンプをうまく吸収する方法とリアグリップの向上を課題としました。そのなかでタイヤについては3種類のうち2種類をテストすることができたのも良かったと思います。しかし今日の最大の目標はトップ10に入ることです。天気予報によれば明日はあまり良くないようなので、もし雨が降れば今日の結果がそのまま採用されることになるでしょう。そうなれば私たちはQ2進出することができますから」

    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合13番手/2分05秒933)
    「テキサスでの初日は厳しいスタートになりました。午前中のセッションはアンラッキーで、いくつかのメカニカル・トラブルが出てしまったため思うように仕事を進めることができませんでした。終盤でようやく、いいタイムが出るようになっていたのですが、午後はまた苦戦。何度か良いフィーリングもあったので、ソフト・コンパウンドを履けばタイムも上がってくると考えていたのですが、実際には逆に下げることとなってしまいました。原因がよくわからないままトップ10を逃したことは非常に残念です。明日も晴れてくれればフリープラクティス第3セッションでまたプッシュできますし、そのなかでマシンを改良し、自分のペースを見つけていくこともできると思うのですが…」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合16番手/2分06秒219)
    「第2セッションはとても気持ちよく走ることができました。全体的に進化できたのだと思います。とくに終盤は好調で、ルティ(T・Lüthi)にかなり接近していたのですが、彼の目の前で中上が転倒したため、私たちふたりはペースを緩めなければならなくなりました。自信があったし、もっと速く走れると思っていただけに残念。でもアンラッキーとは言え、結局は私の戦略ミスということだと思います。明日はもっと頑張ります。好天が続いてくれれば上位との差を縮めていけると思っています」

  • 【MotoGP】 第3戦アメリカズGP:マルク・マルケスがトップ発進

    【MotoGP】 第3戦アメリカズGP:マルク・マルケスがトップ発進

    MotoGP 第3戦アメリカズGPのフリー走行が4月20日(金)に米国テキサス州・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がトップタイムを記録した。

    一周5.513kmのCOTAは、アップダウンに富んだハイスピード&テクニカルコース。ハードなブレーキングからの加速、そして連続する中高速コーナーでのハンドリングなど、マシンの総合力とライダーのスキルが求められる。

    フリー走行1回目のトップタイムはマルク・マルケスが記録した2分05秒530。2番手には前戦アルゼンチンGPでマルケスと接触して遺恨の残るバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が0.396秒差で続いた。

    3番手にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)、4番手にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、5番手にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、6番手はアンドレア・ドヴィツィオーズ(ドゥカティ)とワークスチームが上位に並んでいる。

    今年、LCR・ホンダで日本人として4年ぶりのMotoGPにフル参戦する中上貴晶は7番手タイムをマークした。

    フリー走行2日目は日本時間26時5分から再び45分間で行われる。

    2018年 MotoGP 第3戦 アメリカズGP フリー走行1回目 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分05秒530
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分05秒926
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分06秒257
    4 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分06秒480
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 2分06秒539
    6 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分06秒734
    7 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 2分07秒010
    8 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分07秒93
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分07秒124
    10 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分07秒211
    11 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分07秒431
    12 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分07秒459
    13 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 2分07秒523
    14 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 2分07秒662
    15 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 2分07秒874
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分07秒948
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分08秒161
    18 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分08秒234
    19 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分08秒372
    20 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 2分08秒819
    21 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分09秒111
    22 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 2分09秒327
    23 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 2分09秒708
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 2分10秒426
  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    MotoGP 第3戦アメリカズGPが、4月20日(金)~22日(日)の3日間、米国テキサス州・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催される。アメリカズGPは2013年に初開催され、今年で6年目を迎える。

    初開催となった13年には、MotoGPクラスにデビューしたばかりのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が次々に新記録を樹立し、多くのレースファンの記憶に残る大会となった。

    予選では、MotoGPクラスへのデビュー2戦目にして、初のポールポジション(PP)を獲得。1982年のスペインGP(ハラマ)でフレディ・スペンサーが樹立した20歳と153日という最年少記録を20歳と62日でブレイクした。そして翌日の決勝では同じく1982年のベルギーGPでスペンサーが樹立した20歳と196日という初優勝記録を20歳と63日でブレイク。最高峰クラス最年少優勝記録を、実に31年ぶりに塗り替えた。

    同年に、マルケスはシーズン6勝を挙げてタイトルを獲得する。これもまた、スペンサーが83年に21歳と258日で達成した史上最年少でのタイトル獲得を20歳と266日で達成し、30年ぶりに記録を塗り替えた。

    以来、マルケスにとってCOTAは、最も相性のいいサーキットの一つで、初開催の13年から5年連続でポール・トゥ・ウインを達成しており、今年はその記録の更新へ期待が膨らむ。

    一周5.513kmのCOTAは、アップダウンに富んだハイスピード&テクニカルコース。ハードなブレーキングからの加速、そして連続する中高速コーナーでのハンドリングなど、マシンの総合力とライダーのスキルが求められる。過去5年、このサーキットで圧倒的な速さを見せてきたHondaワークスマシンRC213Vとマルケス。今年はウインターテストから好調で、6年連続のポール・トゥ・ウインが期待される。

