カテゴリー: F1モナコGP

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1残留「他チームからオファーがあった」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1残留「他チームからオファーがあった」

    シャルル・ルクレールがフェラーリとの新契約を締結したことで、2027年以降を見据えたF1ドライバー市場が再び活発化している。

    モナコGPを前に発表された契約延長によって、ルクレールとフェラーリの長期的な関係は継続されることになった。しかし、その裏では他チームからのアプローチも存在していたことを本人が認めている。

    さらにマーティン・ブランドルは、ルクレールが少なくともマクラーレンとメルセデスと接触していたとの見方を示した。

    ルクレール「フェラーリ以外の選択肢もあった」
    シャルル・ルクレールは、フェラーリとの契約延長発表後、ライバルチームから接触があったことを明かした。

    「そうだ。オファーはあった」

    どのチームだったのか問われると笑顔を見せながらも明言は避けた。

    「誰だったかは言わない。彼らが言いたければ言えばいい。でも僕にとっては、フェラーリが常に唯一の選択肢だった」

    ルクレールには以前からアストンマーティン、メルセデス、レッドブル・レーシングとの関連が報じられてきたが、今回の発言によって実際に他チームからのアプローチが存在したことが明らかになった。

    また、元F1ドライバーで解説者のマーティン・ブランドルは、ルクレールが契約更新前に市場の状況を探っていたのは当然だとの見方を示している。

    ブランドルは、ルクレールが契約延長の理由として繰り返しフレデリック・バスールの名前を挙げていることに注目した。

    「彼はいつもフレデリック・バスールの名前を挙げている。それはまるでブリーフィングを受けているかのようだ」

    「彼はチーム代表としてのバスールを支えたいのだろう。2人の関係は非常に近いし、ルイス・ハミルトンも同じだ」

    「彼らはジュニアカテゴリー時代からバスールと一緒に戦ってきた」

    そのうえでブランドルは、契約交渉の裏側についても言及した。

    「もちろんフェラーリとの長く続く愛情物語だ。しかし契約更新前に他チームと接触して市場がどうなっているか確認したのも事実だ」

    「トップチームのドライバーなら、それは当然の仕事だ。その点ははっきりさせておくべきだろう」

    さらに、ルクレールが実際にどのチームと話をしていたのか問われると次のように語った。

    「全チームではないだろう。しかし少なくともマクラーレンとメルセデスとは話をしていたはずだ」

    フェラーリで王座を獲る夢は変わらず
    ルクレールは他チームからの関心があったことを認めながらも、自身の目標は変わらないと強調した。

    「チームへの愛情はとても大きい」

    「もちろん、勝利はどのドライバーにとっても重要だ。だから僕たちはレースをしている」

    「そしてフェラーリで勝つことには、僕にとって特別な意味がある。F1で過ごしてきた全ての年月を、その目標のために捧げてきた」

    一方で、新契約にパフォーマンス条項や離脱条項が盛り込まれているかについては詳細を明かさなかった。

    「まだそれを達成できていない。少なくともシーズンを通してはね」

    「契約の詳細については話せないので、その質問には答えられない」

    「ただ、それが議論の一部だったことは確かだ」

    ブランドルもルクレールのキャリアについて高く評価している。

    「彼はもうフェラーリで8年目だ」

    「しかし本当に成功したと言えるだろうか?」

    「最後に勝ったのは2024年の半ばだ。しかし今週末は勝つかもしれない」

    「彼は間違いなくグリッドでも最高レベルのドライバーのひとりだ。フェラーリにとっても、彼自身にとっても素晴らしい契約だと思う」

    ハミルトンは契約延長交渉を否定
    2027年までフェラーリとの契約を結んでいるルイス・ハミルトンは、すでに次の契約交渉が始まっているとの見方を否定した。

    「いや」

    ハミルトンはそう答えた。

    「それについて考える時間は後で十分にある。まだ時間はたくさんある」

    「今はまったく考えていないし、交渉もしていない」

    ベアマンはフェラーリ入りを焦らず
    フェラーリ育成出身のオリバー・ベアマンも将来のフェラーリ昇格候補と見られている。

    今季はハースF1チームでエステバン・オコンを上回るパフォーマンスを見せているが、自身は焦りを感じていないという。

    「失望していないし、不満もない」

    「今起きていることはすべて僕のキャリアの一部だ」

    「ハースで働くことを楽しんでいるし、2027年もハースに残ることを悪いことだとは思わない。むしろ素晴らしい機会だ」

    ただし、来季の去就については明言しなかった。

    「分からない」

    フェルスタッペンは2028年以降を慎重に検討
    移籍市場で最も注目を集める存在のひとりがマックス・フェルスタッペンだ。

    レッドブル・レーシングとの現行契約は2028年まで残っているが、チーム側から延長の打診があったことを認めた。

    「そうだ」

    フェルスタッペンは契約延長の可能性について問われるとそう答えた。

    「ただ、しばらく新しい契約にはサインしていない。それは普通のことだ」

    しかし現時点で急ぐつもりはないという。

    「今の僕にとって最優先事項ではない。まだ契約は2年残っているからね」

    「まずは2028年以降も続けたいかどうか、自分自身で決めなければならない」

    「だから急いでいない。もし急いでいたなら、2040年までの契約にサインしていただろう」

    2026年シーズンはまだ序盤だが、ルクレールの契約延長によって次の焦点はフェルスタッペンの将来へと移りつつある。マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・レーシングを中心に、次世代の勢力図を左右するドライバー市場の駆け引きはすでに始まっている。

