カテゴリー: F1モナコGP

  • ランド・ノリス マクラーレンに電気系トラブルか F1モナコGP FP2でストップ

    ランド・ノリス マクラーレンに電気系トラブルか F1モナコGP FP2でストップ

    ランド・ノリスがモナコGPフリー走行2回目(FP2)でマシンを停止させた。ノリスはトンネル出口を抜けた後に突然パワーを失い、シケインのエスケープロードへ退避してマシンを止めた。

    F1 TVの解説者ジョリオン・パーマーは、このトラブルについて「カナダでのジョージ・ラッセルのリタイアと非常によく似ている。ラッセルの場合はバッテリーの問題だった。今回は完全にマシンの電源が落ちている」と指摘した。

    その後、ノリスは自力でピットへ戻り、ガレージでチームと状況を確認。モナコでは停止したマシンをセッション終了までコース脇に留め置くことが多く、このFP2中の復帰は不可能とみられている。

    リプレイ映像では、マーシャルがマシンを押して回収しようとしたものの、ギアが入ったままのような状態で車両がなかなか動かない様子も映し出された。

    一方、セッションはVSC解除後に再開され、ルイス・ハミルトンが首位タイムを記録。マックス・フェルスタッペンが約コンマ3秒差の2番手、シャルル・ルクレールがさらに0.167秒差の3番手につけた。3人ともミディアムタイヤでのタイムだった。

    なお、FP2では通常、序盤にセットアップ確認と路面状況の把握を行い、中盤にソフトタイヤでの予選シミュレーション、終盤に決勝を見据えたロングランを実施する。ただしモナコでは予選順位の重要性が極めて高いため、他サーキット以上にソフトタイヤでのアタック走行に時間を割く傾向がある。

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGP「Q3進出ならポイント獲得の可能性」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGP「Q3進出ならポイント獲得の可能性」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGPを前に、厳しい現状を認めながらもポイント獲得への可能性を語った。

    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、メルセデス、マクラーレン、フェラーリ、レッドブルのトップ4勢力との差は大きい。さらにアルピーヌを筆頭に、ウィリアムズ、ハースF1チーム、レーシングブルズもライバルとして立ちはだかる状況だ。

    モナコは今季最も走りたいレースのひとつ
    アロンソはモナコGP開幕を前に行われたメディアセッションで、今季の中でも特に走るのを楽しみにしている週末だと明かした。

    ただし、好結果を残すためにはすべてが完璧に噛み合う必要があると強調している。

    チームが警戒している課題のひとつは冷却系統の問題だ。ホンダも数日前にその重要性について言及していた。

    そしてもうひとつが、マイアミGP以降に続いているギアボックスの問題である。特にシフトダウン時の挙動が懸念されている。

    ギアボックス問題への警戒
    「ここでは間違いなくギアボックスの問題は起きてほしくない。マイアミ以来ずっと抱えている問題だし、ここはそれが起きるのに最悪の場所だ」

    「シフトダウン時に不具合が出れば壁に突っ込むことになるし、ドライバーはまるで自分がミスしたように見えてしまう。その瞬間にクルマは全開加速してしまうからだ」

    「そうならないよう確実にしなければならないし、カナダで進めた方向性を維持する必要がある」

    アロンソはさらに、モナコは現在のアストンマーティンにとって比較的チャンスのあるサーキットだと考えている一方で、現実的な見方も崩していない。

    「僕はモンツァよりもここで走る方が好きだ」

    「すべてが完璧に噛み合う必要がある。シフトダウン時の問題が起きず、すべてが正常に機能しなければならない」

    「カナダは重要な週末だった。クルマに乗るのが楽しみだし、モナコは特別な場所だ」

    「ただ同時に現実的でなければならない。僕たちはトップ10からかなり離れている」

    「13番手や14番手から少しリスクを取ればポイント圏内に入れるような状況ではない。むしろ20番手や21番手まで落ちる可能性もある。それほど大きな差がある」

    予選がすべてを決める週末
    モナコでは例年どおり予選結果が決定的な意味を持つ。

    アクティブエアロが使用できない週末となるが、現在のF1マシンのサイズを考えればオーバーテイクは依然として極めて難しいとアロンソは見ている。

    決勝での順位変動はほとんど期待できないというのがスペイン人ベテランの見立てだ。

    「Q3まで進めればポイント圏内でフィニッシュできるはずだ」

    「楽観的に聞こえるかもしれないが、良いプラクティスを重ねて自信を得られれば可能性はある」

    「路面がどう進化するか、2秒速くなるのか遅くなるのかも分からない」

    「予選の本番になれば、路面グリップ、路面温度、タイヤ温度、これまでより速くなるのかどうか、22台すべてがコース上にいる状況などを見極めなければならない」

    「我々のコントロール外にある要素も多いが、同時にコントロールできる部分もたくさんある」

    モナコで試されるアストンマーティンの改善効果
    アロンソの発言からは、カナダGPで見せた改善傾向に一定の手応えを感じている様子もうかがえる。

    ただし現状ではポイント獲得を当然視できる位置にはおらず、ギアボックスの信頼性確保と予選での一発の速さが不可欠だ。特にモナコではオーバーテイクがほぼ不可能なため、アロンソが語るように「Q3進出」が日曜日の結果を大きく左右することになりそうだ。

    アストンマーティンにとっては、カナダで見え始めた改善の兆しが本物なのかを測る重要な週末となる。アロンソ自身も現実を見据えながら、その答えを確かめることを楽しみにしている。

  • F1モナコGP ルクレールとノリスの会見遅刻で所属チームに罰金

    F1モナコGP ルクレールとノリスの会見遅刻で所属チームに罰金

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)とランド・ノリス(マクラーレン)が、2026年F1モナコGPの木曜日に行われたFIA公式記者会見への遅刻により処分を受けた。

    両ドライバーはメディアデーに実施されたFIAドライバー記者会見の第1セッションに出席予定だったが、会場への到着が数分遅れたことで開始時刻が後ろ倒しとなり、FIAは規定違反の可能性があるとしてスチュワード審議を行った。

    処分は執行猶予付きの5,000ユーロ罰金
    スチュワードの裁定により、フェラーリとマクラーレンにはそれぞれ5,000ユーロの罰金が科された。

    ただし、この罰金は12か月間の執行猶予付きとなっており、同様の違反が再発しない限り実際の支払いは発生しない。

    ルクレールとノリスは審議の中で、直前の別の予定が長引いたことが遅刻の理由だったと説明した。

    FIA記者会見は出席が義務
    FIAは各グランプリの木曜日に6人のドライバーを対象とした公式記者会見を実施しており、3人ずつ2グループに分けて行われる。

    出席および時間厳守は競技規則で義務付けられており、欠席や遅刻には制裁が科される可能性がある。

    今回のモナコGPでは、現地時間14時30分開始予定だった最初の30分間の会見が、ルクレールとノリスの到着遅れによって数分遅れてスタートした。

    その後、FIAは両者を金曜日午前のスチュワード審議に召喚。公式文書では「FIA F1規則 第B10.1.1.a条(木曜日記者会見への遅刻出席)」違反の疑いとして調査対象となっていた。

    異例の規則違反も軽微な処分に
    ドライバーが木曜日の公式会見への遅刻でスチュワード審議を受けるケースは珍しい。

    しかし今回は安全面や競技結果に影響する事案ではなく、両ドライバーも理由を説明したことから、FIAは執行猶予付きの軽微な処分にとどめた。

    母国グランプリを迎えるルクレールと、ランキング上位を争うノリスは、今後同様の違反を繰り返さない限り追加のペナルティを受けることなく週末を続けることになる。

  • ベアマンがオコンを酷評 F1モナコGP FP1で無線応酬「なんて馬鹿なんだ」

    ベアマンがオコンを酷評 F1モナコGP FP1で無線応酬「なんて馬鹿なんだ」

    ハースF1チームのエステバン・オコンとオリバー・ベアマンの間で、F1モナコGPのFP1中にチーム無線を通じた緊張したやり取りが明らかになった。

    オンボード映像では、セッション序盤にオコンがベアマンのマシン後方を近い距離で走行している様子が確認された。その後、オコンはレースエンジニアのローラ・ミュラーから、前方のベアマンとの間隔を空けるよう促された。