    マルケスは、今年は開幕戦カタールGPで2位。前戦アルゼンチンGPでは不安定なコンディションとスタート進行の混乱の中でノーポイントに終わった。グリッド上でエンジンが止まり、エンジンを再スタートしてからの進行で違反があり、「ライドスルー」のペナルティー。その遅れを取り戻す途中に接触事故があり30秒のペナルティーを科せられ、5位でフィニッシュしたが、最終的に18位へ降格となった。マルケスにとっては残念な結果となったが、ベストタイム、同時にアベレージでもライバルを圧倒する走りは、今季のこれからの活躍を期待させるものだった。今大会では、前戦アルゼンチンGPの雪辱に挑む。

    チームメートのダニ・ペドロサは、前戦アルゼンチンGPで他車にぶつけられて転倒リタイアを喫し、その際に右手首を負傷した。バルセロナの病院で手術を受け、回復に努めてきたペドロサだが、今大会に出場することを決断。回復状態を確認しながら、金曜日のフリー走行に挑む。

    開幕戦カタールGPで4位、第2戦アルゼンチンGPで今季初優勝を達成して総合首位に浮上のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)も、第3戦アメリカズGPに向けて気合が入っている一人。LCR Hondaに加入して4年目のシーズンを迎えるクラッチローは、アメリカズGPでは13年に4位、14年はリタイア、15年は7位、そして昨年は表彰台獲得まであと一歩に迫る4位になっている。今年は、アメリカズGPでの初表彰台と初優勝に挑む。

    ルーキー勢もCOTAの戦いに闘志を燃やしている。開幕から2戦連続でポイント獲得のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、3戦連続ポイント獲得と、今季ベストリザルトを目指す。同大会では、昨年Moto2クラスで優勝しているだけに、今大会の活躍にも注目が集まる。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)も前戦アルゼンチンGPに続き、2戦連続のポイント獲得に挑む。昨年の大会ではMoto2クラスで3位表彰台を獲得しているだけに、モルビデリとともにシングルフィニッシュが期待される。

    そして、2戦を終えて着実にパフォーマンスを上げているトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、昨年の大会ではMoto2クラスで2位でフィニッシュしている。今大会は、シーズン初のポイント獲得に挑む。

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合1位)
    「アルゼンチンで優勝したので、オースティンへ向けて決意はさらに固まっています。引き続き、地に足をつけてがんばります。このサーキットで強いライダーはたくさんいますし、チャンピオンシップはまだ先が長いです。Hondaはオースティンでとても強いと思います。できる限り多くのチャンピオンシップポイントを獲得できるように、ベストを尽くします。MotoGPのレースで優勝することは非常に大きなことですが、目標はすべてのレースで表彰台争いをすることです」

    マルク・マルケス(MotoGP 総合5位)
    「カタールでいいシーズンのスタートを切りましたが、アルゼンチンではノーポイントに終わりました。でも両方のレースでマシンのフィーリングがよかったことはポジティブです。シーズンは長く、一番大事なことは僕たちのレベルが高いところにあるということです。これからオースティンに行きます。ここは、いつもいい雰囲気で、すばらしい思い出があるサーキットです。初めてのポールポジション、そして初めてのMotoGP優勝を成し遂げたところです。それ以降、ずっといい結果を残してきました。今年もいい結果を出せるようにがんばります。シーズンは毎年違います。マシンもタイヤもコンディションも変わります。今年はバンプが減らされたと聞いているので、コースがどんな感じか、様子を見たいです。レースウイークを通して、いつものようにレースのセットアップに集中して取り組みたいです。そして日曜日にどこでフィニッシュできるか様子を見たいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合12位)
    「手術を終え、毎日少しずつよくなってきています。エクササイズをして動きをよくし、炎症を減らしています。少しずつ筋力を取り戻しているので、回復していることを感じます。ただし、本当の可能性を判断するのは難しいです。これからサーキットに行きます。マシンに乗るまで、本当の自分の状況を理解することはできません。でも行ってやってみる価値はあります。ファンからのメッセージやサポートが一番の力になっています。本当に感謝しています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合14位)
    「サーキット・オブ・ジ・アメリカズはいいサーキットです。環境もいいのでとても楽しみです。2戦を戦いましたが、RC213Vを理解するためにはもっと周回数をこなして、マシンとタイヤにもっと取り組む必要があります。経験がもっと必要だということを感じています。その為、いまはすべてのレースが勉強になります。COTAは体力的に難しいサーキットです。そして、かなりテクニカルでもあるので、早くいいセットアップを見つけることがとても重要になります」

    中上貴晶(MotoGP 総合18位)
    「アルゼンチンのレースは貴重な経験となりました。ディレイで始まり、路面コンディションもミックスした難しい状況でしたが、集中力を維持しました。そして最高峰クラスで初めてのポイントを獲得しました。今回はアルゼンチンGP以上の結果を目標にオースティンへ向かいます。学習のプロセスはまだ長いですが、レースを追うごとに、マシンのことが分かってきました。チームはとてもいい仕事をして、僕をサポートしてくれています。昨年、Moto2クラスでは3位でフィニッシュし、モルビデリやルティと一緒に表彰台に上がりました。今年の彼らは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのライバルです。今大会もルーキー勢トップを目指します」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合21位)
    「オースティンの目標ははっきりしています。アルゼンチンでレースを終えたところからスタートして、ここまで学んできたことを、さらに築き上げていくことです。経験が増えるにしたがい、フィーリングはよくなり、マシンとタイヤへの信頼も上がっています。Moto2クラスでは苦戦しました。難しいセクションはコース前半。この部分は高速での切り返しが続き、2013年には腕のケガにも耐えました。昨年はようやくいい解決策が見つかり、感触もよくなり、いいレースができました。RC213Vでも同じようなレースができることを願っています。MotoGPのマシンで走ると、このコースはきっと楽しいと思います」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    アルゼンチンGPから2週間、Movistar Yamaha MotoGPが第3戦出場のためアメリカへ向かった。