  • 2026年F1モナコGP 決勝 スターティンググリッド

    2026年F1モナコGP 決勝 スターティンググリッド

    2026年F1第6戦モナコGPの決勝グリッドのをFIA(国際自動車連盟)が発表した。

    予選ではアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が圧巻のアタックを決め、今季4度目のポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)をわずか0.043秒差で退け、伝統のモンテカルロ市街地コースの先頭グリッドを手にした。

    モナコはオーバーテイクが極めて難しいサーキットとして知られており、予選順位が決勝結果を大きく左右する。そのため、アントネッリにとってはチャンピオンシップ争いをさらに優位に進める絶好の機会となる。一方、フェルスタッペンもフロントローを確保しており、スタート直後のサン・デボーテまでの攻防が最大の見どころとなりそうだ。

    フェラーリ勢は2列目独占 ハジャーも5番手
    フェラーリはルイス・ハミルトンが3番手、シャルル・ルクレールが4番手を獲得。地元モナコでのポールを逃したルクレールにとっては悔しい結果となったが、両車とも優勝争いに加わる位置からスタートする。

    5番手にはアイザック・ハジャーが入り、レッドブル勢は2台ともトップ5を確保。ジョージ・ラッセルが6番手に続き、マクラーレン勢はオスカー・ピアストリ7番手、ランド・ノリス8番手とやや苦戦した。

    中団は接戦 アストンマーティンは最後尾列
    中団グループではピエール・ガスリーが9番手、リアム・ローソンが10番手でトップ10入り。ウィリアムズ勢はアレクサンダー・アルボン11番手、カルロス・サインツJr.12番手に並んだ。

    一方でアストンマーティンは厳しい予選となり、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手。モナコで最後尾付近から順位を上げるのは容易ではなく、戦略面での巻き返しが求められる。

    F1モナコGP決勝 スターティンググリッド
    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    7.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    8.ランド・ノリス(マクラーレン)
    9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    12.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    13.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    14.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    15.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    16.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    17.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    18.セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
    19.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    20.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)
    21.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)

    アントネッリが歴史的勝利へ挑む
    モナコGPは1950年に初開催され、F1を象徴するイベントとして長い歴史を誇る。78周で争われる2026年大会は、日本時間22時にスタート予定。ポールポジションからスタートするアントネッリが今季の勢いを維持して勝利を飾るのか、それともフェルスタッペンやフェラーリ勢が逆転を果たすのか注目が集まる。

  • キム・カーダシアンがF1モナコGPに登場 ハミルトンとの交際報道が再燃

    キム・カーダシアンがF1モナコGPに登場 ハミルトンとの交際報道が再燃

    キム・カーダシアンがF1モナコGPのパドックに姿を見せ、ルイス・ハミルトンへの“応援訪問”として大きな話題を呼んでいる。

    近年、F1の人気拡大によってハリウッドスターや世界的セレブの来場は珍しくなくなったが、今回注目を集めた理由は、ハミルトンとの交際報道が続いているタイミングだったためだ。

    モナコで再び高まる交際説
    米国のリアリティ番組スターで実業家としても知られるキム・カーダシアンは、今回初めてF1パドックを訪問。報道によれば、フェラーリのルイス・ハミルトンを応援するためにモナコを訪れたとされている。

    交際説が浮上したのは2026年2月のスーパーボウルでの公開イベントだった。

    その後も英国コッツウォルズでの滞在や、米アリゾナ州レイク・パウエル、日本旅行、さらにはカリフォルニア州で開催されたコーチェラ音楽フェスティバルなど、複数の場所で一緒に過ごしている様子が目撃されてきた。

    ただし、現時点で両者とも交際を正式に認めてはいない。

    ハミルトンは今シーズン序盤にプライベートに関する質問を受けた際も、自身の私生活について語ることを避けていた。

    SNS投稿も憶測を後押し
    交際説が再び注目を集めるきっかけとなったのが、キム・カーダシアンのSNS投稿だった。

    インスタグラムで3億4500万人以上のフォロワーを持つカーダシアンは、最近公開した投稿の中にハミルトンとの写真を含めていた。

    これにより、以前から続いていた関係性への憶測が再燃することとなった。

    一方で、写真の掲載だけでは交際を裏付ける証拠にはならず、友人関係や仕事上の交流の可能性も残されている。


    フェラーリ移籍後初勝利を狙うハミルトン
    そんな話題の渦中にいるハミルトンだが、週末の焦点はあくまでもレースだ。

    モナコGPではフェラーリが金曜日のプラクティスで好調なペースを見せ、FP1とFP2の両方でワンツーを記録。ハミルトンもFP2で最速タイムを記録するなど好スタートを切った。

    最終プラクティスではシャルル・ルクレール、キミ・アントネッリに続く3番手となり、予選でも上位争いを展開。フェラーリ移籍後初勝利への期待が高まっている。

    モナコのパドックでは、ハミルトンの走りだけでなく、その周囲の話題にも世界中の注目が集まる週末となっている。

  • F1モナコGP予選 全22人ドライバーコメント:アントネッリがポール獲得

    F1モナコGP予選 全22人ドライバーコメント:アントネッリがポール獲得

    2026年F1第6戦モナコGPの予選がモンテカルロ市街地コースで行われ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分12秒051を記録してポールポジションを獲得した。アントネッリにとっては今季4回目、キャリア通算4回目のポールポジションとなる。

    予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がわずか0.043秒差の2番手につけ、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が3番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が4番手に続いた。

    アイザック・ハジャー(レッドブル)が5番手と健闘した一方、マクラーレン勢はオスカー・ピアストリが7番手、ランド・ノリスが8番手にとどまった。

    中団勢ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が9番手、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が10番手でQ3進出を果たした。アウディはガブリエル・ボルトレトのクラッシュが響き、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのアストンマーティン勢も最後尾に沈む厳しい予選となった。