    FP1序盤に起きたハース同士の不満
    ミュラーはオコンに対し、「少し間隔を空けてもいい」と伝えた。

    これに対してオコンは、ベアマンに2度アタックラップを妨げられたと主張し、怒りをにじませた。

    「そうだね、でも彼も僕のラップを2回も台無しにする必要はないだろう! ファストラップで……」とオコンは無線でコメント。

    これを受けてベアマンも、「なんて馬鹿なんだ」と反応した。

    さらにベアマンは、「エステバンのあれは本当に愚かだった」と続けた。

    不安定な関係性に再び注目
    オコンは過去にもセルジオ・ペレスやフェルナンド・アロンソとのチームメイト関係で緊張を抱えた経緯があり、今回のやり取りはハース内部の関係性に再び注目を集めるものとなった。

    2026年F1シーズン序盤、オコンは開幕5戦でわずか1ポイントにとどまっている。一方のベアマンは中国GPでの5位を含む3度の入賞を記録しており、モナコGPを前にオコンを17ポイント上回っている。

    両者の将来は今季終了後も保証されていないとされており、ハース内の力関係はチームのドライバー市場にも影響を及ぼす可能性がある。

    小松礼雄とオコンは不仲説を否定
    一方で、オコンとハースF1チーム代表の小松礼雄は最近、マイアミGPで両者が激しく対立したという噂を否定している。

    「正直に言って、完全なでたらめだ。本当に信じられない」とオコンはコメント。

    「さっき小松礼雄と話していたところだ。僕が見た記事では彼のことをリョウ・コマツと呼んでいて、それもかなり面白かったし、マイアミで僕たちが大きな口論をしたようなことまで書かれていた。でも、それは完全なナンセンスだ」

    「正直に言って、すべて作り話で、完全なでたらめだ」

    「僕が言ったように、このチームに来たのは、小松礼雄を長く知っていて、彼と素晴らしい関係を築いているからだ」

    「それはずっと変わっていないし、人々が言っているようなことは何も起きていない」

    「完全に事実ではない。僕は自分がやるべきこと、チームとともに果たすべき仕事に完全に集中している」

    今回のFP1での無線は、即座にチーム内対立を意味するものではない。ただし、狭くクリアラップの確保が難しいモナコで、チームメイト同士の走行位置と無線での不満が表面化したことは、ハースにとって無視できない火種となる。

    Source: PlanetF1

  • シャルル・ルクレールが母国F1モナコでFP1最速 フェラーリが1-2発進

    シャルル・ルクレールが母国F1モナコでFP1最速 フェラーリが1-2発進

    2026年F1第6戦モナコGPのフリー走行1回目(FP1)が6月5日(金)にモンテカルロ市街地コースで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分13秒978を記録してトップタイムをマークした。ルイス・ハミルトンが0.226秒差の2番手に入り、フェラーリ勢がワンツー発進を決めた。

    セッションはアイザック・ハジャーのクラッシュとフェルナンド・アロンソの接触による2度の赤旗で中断される荒れた展開となったが、地元モナコで新契約締結直後のルクレールが存在感を示した。

    フェラーリがモナコで好スタート
    モナコ市街地で行われたFP1は、全車がハードタイヤでコースイン。2022年モナコGP勝者のセルジオ・ペレス(キャデラックF1)が先頭で周回を開始した。

    地元出身のルクレールも序盤から走行を重ねたが、ミラボーでロックアップを喫してエスケープゾーンへ飛び出す場面があった。それでも大きなダメージはなく、そのまま走行を継続した。

    セッション前半はハミルトンが1分15秒617でトップに立ち、マックス・フェルスタッペンに約0.3秒差をつけた。アイザック・ハジャーも3番手につけるなど好調なスタートを切った。

    その後ルクレールが1分14秒928を記録して首位に浮上。ランキング首位のキミ・アントネッリに0.5秒以上の差をつけ、フェラーリ勢の速さが際立った。

    ハジャーのクラッシュで赤旗
    セッション中盤になると各チームはミディアムタイヤへ移行。アントネッリがトップタイムを更新し、マクラーレン勢も本格的なアタックを開始した。

    しかし残り約20分、アイザック・ハジャーがスイミングプール・シケインでウォールにヒット。マシンにダメージを負い、赤旗中断となった。

    ハジャーは無線で無事を報告し、自力でピットへ戻った。マーシャルによる車両回収後、セッションは再開された。

    ルクレールが唯一の1分13秒台
    再開後、各車は予選シミュレーションを実施した。

    ハミルトンが1分14秒204で首位を奪い返した直後、ルクレールが1分13秒978を記録。セッション唯一の1分13秒台に突入し、最終的にトップタイムを守り切った。

    フェルスタッペンは無線でマシンの挙動について不満を訴えながらも3番手を確保。メルセデス勢はアントネッリが4番手、ジョージ・ラッセルが5番手だった。

    アウディ勢も上位進出
    今回のFP1ではアウディ勢の健闘も目立った。

    ニコ・ヒュルケンベルグが7番手、ガブリエル・ボルトレトが9番手に入り、両車がトップ10入り。オスカー・ピアストリを挟む形でアウディ勢が並んだ。

    ピエール・ガスリーは10番手。ウィリアムズ勢はアレックス・アルボン11番手、カルロス・サインツJr.12番手だった。

    一方でレーシングブルズ勢はトラブルが続出。リアム・ローソンはルクレールとのインピーディング疑惑に加え、赤旗中のピット出口通過でも調査対象となった。アービッド・リンドブラッドもオスカー・ピアストリへの妨害行為について審議対象となっている。

    終盤はアロンソ接触で再び赤旗
    残り数分にはフェルナンド・アロンソがトンネル出口でウォールに接触。フロントウイングの破片がコース上に散乱し、セッションはこの日2度目の赤旗となった。

    再開後は残り時間が少なく、大きな順位変動はなし。ルクレールがトップでセッションを終え、ハミルトンとのフェラーリ1-2で初日をスタートした。

    モナコGP 2026年のF1世界選手権

    2026年F1モナコGP FP1 結果

    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分13秒978
    2.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分14秒204
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) – 1分14秒491
    4.キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分14秒537
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分14秒983
    6.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分15秒291
    7.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分15秒343
    8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分15秒565
    9.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分15秒750
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分15秒828
    11.アレックス・アルボン(ウィリアムズ) – 1分15秒989
    12.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分16秒014
    13.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) – 1分16秒148
    14.セルジオ・ペレス(キャデラックF1) – 1分16秒170
    15.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分16秒189
    16.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) – 1分16秒292
    17.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) – 1分16秒333
    18.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分16秒389
    19.エステバン・オコン(ハースF1チーム) – 1分16秒431
    20.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分16秒678
    21.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1) – 1分17秒460
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分17秒556

  • F1モナコGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:アロンソ20番手

    F1モナコGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:アロンソ20番手

    2026年F1モナコGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。6月5日(金)にモンテカルロ市街地コースで2026年のF1世界選手権 第6戦 モナコグランプリのフリープラクティス1が行われた。

    トップタイムを記録したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが20番手、ランス・ストロールは22番手だった。

    ■ ルクレール最速発進 フェラーリがFP1で1-2
    シャルル・ルクレールが1分13秒978でトップタイムを記録し、ルイス・ハミルトンが0.226秒差の2番手。フェラーリがモナコGP初日から強さを見せ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが3番手に続いた。