    Movistar Yamaha MotoGPはアメリカズGPに出場するためアメリカ・テキサス州はオースティンへ。アルゼンチンでは厳しいレースを強いられたマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシが、ポイント挽回を賭けて挑む。

    マーベリック・ビニャーレスは第2戦を終えてランキング4位。好きなコースのひとつというCircuit of The Americas (COTA)で、アルゼンチンGPでの経験を教訓に変える。COTAがMotoGPカレンダーに追加された2013年、当時18歳のマーベリック・ビニャーレスがMoto3で2位を獲得。翌2014年にはMoto2で初優勝を果たした。MotoGPでのベストリザルトは2016シーズンの4位で、表彰台にはまだ手が届いていない。またヤマハ1年目の昨年はリタイアに終わったものの、ウイークを通じてハイペースを見せて実力をアピールした。

    バレンティーノ・ロッシは、アルゼンチンでノーポイントに終わったこともあり現在ランキング8位だが、チーム一丸となって、100%の力を注ぎ込む。ロッシにとってCOTAは、攻略が難しいが得意なコース。ここ数年で走りのパフォーマンスが向上してきており、2015年は3位、昨年は2位と好成績を残している。

    Circuit of The Americasは2012年に建設され、翌年からMotoGPカレンダーに加えられた。全長5.5kmのコースには合計20(左コーナー11、右コーナー9)のコーナー、1.2kmのロングストレート、41mの高低差が含まれ、レースは反時計回りで競われる。タイトなヘアピン、上り下り、高速ストレートなどに対応するため、バランスのとれたセッティングが不可欠となる。Movistar Yamaha MotoGPは120,000名の観客の前で表彰台を目指す。

    第2戦アルゼンチンGPで今季初表彰台を獲得したMonster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコが、大西洋を越えてアメリカへ向かい第3戦に臨む。チームメイトのハフィス・シャーリンも前回9位と健闘しており、勢いをそのままにさらなる進化が期待される。ウイークのスケジュールは現地時間金曜日の9:55にフリープラクティス第1セッションが始まり、決勝は4月22日14:00にスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「マシンをより良くするための課題を抱えながら、ここオースティンを迎えています。早くもシーズン3戦目。全力で勝利を目指すとともに、とても大切なこの時期にミスをするわけにはいきません。昨年はレース序盤で転倒してしまったので、良い思い出がありません。だから今年は最後まで上位グループで走り切ること、そして最後に表彰台に上ることを目標にしています。COTAはレイアウトが素晴らしいのでとても気に入っています。100%の力を出し切り、レースを思う存分エンジョイしたいと思っています」

    バレンティーノ・ロッシ
    「前回のような難しいレースのあと、コースに戻るときがとても重要です。M1を改良しながら、毎セッションを非常に大事にしていかなければなりません。オースティンはM1にとっても私にとっても、とても難しいコースなので、チームとともに最高レベルの仕事をして、ウイークの初日からセッティングのフィーリングをつかんでいかなければならないのです。自信はあります。何より、テキサスではいつもハッピーでいられるし、コースの雰囲気が大好きです。シーズンのスタートは決して順調ではありませんが、オースティンではいいレースをしたいと思っています。ベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ、(チームディレクター)
    「われわれチームは、アルゼンチンでの悔しくて残念なレースを乗り越えていきたいと思います。そして、COTAはそのための最高の舞台だと思っているのです。オースティンは雰囲気が素晴らしいので、いつもとても良い時間を過ごしてきました。コースレイアウトはヤマハにベストマッチというわけではありませんが、昨年はバレンティーノがいい走りを見せてアピール。表彰台が手に届くところにあることを証明してくれました。マーベリックもこのコースが気に入っているし、彼は実際、小排気量クラスで2度も表彰台にも上っているのです。ふたりともとても良い状態にあるので、ウイークのスタートが楽しみです」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ
    「Circuit of The Americasはとても素晴らしいサーキットですが、体力的に非常にきついコースでもあります。20ものコーナーがあるテクニカルコースで、十分にペースを上げていくのは簡単なことではありません。でも私は、前回のアルゼンチンで表彰台に上ることができたようにマシンに好感触を得ているので、このフィーリングを維持して、今回もフリープラクティス初日からベストの状態で準備を進め、表彰台を狙っていきたいと思っています。初勝利は目指さないかって? もちろんそれが一番大きな目標です」

