カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • マクラーレン トランプ大統領のF1マシン試乗報道を否定「運転の予定はない」

    マクラーレン トランプ大統領のF1マシン試乗報道を否定「運転の予定はない」

    マクラーレンは、ドナルド・トランプ大統領が来週F1マシンをテストドライブするという報道について、「事実ではない」と明確に否定した。

    この報道は、フランスの放送局Canal+の記者ジュリアン・フェブローによってカナダで伝えられたもので、トランプ大統領がオースティンのF1アメリカGPサーキットで旧型マクラーレン車を運転するとされていた。

    現在、全米各地で“ノー・キングス”と呼ばれる抗議運動の対象となっているトランプ大統領は、身長191cm、体重101kgとされており、F1マシンのコクピットに収まるのかという話題も一部で浮上していた。

    しかしマクラーレンはこの件についてコメントを求められた際、Crash.netに対し「トランプ氏が我々のマシンを運転することはない」と広報担当者が明言。「完全に事実無根だ」と一蹴した。

    トランプ大統領は2024年のF1マイアミGPにもサプライズで姿を見せており、決勝当日にはハードロック・スタジアムでマクラーレンのガレージを訪問。その際には、チームCEOのザク・ブラウン、FIA会長モハメド・ベン・スライエム、F1およびリバティ・メディアのCEOらとも言葉を交わしていた。

    この訪問を受け、マクラーレンは当時声明を発表しており、そこでは「マクラーレンは政治とは無関係の組織です。ただしアメリカ合衆国大統領という職責は認識しており敬意を払っています。そのため、FIA会長およびF1とリバティ・メディアのCEOらとともに、決勝当日に我々のガレージを訪れたいという要請があった際にはこれを受け入れました」と説明していた。

    さらに声明では「マクラーレン・レーシングがF1の代表として選ばれたことを光栄に思います。我々の世界クラスのエンジニアリングをモータースポーツの舞台で披露する貴重な機会となりました」とも記されていた。

    この日、F1初優勝を果たしたランド・ノリスは、トランプ大統領との接触について次のように語っている。

    「正直言って、彼がガレージにいたのは見ていない。レースの準備で忙しかったから。でもレース後に彼が僕のところに来て、お祝いの言葉をかけてくれたんだ」

    「こういう立場の人が、自分に敬意を払って時間を割いてくれるというのは光栄なことだと思う」

    「彼は『君のラッキーチャームだ』って言ってた。だって僕にとっての初優勝だったからね。今後もレースに来るつもりなのかどうかは分からないけど」

    「今週末はいろんな特別な人たち、クールな人たちが来てた。ドナルドは、その多くの点で敬意を払うべき存在の一人だ」

    「そして、誰であれ僕たちが何を成し遂げているか、そこに込められた努力を認めてくれるのはありがたいことだと思う。それに感謝している。クールな瞬間だったよ。それだけだね」

    なお、79歳のトランプ大統領は月曜と火曜にカナダ・アルバータ州で開催されるG7サミットに出席予定で、それ以降の来週の公的イベントについては現時点で発表されていない。

  • マクラーレンF1代表 ノリスとピアストリの同士討ちに「許されることではない」

    マクラーレンF1代表 ノリスとピアストリの同士討ちに「許されることではない」

    2025年F1カナダGPでランド・ノリスとオスカー・ピアストリがチーム内接触を起こした件について、マクラーレンF1チーム代表のアンドレア・ステラは、「チームメイト同士の接触は決して許されるものではない」と厳しい見解を示した。

    終盤の4位争いの中、ノリスは一度ヘアピンで前に出たものの、再びピアストリに抜き返される展開に。再度オーバーテイクを試みたノリスは、メインストレートでピアストリの背後に接近しすぎ、マシンの後部に追突。ノリスはリタイア、ピアストリはセーフティカー導入下でのピットストップ後に4位を維持してフィニッシュした。

    レース後、ノリスは「自分のミスだった」と非を認め、チームにも謝罪。スチュワードからも「接触の責任はノリスにある」として5秒加算ペナルティを科された。

    F1 TVのインタビューでステラは次のように語った。

    「我々はマクラーレンのマシンが接触する姿を見たくないし、ましてや2台のマクラーレン同士が絡むなんてあってはならない。このような状況は、チームとして容認できるものではない」

    その一方で、事故後すぐに謝罪したノリスの態度には一定の理解を示した。

    「ランドがすぐに非を認め、チームに謝罪したことは評価している。これで一旦リセットできたと考えている。彼にとっても、このレースは大きな学びとなっただろうし、チャンピオンシップ上でも代償を払うことになった」

