カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • ピアストリ「今でもアルピーヌが邪魔してくる」 F1オーストリアGPで怒りの無線

    ピアストリ「今でもアルピーヌが邪魔してくる」 F1オーストリアGPで怒りの無線

    2025年F1オーストリアGPの決勝で、マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは優勝こそ逃したものの、タイトル争いの主役として注目を集めた。しかしその陰で、彼の古巣であるアルピーヌに対する怒りをにじませる場面もあった。

    レース終盤、ピアストリはアルピーヌのフランコ・コラピントとピエール・ガスリーによって連続して妨害を受ける形となった。55周目、コラピントが角田裕毅とバトルを繰り広げる中でピアストリをコース外に押し出し、これによりアルゼンチン人ルーキーには5秒ペナルティが科された。

    さらにその2周後、ガスリーもターン1でピアストリの進路を妨害。前を行くランド・ノリスを追うピアストリにとっては、フラストレーションのたまる展開だった。

    こうした状況に、ふだんは冷静なピアストリも珍しく無線で激怒。「アルピーヌは何年経っても俺の邪魔をしてくる」と放送には乗らなかったが、オンボード映像の無線からその発言が明らかになった。

    ピアストリは2022年にアルピーヌのリザーブドライバーを務めていたが、翌年の契約を巡って物議を醸した末にマクラーレンへ移籍。当時SNSで「僕の同意なく、アルピーヌが来年のドライバーとして発表したのは間違っている。僕はアルピーヌと契約していない」と発信した件は、今でもF1ファンの間で語り草となっている。

    現在のピアストリはマーク・ウェバーのマネジメントの下、マクラーレンで堂々たるチャンピオン争いを展開しており、今回の2位でタイトルリードは15ポイント差に縮まった。

    レース後、ピアストリはノリスとのチーム内バトルを振り返り、「かなりハードな戦いだった。追い抜いたときにもっと上手くやれていればと思うけど、良いバトルだった。ちょっとギリギリだったけど、僕たちはこういうバトルをするためにF1にいるし、勝利をかけて戦えたのは素晴らしかった」と語った。

    ターン4でロックアップしてノリスのギアボックスに迫った場面についても反省を示し、チーム代表のアンドレア・ステラは「チェッカーを受けた直後、彼は無線で『ターン4の件は僕のミスだ。次に向けて分かっている』とすぐに謝った」と称賛した。

    「こうした姿勢こそ、チームとしてより強く、団結を深める要因になる」とステラは続けた。

    ピアストリの怒りと冷静さ、その両面が垣間見えた一戦は、彼の成長とともに2025年シーズンの白熱したチャンピオン争いを象徴するものとなった。

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  • オスカー・ピアストリ F1オーストリアGP予選「1-2が見えていただけに悔しい」

    オスカー・ピアストリ F1オーストリアGP予選「1-2が見えていただけに悔しい」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1オーストリアGP予選の最終Q3でイエローフラッグによりアタックを断念せざるを得なかったことにより、フロントロウ獲得のチャンスを逃したと語った。

    ピアストリは、最終コーナーでピエール・ガスリー(アルピーヌ)がスピンしたことで出されたイエローフラッグの影響を受けた2人のドライバーのうちの1人であり、もう1人はレッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。

    チームメイトのランド・ノリスは、その直前に2回目のアタックを完了させ、予選を通じて他を圧倒する速さを見せつけてシャルル・ルクレールに0.5秒以上の差をつけてポールポジションを獲得。一方のピアストリは3番手が精一杯となった。