    ■ ハジャーが大クラッシュ 赤旗中断
    アイザック・ハジャーはスイミングプール・シケインでリアを失い、正面からバリアに激突。フロントウイングを失う大きなクラッシュとなったが、自力でマシンを降りて無事をアピールした。

    ■ アロンソも接触 終盤に2度目の赤旗
    フェルナンド・アロンソはトンネル出口でリアが滑り、フロントウイングとリアタイヤをバリアに接触。マシンは自走でピットへ戻ったものの、セッションは再び赤旗となり実質的に終了した。

    ■ アントネッリが好調 メルセデスも上位争い
    ランキング首位のキミ・アントネッリはセッション中盤に首位へ浮上するなど安定した速さを披露。最終的には4番手だったが、週末を通じて有力候補であることを示した。

    ■ フェルスタッペン無線で不満「機能しない」
    フェルスタッペンは走行中に「このリリースを直してくれ。全く機能しない」と無線で不満を表明。クラッチやシフト関連の問題とみられ、レッドブルが確認を進めている。

    ■ ローソンに新たなトラブル 壁接触と審議対象
    リアム・ローソンは序盤にピット出口の赤信号無視で記録され、その後はバリアに軽く接触。大きな損傷は避けたものの、難しいFP1となった。

    ■ アウディ勢が存在感 ヒュルケンベルグ7番手
    ニコ・ヒュルケンベルグが7番手、ガブリエル・ボルトレトも9番手に入り、アウディ勢が好発進。市街地コースとの相性の良さをうかがわせた。

    ■ マクラーレンは苦戦 ブラウンも警戒
    ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはトップから1秒以上遅れた位置に留まった。ザク・ブラウンCEOは「現時点ではメルセデスとフェラーリの争いに見える」と認めた。

    ■ ルクレールは壁接触も最速タイム
    地元モナコで走るルクレールはスイミングプールでバリアに接触する場面もあったが、大きなダメージは回避。その後に最速タイムを叩き出し、母国GPへの高い自信を示した。

    モナコGP 2026年のF1世界選手権

    F1 モナコグランプリ フリー走行1回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分13秒978   29
    2 44 ルイス・ハミルト フェラーリ 1分14秒204 0.226 26
    3 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分14秒491 0.513 26
    4 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分14秒537 0.559 29
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分14秒983 1.005 28
    6 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分15秒291 1.313 26
    7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分15秒343 1.365 26
    8 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分15秒565 1.587 28
    9 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分15秒750 1.772 30
    10 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分15秒828 1.850 31
    11 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分15秒989 2.011 32
    12 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分16秒014 2.063 30
    13 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分16秒148 2.170 14
    14 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分16秒170 2.192 27
    15 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分16秒189 2.211 31
    16 87 オリバー・ベアマン ハース 1分16秒292 2.314 30
    17 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分16秒333 2.355 30
    18 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分16秒389 2.411 33
    19 31 エステバン・オコン ハース 1分16秒431 2.453 30
    20 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分16秒678 2.700 21
    21 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分17秒460 3.482 26
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分17秒556 3.578 16
  • アイザック・ハジャーがクラッシュで赤旗 F1モナコGP FP1が一時中断

    アイザック・ハジャーがクラッシュで赤旗 F1モナコGP FP1が一時中断

    2026年F1モナコGPのフリー走行1回目(FP1)は、アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)のクラッシュによって赤旗中断となった。セッション残り時間が減っていくなか、各チームは貴重な走行時間を失う状況となっている。

    赤旗提示時点では、キミ・アントネッリ(メルセデス)がミディアムタイヤで1分14秒537を記録して首位。シャルル・ルクレール(フェラーリ)がハードタイヤで0.391秒差の2番手につけた。

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)はミディアムタイヤで3番手まで順位を上げていたが、チームメイトのアントネッリからは約0.45秒遅れていた。

    スイミングプールで突然のスナップ
    ハジャーのクラッシュはスイミングプール・シケインで発生した。

    F1 TVで解説を務める元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、マシン後部が突然流れた瞬間について次のように説明した。

    「ハジャーにとってはかなり激しいスナップだった。ターンインした瞬間にリアが流れるのを体で感じるような状況だ。難しいコーナーだし、非常に高い速度を持ち込んでいる」

    映像では、ハジャーがコーナー進入時にリアのグリップを失い、そのままマシンがスライド。コントロールを取り戻せないままロックアップし、バリアへ正面から衝突したことが確認された。

    通常とは異なるクラッシュの形
    モナコのこの区間では、先にシャルル・ルクレールが接触したようにイン側のバリアへ軽くヒットし、サスペンションを損傷した結果として直進して外側バリアへ突っ込むケースが一般的だ。

    しかし今回のハジャーの事故はそれとは異なり、コーナー進入時のスナップによってリアを失ったことが直接の原因となった。

    マシンは前方からバリアへ衝突し、大きなダメージを受けた。停止したRB22はフロントウイングを失い、タイヤも1本脱落した状態となっていた。

    自力でマシンを降り無事を確認
    事故発生直後に赤旗が提示され、セッションは中断された。

    ハジャーは自力でコクピットから脱出し、無事であることを示した。その後はヘルメットを装着したままピットへ向かって歩いて戻った。

    衝撃の大きいクラッシュだっただけに、ドライバーが自ら歩いて現場を離れたことはレッドブル陣営にとって何よりの安心材料となった。

    走行再開 ハジャー車両を撤去
    マーシャルによる車両回収作業が完了すると、セッションはグリーンフラッグとなり再開された。

    ピットレーンも再オープンされ、各チームは失われた走行時間を取り戻すために再びコースへ向かった。

    最初にピットレーンを離れたのはアウディのニコ・ヒュルケンベルグで、新品のミディアムタイヤを装着してコースインした。

    モナコでは1周ごとの走行が極めて重要となるだけに、赤旗によって失われた時間を取り戻そうと各チームが慌ただしくプログラムを再開している。ハジャーのクラッシュによる中断はあったものの、FP1は再び通常の進行へ戻った。

  • F1モナコGPで最高速を抑制 FIAが特別エンジンモード導入

    F1モナコGPで最高速を抑制 FIAが特別エンジンモード導入

    2026年F1モナコGPでは、FIAが特別なエネルギーマネジメント制限を導入し、マシンの最高速を意図的に抑えることになった。

    2026年F1新レギュレーションで導入されたパワーユニットはモナコ市街地コースとの相性が特殊で、このままではトンネル出口で320km/hを大きく超える速度に達する可能性があったためだ。

    今回の措置は、モナコGPでDRSに相当するアクティブエアロの「ストレートモード」が使用禁止となったことに続く追加対策であり、市街地コース特有の安全性確保が目的となる。

    2026年F1マシンが抱えるモナコ特有の問題
    2026年F1シーズンでは、多くのサーキットでバッテリーエネルギー不足が課題となっている。長いストレートでは電力消費が大きく、ドライバーは周回中にエネルギーを節約しながら走る必要がある。

    しかしモナコはまったく逆の状況だ。

    低速コーナーとブレーキングが連続するため回生エネルギーを大量に獲得できる一方で、全開区間は短い。その結果、バッテリー残量が余りやすく、電力を使い切れない状態が発生する。