    ハフィス・シャーリン
    「ここまでの2戦の結果にはとても満足しています。そして今回も、ウイークのスタートを楽しみに待っています。これまでと同様、あるいはそれ以上の成果を得られるよう全力でチャレンジしていきます。第3戦を前に、私はコーリン・エドワーズのブートキャンプでトレーニングに励んできました。おかげで体調がとても良く、常に前進を続けながら今日を迎えることができています。早くチームのみんなに会いたい。そして彼らのためにもベストを尽くしたいと思っています」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「ハッピーな気分と温かい心持ちを胸に抱きながらアルゼンチンを発つことができました。変わりやすい天候と難しいコース・コンディションに翻弄されながらも、チームのみんなが、とくにふたりのライダーが素晴らしい仕事をしてくれたからです。ヨハンはトップグループで戦い、最終的に2位を獲得して今季初めての表彰台に上りました。力強い走りと見事なレース展開で私たちを感動させてくれました。ハフィシュのほうも、多くのベテラン・ライダーを相手に2戦続けてポイント獲得の大健闘でした。あれから数日間が経って興奮が少し落ち着き、今は第3戦のスタートに向けてしっかり準備を整えています。オースティンは美しいサーキットですが、同時に非常にテクニカルで、おそらくシーズンのなかで体力的に最も厳しいコースのひとつです。ヤマハのマシンにとっても決して楽なコースではありませんが、昨年はヨハンがカル・クラッチローとハードバトルを展開していますし、今年はとくに、マシン、ライダー、チームがすべて良い状態にあるので自信を持って臨むことができます。天候もどうやら安定しているようです。ドライ・コンディションで十分に走り込むことがとても重要ですからね。現地ではヤマハが私たちをしっかりサポートしてくれて、まるでファミリーの一員のように扱ってくれます。アメリカの多くの友人、多くの人たちが、設備の面でも組織の面でも支えてくれるのです。大好きなオースティン、大好きなテキサスに向けて、私たちも準備万端です。初めてここを訪れるハフィシュには今回もまた厳しいミッションになるでしょうが、彼は熱意とアドレナリンにあふれているので、アルゼンチンと同様の活躍を見せてくれると確信しています。アメリカのMotoGPファンと、長年の素晴らしいパートナーであるYamaha USAに喜んでもらえるよう全力を尽くして頑張ります」

  • 【MotoGP】 ヨハン・ザルコの“旭日旗”ヘルメットに韓国人が抗議

    【MotoGP】 ヨハン・ザルコの“旭日旗”ヘルメットに韓国人が抗議

    MotoGPに参戦するヨハン・ザルコの“旭日旗”をデザインしたヘルメットに対して、韓国人ネットユーザーがMotoGPを主催するドルナスポールに抗議のメールを送っていたことが明らかになった。

    昨年、ヤマハ・テック3でMotoGPデビューを果たしたヨハン・ザルコは、チャンピオンを獲得したMoto2時代から“旭日旗”をデザインしたヘルメットを着用している。

    しかし、韓国人ネットユーザーが最近レースでヨハン・ザルコのこのヘルメットのデザインに気づいた。怒りを覚えたユーザーは、ザルコが旭日旗のヘルメットを着用しないようドルナスポーツに抗議のメールを送ったという。

    韓国のニュースサイト Insight は、「メールでヨハン・ザルコのヘルメットに描かれた模様は植民地支配の歴史を象徴する。ナチスのハーケンクロイツと同じ意味だと抗議した」とこの韓国人ユーザーのコメントを紹介。

    「実際に私の意見が反映されるかは分からない。MotoGPの影響力は大きい。旭日基を撤廃することに役立ったら良いだろう」

    ヨハン・ザルコは、ヘルメットに旭日旗をデザインしている理由を以下のように説明している。

    「僕のコーチは1992年にGPのメカニックをしていたんだ。で、彼から日本人ライダーのことを聞いた」」とヨハン・ザルコはダンロップのインタビューでコメント。

    「あの頃、坂田、上田、若井がGPにやってきて、彼らはすごく強かった。マネージャーから彼らのストーリーをいろいろ聞いていたんだ。それで、彼ら日本人ライダーへ尊敬を表して、ライジングサンのデザインをヘルメットにつけた。すごく気に入っているんだ」

    「上田の時代を思い出すね。ライジングサンのデザインは、戦争の悪いイメージがあるという人もいるけど、それとは意味が違うんだ」

    韓国人の旭日旗に対する感情は激しく、サッカーを始めする国際的なスポーツなどでたびたび抗議を行っている。

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    2018 MotoGP第2戦のアルゼンチンGPが、アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド・サーキットで開催された。決勝レースでは、移り気なコンディションのため、全ライダーがグリッドに着いた後、レース・ディレクションはスタートの延期を決めざるを得ない状況となり、レース自体も24周に短縮された。

    ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは3列目からのスタート。

    オープニングラップを7番手で終え、レース中盤には5番手までポジションを上げた。その後は2台のヤマハとマルク・マルケス(ホンダ)にパスされたものの、マルケスとバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)のクラッシュやマルケスのペナルティにより、最終的に6位でフィニッシュした。

    第2戦終了時点で35ポイントを獲得しているドヴィツィオーゾは、今回のレースで優勝してポイント・リーダーとなったカル・クラッチロー(ホンダ)と3ポイント差の2位につけている。

    一方、チームメイトのホルヘ・ロレンソには厳しいレースとなった。5列目からスタートしたロレンソは、サーキット・コンディションに悩まされて良いリズムで走ることができず、15位完走となった。