    セッション後、ピアストリはノリスを上回ってポールを奪うのは難しかったと認めつつも、マクラーレンによる1-2フィニッシュは十分に可能だったと感じている。

    「クルマを降りたときに落ち込んで見えたのは、2回目のアタックを始めることすらできなかったからだ」とピアストリは説明した。

    「最後のコーナーでガスリーがスピンしたことで、2回目のラップをスタートできなかった。それが一番悔しい」

    「ランドはこの週末ずっと速かったから、彼を倒すのは簡単ではなかったと思う。でも、この週末のクルマのペースを考えれば、フロントロウは間違いなく狙えた」

    「チャンスをもらえなかったのは本当に残念だけど、まだ3番手からのレースは十分にチャンスがある。今日は僕の日じゃなかったというだけだ」

    オスカー・ピアストリ F1 オーストリアGP マクラーレン

    また、オーバーテイクポイントの多いレッドブル・リンクでの決勝で巻き返しが可能かと問われると、ピアストリは自信をのぞかせた。

    「うん、確実にチャンスはある。今週末の僕たちのペースはすごく良かったと思う」

    「フェラーリのペースも意外と良さそうだったのはちょっと驚きだけど、それでも明日はチャンスがあるはず。僕としては3位で終わるつもりはまったくないからね!」

    ピアストリは、予選3番手ながらも、現在ドライバーズランキングの首位に立っており、2位のノリスに22ポイント、7番手スタートのフェルスタッペンにはさらに21ポイント差をつけている。

  • ランド・ノリス F1オーストリアGP予選「計画通りに決まったラップだった」

    ランド・ノリス F1オーストリアGP予選「計画通りに決まったラップだった」

    ランド・ノリスはF1オーストリアGPで見事なポールポジションを獲得した後、「とても満足している」と語り、カナダGPでの劇的な週末と、2025年の予選で経験したいくつかの「厳しい瞬間」からの巻き返しに手応えを示した。

    ノリスは今季の世界選手権争いに本格的に加わっており、10戦を終えた時点でマクラーレンのチームメイト、オスカー・ピアストリとレッドブルのマックス・フェルスタッペンの間に割って入る形でドライバーズランキングに名を連ねている。ただし、重要な局面でのミスが注目される場面もあった。

    それにはQ3での走行が損なわれたケースも複数含まれており、特にサウジアラビアでは大きなクラッシュを喫した。また前戦モントリオールでは、レース中にピアストリのマシンに追突してリタイアとなり、大きなポイントを失った。

    しかしノリスは、レース間のインターバルを経て最新の失望を完全に払拭したようで、レッドブル・リンクではプラクティスから支配的な走りを見せ、FP1を欠席しながらも、圧巻のパフォーマンスでポールポジションを奪った。

    予選後、3戦前のモナコ以来となるポール獲得の要因について尋ねられると、ノリスは笑顔で答えた。

    「いいラップだったのは間違いない。少しずつ積み重ねてきた成果だと思う」

    「Q3の1回目の走行も悪くなかったけど、いくつかのコーナーでうまく決まればもっとタイムを削れると思っていた。実際にその通りの走りができた。やろうと思ったことを実現できたときは、たいていすごくうまくいく」

    「すごく満足してる。今日は良い1日だったし、週末全体も良い流れできてる。この勢いを保ちたいね」

    ランド・ノリス F1 オーストリアGP マクラーレン

    今回の結果に対して感情を大きく表に出すことなく、むしろ「冷静な集中」を保っているように見えると指摘されると、ノリスは次のように応じた。

    「どうだろうね。もちろん嬉しいよ。ただ、まだシーズンは長い」

    「この瞬間は大切にしてる。特に僕にとって予選は辛い場面も多かったから、今日のようなラップができて、週末全体を通してこのパフォーマンスを出せたことは、すごく嬉しい」

    「楽しみにしてるよ。明日は長いレースになるし、シーズン全体もまだ長い。今日の結果には満足してるけど、自分自身に何度でも証明していきたいと思ってる。できれば、これはその始まりに過ぎないといいね」

    ノリスは、日曜の決勝をピアストリから22ポイント差の2番手、フェルスタッペンには21ポイント差をつけた状態で迎える。ピアストリは3番手、フェルスタッペンは7番手スタートとなっており、両者はQ3終盤のイエローフラッグによってアタックが阻まれた。

  • マクラーレンF1がノリスの予選不振に対応 新サスペンションの詳細判明

    マクラーレンF1がノリスの予選不振に対応 新サスペンションの詳細判明

    マクラーレンのフロントサスペンションに関する新たな詳細が明らかになり、ランド・ノリスの予選での苦戦を改善する鍵として注目されている。

    ランド・ノリスは、2025年型マクラーレンF1マシンにおいて「限界域での手応え」が薄いことに苦しんできた。特に予選Q3での1周に集中したアタックでは、マシンの動きを正確に感じ取ることができず、チームメイトのオスカー・ピアストリとの戦いで後れを取る場面が目立っていた。

    ノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリは、MCL39のフィーリングについて「感覚が鈍い」と感じており、マクラーレンは前戦F1カナダGPでフロントサスペンションの改良版をテストした。さらに今回のオーストリアGPに向けては、フロントサスペンションのジオメトリーにさらなる変更を加えるとともに、マシンの安定性と全体的なパフォーマンスを向上させるために、前後の空力デバイスも再設計している。

    ランド・ノリスは今季これまで、特に予選Q3でのアタック時にマシンからのフィードバックが不足し、「限界での手応え」が得られないことに苦しんできた。ステアリングを通じた“cueing(きっかけ)”の弱さが影響しており、これはピアストリもある程度感じているが、より順応できていることで予選では4勝2敗とノリスに対して優勢を保っている。

    マクラーレンはこの問題の根源を探るべく、ノリスの詳細なフィードバックをもとに開発を進めてきた。特に4月のサウジアラビアGPとマイアミGPの間に、ノリスはウォーキングのシミュレーターに長時間取り組み、フロントアクスルの反応の薄さを徹底的に分析した。

    ランド・ノリスの問題解決となるか?
    マクラーレンのエンジニアリング部門テクニカルディレクター、ニール・ホールディは、レッドブル・リンクでCrash.netを含むメディアに次のように説明している。

    「詳しくは話さないが、グリッド全体を見ても、リアサスペンションには多くの変更が加えられている。いわゆるサスペンションのキネマティクス(運動構造)というやつだ」

    「今回のイベントでは、主にコーナーの進入時にリアの安定性を少し向上させると思われるものを追加した」

    「空力面での性能向上が難しくなってくると、こうした開発領域に注力するようになる。我々はそうした取り組みを行っており、引き続きマシンの性能を進化させているところだ」

    さらにホールディは、今季開幕以来ノリスが訴えてきたマシンの感覚的な問題を解決するために、今回のアップグレードが用意されたことを認めた。

    「もちろんランドからはデブリーフィングでさらに詳しいフィードバックを受け取っている。彼がマシンを改善するために何を必要としているのか、我々は理解していて、今回のアップグレードのいくつかは彼のコメントを反映させた内容になっている」

    「当然のことながら、ドライバーが必要としているものを見極め、それに合わせてアップグレードを調整していくものだ」

    「我々は彼が何を必要としているのかをよく理解しており、いくつかの領域で小さな改善を施すことができた。これまでの数戦でもそれが彼の助けになっており、今後も引き続きプラスになるはずだ」

    こうした変更は、ピアストリにも適用可能であり、マクラーレンは2台のマシンを同等のレベルに保ちながら、全体の性能向上を狙っている。

    「最終的にはすべてを2台に装着する予定だ。2台のマシンを非常に近いレベルで維持することができている」とホールディは語った。

    「サスペンション変更とフロントウイングの変更はどちらのマシンにも使えるようになっている」

    「もし分析の結果としてその方が速くて、ドライバーがそれを好むなら、現在の仕様を維持することもできるし、アップグレードを適用することもできる。それはセッションから得られるデータ次第だが、我々の期待としては、パフォーマンスのアップグレードを前進させているということだ」

    「こうしたすべての要素で、複数のシナリオの中から最適解を見つけ出そうとしている。サスペンションについても同様だった」

    「ある部分に懸念があって、それが実際には問題ないとわかってきたので、今は性能を最適化するためにトレードオフを繰り返している。そしてランドにとって最適なセットアップを、ようやく見つけられたと考えている」

    マクラーレン F1 ランド・ノリス

    予選成績で劣勢のノリス、焦りがミスを誘発
    予選でのノリスは、ここまでピアストリに8勝4敗(スプリント除けば6勝4敗)とリードを許しており、カナダGPではQ3での攻めすぎが仇となって7番手に沈んだ。自身も「ミスの多さがタイトル争いに直結する要因」と認めており、特にピアストリとの接触を招いたカナダでの予選を「自分の過ち」と総括している。

    「このサスペンションの変更は、車のパフォーマンスを引き出すというより、自分により良い感触を与えることを目的としている。でもその感触が最終的にパフォーマンスにつながるなら、それは理想的だ」

    「僕自身、そしてチームとしても改善に取り組んでいて、今週末のオーストリアはその成果を試す良い機会になるはずだ」

    ノリスの苦戦は単なるドライビングの問題ではなく、マシンの感触そのものに起因する構造的な課題だった。マクラーレンが施した改良がその「壁」を打ち破る鍵となるのか。チームはついに“最適解”を見つけたと確信している。

