カテゴリー: F1モナコGP

  • リアム・ローソン レーシングブルズF1残留に意欲「今すぐサインしたい」

    リアム・ローソン レーシングブルズF1残留に意欲「今すぐサインしたい」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2027年の契約に関する憶測について「話すにはまだ早い」としながらも、可能であれば今すぐ来季の契約にサインしたいとの考えを明かした。

    2026年シーズン序盤の安定したパフォーマンスにより、早くも将来に関する話題が持ち上がっているが、ローソンはまず現在のシーズンに集中していることを強調した。

    2027年の契約交渉は「まだ早い」
    モナコGPを前に行われたメディア対応で、リアム・ローソンは自身の将来について質問を受けた。

    「現時点でそれについて話すのは間違いなく早いと思う」とリアム・ローソンはコメント。

    「今はシーズン序盤から続いている一貫性を維持して、それを残りのシーズンにもつなげることに集中している」

    一方で、昨年のようにシーズン終盤まで去就が決まらない状況を望むかと問われると、笑いながら本音を漏らした。

    「でも、それは僕の選択ではない」

    「もし僕が決められるなら、今すぐ来年の契約にサインするよ。でも、それは多くの要素に左右される」

    安定した結果で評価を高める
    リアム・ローソンは2025年にレッドブルから降格された後、レーシングブルズへ復帰。2026年もチームに残留し、ルーキーのアービッド・リンドブラッドとコンビを組んでいる。

    今季ここまでの5戦で16ポイントを獲得し、ドライバーズランキング10位につけている。グランプリ予選、決勝結果ともにリンドブラッドを上回っており、チーム内で優位な成績を残している。

    シーズン序盤を振り返ったローソンは、派手さはないものの前向きな内容だと評価した。

    「良い感じだ。正直に言ってね」

    「カナダでは前のクルマたちがリタイアしたことで、少し状況が僕たちに味方した部分もあった。でも、そのチャンスを最大限に生かせたと思う」

    「全体的に見れば良いシーズンになっていると思う」

    モナコは集中力が試される週末
    ローソンはモナコ市街地コースについても特別な思いを語った。

    2025年にはF1モナコGP初出場で8位入賞を果たし、1973年の Denny Hulme 以来となるニュージーランド人ドライバーのモナコでのポイント獲得を達成している。

    「ここは本当に集中力が求められる。求められる集中のレベルが非常に高い」

    「限界まで攻めて、そのゾーンに入ったときの感覚は本当に素晴らしい」

    「でも、少しでも気を抜くことはできない」

    レッドブル育成プログラムには現在も複数の若手ドライバーが控えており、レーシングブルズのシートを巡る競争は今後も続く見込みだ。その中でリアム・ローソンは、将来の契約よりもまず結果を積み重ねることに集中している。

  • F1モナコGP 金曜フリー走行:全22人ドライバーコメント

    F1モナコGP 金曜フリー走行:全22人ドライバーコメント

    2026年F1モナコGPの金曜フリー走行は、フェラーリ勢がFP1とFP2で首位を分け合う形となり、ルイス・ハミルトンが1分13秒026で初日最速を記録した。シャルル・ルクレールもFP2で2番手につけ、フェラーリがモンテカルロ市街地で強さを示した。

    一方で、メルセデスはジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリが4番手、5番手に続き、レッドブルのマックス・フェルスタッペンも3番手と上位争いに加わった。マクラーレンはランド・ノリスが電気系トラブルで走行時間を失い、予選に向けて巻き返しが必要な初日となった。

    1番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「全体としてポジティブな一日だった。最初の周回からマシンのフィーリングはかなり良かったし、チームは2回のセッションの間に行った変更について堅実な仕事をしてくれた。そのおかげで大きな問題もなくプログラムを進めることができた。モナコは常に非常に異なる挑戦であり、バンプやバリアとの近さもあって、正しいバランスを見つけてすべてをまとめ上げるのは簡単ではない。まだ引き出せるパフォーマンスは残っているし、今夜は細部に集中する。ここでは差が非常に小さく、予選に向けてまだ多くの作業が残っている」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「難しい一日だったし、特にブレーキバランスの面でやるべき作業が残っている。それでも僕はこのコースが大好きだし、ここで再びレースができるのはうれしい。明日の予選は非常に接戦になるだろうから、一歩前進してポールポジション争いができることを願っている」