    1番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「モナコでのポールポジションは信じられない結果だ。チームはマシンをいい状態に持っていくために素晴らしい仕事をしてくれた。特に難しい金曜日のあと、一晩で改善できたことが大きかった。Q3ではP1を狙えるマシンとドライバーがたくさんいて、本当に僅差の戦いだった。だからポールを獲得できてうれしいし、もう明日が楽しみだ。予選の序盤は完全に順調だったわけではなかった。マシンは少し神経質に感じたけど、セッションが進むにつれてすべてがまとまり始めた。僕たちは正しい調整を行い、Q3に入るころにはマシンの状態にかなり自信を持てるようになった。それが、重要な場面で本当にプッシュする自信につながった。最後のセグメントはものすごく緊張感があり、何が起きるか最後まで分からなかった。最後の数十分の1秒を見つけるのは決して簡単ではないし、特にマックス(フェルスタッペン)がずっと近くにいた。結局、正しいタイミングでラップをまとめ切ることがすべてだったし、それができて本当に満足している。ここでポールに立てたことは大きな意味がある。でも同時に、これは最初の一歩にすぎない。グリッドで自分の周りに誰がいるかは分かっているし、彼らはスタートからプレッシャーをかけてくるはずだ。今はいいスタートを決めて、そこからレースを管理することに集中している。週末を通していいペースを見せられているので自信はあるけど、モナコは常に予測不能だ。落ち着いて、このチャンスを最大限に生かし、明日何ができるか見ていきたい」

    2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「自分のパフォーマンスには本当に満足している。昨日の時点でフロントロウに並べると言われていたら、間違いなく受け入れていたと思う! 少し驚きだった。今朝はマシンにいくつか難しさがあったと思うから、最終的にフロントロウに入れたのは非常にポジティブだった。ここ数年と比べると、マシンは少し限界域で神経質になっている。パワーが入る瞬間や、ドライバビリティ、シフトも含めて、すべて少し違う。クリーンなラップを走れて、限界まで全開でいけると、本当に気持ちよくて大きな手応えがある。これは週末で最も重要なセッションなので、この位置にいられることをうれしく思う。トラフィックやウォールに対処しなければならないなかでも、すべてのラップの進み方にはとても満足している。明日はスタートを決めることが極めて重要だ。少し複雑になる可能性があるし、僕の後ろにはスタートのいいマシンが2台いる。だから様子を見てみよう。多くのことが起こり得るし、すべてはまだこれからだ」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「モナコはいつもシーズンでも際立った予選セッションのひとつになる。素晴らしい観客と雰囲気があり、僕がいつも楽しんでいる強烈な緊張感がある。セッション序盤は、フリープラクティスで感じていたほどマシンに自信を持てなかった。大きな調整はしていなかったので、何が変わったのかをしっかり確認する必要がある。バランスにいくつか違いを感じたけど、キミ、マックス、シャルル、そして僕の間では終始ものすごく僅差だった。明日のレースを楽しみにしているし、強い結果を持ち帰るチャンスがあると思っている。ファクトリーのチームは素晴らしい仕事をしているし、今後のレースでより安定して前方で戦い続けられると確信している」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「最初のセッションから、僕にとっては厳しい週末になっている。マシンで正しい感触をつかむことに苦しんでいて、いくつか問題も抱えている。ただ、それについてはすぐに解決策を見つけられると確信している。でも、このようなコースで完全な自信がないまま予選に入ると、代償を払うことになる。今日は複数の要因が重なった結果で、残念ながらQ3最後のアタックラップを走り切ることができなかった。つまり明日は2列目からスタートすることになる。それでも、全力を尽くす」

    5番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「この結果には間違いなく満足している。昨日のあと、マシン面でも自分の自信の面でもやるべきことがたくさんあったけど、1周ごとに一歩ずつ進めていった。Q1ではトラフィックとタイヤで少し苦しんだ。でもQ2で大きく前進し、Q3でもさらに前進できた。マシンはここで速かったし、このコースが僕たちに合うことは分かっていた。だから今日までの流れがもっとスムーズだったらと思う。それでも5番手には満足している。明日は集団が接近してくれればいいし、強い戦略でいくつかオーバーテイクできることを期待している」

    6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「ここまで僕にとっては非常に難しい週末になっていて、それは予選でも続いた。最近の自分にとって少し弱点になっている部分で、残念ながら今週末も噛み合わなかった。1時間の中でいいラップはいくつかあったし、FP3は有望だったけど、そうした瞬間はあまりにも少なかった。特にここでは、自分が得ているグリップレベルに完全な自信が必要だ。でも僕にはそれが十分になかった。最近はフラストレーションのたまる流れが続いていて、タイヤを必要な形で機能させることに苦しんでいる理由を理解する必要がある。明らかに、自分のドライビングスタイルの何かが、必要なものを引き出す助けになっていない。昨年はうまく機能していたけど、この新世代のマシンには少し違うものが必要なのかもしれない。まだ明確な答えはないけど、チームと一緒に懸命に取り組んで克服していく。明日に向けては、6番手スタートだと長い午後になるかもしれない。とはいえ、ここはモナコで何でも起こり得る。だから前向きに構えて、何ができるか見ていく」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「僕たちにとって、まったく簡単な週末ではない。ここには難しい戦いになることを予想して来たけど、実際にその通りになった。根本的な問題は全体的なグリップ不足で、金曜日からいくらか前進し、マシンのバランスも改善したけど、まだスピードが足りない。僕の側としては、予選ではマシンから引き出せるものはほぼすべて引き出せたと思うし、まずまずのラップをまとめられたと思う。レースに向けては現実的でいなければならない。このサーキットはオーバーテイクが非常に難しいことで知られていて、それが変わるとは思っていない。僕たちの焦点は、クリーンな戦略を実行し、できる限りマシンをうまく管理することだ。モナコでは何でも起こり得るので、何ができるか見てみよう」