  • ランド・ノリス F1オーストリアGP初日「マックスは土曜日に仕上げてくるはず」

    ランド・ノリス F1オーストリアGP初日「マックスは土曜日に仕上げてくるはず」

    ランド・ノリスは、F1オーストリアGP初日のフリー走行2回目でトップタイムを記録し、マクラーレンF1の最新アップグレードが確かな効果を発揮していると語った。

    このセッションではチームメイトのオスカー・ピアストリも2番手につけ、マクラーレンは初日から1-2フィニッシュを飾る好発進を見せた。

    午前のFP1では開発ドライバーのアレックス・ダンがステアリングを握っていたが、ノリスは午後のセッションで走行を開始。マシンはすぐに好感触だったという。

    「ピットウォールに座っているのも悪くなかったよ」とノリス。「むしろマシンに乗ってるときよりリラックスしていたかもしれない。特にこのサーキットではね」

    「このコースはずっと好きだったし、マシンの感触も最初から良かった。アレックスがFP1でしっかりとしたフィードバックを返してくれたし、すぐにペースにも乗れていた。チームがFP2に向けてマシンを正しい方向に進めてくれたのは間違いない」

    「今は、明日に向けてこの方向性をもっと進めるべきか、それとも少し戻すか、それともその中間がいいのかを判断していく段階だ。今日は良い一歩だったけど、まださらに引き出せる部分があると期待してる」

    ランド・ノリス オーストリアグランプリ F1 マクラーレン

    空力とサスペンションに手を加えた最新パッケージ
    今回マクラーレンは、フロントおよびリアのエアロパーツに加えて、フロントサスペンションの設計変更を施したアップグレードを導入。これにより空力効率の向上とさらなるパフォーマンス改善を狙っている。

    ノリスは「今日の走行では他のチームより少しだけ多くのペースを見せたかもしれないけど、彼らは土曜日に向けて仕上げてくるはずだ。特にマックス(フェルスタッペン)はね」と警戒感を示す。

    「明日も良い1日になることを期待してるし、僕たちも改善すべきところはまだある。でも、今日ほど簡単にはいかないと思う」

    「明日はかなり接戦になるはずだし、そうならない理由もない。だからこそ、僕たちは可能な限りギャップを広げられるよう全力で取り組むよ」

    ピアストリも好感触「アップグレードは両車に」
    チームメイトのオスカー・ピアストリも、初日のマクラーレンの仕上がりに自信をのぞかせた。

    「マシンの感触はかなり良かった。マックスもまだかなり近くにいるし、今週末も彼は確実に脅威になると思うけど、今日はポジティブな初日だった」とピアストリ。

    また、アップグレードについては「カナダで使ったパーツは使っていない。それらはアップグレードじゃなくて、単に構成が違うだけ。速くなると考えられるパーツは、2台ともに装着している」と明かした。

  • アレックス・ダン F1初FP1走行で堂々の4番手「子供の頃の夢が叶った」

    アレックス・ダン F1初FP1走行で堂々の4番手「子供の頃の夢が叶った」

    F2ポイントリーダーのアレックス・ダンがF1オーストリアGPの金曜フリー走行1回目でマクラーレンから公式セッションデビューを果たした。F1マシンでの初実戦走行ながら堂々の4番手タイムを記録し、将来性を強く印象づけた。

    FP1ではランド・ノリスのマシンを託された形となったダン。セッション序盤には空力測定用のレーキを装着し、決してタイム狙いのプログラムではなかったにもかかわらず、終盤には1分5秒766の好タイムを記録。チームメイトのオスカー・ピアストリとの差はわずか0.069秒だった。

    なお、F1週末に公式セッションへ出走したアイルランド人ドライバーは、2003年のラルフ・ファーマン(ジョーダン)以来、実に22年ぶりとなる。

    走行後、ダンは「今日の走行にとても満足している。元々の目的はタイムを出すことではなく、テストプログラムをこなしてチームの週末準備を支援することだった。でも最後に少しでも速さを示すことができてうれしい」とコメント。「クリーンなセッションだったし、冒頭の空力走行ではチームに重要なデータを提供できた。TPCテストやシミュレーターで学んだことをすべて実践できたと思う」と振り返った。