    4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「FP1からFP2にかけて良い改善が見られたが、ポールポジションや優勝争いに加わりたいのであれば、一晩で同じくらいの前進を果たさなければならない。今のところ今季で最も難しい週末になりそうだし、我々が期待していた以上に厳しい。今日に向けてフェラーリが前に来ることは予想していた。彼らはここで伝統的に強いし、特にメカニカル面でこうしたコースに合っているように見える。今日はまさにその通りだったが、レッドブルもここまで競争力が高かったのは驚きだった。我々にはやるべきことがあるが、改善できる方向性についてはいくつかアイデアがあるし、まだ引き出せるラップタイムも残っている。完璧に実行し、100%を出し切ることができれば、そこへ到達できることを願っている」

    5番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今季で最も簡単な金曜日ではなかった。特にミドルセクターでマシンに苦しみ、それがペースを制限していた。多くの異なるセットアップを試し、有益なデータをたくさん収集できた。それが一晩で何をするべきか、FP3と予選に向けてどんな変更を加えるべきかを評価する助けになる。フェラーリは非常に強力な位置にいるように見える。彼らがモナコで強いことは分かっていたし、明日の本命であることは間違いない。我々もまだマシンを理想的な状態に持ち込めていないので、見つけられるタイムは残っている。明日一歩前進して争いに加われることを願っている」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日はチームにとって厳しい一日だった。我々は望んでいる位置におらず、トップとの差も予想以上に大きい。FP1からFP2にかけて小さな前進はあったが、それでもトップから1秒遅れている。つまり、やるべき仕事がどれだけ多いかということだ。データを見直して一晩で答えを見つけなければならない。現状では単純に十分な速さがない。すべてを一変させる単一の解決策はないが、利用できるあらゆる選択肢を検討してパフォーマンスを見つけ出し、残りの週末でより競争力のある位置に立ちたい」

    8番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「我々にとってはかなり良い金曜日だった。ただし、誰もが一晩で改善を目指してくるので、今日の内容をしっかり分析し、明日最高のパッケージをコースに持ち込まなければならない。ここでは予選が非常に重要なのは当然だが、週末全体を通して正しくやるべきことはまだ多い。今は落ち着いて宿題をこなし、明日に向けてチャンスを最大限に生かせる準備を整えることに集中している」

    9番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「全体としては良い一日だった。FP1序盤に少し問題はあったが、マシンをトップ10に入れることができたのは励みになる。FP2はスムーズでクリーンだったし、セッションを通して着実に改善することができた。トラフィックの中で良いラップをまとめるには少し時間がかかったが、最終的に達成できた内容には満足している。バランスや限界についてさらに理解を深めることができたので、それが明日に向けた良い方向性を与えてくれている。まだ改善できる部分は多いし、今夜はその追加のゲインを見つけるために全力を尽くす」

    10番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「モナコでの今日の進歩にはかなり満足している。この週末がどれだけ重要か分かっているからだ。FP1は難しかったが、FP2では前進できたし、バランスにも満足している。まだ一晩でやるべきことは多いが、少し微調整を加えれば順位を上げられると思う。それが明日の目標だ。この週末で最も重要なのは予選だと分かっているからね」

    F1 モナコGP 2026年のF1世界選手権

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「モナコに戻ってこられてうれしいし、ここで走るのはいつも楽しい。今年は以前より少し小さく軽くなったマシンのおかげで感覚も異なるが、それでもF1マシンを走らせるには素晴らしい場所だ。今日は多くの周回を重ねることができたし、モナコでは大きな中断なくスムーズで安定した一日を過ごすことが重要だ。ここでのプラクティスでは低燃料走行と予選準備に重点を置いている。ほぼ一日を通してトップ10圏内にいたので、ポイント争いには加われる位置にいると思う。ただ、他のサーキットほど競争力は高くないし、完全に順調だったわけではない。改善すべき点はいくつかある。明日のプラクティス前にデータを詳しく見て、シーズンで最も重要な予選に向けてできるだけ万全の状態にしたい」

    12番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「全体として非常に慌ただしい金曜日だった。黄旗や赤旗による中断が多く、22台が走る中でトラフィックも難しかった。それでも良いラップをまとめることができたし、ほぼ予定していたプログラムを消化できた。現時点ではトップ10のすぐ外にいるようなので、明日Q3を争うためにはすべてを完璧にしなければならないし、マシンとタイヤの準備の面で一晩で良い前進が必要だ」

    13番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「全体として悪くない金曜日だった。特に22台が走るこのサーキットではトラフィックが多く、クリーンな状態でラップをまとめるのが難しい。路面は昨年よりもバンピーだし、かなり滑っている感覚もあった。だから明日はマシンを良い作動領域に入れることが重要になる。両方のプラクティスでP11付近にいたので、明日に向けてはむしろ楽観的だ。モナコは予選と一発の速さがすべてだ。Q1はトラフィックで難しくなると思うが、最大限に活用してレースに向けて良いスタート位置を確保したい」