    第3戦のアメリカGPは、4月22日にテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 6位
    「かなり難しい週末だったが、最終的には貴重なポイントを持ち帰ることができた。今回、僕たちには表彰台争いをするスピードはなかった。自分のレース・マネージメントには満足している。とはいえ、一部のサーキットやコンディションでは十分に速いとは言えず、まだまだ改良の余地があることもわかった。ドライで十分な走行ができず、マシンのセットアップを進めることができなかったことは残念だ。一方で、タイトル争いをする3名のライダーがすべて0ポイントに終わったことはラッキーと言うほかない。今日はそれなりの結果に終わったが、今週末の結果は、これまでとは違った面でもマシンの開発を進める必要があることを示している」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 15位
    「今日のコンディションは、個人的にかなり苦手とする状況で、最悪だった。サーキットに水たまりが残っている状況の中をスリックで走行しなければならなかった。さらに、5列目からのスタートだったので、ターン1で集団に巻き込まれてしまい、昨年と同じことが起こらないように、クラッシュを避ける以外に何もできなかった。その後は何とかポジションを上げようとした。路面が乾いてからは、この週末を通じてもっとも良いタイムで周回できるようになり、フィーリングも良くなった。おかげで多少は前向きな気持ちでアルゼンチンを後にできる。オースティンでは、モチベーションを上げて、何とか速く走れる方法を見つけたい」

  • 【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPの決勝で、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・マーベリック・ビニャーレスがハイペースの走りを見せて5位を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは大半をマーベリック・ビニャーレスの後ろの6番手を走行していたが、終盤、マルク・マルケス(ホンダ)が接触して転倒。再スタートしたものの19位に留まり、貴重なポイントを失う結果となった。

    スタート15分前に雨が降り出し、コース上に雨粒が落ち始めたことでグリッドは混乱状態。スタート時間を遅らせてウエット・レースが宣言されたものの、その後、急速にドライ・ラインが現れる難しい状況となると、ポール・シッターのジャック・ミラー(ドゥカティ)を除く全員がスリック・タイヤに履き替えるためにピットに戻った。

    現地時間15:15、Movistar Yamaha MotoGPのふたりは再びグリッドへ。始めからスリックを履いていたミラーを除き、その他のライダーたちは、予選順位を保ったまま4列分後方へ下げられて決勝がスタート。周回数は25ラップから24ラップへ短縮された。

    スタートするや、マーベリック・ビニャーレスは12番手で第1コーナーに進入。そのあといったんひとつ順位を下げたが、フィーリングをつかむとバレンティーノ・ロッシとともにペースを上げてポジションアップを開始した。残り10ラップでアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)をとらえて5番手に上がり、トップグループとの13秒差を詰めにかかる。1分40秒代後半で走行を続けるも、前方との差はなかなか縮まらなかった。

    最終ラップの最終セクションでマルケスに先行を許し、トップから14.941秒差の6番手でチェッカー。しかし、レースディレクションがマルケスに30秒のペナルティを課し、マーベリック・ビニャーレスは5位となった。

    バレンティーノ・ロッシは8番手までポジションアップしたあと、さらに前方のグループを追っていきたいところだったが、A・イアンノーネ(スズキ)のパスに手間取りなかなか前へ出ることができない。この間にマーベリック・ビニャーレスが追い上げてきたため、ふたりそろって第2グループの先頭を目指す。
    バレンティーノ・ロッシはマーベリック・ビニャーレスの後ろの6番手につけていたが、20ラップ目の13コーナーでマルケスに接触されて転倒。何とかレースに復帰したものの、トップから59.082秒離されて19位に留まった。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスは合計21ポイントでランキング4位へ浮上。ノーポイントに終わったバレンティーノ・ロッシはランキング8位へ。ヤマハはコンストラクター・ランキングで36ポイントの3位をキープ。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPとMonster Yamaha Tech3が、37ポイントで2位タイにつけている。

    次回は2週間後、アメリカはテキサス州のオースティンで開催される。

    マーベリック・ビニャーレス(5位)
    「今日のレースは、いろいろなことを理解するのにとても役に立ったと思います。今はとにかく、私たちは長い道のりを進まなければならないということです。レイン・コンディションでもドライ・コンディションでも、まだまだたくさんの課題があることがわかっていますが、それがわかったことはとても良かったと考えています。結果には満足していません。もちろん優勝を狙いたかった。でも終盤はトップと同等のペースが出ていましたし、これから改善する余地が見えているということです。とくに雨では、別の方向性を探していかなければならないでしょう」

    バレンティーノ・ロッシ (19位)
    「私は大丈夫です。でもかなりひどい状況と言わなければなりません。このような事故は誰にでも起こり得るのです。ブレーキングでミスをして、他のライダーにぶつかってしまう。これは起こりうること。それがレースなのです。しかし金曜日の朝から、マルケスはビニャーレス、ドビツィオーゾ、私に同じことをしています。土曜日の朝も、今日も、何度もです。このようなやり方でレースをするなら、非常に危険な状態になっていまいます。もしも全員がこのようなことをするようになれば、ただの危険なスポーツとなり、いつか最悪の形を迎えるでしょう。そのような最悪の状況なのです。レース・ダイレクターのマイク・ウェブに話をしたのですが、彼らにもっと責任を持ってもらいたい。何か対処をしてほしいのです。私は、マルケスとともにコース上にいることが怖い。今日も、ボードに彼の名前を見たときに恐怖を感じたのです。時速300kmで戦っている私たちは、ライバルをリスペクトしなければなりません」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「ドラマに満ちた一日でした。チームやふたりのライダーたちの力の及ばないところで、とてもたくさんのことが起こりました。しかし彼らはそのなかで、しっかりと仕事をこなしてくれました。スターティング・グリッドは、グランプリで今までに見たことのないようなものになりました。再スタートは混乱していましたが、マーベリックもバレンティーノも集中力を保ちました。レース主催者が、マルケスに30秒のペナルティを与えたことを支持しますが、彼の危険なライディング・スタイルは、安全性と、モーターサイクル・スポーツそのものを損ないかねないと思うのです。マーベリックは5位を獲得することができましたが、バレンティーノがノーポイントに終わったことで、大きなダメージを負いました。このような結果になったことは非常に残念です。しかし私たちはチーム一丸となって、今日のことを取り返すべく次のオースティンに臨みます。ただただ、フェアな戦いを望んでいます」