    8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「週末を通して後手に回っていて、予選でもそれが表れた。最後のラップまでは自分のラップは力強かったけど、そこで3コンマを見つけようとして少しプッシュしすぎ、ロックアップしてしまった。プラクティスからはいくつか前進できたし、序盤のセッションでは見た目も良くなっていた。でもそれは、速いマシンたちがまだ少し慎重だった一方で、僕たちはすでに全開で走っていたことも一因だった。僕たちは何が足りないか分かっているし、シーズン後半になってから気づくより今それを認識できる方がいい。明日は戦略でアグレッシブにいき、セーフティカーや何かが起きたときのチャンスを生かせるよう準備する。ただ、ここではオーバーテイクが難しいので、現実的でいなければならない。焦点はマシンを改善すること、必要なリアの安定性とダウンフォースを得ること、そしてマイアミで見せたようなペースをバルセロナのようなコースでも発揮できるようにすることだ」

    9番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「この結果にはとても満足している。今日は9番手以上はできなかったと思う。現時点で手の届かないトップ4チームの後ろではベストだった。最後のQ3ラップを決めてラインを越えたときは、アドレナリンで本当に高ぶっていた。かなり余分なリスクを取って、あちこちでウォールをかすめた! すべてが噛み合ったときの感覚はいいものだ。ここまでまったく簡単な週末ではなかったので、チームとして懸命に取り組む必要があった。このコースはいつもかなり奇妙に感じる。ここ特有の性質もあって、マシンが完璧だと感じることはない。だから僕たちは全体的なパッケージを改善するために、小さなことを少しずつ変えようとした。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、本当に懸命に働き、最後はわずかな差にかかる状況まで僕たちを持ってきてくれた。Q3に滑り込めたあとは、とにかく全力でいった! ここでは予選がどれほど重要か分かっているので、レースで何が起きるか見ていく。オーバーテイクはかなり難しいと予想している。オープンな気持ちで、レースで何が起きるか見てみたい」

    10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日の結果にはとても満足しているし、Q3に進めたのはいい気分だ。昨日は予想以上に苦しんだので、そこからマシンを本当に改善できた。だから通常よりもかなり多くの変更を加えることになった。ここではオーバーテイクが難しいのは明らかなので、力強いスタートを決めることが目標になる。このコースを走るのは本当に楽しい経験なので、明日また走るのが待ちきれない」

    2026年のF1世界選手権 モナコGP 予選

    11番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日の11番手には満足している。Q3進出を逃したのは少し悔しいけど、最後のラップは完全に限界まで攻めていた。全開でプッシュしていたセクター3でウォールに軽く接触して少しタイムを失ったけど、何とか切り抜けることができた。チームとしては、厳しいレース週末が続き、走行時間も失っていたので、今週末は早い段階でリズムをつかむために違うアプローチを取った。シンプルに進めて、各セッションで少しずつ積み上げていこうとしたんだ。これは最近取り組んできたすべての仕事の成果だと思う。11番手と12番手は明日に向けて悪くないスタート位置だ。レースは1ストップになりそうなので、ポイント圏内に入るためにも良いスタートを決めることが重要になる」

    12番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「一方ではQ1を突破できたことに自分でも感心している。赤旗のあと、中古で温まっていないタイヤで出ていくしかなかったので、その状況でクリーンにQ2進出を決めたラップは、おそらくこれまでで最高のラップのひとつだったと思う。その一方で、Q2ではいくつかミスをしてしまい、いくつかのコーナーでフロントをロックさせて1〜2コンマを失った。それでは十分ではなかった。モナコではオーバーテイクが難しいことは分かっているけど、トップ10まではそれほど遠くない。だから良いスタートを決めて、ポイント圏内に戻るためにベストを尽くすことに集中する」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「もちろん、今日の予選結果には失望している。セッション前まではもっと有望に見えていたので、それをより良いグリッドポジションにつなげられなかったのは悔しい。最後のランではトラフィックの影響を受けて少し運もなかった。それは確かに助けにならなかったけど、モナコの予選ではよくあることだし、自分にできることはあまりなかった。全体としては、マシンにいくらかダメージを抱えていたことも影響した。それでも、もう少し競争力を発揮できると期待していたので、どれほど影響があったのか、そしてパフォーマンスがどこへ消えたのかを確認する必要がある。明日はこの位置からだと厳しいレースになるだろう。でもモナコは常にチャンスを生み出す場所でもあるので、集中を保ち、訪れる機会を最大限に生かしたい」

    14番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「一方では結果に失望している。モナコでは1年で最も重要な予選のひとつだから、できるだけ上位からスタートしたいと思うのは当然だ。でも同時に、ここ数日間、どこで苦しみ、どこを改善できるかを理解するために取り組んできたチームの仕事を本当に誇りに思っている。僕たちは夜遅くまで作業し、昨日から前進することができた。そして最終的にはQ3進出まで数十分の1秒差だった。ただ、この短いコースではタイム差が非常に接近しているので、わずかに届かなかった。その結果、明日は長いレースになりそうだ。週末を通してフロントとリアのロックアップに苦しんでいるし、ここで限界まで攻めてウォール際を走る自信がないと大きな代償になる。最近のレースと比べても、今週末はうまく噛み合わなかった。このコースが今のパッケージの強みを引き出すタイプではないことは分かっていた。明日はベストを尽くし、スタートで無理をせず、何が起きるか見ていく。中断や赤旗など何でも起こり得るので、それを生かせる準備をしておかなければならない」