    14番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「初めてこのコースでF1マシンを走らせるのは本当に特別な瞬間だったし、今朝はその雰囲気をしっかり味わう時間も取った。良い一日だったが、とても忙しい一日でもあった。このサーキットの特性上、僕のF1キャリアの中でも最も忙しい金曜日のひとつだったと思う。ストレートがほとんどなく、常に走り続けているし、ガレージに戻る時間もあまりない。でもとても楽しかった。まだマシンのあらゆる面で改善すべきことは残っているが、何をすべきかは分かっている。正しい方向には進んでいるし、明日はすべてをまとめ上げられることを願っている」

    15番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「モナコでの一日はまずまずだった。ヨーロッパに戻り、金曜日に2回のプラクティスがある通常のグランプリスケジュールに戻ってきた。ここはいつも特別な場所だし、今では僕が住んでいる場所でもある。今日はまだやるべきことが残っているし、パフォーマンス向上が必要だと思う。ここは他の多くのサーキットとは非常に異なる特別な場所なので、大きな変更というより細かな調整が重要になるだろう。マシン自体の感触は悪くないし、小さく軽くなった今のマシンでも運転は楽しい。ここではエネルギー回生やデプロイメントの管理が少ないので、より快適なセットアップを見つけて安定したラップを刻むことが重要だ。我々は金曜日から土曜日にかけて良い改善を見せることが多いので、予選に向けて明日はさらに良くしたい」

    16番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ※コメントなし

    17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「今日はプラクティスだったが、本当に重要なのは明日だ。今日はマシンの限界を把握することに集中したし、良いデータも得られた。あとは我々がマシンを改善する番だ。明日の朝からはもっと壁に近づき、さらにプッシュして、自分たちの位置を見極めることになる」

    18番手:セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
    「FP2をあの形で終えることになったのは残念だったが、日曜日のレースに向けて限界を探ることも重要だし、多くの走行をこなせたのは良かった。今日は我々にとって力強い金曜日だった。あとコンマ数秒あれば状況はまったく違っていたと思うので、本番でそれを見つけたい。前のマシンたちとは接近しているし、明日の結果は他車次第でもある。ただ、ここでは何が起きても不思議ではない。重要な場面でそこにいて、明日はマシンから最大限を引き出すだけだ」

    19番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「難しい一日だった。明らかにペースが不足しているし、ラップ全体を通してタイムを見つける必要がある。今日走行時間を失ったのはフラストレーションがたまる。モナコではそれが常に重要だからだ。マシンは単純に停止してしまったので、何が起きたのか調査しなければならない。今夜はパフォーマンス向上に向けて全力で取り組むが、現実的に見れば今の位置関係では今週末に先頭争いをするのは難しいだろう。驚きではないが、望んでいる位置でもない。何が足りないのかを理解し、明日に向けて可能な限り巻き返したい」

    20番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「モナコでは難しい一日だった。我々はフロントグリップに苦しんでおり、マシンには強いアンダーステアがある。非常に一貫性がなく、運転しやすくない。今夜セットアップ変更を行い、状況を改善できることを願っている。シートの感触はより快適になったし、その点では改善したようだ」

    21番手:バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)
    「今日は難しい一日だった。セットアップにかなり苦しんだが、そのためのプラクティスでもある。コーナーでの本当のバランスを見つけなければならないし、マシンの乗り心地にも少し苦しんでいた。ただ、一晩あるので、シミュレーターからのフィードバックも得られるし、全員が明日に向けた改善のために懸命に働くだろう。厳しい一日だったとしても、モナコの市街地コースに戻ってこられたことは素晴らしい」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    ※コメントなし

  • アロンソ アストンマーティンF1に危機感「このままならレースもできない」

    アロンソ アストンマーティンF1に危機感「このままならレースもできない」

    アストンマーティンは2026年F1モナコGPを前に、新たな技術的課題に直面している。シーズン序盤に苦しんだホンダ製パワーユニット関連の信頼性問題が改善されつつある一方で、今度はギアボックスの不具合がチームを悩ませている。

    フェルナンド・アロンソは、この問題が単なるパフォーマンス低下ではなく、安全性にも関わる深刻なものだと警告した。

    市街地コースのモンテカルロではわずかな挙動の乱れが即クラッシュにつながるため、アストンマーティンにとっては週末全体を左右しかねない懸念材料となっている。

    マイアミGPから続くギアボックスの問題
    アロンソによれば、問題はマイアミGPから発生しており、マシンのドライバビリティに大きな影響を及ぼしているという。

    「マイアミ以来、ギアボックスには苦しめられている」とアロンソは語った。

    特に問題となっているのはダウンシフト時の予測不能な挙動だ。モナコでは高速域からタイトコーナーへ何度も減速するため、ギアボックスの異常は致命的な結果を招く可能性がある。