  • 【MotoGP】 ヤマハ・テック3:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ・テック3:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPで、Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンが、テルマス・デ・リオ・オンドサーキットで揃って見事な走りを見せた。

    ヨハン・ザルコは序盤からトップグループに加わり好バトルを展開。2位でチェッカーを受け、2018シーズン初めての表彰台に上った。ハフィス・シャーリンも素晴らしいパフォーマンス。オープニングラップで8つポジションを上げ、最終的にはルーキー・トップとなる9位でゴールした。

    ヨハン・ザルコ (2位)
    「難しいレースでした。タイヤを選択したあとスタート時間を遅らせたのは良いことだったと思います。ジャック(ミラー)だけが始めからスリックを選んでいたのです。スタート直後はレースラインが限られていましたが、ダニ(ペドロサ)の後ろからなかなか抜け出せないと感じたので、思い切ってパスを試みました。コンディションが良くなかったので少しはらんでしまいましたが、それしか前へ出る方法はありませんでした。彼が転倒してしまったことは申し訳なく思っています。すべてにおいて難しいレースだったので、私も何度も転びそうになりました。スタートからゴールまで全力を尽くしました。カル(クラッチロー)とのバトルのなかではミスをしないことを第一に考え、最終的に彼が優勝したのです。今日の結果にはとても満足しています」

    ハフィス・シャーリン (9位)
    「とてもうれしいです! ウイークを通してずっと、懸命にがんばってきました。チームも本当に素晴らしい仕事をしてくれました。自分自身、今回は強さを感じることができたのですが、唯一、予選セッションでは思うようにマシンを制御することができませんでした。決勝は最高のモチベーションで臨み、プッシュし、1ラップを終えたところでP15のサイン(ポジション15番手)を見ることができました。自分でも驚いたほどですが、ペースがとても良く、ファクトリー・ヤマハにしっかりついていくことができたのです。でもドゥカティはストレートが速かったので、彼らを抜くのは難しいと思いました。何度もトライしましたが、結局、成功しませんでした。9位という最終リザルトは、私にとっては最高のものだと思います。チームのみんなにとても良くしてもらっているし、今日はヨハンの表彰台を心から嬉しく思い、祝福を贈ります。幸せな気持ちと素晴らしい成績を抱えて、アルゼンチンを離れることができます。次のオースティンでも良い仕事ができるようがんばります」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「何という素晴らしい結果でしょうか! ここの天候に大いに翻弄され、非常に厳しく、難しいレースになりました。誰もが不安に感じていたことだと思いますが、スタートを遅らせることで、また雨になるのかどうなのか、これは難しい判断でした。そのなかでこのような好結果を導き出すことができたのですから、本当にうれしいことです。ヨハンは今日も見事な走り。最高のスピードと、そして同時に最高のスマートさを見せてくれました。レースのたびに、彼は感情のコントロールがうまくなってきています。これはライバルたちから学んだことだと思いますが、おかげでほとんどパーフェクト、つまり優勝によってパーフェクトになるわけですが、そのような素晴らしいレースができるようになりました。ヨハンとそのクルーたちを誇りに思い、また素晴らしいマシンを提供してくれるヤマハに感謝しています。ヨハンは懸命に追いかけ、優勝まであと少しと迫っていました。しかも素晴らしいフェアプレーでもありました。ただ今日はカルがわずかに上回っていたのです。カルに心からの祝福を贈りたいと思います。また、ハフィス・シャーリンに対してもおめでとうの気持ちを伝えずにはいられません。ウイークを通してひとつもミスをすることなく良い仕事をしてくれました。ただ予選では少しナーバスになっていて、本来の力を出し切ることができませんでしたが……。でも決勝では、ほとんど最後尾から9位まで追い上げたのです。大勢のファクトリー・ライダーと戦ったことが彼の自信につながることでしょう。彼を誇りに思い、彼を選んで本当に良かったと思っています。Moto2クラスからこのようなチャンスがつかめるなら、大勢に夢を与えることができます」

  • 【MotoGP】 スズキ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP アルゼンチンGP決勝は様々なドラマを生んだが、その最初は、天候による路面コンディションの変化で、多くのライダー達がグリッドでタイヤ交換を行ったことにより、スタートがディレイしたことから始まった。

    一時は各チームのピット内が緊張に包まれたが、アレックス・リンス、アンドレア・イアンノーネはどちらも冷静に2度目のグリッドにつき、スタートを切る。

    リンスはスタート直後5番手ポジションをキープ。オープニングラップで3番手にまでポジションを上げ、その後は好調なリズムでトップグループでの走行を続ける。トップグループが4人になってからは、残り9ラップで一時トップに立つ快走すら見せたものの、その後ミスをして再び4番手に後退。しかし最後まで集中力を切らすことなく、自身のMotoGPキャリア初となる3位でチェッカーを受けた。