    さらにダンは、マクラーレンに対して感謝の意を述べた。「この機会をくれたマクラーレンのザク、アンドレア、アレッサンドロ、ステファニー、ウォーレン、そしてすべてのスタッフに心から感謝している。セッション終了後、無線で伝えた通り、『子どもの頃の夢が今日叶った』という気持ちだ」と語った。

    アレックス・ダン マクラーレン F1 オーストリアグランプリ

    マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラもダンの貢献を高く評価した。「アレックスはランド・ノリスのマシンを使ってかなり広範囲なテスト計画をこなしてくれた。空力パーツ、レーキ走行、ステアリング設定の変更まで幅広く取り組んだ上で、最後には実に堅実なパフォーマンスランを見せてくれた。今週末に向けて重要なデータを収集してくれた」と述べた。

    現在19歳のアレックス・ダンは、今季FIA F2選手権でポイントリーダーとしてチャンピオン争いを展開中。マクラーレンのドライバー育成プログラムの一員としてF1ステップアップを目指しており、今回のデビュー走行はそのキャリアにおいて大きな一歩となった。

    マクラーレンは今後もドライバー育成の一環として、FP1の出走枠を若手ドライバーに開放していく方針。将来的なF1シート獲得へ向けて、ダンの名前がさらに注目を集めるのは間違いなさそうだ。

  • フェラーリF1立役者ルカ・ディ・モンテゼーモロがマクラーレン取締役に就任

    フェラーリF1立役者ルカ・ディ・モンテゼーモロがマクラーレン取締役に就任

    元フェラーリF1代表のルカ・ディ・モンテゼーモロが、マクラーレン・オートモーティブの事業を統括し、F1チームの少数株も保有する「マクラーレン・グループ・ホールディングス・リミテッド(McLaren Group Holdings Limited)」の取締役に任命された。

    金曜日、マクラーレン・グループ・ホールディングス・リミテッドは英企業登記所(Companies House)に取締役就任に関する届け出を提出し、ディ・モンテゼーモロが同社の9人目の取締役に加わることになった。

    ディ・モンテゼーモロは1990年代後半にフェラーリのF1復活を牽引した中心人物であり、2014年までイタリアの名門チームの会長を務めていた。

    彼が新たに加わったマクラーレン・グループ・ホールディングス・リミテッドは、マクラーレン・オートモーティブ(市販車部門)を統括しており、マクラーレン・グループ(レース部門を含む)の少数株を保有している。

    ルカ・ディ・モンテゼーモロ スクーデリア・フェラーリ

    この人事は、アブダビを拠点とする投資会社「CYVNホールディングス(CYVN Holdings)」が4月にマクラーレン・オートモーティブの買収を完了させたことを受けたものとなる。マクラーレン・グループ・ホールディングス・リミテッドは、この買収の傘下にある。

    CYVNは4月の発表で、マクラーレンの市販車事業について「ハイパフォーマンスおよびラグジュアリーセクターへの拡大、卓越性の新たな基準の確立、そしてマクラーレンをグローバル市場で高性能な英国の自動車企業へと変革させる」という戦略を明らかにしていた。

    また、CYVNは5月にニック・コリンズをマクラーレン・オートモーティブの新CEOに任命し、コリンズは今回ディ・モンテゼーモロと同じ取締役会で職務をともにすることになる。今週初めには、マクラーレン・グループ会長のポール・ウォルシュも同取締役会に加わっている。

    一方で、マクラーレン・レーシングおよびその親会社であるマクラーレン・グループは、依然としてバーレーン王国の政府系ファンド「マムタラカット(Mumtalakat)」が大株主として支配権を保有している。

  • ランド・ノリス 同士討ちを受けマクラーレンF1と「深刻な話し合い」

    ランド・ノリス 同士討ちを受けマクラーレンF1と「深刻な話し合い」

    ランド・ノリスは、F1カナダGPでのオスカー・ピアストリとの接触後にマクラーレン内でマクラーレン内で「深刻な話し合い」があったことを明かした。

    ノリスは、モントリオールでのレース終盤、チームメイトのピアストリをホームストレートで追い抜こうとした際に背後から接触し、自らのレースを終えることとなった。一方のピアストリは4位を死守し、選手権リードをさらに広げた。落胆したノリスはレース直後から自らの過失を認め、全面的に責任を負う姿勢を示していた。