    金曜日のフリー走行では、アロンソのマシンがヌーベルシケインへの進入時に突然リアタイヤをロックさせる場面もあった。クラッシュ寸前の状況だったが、この現象がギアボックス問題と直接関係していたかは明らかになっていない。

    「ドライバーが愚かに見えてしまう」
    アロンソはモナコの特殊性を踏まえ、この問題の危険性を強調した。

    「モナコはランダムなダウンシフトが起きていい場所ではない。リアがロックしたり、エンジンが押し出したり、そういったことが起きれば壁に突っ込むことになる。そしてドライバーが愚かに見えてしまう」

    さらにアロンソは、マシンが突然加速するような挙動すら発生していると説明した。

    「ギアをひとつ落とした時に、まるで全開加速しているかのようにエンジンから押し出されることがある。僕たちは時々ただのパッセンジャーだ」

    アストンマーティンはカナダGPまでに改善を進めることを目標としているが、アロンソはモナコこそが真の試金石になると考えている。

    「カナダまでに正しい方向へ前進できるようにしなければならない。そしてモナコが真実を教えてくれるだろう」

    「この状態ならレースもできない」
    アロンソは問題が解決しない場合の最悪のシナリオについても率直に語った。

    「もしマイアミで経験したようなダウンシフトの問題が残っているなら、おそらくレースすらできないだろう」

    「ブレーキングポイントのひとつでクラッシュしてしまうことになるからだ」

    さらに、シーズン序盤に発生していた信頼性問題についても言及した。

    「もしシーズン序盤のような信頼性の問題があれば、走行できるのは8周や12周程度だ。それではモナコでも状況は変わらない」

    「だから我々はすべてをまとめ上げなければならない」

    アストンマーティンにとって重要な週末
    アストンマーティンはカナダGP以降の2週間を、この問題の解決に集中して費やしてきたという。

    「これは重要な週末だと分かっている。我々はこの週末に非常に大きな注意を払っているし、あらゆる細部に取り組んでいる」

    通常であれば各チームがセットアップや予選パフォーマンスの最適化に集中するモナコGPだが、アストンマーティンはまずマシンが安全にレース距離を走り切れる状態にあることを確認しなければならない。

    モンテカルロの狭い市街地コースは、ギアボックスの不具合を抱えたマシンにとって最も厳しい舞台のひとつだ。アロンソの発言は、アストンマーティンが単なる競争力不足ではなく、週末を無事に乗り切れるかどうかというレベルの課題に直面していることを示している。

  • マックス・フェルスタッペン F1モナコGP「壁に突っ込めばすぐ家に帰れる」

    マックス・フェルスタッペン F1モナコGP「壁に突っ込めばすぐ家に帰れる」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1モナコGPを前に、自身が暮らすモナコならではの“ホームレース”事情についてユーモアを交えて語った。

    モナコ市街地コースはフェルスタッペンの自宅近くを通過することで知られており、4度のF1ワールドチャンピオンは「もしクラッシュしてもすぐ帰宅できる」と冗談を飛ばしている。

    一方で、モナコGPそのものに対しては特別な感情はあまりなく、「25ポイントを獲得できるレースのひとつ」と冷静な見方を示した。

    モナコの自宅前を通過する“ホームレース”
    2015年末からモナコに居住しているフェルスタッペンにとって、モナコGPは文字通り自宅の前を通るレースだ。

    レース中に自宅へ手を振るつもりはあるかとオランダメディアから尋ねられたフェルスタッペンは、笑みを浮かべながらこう答えた。

    「まだそこまでは考えていない」

    「反対側の壁にクルマを停めないことを願っている。そうなれば、あっという間に家に帰れるからね」

    モナコGPは多くのF1ドライバーにとって事実上のホームレースだが、フェルスタッペンらしい皮肉とユーモアがにじむコメントとなった。

    モナコGPは“25ポイントを獲るレース”
    モナコで2勝を挙げているフェルスタッペンだが、この伝統の一戦に特別な感傷は抱いていないという。

    「僕にとってはそれほど大きな意味はない」

    「主に25ポイントを獲得できるレースだと考えている。特に僕はすでにここで勝っているからね」

    「初めて勝った時なら、本当に特別なレースだと感じるだろうとは思う」

    世界的な注目を集めるモナコGPであっても、フェルスタッペンはチャンピオン争いに必要な得点源として冷静に捉えている。

    ニュルブルクリンクほど好きではない市街地コース
    フェルスタッペンは以前からニュルブルクリンク北コースへの愛着を公言しているが、今回もモナコとの比較について率直な考えを示した。