    「彼の事故直後の姿勢は素晴らしかった。だから、また次のレースへと進んでいく」

    ランド・ノリス F1 マクラーレンノリスはピアストリとの接触でマシンにダメージを負い、モントリオールでのレースをリタイアした

    マクラーレンでは、いわゆる「パパイヤ・ルール(チーム内でのフェアなレース運びの指針)」を重視しているが、今回の一件がその姿勢に影響を及ぼすかと問われると、ステラは次のように回答した。

    「今回の件で方針が変わることはない。あくまで『判断ミス』だった。意図的な行動ではなく、前車との距離感を誤っただけだ」

    「もしランドが異なる反応を見せていたら、もっと深刻な話し合いになっていただろう。しかし彼はすぐに自分の誤りを認識し、今回の件が自分とチーム、そしてオスカーに大きな影響を及ぼす可能性があったと理解していた」

    また、マクラーレンのCEOザク・ブラウンもSNSを通じてコメントを発表。

    「メルセデスとキミ(・アントネッリ)、初表彰台おめでとう。チームのピット作業も素晴らしかったし、ドライバーたちの速さも申し分なかった」

    「そして…起きてしまった。ランド、率直な謝罪に感謝する。オスカーもよく頑張った。我々は学び、共に次へ進む」

    このように、チームとしてはノリスのミスに厳しく向き合いながらも、誠実な対応を評価し、再出発の姿勢を強調している。

  • F1カナダGP:ランド・ノリスに5秒加算ペナルティ ピアストリとの接触

    F1カナダGP:ランド・ノリスに5秒加算ペナルティ ピアストリとの接触

    ランド・ノリスは、F1カナダGPの67周目に発生したオスカー・ピアストリとの接触事故の責任があると判断され、5秒のタイムペナルティを受けた。

    このインシデントは、70周のレースの残り4周という段階で、ホームストレート上で発生した。今季初めて本格的にF1ドライバーズ選手権を巡って争う中での両者の接触だった。

    66周目、ノリスはヘアピンで見事なオーバーテイクを決めた。そこから2台はバックストレートで横並びとなり、ピアストリが最終シケインへの進入でポジションを守った。

    そしてホームストレートで再び攻撃に出たノリスは、ピアストリとウォールの間にできた隙間を狙った。しかしその際、ピアストリのマシンMCL39の左リアタイヤに接触。ノリスはその衝撃でウォールにクラッシュし、レースをリタイアした。ピアストリは無傷でレースを続行した。

    ノリスはリタイア扱いとなったものの、レース結果には「完走扱い」として正式に記録されたため、スチュワードはペナルティの裁定に踏み切った。

    調査の結果、スチュワードは以下の声明を発表した。

    「スチュワードは、4号車(ランド・ノリス)および81号車(オスカー・ピアストリ)のドライバー、チーム代表者、そして映像・車載カメラの証拠を基にヒアリングを行った。

    4号車はメインストレート上で81号車をオーバーテイクしようとしていた。左側に移動しようと試みたが、スペースはなかった。4号車のドライバーは『スペースがあるかもしれない』と考えたが、気づくのが遅く、81号車に接触したと述べた。

    4号車はダメージを負ってリタイアとなったが、レース結果には正式に記録された。一方、81号車にはダメージはなかった。

    スチュワードは、今回の接触の責任は4号車のドライバーに完全にあると判断した。

    この接触が即座に明確なスポーティング上の影響をもたらさなかったため、4号車に対してレース後に5秒のタイム加算ペナルティを科すこととした。」

  • オスカー・ピアストリ F1カナダGPのノリスとの接触は「チームにとって残念」

    オスカー・ピアストリ F1カナダGPのノリスとの接触は「チームにとって残念」

    オスカー・ピアストリは、2025年F1カナダGPでランド・ノリスとのバトルが接触に終わった一件について振り返り、今季ここまで築いてきた安定したチーム内関係にとって初の不運な瞬間だったと語った。マクラーレンにとっても、今季最も苦戦した週末の一つとなった。

    パパイヤカラーのマシンは、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの初日プラクティスから競争力が鈍り始め、冷えたコンディションの中でメルセデス勢が躍進する一方、リズムを見いだせずにいた。