    15番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日の予選はかなり混乱していて、マネジメントが難しいセッションだった。Q1では感触が良く、赤旗が出る前は良いラップを走っていた。Q2ではタイヤ温度がかなり低く、最初のランではグリップに苦しんだ。最後のランで改善しなければならないことは分かっていたけど、ラップ前の長い渋滞によってタイヤを適切なウインドウに入れることができなかった。なぜそこまで敏感だったのかを分析し、何を学べるか見ていく。明日は前に進むのが難しいレースになるだろうけど、過去のレースも研究して、あらゆるチャンスを最大限に生かせる方法を探したい」

    16番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「チームには申し訳なく思っている。彼らは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたし、トップ10に入るに値した。でも今日はそれを実現できなかった。トップ10を争えるだけのペースはあったけど、Q1で少しリスクを取りすぎてしまい、スイミングプール・シケイン進入でウォールに接触した。その結果サスペンションを壊し、セッションは終わってしまった。限界まで攻めるQ3なら理解できるミスかもしれないけど、セッション序盤ではしてはいけないミスだった。モナコではスタート位置が極めて重要だということは分かっていた。明日が簡単なレースにならないことも理解している。でも週末を通してペースには励まされているので、少しでも順位を上げられるよう戦い続ける」

    17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「マシンにはさらに上位へ進み、Q2後半、あるいはQ3に進出できるだけの力があった。路面も僕たちに向いてきていた。毎回同じことを言っている気がするけど、僕たちは運がなかった。アタックラップではすでに2コンマ分のトラフィックに引っ掛かり、その後赤旗が出た。再開後はタイヤを温める時間が足りず、改善できなかった。本当にそれだけだ。チーム全体にとって非常に残念だ。金曜日から土曜日にかけてパフォーマンスを見つけられていて、非常にポジティブだった。でも今となっては確認することもできない。明日何ができるか見てみよう」

    18番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は現状のパッケージで出せる最大限を引き出せたと思う。本当に僅差だったし、あと数百分の1秒あれば届いていたかもしれない。モナコではドライバーが大きな違いを生み出せるし、僕は今日すべてを出し切った。レースでは多くのチャンスがあることも分かっているので、どうなるか見ていこう。ベストを尽くす」

    19番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「FP3のあと、メカニックたちはマシンを元に戻すために懸命に作業してくれた。マシンの感触はとても良かったし、本来ならまだ戦えていたはずだ。赤旗が出るまではQ2進出を楽に決められるラップだったので、本当に不運だった。赤旗後は2分間並ぶことになり、コースに出たときにはまったくグリップがなかった。あちこちで滑っていた。限界まで攻めて、できることはすべてやったけど、ただグリップがなかった。週末を通して準備ラップを行っていたけど、残り時間ではそれができなかった。本当に失望している」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日はもう少し上を期待していた。でも差は少しずつ縮まっているように見えるし、アストンマーティン2台の前に出られた。もしかしたらこのコースは僕たちのマシンに合うかもしれないと思っていたけど、乗り心地にかなり苦しんでいる。セットアップではあらゆることを試したが、ライドハイトを変えるとダウンフォースを失ってしまうので難しい。改善すべき明確なポイントはある。それは縁石への対応と、路面の凹凸をどう乗り越えるかだ。予選最後の2周では、自分としてはこれ以上引き出せるものが何もないと感じた。このマシンでのモナコは難しかったけど、厳しい週末になることは分かっていた。レースは明日だし、新しい一日になる。また挑戦する」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「昨日と比べて大きな違いはなかったし、単純にペースが足りない。モナコには少し期待を持って来たけど、マシンへの信頼感があまりなく、週末を通してフロントグリップ不足に苦しんでいる。今日は現在のパッケージで出せるベストのラップを走ったと思う」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「週末を通して同じ問題に苦しんでいる。マシンにはグリップがなく、扱いも難しいので、この結果は予想していたものだ。チームはセッションごとにさまざまな変更を試しているが、ダウンフォースとパワーの両面で制約があるので、正直あまり楽しい状況ではない」

  • フレデリック・バスールがF1モナコGP復帰 医療機関で検査後に現場指揮へ

    フレデリック・バスールがF1モナコGP復帰 医療機関で検査後に現場指揮へ

    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールが、モナコのパドックに戻った。バスールは体調不良により土曜日の現場入りを見合わせ、地元の医療センターで検査を受けていた。

    フェラーリは土曜朝、バスールが医療上の理由で終日不在になると発表していた。チームはプラクティスで好調なペースを見せ、今季初ポールポジションを狙って予選に臨んだが、最終的にはルイス・ハミルトンが3番手、シャルル・ルクレールが4番手となり、2列目からのスタートにとどまった。

    決勝日に戻ったバスール
    レースで好結果を持ち帰ることを目指すフェラーリにとって、チーム代表の復帰は大きな意味を持つ。バスールは医療スタッフから許可を受け、決勝日はトラックサイドでチームを指揮することになった。

    体調不良の詳細は明かされていないが、少なくとも現場復帰が認められたことで、フェラーリは通常の指揮体制でモナコGP決勝に臨む。

  • フェルナンド・アロンソ F1現行マシンを酷評「モナコで運転した中で最悪」

    フェルナンド・アロンソ F1現行マシンを酷評「モナコで運転した中で最悪」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGPの金曜プラクティス後、現行のハイブリッドF1マシンに対する不満を改めて表明し、「ハイブリッドカーはレースをするべきではない」と痛烈に批判した。