    「僕はもともと市街地コースの大ファンではない」

    「そういう意味では、ニュルブルクリンク北コースに近づくことは決してない」

    「もちろん、この週末のハイライトは予選だ」

    モナコではオーバーテイクが極めて難しいため、土曜日の予選結果がレースの行方を大きく左右する。フェルスタッペンもその重要性を強く認識している。

    勝負を分けるのはマシンへの信頼感
    モナコではドライバーの腕がより重要になると言われるが、フェルスタッペンはまずマシンへの信頼感が不可欠だと強調した。

    「クルマに自信を持てれば、もちろん違いを生み出せる」

    「でも、ここでそう感じられるかどうかはまだ分からない」

    レッドブルは金曜日のプラクティスでフェラーリ勢に後れを取り、フェルスタッペン自身も縁石やバンプへの対応に課題があると認めている。モナコで3勝目を狙うためには、土曜日までにマシンバランスを改善できるかが大きな鍵となりそうだ。

  • フレデリック・バスール F1モナコGPを欠席 フェラーリ「現地医療施設で経過観察」

    フレデリック・バスール F1モナコGPを欠席 フェラーリ「現地医療施設で経過観察」

    フレデリック・バスールは、2026年F1モナコGPの土曜日にサーキットへ姿を見せない。フェラーリは、チーム代表を務めるフレデリック・バスールが医療上の理由により、モナコでの土曜日の現場業務を欠席すると発表した。

    フェラーリは木曜と金曜にモンテカルロ市街地コースで走行を行い、金曜フリー走行ではFP1、FP2ともにトップタイムを記録する好調な初日を過ごした。

    しかし、初日の走行後に実施されたメディカルチェックを受け、フレデリック・バスールは現地の医療施設で経過観察を受けることになった。

    フェラーリは詳細を公表せず 経過観察を優先
    フェラーリは、フレデリック・バスールの症状について詳細を明らかにしていない。チームは声明の中で、医療情報をこれ以上公表しない方針を示した。

    「フレデリック・バスールは本日、サーキットに出席しない」とフェラーリは声明で発表した。

    「いくつかのメディカルチェックを受けた結果、フレデリックは現地の医療施設で経過観察を受けることになる」

    「これ以上の医療情報は提供しない」

    「我々はフレデリックの早期回復を願っており、彼がまもなくサーキットに戻ることを楽しみにしている」

    フェラーリはモナコGP初日にシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが速さを見せ、週末の流れをつかみかけている。その一方で、チーム代表が現場を離れることになり、予選を控えた土曜日は通常とは異なる体制で重要な一日を迎えることになる。

  • F1モナコGP初日 ピレリ総括「予選では予測を上回るタイムもあり得る」

    F1モナコGP初日 ピレリ総括「予選では予測を上回るタイムもあり得る」

    2026年F1モナコGPの初日フリー走行で、フェラーリがFP1とFP2の両セッションで最速タイムを記録した。シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンがそれぞれトップに立ち、モンテカルロ市街地コースで好調なスタートを切った。

    タイヤサプライヤーのピレリは、路面コンディションの改善が進んだことで予選ではシミュレーションを上回るラップタイムが記録される可能性があると分析。

    また、レースは1ストップ戦略が有力との見方を示す一方で、予選ではソフトタイヤの使い方とトラフィック管理が重要な鍵になると指摘した。

    フェラーリが金曜日を席巻
    FP2ではルイス・ハミルトンが1分13秒026を記録し、チームメイトのシャルル・ルクレールを0.111秒上回ってトップタイムをマークした。3番手にはマックス・フェルスタッペンが続き、上位3台はいずれもC5コンパウンドでベストラップを刻んだ。

    ランド・ノリスとアストンマーティン勢を除く全ドライバーがC4とC5の両方を使用。ノリスはミディアムタイヤで7周を走った後にマシンを止めることとなり、アストンマーティンの2台はセッションを通してソフトタイヤのみを使用した。

    モナコ特有の難しい市街地コースに慣れるため、多くのドライバーが周回数を重ねた。ハミルトンとルクレールは34周、フェルスタッペンは33周を走行し、各チームとも予選と決勝に向けたデータ収集を進めた。

    フェラーリ勢は主にC4コンパウンドでロングランを行った一方、フェルスタッペンはC5を中心にプログラムを消化。フィールド全体でもC4とC5は比較的均等に使用された。

    1ストップ戦略が有力候補
    FP1序盤では多くのチームがハードのC3コンパウンドを投入した。その後はほぼ全車がミディアムへ移行し、ソフトタイヤを使用したのはキャデラック勢のみだった。