    FIAは、その余剰エネルギーがトンネル区間などで過剰な加速性能につながることを懸念した。

    電動出力350kWの制限開始を大幅前倒し
    通常設定では、MGU-Kによる最大350kWの電力出力は約290km/hまで維持され、その後徐々に制限される。

    ところがモナコ専用モードでは制御方法が大きく変更される。

    最大出力の低減は200km/hから始まり、通常仕様より約90km/hも早く電力カットが開始される。

    さらに300km/h到達時にはMGU-Kのアシストを完全にゼロにすることが義務付けられた。

    つまり、通常なら加速を続ける速度域で電力供給が打ち切られ、最高速そのものが抑制される仕組みだ。

    オーバーテイクモードには例外措置
    一方で、追い抜き時に使用するオーバーテイクモードは完全には制限されない。

    このモードを使用した場合、300km/h到達時でも約150kWの電力が残される。

    ただし、その後は急速に出力が低下し、310km/hで電力供給は完全に終了する。

    FIAは追い抜きの可能性を残しながらも、安全面とのバランスを取る設定を選択した形だ。

    モナコだけが持つ特殊なエネルギー特性
    FIAがここまで踏み込んだ理由は、モナコが2026年F1カレンダーの中でも極めて特殊なサーキットだからだ。

    レギュレーションによる出力制限領域の総距離はモナコでわずか1388メートルしかない。

    これに対してスパ・フランコルシャンでは4594メートル、モンツァでは4218メートルに達する。

    高速サーキットではエネルギー不足が問題になる一方で、モナコでは逆にエネルギーが余り過ぎるという現象が発生している。

    そのためFIAは、ストレートモードの禁止とMGU-K出力制限を組み合わせることで、モナコ市街地コースに適した速度域へとパフォーマンスをコントロールする方針を取った。

    2026年F1レギュレーションが直面した初の想定外
    今回の措置は、2026年F1レギュレーションが直面した初めての「エネルギー余剰問題」とも言える。

    開発段階では多くの関係者がバッテリー不足を懸念していたが、モナコでは逆に回生量が多過ぎることで過剰な最高速が発生する可能性が浮上した。

    FIAはシーズン中にも運用ルールを柔軟に調整しながら対応しており、モナコGPは2026年F1マシンのエネルギーマネジメントが抱える新たな課題を象徴する週末となりそうだ。

  • F1モナコGP 記者会見 PART2:フェルスタッペン「批判はSNS時代の産物」

    F1モナコGP 記者会見 PART2:フェルスタッペン「批判はSNS時代の産物」

    F1モナコGPのFIA記者会見パート2には、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、エステバン・オコン(ハースF1チーム)が出席した。

    会見ではレッドブルの現状、ウィリアムズの進歩、ハースのアップデート、そしてモナコGPへの展望について語られた。

    Q:マックス、モナコで2勝を挙げていますね。レッドブルは20年前にモナコで初のF1表彰台を獲得しました。今週末に再現する可能性はどの程度あると思いますか?

    マックス・フェルスタッペン:様子を見ないと分からない。正直なところ、まだ分からない。多くの要素に左右されると思うし、明日マシンがどういうフィーリングになるのかも分からない。モナコはいつだって驚きを与えてくれるサーキットだ。ただ現実的に考えると、僕たちは低速コーナーでは悪くない。でもここではバンプや縁石への対応も重要で、そこは僕たちがそれほど優れていない部分だ。だから週末を通してどう変化していくか見ていく必要がある。

    Q:今ライドについて触れましたが、ここ数戦でマシンはかなり競争力を見せています。まだ改善が必要な部分はどこですか? やはりライドですか?

    フェルスタッペン:あらゆる部分を改善したい。もっとグリップが欲しいし、もっとパワーも欲しい。ブレーキング効率も上げたいし、タイヤをより良い作動領域で使いたい。そういう意味では、どこもかしこも改善したい。ただ、モントリオールを見る限り、ストレートでは明らかに不足している。そしてコーナーでも、ライドやバンプへの対応という面でベストではなかった。さらに他のサーキットでは高速コーナーも課題だ。もちろんここには高速コーナーはないけれど、そこはこれまで僕たちの強みではなかった。

    Q:モナコには高速コーナーがありません。一般論として、2026年型マシンでモナコを走ることにワクワクしていますか? このサーキットで最も良い姿を見せると思いますか?

    フェルスタッペン:そうかもしれない。低速域ではホイールベースの関係もあって少し機敏に感じられると思う。ただ同時に、それはドライバビリティとも関係していて、その部分は去年のマシンより後退したように感じている。だから様子を見たい。

    Q:そして土曜日の予選ラップについてですが、モナコの予選は今でも特別な魅力がありますか?

    フェルスタッペン:もちろんだ。週末最大の見せ場だと思う。そこで結果を出さなければならないからね。だから僕たちも全力を尽くす。

    Q:アレックス、ここ数年はモナコでポイントを獲得しています。2026年は難しいスタートとなりましたが、モナコはウィリアムズにとってより大きな可能性をもたらしてくれると思いますか?

    アレクサンダー・アルボン:そうだね。まずモナコにはマーモットがいないから、もう少しスムーズな週末になると思う。ここはこれまでも比較的うまく走れてきたサーキットだ。モナコでは重量ペナルティの影響が小さいことも分かっているので、僕たちには有利に働くはずだ。それにマックスが言ったように、僕たちのマシンも中高速コーナーより低速コーナーの方が得意だ。それが大きなポイントだと思う。とにかく楽しみだ。エネルギーデプロイメントの面でも扱いやすいサーキットだと思うので、良い週末になればと思っている。

    Q:マシンについてもう少し聞かせてください。今シーズンここまでで、どれだけパフォーマンスを向上させることができましたか?

    アルボン:メルボルンの頃を振り返ると、その時はキャデラックF1やアストンマーティンに近い位置にいたと思う。でも今はその少し前にいる。モントリオールのレースペースでは、おそらくアルピーヌ以外には十分対抗できていたと思う。だから確実に前進している。数戦前に良いアップデートパッケージを投入したし、重量についても毎戦少しずつ削っている。改善は進んでいるけれど、まだやるべきことは残っている。

    Q:プレシーズンテストを行ったバーレーンに現在のFW48を持ち込んだら、どれくらい速くなっていると思いますか?

    アルボン:正確には分からない。ただ、僕たちはその数字を把握しているし、確実に前進している。モントリオールの日曜日に中団勢を何台かオーバーテイクできたという事実が、今の位置を示していると思う。まだ昨年のレベルには戻っていないけれど、そこへ向かっている。

    Q:さらに先の話になりますが、ジェームス・ボウルズは最近、2030年までにウィリアムズをタイトル争いするチームにしたいと語っていました。その考えに同意しますか? 現実的な目標だと思いますか?

    アルボン:2030年なら、そうだと思う。ジェームスは現実的な人物だ。物事を誇張して話すタイプではない。もちろん、それがもう少し早ければ嬉しい。今年は自分たちが望んでいた位置より少し後ろにいることが分かったし、そのことで多少後退した部分もある。でも、彼がそう言うのであれば僕は信じている。

    Q:エステバン、ここから500メートル先はフランス国境です。モナコGPはホームレースのような感覚ですか?

    エステバン・オコン:そうだね、ある意味ではそう言えると思う。ここでレースができるのは本当に素晴らしいことだ。たくさんのフランス人ファンが応援に来てくれるし、他のフランス人ドライバーたちにとっても同じだと思う。いつも特別な週末だ。僕はこのサーキットを走るのが本当に好きだし、過去には良い結果も残している。昨年もハースF1チームとして最高レベルの結果を残せたと思う。だから今週末も楽しみにしているし、マシンがどんなパフォーマンスを見せてくれるか見てみたい。

    Q:昨年は7位という素晴らしい結果でした。今年もポイント獲得できる自信はありますか?

    オコン:もちろん、それが常に目標だ。カナダではアップデートパッケージを投入したけれど、まだ理解しなければならない部分があった。チームはカナダ以降のオフ期間に非常に多くの作業を行ってくれた。今回はいくつか違うことも試す予定だし、スムーズな週末を送りながら可能な限り良い結果を目指したい。

    Q:現在の勢力図の中で、自分たちはどの位置にいると考えていますか?