    アロンソは以前から、エネルギーマネジメントへの依存度が高まった現代F1に否定的な立場を取ってきた。モナコではその姿勢をさらに強め、「これまでモナコで運転した中で最悪の世代のマシンだ」と語った。

    「モナコで運転した中で最悪の世代のマシン」
    アロンソは、現在のパワーユニットとエネルギー回生システムがドライビングの一貫性を損なっていると説明した。

    「おそらくモナコで運転した中で最悪の世代のマシンだ」

    「バッテリーの充電方法、ブレーキングやリフトオフなどによって、マシンのエンジンブレーキ特性に大きな不安定さが生まれている。ある時はエンジンブレーキが強く、ある時は弱い。プッシュできる時もあれば、できない時もある」

    「バッテリーが完全に満充電になると、それ以上は充電されない。するとエンジンブレーキがなくなり、まるで押し出されるような感覚になる」

    「これは単純にルールの問題だ。ハイブリッドカーはレースをするべきではない。それだけだ」

    アロンソは、ドライバーがコーナー攻略よりもバッテリー残量やエネルギー回生を意識しなければならない現状に不満を抱いており、現在のF1が本来のレーシングカーから離れてしまったと考えている。

    フェルナンド・アロンソ フォーミュラ1カー

    アストンマーティンの苦戦も不満を増幅
    もっとも、アロンソの発言はアストンマーティンの現状とも無関係ではない。

    今季のAMR26はグリッド後方に沈む苦戦が続いており、アロンソ自身もブレーキングやギアチェンジ時の不安定な挙動を繰り返し訴えている。モナコのFP1でもシケイン進入時にマシンをコントロールしきれず、バリアに接触した。

    アロンソは現行マシンについて次のように説明した。

    「今はブレーキング時に大量のエネルギー回生を行っている。リアアクスルがブレーキング中に大きくバッテリーを充電するんだ」

    「そのうえでダウンシフトがあり、次のギアを入れるためにエンジンのブリッピングとも連動させなければならない」

    「今年は多くのことが同時に起きていて、僕たちはまだそのレベルに達していないように思う」

    アロンソはAMR26を「一貫性がなさすぎる」と評しており、慢性的なアンダーステアにも悩まされているという。セットアップ変更を重ねても根本的な改善には至っていない。

    金曜プラクティスでは最後尾付近に低迷
    モナコGPの金曜プラクティスでは、アストンマーティン勢は厳しい状況に置かれた。

    FP2ではフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが、キャデラックF1のバルテリ・ボッタスとともにタイムシート最後尾グループに沈み、チームの苦境を象徴する結果となった。

    アロンソは以前からハイブリッド時代のF1に批判的だったが、競争力不足に苦しむ現在の状況が、その不満をさらに強めていることは間違いない。

    それでも44歳の元ワールドチャンピオンは、自らの立場を変えるつもりはないようだ。モナコでの発言は、現行F1の技術的方向性に対する現役ドライバーからの最も強烈な批判のひとつとなった。

  • F1モナコGP予選 ピレリ総括「予選順位が日曜日の結果を左右する」

    F1モナコGP予選 ピレリ総括「予選順位が日曜日の結果を左右する」

    2026年F1モナコGP予選は、今季屈指の接戦となった。最後まで複数のドライバーがポールポジション争いを繰り広げるなか、メルセデスのキミ・アントネッリが1分12秒051を記録し、今季4回目のポールポジションを獲得した。

    2番手にはマックス・フェルスタッペンが1分12秒094で続き、その差はわずか0.043秒。3番手にはルイス・ハミルトンが入り、決勝は上位勢による激しい戦略戦が期待される。

    モナコらしい予選勝負を制したアントネッリ
    モナコでは追い抜きが極めて難しいことから、予選結果がレース結果を大きく左右する。今回もその特徴が色濃く表れたセッションとなった。

    予選は晴天のもとで行われ、気温は約23度。全車がピレリのC5ソフトタイヤを使用した。

    Q1では同じセットで複数回のアタックラップを刻むドライバーも見られたが、Q3では上位勢がアウトラップに続いて準備ラップを挟み、最後の1周にすべてを賭ける展開となった。

    そのなかでアントネッリが完璧なラップをまとめ、フェルスタッペンを僅差で抑えてポールポジションを手にした。

    アントネッリには、フリースタイルスキー界のスターであるアイリーン・グーからポールポジション賞が授与された。22歳のグーは、フリースタイルスキーの3種目すべてで国際大会のメダルを獲得した唯一の選手であり、2022年北京オリンピックから2026年ミラノ・コルティナオリンピックまでの間に金メダル3個、銀メダル3個を獲得している。