    ピレリのチーフエンジニアを務めるシモーネ・ベッラは、まずタイヤの状況について次のように説明した。

    「ほとんどのチームは、路面コンディションを評価し、ドライバーがサーキットへの信頼を高めることを目的にハードコンパウンドで週末をスタートした。C3はおそらくレースで最も使用されないタイヤになるだろう。ニュートラリゼーションがなければ、1ストップ戦略が有力になるはずだ」

    「一日を通して他の2種類のコンパウンドは安定していた。一部のドライバーが行ったロングランでも特別なデグラデーションは見られず、グレイニングは一部のフロントタイヤに発生したものの、パフォーマンスへの影響はなかった」

    予選ではさらに速いラップも
    ベッラはまた、予選ではシミュレーションを上回るタイムが出る可能性があるとの見解を示した。

    「今日の最速ラップタイムは、各チームのシミュレーションが示していた最速タイムからわずか0.3秒差だった。モナコでは伝統的に路面進化が非常に大きいため、予選では予測を上回るラップタイムが記録される可能性がある」

    さらに予選に向けては、ソフトタイヤの扱いが重要になると強調した。

    「強力な予選パフォーマンスを発揮するためには、ソフトコンパウンドを正しい作動領域に入れることが極めて重要になる。チームごとに異なるアプローチを取ることになるだろう」

    「また、今年は22台がコースを走るため、戦略面ではトラフィック管理も重要な要素になる」

    モナコGP 2026年のF1世界選手権

  • アストンマーティン・ホンダF1 モナコGP初日「予想以上に厳しい一日」

    アストンマーティン・ホンダF1 モナコGP初日「予想以上に厳しい一日」

    アストンマーティンF1チームのアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、2026年F1モナコGP初日の走行を振り返り、チームが予想していた以上に厳しい状況に直面していることを認めた。

    アストンマーティンはフリー走行1回目と2回目を通じて苦戦。フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは両セッションとも下位に沈み、ドライバビリティの問題に悩まされた。チームはセットアップ変更を繰り返しながら改善策を模索している。

    ペドロ・デ・ラ・ロサ「予想以上に難しい状況」
    「今日は厳しい一日になることは分かっていたが、実際には予想以上に厳しかった」とペドロ・デ・ラ・ロサはコメント。

    「セッションを通じてさまざまな変更を試し、改善が必要な部分について多くの情報を集めることができた」

    「マシンにはドライバーがこのサーキットで自信を持って攻めるために必要な一貫性と予測性が欠けていた」

    「一晩でやるべき仕事はたくさんあるが、明日に向けて前進できるよう集中して取り組んでいる」

    その後のインタビューでは、アストンマーティンが抱える具体的な問題についてさらに詳しく説明した。

    「厳しい週末になることは分かっていたが、実際には我々の予想を超えていた。マシンは想定していた以上に扱いづらい」

    「ブレーキング時やダウンシフト時の挙動が非常に難しく、さらにアンダーステアも強い」

    「このような低速コーナーが連続するサーキットではマシンの向きを変えることが非常に難しかった。いくつかセットアップ変更を行ったが、もしかすると間違った方向に進んでしまった可能性もある。その点は明日に向けて修正していく」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ドライバーの自信回復が最大の課題
    デ・ラ・ロサは、モナコではドライバーがマシンに信頼を持てるかどうかが重要になると強調した。

    「モナコでは自信が必要だ。自信を持てるマシンがなければ限界まで攻めることは難しい」

    「必要なのは反応の良いマシンだ。予測可能でなければならないし、少なくともフロントがしっかり反応してマシンの向きを変えられなければならない」

    「アクセルを踏んでパワーを路面に伝え、コーナー進入速度を維持しながら余計に待たされないマシンが必要だ。そのために明日に向けて作業していく」

    さらに、ホンダと協力しながら改善策を探ることも明かした。

    「その部分についてはホンダとも協力して対処していく。まだ試せることはたくさんある」

    「モナコは難しいサーキットだが、より柔らかいコンパウンドを使うほどフロントの反応が重要になる。ソフトタイヤの高いトラクション性能を引き出すためには、より強いフロントエンドが必要だからだ」

    アストンマーティンは初日を通じて苦戦を強いられたが、チームは一晩でセットアップを見直し、予選に向けて競争力向上を目指す。フェルナンド・アロンソもセッション後、「非常に扱いにくいマシンだった」と語っており、モナコ特有の低速コーナーへの対応が週末の大きな課題となっている。

  • ランド・ノリス F1モナコGP初日に電気系トラブル「マシンが完全に停止」

    ランド・ノリス F1モナコGP初日に電気系トラブル「マシンが完全に停止」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は2026年F1モナコGP初日のフリー走行2回目(FP2)で電気系トラブルに見舞われ、セッション途中でマシンを止めることになった。