    予選ではピアストリが3番手、ノリスが7番手と明暗が分かれ、前列に並ぶジョージ・ラッセルとマックス・フェルスタッペンを追うにはピアストリがチームの望みを託された。

    しかし決勝では、1周目にキミ・アントネッリに抜かれた後、ピットストップ戦略が交錯する中でノリスが終盤に追い上げてきた。そして数周にわたる接近戦の末、ノリスが狭い隙間に突っ込もうとした際にピアストリのリアに追突し、ノリスはそのままダメージでリタイアすることとなった。

    「正直まだ映像を見ていないので何とも言えない」とピアストリはレース後に語った。

    「イン側を守っていたところで小さな接触を感じた。現時点で言えるのはそれだけだ」

    「チームにとっては残念な結果だったし、レース自体もそれ以外はあまりうまくいかなかった。全体的にあまり簡単な週末ではなかったと思う」

    「後半のペースはそこまで悪くなかったし、周囲のマシンより速かったとは思うけど、十分な差がなかったから、なかなか順位を上げるのは難しかった」

    「ミディアムタイヤでは少し苦戦したけど、他のマシンがグレイニングに悩み始めたあたりではうちの方が良かった。でも、あと30周くらい長いレースだったらよかったね。学ぶべき点はある」

    オスカー・ピアストリ カナダGP F1 マクラーレンノリスとピアストリはこれまでのラウンドでは常にクリーンなバトルを展開していた

    この日、ピアストリとノリスが初めて激しい直接対決を演じたが、それまでのレースでは常にクリーンなバトルを展開していた。マクラーレンは現在コンストラクターズ選手権の有力候補であり、ドライバー同士の衝突は時間の問題とも見られていた。ノリス自身も週末前に「“もし”ではなく“いつ”起きるかだ」と認めていたほどだった。

    それでもピアストリは、セーフティカー導入下でレースを完走し、4位でフィニッシュ。これはメルボルンの開幕戦以来となる今季初の表彰台圏外の成績だ。

    だがノリスがリタイアしたことで、ピアストリはドライバーズランキングでのリードを10ポイントから22ポイントに拡大した。

    このリザルトをどう捉えるかと問われると、ピアストリはこう答えた。

    「うん、もちろん意味はある。もっといい形で終えたかったのは確かだけど、時には与えられた結果を受け入れるしかない。今回はそういう週末だったと思う」

  • ランド・ノリス F1カナダGPのマクラーレン同士討ちを謝罪「自分がバカだった」

    ランド・ノリス F1カナダGPのマクラーレン同士討ちを謝罪「自分がバカだった」

    ランド・ノリスは、F1カナダGP終盤に起きたチームメイトのオスカー・ピアストリとの接触について謝罪し、自身の「判断ミス」による「バカな」動きだったと非を認めた。

    ノリスはレース終盤、4位争いの中でピアストリを追い詰め、両者のギャップは徐々に縮まっていた。ヘアピンでのオーバーテイクにより一時はノリスが前に出たものの、ピアストリがターン13でポジションを奪い返す展開となった。

    しかし、その後ノリスがストレートで再び抜きにかかった際、25歳のイギリス人ドライバーはブレーキングを遅らせすぎ、ピアストリのマシンに追突してしまった。

    この接触でノリスのマシンはダメージを負い、彼はコース脇にマシンを停めてリタイアを余儀なくされた。一方のピアストリは走行を続け、最終的に4位でチェッカーを受けた。このインシデントによってセーフティカーも導入された。

    2025年F1カナダGP:67周目にマクラーレン同士が接触しノリスがリタイア
    レース後に振り返ったノリスは、この一件について全面的に責任を認め、その瞬間にどう考えていたかを語った。

    「オスカーがもう少し右に寄ると思ったんだ。もちろん、彼が簡単に抜かせてくれるなんて期待してなかったけど、単純に僕の判断ミスだった」と6勝を誇るノリスは説明した。

    「完全に僕のミスだ。全責任は僕にある。だからチーム全員とオスカーに謝りたい。あんな動きをしてしまって申し訳ない」

    「チャンピオン争いをしている以上、仕掛けるしかなかったのでは?」と問われるとノリスはこう答えた。

    「うん、でもヘアピンでの仕掛けみたいに、いいフェアな動きっていうのがある一方で、終盤にやったみたいにバカな行動もある。あれは明らかにバカだった」

    ランド・ノリス カナダGP F1 マクラーレンノリスはクラッシュによってノーポイントでカナダを後にした

    Sky Sports F1のインタビューでは、ノリスはピアストリを追う中で「道を譲ってほしい」と頼んだことは一切なかったと明言。ピアストリはその時メルセデスのキミ・アントネッリ(3位)を追っていた。