    フリー走行でもメルセデスが速さを見せる
    予選に先立って行われたFP3でも全車がソフトタイヤのみを使用した。

    路面温度は48度まで上昇したが、オリバー・ベアマンのクラッシュによる赤旗中断を除けば、各チームは十分な周回数を消化しながら予選に向けた準備を進めた。

    このセッションでもアントネッリが1分12秒720でトップタイムを記録しており、土曜日を通してメルセデスが高い競争力を示していたことが分かる。

    モナコGP 予選

    決勝は1ストップが有力か
    ピレリのモータースポーツディレクターを務めるダリオ・マラフスキは、モナコでは予選順位が極めて重要になると強調した。

    「モナコでは予選で確保したポジションが日曜日の結果を左右することが多い。オーバーテイクが非常に難しいからだ」

    「今日最速タイムを記録したドライバーたちは、チームがどのような戦略を選んだとしても、すでにアドバンテージを持っている」

    モナコ市街地コースではタイヤ摩耗が小さいため、2種類のコンパウンド使用義務を満たしながらも、1回のピットストップでレースを完走できる見込みだ。

    ソフト→ミディアム戦略が有力候補
    マラフスキによると、ハードタイヤを最終スティントに使用する戦略も有効だという。

    ■ ソフト→ハード:29~35周目でピット
    ■ ミディアム→ハード:33~39周目でピット

    一方で、ピレリはよりグリップの高いソフトとミディアムを組み合わせる戦略にも注目している。

    「ソフトタイヤの初期グリップを活用し、その後31~37周目にミディアムへ交換するプランも十分に競争力がある」

    今季のモントリオールと今回のモナコ予選でC5タイヤの使用データが豊富に集まったことから、各チームはソフトタイヤをレース戦略に組み込みやすくなっているという。

    セーフティカーが戦略を大きく変える可能性
    もっとも、モナコでは理論上の戦略がそのまま機能するとは限らない。

    赤旗やセーフティカー、バーチャルセーフティカーが発生すれば、各チームは即座に戦略変更を迫られる。

    マラフスキも「ピットウインドウは赤旗やニュートラライゼーションによって大きく左右される」と説明し、2024年に発生したオープニングラップのアクシデントによって、多くのドライバーが序盤に唯一のピットストップを済ませたケースを例に挙げた。

    予選で最高の結果を手にしたアントネッリだが、モナコGP決勝ではタイヤ戦略とレース中のアクシデント対応が勝敗を左右することになりそうだ。

  • リアム・ローソン F1モナコGP予選10番手「正直うれしいサプライズだった」

    リアム・ローソン F1モナコGP予選10番手「正直うれしいサプライズだった」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は2026年F1モナコGP予選で10番手を獲得し、Q3進出を果たした。モンテカルロ市街地コースでのQ3進出は2年連続となり、今季開幕戦オーストラリアGP以来のベストグリッドを手にした。

    週末序盤は苦戦を強いられていたものの、予選に向けて大幅なセットアップ変更を実施。チームは予選で本来の競争力を引き出すことに成功し、ローソンはトップ10グリッドを確保した。

    苦戦した金曜日からの巻き返し
    ローソンは予選後、週末の流れについて振り返った。

    「主にプラクティスの後の話だと思う。週末に入る前は実際かなり良い感触があったんだ」

    「僕たちのマシンはカナダで低速コーナーがとても良かった。でも昨日はかなり苦戦した」

    「ここはトラフィックもあって難しい。ラップをまとめるのも大変だ。だから予選までは本当のペースが分からない」

    「でも正直うれしいサプライズだった。今週末は本当にたくさん変更を加えた。普段よりずっと多かった」

    「もうひとつ順位を上げられたら良かったけどね。でもP10は良い結果だ」

    予選ではアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がポールポジションを獲得。ローソンは混戦のQ1とQ2を突破し、Q3進出を決めた。一方、チームメイトのアービッド・リンドブラッドはQ2敗退で15番手となった。

    決勝はスタートが最大の鍵
    モナコではオーバーテイクが難しいことで知られるが、ローソンは2026年マシン特有の状況もレース展開に影響するとみている。

    「オーバーテイクは難しくなると思う」

    「今週末はストレートモードがないけど、それ自体はそれほど大きな違いじゃない。重要なのはブーストの方だ」

    「常にフルデプロイ状態になるから、速度差はほとんど生まれないはずだ」

    「純粋にマシンのペース勝負になると思う。だからスタートがとても重要になる」

    モナコGPでは予選順位が結果を大きく左右する。10番グリッドを獲得したローソンにとって、ポイント獲得圏内を維持しながらレースを進められるかが焦点となる。

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 モナコGP

    レーシングブルズ首脳陣も高評価
    レーシングブルズの最高技術責任者アラン・パーメインは、予選でようやくマシンの実力を示せたと評価した。

    「モナコの予選は、ようやく僕たちのマシンのペースを示す機会になった」

    「このコースはドライバーにとっても、特にエンジニアにとっても多くの課題を突き付ける」

    「ドライバーに自信を与えながら、同時にコーナーへ完全にコミットできる応答性も備えたセットアップが必要だ」

    「それがなければ速いラップは不可能だ」

    「決して簡単な週末ではなかった。しかし予選までにVCARB 03を理想的な状態へ持っていくことができた」

    「リアムはほぼ完璧なセッションをこなし、Q3進出を果たして10番手を獲得した」

    「アービッドはQ2で完璧なラップをまとめられず15番手になった」

    「明日のレースを楽しみにしている。クリーンなレースを実行できれば、ポイント獲得には十分な自信がある」

    モナコでは予選結果の重要性が他のどのサーキットよりも高い。レーシングブルズにとっても、ローソンがトップ10からスタートする今回のレースは貴重なポイント獲得の好機となりそうだ。

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • アイザック・ハジャー F1モナコGP予選5番手「ダメージを最小限に抑えられた」

    アイザック・ハジャー F1モナコGP予選5番手「ダメージを最小限に抑えられた」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は2026年F1モナコGP予選で5番手を獲得した。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが2番手につけるなか、ハジャーもQ2では3番手タイムを記録するなど上位争いに加わった。

    しかし、週末は順調なものではなかった。金曜日のFP1で大きなクラッシュを喫したことで走行時間を失い、自信を取り戻す必要に迫られていた。それでも土曜日のFP3で立て直し、予選ではトップ5グリッドを確保した。

    クラッシュからの巻き返しも予選には悔い
    ハジャーは予選後、自身のパフォーマンスについて複雑な心境を明かした。

    「間違いなく複雑な気持ちだ。とても良い巻き返しだったと思う。でも同時に、予選はあまりにも雑だったし、ミスも多すぎた」

    「Q3に向けての組み立てとしてはベストではなかったし、まだタイムを残していた」

    Q3最初のアタックではマシンの感触が良くなかったという。

    「Q3の最初のランではマシンのフィーリングが悪くて、Q2より遅かった。だから最後のアタックに向かう時も、そのラップが最後の基準になってしまう。それは理想的なアプローチではない」