    ディフェンディングチャンピオンのノリスは、昨年このモナコGPを制して初のF1ワールドチャンピオン獲得への流れを築いたが、今回はヌーベルシケイン出口でマシンが突然停止。十分な走行を行えないままFP2を終え、19番手に沈んだ。

    突然のシャットダウンで走行終了
    マクラーレンは、ノリスのマシンを襲った問題が電気系統のトラブルだったことを明らかにした。

    マクラーレンの最高技術責任者兼チーフデザイナーを務めるロブ・マーシャルは次のように説明した。

    「ランドのセッションは残念ながら電気系統の不具合によって短縮されることになった。その問題によってマシンはシャットダウンしてしまった」

    「チームは根本原因の特定に全力で取り組んでいる。同じ問題が再発しないようにするとともに、予選に向けてすべてを最適化することに集中している」

    マシンが回収された後、ノリスは残りのセッションをピットウォールから見守ることになった。

    ノリス「僕たちはどこでも遅れている」
    ノリス自身も、今回のトラブルとマクラーレンのペース不足に不満を隠さなかった。

    「難しい一日だった。僕たちは明らかにペースが足りていないし、コースのあらゆる場所でタイムを見つけなければならない」

    「今日ここで走行時間を失ったのはフラストレーションが溜まる。モナコでは走行時間がとても重要だからね。マシンは単純に止まってしまったので、何が起きたのか調べる必要がある」

    さらにノリスは、予選までに状況を大きく改善するのは容易ではないとの見方を示した。

    「一晩かけてパフォーマンスを引き出そうと努力するけれど、正直なところ今の位置関係を見る限り、今週末に先頭集団と戦うのは難しいと思う」

    「完全に予想外だったわけではないけれど、もちろん望んでいる位置ではない。何が足りていないのか理解して、明日に向けてできる限り挽回したい」

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 モナコGP 初日

    大型アップデート投入も苦戦
    今回の苦戦は、マクラーレンがモナコに大規模アップデートを投入した直後に起きた。

    MCL40にはリアウイングの新しいウイングレットを含む計6項目のアップデートが導入されており、これは5月のマイアミGP以来最大規模の開発パッケージとなる。

    しかし初日の結果を見る限り、その効果はまだ十分に表れていない。ノリスは電気系トラブルで走行時間を失い、オスカー・ピアストリも7番手にとどまった。

    フェラーリ勢がFP1とFP2でワンツーを記録し、マックス・フェルスタッペンも上位につけるなか、マクラーレンは予選に向けてセットアップとアップデートの理解を急ぐ必要がありそうだ。

    【関連】
    ・F1モナコGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:アロンソ20番手

  • ジョージ・ラッセル F1モナコGP初日「フェラーリが倒すべきチーム」

    ジョージ・ラッセル F1モナコGP初日「フェラーリが倒すべきチーム」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1モナコGP金曜フリー走行を終え、フェラーリが「倒すべきチーム」だと認めた。フェラーリはFP1とFP2の両方でトップに立ち、メルセデスは両セッションで4番手と5番手にとどまった。

    メルセデスはFP1でラッセルとキミ・アントネッリが異なるセットアップを試し、FP2では方向性をそろえた。ラッセルは改善を感じた一方で、土曜日に向けてさらに大きな前進が必要だと語った。

    ラッセル「フェラーリは明らかに倒すべきチーム」
    「フェラーリが倒すべき相手になると予想していた」とラッセルはコメント。

    「多くの人はそれをただの話だと思っていたけど、明らかに彼らが倒すべきチームだ。レッドブルも僕たちにとっては少し驚きだった」

    「ここまでのレースの中で、ここが僕たちにとって最も難しい場所になることは分かっていた。期待していたより少し難しくなっているかもしれないけど、FP1からFP2にかけては良い改善ができた」

    「夜の間に同じステップを踏む必要がある。今日は完全には決まらなかったと思うので、改善の余地はある。でも間違いなくフェラーリがそのチームだ」

    ラッセルは、フェラーリのマシン特性がモナコのような市街地コースに合っていることは驚きではないと説明した。

    「正直に言うと、毎年ここや市街地コースで見られるフェラーリの傾向、そして今日見たものは、おそらく10年くらい前からあるものだ」

    「どのマシンにも生まれ持ったDNAがある。彼らのDNA、特にマシンのメカニカル面は、明らかにこうした市街地コースで機能している」

    「僕たちは改善するためにできることをすべてやっている。ギャップを縮めることはできると思うけど、どこまで踏み込めるかは分からない」

    FP2で方向性を統一したメルセデス
    ラッセルは、自身の金曜日について、FP1では2台で異なる方向性を試し、FP2ではより良い方向にそろえたと明かした。

    「FP1では理解を深めるために2つの違う方向に進んだ」

    「明らかに良い方向がひとつあって、FP2ではすぐにかなり快適に感じられた。でもフェラーリと比べるとペースが足りていない」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 モナコGP