    またノリスは、次戦オーストリアGP(6月27~29日)に向けてどのように気持ちを切り替えるかについても聞かれ、次のように答えた。

    「今夜はベッドに入って、みんなに謝って、それから切り替えて進むよ」

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  • ランド・ノリス「マクラーレン同士の接触は時間の問題」F1王座争い激化に言及

    ランド・ノリス「マクラーレン同士の接触は時間の問題」F1王座争い激化に言及

    マクラーレンのランド・ノリスは、今季のF1タイトルを巡る争いの中で、自身とチームメイトのオスカー・ピアストリがいずれ接触するのは「もし」ではなく「いつか」の問題だと語った。

    スペインGPでマクラーレンが今季3度目の1-2フィニッシュを達成し、ピアストリがトップでフィニッシュした結果、9戦終了時点でノリスはチームメイトに10ポイント差をつけられている。

    今週末のカナダGPを前に、シーズンが進むにつれてチーム内バトルが避けられなくなるのではないかという問いに、ノリスは次のように答えた。

    「僕らは『すべてを避ける』とは一度も言っていない。実際には、いつか何かが起きるだろうとかなりオープンに話してきたと思う」とノリス。

    「そうなったときに備えておく必要がある。それはオスカーも僕も分かっている。僕らはお互いに勝ちたいと思っているけど、一番大切なのはチームとして団結していることだ。でもすべてはオープンにされているし、明らかだし、お互いに理解している」

    「僕らは2人とも勝ちたいと思っているし、お互いに打ち負かしたいと思っている。でも結局のところ、シーズンを通して最もパフォーマンスを発揮したドライバーだけが勝てるんだ」

    「アンドレア(チーム代表のステラ)が言っていたように、それは『もし』じゃなくて『いつ』なんだ。いつその時が来るか見てみよう。でももちろん、できる限り避けようとはするけど、レースの世界では避けられないことだよ」

    ランド・ノリス F1 マクラーレンマクラーレンの2人の対決、勝つのはどちらか?

    モントリオールでのレースを前に、ピアストリは今季5勝を挙げ、9戦中8回表彰台に上がっている。一方、ノリスは2勝にとどまっている。

    ノリスは、ピアストリが昨年と比べて「ほとんどの面で成長した」と認め、自身が今後の15戦でタイトル争いを続けるにはさらなるパフォーマンス向上が必要だと語る。

    「彼はF1で3年目だ。僕も3年目の時はもっと自信を持って、知識も増えた状態でシーズンに入ったのを覚えている。ドライバーとしてより完成された感覚があるんだ」とノリス。

    「彼はまさにそれを実現していて、素晴らしい走りをしているし、非常に高いレベルで戦っている。今の成績はすべて彼にふさわしいものだ。僕たちの間には、良い意味での楽しいライバル関係があるよ」

    一方、ピアストリは、ノリスとの戦いが今シーズンだけにとどまらず、今後数年にわたって続くものであり、強い関係を維持することが将来にとって重要だと語っている。

    「もちろん競争はあるし、お互いに勝ちたいという気持ちもある。でも僕たちは、チャンピオンを狙えるチャンスが一度きりで終わるような関係にはしたくないと以前から話してきた」とピアストリはカナダで語った。

    「それが何年も続く状態にするためには、両方をしっかり支える強いチームを持つことが一番の方法なんだ。今年のチャンピオン争いがどうなるかに関係なく、それが僕たちのキャリア全体を左右する可能性があることも理解している」

    「もちろん、僕たちはお互いに勝ちたいし、世界チャンピオンにもなりたい。でも同時に、それ以上に大きなビジョンがあることも分かっているんだ」

  • オスカー・ピアストリ F1カナダGP予選「ここまでの流れを考えれば満足」

    オスカー・ピアストリ F1カナダGP予選「ここまでの流れを考えれば満足」

    F1カナダGPの予選を終えて、マクラーレンのオスカー・ピアストリは、メルセデスのジョージ・ラッセルとレッドブルのマックス・フェルスタッペンに遅れをとったものの、前向きな姿勢を見せた。

    マクラーレンはジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの3回のプラクティスセッションで苦戦。チームメイトのランド・ノリスは金曜を「今季最悪」と表現し、ピアストリ自身もFP3でウォールに接触していた。