    「前のドライバーたちとはコンマ5秒差があったので、大きく改善するのは本当に難しかった」

    FP1のクラッシュが最後まで影響
    ハジャーは予選でも、金曜日に失った走行時間の代償を払っていたと認めた。

    Q1序盤には無線でアウトラップへの不満を訴えていた。

    「トラフィックとタイヤの問題があった。だから最初から良い流れではなかった」

    「その時はマックスより1秒遅れていた。でもQ2では良いウォームアップができて、再び戦いに戻れた」

    「同じ仕様のマシンで十分な周回を重ねられなかった。そのツケが最後に出た」

    さらにFP1の事故について次のように振り返った。

    「セッションの半分以上を失ったと思う。FP2ではマシンは修復されていたけど、自信を取り戻す必要があったし、本当にひどい一日だった」

    「でも今朝のFP3を最大限活用できた。正直なところ、ダメージを最小限に抑えられたと思うし、うまくやれた」

    アイザック・ハジャー (レッドブル・レーシング) F1 モナコGP

    決勝では上位勢の争いに期待
    モナコでは予選順位が極めて重要になるが、ハジャーは決勝で前進できる可能性があると考えている。

    「そうだね。今年はスタート性能の差も見てきたし、ターン1で何か仕掛けがあるかもしれない」

    「僕たちもその争いの中にいられることを期待している」

    FP1の大クラッシュで大きく出遅れたハジャーだったが、予選では見事に立て直して5番手を確保した。モナコの決勝では上位4台の争いの背後からチャンスをうかがうことになりそうだ。

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • エイドリアン・ニューウェイ健康不安説を否定 デラロサ「休みなく働いている」

    エイドリアン・ニューウェイ健康不安説を否定 デラロサ「休みなく働いている」

    アストンマーティンF1のアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、最近浮上していたエイドリアン・ニューウェイの健康不安説を否定し、その仕事ぶりとリーダーシップを高く評価した。

    2026年F1シーズン開幕以降、ニューウェイがグランプリ会場に姿を見せていなかったことから、一部メディアでは健康上の問題によってシルバーストンでの業務にも支障が出ているとの報道が流れていた。

    しかしアストンマーティンはこれを否定。ニューウェイ本人もモナコGPに姿を見せ、チームに帯同した。金曜日のFIA公式記者会見に出席したデ・ラ・ロサは、ニューウェイについて問われると、自身がマクラーレン時代に共に働いた頃と何も変わっていないと語った。

    「ニューウェイは何も変わっていない」
    ペドロ・デ・ラ・ロサは、ニューウェイの現状について明確に否定した。

    「エイドリアンに違いは何ひとつ見当たらない」とデ・ラ・ロサは語った。

    「彼は休みなく働いているし、その仕事に対する姿勢は本当に並外れている」

    さらにデ・ラ・ロサは、ニューウェイを特別な存在にしている最大の理由として、ドライバーの意見に耳を傾ける姿勢を挙げた。

    「彼は僕がこれまで一緒に仕事をしてきた誰よりも、ドライバーの話を聞くエンジニアのひとりだ」

    「元ドライバーとして、それは本当に尊敬できることだ」

    「今の時代はデータがすべてのような世界だ。エンジニアに話していても、彼らは画面ばかり見ていて、データが正しいのか、それともドライバーが正しいのか分かっていないこともある」

    2005年オーストラリアGPで見せたニューウェイの凄み
    デ・ラ・ロサは、ニューウェイがいかにドライバーの感覚を重視しているかを示すエピソードとして、2005年オーストラリアGPでの出来事を紹介した。

    当時マクラーレンのテスト兼リザーブドライバーだったデ・ラ・ロサは、走行後にニューウェイからひとつの質問を受けたという。

    「彼は僕に『なぜターン1でこれ以上速く走れないんだ?』と聞いた」

    「僕は『ターン1に進入してステアリングを切るとアンダーステアになってしまうからです』と答えた」

    するとニューウェイは、そのコーナーの頂点でどれくらいステアリングを切っているかを手で示すよう求めた。

    「僕が手で示すと、彼は『6度だな』と言った」

    「そして『風洞では6度以上ステアリングを切る状況になると、クルマが十分なヨーを発生できず、向きを変えられないことが分かっている』と説明した」

    ニューウェイはその情報を持ち帰り、次戦までにフロントウイングへ変更を加えた。

    「次のレースではクルマのステアリング感度が大きく改善されていた」

    「それがエイドリアンなんだ。彼はドライバーの話を聞く」

    エイドリアン・ニューウェイ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アストンマーティン再建への期待
    デ・ラ・ロサは、ニューウェイの最大の強みはアイデアを実際の成果へ結びつける能力にあると語った。

    「ニューウェイを特別な存在にしているのは、本当に結果を出すことだ」

    「彼がチームにいるのは素晴らしいことだ」

    「彼は偉大なリーダーであり、僕たち全員にとって本当の刺激になっている」

    「そしてアストンマーティンに加わった多くの若いエンジニアたちにとっても大きなインスピレーションになっている」

    現在のAMR26は、2026年シーズンの中でも期待を大きく下回るマシンとなっている。ニューウェイの長いF1キャリアにも成功だけでなく失敗は存在するが、状況を立て直せる人物がいるとすれば、それはニューウェイ自身だというのがデ・ラ・ロサの見方だ。

    ただし、その成果が現れるまでには時間が必要になるかもしれない。