    オコン:それは難しい質問だ。カナダは僕たちにとって良いレースではなかったと思う。他のサーキットではもっと良いパフォーマンスを見せていた。モナコはまったく異なる哲学と技術的特性を持つサーキットだ。エンジン性能への依存も少なく、低速コーナーが多い。だからこのコースでどういうパフォーマンスになるのかは非常に興味深い。僕の感覚では、ここでは前戦までよりかなり良くなると思う。実際にどうなるかを見るのが楽しみだ。

    QUESTIONS FROM THE FLOOR

    Q:アレックス、会話を遮って申し訳ありません。今週末でナイジェル・マンセルと並び、ウィリアムズ史上最多出走記録に並びました。おめでとうございます。そしてチーム代表と同じく2030年までにタイトル争いができると信じているのであれば、さらに95レース先までウィリアムズに残りたいと思いますか?

    アレクサンダー・アルボン:95レースって計算したの? それとも単純に倍にしただけ?

    Q:今週末でウィリアムズで95戦目です。

    アルボン:そうだね。僕にとって重要なのは進歩だ。チームが進歩していることを見たい。僕が加入してからの4年間を振り返ると、毎年少しずつ良くなっている。今年はパフォーマンス面で少し後退したかもしれないけれど、チームの中では多くの変化が起きているし、すべてが正しい方向へ向かっているように見える。僕はジェームス・ボウルズが来る前から、このプロジェクトのかなり初期段階から関わってきた。多くの努力と時間を注いできたから、最後まで見届けたいと思っている。

    Q:3人に質問です。私が子どもの頃にF1を好きになった理由はモナコでした。この景色、この雰囲気に魅了されたんです。初めてここへ来た時も、市街地を走った時も感動しました。最近ピレリのホットラップに乗りましたが、本当に信じられない体験でした。皆さんにとってもモナコは特別な場所ですか? 初めてここでレースをした時の感情や興奮を覚えていますか?

    マックス・フェルスタッペン:僕にとってモナコは自宅だからね。だからレースそのもの以上の意味があるかもしれない。ここで暮らすのが好きなんだ。安全だし、人々は親切だし、子どもを育てるにも良い環境だ。そこにグランプリまであるというのは、正直言ってボーナスみたいなものだ。週末はいつも大騒ぎだけど楽しんでいる。少し慌ただしいけれど、それでも素晴らしい。最初の思い出? おそらくガードレールに頭をぶつけたことかな。それほど良い思い出ではないね。でもここでレースをするのは本当に特別だ。しかも僕が初めてここで走ったのはF1だった。だから最初から大きな挑戦だった。

    Q:お父さんのレースを見に来た記憶はありますか?

    フェルスタッペン:もし来ていたとしても覚えていないね。

    Q:アレックスはどうですか?

    アルボン:F1での最初のモナコは2019年だった。その時は本当にアドレナリンが出ていたのを覚えている。FP1を終えた後でも、マシンを降りる時にまだ体が震えていたくらいだ。今ではどうだろう。市街地コースが増えたからなのか、以前ほど特別には感じなくなったかもしれない。去年は初めて、昔ほどのアドレナリンを感じなかった年だったと思う。それでも特別な場所であることに変わりはない。決勝をあまり好まない人もいるかもしれないが、少なくとも僕たちドライバーにとって土曜日は特別だ。予選で1周をまとめ上げ、自分の快適領域を超えて限界へ挑む感覚は、他のどのサーキットでも味わえない。

    Q:エステバンは?

    エステバン・オコン:僕もマックスと少し似ている。初めてここへ来たのはF1だった。だからものすごい飛躍だった。シミュレーターでたくさん周回して感覚を掴もうとしたのを覚えている。市街地コースはたくさん走ったことがあったけれど、モナコだけは別だった。実際にF1マシンで走った時は衝撃的だった。ターン1を抜けて坂を上り、ターン3手前に来ると何も見えない。空へ向かって走っているような感覚だし、路面も非常にバンピーだ。それが最初に受けた最大の衝撃だった。そして速く走るためには壁にどれだけ近づかなければならないかということにも驚いた。マカオは少し似ているかもしれないが、それ以外ではここまで壁に寄せる必要があるコースはないと思う。F3時代のポーなども走ったけれど、求められる覚悟のレベルはまったく違った。本当に特別なサーキットだ。

    Q:エステバン、来週からサッカーのワールドカップが始まります。フランスは優勝候補の一角ですが、どう見ていますか?

    エステバン・オコン:チャンピオンズリーグ決勝は本当に素晴らしかった。パリ・サンジェルマンの選手たちはフランス代表にもたくさんいる。フランスにとって大きな快挙だったと思う。パリ・サンジェルマンは僕にとって地元に最も近いチームだから、フランス中が盛り上がったのは本当に嬉しかった。ワールドカップも楽しみにしている。もちろん優勝候補のひとつだが、実際にピッチで戦わなければならない。前回大会のように勝ち進んで成功を収めてくれることを願っている。本当に楽しみだ。

    Q:マックス、F1以外のレース活動はF1でのパフォーマンス向上に役立っていますか? また、今シーズンの向上にも貢献していますか?

    マックス・フェルスタッペン:少なくともパフォーマンスを悪化させることはないと思う。ただ、みんなが知っているようにシーズン序盤は僕たちにとって少し難しかった。同時に、僕にはF1以外でもレースをしたいという夢があった。そして今年は初めてそれを実現できた年だった。だから他カテゴリーや違うクルマでレースをすることを楽しんでいる。F1と両立できる限り、それはプラスになると思うし、本当に楽しんでいる。そして他のレースで良い気分を味わってからF1のパドックへ戻ってくると、それは間違いなく助けになると思う。

    Q:将来的に参戦を考えているカテゴリーはありますか?

    フェルスタッペン:あるよ。特に耐久レース関係はたくさん考えている。

    Q:現在のレギュレーションを来年も維持するのは精神的に難しいと話していました。40/60案については最近あまり支持を得られていませんが、チームとともに変更を強く求めているのですか? それとも決定を待っている段階ですか? また、近いうちに結論が出るべきだと思いますか?

    フェルスタッペン:正直なところ、議論は今も続いている。それは今の僕の役割ではない。ただ、FIAがモータースポーツとF1の将来にとって正しい判断を下してくれると完全に信頼している。だから彼らに任せる。僕が言いたいことはすでにすべて話したと思う。同時に、今年非常に良かったのは、ドライバーたちが議論に参加できたことだ。FIAとのミーティングも多く行われたし、それは本当に良かった。まさにそういうことが必要だと思う。将来も続けるべきだ。そうしていれば今回のような問題も多少は避けられたかもしれない。でも今年は将来に向けて多くの前向きなステップがすでに踏み出されたと思う。

    Q:マックス、昨年はチーム内で多くの変化がありました。今年はチームの雰囲気や力学関係にどのような変化がありますか? コミュニケーションはどうですか? また、ローラン・メキースはチームをより競争力のある存在にするため、どのようにチームを鼓舞していますか?

    マックス・フェルスタッペン:チームの雰囲気は良いよ。みんながうまく協力し合っているし、全員が同じ方向を向いている。だから誰もが自分のやるべきことを理解しているし、何を達成したいのかも分かっている。

    Q:3人に質問です。F1を目指す子どもたちにとって、今でもカートが最良の選択肢だと思いますか? それとも他のカテゴリーや、より安価なシミュレーターレースの方が良い選択肢なのでしょうか?