    予選本番では、ラッセルとフェルスタッペンがQ3の最終アタックでソフトタイヤではなくミディアムタイヤを選択したのに対し、ピアストリはソフトを履いて2列目グリッドを確保した。

    「正直、プラクティスの内容を考えれば、今はけっこう満足している。良い立て直しができたと思う」とピアストリは予選後にコメント。

    「『Q3ではミディアムにする?ソフトにする?』っていう判断が常にあるけど、今回は色々と問題があったし、安定した選択を優先してソフトを選んだ」

    オスカー・ピアストリ カナダGP F1 マクラーレン予選ではマクラーレンの苦戦を乗り越え、ピアストリが3番手を獲得

    ピアストリは続けて、今週末マクラーレンが直面している課題について語った。ノリスがQ3でうまくまとめきれず7番手に終わったことも、その一例だ。

    「いくつか疑問はあった」とピアストリは述べた。「なぜなのか、はっきりとは分かっていない。マシンの問題は明確だったけど、それを解決するのは簡単じゃなかった」

    「予選では状況が少し良くなったとは思う。完璧ではなかったけど、かなり改善された。結果的には、本来いるべき位置に戻れたと感じている」

    「今週末はメルセデスがすごく速くて、マックスも調子が良かった。僕たちはいつもより少し遅く見えたし、そこにミディアムタイヤという要素が加わると、余計に難しい」

    「判断は本当に難しい。だから、たぶん僕たちは通常の、あるいは比較的通常の位置に戻っただけで、今週末はライバルたちがとても強かったということだと思う」

    日曜の決勝では、ピアストリはドライバーズ選手権でノリスに10ポイント差をつけた状態でスタートする。フェルスタッペンとの差はさらに39ポイント開いている。

  • ランド・ノリス F1カナダGP予選「必要なときにまとめられなかった」

    ランド・ノリス F1カナダGP予選「必要なときにまとめられなかった」

    ランド・ノリスは、2025年F1カナダGP予選で「ミスが多すぎた」ことと「少しプッシュしすぎた」ことが、7番手というグリッド順位に終わった原因だと語った。

    マクラーレンのノリスは、モントリオールでの予選前半セッションでは好調なペースを見せ、Q1で最速、Q2でも2番手につけていた。

    しかしQ3では苦戦を強いられ、最初のアタックでは最終シケインでコースオフ。その後のラップでは1分11秒625を記録したが、ポールポジションを獲得したジョージ・ラッセルやチームメイトのオスカー・ピアストリがタイムを更新する中、ノリスはそれに届かず、日曜の決勝を7番グリッドからスタートすることになった。

    マクラーレン勢はQ3終盤でピレリのミディアムタイヤ(C5)を選ばず、ソフト(C6)を使用。一方、ラッセルとマックス・フェルスタッペンはC5を使用してフロントロウを獲得した。

    ノリスはセッション後、「ちょっとプッシュしすぎたし、ミスが多すぎた」と予選を振り返った。

    「何が可能だったかと聞かれたら、トップ3には入れたかもしれないけど、ポールは無理だったと思う」

    「グリップが上がってくるとき、ミディアムタイヤの方が少し良くなることもあるから、そのあたりの影響は分かりにくいけどね。ミディアムの方がわずかに良かった可能性もある。でも結局は賭けだったし、どのチームもそれぞれの判断がある。僕らはそっち(ミディアム)じゃない方がいいと思った。それが僕らの判断だった」

    「でも結局、必要なときにうまくまとめられなかった」

    ランド・ノリス カナダGP F1 マクラーレンノリスはカナダGP決勝を7番グリッドからスタートする

    ノリスはドライバーズチャンピオンシップでチームメイトのピアストリに10ポイント差で追う立場にあるが、グリッド上では間にキミ・アントネッリ、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソが立ちはだかる。ノリスは決勝で順位を大きく上げるのは難しいだろうと見ている。

    「どうなるかは難しいね」とノリス。「前にいるクルマの何台かよりは僕らの方が速いかもしれないけど、全員ではない。トップ5に入れれば上出来じゃないかな」

  • マクラーレン 2027年WECハイパーカークラス参戦車を初公開

    マクラーレン 2027年WECハイパーカークラス参戦車を初公開

    マクラーレンは、世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに復帰するマシンの初披露を行った。

    マクラーレン・ユナイテッドASは、今週のル・マン24時間レースに先立ち、2027年からWECのハイパーカークラスに参戦するLMDhプロトタイプの実寸大モックアップを公開。これは、1995年にF1 GTRでフランスの長距離レースを制してから30年という節目に合わせたものとなる。