    「話し合いは本当にいろいろあったよ。たくさん話した」とノリスはF1オーストリアGPでCrash.netを含むメディアに語った。

    「すべてを理解できたし、僕の考えを伝え、チームにも説明できた。あの瞬間から自分のミスだと認めたし、自分の責任だと明確にしたんだ。

    楽しい会話ではなかったけど、必要な会話だった。僕ら全員、ルールNo.1が何かは分かっているし、それは今も変わらない。意外かもしれないけど、あの件を経て、いろんなことが以前よりも強くなったんだ。これは良い結果だと思う。

    不運な出来事ではあったけど、そこから多くを学べたし、チームとしてもより強くなった」

    「マクラーレンはすべて」ノリス、心の痛みも告白
    接触からどのくらいで気持ちを切り替えられたかと問われたノリスは、こう答えた。

    「時間はかかったよ。だって、僕にとってチームはすべてだから。F1のチャンスをくれたのもマクラーレンだし、このチームと一緒に勝ちたいと思っているんだ。

    モントリオールでの出来事がチームメイトとの間で起きたというのが、一番辛かった。僕にとって、あれは絶対に起きてほしくないことだった。

    しかも、それを引き起こしたのが自分だったというのも辛かった。チームに申し訳なかったし、マクラーレンで働く全員にも申し訳ないと思ってる」

    「パパイヤルール」は変わるのか?
    ノリスは、今回の件があっても、今後もピアストリと自由にレースをできると強調した。

    「これまでと何も変わらない」とノリスは語り、こう続けた。

    「今回の件で学んだ一つは、自分の責任をしっかり取ることだった。それはあの瞬間にやったし、それがチームとしても良い手本になる。

    オスカーとの間には信頼と誠実さがあるし、それを維持することが大事なんだ。僕らは強くいなきゃいけない。他のチームが過去に直面してきたような崩壊はしたくない。

    僕たちはフェアに、激しく、限界までレースしたいと思っている。そして、今回のようなことを二度と繰り返さないようにしたい」

    ランド・ノリス マクラーレン F1

    ピアストリとのポイント差についても冷静に分析
    ノリスはまた、現在オスカー・ピアストリに22ポイント差をつけられている理由についても認めた。

    「僕の方がミスが多いし、後ろにいることも多かった。それは明らかだと思う」とノリス。

    「二人の差は本当に小さい。今季はオスカーの方がマシンに対して快適に感じている。僕は、これまで以上に成長し、対応しなければならなかった。マシンの扱いが難しかったからね。

    でも、それが僕の仕事でもある。与えられたマシンを走らせるのが僕の役目だ。それは変わらない。

    厳しい状況だったけど、オスカーは素晴らしい仕事をしている。僕らが互いに高め合えているという事実はとてもエキサイティングだ。他の多くのチームでは見られないようなレベルまで押し上げていると思う」

  • マクラーレンF1とソニックが30年ぶり再会 SEGAと公式ゲームパートナー契約

    マクラーレンF1とソニックが30年ぶり再会 SEGAと公式ゲームパートナー契約

    マクラーレン・レーシングは2025年6月26日、セガの人気キャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」との複数年にわたるパートナーシップを発表した。これにより、セガはマクラーレン・レーシングの「オフィシャル・ゲーミング・パートナー(公式ゲームパートナー)」となる。

    このコラボレーションは、スピードの象徴として世界的に知られる両者の“再会”でもある。

    1993年のF1ヨーロッパGPでは、当時マクラーレンに所属していたアイルトン・セナが「ソニック・グランプリ」で表彰台に上がり、特製のソニック・トロフィーを授与されたことがある。今回の提携は、その歴史的瞬間を称えつつ、未来志向のパートナーシップとして再び歩みを進めるものだ。

    コラボの一環として、モータースポーツとゲームの世界を融合させたさまざまな体験型イベントやデジタルコンテンツが展開される予定で、2025年の「Racing Around the World(世界を駆ける)」キャンペーンや、2026年のソニック35周年およびマクラーレンF1の通算1000戦達成という節目の年に向けた取り組みも含まれる。

    さらに、7月2日・3日にロンドン・トラファルガー広場で開催されるファン向けイベント「McLaren Racing Live: London」では、SEGAによる特別アクティベーションも実施される。