    マックス・フェルスタッペン:僕たちはみんなカートから多くを学んできたと思う。もちろん今でも素晴らしいカテゴリーだ。ただ問題は費用だ。本当に信じられないほど高くなっている。ミニクラスの1大会に1万〜1万2000ユーロを払っている人もいる。それは異常な金額だ。だから問題はカートそのものではなく、その費用が高騰し続けていることだと思う。そのせいで、本来なら才能があっても資金的な支援がなく、フォーミュラカーへ進む前の段階で夢を諦めなければならない子どもたちもいる。だからカート以外の道も探ることが重要だと思う。実際、今の若いドライバーたちはカートを続けながらシミュレーターもやっているし、F4やGTカーで運転を学んでいる。とにかく何でも乗っているんだ。それによってレーシングカーへ乗る前に非常に良い基礎を身につけられる。僕たちがカートをやっていた頃にもシムゲームはあったけれど、そこまで現実的ではなかった。だから初めてレーシングカーに乗った時には大きな学習期間が必要だった。でも今はシミュレーターの精度が非常に高いので、フォーミュラカーへ乗る前から10歩先を行く準備ができる。正しいブレーキングカーブも学べるし、ダウンシフトも覚えられるし、データの見方も分かる。マシンのスピード感覚やフォーミュラカーで何ができるのかも理解できる。だから若い子たちがカートと並行してシミュレーターで多くの準備をしているのを見るのは本当に良いことだと思う。

    アレクサンダー・アルボン:マックスがとても良く説明してくれたと思う。理想を言えば両方やるべきだと思う。ただ問題は、今のカートは両立することが簡単ではなくなっていることだ。シミュレーターという道が存在していて、若いドライバーたちがそれを使って技術を磨けるのは本当に良いことだと思う。ただ、カートも続けられる環境を整えるためには、まだ改善が必要だと思う。

    エステバン・オコン:マックスがほとんど言ってくれたと思う。正直に言えば、もし今のカート費用で自分のキャリアを最初からやり直さなければならないとしたら、僕は今ここにはいなかったと思う。今のミニクラス1レースにかかる費用は本当に異常だ。それが現実なのは残念だが、モータースポーツの世界はそうなってしまっている。理想はアレックスが言ったように両方やることだ。実際のマシンにも乗り、シミュレーターも活用する。オンラインのレベルを見ると驚かされることがある。コンマ1秒以内に100人のドライバーが並ぶこともある。最高レベルのカートレースでも、そうしたドライバーたち全員が参加できるわけではない。僕たちがカートをしていた頃は、コンマ3秒以内に5人いるかどうかだった。でも今のオンラインレースは違う。だから70%をシミュレーター、30%を実際のカートにするのが最良の道かもしれない。ただ、そう言うのは少し辛い。若いドライバーたちには実車に乗る機会が必要だし、それが手の届く価格であるべきだからだ。でも今は本当に難しい状況だ。

    Q:モナコGPは近年、オーバーテイクの少なさやエンターテインメント性について多くの批判を受けています。しかし、何十年もの間、このレースは独自の価値を持ち続けてきました。ドライバーにとって非常に特別で難しいサーキットでもあります。そうした批判は少し行き過ぎていると思いますか?

    エステバン・オコン:質問を聞いていなかったよ。僕への質問じゃないと思っていた。

    Q:モナコはオーバーテイクが少ないことで不当に批判されていると思いますか?

    オコン:そう思う。昔からずっとそうだった。ルイス・ハミルトンがモナコGP第1回大会を振り返る映像を見たことがあるけれど、当時も基本的には同じレイアウトだった。もちろん街の変化による違いはあるが、ここがどういう場所かはみんな分かっている。ずっと昔から変わっていないし、追い抜きが簡単だったこともない。誰かがオーバーテイクを決めれば英雄になるし、失敗してクラッシュすれば大惨事だと言われる。でも少なくとも挑戦したわけだ。この週末へのアプローチは他とはまったく違う。予選で100%を出し切らなければならない。もちろんいつだって全力だが、ここではそれがさらに重要になる。僕たちはモナコがどういうレースかを理解している。それこそがモナコの魅力だし、それこそがF1の魅力だ。普段とは違う妥協点が求められるんだ。

    アレクサンダー・アルボン:エステバンに同意する。人々がこのレースをあるがままに理解してくれればいいと思う。すべてのレースが決勝だけで評価される必要はない。予選にも魅力があるし、土曜日へ向けて積み上がっていく週末の流れにも価値がある。将来的にはオーバーテイクを増やすための変更が行われるかもしれない。でもスポーツにはそれぞれ特別な要素がある。テニスでも大会ごとにコート条件が違うようにね。少なくともドライバーにとって、その特別さは土曜日にある。それこそがモナコを特別な存在にしていると思う。

    Q:アレックス、より軽く、よりコンパクトなマシンになれば、日曜日にオーバーテイクは増えると思いますか?

    アルボン:かもしれないね。

    マックス・フェルスタッペン:結局のところ、ずっと同じだったと思う。ただ15年前まではソーシャルメディアがなかった。今は誰でもスマートフォンやパソコンを持っていて、オンラインで不満を書き込める。昔なら家で家族に文句を言うだけだった。だから今は単に多くの人がそれを発信しているだけだ。昔はみんな家で叫んでいただけだからね。

  • F1モナコGP 記者会見 PART1:ルクレール「フェラーリは常に第一の選択だった」

    F1モナコGP 記者会見 PART1:ルクレール「フェラーリは常に第一の選択だった」

    F1モナコGPのFIA記者会見パート1には、ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)が出席した。

    会見ではルクレールのフェラーリとの契約延長、モナコGPでの展望、マクラーレンの1000戦目、アウディの進歩などについて語られた。

    Q:まずは地元のヒーローであり、昨日から話題の人物から始めましょう。シャルル、新契約おめでとうございます。なぜフェラーリとの契約を延長したかったのですか? また、なぜ今だったのでしょうか?

    シャルル・ルクレール:なぜ今か? 頭の中に特定のタイムラインがあったわけではない。でも、なぜかという理由はとても明確だ。僕はこのチームが大好きだ。それは外から見ても明らかだと思う。F1チームでは8年、フェラーリ全体では10年になる。彼らは僕を最初に信じてくれた人たちのひとりであり、今の自分がいる場所まで導いてくれた。そして何よりも僕はこのプロジェクトを信じている。フレデリック・バスールとは非常に良い関係を築いているし、彼こそがフェラーリを再び頂点へ導くことができる人物だと強く信じている。シーズンのスタートは良かった。もちろん僕たちが望んでいるほどではない。なぜなら僕たちはワールドチャンピオンを目指しているからだ。ただ、マシンには多くの革新があった。僕たちはどこが不足しているのかを理解しているし、それはおそらくエンジン側の部分だ。今後に向けた計画もあり、それが僕たちを望む位置へ戻してくれることを願っている。なぜ契約を延長したのか? それはこのチームを愛しているからであり、このプロジェクトを信じているからだ。その2つの理由で、僕たちはこれからも一緒に進んでいく。

    Q:シャルル、今シーズンについてはどうですか? その計画について話していましたが、2026年もまだワールドチャンピオン争いができると思いますか?

    ルクレール:予測するのは非常に難しいと思う。特にこうしたレギュレーション初年度では、状況は非常に早くどちらにも変わり得るからだ。だから今の段階で言うのは少し早すぎる。ただ、ファクトリーでは非常に高いモチベーションを感じているし、誰もがメルセデスとの差を縮めるために懸命に取り組んでいる。それが目標だし、それを達成できるかどうかはこれから見ていくことになる。

    Q:優勝できれば大きな助けになりますね。そしてあなたの右隣の人物は、今週末のモナコGPであなたが優勝候補だと言っています。あなたもそう思いますか?