    ショーカーのお披露目と同時に、マクラーレンはこのLMDhマシンのトラックデイ(走行会)専用バージョンを販売する計画も発表した。

    マクラーレンはこのプロジェクトを「本物のハイパーカーを所有する機会」として「プロジェクト・エンデュランス」と命名。

    このトラックデイカーは、レース用マシンと並行してダラーラと共同で開発されており、搭載されるのは同じツインターボV6エンジンとなる。

    購入者は、2年間にわたる専用トラックデイイベント・プログラムへの参加権を得ることができる。

    このマシンはマクラーレン・レーシングによって開発されるが、販売およびサポートはマクラーレン・オートモーティブが担う。同社は昨年後半からアブダビ政府の投資会社CYVNの傘下に入っている。

    この車両は、マクラーレンが「極めて限定的な台数」と呼ぶ形で販売される予定で、現時点では10台が販売予定と理解されている。

    マクラーレン・オートモーティブ

    マクラーレン・レーシング代表のザク・ブラウンは次のように語った。

    「このカスタマープログラムは、購入者に本物のレースカーを所有し、トラックでのアクションにより近づく素晴らしいチャンスを提供する」

    マクラーレン・グループ・ホールディングスのCEOであるニック・コリンズも、「プロジェクト・エンデュランスは、ごく限られた人しか体験できないドライビング感覚を提供する」と述べた。

    マクラーレンは、WEC参戦車のトラックデイバージョンを提供する最新のハイパーカー・メーカーとなった。

    フェラーリはすでに、499Pル・マン・ハイパーカーのモディフィカータ・バージョンを展開しており、F1マシンのオーナーと同様にファクトリーが管理する「コルセ・クリエンティ」のイベントに参加している。

    先週にはアストンマーティンが、ヴァルキリーLMHのトラックデイ用バージョンを発表している。

    今回のレースモデル公開およびトラックデイカーの発表は、今年4月にSNS上で行われたマクラーレンのトップカテゴリー耐久レース参戦計画に関する詳細情報の公開に続くものとなる。

    同発表では、ダラーラがシャシーパートナーであること、エンジン構成、そしてWECにおけるワークスチームとしてユナイテッド・オートスポーツが起用されることも明かされていた。

    マクラーレンのLMDhマシンは、来年3月にシェイクダウンを行い、その後第2四半期から本格的な開発プログラムに入る予定だ。

  • ランド・ノリス F1カナダGP初日「今年一番トリッキーな金曜だった」

    ランド・ノリス F1カナダGP初日「今年一番トリッキーな金曜だった」

    ランド・ノリスは、F1カナダGP初日の走行を「今季最も難しい金曜日だった」と振り返り、マクラーレンにとっては課題の多いスタートだったと明かした。

    今週末、マクラーレンはMCL39に新たなアップグレードを投入。しかし、FP1では7番手、FP2では2番手と結果こそ悪くなかったものの、ノリス自身はその裏にある苦労をこう語った。

    「(新パーツの感触は)正直あまり大きな違いはなかった。というのも、このコースはバンプや縁石が多くてグリップも低いから、ここだけで評価するのは難しい。もっと他のサーキットでも試さないとわからない」

    「全体としては、今年最も難しい一日だった。ペースが大きく劣っていたわけじゃないけど、1周をまとめるのがとにかく難しかった。全セッションを通じて、うまくラップが決まったのは1回だけだったと思う。やるべきことはたくさんある」

    ランド・ノリス カナダGP F1 マクラーレンノリスはF1カナダGP初日を2番手で終えた

    「最もトリッキーな金曜日」でも楽観視は崩さず
    難しい一日だったとはいえ、ノリスは予選日に向けて前向きな姿勢も示した。

    「クルマをもう少し良い状態に持っていく必要がある。とはいえ、全チームが同じように難しい状況だからね」

    「確かに最もトリッキーな金曜日だった。結果というよりは、一貫性を持って走らせるのが本当に難しかったんだ。でも、大きく離されてるわけじゃない」

    「まだ上位を狙える位置にいるよ。ただ、すべてが僅差だ。メルセデスは去年もここでかなり速かったし、今年も非常に強い。今日の走りを見ても、その実力を証明していた」

    「文句を言ってるけど、結局1位じゃないから言ってるだけで、僕らもそこまで悪くない。ただ、少しでもクルマを扱いやすくしたい。それだけだ」