    一方アンドレア・イアンノーネは、スタートから数周で数人のライダーをオーバーテイクし、8番手にポジションアップ。その後、一時12番手まで順位を下げるも、最後まで諦めず、再び数人をオーバーテイクして8位まで順位を上げ、ゴール。この週末、ウエットセッティングに苦戦していたイアンノーネにとっても、ポジティブな要素を得た大切なレースとなった。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「非常に良いレースでした。非常に難しいコンディションで、簡単にミスをしやすいレースだったのですが、私たちはアレックスの成長を実感することができました。アレックスに心からありがとうと言いたいです。アンドレアは予選位置が悪かったために、本来のパフォーマンスが充分発揮できなかったですが、それでもトップ10でフィニッシュし、しっかりレースを完走してくれました。これからも私たちはアレックス、アンドレアと一緒に成長を続けていき、さらに上を目指していきたいと思っていますので、引き続き応援をよろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「アレックスは本当に素晴らしいレースをしてくれましたし、我々チームが待ちわびていた初表彰台も獲得してくれました。でもそれ以上に嬉しかったのは、決勝中のアレックスが最初から最後まで常にトップグループで堂々と上位争いをしてくれたことですね。路面は所々濡れていて、ライン取りが難しい中、アレックスは冷静にマシンをコントロールしていましたし、とにかくこの週末を通し、アレックスはとても良い仕事をしてくれました。こんな難しいコンディションの中で表彰台を獲得できたことは本当に嬉しいです。我々は開幕戦カタールも好調でしたし、ここアルゼンチンでもきっちり結果を残せたので、この先もまだまだ進化していくと信じています。アンドレアは決勝中思うようなパフォーマンスができず残念でしたが、これから原因をしっかり追求し、さらに煮詰めていきたいと思います。」

    アレックス・リンス
    「スタートが遅れ、スタート進行がバタバタになって、スタート前は正直かなりナーバスになっていたから、そんな中で結果を残すことができたことが本当に嬉しいよ。でもスタート後すぐに良いフィーリングで走ることができて、ジャックの後ろを走っている時には、簡単にオーバーテイク出来るって思ったくらい、マシンはパーフェクトだった。でもいざトップに立ったらミスをしちゃったよ。路面にはまだウエットパッチがあったし、ラインを外すとマシンが滑り、ほんとに難しいコンディションだったからね。僕自身もチームも、日本のスズキのスタッフ達も、皆がひとつになって一生懸命やってくれて、強いマシンで戦えた。皆に本当に感謝の気持ちを伝えたいね。次のアメリカは、昨年早々に転倒して腕を骨折してしまった悪い思い出のある場所だけど、本来は好きなサーキットのひとつなんだ。今年は精神的にも肉体的にも強くなったし、経験も積み、そして強いマシンで挑むことができるから、とても楽しみにしているよ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「ウォームアップラップの後グリッドにつき、バイクを変えようとアクションしたのは僕らが最初だったんだけど、その後他のライダーも皆僕らの真似をして次々にピットインし始めたんだ。本当にあっと言う間にアスファルトが乾いて、路面のコンディションがどんどん変わっていたからね。決勝中のペースは悪くなかったんだけど、予選ポジションが後ろの方だったから、前のグループとのギャップを詰めることができなくて残念だったよ。レース終盤にオーバーテイクしようとして何度かミスしてしまったのも失敗だったね。でもアレックスが表彰台を獲得してくれて、僕も嬉しいよ。スズキにとってとても大切なことだからね。今日のリザルトにはまずます納得しているし、チームも良い仕事をしてくれているから、またオースチンで気持ちを切り替えて頑張るよ。」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    不安定な天候となったMotoGP 第2戦アルゼンチンGPの決勝レースで、10番グリッドから挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が2年ぶりの優勝を果たした。前日から続く不安定な天候の影響により、Moto3クラスはウエットコンディション、Moto2クラスはドライコンディション。そしてMotoGPクラスは、Moto2クラスのレース終了後に雨が降ったために再びウエットで行われた。しかし、ライダーたちがグリッドについている間に路面がどんどん乾き、スリックタイヤのマシンにチェンジする選手が続出したことからレースが仕切り直しとなり、20分遅れでスタートフラッグが振られた。

    全車スリックタイヤでスタートが切られた決勝レースは、ポールポジションからスタートしたジャック・ミラー(ドゥカティ)、3番グリッドのヨハン・ザルコ(ヤマハ)、5番グリッドのアレックス・リンス(スズキ)、そしてクラッチローら4人による優勝争いとなり、レース終盤にザルコ、ミラー、リンスを次々にパスしたクラッチローが、24周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。この勝利により、Hondaはグランプリ通算750勝目を達成した。

    昨年は思うような結果を残せず、表彰台もアルゼンチンGPの3位だけだったクラッチロー。そのアルゼンチンGPでクラッチローが、2年ぶりの優勝(通算3勝目)を達成した。

    予選6番手から2周目にトップに浮上し、7周目まで首位を独走したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、グリッド上でエンジンがストール。エンジンをかけてグリッドに戻る際、マシンに跨がったままグリッドに移動したことで、ライドスルーのペナルティーを受ける。これにより19番手までポジションを落としたマルケスだが、驚異的なペースで追い上げ、5位でフィニッシュした。しかし、追い上げの歳にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)と接触したことでレース中に1ポジションダウンのペナルティー、さらに、レース終盤にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)と接触したことで30秒のペナルティーとなり、18位まで降格。結果、ノーポイントに終わった。