    ルクレール:いや、そうは思わない。ただ、僕たちは以前より良い位置にいると思う。もし僕たちに賭けるサーキットがひとつあるなら、それはおそらくモナコだろう。それでもメルセデスはシーズン序盤から大きなアドバンテージを持っていると思うので、非常に強いはずだ。マクラーレンも非常に強いと思うし、レッドブルも非常に強いと思う。ただ、これまでのサーキットではストレートでかなり苦しんできたのは事実で、ここではその問題が少し小さくなるはずだ。僕たちはシャシー面でも空力面でも強いパッケージを持っているので、それが助けになると思う。それでもメルセデスが依然として倒すべきチームだと思う。

    Q:今週末の幸運を祈ります。そして新契約おめでとうございます。ランド、あなたに移りましょう。昨年の勝者ですが、今年もそれを再現できる自信はどれほどありますか?

    ランド・ノリス:昨年のこの週末へ向かう流れの方が、今年より少し良かったと思う。だから昨年ほどのレベルではないかもしれない。ただ、僕たちは楽観的だ。ポールポジション獲得と優勝を目指したいし、それは僕たちが自分たちに課している目標だ。ただ、フェラーリも非常に強かったし、メルセデスはさらに強かった。だから先走りすぎないようにしたい。あまり楽観的になりすぎたくはないが、同時に今の僕たちは、それが可能だと信じながら週末に臨める状態にあると思う。今はその姿勢を維持したい。

    Q:マシンの特性を考えると、モナコはあなたたちに向いていると思いますか?

    ノリス:本当に難しい質問だ。今年のモントリオールでは、もっと支配的なマシンを持っていた昨年よりもポールポジションに近かった。そして僕たちは、ここに似た特性を持つサーキット、つまり低速コーナー主体でグリップの低いコースで勝っている。そうしたことを考えると自信になる。一方で、今季全体のパフォーマンスを見ると、そこまでではない。ただ僕たちは他チームとの比較も理解している。どこで速く、どこで速くないのかも分かっている。フェラーリがストレートで最速ではないのは事実だが、それは彼らが多くのダウンフォースとドラッグを積んでいるからでもある。言わば自分たちで自分たちに課している代償であり、その代わりに別のアドバンテージを得ている。そのアドバンテージは今週末、間違いなく表れると思う。

    Q:最後にランド。マクラーレンにとって1000戦目です。この節目に到達するのは史上2チーム目となります。マクラーレンで最も多くのレースに出場しているドライバーとして、自分がチームの歴史に果たしてきた役割をどれほど誇りに思いますか?

    ノリス:とても誇りに思っている。僕の夢はF1に来ることだったし、最初からマクラーレンで走ることが夢だった。マクラーレンで最も多くレースに出場したドライバーになるなんて、一度も考えたことはなかったと思う。本当に素晴らしい記録だ。正直に言うと、僕は普段こうした統計があまり好きではないし、人がそれを話すのも好きではない。でもこれは純粋に誇りに思えるものだ。パフォーマンスの数字ではなく、もっと一般的な記録だからだと思う。自分の名前がこれまでの偉大なドライバーたちと並ぶのは特別なことだ。チャンピオンシップ1回でも素晴らしいが、多くの人たちはそれ以上のことを成し遂げている。僕もそのレベルに到達したいと思っている。ただ、自分の名前が歴代の素晴らしいドライバーたちと並んでいること自体が特別だ。数年前の誰も見たくなかった状態のマクラーレンから、今のマクラーレンへ変わる過程を少しでも手助けできたことを誇りに思う。信じられないような旅だったし、その一員になれたことは幸運だった。僕は本当に幸運な人間だと思う。そしてこれからも長くここにいるつもりだ。コンストラクターズ選手権やドライバーズ選手権を勝てるチームとして、マクラーレンを今の位置に保ち続けたい。その旅に参加できたことを誇りに思うし、これからも長く続くことを願っている。

    Q:ランド、ありがとうございました。今週末の幸運を祈ります。ガブリエル、あなたに移りましょう。2度目のモナコGPです。公国の市街地コースは、あなたとアウディにどのようなチャンスをもたらすと思いますか?

    ガブリエル・ボルトレト:僕たちにとって良い週末になる可能性があると思う。もちろん、まだやるべき作業はたくさんある。特にドライバビリティだ。そこは今年少し苦しんできた部分だと思う。ただ、シャシー面では悪くない位置にいること、そして競争力があることを示してきたと思う。多くの予選でQ3進出を争ってきたし、実際にQ3へ進んだこともある。レースでは良いスタートを決めて、その位置を維持することが重要になる。だから様子を見たい。モナコは僕たちに良い結果をもたらしてくれる可能性があると思う。

    Q:ドライビングの観点では非常に独特なサーキットです。コックピットの中では違ったアプローチが必要になりますか?

    ボルトレト:基本的にはどのサーキットでも限界で走る。ただ、モナコは非常に難しい市街地コースだ。壁がとても近く、コースも非常に狭い。だから当然、違った走り方をしなければならない。ミスをしたときに逃げ場が多いサーキットなら問題ないが、ここではミスがラップを失うことにつながるし、マシンをクラッシュさせる可能性もある。だから間違いなく少し違った走り方が必要になる。

    Q:ここまでのシーズンを振り返って、アウディの進歩をどのように総括しますか?

    ボルトレト:まず第一に、チームは今の位置までマシンを持ってきたという意味で素晴らしい仕事をしていると思う。僕たちはトップ10争いをしている。パワーユニットと完全に新しいマシンを投入したチームの初年度で、それが実現するとは限らなかった。ポイント争いをし、予選で良い位置を争えていること自体がすでに素晴らしいことだ。もちろん、オーストラリアでは非常に良い結果でスタートした。Q3に進出し、決勝では9位だった。そのことで期待値も高くなったと思う。ただ今は基礎を築いている段階で、自分たちのベースラインを良い位置へ持っていこうとしている。そしてそれはできていると思う。前戦では2台とも完走し、すべてをコントロールできていた。ただ残念ながらポイントを獲得できるだけのペースはなかった。だから今週末はそれを実現できることを願っている。

    QUESTIONS FROM THE FLOOR

    Q:シャルル、新契約おめでとうございます。フェラーリへの忠誠心はよく知られていますが、残念ながらこれまでの長い関係の中で、勝利できなかったシーズンの方が多くなっています。それでも将来さらに成功できると信じるフェラーリのプロジェクトとは何でしょうか? チームからどのような保証を受けていますか?

    シャルル・ルクレール:主にフレッドだ。僕は彼のビジョンに非常に共感しているし、本当に彼を信じている。もちろん、これは彼がチームとともに作り上げた最初のマシンだ。実際にマシンには多くの革新が見られるし、僕たちは長期的なビジョンを持っている。もちろん長すぎるものではない。誰もができるだけ早く勝ちたいと思っているからだ。ただ、できるだけ早く再び頂点へ戻るためのビジョンがある。僕はそのビジョンを信じているし、それが今まで以上にこのプロジェクトを信じる理由だ。

    Q:契約延長おめでとうございます。ワールドチャンピオン獲得という目標に対して、契約の中に期限や条件を盛り込むことはできましたか? チームへの愛情について話していましたが、その愛情だけでは永遠には続かないはずですし、勝利への欲求の方が大きいのではありませんか?

    ルクレール:チームへの愛情はとても大きい。ただ、あなたの言う通り、勝利はすべてのドライバーにとって重要だし、そのために僕たちはレースをしている。でも、赤いマシンで勝つことには僕にとって特別な意味がある。そしてF1で過ごしてきたすべての年月を、それを実現するために捧げてきた。まだそれを達成できていない。少なくともシーズンを通しては達成できていない。契約の詳細についてはあまり話せないので、メインの質問には残念ながら答えられない。ただ、それが議論の一部であることは間違いない。

    Q:契約延長の理由として愛情と信頼を挙げていました。あなたはフェラーリでキャリアを終えることになるのでしょうか?