    マクラーレン F1 ソニック SEGA

    マクラーレン・レーシングのチーフ・マーケティング・オフィサーであるルイーズ・マキューエンは次のようにコメントした。

    「ソニック・ザ・ヘッジホッグをマクラーレン・レーシングのファミリーに迎えられることを大変うれしく思います。このパートナーシップは、スピードの象徴である2つのアイコンを結び付け、私たちのチームをより幅広く、より若い国際的なファン層へとつなげてくれます。ソニックは素晴らしい歴史と情熱的なファンを持つキャラクターであり、ロンドンで開催されるMcLaren Racing Liveでの共演を心から楽しみにしています」

    また、セガ/アトラスのブランドマーケティング担当副社長マルセラ・チャーチルはこう語った。

    「ソニック・ザ・ヘッジホッグとマクラーレン・レーシングのコラボレーションは、高速アクションとレースへの共通の情熱を示すものです。レースは、ソニックとマクラーレンの両ブランドにとってDNAに刻まれた原点です。今回のパートナーシップでは、ソニックの象徴的な魅力とマクラーレンの革新性を融合させ、世界中のファンに刺激を与えることを目指します。共有する価値観を称えるこの取り組みに、今後の展開を皆さんにお届けするのが待ちきれません」

    このパートナーシップは、かつてセナが手にした“ソニック・トロフィー”の記憶を現代に蘇らせながら、モータースポーツとゲームカルチャーの新たな融合を目指す歴史的プロジェクトと言えるだろう。

  • マクラーレン アレックス・ダンをF1オーストリアGPのFP1に起用

    マクラーレン アレックス・ダンをF1オーストリアGPのFP1に起用

    マクラーレンF1チームは、2025年F1オーストリアGPのフリー走行1回目(FP1)に、ドライバーデベロップメントプログラム所属のアレックス・ダンを起用すると発表した。19歳のダンは、今回ランド・ノリスの代わりにMCL39をドライブする。

    ダンは8歳でカートを始め、2019年にはWSKチャンピオンズカップOKJクラスでヨーロッパタイトルを獲得。2021年にスペインF4選手権でフォーミュラデビューを果たし、ポールポジションと表彰台を獲得した。

    2022年はイギリス、UAE、イタリアの各F4選手権で合計16勝を挙げ、イギリスF4王者に輝いた。翌2023年にはGB3選手権でランキング2位となった。

    2024年5月にマクラーレンのドライバーデベロップメントプログラム入りが発表されたダンは、現在FIA F2にロディン・モータースポーツから参戦中。NEOMマクラーレン・フォーミュラEチームのリザーブ兼開発ドライバーも務めている。

    今回のFP1出走は、マクラーレンの育成体系の一環として実施され、F1、インディカー、そして参戦予定のWEC(世界耐久選手権)に向けたドライバー育成の一助となる。

    今年初めには、インディカードライバーのパト・オワードが2025年メキシコシティGPのFP1に出走することも発表されており、F1のスポーティングレギュレーションで義務付けられている若手ドライバー起用4回のうち、残る2枠の出走者は後日発表される予定。

    マクラーレン F1 オーストリアグランプリ アレックス・ダン

    アレックス・ダンは「オーストリアでのFP1に出走できるなんて、本当に素晴らしい機会だ。MCL39で周回を重ねられるのが楽しみだし、週末に向けたセットアップ面でもチームに貢献できるよう全力を尽くす」とコメント。

    「MCL60を使った旧型車テストやシミュレーターでしっかり準備をしてきたし、それも非常に勉強になった。ザク(・ブラウン)、アンドレア(・ステラ)、アレッサンドロ(・バルディッセリ)に感謝したい。マクラーレン育成プログラムの中での大きなステップだし、サーキットでチームに加われることを本当に楽しみにしている」

    マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレア・ステラは「アレックスにFP1での走行機会を与えられるのは素晴らしいことだ」とコメント。

    「F1マシンでの貴重な走行時間を得られるのは、彼にとっても大きな開発機会となる。彼のサポートとセットアップ面でのフィードバックも週末を通して非常に役立つはずだ。若手セッションは将来の才能を発掘する素晴らしい場でもあり、現行車での走行という稀有なチャンスを提供できる。彼の走行を楽しみにしている」