    アントネッリ「今季で最も単純ではない金曜日」
    一方、ワールドチャンピオンシップ首位のキミ・アントネッリは、金曜日の進み方に満足していないと認めた。

    「今季で最も単純ではない金曜日だった」とアントネッリはコメント。

    「マシンに苦しんだ。特に中間セクターで苦しんでいて、それが僕たちのペースを制限していた」

    「多くの異なるセットアップオプションを試し、良いデータをたくさん集めることができた。それは夜の間にどんな作業をするか、FP3と予選に向けてどんな変更を加えるかを評価する助けになる」

    アントネッリも、フェラーリが予選に向けて最有力候補に見えると認めた。

    「フェラーリは非常に強い位置にいるように見える。彼らがモナコで典型的に強いことは分かっているし、明日に向けて間違いなく本命に見える」

    「ただ、僕たちはまだマシンを完璧なスイートスポットに入れられていないので、見つけられるタイムはまだあると分かっている。だから明日は一歩前進して、争いに加われることを期待している」

    【関連】
    ・F1モナコGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:アロンソ20番手

  • マクラーレンF1に罰金処分 ノリス車のテープ処置が安全規則違反

    マクラーレンF1に罰金処分 ノリス車のテープ処置が安全規則違反

    ランド・ノリスのマシンがF1モナコGPのフリー走行2回目(FP2)で停止した件を巡り、マクラーレンF1はFIAから3万ユーロ(うち1万ユーロは執行猶予)の罰金処分を受けた。

    問題となったのは、ノリスのマシンが電気系統のトラブルでヌーベルシケイン出口に停止した際、マーシャルがクラッチ切り離しシステム(CDS)を作動できなかったことだ。この影響で迅速な車両回収ができず、セッションは赤旗中断となった。

    空力目的でボタンをテープで覆う
    FIAスチュワードの報告書によると、マクラーレンはCDS作動ボタンの上に透明なテープを貼っていたことを認めた。

    チームは、この処置が空力性能向上を目的としたものだったと説明している。

    スチュワードは次のように指摘した。

    「チームは、空力上の理由からCDSを作動させるために押す必要があるボタンの上に透明なテープを貼っていたことを認めた」

    FIA側は、この措置によって本来の安全機能が失われたと判断した。

    「FIA代表者の見解であり、チーム自身も認めたように、この措置はCDSシステムの目的を完全に無効化するものだった」

    「CDSは保護グローブを着用したマーシャルが迅速に作動させられるよう設計されている」

    さらにマクラーレンも、工具なしではテープを破ってボタンを押せなかったことを認めた。

    「チームは、工具を使わなければ手だけでテープを破ってボタンを押すことは不可能だったと認めた」

    カナダGPのレーシングブルズ事例が判断材料に
    F1技術規則では、マシンが油圧系統、空圧系統、電気系統の故障に見舞われた場合でも、クラッチを切り離せるCDSシステムの搭載が義務付けられている。

    また、その作動ボタンはドライバーやマーシャルが数秒以内に操作できる位置に設置しなければならない。

    今回の処分は、前戦カナダGPでリアム・ローソンのマシンのCDSが正常に機能しなかったとしてレーシングブルズが罰金処分を受けたケースと同じ条項によるものだ。

    ただしレーシングブルズには3万ユーロのうち2万ユーロが執行猶予となった一方、マクラーレンは1万ユーロのみが執行猶予となり、即時に2万ユーロの支払いを命じられた。

    スチュワードはその理由について、カナダGPでの事例がすでに全チームへの警告になっていたはずだと説明している。

    「前戦で同じ規則違反と処分が科されていた以上、すべてのチームはCDSシステムの重要性を認識しているべきだった」

    安全装置を犠牲にした空力最適化の代償
    今回の裁定は単なる技術違反ではなく、安全装置へのアクセスを空力目的で妨げた点が重く見られた。

    マーシャルが迅速にマシンを回収できなければ、赤旗やセーフティカーの原因となるだけでなく、ドライバーやコース上の作業員の安全にも影響を及ぼす。そのためFIAは近年、CDSシステムに関する違反に対して厳しい姿勢を取っている。

    前戦のレーシングブルズに続き、今回はマクラーレンが同様の問題で処分を受けたことで、FIAが安全関連装置の運用を今後さらに厳格に監視していく姿勢を示した形となった。