    ルクレール:僕はまだ若い。まだ28歳だから、これから先にたくさんの年月がある。ただ、今の時点ではこれが自分にとって正しいと感じているし、すべての集中力を注ぎたい場所でもある。自分を信じてくれたチーム、自分に今の立場へ来る機会を与えてくれたチームとともに勝ちたい。それが今の僕にとって正しい選択だった。将来については、その時になってみないと分からない。5年後、6年後、7年後、10年後の人生がどうなっているかは分からない。ただ、それを考えるタイミングではない。

    Q:モナコは豪華さや華やかさで知られていますが、豊かな文化やコミュニティもあります。ここを故郷と呼ぶ人間として、ファンやグランプリ週末に訪れる人たちに最も伝えたいモナコの魅力は何ですか?

    ルクレール:僕にとっては2つのモナコがある。レースウイーク中のモナコと、それ以外のモナコだ。僕はここで生まれ育ったので、とても特別な場所だ。まるで小さな村のような感覚がある。幼なじみも家族もみんなここにいるし、モナコ生まれの人たちばかりだ。本当に大好きな場所だ。グランプリの時に訪れる人たちが想像しているよりも、実際にはずっと親密で落ち着いた場所だということ。それが僕の好きなモナコだ。

    Q:今回契約書にサインするにあたり、他にも選択肢はありましたか?

    ルクレール:あった。

    Q:誰だったのか教えてもらえますか?

    ルクレール:いや、それは言わない。もし向こうが言いたければ言えばいい。でも僕にとってフェラーリが常に第一の選択だった。

    Q:ガブリエル、もうモナコの住人ですか?

    ガブリエル・ボルトレト:はい、そうです。

    Q:3人とも年に一度、自宅からレースに通える週末ですね。いつもとはまったく違う環境ですが、そのことについて聞かせてください。

    ボルトレト:素晴らしいことだと思う。サーキットでの一日を終えて、自宅へ帰り、自分の家で夕食を取れる。そして家族と時間を過ごせる。今回は兄と母が来ているので、それも良いことだ。みんな僕の家に泊まっている。だから本当に素晴らしい。ブラジルでも時々、自分の家や両親の家に泊まることがあるけれど、それも良いものだ。少なくとも僕はホテルに泊まるより好きだ。

    Q:シャルル、スイミングプールの最初のシケインについて聞かせてください。どこを目印にしているのですか? どこを狙ってマシンを入れているのですか? 週末を通じて徐々に限界を高めていくコーナーなのでしょうか?

    ルクレール:まるで僕がみんなにドライビング講座をしているみたいだね。みんながヒントを聞いているだろうから、あまり多くは明かしたくない。ただ、最初のスイミングプールは、これまでのマシンでは全開だった。だからある意味簡単だった。最初のラップは全開ではないかもしれないけれど、2周目には全開で行く。ただ、この世代のマシンでは興味深いことになると思う。ダウンフォースがかなり減っている。週末前半は本当の意味でコーナーになるかもしれない。ただ、週末後半には結局また全開になると思う。限界領域になると非常に難しいコーナーだ。なぜなら頂点に着くまで先が見えないからだ。その先がまったく見えない。それがこのコーナーの面白いところだ。ただ、これまでは全開で行けたので、そこまで大きな挑戦ではなかった。

    Q:ルイス・ハミルトンは最近、フェラーリのシミュレーターは優秀だが、今後は使用しないと話していました。あなたはどう考えていますか? また準備への影響はありますか?

    ルクレール:僕の準備には何の影響もない。結局のところ、みんなそれぞれ好みがある。僕にとってシミュレーターは非常にうまく機能してきた。F1に来た時からずっとそうしてきたし、それを変えるつもりはない。過去に非常に強力なツールだったからだ。また、自宅のシミュレーターで試した内容を基にマシンへ変更を加えることも多い。だからマシン開発のプロセスの一部でもある。僕には効果があったので、これからも続けるつもりだ。

    Q:モナコでは特にQ1で20台以上が同時に走ることになります。どれほど難しい状況になると思いますか?

    ランド・ノリス:かなり難しいだろうね。プラクティスではもっと多くのマシンが走っているし、簡単ではない。これまでも適切な場所で譲らなかったりして問題はあった。難しい状況になると思う。ただ、セッションを分けたとしても、結局は誰かが不満を持つことになる。先のグループなら後のグループに文句を言うし、その逆もある。だから分割した方が不満が増える側面もあると思う。同時に、みんながちゃんとミラーを見て、本来の目的どおり無線で情報を受け取れば問題ないはずだ。でも実際にはそうならないことが多い。数年前のことを覚えているだろう?

    シャルル・ルクレール:僕? ああ、ペナルティを受けたやつだね?(笑)

    ノリス:だから、みんなが正しい場所で譲ればそこまでひどいことにはならないと思う。でも、誰かが余計なことを始めると大きな問題になる。

    ルクレール:問題になると思う。22台がこれほど短いコースを走るのはかなり難しい。特に今のマシンは少し改善されたとはいえ、このようなコースでは前車から3〜4秒離れていてもタイムを失うことがある。だから難しくなる。ただ、それは全員同じ条件だし、適応しなければならない。でもQ1にとって理想的ではないと思う。

    ボルトレト:ランドがほとんど言ってくれた。みんながミラーを見て、無線で適切なコミュニケーションを取れば、22台でも問題なく走れると思う。F3では30台が走るし、数年前のFRECAではフリー走行で37台だった。それに比べればずっとマシだ。他のカテゴリーではもっと大変だった。だから対応できると思う。

    Q:ランドとガブリエルへの質問です。数週間前にモナコE-Prixを訪れていましたね。Gen4マシンについてどのような印象を持ちましたか? 将来的に乗ってみたいと思うような魅力的なマシンだと感じましたか?

    ランド・ノリス:正直なところ、僕は単純にいろいろなクルマを運転するのが好きなんだ。運転が好きだし、クルマも好きだし、バイクも好きだ。ただ残念ながら、バイクには乗らせてもらえない。だから、どんなクルマでも乗ってみたいと思う。F2もF3もラリーカーも運転してきたし、今でもたくさんのクルマに乗っている。月曜日にはレーシングカーを運転しているしね。ザクやチームに言わなければ、いろいろなことをやっても大丈夫なんだ。だから問題ない。僕はあらゆるクルマを運転するのが好きだ。もしその中にそれも含まれるなら、将来どうなるか見てみよう。

    ガブリエル・ボルトレト:僕は今F1にたどり着いたばかりだから、ここに集中したい。まだ改善しなければならないことがたくさんあるし、もっと良くならなければならない。たとえ他のクルマを運転するのが好きだったとしても、F1から意識を逸らすべきではないと思う。僕の集中すべき場所はここだけだ。ランドはもうワールドチャンピオンを獲ったから、そういうことをやってもいいけれど、僕は違う。

    シャルル・ルクレール:フォーミュラEの最新世代のマシンについては、正直なところ細かい変更点までは把握していない。もちろんマシンは見ているし、以前よりダウンフォースが増えているように見える。それはシリーズにとって良いことだと思う。それ以外については、僕もガブリエルと同じ考えだ。今の僕にとってはF1に集中するだけで十分だ。

    Q:予選と渋滞の問題に戻ります。F2やF3のようにグループ分けして予選を行う案についてはどう考えますか? F1でも機能すると思いますか? ランドは先ほど少し触れていましたが、シャルルはどうですか?

    シャルル・ルクレール:Q1だけならありかもしれない。Q2以降は問題ないと思う。でもQ1については、なぜダメなのかと言われると難しい。ただ、僕自身は昔からグループ分けの大ファンではなかった。前方を争っている場合はそれほど大きな違いにならないかもしれないが、どのようにグループを分けるか、誰をどちらのグループに入れるかは非常に難しい問題だ。Q1突破を争っているチームやドライバーにとっては、予選結果に大きく影響する可能性がある。だから僕は今でも、全員が同じコンディションの中で同じトラックを走り、その中で誰が速いのかを見る方が好きだ。

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