    予選2番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、オープニングラップの最終コーナーでザルコと接触し、アウトにはらんだ際に水たまりでハイサイドになり転倒、リタイアに終わった。Repsol Honda Teamは、フリー走行、予選とすばらしい走りを見せたが、両選手ともに結果につなげることはできなかった。

    ルーキーの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、13位でフィニッシュを果たし、初のポイントを獲得した。ウエットコンディションで行われた予選では、タイヤのパフォーマンスを発揮できず最下位グリッドの24番手だったが、その悔しさを決勝にぶつけ、ルーキー勢トップの成績でフィニッシュした。

    昨年のMoto2チャンピオンのフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は14位でフィニッシュし、これで開幕戦カタールGPから2戦連続でポイントを獲得した。チームメートのトーマス・ルティは、モルビデリ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)らとし烈な戦いを繰り広げて17位。ポイント獲得は果たせなかったが、カタールGPから一歩前進を果たした。

    カル・クラッチロー(MotoGP 優勝)
    「優勝できてうれしいです。正直、期待していた結果でした。レースウイークに入って、1位か2位になれると思っていましたが、実際に優勝で終えることができました。集団の中でバトルをしながらもリスクを感じずに、快適に走ることができました。ここまでの2レース、チームは最高の仕事をしてくれました。うれしいです。今週末はどこのサーキットでも優勝争いができたと思います。次はオースティンです。トップ5を狙います。そして力強いポイントを獲得したいです。今年はいくつかのレースで優勝したいです。また、Hondaにとっての750勝目を達成するライダーになれて、とてもうれしいです。Hondaのサポートにいつも感謝しています」

    中上貴晶(MotoGP 13位)
    「スタート進行が混乱したので、すぐに出られるよう準備をしていました。最終的に25周から24周になってスタート進行が始まりましたが、ピットで自分を落ち着かせていたので自分自身の混乱はありませんでした。スリックタイヤで走ることになりましたが、ドライコンディションで走ったのはコンディションが悪い初日だけ。未知数の部分が多かったのですが、中盤から後半にかけていいペースをキープできました。今大会はカタールの経験を活かすことができた部分も、そうでない部分もありますが、着実に前進できました。13位でポイント取れたこともうれしいです。アメリカはまた違うレイアウトですが、13位より上を目指していきたいです。今日は、カルの優勝を祝福したいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 14位)
    「タイヤの選択は少しギャンブルになりましたが、チームは正しい選択をしました。でも、スタートがディレイしてしまいました。序盤は慎重に行き、徐々にポジションを上げていきました。このサーキットで抱えていた問題を考えたら、14位で2ポイントを獲得できたことをうれしく思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 17位)
    「クレイジーな天候と路面コンディションの中、多くのことを学びました。もっと大きく前進できることを願っていましたが、レース終盤は限界の走りで、マシンと格闘していました。路面のウエットの部分では少しスライドしました。フランコとポイント争いができましたが、残念ながらポイント圏内に入れませんでした」

    マルク・マルケス(MotoGP 18位)
    「とてもトリッキーなレースでした。障害がいくつもあって、コンディションはとても難しいものでした。スタート直前にエンジンに問題が出て、止まってしまいました。これはあとで原因を探りたい思います。とにかく手を挙げましたが、周りにだれもいませんでした。マシンを再スタートすることができたので、マーシャルからの情報を得ようとしました。というのも、自分のグリッドに戻るべきかピットに戻るべきか分からなかったからです。一人のマーシャルが手を挙げて、もう一人が親指を挙げたので、ここにいていいと分かりました。ボードにペナルティーのメッセージが見えたときは、理由が分かりませんでしたが、もちろん、それに従いました。そして追い上げるためにプッシュしました。残念ながらいくつかミスをしてしまいました。一番大きなミスはアレイシとのときです。彼より速いスピードで、彼に近付いていたのに気が付きませんでした。接触を避けようとベストを尽くしましたが、残念ながら避けられませんでした。ペナルティーを見て、再びプッシュする前に1つだけではなく、2つポジションを下げました。バレンティーノとの接触については、また違った状況でした。これは路面コンディションの影響です。ウエットパッチの上を走ってしまい、フロントがロックしたので、ブレーキを離しました。このときも接触を避けるためにベストを尽くし、曲がろうとしましたし、彼が転倒したとき、すぐに謝りました。これはレーシングアクシデントです。ザルコとダニ、ペトルッチとアレイシの間で起きたことと同じです。もちろん今日、いくつかミスをしたのは確かです。ほかにレースディレクションがグリッドで犯したミスがあり、それ以外は難しいコンディションによるものです。でも、一つ確かなことは、自分のキャリアの中で故意にほかのライダーに接触したことはないということです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
    「今日のレースについて話すことはあまりありません。チームは、レースウイークを通してすばらしい仕事をしたと思います。また、僕自身もとてもいい走りをしたと思います。なのに、1周を走り終える前に僕のレースは終わってしまいました。レースディレクションはすべてのライダーの安全を見守るべきです。今は、右手首がとても痛みます。火曜日にバルセロナでまた診てもらうつもりです」